JP4796156B2 - 床上貨物運搬装置 - Google Patents

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Description

本発明は、床面に設けられたレールに沿って、貨物を人の手によって運搬させるための床上貨物運搬装置に関し、特に、バン型トラックなどの荷台の上で用いられる床上貨物運搬装置に関する。
バン型トラックでは、パレット上に載荷された貨物を、荷台に対して人力で効率的に搬入したり搬出したりできる補助装置が望まれている。そのような、トラックの荷台等の床面上で荷物を運搬するために用いられる床上貨物運搬装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この床上貨物運搬装置は、バン型トラックの荷台などの床面に埋設された溝型レール内に配設される。この従来の床上貨物運搬装置は、レール内で走行が可能であり、貨物が載荷されるべきその載荷台は荷台表面に対して昇降可能な構造を有している。
この従来の床上貨物運搬装置は、貨物を載荷台に載荷した状態でレール内を走行することによって荷台上の貨物を運搬するものであり、このレールに沿っての走行は人の手によって行われる。このような従来の床上貨物運搬装置を用いた貨物の搬入を図16を参考にして説明する。貨物17は、バン型トラックの荷台18へと搬入される。バン型トラックの荷台18には、トラックに貨物を効率的に積載するために4列の溝型レール3が埋設されている。この4列のレール3のうち、右側の2列または左側の2列のいずれかのレール3に対して床上貨物運搬装置50をそれぞれ配設する。一つのパレット51に搭載された貨物17は、この2台の床上貨物運搬装置50によって運搬される。
まず、パレット51上に載荷された貨物17をフォークリフト等を用いて図示のようにトラックの荷台18上に載せる。次に、床上貨物運搬装置50の操作レバー52を下げることにより、図示されていない載荷台を荷台18の表面である床面より上昇させる。そして、載荷台にパレット51を載せた状態で貨物17を作業者が荷台18の奥へと押す。床上貨物運搬装置50は、レール3内で走行可能であるため、貨物17はレール3に沿って荷台18の奥へと移動する。この作業を反対側の2列のレール3との間で繰り返し行いながら、貨物17を荷台18上に積載していく。
また、床上貨物運搬装置においては、これが荷台に載置されている貨物の下に潜りこんで届かなくなる、といった不都合が生じないようにするために、貨物に対して後方移動は許容し、前方移動は阻止する走行規制手段(一方向ストッパ)を装備したものがある。このような構成は、例えば、特許文献2において開示されたものが知られている。
特開平8−67246号公報 特開2002−308002号公報
特許文献2で開示された床上貨物運搬装置における走行規制手段は、巻バネによって垂直上昇付勢されるピン部材を載荷台から突出させ、ピン部材の上面を後下がり傾斜面とすることによって構成してあり、貨物の前から後への相対移動は阻止し、貨物の後から前への相対移動ではピン部材が下方に押し込まれて通過を許容する。しかしながら、後下がり傾斜面の角度を緩くして、ピン部材の円滑な押し下げ移動や、上方突出量を多くしての確実なストッパ作用を得るには、ピン部材の前後寸法を肥大化させることになるので、実際の寸法によるピン部材では、押し下げ移動の挙動が渋く、かつ、走行規制作用が不確実となる傾向にあり、この点でも改善の余地が残されていた。
そこで、本発明の目的は、上方突出量が十分取れて、確実なストッパ作用を発揮できるようにしながら、貨物との当接によるストッパの円滑な下がり移動状態が得られるように、走行規制手段を改善する点にある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
請求項1に記載の床上貨物運搬装置は、床面に設けられた溝型レール内に前後走行可能に嵌め込まれるように、レールに沿う形状に形成され載荷台を有する本体フレームと、レールに沿って前後走行するための複数の走行ローラを直列方向に並べて回転可能に支持し、本体フレームに対して前後方向に移動可能なローラプレートと、本体フレームの一端とローラプレートの一端とを連結し、ローラプレートに対して、本体フレームを前後方向に移動させるリンク機構と、リンク機構を操作すると、リンク機構による本体フレームの前後移動に応じて、本体フレームの載荷台をローラプレートに対して上昇又は下降させるカム機構とを備え、載荷台が上昇し床面より突出したままの状態でレールに沿って本体フレームが走行することにより、載荷台に載置された貨物を運搬するとともに、載荷台が下降したときは床面より下に位置する床上貨物運搬装置において、貨物の載荷台との相対前後方向移動のうちの一方への相対移動は許容し、他方への相対移動は阻止する一方向ストッパを設けるとともに、一方向ストッパは、その先端側が載荷台よりも上昇した作用位置と、先端側が載荷台よりも下降した退避位置とに揺動自在に本体フレームに枢支された揺動部材と、この揺動部材を上方突出させるべく載荷台に形成した開口部と、揺動部材の先端側が開口部から上方突出する状態に揺動部材を付勢する弾性部材とから構成され、前記揺動部材は、前記載荷台の内側に存在する水平面部と、前記開口部を通って上方突出される止め部とを有して、側面視で略L字状を呈するものに形成されていることを特徴とする。
上記構成によると、貨物と載荷台との相対前後移動の一方を阻止する部材を、先端側が載荷台より上方突出する状態で本体フレームに揺動移動自在に枢支された揺動部材で構成したので、揺動部材の揺動支点と貨物との接触箇所との水平方向距離を適宜に設定して、貨物が揺動部材の先端部に一方向から当接した場合に、無理無く円滑に揺動部材を下げ揺動する機能を容易に得ることができる。また、それによって上方突出量も十分取ることが可能になる。その結果、ピン部材を上下スライド移動させる構造に代えて、揺動部材を揺動自在に枢支させる基本構造に設定する工夫により、相対的に貨物を受け止める箇所である揺動部材の先端部を載荷台より十分に上方突出させて、確実に走行規制できるようにしながら、走行を許容する方向では貨物との衝突によって揺動部材が円滑に下降揺動して、引っ掛かり無くスムーズな相対移動が行える。
また、水平面部と上方突出する止め部とを有した側面視で略L字形状を呈する揺動部材としたので、上下寸法をコンパクトにまとめながらも、止め部と揺動支点との水平方向距離を任意に設定可能であり、走行規制手段のコンパクト化、並びにその作動特性の変更設定が容易で円滑に走行規制作用が得られる合理的なものとできる。
床上貨物運搬装置の構造を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 図1の床上貨物運搬装置の作動を説明する図である。 図1の床上貨物運搬装置の作動を説明する図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図3のB−B線矢視断面図である。 床上貨物運搬装置の引張り操作時の後端部を示し、(a)は引張り操作開始時の側面図、(b)は操作レバーが保持孔から抜出た状態を示す側面図である。 床上貨物運搬装置の後端部を示す拡大平面図である。 走行規制手段を示す床上貨物運搬装置の一部断面図である。 走行規制手段による走行規制作用を示す要部の側面図である。 走行規制手段を構成するストッパASSYの構造を示し、(a)は平面図、(b)は一部切欠きの側面図、(c)は底面図である。 端部ストッパの構造を示す側面図である。 端部ストッパを示す正面図である。 (a)は作用位置にある端部ストッパの側面図、(b)は退避位置にある端部ストッパの側面図である。 操作レバーを示す側面図である。 (a)は第1別構造の操作レバーを示す側面図、(b)は第2別構造の操作レバーを示す側面図である。 床上貨物運搬装置の使用状態を示す荷台後部の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る床上貨物運搬装置1の構造を示す図であり、図1(a)は上面図、図1(b)は側面図、図1(c)は底面図である。図2は、載荷台2bがローラプレート11に対して下降した状態にあるときの床上貨物運搬装置1の側面図であり、図3は、載荷台2bがローラプレート11に対して上昇した状態にあるときの床上貨物運搬装置1の側面図である。そして、図4は、図2のA−A線矢視断面図であり、図5は、図3のB−B線矢視断面図である。
図1における床上貨物運搬装置1の長手方向で右側を前側、左側を後側として説明する。図1において、本発明の床上貨物運搬装置1は、本体フレーム2と、本体フレーム2内に収納され、複数の走行ローラ16を直列方向に並べて回転可能に支持し、本体フレーム2内を前後方向移動可能なローラプレート(請求項1の基枠の一例)11と、ローラプレート11に対して本体フレーム(請求項1の昇降枠の一例)2を前後移動させるリンク機構(請求項1の昇降機構8の一例)と、リンク機構8によるローラプレート11の前後方向の移動に応じて、本体フレーム2の載荷台(荷載面の一例)2bをローラプレート11に対して上昇又は下降させるカム機構30とを備えている。尚、本体フレーム2と昇降機構8とローラプレート11とを総称して「運搬台」と呼ぶものであると定義する。
本体フレーム2は、トラックの荷台の表面である床面19に設けられた溝型レール3(図4参照)内に前後方向走行可能に嵌め込まれるように、レール3の内周面に沿う形状に形成されている。その長さは運搬すべき貨物の大きさや、ローラプレート11に支持される走行ローラ16の数等によって適宜選ばれる。そして、本体フレーム2は、レール3に沿って細長く延びる左右一対の側板53と、この一対の側板53の上面に沿って長く延びて側板53同士を接続する天板2bと、一対の側板53及び天板2bの長手方向の両端に端板58とを有している。ここで、天板2bが、貨物が載荷される載荷台2bを構成する。また、天板2bには、後側でリンク機構8の上側にあたる部分に、後述する操作レバー21による操作を可能にする開口部57が設けられている。更に天板2bには、本体フレーム2がローラプレート11に対して下降したときに、後述する走行ローラ16の上面を収納するための切欠部2aが設けられている。
また、一対の側板53からなる本体フレーム2の両側面については、本体フレーム2が後述するローラプレート11に対して上昇した状態にあるときに、本体フレーム2の両側面とレール3の内側面との隙間が大きくなるように、本体フレーム2の両側面に上部より下部の幅が小さくなるような段差を形成する段部53aが設けられている。この様子は、図4及び図5においてよく理解される。これにより、本体フレーム2が上昇した状態(運搬作用位置)にあるときに、本体フレーム2の側面下部とレール3の内側面との距離が確保され、走行時の本体フレーム2とレール3とを接触し難くすることができる。また、この段差53aが設けられていることにより、本体フレーム2の下降時(自走位置)に、レール3に対して本体フレーム2を幅方向中央に位置させるセンタリングが容易になる。なお、本体フレーム2は、全体重量軽量化のために、アルミニウムで形成されていることが望ましいが、アルミニウム以外の材料、例えば、鋼材などで形成されるものであってもよい。
本体フレーム2は、図4及び図5に示されるような溝型レール3に嵌め込まれるが、図5に示されるように、本体フレーム2の載荷台2bがローラプレート11に対して上昇したときに、載荷台2bがトラックの荷台表面である床面19から突出するようにレール3に配設される。したがって、図4に示されるように、本体フレーム2の載荷台2bが、ローラプレート11に対して下降したときには、載荷台2bの高さは、床面19より下にあるように配設される。
このとき、本体フレーム2の載荷台2bに走行ローラ16の上面を収納するための切欠部2aが設けられていると、載荷台2bを形成している天板の厚みを気にせず、レール3の深さ制限内で最大の直径を有する走行ローラを使用することができる。図4に示す床上貨物運搬装置1では、本体フレーム2の載荷台2bを構成する部材の厚み以内の分だけ径の大きい走行ローラ16を用いることができる。そして、本体フレーム2が、ローラプレート11の上端に載った状態になっている。また、前記のように走行ローラ16の直径を大きくすると、汎用のボールベアリングを使用できるという利点がある。汎用のボールベアリングを使用すると、ニードルベアリングに比べて単価が安いため、コスト削減の効果が得られる。そして、汎用のボールベアリングは耐久性もニードルベアリングより良いので、床上貨物運搬装置1の耐久性も向上するという効果も得られる。
ローラプレート11は、図1に示すように、レール3を前後走行するための複数の走行ローラ16を直列方向に並べて回転可能に支持する一対の側板を有しており、本体フレーム2内に収納されている。この一対の側板は、コーキングシャフト13により所定間隔に保たれ、走行ローラ16は、前記一対の側板間に、ローラシャフト14によって回転可能に支持されている。そして、このローラプレート11は、通常、長手方向に複数のユニットで形成されており、図1においては、後側に一つのユニットと、前側に他のユニットの一部のみが記載されている。後側のユニットには、2個の走行ローラ16が支持されている様子が記載されている。これらの各ユニットは、それぞれの側板を連結プレート12により連結することによって接続されている。そして、このローラプレート11の一端において、本体フレーム2の一端と後述するリンク機構8によって連結され、本体フレーム2が、ローラプレート11に対して前後方向に移動可能になっている。
また、ローラプレート11と本体フレーム2との間においては、ローラプレート11の本体フレーム2に対する相対移動を可能にしつつ、ローラプレート11が本体フレーム2から落ちることを防止するための落下防止手段61が設けられている。床上貨物運搬装置においては、前述のように、複数のレール間で頻繁に移し変えられる。そのため、移し変えられるときにローラプレート11が、本体フレーム2から落ちるのを防止するために設けられている。
図1において、落下防止手段61は、ブラケット61aとピン61bとを有し、ローラプレート11におけるユニットの連結部に設けられている。ブラケット61aは、本体フレーム2の天板2bの下面であってローラプレート11の連結部に相当する位置に固設されている。ピン61bは、ブラケット61aと天板2bとで形成する空間61c内に挿入され、前記左右一対の連結プレート12間に架け渡されている。ピン61bは、貨物運搬作業を行うための本体フレーム2とローラプレート11間の長手方向及び上下方向の相対移動によって空間61c内でその位置を変える。したがって、本体フレーム2とローラプレート11間の相対移動に影響を与えないような空間61cを形成するように、ブラケット61aの形状は設計されている。なお、落下防止手段については、必ずしも上記のような構成を有するものでなくてもよく、本体フレームとローラプレート側にそれぞれ取り付けられた要素が係止し合う構造を有するものであればいかなるものであってもよい。
次にリンク機構8について説明する。図1において、リンク機構8は、ローラプレート11の後側に設けられたシャフト7によって回転自在に軸支され、略く字状の摺動溝9aを有する操作部材9と、本体フレーム2に設けられ摺動溝9aに沿って移動可能に係合するピン部材10とから構成される。操作部材9は、シャフト7に軸支され操作レバー21を保持するレバー保持部9bと、摺動溝9aを構成してピン部材10を移動可能に係合する摺動枠9cとが一体に形成されて構成されている。そして、レバー保持部9bには、保持孔9dが設けられ、この保持孔9dに操作レバー21が嵌挿される。保持孔9dは、下部の小径孔部80aと上部の大径孔部80bとから成る段付き孔に形成されている。
左右のローラプレート11で両持ち支持されるシャフト7は、その左右中央に操作部材9を枢支するとともに、操作部材9の左右夫々に、レール3に接地して転動移動自在な幅狭の転動ローラ70を回転自在に支承してある。つまり、後述のように、操作部材9をシャフト7を中心として回動移動させるときには、その反力は、主に一対の転動ローラ70によって負担され、左右のローラプレート11には反力による曲げモーメントが殆ど作用しない構造となっている。これにより、操作レバー21による載荷台2bのリフトアップ時には、転動ローラ70の接地により、節度感のある良好な操作感覚を得ることができる。
保持孔9dに嵌挿した操作レバー21が嵌挿された状態が、図2及び図3に示されている。この嵌挿された操作レバー21を前側から後側に向かって手で引張るように下げる操作を行うことにより、操作部材9がシャフト7を中心として回動し、ピン部材10が摺動溝9aに沿って移動することで、本体フレーム2が、ローラプレート11に対して前後方向に移動可能になる。またこのとき、後述するカム機構30によって、リンク機構8の回動とともに、本体フレーム2の前後移動に応じて本体フレーム2の載荷台2bがローラプレート11に対して上昇又は下降される。
前記の摺動溝9aについては、図1に示すように、操作部材9の回動中心に対して外側に凸な略弓状部分9eを有するように形成されており、弓状部分9eに沿ってピン部材10が移動するよう係合している。すなわち、摺動溝9aは、操作部材9の回動とともに本体フレーム2側に設けられたピン部材10を引き込みながら上昇させる軌跡に形成されている。そして、摺動溝9aの弓状部分9eの後側には、ピン部材10が突き当たるポケット状に形成されるエンドポジション部分9fが連続して設けられている。
以上の摺動溝9aの構成により、ピン部材10が操作部材9の回動中心より遠方側に位置し、載荷台2bを上昇させるために必要なモーメントが大きくなる回動初期状態において、後述するカム機構30により定まるピン部材10の上昇軌道に略直角な摺動面を形成することができる。すなわち、最もモーメントが小さくて済む方向に略沿うように力を作用させることができる。したがって、操作部材9を回動させるための操作力を小さくすることができ、作業者の負担を軽減することができる。なお、ピン部材10が、弓状部分9eを摺動して通過した後、弓状部分9eに連続して設けられポケット状に形成されるエンドポジション部分9fに到達している状態は、図3においてよく示されている。
また、上述したリンク機構8によると、小型で簡易な構成でリンク機構が実現できるため、載荷台2bがローラプレート11に対して下降した状態にあるとき、操作部材9が本体フレーム2に内包されて載荷台2bより下側に位置し、本体フレーム2の長手方向全長に亙って本体フレーム2の上面が平面であることを実現できる。つまり、この構成によると、レールの深さが浅い場合に用いられる床上貨物運搬装置においても、本体フレーム2の長手方向全長に亙ってその上面が平面であることが簡易に実現できる。そして、リンク機構の構造が複雑大型化することが無いため、軽量でコスト的にも優れた床上貨物運搬装置を提供可能となる。
次にカム機構30について説明する。図1〜3において、カム機構30は、リンク機構8による本体フレーム2のローラプレート11に対する前後方向の移動に応じて、本体フレーム2の載荷台2bをローラプレート11に対して上昇または下降させる機構である。カム機構30は、ローラプレート11と本体フレーム2の間において少なくとも1つは設けられている。カム機構30の数は、ローラプレート11の長さに応じて適宜選択される。図中においては、ローラプレート11の後側のユニットにおける2つの走行ローラ16間に1つのカム機構30が設けられている様子を示している。このカム機構30は、本体フレーム2の天板2bの下面にネジ31によって固設された傾斜カム6と、ローラプレート11の左右一対の側板に軸15aによって回転自在に軸支されたカムローラ15とを有する。
傾斜カム6は、後側から前側にかけて楔状部分の厚みが広がって高さが増加するよう形成されている傾斜面6cと、所定の高さまで増加した傾斜面6cに連続して設けられた窪み6aとを有している。窪み6a部分の傾斜カム6の高さは、カムローラ15がこの窪み6aに嵌ったときに載荷台2bの所望の上昇を確保する高さである。そして、傾斜面6cの最も高い高さは、窪み6aを形成可能にするために、載荷台2bの所望の上昇を確保する高さよりも少し高めである。
カムローラ15の設置位置は、図2に示すように本体フレーム2が下降した状態にあるときに傾斜面6cの最も低い場所に当接するような位置であり、そして、リンク機構8によって本体フレーム2が前後移動するにつれて傾斜カム6に乗り上げるような位置に設けられている。また、傾斜面6cの最も低い位置から窪み6aまでの距離は、本体フレームに設けられたピン部材10が操作部材9の回動によって、摺動溝9aに沿って図2に示す回動初期の位置から図3に示すエンドポジション部分9fに到達するように調整されている。
上記のカム機構30は、リンク機構8によって本体フレーム2がローラプレート11に対して前から後へ移動するにつれ、カムローラ15は傾斜カム6の傾斜面に乗り上げて本体フレーム2を上昇させる。本体フレーム2の載荷台2bが、所望の高さまで上昇したときに、カムローラ15は窪み6aに嵌り、載荷台2bの所望の高さを維持する。なお、カム機構30は、傾斜カム6とカムローラ15の組み合わせ以外に、本体フレーム2の前後方向の移動からローラプレート11に対する上下方向の移動を誘起するものであればいかなるものであってよい。例えば、本体フレーム2の天板2bとローラプレート11の双方に固定された傾斜カム板同士を摺動可能且つ乗り上げ可能に組み合わせるものであってもよい。
以上説明したように、本実施形態例に係る床上貨物運搬装置1は、バン型トラックの荷台表面である床面19に設けられた溝型レール3内に配設される(図4及び図5参照)。そして、載荷台2bがローラプレート11に対して上昇したときに、載荷台2bが床面19から突出するように、傾斜カム6の高さは調整されている。(図5参照)。従って、載荷台2bがローラプレート11に対して下降したときには、載荷台2bが床面19から下がった状態となる(図4参照)。
次に、上記構成において、本実施形態例に係る床上貨物運搬装置1の動作を図面に基づいて説明する。従来の技術の記載において図16を用いて説明したのと同様に、バン型トラックの荷台18の入口付近に床上貨物運搬装置1が設置される。なお、床上貨物運搬装置以外は同じなので、図16を説明に兼用するものとする。荷台18の表面である床面19に設けられた隣接する2本の溝型レール3内に、本実施形態例に係る2台の床上貨物運搬装置1がそれぞれ配設される。このとき、本体フレーム2の載荷台2bは床面19より下にある。
そして、作業者は、フォークリフト等でパレット51上に載荷された貨物17をパレット51ごと床面19の上に載せる。この状態が、図4に示される。本体フレーム2の載荷台2bは床面19より下にあって、貨物17及びパレット51は床面19の上に載荷された状態である。このとき、本実施形態例に係る床上貨物運搬装置1は、本体フレーム2の上面が平面に構成されているため、リンク機構の上に貨物が載せられてしまうことによって、床上貨物運搬装置の変形や破損といった問題をそもそも生じさせることが無い。したがって、床上貨物運搬装置を走行させるためのレールの深さが浅い場合に用いられても、耐久性に優れ、メンテナンス費用も節減でき、効率のよい貨物運搬作業を可能にする床上貨物運搬装置を提供することができる。
次に、操作部材9の保持孔9dに嵌挿した操作レバー21を、図2の状態から図3の状態になるように前側から後側へと引っ張るように下げる。そうすると、操作部材9に対してシャフト7を中心として操作部材9を後側に引き起こす方向にモーメントが加わり、操作部材9が回動する。この操作部材9の回動動作とともに、摺動溝9aに沿ってピン部材10が前から後側へと引き寄せられる。このとき、カム機構30において、本体フレーム2に固設された傾斜カム6の傾斜面6cによって、ローラプレート11に軸支されたカムローラ15を回転させながら、本体フレーム2が上昇し、傾斜カム6の窪み6aに嵌まることで停止する。そのため、図5に示すように、本体フレーム2がローラプレート11に対し上昇し、本体フレーム2の載荷台2bに貨物17及びパレット51が載荷された状態になる。
そして、図3において、貨物17の端を押すと、床上貨物運搬装置1に載った貨物17の全体が、走行ローラ16の転動によりレール3内を簡単にトラック荷台の前端に向かって運搬できる。こうして、荷台前端の奥まで貨物17の運搬を完了すると、今度は、貨物を荷台に下ろすために、図3の状態から図2の状態となるように、操作レバー21を後側から前側へと押すように上げる。こうすると、操作部材9に対してシャフト7を中心として操作部材9を押し倒す方向にモーメントが加わり、操作部材9が回動する。この操作部材9の回動動作とともに、摺動溝9aに設けられているポケット状の部分に沿ってピン部材10が後から前側へと押されることになる。
そして、ピン部材10が後から前へと押されることで、傾斜カム6の窪み6aからカムローラ15が外れ、さらに、ポケット状のエンドポジション部分9fからピン部材10が脱する。エンドポジション部分9fを脱したピン部材10は、逃げ部9gへと退避可能になるため、滑らかに本体フレーム2が前側へ移動でき、そのまま、傾斜面6cでカムローラ15を回転させながら本体フレーム2が下降する。こうして、図2の状態に戻り、床面19上に貨物17がパレット51とともに載荷される。貨物17の運搬作業が終了すると、再び、床上貨物運搬装置1をレール3上を走行させて、荷台18の後側まで後退させる。以上の動作を繰り返し行うことで、複数の貨物をトラックの荷台に搬入する。ちなみに、貨物の搬出については、以上の逆の動作を行うだけであるため、説明は割愛する。
以上が、本実施形態例に係る床上貨物運搬装置1の基本機能の説明であるが、更に貨物運搬作業の効率化、或いは操作性の向上を図る発明として、床上貨物運搬装置1に付加されて実施されるものについて説明する。
操作レバー21は、図14に示すように、棒状本体81と、この一端に套嵌されたグリップ82と、棒状本体81の他端に形成された挿入部83と、挿入部83のややグリップ側寄りの位置における棒状本体81に固着された略J字状のフック84とで構成されている。操作部材9の保持孔9dに嵌挿自在な挿入部83は、棒状本体81の他端の径を細くした小径軸部83aと、これに続く棒状本体先端の大径軸部83bとから成る段付き軸形状に形成されており、小径軸部83aが小径孔部80aに嵌合し、かつ、大径軸部83bが大径孔部80bに嵌合するように構成してある。
次に、操作レバー21を用いた貨物17の引張り移動(牽引)について説明する。操作レバー21を抜き、フック84を本体フレーム2の開口部57を形成する縁部分2fに引っ掛けて引っ張る。つまり、床上貨物運搬装置1の昇降操作用の操作レバー21で、床上貨物運搬装置1の引張り(牽引)レバーを兼用させるものであり、1本の操作レバー21のみ装備すれば良く、また持換える手間が不要となる。万一、図6(a)に示すように、挿入部83が保持孔9dに嵌挿されて斜め姿勢の操作レバー21を、そのグリップ82を把持して引張った時でも、図6(b)に示すように、引張り方向上手側に位置するフック84が、本体フレーム2の開口部57を形成する縁部分2fに引掛り、操作レバーの抜けによるトラブルを防止できる。
操作レバー21の別構造例としては、図15に示すものでも良い。先ず、図15(a)に示す第1別構造の操作レバー21は、図14に示す操作レバー21において、フック84を、操作レバー21の軸心に対する反対側となる位置にも取付けて、フック84を棒状本体81の前後に計2個装備したものである。2個フックがあるため、これらフック84が本体フレーム2の開口部57を形成する縁部分2fに引っ掛けやすくなる。
また、操作レバー21としては、図15(b)に示す構造のものも可能である。これは、図14に示す操作レバー21において、グリップ82を取り外し、かつ、先端側に代えて、グリップの外された基端側にフック84を固着した構造の操作レバー21である。この構造のものでは、引張り時には操作レバー21の反転付替え操作が必要であり、フック84を意識して縁部分2fに引っ掛けるので、フック84の引っ掛かりミスが少ない。なお、これら操作レバー21は、図6に示すように、その先端部分及びフック84等に蛍光塗料等を塗布しておくことが好ましい。蛍光塗料を塗布することによって、夜間においても操作レバー21の先端部が明確に視認することができ、保持孔9dへの挿通を容易に行うことが可能となる。
次に、一方向ストッパの一例である走行規制手段71について説明する。これは、床面上に載置された貨物の下のレール内に床上貨物運搬装置1が配置されているときに、一方の走行方向のみの走行を許容する手段である。この走行規制手段71は、載荷台2bがローラプレート11に対して下降した状態においても、床面19より上側に突出するように上下方向移動可能に支持されており、この状態で本体フレーム2が走行したときに、一方の走行方向においては貨物と当接して下側に押し下げられ、他方の走行方向においては貨物と当接しても突出状態が保持されて走行を中断させるものである。
走行規制手段71は、図7〜図10に示すように、操作部材9の先端部を挟み込む状態でピン部材10を支持する左右一対のアーム部72aと、これらアーム部72aの先端側どうしを連結一体化する上面部72bとから成る基体72と、左右のアーム部72aの内側において枢支されたストッパ73と、このストッパ73を基体72に対して上昇付勢させる巻きバネ74とから成るストッパASSYから構成されている。
上面部72bには前後左右2列ずつで計4箇所のナット部75が形成されており、4個のボルト76を用いて天板2bの裏側に固定支持させることでストッパASSYを本体フレーム2に固定支持してあり、それによってピン部材10を本体フレーム2に支持させる構造としてある。尚、ボルト76は、その頂面が天板2bの上面よりも引っ込んだ(張出ない)位置となるように、テーパ座面を有したフランジボルトを用いている。
ストッパ73は、左右一対の脚部73aと、これらを連結一体化する水平面部73bとこれの端から垂直に立上がる止め部73cとを有した板金材で構成されており、一対の脚部73aを相対回動自在に貫通する横向きの支軸77を、左右のアーム部72aに支持させることで、ストッパ73を回動自在に、かつ、巻きバネ74によって上昇付勢される状態で枢支してある。水平面部73bと止め部73cとで側面視で略L字状のストッパ本体が形成されている。自由状態では、図8に示すように、水平面部73bが上面部72bに当接する状態に付勢維持されている。
次に、この走行規制手段71の作用について説明すると、貨物17が操作部材9側から止め部73c目掛けて移動してくる場合では、図8に示すように、支軸77よりも貨物17の移動方向下手側に止め部73cが存在する関係上、止め部73cが貨物17に押されると、ストッパ73を下方に回動させる分力が発生して、自動的に止め部73cが下方揺動して貨物17の通過を許容する。換言すれば、床面18に載置された固定状態の貨物17の下方を、床上貨物運搬装置1が前から後に向けて通過することができる。
反対に、止め部73cから操作部材9側を目掛ける方向に貨物17が移動してくる場合には、図9に示すように、貨物17が止め部73cに当接すると、ストッパ73を上方に回動させる分力が発生するので、ストッパ73は下がらず、よって、貨物は止め部73cで止められ、それ以上操作部材9側には移動できないように、強制停止される。換言すれば、床面18に載置された固定状態の貨物17の下方を、床上貨物運搬装置1が後から前に向けて通過できないように阻止することができる。
従って、貨物を荷台に積む場合等において、運んで置いた貨物17よりも荷台後方に位置している床上貨物運搬装置1が貨物を通り越して前方に移動することを阻止できる。例えば、床上貨物運搬装置1を、過って荷台の最内奥に置かれた貨物の下に潜り込ませてしまう、といった不都合が生じないようになる。そして、天板2b上に、パレットに載置された貨物17を載置すべく、貨物17を操作部材9側から天板2b上を滑らせて奥に移動させるような場合には、その貨物と止め部73cとの当接により、自動的にストッパ73が下降揺動して、止め部73cが貨物の移動軌跡から下がるので、貨物17等の載置物を自由に荷台の奥の方に移動させることができる。
以上説明した走行規制手段71は、いわばワンウェイストッパーであり、(1)ストッパが小さいので潜ってしまう、(2)パレットの下を潜らすときに引っ掛かることがある、という従来の問題点を改良したものである。つまり、レットとの当り面(止め部73c)を従来よりも幅及び高さを共に大きくし、しっかりとパレットと当たるようにしてあるとともに、回動支点(ピン部材10の軸心)を低い位置に設けることで、ストッパ73の下降搖動が生じ易くなり、パレットの下を潜らせる場合にも、引っ掛かり無くスムーズに動くようになる。
次に、バラ積み用の端部ストッパ90について説明する。端部ストッパ90は、図11〜図13に示すように、ボルト91と筒状のカラー92との対により、端板58の外側に、これとの間に所定の隙間を空けた状態で支持ブロック93を固定支持するとともに、端板58と支持ブロック93との間に、所定範囲内で上下移動自在にストッパ部材94を装備してある。
ストッパ部材94は、左右幅の広い折り返し形状のストップ部94aと、左右一対のカラー92どうしの間に位置する本体部94bと、この本体部94bよりも左右幅のやや広い下端の抜け止め部94cとを備えたステンレス鋼板製であり、側面視で上下逆の略J字状を呈する形状に屈曲形成されている。つまり、ストッパ部材94は、その本体部94bが左右一対のカラー92でガイドされた状態で、端板58と支持ブロック93との間の隙間部分において、所定範囲内で上下移動自在に装備されている。
そして、ストッパ部材94を、その上端部が天板2bの上面よりも上方突出しない退避位置と、ストップ部94aが上方に突出した作用位置との双方において係止維持させるデテント機構95を左右のボルト91間の中央に設けてある。デテント機構95は、ボール96と、これを突出付勢させるバネ97とを、端板58に形成された前後貫通孔に挿入配置するとともに、ボール96が嵌り込み可能な凹み98を、ストッパ部材94の上下2箇所に形成して構成されている。
つまり、手指による人為操作により、図13(a)に示すように、ストッパ部材94を上方に引き上げて作用姿勢に切換えると、突出付勢されているボール96が下側の凹み98に嵌り込み、ストップ部94aが天板2bよりも上方に突出した状態となる作用位置にストッパ部材94を係止維持させる。そして、バネ97の付勢力に逆らってストッパ部材94を下方に押し込むと、図13(b)に示すように、ボール96が上側の凹み98に嵌り込み、ストップ部94aが天板2bよりも上方に突出しない状態となる退避位置にストッパ部材94を係止維持させるのである。
この端部ストッパ90は次のようなときに使用する。即ち、バラ積みの荷物をパレット51に積んで荷台や庫内に搬送する場合には、床上貨物運搬装置1を前後反転させた状態で用いるので、手積みしている荷物の下にストッパ73が潜り込んでしまい、走行規制手段71が用を為さない。そこで、その場合には、端部ストッパ90を用いるのであり、予め若しくは適宜にストッパ部材94を引っ張り上げて作用位置に付勢維持させることにより、本体フレーム2の端部においては、端部ストッパ90によって確実に荷物(又はパレット)の移動を阻止できるのである。
〔別実施形態〕
図14に示されような、操作レバー21による、昇降操作と引張り操作の兼用化構成は、図1〜図3に示される床上貨物運搬装置に限られるものではなく、要は、基枠に対して昇降される昇降枠の開口部を貫通させて、昇降操作用の操作レバーを差し込み装着するような構造を持つ床上貨物運搬装置であれば、適用可能である。
1 床上貨物運搬装置
2 昇降枠、本体フレーム
2b 荷載面、載荷台
3 レール
8 昇降機構、リンク機構
9 操作部材
9d 保持孔
10 ピン部材
11 基枠、ローラプレート
15 カムローラ
16 走行ローラ
19 床面
21 操作レバー
30 カム機構
71 走行規制手段
72 基体
72a アーム部
72b 上面部
73 ストッパ
73a 脚部
73b 水平面部
73c 止め部
74 巻きバネ
80a 小径孔部
80b 大径孔部
81 棒状本体
82 グリップ
83 挿入部
84 フック

Claims (1)

  1. 床面に設けられた溝型レール内に前後走行可能に嵌め込まれるように、前記レールに沿う形状に形成され載荷台を有する本体フレームと、
    前記レールに沿って前後走行するための複数の走行ローラを直列方向に並べて回転可能に支持し、前記本体フレームに対して前後方向に移動可能なローラプレートと、
    前記本体フレームの一端と前記ローラプレートの一端とを連結し、前記ローラプレートに対して、前記本体フレームを前後方向に移動させるリンク機構と、
    前記リンク機構を操作すると、前記リンク機構による本体フレームの前後移動に応じて、前記本体フレームの載荷台を前記ローラプレートに対して上昇又は下降させるカム機構とを備え、
    前記載荷台が上昇し前記床面より突出したままの状態で前記レールに沿って前記本体フレームが走行することにより、前記載荷台に載置された貨物を運搬するとともに、前記載荷台が下降したときは前記床面より下に位置する床上貨物運搬装置であって、
    貨物の前記載荷台との相対前後方向移動のうちの一方への相対移動は許容し、他方への相対移動は阻止する一方向ストッパを設けるとともに、前記一方向ストッパは、その先端側が前記載荷台よりも上昇した作用位置と、前記先端側が前記載荷台よりも下降した退避位置とに揺動自在に前記本体フレームに枢支された揺動部材と、この揺動部材を上方突出させるべく前記載荷台に形成した開口部と、前記揺動部材の先端側が前記開口部から上方突出する状態に前記揺動部材を付勢する弾性部材とから構成され
    前記揺動部材は、前記載荷台の内側に存在する水平面部と、前記開口部を通って上方突出される止め部とを有して、側面視で略L字状を呈するものに形成されている床上貨物運搬装置。

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