JP2700109B2 - トラック輸送および鉄道輸送兼用のコンテナ - Google Patents

トラック輸送および鉄道輸送兼用のコンテナ

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JP2700109B2
JP2700109B2 JP4273433A JP27343392A JP2700109B2 JP 2700109 B2 JP2700109 B2 JP 2700109B2 JP 4273433 A JP4273433 A JP 4273433A JP 27343392 A JP27343392 A JP 27343392A JP 2700109 B2 JP2700109 B2 JP 2700109B2
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満 秋葉
孝爾 小門
秀治 後藤
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株式会社パブコ
株式会社パブコ北海道
日本梱包運輸倉庫株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック輸送および鉄
道輸送兼用の、汎用性があるコンテナに関し、特に4台
の車両をも上下2台ずつにして搭載可能なコンテナに関
する。
【0002】
【従来技術】トラックの機動性のある貨物輸送力の特徴
と、鉄道の大量の貨物輸送力の特徴とを利用するため
に、トラックが牽引する台車と、鉄道輸送に利用される
台車の両方に積むことができるコンテナが従来より使用
されてきた(図13および図14を参照)。
【0003】このようなコンテナにより、大量の貨物を
効率良く、遠方へ機動性をもって輸送できるようになっ
た。
【0004】近年、車両、特に乗用車を大量に、かつ遠
方に搬送する必要性が増大してきたが、乗用車に関して
は、乗用車そのものの特殊性から、トラックの台車、鉄
道用の台車に特殊な搭載機構を備え、トラックの台車に
積み込まれた乗用車を鉄道用台車に積み替え、あるいは
その逆を行うことにより、搬送がなされている。このよ
うな積み込みには多くの時間と人手を要していた。その
ため、少なくとも、4台の乗用車を上下に2台ずつを積
み込むことができるコンテナがあれば、そのコンテナご
とトラックの台車あるいは鉄道用台に積み込み、積み降
ろしができ、人力、時間を最小限とすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラッ
クの輸送においては車高についての法上の規制がある。
そのため、トラックの台車に搭載できるコンテナの高さ
は2980mm以下にする必要がある。
【0006】また、鉄道輸送においては台車の長さにつ
いての規制がある。そのため、このようなコンテナの長
さを9410mm以下とする必要がある。
【0007】したがって、標準サイズの乗用車4台を上
下に2台ずつ重ねるように、収納できるコンテナを製造
すると、コンテナの高さが、法上の規制を越えてしま
う。
【0008】もちろん、上の2台と下の2台をずらすよ
うに積み重ねることで、コンテナの高さをその規制以下
に減少させることができるが、これら乗用車を覆うよう
にコンテナを製造するとその全長が長くなり、鉄道用の
台車に対する規制を越えることになる。
【0009】さらに、コンテナ内に特殊な車両搭載機構
を設けると、他の貨物の積み込み、積み降ろしに支障が
生じ、コンテナの汎用性が失われる。
【0010】そこで、本発明の目的は、トラック輸送お
よび鉄道輸送兼用のコンテナを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、様々な貨物を収納で
きる汎用性のあるコンテナを提供することである。
【0012】また、本発明の他の目的は、車両を搭載可
能な上記コンテナを提供することである。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、少なくとも
4台の乗用車を搭載可能な上記コンテナを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンテナは、床部、該床部から垂直に延設
された支柱、該支柱に固着された一対の縦方向の梁およ
び一対の横方向の梁、ならびに該梁に支持される屋根部
材から成り、一対の縦方向の梁のそれぞれに接する屋根
部の一対の部材がそれぞれから垂直下方に伸長するガイ
ド部材を有し、一対の縦方向の梁が、ガイド部材を摺動
可能に収納するガイド収納部材をそれぞれ有して成り、
ガイド部材を同期して昇降させる油圧系により、前記屋
根部が上下に昇降可能となる。
【0015】好適には、ガイド部材が一対の縦方向の梁
に形成された貫通口を貫通し、その貫通口に整合して固
着されたガイド収納部材に摺動可能に収納される。
【0016】また、コンテナの後端に両開きドアを枢着
し、コンテナを一時的に長くするときは、扉を開いて、
コンテナの側面方向にそって固定する。
【0017】本発明の他のコンテナは、床部、屋根部、
該屋根部を支持するため床部に延設された支柱とから構
成され、そのコンテナ内に昇降可能な昇降床が配置さ
れ、その昇降床の各側面には昇降のためのガイド部材が
設けられ、ガイド部材を上下に摺動可能に収納するガイ
ド収納部材が、昇降床の側面近傍に設けられ、前記ガイ
ド部材を昇降させるための油圧系により昇降床が昇降可
能となる。
【0018】好適には、ガイド部材は、昇降床の各側面
の一端および他端に回動自在に取り付けられ、さらに昇
降床を傾斜させて昇降させるために、前記各側面の一端
に取り付けられたガイド部は、側面の長手方向にそって
摺動可能に取り付けられる。また、昇降床は、縦に配置
された二つの床から成ることが望ましい。
【0019】本発明の4台の車両を搭載可能なコンテナ
は、2台の車両を縦に並べて搭載可能な床部、該床部か
ら垂直に延設された支柱、該支柱に固着された一対の縦
方向の梁および一対の横方向の梁、該梁に支持される屋
根部、コンテナの後端に枢着された両開きドア、ならび
に該ドアを開いたとき、コンテナの側面方向にそって固
定する手段を有して成る。
【0020】ここで、一対の縦方向の梁のそれぞれに接
する屋根部材の一対の部材が垂直下方に伸長する第1の
ガイド部材を有し、一対の縦方向の梁に第1のガイド部
材を摺動可能に収納する第1のガイド収納部材が設けら
れ、ガイド部材を同期して昇降させる油圧系により、屋
根部材が上下に昇降可能となる。
【0021】また、コンテナはその中に、それぞれに車
両を搭載した状態で昇降可能な、縦に配置された二つの
昇降床をさらに有し、該昇降床の各側面には昇降のため
の第2のガイド部材が設けられ、該第2のガイド部材を
上下に摺動可能に収納する第2のガイド収納部材が昇降
床の側面近傍に設けられ、第2のガイド部材を昇降させ
るための油圧系により各昇降床が昇降可能となる。
【0022】好適には、床部の前方に配置された車両の
後方車輪と係合し、両端に第3のガイド部材を有する昇
降部材、第3のガイド部材のそれぞれを上下に摺動可能
に収納する第3のガイド収納部材、および第3のガイド
部材を昇降させる油圧系が設けられ、さらに第2のガイ
ド部材が昇降床の各側面の一端および他端に回動自在に
取り付けられ、両昇降床がその側面の他端が互いに向か
い合うように配置され、かつ前記各昇降床を、傾斜させ
ながら昇降させるために、昇降床の側面の一端に取り付
けられた各第2のガイド部材が、側面の長手方向に摺動
可能に取り付けられる。
【0023】各昇降床は、一対の横枠と、該横枠に連結
される一対の縦枠と、前記各横枠と平行で、前記縦枠に
係合する、車両の前輪を支持する支持部材および車両の
後輪を支持する車輪支持部材とから成り、車輪支持部材
の少なくとも一つが縦枠に対して摺動可能とされる。
【0024】
【実施例】本発明のコンテナの正面図を図1に、コンテ
ナの後方を示す側面図を図2に示す。このコンテナ1
は、以下で説明するように、屋根部分が上下に昇降可能
なもので、図1および図2は、鉄道輸送において許容さ
れるコンテナの最大高さである、3220mmとなるま
で上昇させた状態のものである。
【0025】図1に示すコンテナ1の側壁には、二つの
ドア部2および3が枢着されている。各ドア部のドアは
係止具4により閉じられている。このようなドア部はコ
ンテナ1の反対側にも設けられている。これらドア部
は、コンテナ側面からも種々の貸物の搬入、搬出を容易
にするためのものであるが、コンテナ1内に車両搭載す
るときは、作業のための開口部として機能する。
【0026】コンテナ1の中央の下面近傍には2つのフ
ォークリフト用ポケット5が設けられている。これは、
トラック用台車から鉄道用台車へ、あるいは鉄道用台車
からトラック用台車へコンテナ1を移し替える際に、ま
たは台車からコンテナ1を降ろす際に、フォークリフト
のフォーク部分を挿入するためのものである。
【0027】図2はコンテナ1の後部を示す。図に示す
ように、ドア6および7が枢着され、係止具4により閉
じられている。ドアは、さらに二つのドア部分6a、6
b、ドア部分7a、7bからそれぞれ成り、各部分は蝶
着され、蝶着部で折れ曲がることができるようになって
いる。
【0028】本発明のコンテナ、基本的に、2台の通常
サイズの乗用車が縦に並べて配置できる程度の大きさの
床8;その後端部および前端部に設けられた支柱9、1
0、および11(図示せず)、12;支柱9、10およ
び支柱11、12の上端間に渡設された一対の横方向の
梁(以下横梁という)13;支柱9、11および支柱1
0、12の上端間に渡設された一対の縦方向の梁(以下
縦梁という)14;ならびに屋根15から成る(図2〜
4を参照)。
【0029】このコンテナ1は、屋根昇降構造、昇降床
構造、後方ドア機構を備え、それぞれを以下で順次説明
する。
【0030】屋根昇降構造 屋根15は、基本的に前記一対の縦梁14とそれぞれ当
接する縦枠部材16、その枠部材間に渡され、固着され
た複数のアーチ状の横枠部材17とから成り、その横枠
部材には屋根材が張られている(図5を参照)。さら
に、縦枠部材16から垂直で、かつ縦梁14の外側で補
助縦枠部材18まで補助枠部材19が伸び、さらにその
外側に補助屋根15aが張られている(図5を参照)。
補助屋根は、屋根13の前後にも横枠部材のアーチに沿
うよう形成されている(図2)。
【0031】以下のトラック輸送モード、鉄道輸送モー
ドで説明するように、トラック輸送モードでは、コンテ
ナ1の高さは2980mmで、鉄道輸送モードでは、コ
ンテナ1の高さは3220mm以下に規制されているの
で、この補助屋根の高さは、240mmが適切である。
しかし、これらのモードに関係無く、屋根を昇降させた
い場合は、目的に従って便宜補助屋根の高さを定めれば
よい。
【0032】図3は、図2の3−3線にそった断面図
で、屋根の昇降構造および昇降床の構造の詳細を示す。
この断面の反対側も同じ構造をもつ。この図に示すよう
に、各縦枠部材16には4本のガイド部材20が垂直下
方に伸びている。この縦枠部材のガイド部材20は4本
に眼定されるものではないが、円滑な屋根の昇降を行う
ためには、4本が好適である。
【0033】縦枠部材16と当接する縦梁14には、各
ガイド部材20が貫通できる開口21が形成されてい
る。さらに、ガイド部材20を上下に摺動可能に収納す
る、断面が角張ったC字形の収納部材22が縦梁14と
床8との間に設けられている(図3〜図5)。したがっ
て、片側に4つのガイド部材、合計8つのガイド部材
を、ガイド収納部材22内で上下に昇降させることで、
屋根が上下に昇降する。
【0034】図4は、屋根が最大に上昇した状態の、コ
ンテナ1の前方の部分断面図を示す。図4に示すよう
に、前方に位置する2つのガイド部材20a、20bの
端部に、ワイヤ長さの調節手段を介してワイヤ20
a',20b'が取り付けてあり、そのワイヤ20a'、
20b'はガイド部材の内側を通り、滑車23a、23
b、そして滑車23を介して、油圧シリンダ24のロッ
ド25に取り付けてある。コンテナ後方に位置するガイ
ド部材の後端にも同様にワイヤが取り付けられ滑車を介
して油圧シリンダに取り付けてある(図3を参照)。
【0035】屋根を上昇させるとき、油圧シリンダ24
は、ロッド25を引き寄せる(図4を参照)。これにと
もなって、ワイヤは引っ張られ、ガイド部材20a、2
0bがガイド収納部材22a、22b内を摺動しながら
上昇する(図5)。その上昇が、補助屋根15aの高さ
の分であると(図1および図3を参照)、縦枠16とコ
ンテナ1の側壁上部(縦梁14)との間が、補助屋根1
5aにより覆われるため、屋根を上昇させても雨、風が
コンテナ1内に入ることはない。コンテナの前後におい
ても補助屋根により間隙がないように覆われる。
【0036】図5は、1つのガイド部材が上昇した状態
の屋根昇降機構の部分斜視図を示す。屋根を任意の位置
で固定するためには、ガイド収納部材22aに設けられ
た穴22'にピン22"を貫通させる。このピンはガイド
部材20aの下端を支持し、そのためガイド部材20a
は固定される。穴を任意に設ければ、ガイド部材を任意
の位置で固定できる。他のガイド部材も同様にしてピン
により所定の位置に固定される。
【0037】屋根を降下させるときは、油圧シリンダ2
4がロッド25を引き出させ(図4に破線で示すロッド
の位置)、これにともないガイド部材20a、20bが
ガイド収納部材22a、22b内で案内されながら下降
し、屋根が降下する。
【0038】ここで、合計8つのガイド部材が同時に昇
降しないと、屋根の円滑な昇降が達成できない。そのた
め、油圧シリンダを同期して、起動させる必要がある。
【0039】この実施例では、2つのガイド部材を組と
してワイヤ、滑車を介して屋根の昇降を行っているが、
直接油圧シリンダをガイド部材に連結してもよい。ただ
し、油圧シリンダの数が増加するため、製造コストが増
大し、油圧シリンダの同期して起動させるというシステ
ムが複雑になる。
【0040】説明してきた例は、好適実施例として8つ
のガイド部材を用いて屋根の昇降を行うものであるが、
これは、コンテナの全長がその幅に比べて比較的長いた
めである。もし、コンテナの全長がさほど長くないとき
は、4つのガイド部材を設け、屋根の昇降を行ってもよ
い。ガイド収納部材、油圧シリンダ、滑車などはコンテ
ナ側壁内に収められているので、かかる構造物によりコ
ンテナ内が狭くなることはない。
【0041】昇降床構造 昇降床は、その上に貨物を積載し上下に昇降させる床
で、これにたとえば車両1台を搭載しコンテナの上部に
持ち上げ、もう1台をその昇降床の真下に配置できる。
図3、図6および図7を参照して、この昇降床およびそ
の昇降機構を説明する。
【0042】図3は、2つの昇降床30、31を縦に並
べ、コンテナのほぼ中央の高さまでそれら床を上昇させ
た状態を示す。図6に示すように、昇降床31は、基本
的に一対の横枠32a、32bと、それらの両端に連結
された一対の縦枠33a、33bと、縦枠と摺動可能に
取り付けられた車輪支持板34a、34bとから成る。
車輪支持板34aおよび34bには、車両を昇降床に
配置したとき、不用意に移動しないように、前後車輪が
位置するところに凹所35a、35a'、および36
b、36b'がそれぞれ設けられている。車輪支持板3
4a、34bが縦枠に対して摺動可能としているのは、
車両が昇降床31上に前向き配置されるか、後ろ向きに
配置されるかにより昇降床上での車輪の位置が変わり、
その位置に従って車輪を支持できるようにするためであ
る(図11、図12を参照)。
【0043】車輪支持板の摺動は、車輪支持板の両端に
突起部を設け、それを縦枠の内側に設けられた溝に挿入
することにより達成される(図6の破線部を参照)。こ
の実施例の昇降床は、車両、特に乗用車のためのもので
あり、他の貨物を搭載するときは、全体を板状にする。
また、二輪車の場合は、凹所を多数設けてもよい。
【0044】図7に斜視図として示されているように、
昇降床31の両縦枠の先端外側面には、“コ”の字の形
をした補助枠40a、40a'が取り付けられている。
その補助枠40a、40a'の側面には貫通口を有する
ボルト43a、43a'が回動自在に貫通し、その先端
にはガイドブロック41a、41a'が取り付けられて
いる。一方、ボルトの他端にナット44a、44a'が
締め付けられている。ガイドブロック41a、41a’
は、縦梁14と床8との間に取り付けられ、断面が角張
ったC字に形をしたガイド収納部材45a、45a'内
に上下に摺動可能に収納されている。ボルト43a、4
3a'は、補助枠40a、40a'に対して回動自在であ
るので、縦枠33a、33bはガイド収納部材41a、
41a'に対して回動可能となっている。
【0045】ここで符号に“ ’”が付く部材は、図6
に示すように、昇降床の反対側面に対し、縦方向に関し
て対称的に設けられた部材を示すものである。したがっ
て、これら構成は“ ’”の付いていない符号が示す要
素と同一の構成をもので、以下昇降床の片側の構成のみ
を説明する。
【0046】ワイヤ46aがガイドブロック41aおよ
びボルト43aの貫通口内を通って、ワイヤの長さを調
節する調節具47a(図7において破線で示す)へと伸
びている。
【0047】ワイヤ46aの他端は、図3の左方に示す
ように、ガイド収納部材45aの上方で、縦梁14のほ
ぼ真下に取り付けられた滑車50a、および下に向いた
油圧シリンダ51aのロッド52aの先端に設けられた
滑車53aを通って、ガイド収納部材20の側壁に固着
されている。油圧シリンダ51aのロッド52aが伸縮
すると、ワイヤ64aが引っ張られ、あるいは緩めら
れ、これにともないガイドブロック41aが上下動し、
したがって縦枠33a(縦枠33b)が上下する。この
とき、ガイド収納部材45aの各側面に設けられた穴4
8aに、ガイドブロック41aの底面を支持するように
ピン49aを挿入すると(図7において破線で示す)、
その位置でガイドブロック、すなわち昇降床が固定され
る。
【0048】図8は、図7と同様に、昇降床とガイド収
納部材の係合構造の斜視図を示すが、この構造は昇降床
の縦枠33a、33bの後端に設けられた構造である。
図8に示すように、昇降床31の両縦枠の後端外側面に
は、“コ”の字の形をした補助枠40bが取り付けられ
ている。その補助枠40bの側面には貫通横溝40cが
形成され、その中で摺動可能で、かつ回動可能にボルト
43bが貫通し、その先端はガイドブロック41bに貫
通するように取り付けられている。一方、ボルトの末端
はナット44bが締め付けられている。したがって、縦
枠はガイド収納部材に関して、回動自在であり且つ摺動
自在となっている。
【0049】このガイドブロック41bは、縦梁14と
床8との間に取り付けられ、断面が角張ったC字に形を
したガイド収納部材45b内に上下に摺動可能に収納さ
れている。
【0050】ワイヤ46bがガイドブロック41bを通
ってボルト43bの先端に取り付けてある。この例で
は、図7に示すように、ワイヤの長さを調節する調節手
段はないが、図7の場合のように、調節手段を設けても
よい。もちろん、その逆に、図7において、この調節手
段を設けずに、図8に示すように直接ボルトに取り付け
てもよい。
【0051】ワイヤ46bの他端は、ガイド収納部材4
5bの上方で、縦梁14のほぼ真下に取り付けられた滑
車50b、および下に向いた油圧シリンダ51bのロッ
ド52bの先端に設けられた滑車53bを通って、ガイ
ド収納部材22の側壁に固着されている(図3)。油圧
シリンダ51bのロッド52bが伸縮すると、ワイヤ4
6bが引っ張られ、あるいは緩められ、これにともない
ガイドブロック41bが上下動し、したがて縦枠33a
(縦枠33b)、すなわち昇降床31が上下する。この
とき、ボルト43bは、補助枠40bの溝に対して摺動
可能で、かつ回動自在であるので、縦枠33aはガイド
収納部材45bに対して回動しながら、摺動可能となっ
ている。
【0052】この実施例において、各油圧系が2つの滑
車を利用しているのは、昇降床が床面8と、ほぼ縦梁1
4の高さとの間を昇降できるようにするためである。
【0053】昇降床31の昇降は、次のように行う。ま
ず、昇降床31を平行に上下動させるときは、油圧シリ
ンダ51a、51bを同時に起動させる。もちろん、昇
降床31の反対側面側にある油圧シリンダも同時に起動
させる。油圧シリンダのロッド52a、52bは伸縮
し、ワイヤを引っ張り、あるいは緩め、ガイドブロック
41a、41bをガイド収納部材45a、45b内でそ
れぞれ摺動させ、昇降床を上下動させる。ただし、この
ように昇降床を水平に昇降させるときは、昇降床とガイ
ド分ブロックとを回動自在または/および摺動自在にす
る必要はなく、単に両者を固着すればよい。
【0054】昇降床31を床に対して傾斜させながら上
昇させるときは、油圧シリンダ51bを(もちろん昇降
床31の反対側面側にある油圧シリンダ51b′と一緒
に)まず起動させる。縦枠33aの後端では、ワイヤに
引っ張りによりガイドブロック41bがガイド収納部材
45b内で上昇すると、ボルト43bが、補助枠40b
内の溝40c内を摺動する。同時に、ボルト43bはそ
の溝40c内で回動自在であるので、縦枠33aの後端
もガイドブロック41bに関して回動する。このとき、
縦枠33aの先端はボルト43aを中心に回動する。し
たがって、昇降床31の後方部が上昇し、昇降床31が
床に対し傾斜する。次に、油圧シリンダ51aをも起動
させると、昇降床31の先端も上昇する。かくして、昇
降床31は傾斜しながら上昇する。
【0055】この実施例では、縦枠の後端においてガイ
ドブロックと摺動可能としたが、その反対に、先端にお
いて摺動可能に、あるいは両端とも摺動可能としてもよ
い。
【0056】昇降床30は昇降床31と同様に構成され
ている。ここで、車輪支持板は、昇降床31の場合のよ
うに縦枠に対して摺動可能にしてもよいが、この実施例
では固定する。なぜならば、昇降床30に搭載する車両
を常に後ろ向きに搭載することが好適であり、そのため
車輪支持板を車輪の位置に応じて移動させる必要がない
からである。
【0057】昇降床30にも図7および図8に示す、縦
枠とガイド収納部材との係合構造が設けられるが、図3
に示す実施例では、図7に示す構造が昇降床30の先端
ではなく後端に設けられ、図8に示す構造は昇降床30
の後端ではなく先端に設けられている。
【0058】しかし、昇降床30はこの実施例に限定さ
れず、昇降床31と同様に構成してもよい。
【0059】昇降床30の昇降は昇降床31と同様に行
われる。
【0060】図12に示す鉄道輸送モードでは、車両を
詰めて配置させる関係から、コンテナ1の前方下段に配
置される車両の後部を持ち上げる必要がある。その構造
は図9に示す。
【0061】図3、図9および図12に示すように、コ
ンテナ1の床に前方奥に、配置される後方車輪を下から
支持する、2本のバー60、61の両端に三角枠62
(反対側の三角枠は図師せず)が一体に取り付けられ、
更に三角枠62の裏面に、断面が角張ったC字の形をし
たガイド収納部材64内に上下に摺動可能に収納された
ガイドブロック63が取り付けられている。そのガイド
収納部材64の上方で、縦梁14の下面に油圧シリンダ
65が取り付けられ、そのシリンダ65のロッド66の
先端とガイドブロック63とがワイヤ67(またはチェ
ーン)により連結されている。
【0062】油圧シリンダ65のロッド66の伸縮によ
り、ガイドブロック63がガイド収納部材64内を上下
動する。これに伴い三角枠62、すなわち、バー60、
61に配置された車両の後部が上下動する。ガイド収納
部材63の両側壁には穴67が形成され、ガイドブロッ
ク63が所定の位置にきたとき、ガイドブロック63の
底面を支持するように、ピン68が挿入されると、ガイ
ドブロック63が固定され、したがって、車両も所定の
傾斜をなして固定される。
【0063】後方ドア機構 図2に示すように、コンテナ1の後端は2つのドア部を
一組としたドア6、7が支柱9、10に枢着されてい
る。これらドア6、7は、トラック輸送モードにおい
て、コンテナの両側壁の延長部を形成するために、ドア
6(ドア7も同様)を、ドア部6aとドア部6bとが重
なるように外側に折り畳み、ドア部の内側下方に取り付
けたフック70、71(ドア7においてはフック72、
73)を床の後端に設けられた穴およびコンテナの側面
後端下方に設けられたフック掛けにそれぞれ引っ掛ける
(図6)。コンテナの側面に設けたフック掛けは、走行
中にフック71、73が外れないように、ストッパを設
ける必要がある。
【0064】更に、ドアをコンテナの側面に沿ってより
確実に固定するために、ドア部6a、7aの内側面に、
図10に示すバー80の両端の設けられた円盤部80
a、80b(“80b”はバーの反対側の円盤部を示
す)を着脱自在に収納するポケット81、82を取り付
ける(図11を参照)。バー80の円盤部80a、80
bがポケット81、82内に収納させると、ドア部6
a、7aはほぼ平行に固定される。
【0065】上記のように、フックはドア部をコンテナ
の側面に沿って固定するためのものであるから、これに
限定されず、例えば所定の長さのチェーン、ベルトであ
ってもよい。また、フックによる固定の代わりに、トラ
ック輸送の際利用される台車とドア部とを固定する手
段、例えば、ドア部に上下に摺動する係止用のロッドを
設け、台車にそのロッドが挿入される穴を設けてもよ
い。
【0066】また、フック71、73の代わりの手段と
して、上記ドア部同士を内側に折り畳めるように蝶着
し、そのドア部を内側に折り畳んだ状態にし、ドア部に
設けられている係止具をその係止具と係合するように台
車に設けられた係合部に係合させ、係止させてもよい。
この場合、図10のポケットはドア部6b、7bの外側
に設置する。
【0067】更に、他の例としては、2つのドア部をL
字の形にして、上記のように、係止具により台車に係止
させてもよく、あるいはフックによりドア部分同士を直
角に固定してもよい。
【0068】このように、ドアをコンテナの側面に沿っ
た延長部として固定することで、コンテナ内の貨物がコ
ンテナの後部からはみ出ても、ドアがこれを保護する。
【0069】トラック輸送モード トラック輸送により、4台の標準的乗用車を本発明のコ
ンテナに積み込むために、従来技術において説明したよ
うに、コンテナの高さを2980mm以下としなければ
ならないことから、乗用車を次のように搬入する(図1
1)。
【0070】まず、屋根の昇降をなす4つの油圧シリン
ダ(図4ではシリンダ24)を同時に起動させ、ロッド
を引き付け、ワイヤを引っ張る。これにより、ガイド部
材20は、ガイド収納部材22内を上昇し、屋根が上昇
する。そして、図4に示すように、最大高さまで屋根1
5を持ち上げる。このとき、昇降床30、31は図3の
一点鎖線に示すように床上に配置させておく。
【0071】次に、一台目の車を昇降床30の上の所定
の位置に配置させ、油圧シリンダを起動させ昇降床30
をほぼ水平に、車の天井が屋根15に接するまで上昇さ
せる。一台目の車の車輪は、車輪支持板に設けられた凹
所に位置するために移動することはない。次に、その上
昇した昇降床30の真下に、二台目の車を配置する。二
台目の前輪は床に設けられた凹所に、後輪はバー61、
62の間に位置するため、移動することはない。そし
て、屋根15を元の位置まで下降させたとき、一台目の
車の天井が屋根15と接触しない位置まで昇降床30を
下降させ、ピンを差し込み昇降床30を固定する。この
とき、昇降床30にはその中央部に大きな開口(図6を
参照)が形成されているため、昇降床30が二台目の車
の天井に接触することはない。
【0072】次に、昇降床31の上に三台目の車を後ろ
向きで所定の位置に配置させる。その三台目の車の車輪
は車輪支持板の凹所に位置するため移動することはな
い。このとき、三台目の車の一部がコンテナの後部より
突き出る。ここで、後ろ向きに車を配置するのは、図1
1に示す乗用車では車の前部分が後部分より低いため、
横梁13と接触することなく昇降床の十分な上昇を可能
にするためである。そして、昇降床31をほぼ平行に、
車の前部分が横梁13と接触する程度まで、油圧シリン
ダを起動させ上昇させる。これにより、その上昇した昇
降床31の下方には、四台目の車が配置できる空間が形
成される。
【0073】次に、四台目の車を昇降床31の下方に配
置する。このとき四台目の車の後輪は床に設けられた凹
所に位置するため移動することはない。そして、屋根1
5を元の位置まで下降させたとき、三台目の車の天井が
屋根15と接触しない位置まで昇降床31を下降させ、
ピンを差し込み昇降床31を固定する。このとき、昇降
床31にはその中央部に大きな開口(図6を参照)が形
成されているため、昇降床31が四台目の車の天井に接
触することはない。
【0074】次に、屋根15を元の位置まで下降させ
る。このとき、四台目の車の後ろ部分も三台目と同様
に、コンテナ1の後部から突出している。
【0075】最後に、ドアをコンテナの側面にそって延
長部を形成するように固定する。かくして、三台目およ
び四台目の外に突き出た部分が保護される。
【0076】鉄道輸送モード 鉄道輸送により、4台の標準的乗用車を本発明のコンテ
ナに積み込むために、従来技術において説明したよう
に、コンテナの長さを8410mm以下としなければな
らない。したがって、トラック輸送モードのように乗用
車を積み込むと、三台目および四台目の車がコンテナの
後部より突出し、鉄道輸送に利用する台車に、コンテナ
を積み込むことが出来ない。そこで、この場合は次のよ
うに乗用車をコンテナに搬入する(図12)。
【0077】最初に、屋根15を最大高さまで屋根15
を持ち上げる。このとき、昇降床30、31は図3の一
点鎖線に示すように床上に配置させておく。
【0078】次に、トラック輸送モードと同じように一
台目の車を後ろ向きに昇降床30の上の所定の位置に配
置させ、油圧シリンダを起動させ、昇降床30を傾斜さ
せながら、車の天井が屋根15に接するまで上昇させ
る。
【0079】次に、昇降床31の上に二台目の車の先端
が一台目の車の後端の下にくるように、二台目の車を配
置する。このとき、トラック輸送モードの場合と異な
り、車輪の位置がより前方に位置するため、昇降床31
の車輪支持板を車輪の位置までスライドさせておく。そ
して、昇降床31を傾斜させながら、二台目の車の先端
が一台目の車の後部分と接触する程度まで、上昇させ
る。このように、二つの昇降床を傾斜させることで、2
台の車を縦列になったままコンテナ1内に完全に収納で
きる。
【0080】次に、三台目の車を、上昇した昇降床30
の真下で、かつ後輪がバー60、61の間に位置するよ
うに、配置する。そして、油圧シリンダ65を起動さ
せ、以下で説明する四台目の車の先端が三台目の車の後
端下に前進できるように三台目の車の後方を持ち上げ、
ピンによりガイドブロック63を固定する。
【0081】次に、四台目の車を昇降床31の下方で、
その先端が後部が持ち上げられた三台目の車の後方下に
入り込むように、先進させ、配置する。このとき四台目
の車の前輪は床の所定の位置に設けられた凹所に位置す
るため移動することはない。
【0082】次に、昇降床31を傾斜させたまま下降さ
せ、二台目の車の先端を三台目の車の後端に可能な限り
接近させ、ピンにより固定する。次に、昇降床30を傾
斜させたまま下降させ、一台目の車の後方部分を二台目
の先端部分に可能な限り接近させ、ピンにより固定す
る。
【0083】最後に、コンテナ1の高さを鉄道輸送とし
て許容されるコンテナの高さまで降下させ、ピンにより
固定する。
【0084】かくして、4台の乗用車が一つのコンテナ
内に完全に収納され、鉄道用台車により輸送可能とな
る。
【0085】以上のトラック輸送モード、鉄道輸送モー
ドの搭載手順は例示の手順であり、これに限定されるも
のではない。
【0086】
【発明の効果】本発明のコンテナは屋根を上下動するこ
とができるため、鉄道輸送のときはその許容範囲まで屋
根を上昇させ、コンテナの容積を広くすることができ
る。また、屋根、昇降床昇降機構は、コンテナの側壁内
に配置されるため、貨物の搬入、搬出の妨げとはならな
い。
【0087】また、本発明のコンテナ内に設けられた昇
降床は、不要時には床面上に配置され、かつ昇降床を昇
降させる機構はコンテナの側壁内に配置されるため、コ
ンテナ内を広く利用できる。
【0088】さらに、この昇降床は、貨物に即して任意
の位置に、そして傾斜させたまま昇降、固定できるた
め、コンテナを様々な貨物の搭載に利用できる。
【0089】本発明のコンテナを乗用車の搭載に利用す
る場合、トラック輸送モードでは、トラック輸送に際し
て規制されるコンテナの高さ内でも4台の乗用車を搭載
できる。このとき、乗用車の2台の後部分がコンテナか
ら突き出るが、ドアをコンテナの側面にそって固定でき
るため、突き出た部分を保護して、輸送できる。
【0090】鉄道輸送モードでは、鉄道輸送に際し規制
されるコンテナの高さまで、屋根を高くでき、これによ
り4台の乗用車をコンテナ内に完全に収納して、輸送で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、屋根を上昇させた状態のコンテナの
正面図を示す。
【図2】本発明の、屋根を上昇させた状態のコンテナの
後方側面図である。
【図3】図2の3−3線にそった断面図で、屋根の昇降
構造および昇降床の構造の詳細を示す。
【図4】屋根が最大に上昇した状態の、コンテナ1の前
方の部分断面図である。
【図5】1つのガイド部材が上昇した状態の屋根昇降機
構の部分斜視図である。
【図6】本発明のコンテナの後方部分断面図である。
【図7】昇降床の先端とガイド収納部材との係合構造の
斜視図である。
【図8】昇降床の後端とガイド収納部材との係合構造の
斜視図である。
【図9】コンテナの前奥に配置される車両の後方車輪を
昇降する機構の斜視図である。
【図10】ドアを固定するためのバーおよびポケットの
部分斜視図である。
【図11】自動車4台をトラック輸送モードで、コンテ
ナ内に搭載した状態を示す。
【図12】自動車4台を鉄道輸送モードで、コンテナ内
に搭載した状態を示す。
【図13】従来のコンテナをトラックの台車に搭載した
状態を示す。
【図14】従来のコンテナを鉄道用の台車に搭載した状
態を示す。
【符号の説明】
8 床 9 支柱 10 支柱 11 支柱 12 支柱 13 縦梁 14 横梁 15 屋根 16 縦枠部材 20 ガイド部材 21 貫通口 22 ガイド収納部材 24 油圧シリンダ 30 昇降床 31 昇降床 33 縦枠 40 補助枠 41 ガイドブロック 43 ボルト 45 ガイド収納部材 51 油圧シリンダ 60 バー 61 バー 62 三角枠 63 ガイドブロック 64 ガイド収納部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小門 孝爾 北海道札幌市豊平区清田三条3丁目4番 21号 (72)発明者 後藤 秀治 千葉県船橋市海神3丁目14番14号 審査官 鈴木 誠 (56)参考文献 特開 平4−133816(JP,A) 実開 平2−54720(JP,U) 実開 昭62−200595(JP,U) 実公 平2−30333(JP,Y2)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部、該床部から垂直に延設された支
    柱、該支柱に固着された一対の縦方向の梁および一対の
    横方向の梁、ならびに該梁に支持される屋根部から成る
    コンテナであって、 前記屋根部の前記一対の縦方向の梁のそれぞれに接する
    一対の部材がそれぞれから垂直下方に伸長するガイド部
    材を有し、 前記一対の縦方向の梁が、前記ガイド部材を摺動可能に
    収納するガイド収納部材をそれぞれ有し、 前記コンテナの後端に両開きのドアが枢着され、 該ドアを開いて、コンテナの側面方向にそって固定する
    ための固定手段が設けられ、 前記ガイド部材を同期して昇降させるための油圧系によ
    り、前記屋根部が上下に昇降可能となる、 ところのコンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンテナであって、 前記固定手段が、前記ドアに設けられ、前記床部と係合
    するフック、および前記両ドアに着脱自在に係合するロ
    ッドである、ところのコンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンテナであって、 前記ドアのいずれもが蝶着された2つのドア部分から成
    る、ところのコンテナ。
  4. 【請求項4】 床部、屋根部、該屋根部を支持するため
    の前記床部に延設された支柱とから成るコンテナであっ
    て、 前記コンテナ内に収納され、昇降可能な昇降床をさらに
    有し、 該昇降床の各側面には昇降のためのガイド部材が設けら
    れ、 該ガイド部材を上下に摺動可能に収納するガイド収納部
    材が、前記昇降床の側面近傍に設けられ、 前記ガイド部を昇降させるための油圧系により、前記昇
    降床が昇降可能になり、 前記ガイド部材が、前記昇降床の各側面の一端および他
    端に回動自在に取り付けられ、前記昇降床を傾斜させて
    昇降させるために、前記側面の一端に取り付けられたガ
    イド部材が、さらに前記側面の長手方向にそって摺動可
    能に取り付けられる、ところのコンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のコンテナであって、 前記油圧系が、前記ガイド部材に係合されたワイヤと、
    該ワイヤを滑車を介して引っ張り、あるいは緩める油圧
    シリンダとから成る、ところのコンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のコンテナであ
    って、 前記昇降床が、縦に配置された二つの床から成り、各床
    に前記ガイド部材が設けられる、ところのコンテナ。
  7. 【請求項7】 4台の車両を搭載可能で、トラック輸送
    および鉄道輸送兼用のコンテナであって、 2台の車両を縦に並べて搭載可能な床部、該床部から垂
    直に延設された支柱、該支柱に固着された一対の縦方向
    の梁および一対の横方向の梁、該梁に支持される屋根
    部、ならびに前記コンテナの後端に枢着された両開きド
    アおよび該ドアを開いたとき、コンテナの側面方向にそ
    って固定する手段を有して成り、 前記一対の縦方向の梁のそれぞれに接する前記屋根部材
    の一対の部材が、それぞれから垂直下方に伸長する第1
    のガイド部材を有し、 前記一対の縦方向の梁が、前記第1のガイド部材を摺動
    可能に収納する第1のガイド収納部材をそれぞれ有し、 前記ガイド部材を同期して昇降させるための油圧系によ
    り、前記屋根部材が上下に昇降可能となり、 前記コンテナ内に収納され、それぞれに車両を搭載した
    状態で昇降可能な縦に配置された二つの昇降床をさらに
    有し、 該各昇降床の各側面には昇降のための第2ガイド部材が
    設けられ、 該第2のガイド部を上下に摺動可能に収納する第2のガ
    イド収納部材が、前記昇降床の側面近傍に設けられ、 前記第2のガイド部材を昇降させるための油圧系により
    前記昇降床が昇降可能となる、 ことを特徴とするコンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンテナであって、 さらに、前記床部の前方に配置された車両の後方車輪と
    係合し、両端に第3のガイド部材を有する昇降部材、前
    記第3のガイド部材のそれぞれを上下に摺動可能に収納
    する第3のガイド収納部材、および前記第3のガイド部
    材を昇降させる油圧系を含む、 ところのコンテナ
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のコンテナであっ
    て、 前記第2のガイド部材が、前記昇降床の各側面の一端お
    よび他端に回動自在に取り付けられ、 前記両昇降床がその側面の他端が互いに向かい合うよう
    に配置され、 前記各昇降床を、傾斜させながら昇降させるために、前
    記側面の一端に取り付けられた各第2のガイド部材が、
    さらに側面の長手方向に摺動可能に取り付けられる、 ところのコンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のコンテナであって、 前記各昇降床は、一対の横枠と、該横枠に連結される一
    対の縦枠と、前記横枠と平行で、前記縦枠に係合する、
    車両の前輪を支持する支持部材および車両の後輪を支持
    する支持部材とから成る、 ところのコンテナ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のコンテナであっ
    て、 前記両昇降床の前記車輪支持部材の少なくとも一つが前
    記縦枠に対して摺動可能である、 ところのコンテナ。
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