JP2001100447A - 電子写真感光体と、該感光体を用いた電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体と、該感光体を用いた電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

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JP2001100447A
JP2001100447A JP27484599A JP27484599A JP2001100447A JP 2001100447 A JP2001100447 A JP 2001100447A JP 27484599 A JP27484599 A JP 27484599A JP 27484599 A JP27484599 A JP 27484599A JP 2001100447 A JP2001100447 A JP 2001100447A
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Akihiko Itami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、長期にわたり高画質で安定
した電子写真画像が得られる電子写真感光体、電子写真
感画像形成方法、電子写真感画像形成装置、及び該装置
に用いられるプロセスカートリッジの提供にある。 【解決手段】 導電性支持体上に少なくとも感光層、樹
脂層を有する電子写真感光体において、該樹脂層が下記
一般式(1)及び(2)で表される電荷輸送性化合物と
下記一般式(3)で表されるケイ素化合物及びその縮合
体の少なくとも1つとを反応させて得られるシロキサン
系樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。 一般式(1) X1−(Y1−SiA)l 一般式(2) X2−(Y2−OH)m 一般式(3) RnSi(OH)4-n

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体(以
下、単に感光体とも云う)と、該感光体を用いた電子写
真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及びプロセス
カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真感光体は有機光導電性物
質を含有する有機感光体が最も広く用いられている。有
機感光体は可視光から赤外光まで各種露光光源に対応し
た材料が開発し易いこと、環境汚染のない材料を選択で
きること、製造コストが安いこと等が他の感光体に対し
て有利な点であるが、唯一の欠点は機械的強度が弱く、
多数枚の複写やプリント時に感光体表面の劣化や傷の発
生がある事である。
【0003】一般に、カールソン法の電子写真画像形成
方法においては、感光体は一様に帯電された後、露光に
よって画像様に電荷が消去され静電潜像が形成される。
次に前記感光体の静電潜像はトナーによって現像、可視
化され、次いでそのトナーは紙等に転写された後、感光
体はその上に残留するトナーをクリーニングブレード等
により除去され、必要により残留電荷の消去露光を受け
た後、次の画像形成に移る。
【0004】このように、電子写真感光体の表面は、帯
電器、現像器、転写手段、及びクリーニング器等によ
り、電気的、機械的な外力が直接加えられるため、それ
らに対する耐久性が要求され、特に摺擦による感光体表
面の摩耗や傷の発生、異物の混入や紙詰まり処理時の衝
撃等による膜剥がれ等に対する機械的耐久性が要求され
る。なかでも衝撃による傷や膜剥がれに対する耐久性に
ついては、無機感光体並みの強度が強く求められてい
る。
【0005】前記のような要求される様々な特性を満た
すため、これまで種々の事が検討されてきた。
【0006】例えば、機械的耐久性に関しては、有機感
光体の表面にビスフェノールZ型ポリカーボネートをバ
インダー(結着樹脂)として用いることにより、表面の
摩耗特性、トナーフィルミング特性が改善される事が報
告されている。又、特開平6−118681号公報では
感光体の表面層として、硬化性シロキサン樹脂を用いる
ことが報告されている。
【0007】しかし、ビスフェノールZ型ポリカーボネ
ートバインダーを用いた感光体では、なお耐摩耗特性が
不足しており、十分な耐久性を有していない。一方、硬
化性シロキサン樹脂の表面層では耐摩耗特性は改善され
るが、シロキサン系樹脂は電荷輸送機能を持たないこと
から特に低湿環境下では十分な光感度が得られないとい
った問題があった。更に有機電子写真感光体の感光層に
用いられるバインダー樹脂との接着性に劣り、表面層と
して使用した場合には、長期の繰り返し使用によって受
ける外力によるストレスにより感光層からの剥がれが発
生するといった問題がある。特に感光体が紙との分離性
を確保する目的で、分離爪を使用する環境下で使用され
る場合には、爪の当接位置に通常部より大きな外力がか
かるため、特に膜剥がれが発生し易く、当接位置での黒
スジ故障の原因となる。
【0008】この問題に対して近年、シロキサン系樹脂
の特性を改善するための試みがなされている。例えば特
開平9−190004号公報、特開平10−25127
7号公報には電荷輸送機能を持つ有機ケイ素化合物を用
いることが報告されている。しかしながら、これらの電
荷輸送機能を持つ有機ケイ素化合物は本来のシロキサン
系樹脂の持つ強度を低下させる問題があり、更には電気
特性の環境依存性が大きいこともあり特性の改善が求め
られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決することの出来る表面硬度が高く、耐摩
耗性、耐傷性が高く、繰り返し使用時の電子写真特性が
環境によらず安定な、従って、良好な画像が繰り返し得
られる電子写真感光体を提供する事にあり、又、該感光
体を用いた電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装
置、及びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意努力し
た結果、下記構成により前記目的を達成できることをを
見いだした。
【0011】1.導電性支持体上に少なくとも感光層、
樹脂層を有する電子写真感光体において、該樹脂層が下
記一般式(1)及び(2)で表される電荷輸送性化合物
と下記一般式(3)で表されるケイ素化合物及びその縮
合体の少なくとも1つとを反応させて得られるシロキサ
ン系樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。
【0012】 一般式(1) X1−(Y1−SiA)l (式中、X1は電荷輸送性能を有する構造単位、Y1は単
結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
レン基、アリーレン基を表し、Siはケイ素原子、Aは
加水分解性基を表す。lは1〜6の整数) 一般式(2) X2−(Y2−OH)m (式中、X2は電荷輸送性能を有する構造単位、Y2は単
結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
レン基、アリーレン基を表す。mは1〜6の整数) 一般式(3) RnSi(OH)4-n (式中、Rは置換していても良い炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基、フェニル基、フルオロアルキル
基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシ
プロピル基、γ−アミノプロピル基を表し、Siはケイ
素原子を表す。nは0〜3の整数) 2.前記一般式(3)に於いて、n=1のケイ素化合物
又はその縮合体を用いることを特徴とする前記1記載の
電子写真感光体。
【0013】3.前記一般式(3)に於いて、n=1の
ケイ素化合物又はその縮合体1モルに対してn=2のケ
イ素化合物又はその縮合体を0.1〜5モル併用するこ
とを特徴とする前記1又は2記載の電子写真感光体。
【0014】4.前記樹脂層がコロイダルシリカを含有
することを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載
の電子写真感光体。
【0015】5.前記樹脂層が、更に酸化防止剤を含有
することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載
の電子写真感光体。
【0016】6.前記樹脂層が感光体の表面層であるこ
とを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載の電子
写真感光体。
【0017】7.電子写真感光体上に、少なくとも帯
電、像露光、現像、クリーニングを行う工程を有する電
子写真画像形成方法に於いて、該電子写真感光体に前記
1〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体を用いる
ことを特徴とする電子写真画像形成方法。
【0018】8.電子写真感光体と、少なくとも帯電、
像露光、現像、クリーニングの手段を有する電子写真画
像形成装置に於いて、該電子写真感光体に前記1〜6の
いずれか1項に記載の電子写真感光体を用いることを特
徴とする電子写真画像形成装置。
【0019】9.少なくとも帯電、像露光、現像、クリ
ーニングの手段を有する電子写真画像形成装置に用いら
れるプロセスカートリッジが前記1〜6のいずれか1項
に記載の電子写真感光体と帯電器、像露光器、現像器、
クリーニング器のいずれか1つとを一体に組み合わせて
有しており、該電子写真画像形成装置に出し入れ自由に
設計されていることを特徴とするプロセスカートリッ
ジ。
【0020】以下本発明について、詳細に説明する。
【0021】本発明は以下のシロキサン系樹脂を含有す
る樹脂層を有する電子写真感光体である。
【0022】《シロキサン系樹脂》本発明のシロキサン
系樹脂は前記一般式(3)の有機ケイ素化合物を原料と
したシロキサン樹脂中に前記一般式(1)、及び前記一
般式(2)で表される反応性基を有する電荷輸送性化合
物を前記有機ケイ素化合物、或いは該有機ケイ素化合物
の縮合体との化学反応により、シロキサン樹脂構造の一
部として取り込み、その結果電荷輸送性能を有する構造
単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキサン系樹脂を
作り出したものである。
【0023】本発明では数ある公知の有機ケイ素化合物
の中から前記一般式(3)の有機ケイ素化合物を用い、
前記一般式(1)、及び前記一般式(2)で表される反
応性基を有する電荷輸送性化合物と前記有機ケイ素化合
物、或いは該有機ケイ素化合物の縮合体とを反応させる
ことにより前記シロキサン系樹脂の中に電荷輸送性能を
有する構造単位を十分に取り込め、良好な電荷輸送性能
を有する、且つ強度の強いシロキサン系樹脂を作成する
ことができる。
【0024】まず、一般式(3)の有機ケイ素化合物に
ついて説明する。
【0025】 一般式(3) RnSi(OH)4-n (式中、Rは置換していても良い炭素数1〜20のアル
キル基、アリール基、フェニル基、フルオロアルキル
基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシ
プロピル基、γ−アミノプロピル基を表す。nは0〜3
の整数) 上記一般式中のRで示されるとしては、例えばメチル、
エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基、フェニル、
トリル、ナフチル、ビフェニル等のアリール基、γ−グ
リシドキシプロピル、γ−メクリロキシプロピル、γ−
アミノプロピル基、1,1,1−トリフロオロプロピ
ル、ノナフルオロヘキシル、パーフルオロオクチルエチ
ル等の含フッ素基等を挙げることができる。
【0026】又、本発明のシロキサン系樹脂を製造する
に際し、前記一般式(3)で示される有機ケイ素化合物
を2種以上後いる場合はそれぞれの有機ケイ素化合物の
Rは同一でも良く、異なっていてもよい。
【0027】本発明におけるシロキサン系樹脂の原料と
して用いられる前記有機ケイ素化合物は、一般にはケイ
素原子に結合している加水分解性基の数nが3のとき、
有機ケイ素化合物の高分子化反応は抑制される。nが
0、1又は2のときは高分子化反応が起こりやすく、特
に0或いは1では高度に架橋反応を進めることが可能で
ある。従って、これらをコントロールすることにより得
られる塗布層液の保存性や塗布膜の硬度等を制御するこ
とが出来る。
【0028】本発明の前記シロキサン系樹脂の原料とし
ては前記一般式(3)の内、n=1の化合物を用いるこ
とが好ましい。更に、n=1の化合物1モルに対しn=
2の化合物が0.1〜5モルを含まれている方がより好
ましい。このような条件で本発明のシロキサン系樹脂層
を形成すると膜強度が強く、高耐久のシロキサン系樹脂
層が得られる。
【0029】又、前記シロキサン系樹脂の原料としては
前記有機ケイ素化合物を酸性条件下又は塩基性条件下で
加水分解してオリゴマー化或いはポリマー化した加水分
解縮合物を用いることもできる。この場合、本発明に於
いては該縮合体のモル換算は縮合体を構成する原料モノ
マーのモル数に変換して換算する。
【0030】又、前記シロキサン系樹脂は該樹脂中に水
酸基或いは加水分解性基を有するコロイダルシリカを含
ませて、架橋構造の一部にシリカ粒子を取り込んだ樹脂
にする事により、更に本発明の樹脂層を強硬度で、弾力
性のある樹脂層とすることができる。
【0031】以下に一般式(1)、一般式(2)の電荷
輸送性化合物について説明する。
【0032】 一般式(1) X1−(Y1−SiA)l (式中、X1は電荷輸送性能を有する構造単位、Y1は単
結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
レン基、アリーレン基を表し、Siはケイ素原子、Aは
加水分解性基を表す。lは1〜6の整数) 一般式(2) X2−(Y2−OH)m (式中、X2は電荷輸送性能を有する構造単位、Y2は単
結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
レン基、アリーレン基を表す。mは1〜6の整数) 前記一般式(1)、一般式(2)中のX1、X2は電荷輸
送性化合物構造を有する化学構造基である。ここで電荷
輸送性化合物構造を有する基とは一般式(1)、一般式
(2)中のX1、X2の化合物構造基が電荷輸送性能を有
していることを意味する。又、前記X1、X2の化合物構
造基が存在し得ない場合は前記X1,X2基に水素原子を
付加した一般式(X1H、X2H)の化合物が電荷輸送性
化合物であればよい。
【0033】尚、前記の電荷輸送性化合物とは電子或い
は正孔のドリフト移動度を有する性質を示す化合物であ
り、又別の定義としてはTime−Of−Flight
法などの電荷輸送性能を検知できる公知の方法により電
荷輸送に起因する検出電流が得られる化合物として定義
できる。
【0034】前記一般式(1)、一般式(2)中の
1、Y2としては、炭素数1〜6のアルキレン基、例え
ばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、2−メチル
プロピレン基、2,2−ジメチルプロピレン基、ブチレ
ン等、或いは炭素数1〜20のアリーレン基、例えばo
−フェニレン基、m−フェニレン基、p−フェニレン
基、ナフチレン基等が挙げられる。
【0035】又、前記一般式(1)中のAの加水分解性
基としてはメトキシ基、エトキシ基、メチルエチルケト
オキシム基、ジエチルアミノ基、アセトキシ基、プロペ
ノキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキ
シ基、ハロゲン原子等が挙げられる。
【0036】一般式(1)、一般式(2)中のX1、X2
は電荷輸送性化合物構造を有する構造単位(基)として
は正孔輸送型と電子輸送型があるが、正孔輸送型はオキ
サゾール、オキサジアゾール、チアゾール、トリアゾー
ル、イミダゾール、イミダゾロン、イミダゾリン、ビス
イミダゾリジン、スチリル、ヒドラゾン、ベンジジン、
ピラゾリン、トリアリールアミン、オキサゾロン、ベン
ゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、キナゾリン、ベン
ゾフラン、アクリジン、フェナジン等の構造単位を含む
基及びこれらの誘導体から派生する基が挙げられる。一
方、電子輸送型としては無水コハク酸、無水マレイン
酸、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水メリット
酸、テトタシアノエチレン、テトタシアノキノジメタ
ン、ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、トリニトロベ
ンゼン、テトラニトロベンゼン、ニトロベンゾニトリ
ル、ピクリルクロライド、キノンクロルイミド、クロラ
ニル、ブロマニル、ベンゾキノン、ナフトキノン、ジフ
ェノキノン、トロポキノン、アントラキノン、1−クロ
ロアントラキノン、ジニトロアントラキノン、4−ニト
ロベンゾフェノン、4、4′−ジニトロベンゾフェノ
ン、4−ニトロベンザルマロンジニトリル、α−シアノ
−β−(p−シアノフェニル)−2−(p−クロロフェ
ニル)エチレン、2,7−ジニトロフルオレノン、2,
4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テ
トラニトロフルオレノン、9−フルオロニリデンジシア
ノメチレンマロニトリル、ポリニトロ−9−フルオロニ
リデンジシアノメチレンマロニトリル、ピクリン酸、o
−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、3,5−ジニ
トロ安息香酸、パーフルオロ安息香酸、5−ニトロサリ
チル酸、3,5−ジニトロサリチル酸、フタル酸、メリ
ット酸等の化学構造単位を含む1価以上の基が挙げられ
るが、これらの構造に限定されるものではない。
【0037】以下に一般式(1)、一般式(2)で表さ
れる代表的な化合物例をあげる。
【0038】一般式(1)の化合物例
【0039】
【化1】
【0040】一般式(2)の化合物例 1.トリアリールアミン系化合物
【0041】
【化2】
【0042】2.ヒドラジン系化合物
【0043】
【化3】
【0044】3.スチルベン系化合物
【0045】
【化4】
【0046】4.ベンジジン系化合物
【0047】
【化5】
【0048】5.ブタジエン系化合物
【0049】
【化6】
【0050】6.その他の化合物
【0051】
【化7】
【0052】本発明の一般式(1)の化合物の合成法に
ついては特開平9−190004号に記載されている。
【0053】次に、水酸基を有する電荷輸送性化合物の
合成例について述べる。
【0054】例示化合物T−1の合成
【0055】
【化8】
【0056】ステップA 温度計、冷却管、攪拌装置、滴下ロートの付いた四頭コ
ルベンに、化合物(1)49gとオキシ塩化リン184
gを入れ加熱溶解した。滴下ロートよりジメチルホルム
アミド117gを徐々に滴下し、その後反応液温を85
〜95℃に保ち、約15時間攪拌を行った。次に反応液
を大過剰の温水に徐々に注いだ後、攪拌しながらゆっく
り冷却した。
【0057】析出した結晶を濾過及び乾燥した後、シリ
カゲル等により不純物吸着及びアセトニトリルでの再結
晶により精製を行って化合物(2)を得た。収量は30
gであった。
【0058】ステップB 化合物(2)30gとエタノール100mlをコルベン
に投入し攪拌した。水素化ホウ素ナトリウム1.9gを
徐々に添加した後、液温を40〜60℃に保ち、約2時
間攪拌を行った。次に反応液を約300mlの水に徐々
にあけ、攪拌して結晶を析出させた。濾過後充分水洗し
て、乾燥し化合物(3)を得た。収量は30gであっ
た。
【0059】本発明のシロキサン系樹脂の形成に際し、
原料:前記一般式(3)の有機ケイ素化合総量(A)に
対し、前記一般式(1)、一般式(2)で表される化合
物の総量(B)は(A)+(B)成分の総重量100部
に対し(B)を1〜500重量部を用いることが好まし
い。(A)成分が前記の範囲内の場合はシロキサン系樹
脂層は架橋密度が十分存在し、前記シロキサン系樹脂層
の膜強度は強く、弾力性に富んでいる。又、前記一般式
(1)の化合物量(B1)と一般式(2)の化合物量
(B2)の比はB1/B2が0.01〜100、好ましく
は0.1〜10である。
【0060】一方、本発明のシロキサン系樹脂層にコロ
イダルシリカを含有させる場合は、その添加量(C)は
(A)+(B)+(C)成分の総重量100部に対し
(C)を0.01〜50重量部を用いることが好まし
い。
【0061】(C)成分のコロイダルシリカ成分も前記
の範囲内の場合はシロキサン系樹脂層の膜強度は強く、
クリーニングブレードの摩擦による摩耗も少ない。一
方、(B)成分が前記の範囲内の場合は前記シロキサン
系樹脂層の電荷輸送性能が十分に保持され、感度の低
下、残電の上昇等が生じない。
【0062】本発明にシロキサン系樹脂は予め原材料と
共に触媒や架橋剤を加えて新たな化学結合を形成させ3
次元網目構造を形成する事もできる。又原材料の加水分
解反応やその後の脱水縮合によりシロキサン結合を促進
させモノマー、オリゴマー、ポリマーから3次元網目構
造を形成する事もできる。
【0063】又、本発明の一般式(3)の有機ケイ素化
合物とコロイダルシリカを有する組成物の縮合反応によ
り3次元網目構造を形成することができる。
【0064】また前記の3次元網目構造を形成させる触
媒としては有機カルボン酸、亜硝酸、亜硫酸、アルミン
酸、炭酸及びチオシアン酸の各アルカリ金属塩、有機ア
ミン塩(水酸化テトラメチルアンモニウム、テトラメチ
ルアンモニウムアセテート)、スズ有機酸塩(スタンナ
スオクトエート、ジブチルチンジアセテート、ジブチル
チンジラウレート、ジブチルチンメルカプチド、ジブチ
ルチンチオカルボキシレート、ジブチルチンマリエート
等)、アルミニウム、亜鉛のオクテン酸、ナフテン酸
塩、アセチルアセトン錯化合物等が挙げられる。
【0065】また本発明中の樹脂層にはヒンダードフェ
ノール、ヒンダードアミン、チオエーテル又はホスファ
イト部分構造を持つ酸化防止剤を添加することができ、
環境変動時の電位安定性・画質の向上に効果的である。
【0066】ここでヒンダードフェノールとはフェノー
ル化合物の水酸基に対しオルト位置に分岐アルキル基を
有する化合物類及びその誘導体を云う。(但し、水酸基
がアルコキシに変成されていても良い。) 又、ヒンダードアミンは、例えば下記構造式で示される
有機基を有する化合物類が挙げられる。
【0067】
【化9】
【0068】(式中のR51は水素原子又は1価の有機
基、R52、R53、R54、R55はアルキル基、R56は水素
原子、水酸基又は1価の有機基を示す。) ヒンダードフェノール部分構造を持つ酸化防止剤として
は、例えば特開平1−118137号(P7〜P14)
記載の化合物が挙げられるが本発明はこれに限定される
ものではない。
【0069】ヒンダードアミン部分構造を持つ酸化防止
剤としては、例えば特開平1−118138号(P7〜
P9)記載の化合物も挙げられるが本発明はこれに限定
されるものではない。
【0070】以下に代表的な酸化防止剤の化合物例を挙
げる。
【0071】
【化10】
【0072】
【化11】
【0073】
【化12】
【0074】
【化13】
【0075】
【化14】
【0076】又、製品化されている酸化防止剤としては
以下のような化合物、例えば「イルガノックス107
6」、「イルガノックス1010」、「イルガノックス
1098」、「イルガノックス245」、「イルガノッ
クス1330」、「イルガノックス3114」、「イル
ガノックス1076」「3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシビフェニル」以上ヒンダードフェノール系、
「サノールLS2626」、「サノールLS765」
「サノールLS2626」、「サノールLS770」、
「サノールLS744」、「チヌビン144」、「チヌ
ビン622LD」、「マークLA57」、「マークLA
67」、「マークLA62」、「マークLA68」、
「マークLA63」以上ヒンダードアミン系、「スミラ
イザーTPS」、「スミライザーTP−D」以上チオエ
ーテル系、「マーク2112」、「マークPEP−
8」、「マークPEP−24G」、「マークPEP−3
6」、「マーク329K」、「マークHP−10」以上
ホスファイト系が挙げられる。これらの中で特にヒンダ
ードフェノール、ヒンダードアミン系酸化防止剤が好ま
しい。酸化防止剤の添加量としては樹脂層組成物の総重
量100部に対し、0.1〜10重量部を用いることが
好ましい。
【0077】本発明の感光体の層構成はとくに限定は無
いが、負帯電感光体においては導電性支持体上には下引
層(UCL)、その上に機能分離した感光層の電荷発生
層(CGL)と電荷輸送層(CTL層)を順に設けた上
に本発明の樹脂層を塗設した構成をとるのが好ましい。
正帯電感光体では前記負帯電感光体層構成の内、電荷発
生層(CGL)と電荷輸送層(CTL層)の順を逆にし
た構成を取ることが好ましい。単層構造の感光体では導
電性支持体上には下引層(UCL)の上に感光層(電荷
発生+電荷輸送)の上に本発明の樹脂層を塗設した構成
を採用しても良い。
【0078】又、本発明の樹脂層は前記感光層を兼ねた
構成を取ることも可能である。即ち、前記機能分離感光
体の表面層が電荷輸送層或いは電荷発生層である場合、
該電荷輸送層或いは電荷発生層を本発明の樹脂層とする
事もできる。又、単層構造の感光体の感光層を本発明の
樹脂層としても良い。
【0079】本発明の樹脂層は該樹脂層の特徴を生かす
ため感光体の表面層として構成されるのが最も好ましい
が、該感光体を電子写真画像形成装置に組み込んだ時の
画像形成スタート時のスベリ特性等を改良する目的で該
樹脂層の上に更に表面層を設けることもできる。
【0080】本発明に於ける感光層に含有される電荷発
生物質(CGM)としては、例えばフタロシアニン顔
料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウム顔料、スクワ
リリウム染料、シアニン染料、ピリリウム染料、チオピ
リリウム染料、キサンテン色素、トリフェニルメタン色
素、スチリル色素等が挙げられ、これらの電荷発生物質
(CGM)は単独で又は適当なバインダー樹脂と共に層
形成が行われる。
【0081】前記感光層に含有される電荷輸送物質(C
TM)としては、例えばオキサゾール誘導体、オキサジ
アゾール誘導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘
導体、トリアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミ
ダゾロン誘導体、イミダゾリン誘導体、ビスイミダゾリ
ジン誘導体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ベン
ジジン化合物、ピラゾリン誘導体、スチルベン化合物、
アミン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール
誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導
体、ベンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジ
ン誘導体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニル
カルバゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビ
ニルアントラセン等が挙げられこれらの電荷輸送物質
(CTM)は通常バインダーと共に層形成が行われる。
【0082】単層構成の感光層及び積層構成の場合の電
荷発生層(CGL)、電荷輸送層(CTL)に含有され
るバインダー樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、メタクリル樹脂、
アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセテ
ート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、塩化ビニリデン
−アクリロニトリル共重合体樹脂、塩化ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、
エポキシ樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノール
樹脂、ポリシラン樹脂、ポリビニルカルバゾール等が挙
げられる。
【0083】本発明に於いて電荷発生層中の電荷発生物
質とバインダー樹脂との割合は重量比で1:10〜1
0:1が好ましい。また電荷発生層の膜厚は5μm以下
が好ましく、特に0.05〜2μmが好ましい。
【0084】又、電荷輸送層は前記の電荷輸送物質とバ
インダー樹脂を適当な溶剤に溶解し、その溶液を塗布乾
燥することによって形成される。電荷輸送物質とバイン
ダー樹脂との混合割合は重量比で10:1〜1:10が
好ましい。
【0085】電荷輸送層の膜厚は通常5〜50μm、特
に10〜40μmが好ましい。また、電荷輸送層が複数
設けられている場合は、電荷輸送層の上層の膜厚は10
μm以下が好ましく、かつ、電荷輸送層の上層の下に設
けられた電荷輸送層の全膜厚より小さいことが好まし
い。
【0086】本発明のシロキサン系樹脂層は、樹脂層が
電荷輸送層の場合は前記電荷輸送層を兼ねても良いが、
好ましくは、電荷輸送層もしくは電荷発生層或いは単層
型の電荷発生・輸送層等の感光層の上に、これらとは別
層の樹脂層として設けるのがよい。この場合、前記感光
層と本発明の樹脂層の間に接着層を設けても良い。
【0087】次に本発明の電子写真感光体の導電性支持
体としては、 1)アルミニウム板、ステンレス板などの金属板、 2)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
アルミニウム、パラジウム、金などの金属薄層をラミネ
ート若しくは蒸着によって設けたもの、 3)紙或いはプラスチックフィルムなどの支持体上に、
導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫などの導電性
化合物の層を塗布若しくは蒸着によって設けたもの等が
挙げられる。
【0088】本発明で用いられる導電性支持体の材料と
しては、主としてアルミニウム、銅、真鍮、スチール、
ステンレス等の金属材料、その他プラスチック材料をベ
ルト状またはドラム状に成形加工したものが用いられ
る。中でもコスト及び加工性等に優れたアルミニウムが
好ましく用いられ、通常押出成型または引抜成型された
薄肉円筒状のアルミニウム素管が多く用いられる。
【0089】本発明に用いられる導電性支持体の粗面化
状態は、十点平均表面粗さRzで、0.3μmより大き
く、2.5μmを超えないものが好ましい。更に好まし
くは0.6μm以上2.0μm以下である。
【0090】十点平均表面粗さRzが0.3μm以下の
場合は、接着性が不十分であり、またレーザー光源を露
光光源に用いた時、画像でモアレが発生し実用的でな
い。またRzが2.5μmより大きい場合は、加工のス
ジが画像に現れるという問題が発生する。
【0091】導電性支持体の粗面化の方法としては、ア
ルミニウム等の金属素管の場合は、金属表面を鏡面研磨
した後、ダイヤモンドバイト等で細かく溝を付ける方法
や、サンドブラストにより金属素管表面を粗面化する方
法などが好ましいが本発明はこれらの方法に限定される
ものではない。
【0092】また、支持体の形状はドラム状でもシート
状でもベルト状でもよく、適用する電子写真装置に最も
適した形状であることが好ましい。
【0093】本発明の感光体の製造に用いられる溶媒又
は分散媒としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミ
ン、エチレンジアミン、イソプロパノールアミン、トリ
エタノールアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソプロピルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロホルム、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパ
ン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリ
クロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキソラン、ジオキサン、
メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノー
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド、
メチルセロソルブ等が挙げられる。本発明はこれらに限
定されるものではないが、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタン、メチルエチルケトン等が好ましく用いら
れる。また、これらの溶媒は単独或いは2種以上の混合
溶媒として用いることもできる。
【0094】次に本発明の電子写真感光体を製造するた
めの塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、
円形量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、感光
層の樹脂層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させない
ため、又、均一塗布加工を達成するためスプレー塗布又
は円形量規制型(円形スライドホッパ型がその代表例)
塗布等の塗布加工方法を用いるのが好ましい。なお前記
スプレー塗布については例えば特開平3−90250号
及び特開平3−269238号公報に詳細に記載され、
前記円形量規制型塗布については例えば特開昭58−1
89061号公報に詳細に記載されている。
【0095】本発明の感光体は前記樹脂層が塗布形成さ
れた後、50℃以上好ましくは、60〜200℃の温度
で加熱乾燥する事が好ましい。この加熱乾燥により、残
存塗布溶媒を少なくすると共に、硬化性樹脂層を十分に
硬化させることができる。
【0096】本発明においては導電性支持体と感光層の
間に、バリヤー機能を備えた中間層を設けることが好ま
しい。
【0097】中間層用の材料としては、カゼイン、ポリ
ビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アク
リル酸共重合体、ポリビニルブチラール、フェノール樹
脂ポリアミド類(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイロン
等)、ポリウレタン、ゼラチン及び酸化アルミニウムを
用いた中間層、或いは特開平9−68870号公報の如
く金属アルコキシド、有機金属キレート、シランカップ
リング剤による硬化型中間層等が挙げられる。中間層の
膜厚は、0.1〜10μmが好ましく、特には0.1〜
5μmが好ましい。
【0098】本発明においては、更に、支持体と中間層
との間に支持体の表面欠陥を補うための被覆を施すこと
や、特に画像入力がレーザー光の場合には問題となる干
渉縞の発生を防止することなどを目的とした導電層を設
けることができる。この導電層は、カーボンブラック、
金属粒子又は金属酸化物粒子等の導電性粉体を適当なバ
インダー樹脂中に分散した溶液を塗布乾燥して形成する
ことができる。導電層の膜厚は5〜40μmが好まし
く、特には10〜30μmが好ましい。
【0099】本発明の電子写真感光体は、複写機、レー
ザープリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式
プリンター等の電子写真装置一般に適用し得るものであ
るが、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0100】図1は本発明の電子写真感光体を有する画
像形成装置の1例を示す断面図である。
【0101】図1に於いて10は像担持体である感光体
ドラム(感光体)で、有機感光層をドラム上に塗布し、
その上に本発明の樹脂層を塗設した感光体で、接地され
て時計方向に駆動回転される。12はスコロトロンの帯
電器で、感光体ドラム10周面に対し一様な帯電をコロ
ナ放電によって与えられる。この帯電器12による帯電
に先だって、前画像形成での感光体の履歴をなくすため
に発光ダイオード等を用いた露光部11による露光を行
って感光体周面の除電をしてもよい。
【0102】感光体への一様帯電ののち像露光器13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光器13は図示しないレーザーダイオードを露光光源
とする。回転するポリゴンミラー131、fθレンズ等
を経て反射ミラー132により光路を曲げられた光によ
り感光体ドラム上の走査がなされ、静電潜像が形成され
る。
【0103】その静電潜像は次いで現像器14で現像さ
れる。感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナーとキ
ャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器14
が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを内
蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤は、例えばフェライトをコアとし
てそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリア
と、ポリエステルを主材料として色に応じた顔料と荷電
制御剤、シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからな
るもので、現像剤は図示していない層形成手段によって
現像スリーブ141上に100〜600μmの層厚に規
制されて現像域へと搬送され、現像が行われる。この時
通常は感光体ドラム10と現像スリーブ141の間に直
流及び/又は交流バイアス電圧をかけて現像が行われ
る。
【0104】カラー画像形成に於いては、1色目の顕像
化が終った後2色目の画像形成行程にはいり、再びスコ
ロトロン帯電器12による一様帯電が行われ、2色目の
潜像が像露光器13によって形成される。3色目、4色
目についても2色目と同様の画像形成行程が行われ、感
光体ドラム10周面上には4色の顕像が形成される。
【0105】一方モノクロの電子写真装置では現像器1
4は黒トナー1種で構成され、1回の現像で画像を形成
することができる。
【0106】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラ17の回転作動により転写域
へと給紙される。
【0107】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム10の周面に転写ローラ(転写器)1
8が圧接され、給紙された記録紙Pを挟着して多色像が
一括して転写される。
【0108】次いで記録紙Pは転写ローラとほぼ同時に
圧接状態とされた分離ブラシ(分離器)19によって除
電がなされ、感光体ドラム10の周面により分離して定
着装置20に搬送され、熱ローラ201と圧着ローラ2
02の加熱、加圧によってトナーを溶着したのち排紙ロ
ーラ21を介して装置外部に排出される。なお前記の転
写ローラ18及び分離ブラシ19は記録紙Pの通過後感
光体ドラム10の周面より退避離間して次なるトナー像
の形成に備える。
【0109】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
10は、クリーニング器22のブレード221の圧接に
より残留トナーを除去・清掃し、再び露光部11による
除電と帯電器12による帯電を受けて次なる画像形成の
プロセスに入る。なお感光体上にカラー画像を重ね合わ
せて形成する場合には、前記のブレード221は感光体
面のクリーニング後直ちに移動して感光体ドラム10の
周面より退避する。
【0110】尚、30は感光体、帯電器、転写器・分離
器及びクリーニング器を一体化されている着脱可能なプ
ロセスカートリッジである。
【0111】電子写真画像形成装置としては、上述の感
光体と、現像器、クリーニング器等の構成要素をプロセ
スカートリッジとして一体に結合して構成し、このユニ
ットを装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。
又、帯電器、像露光器、現像器、転写又は分離器、及び
クリーニング器の少なくとも1つを感光体とともに一体
に支持してプロセスカートリッジを形成し、装置本体に
着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレールなどの
案内手段を用いて着脱自在の構成としても良い。
【0112】像露光は、画像形成装置を複写機やプリン
ターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過
光を感光体に照射すること、或いはセンサーで原稿を読
み取り信号化し、この信号に従ってレーザービームの走
査、LEDアレイの駆動、又は液晶シャッターアレイの
駆動を行い感光体に光を照射することなどにより行われ
る。
【0113】尚、ファクシミリのプリンターとして使用
する場合には、像露光器13は受信データをプリントす
るための露光を行うことになる。
【0114】本発明の電子写真感光体は、複写機、レー
ザープリンター、LEDプリンター、液晶シャッター式
プリンター等の電子写真装置一般に適用し得るものであ
るが、更には電子写真技術を応用したディスプレイ、記
録、軽印刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用
し得るものである。
【0115】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0116】実施例1 下記のごとくして感光体を作製した。
【0117】 〈下引き層〉 チタンキレート化合物(TC−750 松本製薬製) 30g シランカップリング剤(KBM−503 信越化学社製) 17g 2−プロパノール 150ml この下引き層上に、下記感光層塗布液を分散調液し、膜
厚1μmとなるよう塗布した。
【0118】 〈電荷発生層〉 Y型チタニルフタロシアニン 60g シリコーン変性ブチラール樹脂(X−40−1211:信越化学社製) 700g 2−ブタノン 1400ml 2−メトキシ−2−メチルペンタノン 600ml を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発
生層塗布液を調製した。この塗布液を前記下引き層の上
に浸漬塗布法で塗布し、膜厚0.2μmの電荷発生層を
形成した。
【0119】 〈電荷輸送層〉 電荷輸送物質(4−メトキシ−4′−(4−メチル−α−フェニルスチリル) トリフェニルアミン) 200g ポリカーボネート(Z200:三菱ガス化学社製) 300g 酸化防止剤(1−32) 5g シリコンオイル(KF−54:信越化学社製) 0.2ml ジクロロメタン 2000ml を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この
塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、表
1記載の膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0120】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 182g 電荷輸送性化合物(T−1) 20g 電荷輸送性化合物(Si−1) 20g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アセテート 1g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体1を作製した。
【0121】実施例2 実施例1と同様に電荷輸送層までを形成した。
【0122】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 182g 電荷輸送性化合物(T−1) 32g 電荷輸送性化合物(Si−1) 8g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アセテート 1g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体2を作製した。
【0123】実施例3 実施例1と同様に電荷輸送層までを形成した。
【0124】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 182g 電荷輸送性化合物(T−1) 8g 電荷輸送性化合物(Si−1) 32g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アセテート 1g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体3を作製した。
【0125】実施例4 実施例1において樹脂層のコロイダルシリカを除いた他
は実施例1と同様にして感光体4を作製した。
【0126】実施例5 実施例1において樹脂層の酸化防止剤を除いた他は実施
例1と同様にして感光体5を作製した。
【0127】実施例6 実施例1と同様にして電荷輸送層までを作製した。
【0128】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 150g フェニルトリメトキシシラン 30g T−5 60g Si−2 15g 酸化防止剤(例示化合物1−8) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アアセテート 4g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体6を作製した。
【0129】実施例7 実施例1と同様にして電荷輸送層までを作製した。
【0130】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 100g ジメトキシジメチルシラン 53g T−6 50g Si−3 10g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 3%酢酸 30g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 80g トリスアセチルアセトナトアルミニウム 3g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体7を作製した。
【0131】実施例8 実施例1と同様にして電荷輸送層までを作製した。
【0132】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 100g γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン 30g γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 20g T−1 65g Si−1 25g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1.8g エタノール 225g 3%酢酸 30g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 80g トリスアセチルアセトナトアルミニウム 3g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
5μmの樹脂層を形成し、120℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体8を作製した。
【0133】比較例1 実施例1と同様に電荷輸送層までを形成した。
【0134】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 182g T−1 40g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アセテート 1g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体9を作製した。
【0135】比較例2 実施例1と同様に電荷輸送層までを形成した。
【0136】 〈樹脂層〉 メチルトリメトキシシラン 182g Si−1 40g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g 2%酢酸 106g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 106g ジブチル錫アセテート 1g を混合し、樹脂層用の塗布液を調製した。この塗布液を
前記電荷輸送層の上に円形量規制型塗布装置により厚さ
3μmの樹脂層を形成し、130℃、1時間の加熱硬化
を行い、架橋構造を有するシロキサン系樹脂層を形成
し、感光体10を作製した。
【0137】〈評価〉 1.実写評価 評価は本感光体をコニカ社製デジタル複写機Konic
a7050(レーザ露光、反転現像、爪分離、ブレード
クリーニングプロセスを有する)を改造し、露光量を適
正化した評価機に搭載し、帯電電位を−750Vに設定
し、画素率が1%の文字画像(画素率が7%の文字画
像、人物顔写真、ベタ白画像、ベタ黒画像がそれぞれ1
/4等分にあるオリジナル画像を)をA4で高温高湿環
境(HH:30℃、80%)で3万の連続コピー後、1
時間休止し、続いて低温低湿環境(LL:10℃、20
%)で3万の連続コピー評価を行った。電気特性につい
ては各環境でのスタートとラストの露光電位(VL)を
測定した。更に連続複写終了後の膜厚減耗量の測定を行
った。画質評価は1000枚毎の複写画像を目視で評価
した。
【0138】*膜厚測定法 感光層の膜厚は均一膜厚部分をランダムに10ケ所測定
し、その平均値を感光層の膜厚とする。膜厚測定器は渦
電流方式の膜厚測定器EDDY560C(HELMUT
FISCHER GMBTE CO社製)を用いて行
い、複写試験前後の感光層膜厚の差を膜厚減耗量とす
る。
【0139】
【表1】
【0140】表1から明らかなように、本発明の架橋構
造を有するシロキサン系樹脂を含有する樹脂層を有する
電子写真感光体はHH、LLの両環境に於いて、露光電
位の変動が小さく、低減耗であるため連続コピー画像の
画質も良好であるのに対し、本発明範囲外のもの(比較
例)では露光電位の変動が大きく、LL環境での画質も
十分でなく、本発明の効果が顕著に示されている。
【0141】
【発明の効果】実施例から明らかなように、本発明は高
温高湿と低温低湿条件下のそれぞれに於いて、それぞれ
3万コピーの耐久試験に於いても良好なクリーニング性
を示し、連続して画像欠陥のない良好な画像が得られて
いる。一方本発明の条件から外れたシロキサン系樹脂層
構成ではクリーニング性、画質評価に於いても、耐久性
が十分でなく、長期の使用には耐えられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有する画像形成装置
の1例を示す断面図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(又は感光体) 11 発光ダイオード等を用いた露光部 12 帯電器 13 像露光器 14 現像器 17 給紙ローラ 18 転写ローラ(転写器) 19 分離ブラシ(分離器) 20 定着装置 21 排紙ローラ 22 クリーニング器 30 プロセスカートリッジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも感光層、樹
    脂層を有する電子写真感光体において、該樹脂層が下記
    一般式(1)及び(2)で表される電荷輸送性化合物と
    下記一般式(3)で表されるケイ素化合物及びその縮合
    体の少なくとも1つとを反応させて得られるシロキサン
    系樹脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。 一般式(1) X1−(Y1−SiA)l (式中、X1は電荷輸送性能を有する構造単位、Y1は単
    結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
    レン基、アリーレン基を表し、Siはケイ素原子、Aは
    加水分解性基を表す。lは1〜6の整数) 一般式(2) X2−(Y2−OH)m (式中、X2は電荷輸送性能を有する構造単位、Y2は単
    結合若しくは分岐若しくは置換されていても良いアルキ
    レン基、アリーレン基を表す。mは1〜6の整数) 一般式(3) RnSi(OH)4-n (式中、Rは置換していても良い炭素数1〜20のアル
    キル基、アリール基、フェニル基、フルオロアルキル
    基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリロキシ
    プロピル基、γ−アミノプロピル基を表し、Siはケイ
    素原子を表す。nは0〜3の整数)
  2. 【請求項2】 前記一般式(3)に於いて、n=1のケ
    イ素化合物又はその縮合体を用いることを特徴とする請
    求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記一般式(3)に於いて、n=1のケ
    イ素化合物又はその縮合体1モルに対してn=2のケイ
    素化合物又はその縮合体を0.1〜5モル併用すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記樹脂層がコロイダルシリカを含有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記樹脂層が、更に酸化防止剤を含有す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記樹脂層が感光体の表面層であること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子
    写真感光体。
  7. 【請求項7】 電子写真感光体上に、少なくとも帯電、
    像露光、現像、クリーニングを行う工程を有する電子写
    真画像形成方法に於いて、該電子写真感光体に請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体を用いるこ
    とを特徴とする電子写真画像形成方法。
  8. 【請求項8】 電子写真感光体と、少なくとも帯電、像
    露光、現像、クリーニングの手段を有する電子写真画像
    形成装置に於いて、該電子写真感光体に請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の電子写真感光体を用いることを特
    徴とする電子写真画像形成装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも帯電、像露光、現像、クリー
    ニングの手段を有する電子写真画像形成装置に用いられ
    るプロセスカートリッジが請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の電子写真感光体と帯電器、像露光器、現像器、
    クリーニング器のいずれか1つとを一体に組み合わせて
    有しており、該電子写真画像形成装置に出し入れ自由に
    設計されていることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
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