JP2001096875A - インクリボン走行方法および熱転写プリンタ - Google Patents

インクリボン走行方法および熱転写プリンタ

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JP2001096875A
JP2001096875A JP27939099A JP27939099A JP2001096875A JP 2001096875 A JP2001096875 A JP 2001096875A JP 27939099 A JP27939099 A JP 27939099A JP 27939099 A JP27939099 A JP 27939099A JP 2001096875 A JP2001096875 A JP 2001096875A
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motor
ink ribbon
tension
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Masashi Ogasawara
政司 小笠原
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化および高画質の記録品質を容易に得る
ことのできる新規なインクリボン走行方法およびこのイ
ンクリボン走行方法を容易に実現することのできる熱転
写プリンタを提供すること。 【解決手段】 インクリボン走行機構10を搭載し得る
キャリッジ2と、サーマルヘッド6と、テンション検出
手段25a,25bと、制御手段30とを具備し、イン
クリボン走行機構10は、巻取りボビン11および送出
ボビン13のうちの少なくとも巻取りボビン11を超音
波モータからなるリボン走行モータ20の駆動力をもっ
て直接駆動可能に形成され、制御手段30は、記録動作
を実行する際に、テンション検出手段25a,25bに
より検出されるインクリボンRのテンションが一定値に
なるようにリボン走行モータ20の回転速度を制御する
テンション制御部35を有していることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボン走行
方法および熱転写プリンタに係り、特に、小型化および
高画質の記録品質を容易に得ることのできる新規なイン
クリボン走行方法および熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、普通紙、OHP用紙などの多種
多様の記録媒体にインクリボンを用いて所望の文字や図
形などの画像を記録することのできる熱転写プリンタ
が、高記録品質、低騒音、低コスト、メンテナンスの容
易性などの理由によりワードプロセッサあるいはコンピ
ュータなどの外部記録装置として多用されている。
【0003】このような熱転写プリンタにおいて、イン
クリボンは、一端部側が送出しリールに予め巻回されて
おり、他端部は巻取りリールに固定されている。したが
って、インクリボンを走行させる場合には、巻取りリー
ルは、キャリッジの走行に従動されるかあるいはキャリ
ッジに搭載されたモータなどにより駆動される巻取りボ
ビンとフェルトなどのスリップ機構を介して所定の巻取
りトルクたるフロントテンションにより駆動され、イン
クリボンに所定のテンションが付与される。また、送出
しリールは、キャリッジに搭載された送出しボビンとコ
イルばねなどのスリップ機構を介して所定の送出しトル
クたるバックテンションにより駆動され、インクリボン
に所定のテンションが付与される。
【0004】また、このような熱転写プリンタにおいて
は、プラテンの前方に記録媒体と、インクリボンとをこ
の順に支持しておき、複数の発熱素子を配列させたサー
マルヘッドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復
動させながら前記インクリボンを繰出すように走行し、
前記サーマルヘッドに記録媒体の搬送方向に沿って整列
配置されている複数の発熱素子を記録情報(記録デー
タ)に基づいて選択的に発熱させることにより、記録媒
体上に所望の画像の記録を行うようになっている。
【0005】また、インクリボンは、記録動作時に、イ
ンクリボン走行機構によって、キャリッジの移動にとも
なって送出しリールから繰り出されて順次記録に供さ
れ、記録に供された後、記録媒体から剥離された部分の
インクリボンは、前記巻取りリールに順次巻き取られる
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の熱転
写プリンタなどの記録装置においては、小型化および写
真画質に匹敵するような高画質の記録品質が求められて
いる。
【0007】しかしながら、従来の熱転写プリンタにお
いては、インクリボン走行機構の構成、特にフェルトお
よびコイルばねなどからなるスリップ機構に起因してイ
ンクリボンに付与するテンションにむらが生じてしまい
高画質の記録品質を得ることができないとともに、イン
クリボン走行機構の構成が複雑で小型化を図るうえでの
阻害要因になっているという問題点があった。
【0008】そこで、小型化および高画質の記録品質を
容易に得ることのできる新規なインクリボン走行方法お
よびこのインクリボン走行方法を容易に実現することの
できる熱転写プリンタが望まれている。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、小型化および高画質の記録品質を容易に得るこ
とのできる新規なインクリボン走行方法およびこのイン
クリボン走行方法を容易に実現することのできる熱転写
プリンタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に係る本発明のインクリ
ボン走行方法の特徴は、記録動作を実行する際に、巻取
りボビンおよび送出ボビンのうちの少なくとも巻取りボ
ビンを超音波モータからなるリボン走行モータの駆動力
をもって直接駆動するとともに、インクリボンのテンシ
ョンが一定となるようにリボン走行モータの回転速度を
制御する点にある。
【0011】そして、このような構成を採用したことに
より、超音波モータからなるリボン走行モータは、低速
低振動回転ができるため、減速機構が不要となり、イン
クリボン走行機構の構成を簡単にすることができるとと
もに、インクリボンに振動を与えずに走行させることが
できる。さらに、超音波モータからなるリボン走行モー
タは、リボン走行モータ用ドライバに印加する参照電圧
値を変化させることにより回転速度を容易に制御するこ
とができるので、インクリボンに付与するテンションを
一定に保持することが容易にでき、その結果小型化およ
び高画質の記録品質を容易に得ることができる。
【0012】なお、このような超音波モータからなるリ
ボン走行モータの駆動原理を簡単に説明する。リボン走
行モータは、リボン走行モータ用ドライバから出力され
る高電圧交流によって回転する。そして、その回転速度
を変えるには前記高電圧交流の周波数を変化させる必要
がある。この周波数はリボン走行モータ用ドライバに入
力する参照電圧により変化させることができるので、リ
ボン走行モータ用ドライバに印可する参照電圧を変化さ
せることにより、リボン走行モータの回転速度を変える
ことができる。
【0013】また、特許請求の範囲の請求項2に係る本
発明のインクリボン走行方法の特徴は、請求項1におい
て、記録動作を実行する際に、初回動作においては、予
め記憶した仮参照電圧を用いて、キャリッジの起動時の
スローアップ動作に連動させて、リボン走行モータの起
動時のスローアップを実行し、その後、記録時における
リボン走行モータの回転数を制御する参照電圧を、イン
クリボンのテンションが一定となるように制御するとと
もに、記録時における参照電圧の最終電圧値を記憶し、
次行以降の記録動作時においては、記憶した前行の最終
電圧値をリボン走行モータ用ドライバに印加することに
より、リボン走行モータを起動する点にある。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、超音波モータからなるリボン走行モータの発熱状
態に起因して生じる効率の変化、詳しくは参照電圧を一
定にしても超音波モータからなるリボン走行モータの回
転数を正確に瞬時に整定することができないという不都
合を防止することができるので、1頁の各行の行頭から
行末までの記録品質を一定にすることができ、その結
果、高画質の記録品質を容易かつ確実に得ることができ
る。
【0015】また、特許請求の範囲の請求項3に係る本
発明の熱転写プリンタの特徴は、キャリッジ駆動モータ
の駆動力をもってプラテンに沿って往復移動可能とされ
インクリボンを走行可能なインクリボン走行機構を搭載
し得るキャリッジと、キャリッジに配設されプラテンに
対して接離可能とされた複数の発熱素子を記録方向に対
して直交する方向に整列配置してなるサーマルヘッド
と、インクリボンの走行状態におけるテンションを検出
可能なテンション検出手段と、各部の動作の制御を司る
制御手段とを具備し、インクリボン走行機構は、巻取り
ボビンを具備する巻取り機構および送出しボビンを具備
する送出し機構を有するとともに、巻取りボビンおよび
送出ボビンのうちの少なくとも巻取りボビンを超音波モ
ータからなるリボン走行モータの駆動力をもって直接駆
動可能に形成され、制御手段は、記録動作を実行する際
に、テンション検出手段により検出されるインクリボン
のテンションが一定値になるようにリボン走行モータの
回転速度を制御するテンション制御部を有している点に
ある。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、超音波モータからなるリボン走行モータは、低速
低振動回転ができるため、減速機構が不要となり、イン
クリボン走行機構の構成を簡単にすることができるとと
もに、インクリボンに振動を与えずに走行させることが
できる。さらに、超音波モータからなるリボン走行モー
タは、リボン走行モータ用ドライバに印加する参照電圧
値を変化させることにより回転速度を容易に制御するこ
とができるので、インクリボンに付与するテンションを
一定に保持することが容易にでき、その結果小型化およ
び高画質の記録品質を容易に得ることができる。したが
って、請求項1に記載の本発明のインクリボン走行方法
を容易に実現することができる。
【0017】また、特許請求の範囲の請求項4に係る本
発明の熱転写プリンタの特徴は、請求項3において、テ
ンション制御部は、リボン走行モータの回転数制御に供
する参照電圧を記憶する参照電圧記憶手段と、記録動作
を実行する際に、初回動作においては、予め記憶した仮
参照電圧を用いて、キャリッジの起動時のスローアップ
動作に連動させて、リボン走行モータの起動時のスロー
アップを実行し、その後、記録時におけるリボン走行モ
ータの回転数を制御する参照電圧を、インクリボンのテ
ンションが一定となるように制御するとともに、記録時
における参照電圧の最終電圧値を参照電圧記憶手段に記
憶し、次行以降の記録動作時においては、記憶した前行
の最終電圧値をリボン走行モータ用ドライバに印加する
ことにより、リボン走行モータを起動する動作制御部と
を有している点にある。
【0018】そして、このような構成を採用したことに
より、超音波モータからなるリボン走行モータの発熱状
態に起因して生じる効率の変化、詳しくは参照電圧を一
定にしても超音波モータからなるリボン走行モータの回
転数を正確に瞬時に整定することができないという不都
合を防止することができるので、1頁の各行の行頭から
行末までの記録品質を一定にすることができ、その結
果、高画質の記録品質を容易かつ確実に得ることができ
る。したがって、請求項2に記載の本発明のインクリボ
ン走行方法を容易に実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0020】図1および図2は本発明に係るインクリボ
ン走行方法を用いた熱転写プリンタの実施形態の要部を
示すものであり、図1はキャリッジ近傍の斜視図、図2
は正面図である。
【0021】図1および図2に示すように、本実施形態
の熱転写プリンタ1は、キャリッジ2を有している。こ
のキャリッジ2のキャリッジフレーム3の表面の下方中
央部には、図示しないプリンタフレームに配設されたプ
ラテン4に対向し、ACサーボモータからなるヘッド駆
動モータ5の駆動力によりプラテン4に対して接離可能
とされたサーマルヘッド6が配設されている。
【0022】前記サーマルヘッド6には、ホストコンピ
ュータ、イメージリーダ、あるいはキーボードなどの適
宜な入力装置(図示せず)により入力される所望の記録
情報に基づいて選択的に発熱される複数の発熱素子(図
示せず)が図1および図2において両矢印Aにて示す移
動方向に沿う記録方向に対して直交する方向に沿って整
列配置されている。すなわち、各発熱素子は、副走査方
向などと称される図示しない記録媒体の搬送方向に沿っ
て整列配置されている。
【0023】また、ヘッド駆動モータ5は、後述する各
部の動作の制御を司る制御手段30(図3)に電気的に
接続されており、制御手段30から送出される制御指令
に基づいて、サーマルヘッド6がプラテン4に対して離
間したヘッドアップ状態と、サーマルヘッド6がプラテ
ン4に対して当接したヘッドダウン状態との2位置を選
択的に切り換えることができるようになっている。
【0024】前記キャリッジ2は、キャリッジ駆動モー
タ7(図3)の駆動力によって、図2において両矢印A
にて示すように、プラテン4に沿って往復移動可能とさ
れている。このキャリッジ駆動モータ7は、後述する制
御手段30(図3)に電気的に接続されており、制御手
段30から送出される制御指令に基づいて駆動可能とさ
れている。なお、本実施形態においては、記録時のキャ
リッジ2の移動方向は、図2において矢印Bにて示す方
向とされている。
【0025】前記キャリッジ2のキャリッジフレーム3
の表面上には、インクリボンRを走行させるインクリボ
ン走行機構10として、キャリッジフレーム3の右上角
部近傍に回転自在に突設されている巻取りボビン11を
具備する巻取り機構12と、同様にキャリッジ2の左上
角部近傍に回転自在に突設されている送出しボビン13
を具備する送出し機構14とが配設されている。
【0026】前記巻取りボビン11は、インクリボンR
が巻回されている巻取りリール16が係合可能とされて
おり、送出しボビン13は、インクリボンRが巻回され
ている送出しリール17が係合可能とされている。そし
て、各ボビン11,13は、カップリング19(図1に
一方のみ図示)を介して接続された超音波モータからな
るリボン走行モータ20の駆動力によりそれぞれ個別に
回転駆動可能とされている。すなわち、巻取りボビン1
1は、巻取り用のリボン走行モータ20たる巻取りモー
タ20a(図3)の駆動力により、ダイレクトドライブ
と称される直接駆動され、送出しボビン13は、送出し
用のリボン走行モータ20たる送出しモータ20b(図
3)の駆動力により、直接駆動されるようになってい
る。また、各リボン走行モータ20は、後述する制御手
段30に電気的にそれぞれ接続されており、制御手段3
0から送出される制御指令に基づいて駆動可能とされて
おり、記録動作を実行する際の記録時に、インクリボン
Rを送出しリール17から繰り出して巻取りリール16
で巻き取るように、図2において矢印Cにて示す方向に
走行可能に形成されている。
【0027】前記キャリッジフレーム3の表面上の巻取
りボビン11と送出しボビン13との間には、リボン経
路に臨んでいる複数、本実施形態においては12個のロ
ーラ22a,22b,22c,22d,22e,22
f,22g,22h,22i,22j,22k,22l
が回転自在に配設されており、2つのローラ22f,2
2gの間であるリボン経路の中間部分において記録時に
おけるインクリボンRがサーマルヘッド6と当接するよ
うに形成されている。
【0028】前記リボン経路に望んでいる2つのローラ
22e,22fの間には、テンション検出ローラ23b
が回転自在に配設されている。このテンション検出ロー
ラ23bは、ロードセルからなるテンションセンサ24
bに連結されており、送出しトルクたるバックテンショ
ンを検出することができるようになされている。そし
て、テンションセンサ24bは、後述する制御手段30
に電気的に接続されており、記録動作を実行する際に、
インクリボンRに付与されている送出しトルクたるバッ
クテンションを検出して制御手段30に送出するように
されている。
【0029】前記テンション検出ローラ23bおよびテ
ンションセンサ24bにより、本実施形態の送出しトル
クたるバックテンションを検出するためのテンション検
出手段25bが構成されている。
【0030】また、前記リボン経路に臨んでいる2つの
ローラ22g,22hの間には、テンション検出ローラ
23aが回転自在に配設されている。このテンション検
出ローラ23aは、ロードセルからなるテンションセン
サ24aに連結されており、巻取りトルクたるフロント
テンションを検出することができるようになされてい
る。そして、テンションセンサ24aは、後述する制御
手段30に電気的に接続されており、記録動作を実行す
る際に、インクリボンRに付与されている巻取りトルク
たるフロントテンションを検出して制御手段30に送出
するようにされている。
【0031】前記テンション検出ローラ23aおよびテ
ンションセンサ24aにより、本実施形態の巻取りトル
クたるフロントテンションを検出するためのテンション
検出手段25aが構成されている。
【0032】なお、各テンションセンサ24a,24b
としては、記録動作を実行する際にインクリボンRのテ
ンションをリアルタイムで検出できるものであればよ
く、特に本実施形態のロードセルに限定されるものでは
ない。
【0033】ここで、本発明の熱転写プリンタの制御手
段30の一例について図3により説明する。
【0034】図3は本発明に係るインクリボン走行方法
を用いたインクリボン走行機構を搭載した熱転写プリン
タの実施形態の制御手段の要部を示すブロック図であ
る。
【0035】前記制御手段30は、熱転写プリンタの各
部の動作を司るためのものであり、図3に示すように、
少なくとも、CPU31と、適宜な容量のROM、RA
Mなどにより形成されたメモリ32とを有している。
【0036】前記制御手段30には、少なくともヘッド
駆動モータ5、サーマルヘッド6、キャリッジ駆動モー
タ7、リボン走行モータ20たる巻取りモータ20aお
よび送出しモータ20b、テンションセンサ24a,2
4bおよび図示しない記録媒体を搬送する搬送モータや
電源スイッチや操作パネルに配設された各種の操作スイ
ッチや表示手段などが図示しないI/Oインターフェー
スを介して電気的に接続されている。
【0037】なお、リボン走行モータ20は、例えば、
8ビットのD/Aコンバータ33からコントローラある
いはドライバと称されるリボン走行モータ用ドライバ3
4に入力される参照電圧の電圧値により回転数が制御さ
れて駆動されるようになっている。
【0038】また、ヘッド駆動モータ5、サーマルヘッ
ド6およびキャリッジ駆動モータ7なども図示しないド
ライバにより駆動されるようになっている。
【0039】前記メモリには、少なくともテンション制
御部35が設けられており、このテンション制御部35
には、記録動作を実行する際に、巻取りボビン11およ
び送出ボビン13のうちの少なくとも巻取りボビン1
1、本実施形態においては巻取りボビン11および送出
ボビン13の両者を、超音波モータからなるリボン走行
モータ20の駆動力をもって直接駆動するとともに、イ
ンクリボンRのテンションが一定となるようにリボン走
行モータ20の回転速度たる回転数、詳しくはリボン走
行モータ用ドライバ34に入力する参照電圧の電圧値を
制御する制御プログラムが記憶されている。
【0040】なお、インクリボンRのテンションが一定
となるようにリボン走行モータ20の回転速度を制御す
るとは、本実施形態においては、各テンション検出手段
25a,25bを構成するテンションセンサ24a,2
4bにより検出されるインクリボンRの各テンションが
一定値になるように、各リボン走行モータ20の回転数
を制御するということであり、具体的には、後述するよ
うに、一定の時間間隔でインクリボンRのテンションを
テンションセンサ24a,24bにより検出し、この検
出したインクリボンRのテンションがねらい値に近づく
ようにリボン走行モータ用ドライバ34に入力する参照
電圧の電圧値を制御することにより実行できる。
【0041】また、テンション制御部35は、参照電圧
記憶手段36と、動作制御部37とを有している。
【0042】前記参照電圧記憶手段36には、初回動
作、詳しくはインクリボンRを交換した直後の記録動
作、および、1頁の最初の行の記録動作においてリボン
走行モータ20に印加する仮参照電圧が予め記憶されて
いるとともに、記録動作を実行した際のリボン走行モー
タ20の回転数を制御する参照電圧が記憶されるように
なっている。
【0043】前記動作制御部37には、特にリボン走行
モータ20を駆動する制御プログラムが記憶されてい
る。すなわち、記録動作を実行する場合、初回動作(第
1行目の印刷)においては、参照電圧記憶手段36に予
め記憶した仮参照電圧を用いる。印刷の開始にともな
い、キャリッジ駆動モータ7を駆動させ、同時にリボン
走行モータ20も起動させる。そして、キャリッジ2の
速度が印刷に好適な所定の速さに到達するまで徐々に増
速し(スローアップ)、このスローアップに連動させ
て、前記仮参照電圧を用いてリボン走行モータ20もス
ローアップさせる。その後、キャリッジ2が所定の一定
速度に達したらこれを保持して記録動作を開始する。そ
の際、リボン走行モータ20の回転数を制御する参照電
圧を、インクリボンRのテンションが一定となるように
制御するとともに、この記録動作時における参照電圧の
最終電圧値を参照電圧記憶手段36に記憶し、次行以降
の記録動作時においては、参照電圧記憶手段36に記憶
した前行の最終電圧値を印加することによりリボン走行
モータ20を起動する。以上の制御プログラムが前記動
作制御部37に記憶されている。
【0044】また、メモリ32には、電源投入時のイニ
シャライズ動作を実行する制御プログラムや、ヘッド駆
動モータ5を制御することによりプラテン4に対するサ
ーマルヘッド6の接離動作およびそのタイミングを制御
する制御プログラムや、キャリッジ駆動モータ7を制御
することによりキャリッジの移動速度、移動方向および
移動位置などを制御する制御プログラムや、記録媒体の
搬送異常を検出するプログラムなどの各種のプログラ
ム、および、記録動作に要する各種のデータなども記憶
されるようになっている。
【0045】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用についてインクリボン走行方法とともに図4に示
すフローチャートにより説明する。
【0046】図4は本発明に係るインクリボン走行方法
を用いた熱転写プリンタの動作を説明するフローチャー
トである。
【0047】図4に示すように、本実施形態の熱転写プ
リンタ1による記録動作が開始されると、ステップST
01において、制御手段30から送出される制御指令によ
り、キャリッジ2をホームポジションと称される動作基
準位置へ移動するキャリッジリターンを実行する。
【0048】ついで、ステップST02において、初回動
作か否か、詳しくは、インクリボンRを交換した直後の
最初の行の記録動作か、あるいは、1頁の最初の行の記
録動作か否かを判断し、ステップST02の判断がYES
の場合には、ステップST03に進行し、リボン走行モー
タ20の回転数を制御する参照電圧の電圧値をメモリ3
2に予め記憶した仮参照電圧の電圧値、例えば、8ビッ
トのD/Aコンバータ33であればRef=128を読
み出して、つぎのステップST05に進行する。なお、R
ef=128は、8ビットのD/Aコンバータ33であ
れば128/255であり、リボン走行モータ20の回
転数を制御する参照電圧の最大値を3.2Vとした場
合、リボン走行モータ20の回転数を制御する参照電圧
の電圧値が1.6Vということである。
【0049】前記ステップST02の判断がNOの場合に
は、つぎのステップST04に進行し、参照電圧記憶手段
36に記憶されている前行の記録状態における参照電圧
の最終電圧値を、リボン走行モータ20の回転数を制御
する参照電圧の電圧値(Ref=Ref_last)と
して読み出してつぎのステップST05に進行する。
【0050】ついで、ステップST05において、リボン
テンション定常化準備、すなわち、記録動作開始である
キャリッジ2のスローアップ動作開始にともなうリボン
走行モータ20のスローアップ動作開始の瞬間から所望
のテンションとなるようにインクリボンRに予めテンシ
ョンを付与する準備を行い、つぎのステップST06に進
行する。
【0051】ついで、ステップST06において、ヘッド
駆動モータ5を駆動することによりサーマルヘッド6の
ヘッドダウンを実行するとともに、インクリボンRを図
2矢印C方向へ走行開始させるためのリボン走行モータ
20の反時計方向への回転開始(US_motor S
TART)、および、キャリッジ2を図2矢印B方向へ
移動開始させるためのキャリッジ駆動モータ7の反時計
方向(CCW)への回転開始(CR_motor ST
ART)を実行し、つぎのステップST07に進行する。
【0052】ついで、ステップST07において、リボン
走行モータ20のスローアップに要する総時間とスロー
アップの時間をカウントするタイマのカウンタの値を設
定し、つぎのステップST08に進行する。
【0053】このステップST07の具体例としては、リ
ボン走行モータ20のスローアップに要する総時間を5
0(SU_step=50)msecとし、スローアッ
プの時間をカウントする1msec単位のタイマのカウ
ンタの値を0(SU_cont=0)とすることで実行
する。なお、リボン走行モータ20のスローアップに要
する総時間は、キャリッジ駆動モータ7のスローアップ
と同期させるためにキャリッジ駆動モータ7のスローア
ップに要する総時間と同一に設定される。
【0054】ついで、ステップST08において、キャリ
ッジ駆動モータ7のスローアップに同期させてリボン走
行モータ20のスローアップを実行し、つぎのステップ
ST09に進行する。
【0055】すなわち、リボン走行モータ20としての
超音波モータは、D/Aコンバータ33から出力される
参照電圧値(Ref_out)により回転数が変化す
る。そこで、キャリッジ駆動モータ7のスローアップに
同期させてリボン走行モータ20のスローアップを実行
する具体例としては、50msecでスローアップする
ために、スローアップ時の参照電圧変化最小時間(Ti
mer)をカウントするための1msec単位のタイマ
を用いて、参照電圧を50段階で0Vから1.6Vへ上
昇させて、リボン走行モータ20の回転数を0から走行
時回転数(記録時回転数)へ加速度的に到達させること
で実行する。これをプログラムにより表現すると、 Ref_out=(Ref/SU_step)×SU_
cont Timer SU_cont=SU_cont+1 となる。
【0056】ついで、ステップST09において、リボン
走行モータ20のスローアップが終了したか否かをタイ
マのカウント数により判断(SU_cont=SU_s
tep?)し、ステップST09の判断がYESの場合に
は、つぎのステップST10に進行する。
【0057】前記ステップST09の判断がNOの場合に
は、ステップST08に戻り、ステップST09においてY
ESの判断が出るまで繰り返す。
【0058】ついで、ステップST10において、D/A
コンバータ33の出力電圧値を参照電圧(Ref_ou
t=Ref)とするとともに、記録情報に基づくサーマ
ルヘッド6への通電を開始して、つぎのステップST11
に進行する。この時点からキャリッジ駆動モータ7およ
びリボン走行モータ20は、等速度回転を開始し、キャ
リッジ2およびインクリボンRは等速度走行を開始し、
記録情報に基づいたサーマルヘッド6によるインクリボ
ンRのインクを記録媒体に転写する記録を実行する。
【0059】ついで、ステップST11において、一定の
時間間隔でインクリボンRのテンションをテンションセ
ンサ24a,24bにより検出し、インクリボンRの各
テンションが所望の値であるねらい値と等しいか否かを
判断し、ステップST11における検出したインクリボン
Rの各テンションがねらい値と等しい場合には、つぎの
ステップST14に進行する。
【0060】前記ステップST11における検出したイン
クリボンRの各テンションがねらい値より大きい場合に
は、つぎのステップST12に進行して、インクリボンR
のテンションがねらい値に近づくように、参照電圧の値
を1段階下げ(Ref_out=Ref_out−
1)、その後、つぎのステップST14に進行する。
【0061】前記ステップST11における検出したイン
クリボンRの各テンションがねらい値より小さい場合に
は、つぎのステップST13に進行して、インクリボンR
のテンションがねらい値に近づくように、参照電圧の値
を1段階上げ(Ref_out=Ref_out+
1)、その後、つぎのステップST14に進行する。
【0062】すなわち、ステップST11からステップS
T14に至る段階で、一定の時間間隔でインクリボンRの
各テンションをテンションセンサ24a,24bにより
検出し、インクリボンRの各テンションがねらい値に近
づくように各リボン走行モータ20a,20bの回転速
度たる回転数を制御する。
【0063】ついで、ステップST14において、サーマ
ルヘッド6への通電が終了したか否か、詳しくは1行の
記録が終了したか否かを判断し、ステップST14の判断
がYESの場合には、つぎのステップST15に進行す
る。
【0064】前記ステップST14の判断がNOの場合に
は、ステップST11に戻り、ステップST14においてY
ESの判断が出るまで、一定の時間間隔でインクリボン
Rの各テンションをテンションセンサ24a,24bに
より検出し、インクリボンRの各テンションがねらい値
に近づくようにリボン走行モータ20の回転速度を制御
する動作を繰り返す。なお、各リボン走行モータ20は
それぞれを独立的に制御することで、インクリボンRに
付与する各テンション、詳しくはフロントテンションお
よびバックテンションをそれぞれ個別のねらい値で制御
する。
【0065】ついで、ステップST15において、サーマ
ルヘッド6への通電が終了した際のD/Aコンバータ3
3の出力電圧値、すなわち、記録を実行した行の記録時
におけるリボン走行モータ20に対する参照電圧の最終
電圧値(Ref_last=Ref_out)を参照電
圧記憶手段36に記憶するとともに、リボン走行モータ
20の記録に好適な所定の速度から停止に到達するまで
の減速であるスローダウンに要する総時間とスローダウ
ンの時間をカウントするタイマのカウンタの値を設定
し、つぎのステップST16に進行する。
【0066】すなわち、本実施形態においては、1行の
記録動作を実行する毎に、参照電圧記憶手段34に最終
電圧値が記憶され、この記憶された最終電圧値がつぎの
行の記録動作時のリボン走行モータ20の回転数を制御
する参照電圧として用いられる。
【0067】また、ステップST15におけるリボン送り
モータ20のスローダウンの具体例としては、リボン走
行モータ20のスローダウンに要する総時間を80(S
D_step=80)msecとし、スローダウンの時
間をカウントする1msec単位のタイマのカウンタの
値を0(SD_cont=0)とすることで実行する。
なお、リボン走行モータ20のスローダウンに要する総
時間は、キャリッジ駆動モータ7のスローダウンと同期
させるためにキャリッジ駆動モータ7のスローダウンに
要する総時間と同一に設定される。
【0068】ついで、ステップST16において、キャリ
ッジ駆動モータ7のスローダウンに同期させてリボン走
行モータ20のスローダウンを実行し、つぎのステップ
ST17に進行する。
【0069】すなわち、リボン走行モータ20としての
超音波モータは、D/Aコンバータ33から出力される
参照電圧値(Ref_out)により回転数が変化す
る。そこで、スローアップ時と同様に、キャリッジ駆動
モータ7のスローダウンに同期させてリボン走行モータ
20のスローダウンを実行する具体例としては、80m
secでスローダウンするために、スローダウン時の参
照電圧変化最小時間(Timer)をカウントするため
の1msec単位のタイマを用いて、サーマルヘッド6
への通電が終了した際のD/Aコンバータ33から出力
される参照電圧値を80段階で0Vへ下降させて、リボ
ン走行モータ20の回転数を走行時回転数(記録時回転
数)から0へ加速度的に到達させることで実行する。こ
れをプログラムにより表現すると、 Ref_out=Ref_last−(Ref_las
t/SD_step)×SD_cont Timer SD_cont=SD_cont+1 となる。
【0070】ついで、ステップST17において、リボン
走行モータ20のスローダウンが終了したか否かをタイ
マのカウント数により判断(SD_cont=SU_s
tep?)し、ステップST17の判断がYESの場合に
は、つぎのステップST18に進行する。
【0071】前記ステップST17の判断がNOの場合に
は、ステップST16に戻り、ステップST17においてY
ESの判断が出るまで繰り返す。
【0072】ついで、ステップST18において、インク
リボンRの走行を停止させるためのリボン走行モータ2
0の回転停止(US_motor STOP)、キャリ
ッジ2を停止させるためのキャリッジ駆動モータ7の回
転停止(CR_motorSTOP)、および、ヘッド
駆動モータ5を駆動することによりサーマルヘッド6の
ヘッドアップを実行し、つぎのステップST19に進行す
る。
【0073】ついで、ステップST19において、全ての
行の記録が終了したか否かを判断し、ステップST17の
判断がNOの場合には、ステップST01に戻り、ステッ
プST19においてYESの判断が出るまで繰り返す。
【0074】前記ステップST19の判断がYESの場合
には処理を終了する。
【0075】このように、本実施形態の熱転写プリンタ
1によれば、超音波モータからなるリボン走行モータ2
0は、低速低振動回転ができるため、減速機構が不要と
なり、インクリボン走行機構10の構成を簡単にするこ
とができるとともに、インクリボンRに振動を与えずに
走行させることができる。さらに、超音波モータからな
るリボン走行モータ20は、リボン走行モータ用ドライ
バ34に印加する参照電圧値を変化させることにより回
転速度を容易に制御することができるので、インクリボ
ンRに付与するテンションを一定に保持することが容易
にでき、その結果小型化および高画質の記録品質を容易
に得ることができる。
【0076】また、本実施形態の熱転写プリンタ1によ
れば、2行目以降のリボン走行モータ20の起動時のス
ローアップを実行する際に、前行の記録時に用いた参照
電圧を記憶(学習)して用いることができるので、2行
目以降のリボン走行モータ20の回転数を正確に瞬時に
制定することができ、超音波モータからなるリボン走行
モータ20の発熱状態に起因して生じる効率の変化、詳
しくは参照電圧を一定にしても超音波モータからなるリ
ボン走行モータ20の回転数を正確に瞬時に整定するこ
とができないという不都合を防止することができるの
で、1頁の各行の行頭から行末までの記録品質を一定に
することができ、その結果、高画質の記録品質を容易か
つ確実に得ることができる。
【0077】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る本発
明のインクリボン走行方法によれば、超音波モータから
なるリボン走行モータは、低速低振動回転ができるた
め、減速機構が不要となり、インクリボン走行機構の構
成を簡単にすることができるとともに、インクリボンに
振動を与えずに走行させることができる。さらに、超音
波モータからなるリボン走行モータは、リボン走行モー
タ用ドライバに印加する参照電圧値を変化させることに
より回転速度を容易に制御することができるので、イン
クリボンに付与するテンションを一定に保持することが
容易にでき、その結果小型化および高画質の記録品質を
容易に得ることができるなどの極めて優れた効果を奏す
る。
【0079】また、請求項2に係る本発明のインクリボ
ン走行方法によれば、請求項1に記載の効果に加えて、
超音波モータからなるリボン走行モータの発熱状態に起
因して生じる効率の変化、詳しくは参照電圧を一定にし
ても超音波モータからなるリボン走行モータの回転数を
正確に瞬時に整定することができないという不都合を防
止することができるので、1頁の各行の行頭から行末ま
での記録品質を一定にすることができ、その結果、高画
質の記録品質を容易かつ確実に得ることができるなどの
極めて優れた効果を奏する。
【0080】また、請求項3に係る本発明の熱転写プリ
ンタによれば、超音波モータからなるリボン走行モータ
は、低速低振動回転ができるため、減速機構が不要とな
り、インクリボン走行機構の構成を簡単にすることがで
きるとともに、インクリボンに振動を与えずに走行させ
ることができる。さらに、超音波モータからなるリボン
走行モータは、リボン走行モータ用ドライバに印加する
参照電圧値を変化させることにより回転速度を容易に制
御することができるので、インクリボンに付与するテン
ションを一定に保持することが容易にでき、その結果小
型化および高画質の記録品質を容易に得ることができる
などの極めて優れた効果を奏する。したがって、請求項
1に係る本発明のインクリボン走行方法を容易に実現す
ることができるなどの極めて優れた効果を奏する。
【0081】また、請求項4に係る本発明の熱転写プリ
ンタによれば、請求項3に記載の効果に加えて、超音波
モータからなるリボン走行モータの発熱状態に起因して
生じる効率の変化、詳しくは参照電圧を一定にしても超
音波モータからなるリボン走行モータの回転数を正確に
瞬時に整定することができないという不都合を防止する
ことができるので、1頁の各行の行頭から行末までの記
録品質を一定にすることができ、その結果、高画質の記
録品質を容易かつ確実に得ることができる。したがっ
て、請求項2に係る本発明のインクリボン走行方法を容
易に実現することができるなどの極めて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインクリボン走行方法を用いた
本発明に係る熱転写プリンタの実施形態のキャリッジ近
傍の斜視図
【図2】 図1の正面図
【図3】 図1の熱転写プリンタの実施形態の制御手段
の要部を示すブロック図
【図4】 本発明に係るインクリボン走行方法を用いた
本発明に係る熱転写プリンタの動作を説明するフローチ
ャート
【符号の説明】
1 熱転写プリンタ 2 キャリッジ 4 プラテン 5 ヘッド駆動モータ 6 サーマルヘッド 7 キャリッジ駆動モータ 10 インクリボン走行機構 11 巻取りボビン 12 巻取り機構 13 送出しボビン 14 送出し機構 16 巻取りリール 17 送出しリール 20 リボン走行モータ 20a 巻取りモータ 20b 送出しモータ 23a、23b テンション検出ローラ 24a、24b テンションセンサ 25a、25b テンション検出手段 30 制御手段 31 CPU 32 メモリ 35 テンション制御部 36 参照電圧記憶手段 37 動作制御部 R インクリボン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録動作を実行する際に、キャリッジの
    移動にともなってインクリボンを走行させるインクリボ
    ン走行方法であって、 記録動作を実行する際に、巻取りボビンおよび送出ボビ
    ンのうちの少なくとも前記巻取りボビンを超音波モータ
    からなるリボン走行モータの駆動力をもって直接駆動す
    るとともに、インクリボンのテンションが一定となるよ
    うに前記リボン走行モータの回転速度を制御することを
    特徴とするインクリボン走行方法。
  2. 【請求項2】 記録動作を実行する際に、初回動作にお
    いては、予め記憶した仮参照電圧を用いて、前記キャリ
    ッジの起動時のスローアップ動作に連動させて、前記リ
    ボン走行モータの起動時のスローアップを実行し、その
    後、記録時における前記リボン走行モータの回転数を制
    御する参照電圧を、インクリボンのテンションが一定と
    なるように制御するとともに、記録時における参照電圧
    の最終電圧値を記憶し、次行以降の記録動作時において
    は、記憶した前行の最終電圧値をリボン走行モータ用ド
    ライバに印加することにより、前記リボン走行モータを
    起動することを特徴とする請求項1に記載のインクリボ
    ン走行方法。
  3. 【請求項3】 キャリッジ駆動モータの駆動力をもって
    プラテンに沿って往復移動可能とされインクリボンを走
    行可能なインクリボン走行機構を搭載し得るキャリッジ
    と、 前記キャリッジに配設され前記プラテンに対して接離可
    能とされた複数の発熱素子を記録方向に対して直交する
    方向に整列配置してなるサーマルヘッドと、インクリボ
    ンの走行状態におけるテンションを検出可能なテンショ
    ン検出手段と、 各部の動作の制御を司る制御手段とを具備し、 前記インクリボン走行機構は、巻取りボビンを具備する
    巻取り機構および送出しボビンを具備する送出し機構を
    有するとともに、前記巻取りボビンおよび前記送出ボビ
    ンのうちの少なくとも前記巻取りボビンを超音波モータ
    からなるリボン走行モータの駆動力をもって直接駆動可
    能に形成され、 前記制御手段は、記録動作を実行する際に、前記テンシ
    ョン検出手段により検出されるインクリボンのテンショ
    ンが一定値になるように前記リボン走行モータの回転速
    度を制御するテンション制御部を有していることを特徴
    とする熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記テンション制御部は、 前記リボン走行モータの回転数制御に供する参照電圧を
    記憶する参照電圧記憶手段と、 記録動作を実行する際に、初回動作においては、予め記
    憶した仮参照電圧を用いて、前記キャリッジの起動時の
    スローアップ動作に連動させて、前記リボン走行モータ
    の起動時のスローアップを実行し、その後、記録時にお
    ける前記リボン走行モータの回転数を制御する参照電圧
    を、インクリボンのテンションが一定となるように制御
    するとともに、記録時における参照電圧の最終電圧値を
    前記参照電圧記憶手段に記憶し、次行以降の記録動作時
    においては、記憶した前行の最終電圧値をリボン走行モ
    ータ用ドライバに印加することにより、前記リボン走行
    モータを起動する動作制御部と、を有していることを特
    徴とする請求項3に記載の熱転写プリンタ。
JP27939099A 1999-09-30 1999-09-30 インクリボン走行方法および熱転写プリンタ Withdrawn JP2001096875A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231861A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sato Corp 熱転写プリンタ
JP2006231860A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sato Corp 熱転写プリンタ
JP2010221503A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Dainippon Printing Co Ltd 印刷ユニットおよび印刷システム
JP2012006164A (ja) * 2010-06-22 2012-01-12 Dainippon Printing Co Ltd 印刷ユニットおよび印刷システム
CN113661069A (zh) * 2019-03-31 2021-11-16 兄弟工业株式会社 带盒

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