JP2001085155A - 有機エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス装置

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JP2001085155A
JP2001085155A JP25853799A JP25853799A JP2001085155A JP 2001085155 A JP2001085155 A JP 2001085155A JP 25853799 A JP25853799 A JP 25853799A JP 25853799 A JP25853799 A JP 25853799A JP 2001085155 A JP2001085155 A JP 2001085155A
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organic
organic electroluminescence
laminate
organic electroluminescent
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JP25853799A
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English (en)
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Takahiro Komatsu
隆宏 小松
Akira Gyotoku
明 行徳
Shinji Komori
慎司 小森
Sumiya Miyake
澄也 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/842Containers
    • H10K50/8426Peripheral sealing arrangements, e.g. adhesives, sealants

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの酸素及び水分の進入を防止してダ
ークスポットの成長や輝度の低下の経時変化を抑え長寿
命化を図った有機エレクトロルミネッセンス素子及び装
置の提供を目的とする。 【解決手段】 基板1上に配置された一対の電極2,6
の間に少なくとも一層の有機薄膜層3が狭持された積層
体を備え、この積層体の少なくとも一部分を気密性シー
ルド材7によって外部と遮断し、積層体と気密性シール
ド材7の少なくとも一部分とを、1分子内に2個以上の
エポキシ基を有するエポキシ化合物、光カチオン硬化開
始剤、および板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤からな
る群より少なくとも1つ選ばれる無機充填剤を必須成分
とし、かつ無機充填剤が樹脂組成物中に20重量パーセ
ント以上含まれた光硬化性樹脂組成物によって接着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の表示装置や
光源またはバックライトもしくは光通信機器用の発光素
子として用いられる有機エレクトロルミネッセンス素子
及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス装置に
係り、特に有機エレクトロルミネッセンス素子の信頼性
向上のための封止構造の最適化に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセンス素子(以下、
「EL素子」と記す)とは、固体蛍光性物質の電界発光
を利用した発光デバイスであり、現在までに無機系材料
を発光体として用いた無機EL素子が実用化され、液晶
ディスプレイのバックライトやフラットディスプレイ等
への応用展開が一部で図られている。
【0003】一方、有機材料を用いた有機EL素子に関
する研究も古くから注目され、様々な検討が行われてき
たが、発光効率が非常に悪いことから本格的な実用化研
究へは進展しなかった。しかし、1987年にコダック
社のシー.ダブリュー.タン(C.W.Tang)らに
より、有機材料を正孔輸送層と発光層の2層に分けた機
能分離型の積層構造を有する有機EL素子が提案され、
10V以下の低電圧にもかかわらず1000cd/m2
以上の高輝度発光が得られることが明らかとなった
(C.W.Tang and S.A.Vanslyk
e:Appl.Phys.Lett、51(1987)
P913)。これ以降、有機EL素子が俄然注目され始
め、現在も同様の構成を有する積層型の有機EL素子に
ついての研究が盛んに行われている。
【0004】ここで、従来の有機EL素子構成について
図3により簡単に説明する。
【0005】図3は従来の有機エレクトロルミネッセン
ス素子の要部断面図である。
【0006】図3において、1は基板、2は正孔注入電
極、3は有機薄膜層、4は正孔輸送層、5は発光層、6
は陰極である。すなわち、従来の有機EL素子は、ガラ
ス等の透明又は半透明な基板1と、基板1上にスパッタ
リング法等により形成されたITOなどの透明な導電性
膜からなる正孔注入電極2と、正孔注入電極2上に抵抗
加熱蒸着法等により形成されたTPD(N,N’−ジフ
ェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,
1’−ジフェニル−4,4’−ジアミン)等からなる正
孔輸送層4と、正孔輸送層4上に抵抗加熱蒸着法等によ
り形成されたAlq3(8−Hydroxyquino
line Aluminume)等からなる発光層5
と、発光層5上に抵抗加熱蒸着法等により形成された金
属膜等からなる陰極6とを備えている。
【0007】上記構成を有する有機EL素子の正孔注入
電極2をプラス極として、また陰極6をマイナス極とし
て直流電圧または直流電流を印加すると、正孔注入電極
2から正孔輸送層4を介して発光層5に正孔が注入さ
れ、陰極6から発光層5に電子が注入される。発光層5
では正孔と電子の再結合が生じ、これに伴って生成され
る励起子が励起状態から基底状態へ移行する際に発光現
象が起こる。また、有機薄膜層3を構成する層構造や発
光層5に用いる材料を変えることによって、発光波長を
変えることができる。
【0008】このような有機エレクトロルミネッセンス
素子の発光特性を向上させるために、これまで、発光層
や正孔輸送層等の有機薄膜層の構成やこれに用いる有機
材料の改良や、陽極及び陰極に用いる材料の改良が検討
されてきた。
【0009】例えば、後者の陽極及び陰極の材料の改良
については、発光層へ電子の注入が容易となるように陰
極と発光層との障壁を低くすることを目的として、米国
特許第4,885,211号明細書に記載のMg−Ag
合金や特開平5−121172号公報に記載のAl−L
i合金等のような仕事関数が小さく、かつ電気伝導性の
高い材料が提案され、現在でもこのような材料が広く用
いられている。
【0010】しかしながら、これらの合金材料は活性が
高く、化学的に不安定であるために、空気中の水分や酸
素との反応によって腐食や酸化を生じる。このような陰
極の腐食や酸化は、発光層内に存在するダークスポット
(D.S.)と呼ばれる未発光部を著しく成長させ、有
機エレクトロルミネッセンス素子における経時的な特性
劣化の原因となっている。
【0011】また、陰極に限らず、発光層や正孔輸送層
等の有機薄膜層に用いられる有機材料についても、一般
に水分や酸素との反応によって構造の変化を生じるた
め、同様にダークスポットの成長を招く原因となる。
【0012】本発明者らは、ダークスポットの成長に関
して様々な観点から検討した結果、例えば10-4Tor
r程度の真空中に存在するような極微量の水分であって
も、ダークスポットの成長を促進させてしまうことを発
見した。したがって、ダークスポットの成長を完全に無
くし、有機エレクトロルミネッセンス素子の耐久性や信
頼性を高めるためには、陰極や有機薄膜層に用いる材料
と水分や酸素との反応を防止するために、有機エレクト
ロルミネッセンス素子全体が封止されている必要があ
る。
【0013】有機エレクトロルミネッセンス素子の封止
については、これまで多くの検討が行われてきたが、中
でも最も一般的な方法は、ガラス製キャップ等からなる
気密性シールド材を有機エレクトロルミネッセンス素子
に封着するというものである。このような封止方法に
は、無機エレクトロルミネッセンス素子で既に用いられ
ているように、背面電極の外側にガラス板を設け、背面
電極とガラス板の間にシリコーンオイルを封入する方法
や、特開平5−089959号公報に開示されているよ
うに、絶縁性無機化合物からなる保護膜を形成した後、
電気絶縁ガラス又は電気絶縁性気密流体によりシールド
する方法等がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、有機
エレクトロルミネッセンス素子の封止方法については様
々な提案が成されているが、未だ有効な封止方法は開発
されていない。何故ならば、これまでの封止材料や封止
手法では水分や酸素の進入を完全に防ぐことはできない
からである。例えば、前述した特開平5−89959号
公報に記載の方法におけるカバーガラスと基板との接着
に用いられたエポキシ樹脂は、一般に3〜5(g/m2
・24h/mm)、ポリイミド樹脂でも2(g/m2
24h/mm)程度の水蒸気透過性がある。このため、
接着部分からの水分の進入を完全に抑えることはでき
ず、その結果ダークスポットの成長を招いてしまう。
【0015】このほかにも、熱硬化型のエポキシ樹脂を
用い封止する方法では、有機EL素子の場合、高温に曝
すと変質する場合があり、50〜100℃が限界である
ため、硬化が不十分となり、高い接着力が得られず樹脂
と基板の界面からの水分の進入が大きくなる。また、光
硬化型樹脂で最も一般的なラジカル硬化系のアクリレー
ト樹脂は耐湿性が悪いという問題があり、いずれもダー
クスポットの成長を招く。
【0016】さらに、特開平5−182759号公報に
は、光硬化性樹脂と透過性の小さな基板とを具備した封
止方法に関する提案があるが、この方法では60℃・9
0%RHのような高温多湿の環境下では水分の進入を完
全に抑えることは不可能である。これは、高温多湿下で
は光硬化性樹脂中を水分が透過してくる以外に、光硬化
性樹脂の接着力不足による樹脂と基板の界面からの水分
の進入が大きいためである。
【0017】本発明は、外部からの酸素及び水分の進入
を防止してダークスポットの成長や輝度の低下の経時変
化を抑え長寿命化を図った有機エレクトロルミネッセン
ス素子及び装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に配置
された一対の電極と、前記一対の電極の間に少なくとも
一層の有機薄膜層が狭持された積層体とを有し、前記積
層体の少なくとも一部分が気密性シールド材によって外
部と遮断された有機エレクトロルミネッセンス素子であ
って、前記積層体と前記気密性シールド材の少なくとも
一部分とが、1分子内に2個以上のエポキシ基を有する
エポキシ化合物、光カチオン硬化開始剤、および板状無
機充填剤、鱗片状無機充填剤からなる群より少なくとも
1つ選ばれる無機充填剤を必須成分とし、かつ前記無機
充填剤が樹脂組成物中に20重量パーセント以上含まれ
た光硬化性樹脂組成物によって接着されていることを特
徴とする。
【0019】本発明によれば、ダークスポットの成長や
輝度の低下という経時変化の少ない信頼性の高い有機エ
レクトロルミネッセンス素子が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、基板上に配置された一
対の電極と、前記一対の電極の間に少なくとも一層の有
機薄膜層が狭持された積層体とを有し、前記積層体の少
なくとも一部分が気密性シールド材によって外部と遮断
された有機エレクトロルミネッセンス素子であって、前
記積層体と前記気密性シールド材の少なくとも一部分と
が、1分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ
化合物、光カチオン硬化開始剤、および板状無機充填
剤、鱗片状無機充填剤からなる群より少なくとも1つ選
ばれる無機充填剤を必須成分とし、かつ前記無機充填剤
が樹脂組成物中に20重量パーセント以上含まれた光硬
化性樹脂組成物によって接着されていることを特徴とす
る有機エレクトロルミネッセンス素子であり、外部から
の水分や酸素をある程度遮断することが可能となるた
め、発光層におけるダークスポットの成長を防止し、発
光輝度の経時的な低下を抑制することができるという作
用を有する。
【0021】ここで、有機エレクトロルミネッセンス素
子の重要な信頼性試験の1つとして耐湿性試験がある。
この耐湿性試験は、高温高湿条件下で有機エレクトロル
ミネッセンス素子を長時間処理し、発光層のダークスポ
ットの成長を観察するものである。本発明者らはこの接
着樹脂である光硬化性樹脂組成物により形成される接着
層の透湿性が組成物に添加する無機充填剤の形状、特性
や添加量に大きく影響されることを見いだした。すなわ
ち板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤からなる群より選
ばれた少なくとも1種の無機充填剤を必須成分とし、か
つ光硬化性エポキシ樹脂の樹脂組成物中に20重量パー
セント以上含まれていると透湿性は小さくなり、有機エ
レクトロルミネッセンス素子の耐湿性試験において、有
機エレクトロルミネッセンス素子内への水分の進入に起
因すると考えられるダークスポットの成長を抑制するこ
とができることが判明した。
【0022】板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤とはそ
のほとんどの場合において劈開性を有する無機充填剤で
あり、劈開とは、標準化学用語辞典(平成3年、社団法
人日本化学会編集)569頁に記載されているように、
結晶がある決まった方向に容易に割れるかあるいははが
れて平滑な面(劈開面)が現れることをいう。つまり結
果的に劈開性を有していれば個々の粒子は板状か鱗片状
となる。このような無機充填剤の例としてはタルク、マ
イカ、雲母などがあるが、形状の要件さえ満たせばガラ
スフレークでもよく、特に限定されるものではない。
【0023】また、これらの無機充填剤の添加量も重要
なファクターである。本発明の光硬化性樹脂組成物にお
いて、板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤からなる群よ
り少なくとも1つ選ばれた無機充填剤の含有量が20重
量パーセント以上で透湿性を顕著に低下させることがで
きる。
【0024】さらに無機充填剤の粒径は、平均粒径が1
0μm以下であれば、低透湿性実現にはより有利とな
る。板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤からなる群より
少なくとも1つ選ばれた無機充填剤の含有量が20重量
パーセント以上含まれれば必要に応じて他に無定形や球
状の無機充填剤を添加することは何ら差し支えない。
【0025】本発明における1分子内に2個以上のエポ
キシ基を有するエポキシ化合物は芳香環を有するもので
あることが好ましい。また、ビスフェノール型エポキシ
樹脂およびナフタレン型エポキシ樹脂からなる群より少
なくとも1つ選ばれるエポキシ化合物が好ましく、さら
に、ビスフェノール型エポキシ樹脂とナフタレン型エポ
キシ樹脂が同時に含まれていることがより好ましい。ビ
スフェノール型エポキシ樹脂は、分子内に芳香環がある
ことで分子自体が撥水性となり透湿性は小さくなると同
時に低粘度であることが特長である。特に2,2’−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エタンのジグリシジルエ
ーテル化物は低粘度でかつ開始剤等他成分の溶解性も良
好であり好ましい。またナフタレン型エポキシ樹脂は高
粘度となる欠点があるものの、きわめて良好な低透湿性
を実現でき、特に、1,6−ジヒドロキシナフタレンの
グリシジルエーテル化物が好ましい。ビスフェノール型
エポキシ樹脂との組み合わせは非常に有効であり、外部
からの水分や酸素を遮断し発光層におけるダークスポッ
トの成長を防止し、発光輝度の経時的な低下を抑制する
ことができるという作用を有する。
【0026】本発明における光硬化性樹脂組成物の必須
成分である光カチオン硬化開始剤は、ジアゾニウム塩、
ヨードニウム塩、スルホニウム塩などいくつかの種類が
あるが、透湿性にはカチオン側構造よりもむしろカウン
ターアニオンの構造が重要である。カウンターアニオン
がヘキサフルオロアンチモネート、テトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートであることが好ましい。光
カチオン硬化開始剤(b)としてヘキサフルオロアンチ
モネートやテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレ
ートを用いた場合、紫外線照射により発生する酸(プロ
トン)の活性が高くなり、光硬化性樹脂組成物の架橋密
度を上げ透湿性を小さくする。
【0027】また、本発明においては、各接着部材との
吸湿時密着性も重要である。エポキシ化合物、光カチオ
ン硬化開始剤、および無機充填剤に加えて、さらに必須
成分としてシランカップリング剤を添加すれば、界面の
密着性がより一層強くなり、界面から侵入する水を抑止
することができる。このシランカップリング剤としては
エポキシ基を有するものが反応性の面でより好ましい。
【0028】本発明における光硬化性樹脂組成物には、
この他、可とう性を得るためのエラストマー、消泡剤、
チキソ付与剤、希釈剤、補助的な熱硬化型硬化促進剤を
必要に応じて添加することは何らさしつかえない。
【0029】以下に本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0030】図1は本発明の実施の形態を示す有機エレ
クトロルミネッセンス素子の要部断面図である。
【0031】図1において基板1の上に正孔注入電極2
が形成され、この正孔注入電極2の上に正孔輸送層4と
発光層5の二層からなる有機薄膜層3が形成され、さら
にその上に電子注入電極6が積層されている。そして、
これらの積層体の周りには気密性シールド材7が配置さ
れその下端を接着層8により正孔注入電極2に接続して
いる。
【0032】基板1としては、透明又は半透明なガラ
ス、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカー
ボネート、非晶質ポリオレフィン等が用いられる。ま
た、基板1はこれらの材料を薄膜とした可撓性を有する
ものやフレキシブル基板でもよい。正孔注入電極2とし
ては、ITO、ATO(SbをドープしたSnO2)、
AZO(AlをドープしたZnO)等が用いられる。
【0033】有機薄膜層3は、発光層5のみの単層構造
の他に、正孔輸送層4と発光層5又は発光層5と電子輸
送層(図示せず)の2層構造や、正孔輸送層4と発光層
5と電子輸送層の3層構造のいずれの構造でもよい。但
し、このような2層構造又は3層構造の場合には、正孔
輸送層4と正孔注入電極2が、又は電子輸送層と電子注
入電極6が接するように積層して形成される。
【0034】発光層5としては、可視領域で蛍光特性を
有し、かつ成膜性の良い蛍光体からなるものが好まし
く、Alq3やBe−ベンゾキノリノール(BeBq2
の他に、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ペンチル−2
−ベンゾオキサゾリル)−1,3,4−チアジアゾー
ル、4,4’−ビス(5,7−ベンチル−2−ベンゾオ
キサゾリル)スチルベン、4,4’−ビス〔5,7−ジ
−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリ
ル〕スチルベン、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ベン
チル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフィン、2,5−
ビス(〔5−α,α−ジメチルベンジル〕−2−ベンゾ
オキサゾリル)チオフェン、2,5−ビス〔5,7−ジ
−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリ
ル〕−3,4−ジフェニルチオフェン、2,5−ビス
(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、
4,4’−ビス(2−ベンゾオキサイゾリル)ビフェニ
ル、5−メチル−2−〔2−〔4−(5−メチル−2−
ベンゾオキサイゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾオキ
サイゾリル、2−〔2−(4−クロロフェニル)ビニ
ル〕ナフト〔1,2−d〕オキサゾール等のベンゾオキ
サゾール系、2,2’−(p−フェニレンジビニレン)
−ビスベンゾチアゾール等のベンゾチアゾール系、2−
〔2−〔4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル〕ビ
ニル〕ベンゾイミダゾール、2−〔2−(4−カルボキ
シフェニル)ビニル〕ベンゾイミダゾール等のベンゾイ
ミダゾール系等の蛍光増白剤や、トリス(8−キノリノ
ール)アルミニウム、ビス(8−キノリノール)マグネ
シウム、ビス(ベンゾ〔f〕−8−キノリノール)亜
鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)アルミニ
ウムオキシド、トリス(8−キノリノール)インジウ
ム、トリス(5−メチル−8−キノリノール)アルミニ
ウム、8−キノリノールリチウム、トリス(5−クロロ
−8−キノリノール)ガリウム、ビス(5−クロロ−8
−キノリノール)カルシウム、ポリ〔亜鉛、ビス(8−
ヒドロキシ−5−キノリノニル)メタン〕等の8−ヒド
ロキシキノリン系金属錯体やジリチウムエピンドリジオ
ン等の金属キレート化オキシノイド化合物や、1,4−
ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−(3−
メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−メチル
スチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、1,4−ビ
ス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3
−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メチ
ルスチリル)2−メチルベンゼン等のスチリルベンゼン
系化合物や、2,5−ビス(4−メチルスチリル)ピラ
ジン、2,5−ビス(4−エチルスチリル)ピラジン、
2,5−ビス〔2−(1−ナフチル)ビニル〕ピラジ
ン、2,5−ビス(4−メトキシスチリル)ピラジン、
2,5−ビス〔2−(4−ビフェニル)ビニル〕ピラジ
ン、2,5−ビス〔2−(1−ピレニル)ビニル〕ピラ
ジン等のジスチルピラジン誘導体や、ナフタルイミド誘
導体や、ペリレン誘導体や、オキサジアゾール誘導体
や、アルダジン誘導体や、シクロペンタジエン誘導体
や、スチリルアミン誘導体や、クマリン系誘導体や、芳
香族ジメチリディン誘導体等が用いられる。さらに、ア
ントラセン、サリチル酸塩、ピレン、コロネン等も用い
られる。
【0035】正孔輸送層4としては、正孔移動度が高
く、透明で成膜性の良いものが好ましくTPD等のトリ
フェニルアミン誘導体の他に、ポルフィン、テトラフェ
ニルポルフィン銅、フタロシアニン、銅フタロシアニ
ン、チタニウムフタロシアニンオキサイド等のポリフィ
リン化合物や、1,1−ビス{4−(ジ−P−トリルア
ミノ)フェニル}シクロヘキサン、4,4’,4’’−
トリメチルトリフェニルアミン、N,N,N’,N’−
テトラキス(P−トリル)−P−フェニレンジアミン、
1−(N,N−ジ−P−トリルアミノ)ナフタレン、
4,4’−ビス(ジメチルアミノ)−2−2’−ジメチ
ルトリフェニルメタン、N,N,N’,N’−テトラフ
ェニル−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N’−ジ
フェニル−N,N’−ジ−m−トリル−4,N,N−ジ
フェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−
1,1’−4,4’−ジアミン、4’−ジアミノビフェ
ニル、N−フェニルカルバゾール等の芳香族第三級アミ
ンや、4−ジ−P−トリルアミノスチルベン、4−(ジ
−P−トリルアミノ)−4’−〔4−(ジ−P−トリル
アミノ)スチリル〕スチルベン等のスチルベン化合物
や、トリアゾール誘導体や、オキサジザゾール誘導体
や、イミダゾール誘導体や、ポリアリールアルカン誘導
体や、ピラゾリン誘導体や、ピラゾロン誘導体や、フェ
ニレンジアミン誘導体や、アニールアミン誘導体や、ア
ミノ置換カルコン誘導体や、オキサゾール誘導体や、ス
チリルアントラセン誘導体や、フルオレノン誘導体や、
ヒドラゾン誘導体や、シラザン誘導体や、ポリシラン系
アニリン系共重合体や、高分子オリゴマーや、スチリル
アミン化合物や、芳香族ジメチリディン系化合物や、ポ
リ3−メチルチオフェン等の有機材料が用いられる。ま
た、ポリカーボネート等の高分子中に低分子の正孔輸送
層4用の有機材料を分散させた、高分子分散系の正孔輸
送層4も用いられる。
【0036】なお、電子輸送層としては、1,3−ビス
(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサ
ジアゾリル)フェニレン(OXD−7)等のオサジアゾ
ール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニル
キノン誘導体等が用いられる。
【0037】電子注入電極6としては、Al、In、M
g、Ti等の金属や、Mg−Ag合金、Mg−In合金
等のMg合金や、Al−Li合金、Al−Sr合金、A
l−Ba合金等のAl合金等が用いられる。特にAl−
Mg合金あるいはAl−Li−Mg合金は、低仕事関数
であってしかも耐食性の優れた金属であり、きわめて有
効である。
【0038】本発明の特徴の一つは、ステンレスやガラ
ス等の気密性シールド部材7を用い、これを基板1に光
硬化性樹脂組成物の接着層8で接着し、有機薄膜EL素
子を封止していることである。接着層8の光硬化性樹脂
組成物については、樹脂の耐湿性及び基板1と気密性シ
ールド部材7との接着性の両面から鋭意検討した。本発
明における接着層8に用いる光硬化性樹脂組成物は、1
分子内に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合
物、光カチオン硬化開始剤、板状無機充填剤、鱗片状無
機充填剤からなる群より少なくとも1つ選ばれる無機充
填剤を必須成分とし、かつ無機充填剤が樹脂組成物中に
20重量パーセント以上含むものである。このような光
硬化性樹脂組成物であれば、優れた耐湿性と、接着性を
実現できることを本発明者らは確認した。
【0039】本発明により製造される有機EL素子の構
成は特に限定されるものではなく、例えば、上記に示し
た正孔注入電極(陽極)2,正孔輸送層4,発光層5,
電子注入電極(陰極)6以外の構造や、正孔注入電極
2,発光層5,電子注入電極6の単層型素子または正孔
注入電極2,発光層5,電子輸送層,電子注入電極6の
2層型構造、及び正孔注入電極2,正孔輸送層4,発光
層5,電子輸送層,電子注入電極6の3層構造であって
もよい。
【0040】また、本発明の有機エレクトロルミネッセ
ンス素子は、図1に示したものに代えて、図2に示すよ
うに基板1上に正孔注入電極2、正孔輸送層4と発光層
5等からなる有機薄膜層3、さらには電子注入電極6を
形成した後に本発明の光硬化性樹脂組成物を被覆層9と
して積層し、その後気密性シールド材7と基板1を光硬
化性樹脂組成物の接着層8で接着してもよい。
【0041】本発明の有機EL素子の製造方法は以下の
とおりである。
【0042】まず、公知の方法によりガラス等の基板1
上に、ITO等からなる正孔注入電極2、TPD等から
なる正孔輸送層4、Alq3等からなる発光層5、Al
−Li合金等からなる電子注入電極6を、抵抗加熱蒸着
法やイオンビームスパッタ法等により順次成膜し、積層
する。さらに、接着工程として、基板1に樹脂組成物の
接着層8により気密性シールド部材7を接着すれば、図
1に示した有機EL素子を得る。
【0043】
【実施例】本発明らが行った有機エレクトロルミネッセ
ンス素子の作成要領は次のとおりである。
【0044】まず、全面にITO膜が形成されたガラス
の基板1に所定のパターン形状を形成するように、IT
Oを利用した正孔注入電極2(膜厚160nm)を塩酸
を用いてエッチングした。この基板1を洗剤(商品名
「セミコクリーン」、フルウチ化学社製)で5分間超音
波洗浄した後、純水で10分間超音波洗浄し、さらにア
ンモニア過酸化水素溶液(NH3:H22:H2O=2:
2:5)で5分間超音波洗浄した後、70℃の純水で5
分間超音波洗浄を行い、窒素ブロア−にて水分を飛ば
し、最後に250℃の温度で加熱し乾燥させた。
【0045】このように洗浄した基板1を抵抗加熱蒸着
装置内にセットし、チャンバー内を2×10-6Torr
以下の真空度まで減圧した後、TPDを蒸着源とし約5
00Åの正孔輸送層4を形成した。続いて、Alq3
蒸着源として約750Åの発光層5を形成する。蒸着速
度は特に限定されないが、TPD及びAlq共に2Å/
sで行った。次に、同一真空層内にて15at%のLi
を含むAlLi合金を蒸着源とし、2000Åの膜厚の
電子注入電極6を形成した。
【0046】この素子が形成された基板1を真空チャン
バーから取り出し、素子の外側に気密性シールド部材7
を形成した。すなわち、気密性シールド材7にSUS3
03(Fe−Cr−Ni合金)を使用し、基板1と接す
る部分に光硬化性エポキシ樹脂をディスペンサー用い塗
布し、素子が形成されたガラスの基板1に重ね合わせ、
有機層にダメージを与えないようにして高圧水銀灯によ
り紫外線を7J/cm 2となるよう照射した。このよう
にして、気密性シールド材7が光硬化性樹脂組成物によ
って接着された有機エレクトロルミネッセンス素子を作
製した。
【0047】作製した有機エレクトロルミネッセンス素
子の評価のため、耐湿性試験を実施し、(表1)及び
(表2)の結果を得た。この試験での不良判定は素子表
面の最も大きいダークスポットが50ミクロン以上とな
ったところで不良とし、同様の実験を3回繰り返した平
均時間を記した。
【0048】また、比較例5については熱硬化型樹脂で
あるので、50℃、3時間の熱硬化条件で硬化し、ガラ
スの基板1と気密性シールド材7を接着後上記と同様の
耐湿性試験を実施した。
【0049】基板1と気密性シールド材7の接着に用い
る光硬化性樹脂組成物のすべての配合は(表1)および
(表2)に従って実施し、ディスパーザーを用い、加
熱、溶融、混合した後、5インチ3本ロールを用い混練
し、粘ちょうな液状の光硬化性樹脂組成物を得た。ま
た、耐湿性試験の結果は(表1)および(表2)にまと
めて記した。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】(表1)及び(表2)から、実施例1〜8
はいずれも優れた耐湿性を有していることがわかる。ま
た、比較例1、2はラジカル硬化系の光硬化性アクリレ
ート樹脂であるため耐湿性がよくない。比較例3は光硬
化性エポキシ樹脂であるが、硬化が不十分で接着性がよ
くない。比較例4は無機充填剤がなく、耐湿性がよくな
い。比較例5は熱硬化型樹脂では硬化が不十分で接着性
がよくない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、基板と気密性シールド
材との接着に低透湿性で接着力の強い光硬化性樹脂組成
物を用いることで、外部から酸素や水分が有機EL素子
へ進入することが防止できる。また、ダークスポットの
成長や輝度の低下という経時変化の少なく、高い信頼性
の求められる動作環境で使用可能な、実用性の高い有機
エレクトロルミネッセンス素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す有機エレクトロルミ
ネッセンス素子の要部断面図
【図2】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の
その他の構成図
【図3】従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の要
部断面図
【符号の説明】
1 基板 2 正孔注入電極 3 有機薄膜層 4 正孔輸送層 5 発光層 6 電子注入電極 7 気密性シールド材 8 接着層 9 被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行徳 明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小森 慎司 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 (72)発明者 三宅 澄也 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB02 AB13 BA07 BB01 CA01 CA05 CA06 CB01 DA00 DB03 EB00 FA01 FA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に配置された一対の電極と、前記一
    対の電極の間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持され
    た積層体とを有し、前記積層体の少なくとも一部分が気
    密性シールド材によって外部と遮断された有機エレクト
    ロルミネッセンス素子であって、前記積層体と前記気密
    性シールド材の少なくとも一部分とが、1分子内に2個
    以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物、光カチオン
    硬化開始剤、および板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤
    からなる群より少なくとも1つ選ばれる無機充填剤を必
    須成分とし、かつ前記無機充填剤が樹脂組成物中に20
    重量パーセント以上含まれた光硬化性樹脂組成物によっ
    て接着されていることを特徴とする有機エレクトロルミ
    ネッセンス素子。
  2. 【請求項2】基板上に配置された一対の電極と、前記一
    対の電極の間に少なくとも一層の有機薄膜層が狭持され
    た積層体とを有し、前記積層体の少なくとも一部分が気
    密性シールド材によって外部と遮断された有機エレクト
    ロルミネッセンス素子であって、前記積層体と前記気密
    性シールド材の少なくとも一部分とが、1分子内に2個
    以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物、光カチオン
    硬化開始剤、板状無機充填剤、鱗片状無機充填剤からな
    る群より少なくとも1つ選ばれる無機充填剤、およびシ
    ランカップリング剤を必須成分とし、かつ前記無機充填
    剤が樹脂組成物中に20重量パーセント以上含まれた光
    硬化性樹脂組成物によって接着されていることを特徴と
    する有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】前記エポキシ化合物が芳香環を有すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の有機エレクトロ
    ルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】前記芳香環を有するエポキシ化合物が、ビ
    スフェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹
    脂からなる群より少なくとも1つ選ばれるエポキシ化合
    物であることを特徴とする請求項3に記載の有機エレク
    トロルミネッセンス素子。
  5. 【請求項5】前記芳香環を有するエポキシ化合物が、ビ
    スフェノール型エポキシ樹脂とナフタレン型エポキシ樹
    脂を必須とすることを特徴とする請求項3または4に記
    載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  6. 【請求項6】前記ビスフェノール型エポキシ樹脂が、
    2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタンのジ
    グリシジルエーテル化物であり、ナフタレン型エポキシ
    樹脂が1,6−ジヒドロキシナフタレンのジグリシジル
    エーテル化物であることを特徴とする請求項5に記載の
    有機エレクトロルミネッセンス素子。
  7. 【請求項7】前記光カチオン硬化開始剤が、ヘキサフル
    オロアンチモネート、およびテトラキス(ペンタフルオ
    ロフェニル)ボレートからなる群より選ばれた少なくと
    も1種のカウンターアニオンを含むことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の有機エレクトロルミネ
    ッセンス素子。
  8. 【請求項8】前記無機充填剤が、タルク、マイカ、およ
    び雲母からなる群より選ばれた少なくとも1種であるこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の有機
    エレクトロルミネッセンス素子。
  9. 【請求項9】前記無機充填剤の平均粒径が、10μm以
    下であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに
    記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  10. 【請求項10】前記光硬化性樹脂組成物のエポキシ化合
    物が2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
    のジグリシジルエーテル化物と1,6−ジヒドロキシナ
    フタレンのジグリシジルエーテル化物からなり、これに
    ヘキサフルオロアンチモネートをカウンターアニオンと
    する光カチオン硬化開始剤成分、無機充填剤として平均
    粒径10μm以下のタルクを配合したことを特徴とする
    請求項1から9のいずれかに記載の有機エレクトロルミ
    ネッセンス素子。
  11. 【請求項11】前記光硬化性樹脂組成物のエポキシ化合
    物が2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン
    のジグリシジルエーテル化物と1,6−ジヒドロキシナ
    フタレンのジグリシジルエーテル化物からなり、これに
    テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートをカウ
    ンターアニオンとする光カチオン硬化開始剤成分、無機
    充填剤として平均粒径10μm以下のタルクを配合した
    ことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミ
    ネッセンス素子。
  12. 【請求項12】請求項1から11のいずれかに記載の有
    機エレクトロルミネッセンス素子を用いたことを特徴と
    する有機エレクトロルミネッセンス装置。
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