JPH0921096A - 防湿性紙 - Google Patents

防湿性紙

Info

Publication number
JPH0921096A
JPH0921096A JP16522695A JP16522695A JPH0921096A JP H0921096 A JPH0921096 A JP H0921096A JP 16522695 A JP16522695 A JP 16522695A JP 16522695 A JP16522695 A JP 16522695A JP H0921096 A JPH0921096 A JP H0921096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
paper
pigment
proof
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16522695A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawakou
隆 河向
Hiromi Uchida
広美 内田
Hisanori Yagi
寿則 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Oji Paper Co Ltd filed Critical New Oji Paper Co Ltd
Priority to JP16522695A priority Critical patent/JPH0921096A/ja
Publication of JPH0921096A publication Critical patent/JPH0921096A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 古紙として離解が可能であって、かつ防湿性
に優れ、滑りの問題を全く生じない防湿性紙を提供す
る。 【構成】 紙支持体上の少なくとも片面に顔料と合成樹
脂ラテックスからなる防湿性組成物層を形成した防湿性
紙において、該顔料がアスペクト比が5以上の平板状顔
料でありかつその平均粒子径が5μmから50μmであ
ることを特徴とする防湿性紙。また、使用する合成樹脂
の透湿度は500g/m2・24hr以下であることを要する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙支持体上に防湿性層を
形成せしめた古紙回収可能な防湿性紙であり、特に防湿
面と反対面どうしの滑りが発生せず、防湿性紙折曲げ時
の防湿性の低下がなく、ラベルの添付が容易で、包装時
再離解性のあるホットメルト接着剤の使用を可能にした
全く新しい防湿性紙を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】紙の支持体上に被膜形成性を有する高分
子化合物を塗工あるいは張り合わせて水蒸気の透過を防
止することは公知の技術である。しかし、この種の紙は
被膜層が強固であるため防湿性の機能は充分発揮できる
が、古紙回収の際にはパルプ繊維がフロック状に残存た
り被膜そのものが大きなシート状に残存するなどの問題
があるため焼却処分とするしかなく、環境保護や資源の
再利用の面から問題がある。
【0003】例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
又はポリ塩化ビニリデンなどの高分子化合物を使用して
支持体上に塗工、張り合わせ、内部添加した製品は充分
な防湿性を有するが、古紙回収時には充分離解せず通常
の古紙に混入すると回収効率を著しく阻害することにな
る。
【0004】これに対し古紙回収の可能な包装紙とし
て、特定の組成のパラフィンワックスを含むエマルジョ
ンをクラフト紙の片面または両面に塗布して防湿性紙を
製造する方法(特開昭50−36711号)、合成炭化
水素系樹脂およびワックスをスチレン−マレイン酸系共
重合体および界面活性剤を用いて水に分散させて得たエ
マルジョンとの混合物よりなる紙の防湿加工用組成物
(特開昭56−148997号)が開示されている。さ
らに、特定の融点を有するパラフィンワックス、マレイ
ン化、若しくはフマール化ロジンと多価アルコールとの
エステル化物、液状ポリブテン、およびロジンなどを主
成分とするワックスエマルジョン、或いは前記ワックス
エマルジョンと合成ゴム系ラテックスとの混合物を上質
紙、クラフト紙などの繊維質基材表面に塗布し、加温下
に乾燥する防湿性紙の製造方法が開示されている(特開
昭61−47896号)。 その他に、古紙として回収
可能な防湿性紙に関しては、原紙に対してある種の合成
ゴム系ラテックスとワックス系エマルジョンを混合した
塗工液を塗工することを基本とする製造方法が開示され
ている(包装技術、昭和57年9月号、42〜46
頁)。
【0005】これらはいずれも再離解性を有する防湿性
紙であるが、かかる防湿性シートをロール状に巻き取っ
た場合、防湿層表面に含まれるワックスが反対裏面に転
移し、その結果防湿層の反対面は非常に滑り安くなり、
最も極端な場合、この面を相互に接するように包装する
と、包装物を並び揃える時に不揃いになったり、滑り落
ちたり、さらに重量物を包装した場合は運搬時に互いに
ずれて運搬中に落下するなどの重大な問題が発生する。
そのために裏面に防滑層を設けたり、特定の巻圧でロー
ル状に巻き取るなどの技術があるが、滑りに対する根本
的な解決には至ってない。また、これらワックスを含む
防湿性紙はその防湿性がワックスの形成する極薄い撥水
性層に依存しているためか、包装時の折曲げ部分の防湿
性が極端に低下する傾向がある。さらにワックスの防湿
層表面へのブリードが避けられず、その表面にラベルを
添付しようとしてもすぐはがれる等の問題があり、さら
に常温で液状のような強い接着力を持つホットメルト接
着剤以外はワックスを含んだ防湿面との接着は不良で、
接着できる場合もオープンタイムが非常に短くなってし
まうため、使用できるホットメルト接着剤が非常に限定
されるという問題もある。また、再離解性を有する粘着
テープを使用する方法もあるが、ホットメルト接着に比
べ粘着テープを使用する場合は包装時の作業性が大幅に
劣るという重大な欠点があり、特定の用途にしか用いら
れていないのが現状である。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明はこれらワッ
クスを含む防湿性紙のもつ基本的欠点を克服し、ワック
スを全く含まないためポリエチレンラミネート包装紙と
同様の取り扱いが可能であり、しかも古紙回収が可能な
防湿性紙を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、まずワッ
クスを全く含まない合成樹脂ラテックスを紙支持体に約
200μm換算になるように多数回塗工したところ、本
発明と同等の防湿性が得られることを確認した。しかし
現実にはこのような塗工量で防湿性紙を製造することは
実用上できない。そこで、それ自身は水蒸気を通さない
と考えられる顔料、例えば粒状の酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、硫酸バリウムや樽状、柱状、コンペイ糖状の炭
酸カルシウム、針状のチタンを合成樹脂ラテックスと混
合して防湿層を形成したところ、合成樹脂ラテックス単
独に比べ防湿性がある程度向上することがわかった。こ
の原因は防湿層中に存在する粒子が水蒸気の透過を防止
するため、結果として水蒸気の透過面積が小さくなった
ためと推察される。しかし、これら顔料粒子では防湿性
は不十分であった。
【0008】そこで、本発明者らは鋭意検討した結果、
所定の形状を有する平板状顔料、例えば白雲母を合成樹
脂ラテックスと混合して防湿層を形成させたところ、大
幅に防湿性能が向上することを見いだした。この防湿性
能向上の原因は水蒸気の透過面積が小さくなることと、
平板状顔料が塗工層表面に対して平行に配列しそれが何
層も積層するため、塗工層中における水蒸気は平板状顔
料を迂回しながら透過する結果、水蒸気の所用透過距離
が大となることにあり、両者相まって単位時間当たりの
水蒸気の透過量が非常に小さくなったものと推察され
る。実際、合成樹脂ラテックスのみでは200μm必要
だった塗工層の厚さが、平板状顔料と合成樹脂ラテック
スを併用した場合、数十μmで十分であった。かかる防
湿性紙の塗工層の断面を電子顕微鏡で観察すると、平板
状顔料が塗工層に対して平行に配列しそれが層状に何層
もあり、一枚の連続層というよりも不完全な平板状顔料
層が多数積層しているように観察される。このようなこ
とから上記推察が正しいと考えられる。
【0009】すなわち、本発明に係る防湿性紙は以下に
記載するものである。 1.紙支持体上の少なくとも片面に顔料と合成樹脂ラテ
ックスからなる防湿性組成物層を形成した防湿性紙にお
いて、該顔料がアスペクト比が5以上の平板状顔料であ
りかつその平均粒子径が5μmから50μmであること
を特徴とする防湿性紙。 2.顔料が雲母族鉱石又はタルクであることを特徴とす
る上記1記載の防湿性紙。 3.平板状顔料と合成樹脂ラテックスの配合比率が3
0:70〜70:30であることを特徴とする上記1及
び2記載の防湿性紙。 4.合成樹脂ラテックスの単量体がスチレン及び1,3
−ブタジエンを主成分とするものであることを特徴とす
る上記1記載の防湿性紙。 5.合成樹脂ラテックスの透湿度が500g/m2・24hr以
下であることを特徴とする上記1、3及び4記載の防湿
性紙。 以下に本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明にもちいる平板状物質とはその平均
粒子径が数μm以上の概略平板な結晶性の物質であり、
レーザー回析法で測定した平均粒子径が1μm〜200
μmの範囲である。その中でも3μm〜100μmが好適
であり、さらに好ましくは5μm〜50μmである。特に
防湿性に有効な粒子径は10〜40μmと考えられる。
粒子径が5μm以下のもは塗工層中での該平板状顔料の
配向が支持体に対して平行になりにくいため防湿性に効
果がなく、50μm以上になると平板状顔料の一部が塗
工層から突き出たり、平板顔料の厚みが数μ程度となる
に伴い、配向した平板状顔料の塗工層中における層数が
少なくなってしまうために防湿性能向上効果が減少する
と推察される。
【0011】平板状物質の粒子径の測定方法にはマイク
ロトラックレーザー回折法やマイクロシーブ網篩法によ
り平均粒子径を求める方法や電子顕微鏡の観察によって
求める方法などがある。測定方法によって粒子径の数値
に差があるが、マイクロシーブ網篩法と電子顕微鏡が実
際の粒径に近く、マイクロトラックレーザー回折法では
実際よりやや大きい値となる。しかし本発明の平均粒子
径は測定のしやすさおよび再現性の高さなどからマイク
ロトラックレーザー回折法により測定した。
【0012】アスペクト比は本発明において平板状顔料
の平均粒子径を厚さで除したものであるが、本発明の効
果を発揮するためには平板状顔料のアスペクト比が5以
上であることが必要である。特に好ましいものはアスペ
クト比が10以上の平板状顔料である。アスペクト比が
5以下のものは塗工面に対して平行に配向できなくなる
ため防湿性能が劣り、アスペクト比は大きいほど平板状
顔料の塗工層中における層数が大きくなるため高い防湿
性能を発揮する。
【0013】アスペクト比を計算するための平板状顔料
の厚さは電子顕微鏡観察により測定した。平板状顔料の
厚みは顔料の種類、粉砕方法、平均粒子径によって異な
る。顔料の種類と粉砕方法が同じであれば、顔料の平均
粒子径が大きくなると厚さも大きくなり、結果としてア
スペクト比の大きさはほとんど変化しない。粉砕によっ
て厚さを小さくできるが、どのような粉砕方法であって
も粒子径が同時に小さくなるのは避けられない。例えば
湿式粉砕された白雲母で平均粒子径が40μmのものは
厚さの平均は約2μmとなりアスペクト比は20とな
る。また平均粒子径20μmまで湿式粉砕すると、厚さ
が約1μmとなりアスペクト比が20であった。もちろ
ん平均粒子径が20μmといっても2〜60μm程度の
粒度分布を有しており、厚さも0.1μm〜数μmの範
囲を有するが、平均として1μmであった。
【0014】これらの形状を有する平板状顔料を本発明
の防湿層に用いた場合、その塗工層厚みに対し小さすぎ
る粒子径のものを使用すると塗工層中の顔料のうち支持
体に対して平行に配向するものが少なくなり、結果とし
て塗工量を増大する必要が生じる。従って本発明者らの
検討によると、塗工層厚みに対し20%以上の平均粒子
径を有する平板状顔料を用いるのが好ましい。一方塗工
層厚み以上の平均粒子径を有する平板状顔料は塗工時そ
の一部が塗工層から突出したり、折曲げ時に塗工層に空
隙を形成するような場合があり好ましくなく、使用する
としても少量の使用にとどめる必要がある。
【0015】本発明で使用する平板状顔料は、フィロケ
イ酸塩鉱物、天然燐片状黒鉛などが挙げられる。フィロ
ケイ酸塩鉱物に属するものは板状または薄片状であって
明瞭な劈開を有し、雲母族、パイロフィライト、タルク
(滑石)、緑泥石、セプテ緑石、蛇紋石、スチルプノメ
レーン、粘土鉱物がある。これらの中でも産出されると
きの粒子が大きく産出量が多い鉱物、例えば雲母族やタ
ルクが好ましい。雲母族には、白雲母(マスコバイ
ト)、絹雲母(セリサイト)、金雲母(フロコパイ
ト)、黒雲母(バイオタイト)、フッ素金雲母(人造雲
母)、紅マイカ、ソーダマイカ、バナジンマイカ、イラ
イト、チンマイカ、パラゴナイト、ブリトル雲母などが
挙げられる。カオリンなどの粘土鉱物や水酸化アルミニ
ウムも一般的には平板結晶と言われている。確かに結晶
一個をとれば平板の部分はあるが、全体としては粒状で
あり使用できない。もちろんカオリンの中でも意識的に
結晶層を剥離し平板になるように切りだしたデラミカオ
リンなどで粒子径が5μm以上のものは本発明に含まれ
る。
【0016】これらのうち最も好適な平板状顔料として
は白雲母、絹雲母、タルクが粒子径の大きさ、アスペク
ト比、コストなどの点から好適である。これら顔料につ
いてさらに詳述すれば、白雲母粉末の化学組成は一般
式;K2O・3Al2O3・6SiO2・2H2Oで表現さ
れるものである。この白雲母原石をハンマーミル等で乾
式粉砕後分級して望みの粒子径分布の部分を使用した
り、さらにガラスビーズを水中で粉砕媒として用いたサ
ンドミル等の湿式粉砕を行い望みの粒子径分布の雲母を
得る。この際アスペクト比を維持するために過大な力が
かからないように粉砕したり、超音波をかけながら湿式
粉砕(USP3240203)するなどの配慮を施すこ
とにより、アスペクト比の高い雲母粉末を手にいれるこ
とができる。通常これらの方法で得られたアスペクト比
は電子顕微鏡の観察などによると20〜30である。一
部アスペクト比が100程度のものも得られるが、工業
的生産が困難であるうえコスト高になってしまう。
【0017】白雲母に対し絹雲母と称せられるセリサイ
トは化学組成としては類似しており、SiO2/Al2
3の比率が僅かに大きくK2Oの含有率が小さい。しか
し、セリサイトは白雲母に比べ原石が細かいため、一般
に粉砕分級して得られた絹雲母の平均粒子径は0.5〜
2μm程度であり、市販されているものはこれらの範囲
のものがほとんどである。この為本発明を実施するには
絹雲母として特異的に大きい粒子径分布のものを使用す
る必要があるため、粉砕条件を大幅に緩和したり、汎用
製品の分級残査粗粒子部分などの中からさらに分級し、
必要な大きさのメッシュをパスした粒度分布のものを使
用する必要がある。かかるセリサイトは白雲母とほぼ同
じアスペクト比を得ることができ、アスペクト比10〜
30のものが一般的である。
【0018】タルクはろう石ともよばれケイ酸マグネシ
ウムの水和物であり、一般に箔片板状の粒子ではある。
しかし、一般に市販されているタルクの粒子径は0.1
〜3μm程度であり、本発明を実施する為には一般製紙
用ではなく窯業用の粗大なものを使用したり、絹雲母と
同様な粉砕分級の操作を施し粒子径10μm前後のもの
を得る必要がある。なお、タルクのアスペクト比は白雲
母や絹雲母に比べ小さく、5〜10程度である。
【0019】このように、白雲母は原石の大きさが絹雲
母、タルクと比較して非常に大きく、粉砕分級して粒度
分布を自由に選ぶことが可能である。一方絹雲母は原石
は小さいがへき開性が大きく、白雲母と同様粉砕物は平
板状を呈し好ましい。またタルクは粒子径、アスペクト
比があまり大きくないが、コスト的に有利なため多量に
使用できる。
【0020】これら平板状顔料を支持体上に層形成する
ために用いる合成樹脂ラテックスは水蒸気の透過を基本
的に防止する必要がある。種々のラテックスをクラフト
紙に20g/m2塗工したときの透湿度を測定してみると、
透湿度が300g/m2・24hr前後の値を示すもの、800g
/m2・24hr前後の値を示すもの、さらには2000g/m 2・2
4hr以上の値を示すものに大別出来る。ここで、本発明
に用いるラテックスの透湿度は同様の測定法で透湿度が
500g/m2・24hr以下、さらに望ましくは250g/m2・24
hr以下である必要がある。もちろん本発明の効果を阻害
しない範囲で、透湿度500g/m2・24hr以上のラテック
スを混合使用してもよい。
【0021】本発明に用いる合成樹脂ラテックスとして
は、 スチレンブタジエンラテックス(SBR)、アク
リルスチレンラテックス、メタクリレートブタジエンラ
テックス、アクリルニトリルブタジエンラテックスなど
が挙げられるが、耐水性の面が良好で伸びがよく折割れ
による塗工層の亀裂が生じにくいためにスチレンブタジ
エンラテックスが好適である。ここで重合性単量体はス
チレン及び1,3-ブタジエンを主体とするが、その他
のスチレンおよび1,3-ブタジエンと共重合可能な単
量体を本発明の目的を損なわない範囲で使用することが
できる。その他のスチレン及び1,3-ブタジエンと共
重合可能な単量体としては、α−メチルスチレン、ビニ
ルトルエン、p-t-ブチルトルエン、クロロスチレン等の
芳香族ビニル単量体;(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸n-アミル、(メタ)アクリル酸イ
ソアミル、(メタ)アクリル酸n-ヘキシル、(メタ)
アクリル酸2-エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n-
オクチル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル等の(メタ)ア
クリル酸エステル単量体;(メタ)アクリロニトリル等
のシアノ基含有エチレン性不飽和単量体;アクリル酸グ
リシジル、およびメタクリル酸グリシジル等のエチレン
性不飽和酸のグリシジルエステル;アリルグリシジルエ
ーテル等の不飽和アルコールのグリシジルエーテル;
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、N-メチロール(メタ)アクリルアミド、
N-ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド系単量体;等が挙げられ、これらの
重合性単量体を単独でまたは二種以上を組み合わせて用
いることが出来る。しかし、メチルメタクリレート、ア
クリルニトリル、アクリル酸、アクリルアミドなどの共
重合成分(数%〜数十%)や多くの乳化剤(数%)を含
むSBRはこれら官能基がいずれもスチレンやブタジエ
ンに比べ親水性を示すためにこれら共重合成分や乳化剤
は極力含まない方が好ましい。
【0022】また、合成樹脂ラテックスの粒子径は一般
に100nm〜300nmであるが、粒子径150nm
以下特に60〜90nm程度の小さい粒子径のラテック
スを使用すると成膜性が向上し欠陥の少ない膜ができる
ため好ましい。合成樹脂ラテックスのガラス転移温度
(Tg)およびゲル量(テトラヒドロフランなどの有機
溶媒による抽出残量をいう。分子量数十万のポリマー成
分が主体)は塗工層のブロッキング(塗工面と被包装物
表面の接着)のしやすさと成膜性に影響を与える。低T
gかつ低ゲル量の樹脂を使用するとブロッキングしやす
くなるが成膜性は向上する。逆に高Tgかつ高ゲル量の
樹脂を使用するとブロッキングはしにくくなるが成膜性
は低下する。通常Tgの範囲は−30度〜50度、好ま
しくは−15度〜30度であり、ゲル量の範囲は30%
〜95%、好ましくは60%〜90%の範囲で、成膜性
とブロッキングのバランスでTgとゲル量が決定され
る。
【0023】これら合成樹脂ラテックスの透湿度を50
0g/m2・24hr以下にするためには、(1)合成時の親水
性の共重合成分や乳化剤の量を少なくしたり、(2)粒
子径を小さくしたり(150nm以下が好ましい)、
(3)Tgやゲル量によって成膜性を向上させたり、
(4)反応性の界面活性剤を用いてソープフリーとした
合成樹脂ラテックスを使用したり、(5)アルカリ可溶
性樹脂を用いて被膜形成後に耐水性を付与したりするこ
とにより達成できる。
【0024】これら平板状物質と合成樹脂ラテックスの
配合比率は、重量比で30/70〜70/30の範囲が
好適である。平板状物質が30%以下になると平板状顔
料の形成する層数が少なくなったり顔料と顔料の距離が
大きすぎるために防湿性が不十分となり、塗工量を増や
す必要が生じて非経済的であるうえ、ブロッキングを生
じやすくなる。70%以上になると塗工層中に平板状顔
料とラテックスの間に空隙が非常に多くなるため防湿性
が劣化する。
【0025】これら防湿層の塗工量は15〜50g/m2
範囲が好適で、さらに好ましくは20〜40g/m2の範囲
である。塗工量が15g/m2以下になると平板状顔料の層
形成が不充分となるため防湿性が大幅に劣化し、50g/
m2以上になると透湿度の向上が頭打ちとなるので非経済
的である。
【0026】次に本発明の実施方法について詳述する。
塗料は平板状顔料を水中分散し合成樹脂ラテックスと混
合するか、合成樹脂ラテックス中で分散し、所定の固形
分に調成し塗料とする。このとき必要とあらば、デンプ
ン、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂を保護コロイ
ドとして用いたり、ポリカルボン酸などの分散剤、消泡
剤、界面活性剤、色合い調成剤を添加したりすることが
できる。このようにして調成した塗工液を紙支持体上に
塗工し乾燥する場合、乾燥温度は合成樹脂が十分に成膜
する熱量を与えれば十分であるため一般の塗工紙と同等
の乾燥条件でよい。
【0027】また、片面にのみ防湿層を形成する場合は
塗工面の反対側にはカール防止のために水塗りをする方
が好ましい。
【0028】防湿層を形成するための塗工設備として特
に限定はしないが、エアナイフコーター、バーコータ
ー、ロールコーター、ブレードコーター、ゲートロール
コーター等から任意に選択することができる。特に、ブ
レードコーター、バーコーター、エアナイフコーターな
どの塗工表面をスクレイプする塗工方式が、平板状顔料
の配向を促す傾向があるので好ましい。
【0029】支持体としては、機械的離解作用によって
水中で分散しやすいものとして、例えば広葉樹クラフト
パルプや針葉樹クラフトパルプのような化学パルプ、機
械パルプ等から選ばれたパルプを原料とした上質紙、中
質紙、片艶クラフト紙、両更クラフト紙、クラフト伸長
紙等が挙げられる。これらの原紙の坪量に格別の限定は
なく、30〜300g/m2のものが適宜目的に応じて選択
されて用いられる。
【0030】本発明の塗工層はワックス類を含んでない
ため塗工面はもちろん塗工面の反対面もワックス類が転
移していないので滑りやすくなることはない。防湿性紙
を折曲げた時も層全体の厚みで抵抗する為折曲げ時の透
湿度の低下は少ない。また、ワックス類のような離型性
を有する表面ではないため、汎用の糊を用いたラベルを
張り付けても脱落するようなことはない。さらに、ポリ
ビニルアルコール樹脂を主体とするホットメルト接着剤
は水で再離解可能であるためかかる接着剤の使用が好ま
しいが、本防湿性紙はワックス類を使用していないため
通常のオープンタイムで使用することができる。もちろ
ん合成ゴム系やエチレンビニル酢酸系などの一般に使用
されているホットメルト接着剤も問題なく使用できる。
【0031】本発明の防湿性紙は被膜形成性の良い合成
樹脂ラテックスを大量に用いるため再離解性に懸念が残
ると推察するのが当然である。しかし驚くべき事に、本
発明のように粒子径の大きな平板状顔料を有すると、古
紙回収ののち再離解工程で水スラリーを攪伴すると、機
械力により平板状顔料が破断の起点となって、容易に崩
壊し、合成樹脂ラテックス被膜もろとも塗工層が破断し
て極小細片へ分解し、ほぼ再離解と考えて良い状態にす
ることが出来る。 即ち、ポリエチレンをラミネートし
たポリラミ紙を離解性すると粗大な薄片が残存するのに
対し、本防湿性紙を再離解すると粗大薄片を認めない状
態にまで離解することが可能である。
【0032】
【作用】粒子径5〜50μm、アスペクト比5以上の平
板状顔料と合成樹脂ラテックスからなる防湿性塗料を紙
支持体に塗工し防湿層を形成すると、該平板状顔料が防
湿層表面に対して平行に配列した状態で積層するため
に、水蒸気の透過面積の減少と透過距離の増大によって
高い防湿性を発揮する。
【0033】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、下記の実施例は本発明を限定するものではな
い。なお実施例中の重量部はすべて固形分換算である。
【0034】
【実施例】
実施例1 平板状顔料としてマイカA21(白雲母、平均粒子径2
0μm、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所
製)100重量部、分散剤キャリボンL400(ポリア
クリル酸系分散剤、三洋化成(株)製)0.4重量部、水
100重量部をカウレス分散機を用い回転数2000rp
mで2時間分散した。得られたマイカA21分散液50
重量部と合成樹脂ラテックス0X1060(SBRラテ
ックス、Tg8度、ゲル量70%、日本ゼオン(株)製、
ラテックス単独での透湿度160g/m2・24hr、固形分5
0%)50重量部を混合して固形分比で顔料/合成樹脂
ラテックス=50/50となるように防湿層塗料を調成
し、未晒両更クラフト紙にメイヤーバーで固形分として
塗工量30g/m2になるように手塗りした後、熱風循環乾
燥機を用いて110度で1分間乾燥させ防湿性紙を製造
した。
【0035】実施例2 平板状顔料をマイカA11(白雲母、平均粒子径5μ
m、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所製)
としたこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造し
た。
【0036】実施例3 平板状顔料をマイカA31(白雲母、平均粒子径33μ
m、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所製)
としたこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造し
た。
【0037】実施例4 平板状顔料をマイカA41(白雲母、平均粒子径40μ
m、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所製)
としたこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造し
た。
【0038】実施例5 平板状顔料をマイカA61(白雲母、平均粒子径50μ
m、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所製)
としたこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造し
た。
【0039】実施例6 平板状顔料をシュウエン(タルク、平均粒子径15μ
m、アスペクト比5〜10、中央カオリン(株)製)とし
たこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造した。
【0040】実施例7 平板状顔料をセリサイトST(絹雲母、平均粒子径14
μm、アスペクト比20〜30、堀江化工製)としたこ
と以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造した。
【0041】実施例8 平板状顔料をKF200(絹雲母、平均粒子径24μ
m、アスペクト比10〜20、中央カオリン(株)製)と
したこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造した。
【0042】実施例9 合成樹脂ラテックスをポリラック686A−3(SB
R、Tg−1度、ゲル量40%、三井東圧化学(株)製、
ラテックス単独の透湿度317g/m2・24hr)としたこと
以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造した。
【0043】実施例10 合成樹脂ラテックスをJ0569(SBR、Tg−4
度、ゲル量75%、日本合成ゴム(株)製、ラテックス単
独の透湿度200g/m2・24hr)としたこと以外は実施例
1と同様に防湿性紙を製造した。
【0044】実施例11 合成樹脂ラテックスをポリラック760Kー10R(S
BR、Tg−8度、ゲル量90%、三井東圧化学(株)
製、ラテックス単独の透湿度460g/m2・24hr)とした
こと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造した。
【0045】実施例12 合成樹脂ラテックスをアロンA104(アクリルスチレ
ン、Tg40度、東亞合成(株)製、ラテックス単独の透
湿度450g/m2・24hr)としたこと以外は実施例1と同
様に防湿性紙を製造した。
【0046】実施例13 合成樹脂ラテックスをL−1537(SBR、Tg19
度、ゲル量70%、旭化成(株)製、ラテックス単独の透
湿度650g/m2・24hr)としたこと以外は実施例1と同
様にして防湿性紙を製造した。
【0047】実施例14 平板状顔料マイカA21を70重量部、合成樹脂ラテッ
クスOX1060を30重量部としたこと以外は実施例
1と同様に防湿性紙を製造した。
【0048】実施例15 平板状顔料マイカA21を60重量部、合成樹脂ラテッ
クスOX1060を40重量部としたこと以外は実施例
1と同様に防湿性紙を製造した。
【0049】実施例16 平板状顔料マイカA21を40重量部、合成樹脂ラテッ
クスOX1060を60重量部としたこと以外は実施例
1と同様に防湿性紙を製造した。
【0050】実施例17 平板状顔料マイカA21を30重量部、合成樹脂ラテッ
クスOX1060を70重量部としたこと以外は実施例
1と同様に防湿性紙を製造した。
【0051】比較例1 両更クラフト紙にポリエチレンを15μmラミネートし
たポリエチレンラミネート紙。
【0052】比較例2 合成樹脂ラテックスOX1060を固形分比で65重量
部とワックスエマルジョンOKW−40(パラフィンワ
ックス、ポリブテン、ロジン樹脂の混合乳化物、荒川化
学工業(株)製)35重量部を混合した防湿塗料を未晒両
更クラフト紙に固形分として塗工量20g/m2となるよう
にメイヤーバーで手塗りし、防湿性紙を製造した。
【0053】比較例3. 平板状顔料としてPCタルク(タルク、平均粒子径2μ
m、アスペクト比2〜4、ダイオーエンジニアリング
製)を用いたこと以外は実施例1と同様にして防湿性紙
を製造した。
【0054】比較例4 平板状顔料マイカB72(白雲母、平均粒子径82μ
m、アスペクト比20〜30、(株)山口雲母工業所製)
を用いたこと以外は実施例1と同様に防湿性紙を製造し
た。
【0055】比較例5 平板状顔料の代わりにソフトンBF−100(粒状炭酸
カルシウム、平均粒子径3.5μm、備北粉化(株)製)
を用いた以外は実施例1と同様にして防湿性紙を製造し
た。
【0056】比較例6 平板状顔料の代わりにウルトラホワイト90(粒状カオ
リン、平均粒子径0.8μm、エンゲルハード社製)を
用いた以外は実施例1と同様にして防湿性紙を製造し
た。
【0057】実施例1〜17、比較例1〜6で得られた
防湿性紙について透湿度を評価するための試験に供し
た。。また、実施例1〜8、比較例1〜6については摩
擦係数と離解性を評価するための試験に供した。これら
の試験方法および顔料の平均粒子径の測定方法は下記の
通りである。
【0058】<試験方法> 1)透湿度 JIS Z2080(カップ法)B法で塗工面を外側に
して測定した。透湿度の基準として50g/m2・24hr以下
であれば十分実用性がある。なお、合成樹脂ラテックス
単独の透湿度は未晒両更クラフト紙に合成樹脂ラテック
スを固形分換算で20g/m2塗工して実施例1と同様に製
造したサンプルで測定した。 2)摩擦係数 下記の如く防湿面を防湿性紙裏面に転写した後、裏面同
士の動摩擦係数をJIS P8147に準拠した方法で
測定し、摩擦係数とした。ただし測定スピードは150
mm/minとした。防湿面と裏面の転写は防湿面と裏面を重
ね合わせ、線圧12kg/cmでスーパーキャレンダーに
1回通紙した。この転写処理により防湿性紙を巻き取り
として製造した場合の裏面同士の摩擦係数とほぼ同じ数
値になる。防湿性紙の裏面を外側にして包装した包装物
を積み重ねて運搬する場合、包装紙の裏面同士の摩擦係
数が0.40未満になると荷崩れが発生しやすくなる。
特に重量物の運搬では安全の面から0.50以上が望ま
しい。 3)離解性 約3cm四方の防湿性紙8gを500mlの水とともに
家庭用ミキサーで(刃は繊維を切らないようにヤスリで
削り落としたものを使用)1分30秒間撹拌した。得ら
れたスラリーを実験室手抄きマシーンで坪量60g/m2
手抄きシートを作成した。未離解物(フィルム片、紙
片)の有無を目視で評価し、未離解物を含まないものを
○、含むものを×とした。 4)平均粒子径 島津レーザー回折式粒度分布測定装置SALD−110
0 V2.0((株)島津製作所製)によって水中に分散
させた顔料の粒子径を以下の方法で測定した。なお、本
発明中における粒子径は平均粒子径(積算体積率が50
%の粒子径)である。 測定範囲:1〜150μmまたは0.1〜45μm 屈折率 :1.6 計算方法:直接計算法 測定回数:4回 測定間隔:2秒
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】<評価結果>表1より、平板状顔料と合成
樹脂ラテックスからなる防湿性紙は透湿度、摩擦係数、
離解性すべての点で良い結果を示しているが、ポリエチ
レンラミネート紙は離解性が悪く、ワックスを含む防湿
性紙は摩擦係数が低いことがわかる。平板状顔料の平均
粒子径は5μm〜50μm、アスペクト比5以上が好適
である。平板状でない顔料は防湿性の効果が小さい。表
2より合成樹脂ラテックス単独の透湿度は500g/m2・2
4hr以下、望ましくは250g/m2・24hr以下であることが
必要である。表3より平板状物質と合成樹脂ラテックス
の比は重量比で70/30〜30/70の範囲が好まし
く、40/60〜60/40の範囲がさらに好ましい。
【0063】
【発明の効果】表1〜3に示すように、粒子径が5μm
〜50μmでアスペクト比が5以上の平板状顔料と合成
樹脂ラテックスからなる防湿性紙は透湿度、離解性に優
れ、滑りに対しても問題がないことがわかる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙支持体上の少なくとも片面に顔料と合
    成樹脂ラテックスからなる防湿性組成物層を形成した防
    湿性紙において、該顔料がアスペクト比が5以上の平板
    状顔料でありかつその平均粒子径が5μmから50μm
    であることを特徴とする防湿性紙。
  2. 【請求項2】 顔料が雲母族鉱石又はタルクであること
    を特徴とする請求項1記載の防湿性紙。
  3. 【請求項3】 平板状顔料と合成樹脂ラテックスの配合
    比率が30:70〜70:30であることを特徴とする
    請求項1及び請求項2記載の防湿性紙。
  4. 【請求項4】 合成樹脂ラテックスの単量体がスチレン
    及び1,3−ブタジエンを主成分とするものであること
    を特徴とする請求項1記載の防湿性紙。
  5. 【請求項5】 合成樹脂ラテックスの透湿度が500g/
    m2・24hr以下であることを特徴とする請求項1、請求項
    3及び請求項4記載の防湿性紙。
JP16522695A 1995-06-30 1995-06-30 防湿性紙 Withdrawn JPH0921096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16522695A JPH0921096A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 防湿性紙

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16522695A JPH0921096A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 防湿性紙

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003309252A Division JP2004003118A (ja) 2003-09-01 2003-09-01 防湿性紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0921096A true JPH0921096A (ja) 1997-01-21

Family

ID=15808261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16522695A Withdrawn JPH0921096A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 防湿性紙

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0921096A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1150388A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Oji Paper Co Ltd 易離解性防湿紙
US5968853A (en) * 1997-03-10 1999-10-19 The Procter & Gamble Company Tissue with a moisture barrier
JP2001085155A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス装置
JP2004131865A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Rengo Co Ltd 防湿紙
JP2013510222A (ja) * 2009-11-03 2013-03-21 ストラ エンソ オーワイジェイ 被覆基材、被覆基材の製造方法、パッケージおよび分散液コーティング
JP2017509724A (ja) * 2013-12-19 2017-04-06 サートゥンティード コーポレーション 建築材料用コーティング組成物及び被コーティング建築材料基材
US10988630B2 (en) 2014-12-19 2021-04-27 Certainteed Corporation Coating compositions for building materials and coated building material substrates
US11136755B2 (en) 2017-06-30 2021-10-05 Certainteed Llc Vapor retarding building materials and methods for making them
JP2021195535A (ja) * 2020-06-09 2021-12-27 新川創新股▲ふん▼有限公司 被覆用組成物及び紙材

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5968853A (en) * 1997-03-10 1999-10-19 The Procter & Gamble Company Tissue with a moisture barrier
US6132803A (en) * 1997-03-10 2000-10-17 The Procter & Gamble Company Tissue with a moisture barrier
JPH1150388A (ja) * 1997-08-01 1999-02-23 Oji Paper Co Ltd 易離解性防湿紙
JP2001085155A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた有機エレクトロルミネッセンス装置
JP2004131865A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Rengo Co Ltd 防湿紙
JP2013510222A (ja) * 2009-11-03 2013-03-21 ストラ エンソ オーワイジェイ 被覆基材、被覆基材の製造方法、パッケージおよび分散液コーティング
JP2017509724A (ja) * 2013-12-19 2017-04-06 サートゥンティード コーポレーション 建築材料用コーティング組成物及び被コーティング建築材料基材
US10988630B2 (en) 2014-12-19 2021-04-27 Certainteed Corporation Coating compositions for building materials and coated building material substrates
US11136755B2 (en) 2017-06-30 2021-10-05 Certainteed Llc Vapor retarding building materials and methods for making them
US11795684B2 (en) 2017-06-30 2023-10-24 Certainteed Llc Vapor retarding building materials and methods for making them
JP2021195535A (ja) * 2020-06-09 2021-12-27 新川創新股▲ふん▼有限公司 被覆用組成物及び紙材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344613B2 (ja) 粘着シート
JP3581599B2 (ja) 防湿性被覆剤組成物および防湿性紙
JPH0921096A (ja) 防湿性紙
JP5994455B2 (ja) 耐油紙および耐油紙の製造方法
CN113710457A (zh) 印刷用纸和印刷用纸的制造方法
WO1997014848A1 (fr) Papier hydrofuge opaque et recyclable
JP3531314B2 (ja) 防湿性紙
Li et al. Acrylic emulsion pressure-sensitive adhesives (PSAS) reinforced with layered silicate
AU667744B2 (en) Pressure sensitive adhesive latex compositions
JP3442523B2 (ja) 耐ブロッキング性及び防滑性に優れた防湿紙
JP3531340B2 (ja) 防湿積層体
JP2004003118A (ja) 防湿性紙
JP2000265395A (ja) 防湿積層体
JP2004218130A (ja) 防湿積層体
JP3926500B2 (ja) 防湿積層体
JP2001172580A (ja) 粘着シートまたは粘着テープ
JPH0967795A (ja) 防湿性紙
TW579404B (en) Barrier paper
JP3557950B2 (ja) 防湿積層体
JPH09302598A (ja) 防湿性紙
JP3376545B2 (ja) 防湿用コーティング剤組成物及び防湿性紙
JP3456377B2 (ja) 易離解性防湿紙
JP2000080593A (ja) 水離解性防湿紙
JP2000290895A (ja) 紙用防湿剤組成物および防湿性紙
ZA200105362B (en) Filler-containing polymer dispersion, method for its production and its use.

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060804