JP2001082835A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JP2001082835A
JP2001082835A JP25930799A JP25930799A JP2001082835A JP 2001082835 A JP2001082835 A JP 2001082835A JP 25930799 A JP25930799 A JP 25930799A JP 25930799 A JP25930799 A JP 25930799A JP 2001082835 A JP2001082835 A JP 2001082835A
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pressure
diaphragm
radiator
valve
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Yoshitaka Tomatsu
義貴 戸松
Sadatake Ise
貞武 伊勢
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムと弁体との接合部の疲労破壊を
低減する。 【解決手段】 密閉空間311c内に非凝縮性ガス及び
所定密度の冷媒を封入し、超臨界域から凝縮域の全域に
渡って密閉空間311c内の圧力と放熱器200出口側
の冷媒圧力との差圧によってダイヤフラム311aを変
位させる。これにより、弾性部材315の弾性力は、弁
体313を支持するに必要な大きさでよいので、弁体3
13を介してダイヤフラム311aに作用する弾性部材
315の弾性力を十分に小さくすることができる。この
ため、ダイヤフラム311aに作用する力の多くは、密
閉空間311c内の圧力と放熱器200出口側の冷媒圧
力とになるので、ダイヤフラム311a全体に略均一に
力(圧力)を作用させることができる。延いては、ダイ
ヤフラム311aと弁体313との接合部に応力が集中
してしまうことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱器出口側の冷
媒温度に応じて放熱器出口側圧力を制御する圧力制御弁
に関するものであり、放熱器内の圧力(高圧側圧力)が
冷媒の臨界圧力を越える蒸気圧縮式冷凍サイクル(超臨
界冷凍サイクル)、特に、冷媒として二酸化炭素を用い
た超臨界冷凍サイクルに用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】出願人は、既に図7に示すような圧力制
御弁(特願平11−119830号)を出願している。
そして、この圧力制御弁では、超臨界冷凍サイクル(以
下、サイクルと略す。)の成績係数を超臨界域から凝縮
域に渡って高く維持するために、ダイヤフラム等の薄膜
状変位部材によって形成される密閉空間311c内に冷
媒(二酸化炭素)を約550kg/m3〜600kg/
3の密度で封入するとともに、コイルバネSによって
密閉空間311c内における圧力換算で0.5MPa〜
1MPaの力が弁体313に作用するようにしている。
【0003】また、ダイヤフラム311aは弁体313
の長手方向一端側に接合されて弁体313に力を作用さ
せ、一方、コイルバネSは弁体313の長手方向他端側
から弁体に弾性力を作用させている。このとき、密閉空
間311c内の圧力及びコイルバネSの弾性力は共に、
弁口312を閉じる向きに弁体313が変位するように
弁体313に力を作用させている。
【0004】ここで、超臨界域においては、主に密閉空
間311c内に封入された冷媒により成績係数が高く
(最適)維持されるように放熱器出口側の圧力が制御さ
れ、凝縮域においては、主にコイルバネSの弾性力によ
り放熱器出口側の冷媒が所定の過冷却度を有するように
制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記出願で
は、密閉空間311c内の冷媒の圧力とダイヤフラム3
11aの下側に作用する放熱器200出口側の冷媒圧力
との差圧による力は、ダイヤフラム311a全体に略均
一に作用するのに対して、コイルバネSにより力(弾性
力)は、弁体313を介して弁体313とダイヤフラム
311aとの接合部に集中的に作用する。このため、ダ
イヤフラム311aと弁体313との接合部に応力が集
中してしまい、この接合部にて疲労破壊が発生する可能
性が高い。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、ダイヤフラム等
の薄膜状変位部材と弁体との接合部の疲労破壊を低減す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1〜3に記載の発明では、弁口
(312)の開度を調節するとともに、変位部材(31
1a)に接合されて変位部材(311a)と連動して変
位する弁体(313)を備え、変位部材(311a)の
うち密閉空間(311c)の外側には、放熱器(20
0)出口側の冷媒圧力が作用しており、密閉空間(31
1c)内の圧力は、弁口(312)の開度が縮小する向
きの力を変位部材(311a)を介して前記弁体(31
3)に作用させ、放熱器(200)出口側の冷媒圧力
は、弁口(312)の開度が増大するする向きの力を変
位部材(311a)を介して前記弁体(313)に作用
させ、さらに、密閉空間(311c)内には、非凝縮性
ガス及び所定密度の冷媒が封入されていることを特徴と
する。
【0008】これにより、本発明では、超臨界域から凝
縮域の全域に渡って密閉空間(311c)内の圧力と放
熱器(200)出口側の冷媒圧力との差圧によって変位
部材(311a)が変位するので、変位部材(311
a)に作用する力の多くは、密閉空間(311c)内の
圧力と放熱器(200)出口側の冷媒圧力とになる。
【0009】したがって、変位部材(311a)全体に
略均一に力(圧力)を作用させることができるので、変
位部材(311a)と弁体(313)との接合部に応力
が集中してしまうことを防止でき、この接合部にて疲労
破壊が発生することを低減することができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、弁体(31
3)の長手方向一端側は変位部材(311a)に接合さ
れ、他端側は弾性変形可能な弾性部材(315)により
支持されていることを特徴とする。
【0011】これにより、圧力制御弁を構成する各部品
の寸法誤差、組立誤差の累積及び変位部材(311a)
と弁体(313)との接合歪み等の組立バラツキによっ
て弁体(313)が変位部材(311a)に対して傾い
ても、弾性部材(315)によりその傾きを吸収するこ
とができるので、組立バラツキによって変位部材(31
1a)の一部に応力が集中することを防止でき、組立バ
ラツキに起因する変位部材(311a)の疲労破壊を未
然に防止できる。
【0012】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明の第1実施形態に係る圧力制御弁を二酸化炭素
(CO2)を冷媒とする冷凍サイクルに適用したもので
あり、図1は冷凍サイクルの模式図である。
【0014】図1中、100は冷媒を圧縮する圧縮機で
あり、200は圧縮機100にて圧縮された冷媒を冷却
する放熱器(ガスクーラ)である。そして、放熱器20
0の出口側には、放熱器200出口側の冷媒温度に基づ
いて放熱器200の出口側圧力を制御する圧力制御弁3
00が配設されており、この圧力制御弁300は高圧の
冷媒を減圧する減圧器も兼ねている。なお、圧力制御弁
300の詳細については、後述する。
【0015】400は圧力制御弁300にて減圧された
(液相の)冷媒を蒸発させる蒸発器であり、500は蒸
発器400から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに
分離して気相冷媒を圧縮機100の吸入側に流出させる
とともに、冷凍サイクル中の余剰冷媒を蓄えるアキュー
ムレータ(気液分離手段)である。
【0016】600はアキュームレータ500から流出
した蒸発器400出口側の冷媒と放熱器200出口側の
冷媒とを熱交換する内部熱交換器(以下、熱交換器と略
す。)であり、この熱交換器600により蒸発器400
入口側での冷媒のエンタルピを低下させて、図2に示す
ように、冷凍サイクルの冷凍能力を向上させている。
【0017】次に、図1に基づいて圧力制御弁300に
ついて述べる。
【0018】310は、放熱器200出口側の冷媒温度
に応じて内圧が変化する感温部311を有するととも
に、感温部311の内圧の変化にて機械的に連動して圧
力制御弁300の弁口312の開度を調節する制御弁本
体(エレメント)であり、330は制御弁本体310を
収納するケーシングである。
【0019】なお、ケーシング330は、制御弁本体3
10が固定されるとともに、蒸発器400の入口側に接
続される第1冷媒出口331が形成されたケーシング本
体部332と、ケーシング本体部332に制御弁本体3
10を挿入組み付けするための開口部を閉塞するととも
に、放熱器200出口側に接続される第1冷媒入口33
3が形成された蓋体334とから構成されている。
【0020】そして、ケーシング330(ケーシング本
体部332)には、熱交換器600の冷媒入口側に接続
される第2冷媒出口335、及び熱交換器600の冷媒
出口側に接続される第2冷媒入口336が形成されてお
り、第2冷媒出口335は第1冷媒入口333に連通
し、第2冷媒入口336は、制御弁本体310の弁口3
12の冷媒流れ上流側に連通している。
【0021】なお、以下、第1冷媒入口333から第2
冷媒出口335までの冷媒通路を第1冷媒通路(感温
室)337と呼び、第2冷媒入口336から弁口312
までの冷媒通路を第2冷媒通路338と呼ぶ。
【0022】ところで、制御弁本体310の感温部31
1は、第1冷媒通路337内に位置して放熱器200出
口側の冷媒温度を感知するものであり、この感温部31
1は、薄膜状のダイヤフラム(圧力応動部材・変位部
材)311a、ダイヤフラム311aと共に密閉空間
(制御室)311cを形成するダイヤフラムカバー31
1b、及びダイヤフラムカバー311bと共にダイヤフ
ラム311aを挟み込むようにしてダイヤフラム311
aを固定すダイヤフラムサポート311dから構成され
ている。
【0023】なお、密閉空間311c内には、冷媒の温
度が0℃での飽和液密度から冷媒の臨界点での飽和液密
度に至る範囲の密度(本実施形態では約600kg/m
3)で冷媒が封入されているとともに、不凝縮性ガスが
密閉空間311c内の圧力が約1MPa〜2MPa程度
上昇するように封入されている。
【0024】なお、不凝縮性ガスとは、冷凍サイクルの
稼働温度域において凝縮することがないガス(気体)を
言い、本実施形態では、窒素等の不活性ガスを採用して
いる。
【0025】一方、ダイヤフラム311aを挟んで密閉
空間311cの反対側(外側)には、導圧通路311e
を介して第1冷媒通路337の圧力が導かれており、ダ
イヤフラム311aは、密閉空間311c内外の圧力
差、つまり密閉空間311c内の圧力と放熱器200出
口側の冷媒圧力との差圧に応じて変位する。
【0026】このため、密閉空間311cの内の圧力
は、弁口312の開度が縮小する向きの力をダイヤフラ
ム311aを介して弁体313に作用させ、一方、放熱
器200出口側の冷媒圧力は、弁口312の開度が増大
するする向きの力をダイヤフラム311aを介して弁体
313に作用させる。
【0027】また、311fは感温部311(密閉空間
311c)に冷媒を封入する封入管であり、この封入管
311fは、第1冷媒通路337内の冷媒温度に対して
密閉空間311c内の冷媒温度を時間差無く追従させる
べく、銅などの熱伝導率の高い金属製である。
【0028】313は弁口312の開度を調節する針状
のニードル弁体(以下、弁体と略す。)であり、この弁
体313の長手方向一端側(紙面上側)は、ダイヤフラ
ム311aに溶接等の接合手段により接合されている。
このため、弁体313は、その長手方向一端側がダイヤ
フラム311aを介してダイヤフラムカバー311b及
びダイヤフラムサポート311dに支持された状態でダ
イヤフラム311aの変位と連動してその長手方向に変
位(可動)する。
【0029】なお、ダイヤフラム311aと弁体313
との接合部には、図3に示すように、断面形状がL字状
に形成された部材を環状にした補強リング311gをダ
イヤフラム311aの円筒状立上部311hの外側から
填め込んだ状態で、補強リング311g、円筒状立上部
311h及び弁体313が接合されている。
【0030】一方、弁体313の長手方向他端側には、
図4に示すように、弁口312を貫通して第1冷媒出口
331側に達する小径軸部313aが形成されていると
ともに、この小径軸部313aの先端側には、球面状の
球面部313bが形成されている。なお、小径軸部31
3aから小径軸部313より径寸法が大きい大径軸部3
13cを繋ぐテーパ部(円錐部)313dは、弁口31
2の開度を調節する弁部をなすものである。
【0031】また、314は、弁体313を受ける受け
部材であり、この受け部材314には、球面部313b
と接触するとともに、球面部313bの曲率半径以上の
曲率半径を有する球面状の凹部314aが形成されてい
る。
【0032】315a、315bは、受け部材314を
介して弁体313の長手方向他端側(紙面下側)を支持
する弾性変形可能な弾性部材である。ここで、315a
は密閉空間311a内の圧力に対抗する弾性力を小径軸
部313aに作用させて弁体313をその長手方向に関
して支持するコイルバネであり、315bは制御弁本体
310の弁座本体316に接触して弁体313をその長
手方向と直交する方向に関して支持する羽根板状の防振
バネである。なお、以下、両バネ315a、315bを
総称するときは、弾性部材315と表記する。
【0033】なお、315cは、コイルバネ315aの
初期荷重を調整する調整ナットであり、その初期設定荷
重(弁口312を閉じた状態での弾性力)は、冷媒が臨
界圧力以下の凝縮域において、所定の過冷却度(本実施
形態では約7〜8℃)を有するように設定されている。
具体的には、図5に示すように、密閉空間311a内の
圧力換算で、不凝縮性ガスの分圧がコイルバネ315a
による圧力より約1MPa大きくなるような荷重であ
る。
【0034】以上に述べた構成により、圧力制御弁30
0は、超臨界領域では、約600kg/m3の等密度線
に沿うように、放熱器200出口側の冷媒温度に基づい
て、放熱器200出口側の冷媒圧力を制御し、凝縮域で
は、放熱器200出口側の冷媒の過冷却度が所定値とな
るように、放熱器200出口側の冷媒圧力(圧力制御弁
300の開度)を制御する(図2、5参照)。
【0035】なお、図5の実線η及び図2の曲線ηは、
成績係数が高くなる放熱器200出口側の冷媒圧力を連
ねたものであり、本明細書では、ηのことを最適制御線
と呼ぶ。
【0036】ところで、制御弁本体310の弁座本体3
16及び弁体313の摺動を案内する弁体ホルダ317
は、図1に示すように、第1冷媒通路337と第2冷媒
通路338とを離隔するとともに、第2冷媒通路338
側の冷媒が第1冷媒通路337側の冷媒によって加熱さ
れることを防止する隔壁部を構成している。
【0037】なお、弁体313は、弁体ホルダ317を
貫通して第1冷媒通路337側から第2冷媒通路338
(弁口312)側に到達しているので、弁体313と弁
体ホルダ316との隙間(圧力損失)は、第1冷媒通路
337からこの隙間を経由して第2冷媒通路338に多
くの冷媒が流通しない程度としなければならない。
【0038】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0039】本実施形態は、超臨界域から凝縮域の全域
に渡って密閉空間311c内の圧力と放熱器200出口
側の冷媒圧力との差圧によってダイヤフラム311aを
変位させるものであるので、弾性部材315(特に、コ
イルバネ315a)の弾性力は、弁体313を支持する
に必要な大きさでよい。したがって、弁体313を介し
てダイヤフラム311aに作用する弾性部材315(特
に、コイルバネ315a)の弾性力を十分に小さくする
ことができる。
【0040】このため、ダイヤフラム311aに作用す
る力の多くは、密閉空間311c内の圧力と放熱器20
0出口側の冷媒圧力とになるので、ダイヤフラム311
a全体に略均一に力(圧力)を作用させることができ
る。延いては、ダイヤフラム311aと弁体313との
接合部に応力が集中してしまうことを防止できるので、
この接合部にて疲労破壊が発生することを低減すること
ができる。
【0041】また、弁体3313の長手方向他端側(第
1冷媒出口側)は、弾性部材315により支持されてい
るので、各部品の寸法誤差、組立誤差の累積及びダイヤ
フラム311aと弁体313との溶接歪み等の組立バラ
ツキによって、弁体313がダイヤフラム311aに対
して傾いても、その傾きを吸収することができる。
【0042】したがって、組立バラツキによってダイヤ
フラム311aの一部に応力が集中することを防止でき
るので、組立バラツキに起因するダイヤフラム311a
の疲労破壊を未然に防止できる。
【0043】また、弁体313(小径軸部313a)と
受け部材414とが、球面にて接触しているので、受け
部材414に対して弁体313が容易に可動することが
でき、組立バラツキに起因する弁体313の傾きをより
確実に吸収することができる。
【0044】また、ダイヤフラム311aと弁体313
との接合部には、補強リング311gが配設されている
ので、この接合部において応力が集中することをより確
実に防止することができる。
【0045】(第2実施形態)第1実施形態では、受け
部材314に凹部314aを形成し、この凹部314a
に弁体313の小径軸部313aの球面部313bを接
触させていたが、本実施形態は、図6に示すように、弁
体313に球面状の凹部313eを形成し、この凹部3
13eに接触する突起部314bを受け部材314に設
けたものである。
【0046】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、弁体313の長手方向他端側は、受け部材414を
介して弾性部材315が支持されていたが、弾性部材3
15にて直接に弁体313を支持してもよい。
【0047】また、弾性部材315は、コイルバネや羽
根板状の防振バネに限定されるものではなく、その他の
バネであってもよい。
【0048】また、上述の実施形態では、本発明に係る
圧力制御弁を超臨界冷凍サイクルに適用したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、フロンを冷媒とする
蒸気圧縮式冷凍サイクルにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力制御弁及び冷
凍サイクルの模式図である。
【図2】二酸化炭素のp−h線図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る圧力制御弁のダイ
ヤフラムと弁体との接合部分の拡大図である。
【図4】弁口及び受け部材の拡大図である。
【図5】圧力と放熱器出口側の冷媒温度との関係を示す
グラフである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る圧力制御弁のダイ
ヤフラムと弁体との接合部分の拡大図である。
【図7】従来の技術に係る係る圧力制御弁及び冷凍サイ
クルの模式図である。
【符号の説明】
311a…ダイヤフラム、311c…密閉空間、313
…弁体、315a…コイルバネ、315b…防振バネ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を冷却する放熱器(200)から冷
    媒を蒸発させる蒸発器(400)に至る冷媒流路に配置
    され、前記放熱器(200)から流出する冷媒を減圧す
    るとともに、前記放熱器(200)出口側の冷媒温度に
    基づいて弁口(312)の開度を調節することにより、
    前記放熱器(200)出口側の冷媒圧力を制御する蒸気
    圧縮式冷凍サイクル用の圧力制御弁であって、 前記冷媒流路内のうち前記弁口(312)より冷媒流れ
    上流側に密閉空間(311c)を形成し、前記密閉空間
    (311c)内外の圧力差に応じて変位する、薄膜状の
    変位部材(311a)と、 前記弁口(312)の開度を調節するとともに、前記変
    位部材(311a)に接合されて前記変位部材(311
    a)と連動して変位する弁体(313)とを備え、 前記変位部材(311a)のうち前記密閉空間(311
    c)の外側には、前記放熱器(200)出口側の冷媒圧
    力が作用しており、 前記密閉空間(311c)内の圧力は、前記弁口(31
    2)の開度が縮小する向きの力を前記変位部材(311
    a)を介して前記弁体(313)に作用させ、前記放熱
    器(200)出口側の冷媒圧力は、前記弁口(312)
    の開度が増大するする向きの力を前記変位部材(311
    a)を介して前記弁体(313)に作用させ、 さらに、前記密閉空間(311c)内には、非凝縮性ガ
    ス及び所定密度の冷媒が封入されていることを特徴とす
    る圧力制御弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体(313)は、針状に形成され
    ており、 前記弁体(313)の長手方向一端側は前記変位部材
    (311a)に接合され、他端側は弾性変形可能な弾性
    部材(315)により支持されていることを特徴とする
    請求項1に記載の圧力制御弁。
  3. 【請求項3】 前記不凝縮性ガスとして、不活性ガスを
    使用したことを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力
    制御弁。
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