JP2001068165A - 非水系ポリマ二次電池 - Google Patents

非水系ポリマ二次電池

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JP2001068165A
JP2001068165A JP24016699A JP24016699A JP2001068165A JP 2001068165 A JP2001068165 A JP 2001068165A JP 24016699 A JP24016699 A JP 24016699A JP 24016699 A JP24016699 A JP 24016699A JP 2001068165 A JP2001068165 A JP 2001068165A
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直樹 松尾
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマ二次電池の電池容量を向上させ、ショ
ート率を下げ、安全性を高める。 【解決手段】 正極集電体6に正極活物質7が形成され
てなる正極と、負極集電体10に負極活物質層11が形
成されてなる負極と、上記正極上及び上記負極上に配置
されるポリマ電解質層8とを備えてなる非水系ポリマ二
次電池において、上記正極集電体9及び上記負極集電体
10上における上記ポリマ電解質層8の配置位置を、上
記正極活物質層7上と上記負極活物質層11上と上記正
極活物質層7及び上記負極活物質層11の端部から上記
正極活物質層7及び上記負極活物質層11が形成されて
いない方向に0.1mm以上20mm以下の範囲に規定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水系ポリマ二次
電池に関する。詳しくは、電圧が高く、放電エネルギー
の大きい非水系ポリマ二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用電子機器などを駆動するための電
源として、経済性や省資源の目的から二次電池が使用さ
れ、近年、その用途は急速に拡大しつつある。また、電
子機器の小型化、高性能化に伴い、用いられる電池は小
型、軽量でかつ高容量であることが求められている。
【0003】従来、二次電池としては、鉛電池やニッケ
ルカドミウム電池などが用いられてきたが、これらはエ
ネルギー密度や重量といった課題を克服できていない。
そこで、近年、高エネルギー密度の非水系リチウム二次
電池が実用化されてきた。
【0004】この非水系リチウム二次電池は、充電時に
正極中のリチウムが電解液を介して負極中に吸蔵され、
放電時には、負極中のリチウムが電解液を介して正極中
に吸蔵されるという電気化学的な可逆反応を利用したも
のである。換言すると、リチウムが正極と負極との間を
行き来することにより充放電が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図11は、従来の非水
系リチウム二次電池の一構成例を示す縦断面図である。
図11に示す非水系リチウム二次電池は、ニッケルメッ
キを施した鉄製の電池缶43の底部に絶縁板42を挿入
し、その上にセパレータ41を介して負極集電体47に
負極活物質を塗布してなる負極39と正極集電体48に
正極活物質を塗布してなる正極2とを順次積層し、渦巻
型に多数回巻回された巻回体を収納してある。そして、
負極の集電をとるために、ニッケル製の負極リード49
の一端が負極39にされ、他端が電池缶43に溶接され
ている。また、正極の集電をとるために、アルミニウム
製の正極リード50の一端が正極40に取り付けられ、
他端を電池内圧に応じて電流を遮断する電流遮断用薄板
46を介して電池蓋45と電気的に接続してある。そし
て、非水電解液を電池缶43の中に注入し、アスファル
トを塗布した絶縁封口ガスケット44を介して電池缶4
3をかしめることにより電池蓋45が固定されている。
【0006】この非水系リチウム二次電池では、電解液
にリチウム塩を溶解した非水系溶媒が用いられており、
この電解液の漏れを防止するためには、剛性を備えたハ
ード・セルの使用は不可欠であった。しかし、前述した
ように非水系リチウム二次電池の主要な搭載機器は小型
携帯機器であり、軽量化が求められているが、鋼管のよ
うなハード・セルではこれを達成することは不可能であ
る。また、携帯パソコンのような商品は薄型化が進み、
ハード・セルにはそれ自体の厚みがあるために、薄型化
に対する妨げとなっている。
【0007】上述した問題を解消する電池として、最近
は固体電解質二次電池、その中でもゲル電解質を用いた
ポリマ電池と呼ばれる電池の開発が盛んに行われてい
る。実際の電池では、正負両電極の間に多孔質のセパレ
ータを介す場合もあるが、基本的には、図12に示すよ
うに、正極集電体上に正極活物質層を形成した正極電極
と、負極集電体上に負極活物質層を形成した負極電極と
を、正極活物質層と負極活物質層とが対向するように積
層させている。特にゲル電池などと呼ばれる固体電解質
二次電池では、電解液がポリマに染み込んだゲル状電解
質を用いている。ゲル電池も含めて電解質層が固体にな
ることで、液漏れの危険性が少なくなり、その結果とし
て、ハード・セルが不要となり、軽量化及び形状の自由
度の向上が実現できる。
【0008】ここで、固体電解質層を用いたポリマ二次
電池では、固体電解質層自体がリチウム移動媒体である
と同時に、正負両極を隔て、ショートを防止する隔離膜
としての機能を有している。また、ゲル電解質を用いた
ポリマ電池の場合、電解質の靱性がセパレータよりも劣
るため、電解質の厚みを厚くしていることが一般的であ
る。しかし、電池容量の観点から見た場合、リチウムを
吸蔵、放出する能力のないゲル電解質層を増やすことは
電池容量の観点から見た場合好ましくない。すなわち、
ゲル電解質を用いたポリマ電池では、必要以上にゲル電
解質層を設けることは、ポリマ電池の体積容量を低下と
いう問題を引き起こす。
【0009】したがって、本発明は、従来の問題に鑑み
て創案されたものであり、繰り返し充放電を行うポリマ
二次電池において、電池容量を良好に維持するととも
に、ショート率が低く、安全性の高いポリマ二次電池を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るポリマ二次
電池は、正極集電体上に正極活物質層が形成されてなる
正極と、負極集電体上に負極活物質層が形成されてなる
負極と、上記正極上及び上記負極上に配置されるポリマ
電解質層とを備えてなる非水系ポリマ二次電池におい
て、上記正極集電体上及び上記負極集電体上における上
記ポリマ電解質層の配置位置を、上記正極活物質層上と
上記負極活物質層上と上記正極活物質層及び上記負極活
物質層の端部から上記正極活物質層及び上記負極活物質
層が形成されていない方向に0.1mm以上20mm以
下の範囲に規定したことを特徴とするものである。
【0011】本発明に係るポリマ二次電池は、正極集電
体上及び負極集電体上におけるポリマ電解質層の配置位
置を、正極活物質層上と負極活物質層上と正極活物質層
及び負極活物質層の端部から正極活物質層及び負極活物
質層が形成されていない方向に0.1mm以上20mm
以下の範囲に規定する。したがって、本発明に係るポリ
マ二次電池においては、正極電極及び負極電極には、ポ
リマ電解質層が必要量だけ形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す図におい
ては、特徴的な部分を説明するために、部分的に拡大し
て示しているため、実際の尺度と異なる場合がある。
【0013】図1に本発明を適用した非水系ポリマ二次
電池の一構成例を示す。
【0014】本発明を適用した非水系ポリマ二次電池1
は、図2に示すように正極集電体6上に正極活物質層7
を形成することにより正極電極10が形成され、当該正
極活物質層7上にゲル状電解質層8が塗設される。そし
て、図3に示すように負極集電体10上に負極活物質層
11を形成することにより負極電極12が形成され、当
該負極活物質層12上にゲル状電解質層8が塗設され
る。そして上記のようにゲル状電解質層8が形成された
正極電極10と負極電極13とが積層された電極積層体
が、ラミネートフィルム2により電極積層体収納部5内
に密閉されている。そして、正極集電体6には正極端子
3が、負極集電体11には負極端子4がそれぞれ接続さ
れ、ラミネートフィルム2の周縁部である封口部に挟み
込まれている。
【0015】正極集電体6には、アルミニウム箔、ニッ
ケル箔、ステンレス箔等の金属箔が使用される。これら
の金属箔は、多孔性金属箔とすることが好ましい。金属
箔を多孔性金属箔とすることで、集電体と電極層との接
着強度を高めることができる。このような多孔性金属箔
としては、パンチングメタルやエキスパンドメタルの
他、エッチング処理によって多数の開口部を形成した金
属箔等を用いることができる。
【0016】正極活物質層7を構成する正極活物質は、
軽金属イオンをドープ・脱ドープすることが可能な材料
であれば特に限定されることはなく、目的とする電池の
種類に応じて金属酸化物、金属硫化物又は特定の高分子
を用いることができる。
【0017】例えばリチウムイオン電池を構成する場
合、正極活物質としては、TiS2、MoS2、NbSe
2、V25等のリチウムを含有しない金属酸化物あるい
は硫化物を使用することができる。また、LixMO
2(式中Mは1種以上の遷移金属を表し、xは電池の充
放電状態によって異なり、通常0.05以上、1.10
以下である。)やLiNipM1qM2rMO2(式中M
1、M2はAl、Mn、Fe、Co、Ni、Cr、Ti
及びZnからなる群より選ばれた少なくとも1種の元
素、又はP、B等の非金属元素でも良い。そして、p、
q、rはp+q+r=1の条件を満たす。)を主体とす
るリチウム複合酸化物等を用いることもできる。このリ
チウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、C
o、Ni、Mn等が好ましい。特に高電圧、高エネルギ
ー密度が得られ、サイクル特性にも優れることから、リ
チウム・コバルト複合酸化物やリチウム・ニッケル複合
酸化物を用いることが好ましい。このようなリチウム・
コバルト複合酸化物やリチウム・ニッケル複合酸化物の
具体例としてはLiCoO2、LiNiO2、LiNiy
Co1-y2(式中、0<y<1である。)、LiMn2
4等を挙げることができる。また、正極活物質層7に
は、これらの正極活物質の複数種をあわせて使用しても
良い。
【0018】正極に用いられる結着剤としては、例え
ば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)やポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)等を用いることができる。
【0019】正極に用いられる導電材としては、例え
ば、グラファイト等を用いることができる。
【0020】上記正極活物質の正極集電体6への塗布
は、必要に応じて正極集電体6の両面に行っても良い
し、また、所望の密度を得るために、正極活物質を塗布
した後にプレスを行っても良い。
【0021】正極活物質の正極集電体6への塗布は、片
面塗布を行う場合は、例えば図4に示すような片面逐次
塗布装置20を用いて行うことができる。図4に示す片
面逐次塗布装置20では、巻き出しロール21より押し
出された正極集電体6がコータ・ヘッド22により正極
活物質を塗布され、その後、ドライヤ23により溶剤が
乾燥され、巻き取りロール24により巻き取られる。ま
た、両面逐次塗布を行う場合は、例えば図4に示すよう
な片面逐次塗布装置20を用いて行うことができ、両面
同時塗布を行う場合は、例えば図5に示すような両面同
時塗布装置25を用いて行うことができる。図5に示す
両面同時塗布装置25では、巻き出しロール21より押
し出された正極集電体6が、正極集電体6の両面に位置
するコータ・ヘッド22により正極活物質6を同時に塗
布され、その後、ドライヤ23により溶剤が乾燥され、
巻き取りロール24により巻き取られる。
【0022】また、塗布方式は、上記のような押し出し
方式に限定されるものではなく、グラビア方式、スクリ
ーン方式等も用いることができる。
【0023】正極集電体6に正極活物質を塗布した正極
電極10にプレスを行う場合は、例えば図6に示すよう
なプレス装置26を用いることができる。図6のプレス
装置26においては、巻き出しロール27から押し出さ
れた正極電極10は、2つのプレス・ロール28間で1
回プレスされ、巻き取りロール29により巻き取られ
る。プレスの方法は、図6に示すような方式に限定され
るものではなく、例えば所望の塗膜が得られるように多
段式のプレス機を用いたり、また、プレス効率を向上さ
せるため電極を加熱しながらプレスを行う等種々の方式
を用いることができる。
【0024】負極集電体10には、銅箔、ニッケル箔、
ステンレス箔等の金属箔が使用される。これらの金属箔
は、多孔性金属箔とすることが好ましい。金属箔を多孔
性金属箔とすることで、集電体と電極層との接着強度を
高めることができる。このような多孔性金属箔として
は、パンチングメタルやエキスパンドメタルの他、エッ
チング処理によって多数の開口部を形成した金属箔等を
用いることができる。
【0025】負極活物質層12を構成する負極活物質
は、イオンをドープ・脱ドープ可能な材料であれば、特
に限定されるものではない。負極活物質と、必要に応じ
て結着剤と導電材とを有する。例えば、リチウム、ナト
リウム等のアルカリ金属やそれらを含有する合金、及び
充放電反応に伴いリチウム等のアルカリ金属をドープ・
脱ドープする材料を用いることができる。後者の例とし
ては、具体的にはポリアセチレン、ポリピロール等の導
電性ポリマ、熱分解炭素類、コークス類、カーボンブラ
ック、ガラス状炭素、有機高分子材料焼成体、炭素繊維
等の炭素材料を用いることができる。上記有機高分子化
合物焼成体とは、フェノール樹脂、フラン樹脂等の有機
高分子材料を、不活性ガス中、あるいは真空中において
500℃以上の適当な温度で焼成したものをいう。上記
コークス類には、石油コークス、ピッチコークス等があ
る。上記カーボンブラックには、アセチレンブラック等
がある。そして、その中でも単位体積あたりのエネルギ
ー密度が大きいという特性から、炭素材料を用いること
が望ましい。
【0026】負極に用いる結着剤としては、例えば、ポ
リフッ化ビニリデン(PVdF)やポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)等を用いることができる。
【0027】負極に用いられる導電材としては、例え
ば、グラファイト等を用いることができる。
【0028】そして、負極活物質の負極集電体11上へ
の塗布は、上述した正極活物質を正極集電体6上へ塗布
する場合と同様にして行うことができる。
【0029】ゲル状電解質層8は、高分子とその高分子
を膨潤させる溶媒と電解質塩とを備えて構成される。こ
れらの高分子としては、ポリフッ化ビニリデン、ヘキサ
フルオロプロピレン−フッ化ビニリデン共重合体、エチ
レンオキサイド、変性エチレンオキサイド及びポリアク
リロニトリル等を用いることができる。
【0030】上記電解質塩としては、電解質塩自体が上
記高分子に溶解して、イオン導電性を示すものであれ
ば、特に限定されるものではない。例えば、リチウム塩
を電解質とする場合は、六フッ化リン酸リチウム(Li
PF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化
ヒ素リチウム(LiAsF6)、四フッ化ホウ酸リチウ
ム(LiBF4)トリフルオロメタンスルホン酸リチウ
ム(LiCF3SO3)、ビストリフルオロメチルスルホ
ニルイミドリチウム[LiN(CF3SO22]等、従
来公知のリチウム塩を用いることができる。また、ナト
リウム等の他のアルカリ金属塩も電解質塩として用いる
ことができる。そして、これらの電解質塩は、1種類単
独だけではなく、複数種を混合して用いることができ
る。
【0031】ゲル状電解質に用いる溶剤としては、有機
溶剤を好ましく用いることができ、γ−ブチロラクト
ン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、
ジメチルカーボネートジエチルカーボネート及びエチル
メチルカーボネート等を用いることができる。
【0032】そして、このゲル状電解質層8は、常温で
はゼリー状で流動性に劣るため、一般には温度を上げる
ことで液状、すなわち溶融ゲルにして電極もしくは剥離
紙等に塗布されることにより形成される。さらに、電極
に溶融ゲルを塗布する場合には、電極への染み込みを良
好にするために、電解液よりも沸点の低い溶媒を希釈溶
媒として加えても良い。また、この時の溶融ゲル又は希
釈ゲルの温度範囲としては、溶融ゲル又は希釈ゲルが液
状になる温度以上であり、かつそれらに含まれる溶媒の
うち、最も沸点の低い溶媒の沸点以下の温度である。
【0033】また、上述したようなゲル状電解質層8
は、上述した正極活物質を塗布する場合と同様の手段を
用いて塗布することができる。
【0034】ゲル状電解質層8は、正極集電体上及び負
極集電体上において正極活物質層7及び負極活物質層1
1が形成されていない部分には設けないことが好まし
い。すなわち、ゲル状電解質層8は、正極活物質層7上
及び負極活物質層11上のみに設けられることが好まし
い。必要以上のゲル状電解質層8を設けないことによ
り、電池の体積容量率を向上させることができるからで
ある。しかしながら、実際の電池の製造においては、ゲ
ル状電解質層8が、正極活物質層7上及び負極活物質層
11上のみに設けられている場合、正極活物質層7及び
負極活物質層11の端部の直線性が不均一になったとき
や、電池素子形成の際に電解質層のずれが生じたような
ときには正極電極9と負極電極12が接触しショートす
る虞がある。
【0035】そのため、本発明においては、正極集電体
上及び負極集電体上においてゲル状電解質層8は、正極
活物質層7上と、負極活物質層11上と、正極活物質層
7及び負極活物質層11の端部から正極活物質層7及び
負極活物質層11が形成されていない方向に0.1mm
以上20mm以下の範囲に配置される。そして、より好
ましくは、0.5mm以上5.0mm以下である。ゲル
状電解質層8の配置範囲を、正極活物質層7上と、負極
活物質層11上と、正極活物質層7及び負極活物質層1
1の端部から正極活物質層7及び負極活物質層11が形
成されていない方向に0.1mm以上20mm以下の範
囲に形成することにより、電池の体積容量率を向上させ
るとともに、正極活物質層7及び負極活物質層11の端
部の直線性が不均一になった場合や、電池素子形成の際
にゲル状電解質層8がずれた場合においても正極電極9
と負極電極12とが接触してショートすることを防止す
ることができる。そして、0.5mm以上5.0mm以
下とすることで、より確実に上記の効果を得ることがで
きる。
【0036】そして、電池素子を構成するには、ゲル状
電解質層8が形成された正極電極9及び負極電極12の
各集電体部分にリード線を接続し、さらに互いのゲル状
電解質層8が対向するように重ね合わせれば良い。この
重ね合わせ方としては、所望の大きさに切り取られた各
電極を重ね合わせる方法や、重ねた電極を巻く、もしく
は、折り畳む方法などがある。
【0037】そして、正極活物質層7と負極活物質層1
1とをより確実に隔てるために、正極電極9と負極電極
12との間にセパレータを挟み込んでも良い。セパレー
タとしては、従来の液系リチウム二次電池に用いられて
いるポリエチレンやポリプロピレンからなる微多孔膜等
を用いることができる。
【0038】以上のようにして作製した電池素子は、ラ
ミネート・フィルム2の間に挟み込み、電池素子が外気
と接触しないようにシールが施され、完成電池とされ
る。ここで、ラミネート・フィルム2としては、アルミ
蒸着したラミネート・フィルムなどを用いることができ
る。
【0039】したがって、本発明に係る非水系ポリマ二
次電池は、正極集電体上及び負極集電体上においてゲル
状電解質層8が、正極活物質層7上と、負極活物質層1
1上と正極活物質層7及び負極活物質層11の端部から
正極活物質層7及び負極活物質層11が形成されていな
い方向に0.1mm以上20mm以下の範囲に配置され
ることにより、電池の体積容量率を向上させるととも
に、正極電極9と負極電極12が接触してショートする
ことを防止する構造が構成される。
【0040】以上詳細に説明したが、本発明は、上記の
説明に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲において適宜変更可能である。そして、電池構
成についても、上記より特に限定されるものではなく、
巻型、積層型、円筒型、角形、コイン型、ボタン型等種
々の形状に適用しても同様の効果が得られる。
【0041】
【実施例】以下、本発明の実施例について、実験結果に
基づいて説明する。
【0042】実施例1 まず初めに、正極電極を下記のようにして作製した。
【0043】 LiCoO2(平均粒径10μm) 100重量部 ポリフッ化ビニリデン(平均分子量30万) 5重量部 カーボンブラック(平均粒径15nm) 10重量部 N−メチル−2−ピロリドン 100重量部 上記組成の懸濁液をディスパにて4時間混合し、これを
図4に示す片面逐次塗布装置20を用いて厚さ20μm
のアルミニウム箔の両面にパターン塗布して正極活物質
層を形成した。塗布パターンは、図7に示すように正極
集電体35において、正極電極第1面33及び正極電極
第2面34の両面とも塗布長145mm、未塗布部分長
10mmの繰り返しで、両面の塗布位置が一致するよう
に制御して塗布した。両面塗布後の電極原反は、線圧3
00kg/cmでプレスして正極電極を作製した。片面
正極活物質層の厚みは、プレス後で50μmであった。
【0044】次に、負極電極を下記のようにして作製し
た。
【0045】 人造グラファイト(平均粒径20μm) 100重量部 ポリフッ化ビニリデン(平均分子量30万) 15重量部 N−メチル−2−ピロリドン 200重量部 上記組成の懸濁液をディスパにて4時間混合し、これを
図4に示す片面逐次塗布装置20を用いて厚さ10μm
の銅箔の両面にパターン塗布して負極活物質層を形成し
た。塗布パターンは、図8に示すように負極集電体38
において、負極電極第1面36は塗布長195mm、未
塗布部分長35mmの繰り返しで、負極電極第2面37
は、塗布長125mm、未塗布部長105mmの繰り返
しで、負極電極第1面36の塗布終了位置と負極電極第
2面37の塗布開始位置が一致するように塗布した。塗
布後の電極原反は線圧300kg/cmでプレスして負
極電極を作製した。片面活物質層の厚みは、プレス後で
55μmであった。
【0046】次にゲル状電解質塗布液を下記のようにし
て作製した。
【0047】 ゲル状電解質塗布液 ポリマ(※1) 100重量部 電解液(※2) 400重量部 ジメチルカーボネート(DMC) 1000重量部 ※1:ヘキサフルオロプロピレン−フッ化ビニリデン共重合体で、ヘキサ フルオロプロピレン含有量6重量部のポリマ。 ※2:電解質:LiPF6 電解質濃度:1.2mol/l 溶剤:エチレンカーボネート(EC)/プロピレンカーボネート (PC)/γ−ブチロラクトン(GBL)を4:3:3の比率で混合 して使用した。
【0048】上記組成のゲル状電解質塗布液を70℃に
加熱した状態でディスパにて1時間混合して、これを図
4に示す片面逐次塗布装置20を用いて上記にて作製し
た正極電極及び負極電極のそれぞれの活物質層上に連続
塗布することによりゲル状電解質層を形成した。この
際、ドライヤ23による乾燥は、DMCだけが蒸発する
ように調節した。ゲル電解質層の乾燥後の厚みは、片面
で40μmとなるように調節した。
【0049】次にゲル状電解質層を形成した正極電極を
36mm幅に裁断した。また、ゲル状電解質層を形成し
た負極電極を38mm幅に裁断した。次に、正極電極は
正極電極第2面34における活物質の塗布始め位置で、
負極電極は、負極電極第2面における活物質の塗り始め
位置で切断した。そして切断した正極電極に対して、正
極活物質塗布部の端部から5mm離れた集電体上にリー
ド線を溶着し、ゲル状電解質塗布済み短冊状正極電極及
び短冊状負極電極を作製した。また、切断した負極電極
に対しては、負極電極第1面36の負極活物質塗布初め
部の裏面にリード線を溶着し、ゲル状電解質塗布済み短
冊状正極電極及びゲル状電解質塗布済み短冊状負極電極
を作製した。
【0050】次に、短冊状負極電極の負極活物質層上か
らはみ出して形成されたゲル状電解質を、負極電極第1
面36においては、リード線溶着部側のゲル状電解質層
端部において、負極活物質の端部から負極活物質層が形
成されていない方向に0.1mmの位置まで剥がし取っ
た。そして、負極電極第2面37においては、リード線
溶着部側のゲル状電解質層端部において、負極活物質層
の端部から0.1mmの位置まで剥がし取った。
【0051】次に、図9に示すように短冊状負極電極の
リード線溶着部反対側の負極電極第2面と、正極のリー
ド線溶着側が30mmだけ重なるように貼り合わせ、重
なった部分を芯として重ね合わせた状態で折り畳むこと
により図10に示すような電池素子を作製した。この電
池素子は、図10に示すように、正極集電体上44上に
ゲル状電解質層塗布済み正極活物質層45が形成された
短冊状正極電極と、負極集電体41上にゲル状電解質層
塗布済み負極活物質層42が形成された短冊状負極電極
とは、ゲル状電解質層同士が接した状態で折り畳まれ
る。そして、その中心部に、正極リード線43が配さ
れ、最外周部に負極リード線40が配される。また、正
極電極と負極電極との長さの違いの関係から、最外周
は、負極集電体41が表面に露出している。
【0052】最後に電池素子をラミネート・フィルムで
覆うように挟み込んだ後、ラミネート・フィルム同士を
溶着することにより図1に示すような電池を作製した。
【0053】実施例2 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に0.3mmの位置に変更したこ
と以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0054】実施例3 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に0.5mmの位置に変更したこ
と以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0055】実施例4 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に1mmの位置に変更したこと以
外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0056】実施例5 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に2mmの位置に変更したこと以
外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0057】実施例6 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に5mmの位置に変更したこと以
外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0058】実施例7 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に10mmの位置に変更したこと
以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0059】実施例8 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質層が
形成されていない方向に20mmの位置に変更したこと
以外は、実施例1と同様にして電池を作製した。
【0060】比較例1 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がさないこと以外は、実施例1と同様にして電池を作製
した。
【0061】比較例2 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質側に
0.5mm入った位置に変更したこと以外は、実施例1
と同様にして電池を作製した。
【0062】比較例3 実施例1において、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥
がし取る位置を、負極活物質の端部から負極活物質側に
30mm入った位置に変更したこと以外は、実施例1と
同様にして電池を作製した。
【0063】<特性評価>上記のようにして作製した電
池および電池素子に対して、下記のような測定、評価を
行った。
【0064】電池容量評価 上記のようにして作製した電池を、0.2C定電流で
4.25Vまで充電した後、さらに4.25Vの定電圧
条件で1時間充電を行った。その後、放電電流0.2C
で電圧3.0Vまで放電させて、電池容量を求めた。そ
して、正極活物質量から算出した設計容量に対する比率
を求めた。その結果を表1に示す。
【0065】ショート不良検査 上述した電池容量評価のときと同条件で、再充電した
後、一般環境(25℃、60RH%)に放置し、2時間
後、及び1週間後の電圧を測定した。この時の電圧の降
下分を自然放電率とし、自然放電率が2%を超えたもの
を不良とし、全体に対する発生率を求めた。その結果を
表1に示す。
【0066】体積容量比率評価 上記のようにして作製した電池素子において、リード線
を除いた部分の幅、奥行き、高さをノギスで測定し、直
方体と見なして電池素子の体積を求めた。さらに、その
体積に対する電池容量を求め、その比率を求めた。な
お、ここでは比較例1において作製した電池素子の電池
容量を基準容量とした。その結果を表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】表1より、電池容量評価においては、設計
容量に対する比率は、いずれの電池においても明確な違
いは認められない。
【0069】一方、ショート不良検査においては、表1
から、短冊状負極電極において、負極活物質層からはみ
出した部分のゲル状電解質を取り除いた実施例1乃至実
施例8は、ショート不良率が低く抑えられていることが
わかる。そして、短冊状負極電極のゲル状電解質を剥が
し取る位置を、負極活物質層の端部から負極電解質層が
形成されていない方向に0.5mm以上離れた位置とす
ることにより、ショート不良率をより低く抑えることが
できることがわかる。これは、負極活物質層の端部の直
線性が不均一であったり、電池素子形成の際に電解質層
のずれが生じたことにより、正極電極と負極電極が接触
したためであると考えられる。一方、負極活物質上のゲ
ル状電解質を取り除いた比較例2では、ショート不良率
が大きくなっている。このことより、負極電解質上のゲ
ル状電解質まで取り除くことは、電池の特性を悪化させ
ることがわかる。また、負極電極のゲル状電解質層を必
要以上に剥がし取った比較例3においてショート不良率
が低くなっているのは、正極電極側にゲル状電解質層が
残っていたためと考えられる。
【0070】体積容量比率評価においては、実施例1乃
至実施例8では、基準となる比較例1に比べ、体積容量
比率が向上している。そして、特に、実施例1乃至実施
例6のようにゲル状電解質層を負極活物質層上及び負極
活物質層の端部から0.1mm以上5.0mm以下の位
置に配することで良好な体積容量比率が得られることが
わかる。一方、比較例3においては、体積容量比率は、
比較例1よりは向上してはいるものの、その度合いは低
いものとなっている。このことより、ゲル電解質層が有
限な厚みを有しているため、ゲル電解質層の体積が体積
容量比率に影響を及ぼしていることがわかる。そして、
ゲル電解質層の配置範囲により体積容量比率を向上させ
られることがわかる。
【0071】以上のことより、負極電極において、ゲル
状電解質層の配置範囲を、正極活物質層上と、負極活物
質層上と、負極活物質層及び負極活物質層の端部から
0.1mm以上20.0mm以下の範囲とすることで、
非水系ポリマ二次電池の体積容量比率を向上させるとと
もに、ショート不良率を低く抑えられることがわかる。
そして、負極電極において、ゲル状電解質層の配置範囲
を、正極活物質層上と、負極活物質層上と、負極活物質
層上及び負極活物質層の端部から0.1mm以上20.
0mm以下の範囲とすることで、特に上記の効果を良好
にできることがわかる。
【0072】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る非水系ポリマ電池二次電池は、正極集電体上に正極
活物質層が形成されてなる正極と、負極集電体上に負極
活物質層が形成されてなる負極と、上記正極上及び上記
負極上に配置されるポリマ電解質層とを備えてなる非水
系ポリマ二次電池において、正極集電体上及び負極集電
体上におけるポリマ電解質層の配置位置を、上記正極活
物質層上と、上記負極活物質層上と、上記正極活物質層
及び上記負極活物質層の端部から上記正極活物質層及び
上記負極活物質層が形成されていない方向に0.1mm
以上20mm以下の範囲とされる。
【0073】本発明に係る非水系ポリマ電池では、ポリ
マ電解質が必要量のみ形成され、電池容量を低下させる
不要なポリマ電解質が形成されないため、電池容量を向
上させるとともに、ショート率を低く抑えることができ
る。
【0074】したがって、本発明によれば、高い電池容
量を有するとともに、ショート率が低く、安全性の高い
ポリマ二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体電解質電池の一構成例の
斜視図である。
【図2】正極電極上にゲル状電解質層を形成した状態を
示す断面図である。
【図3】負極電極上にゲル状電解質層を形成した状態を
示す断面図である。
【図4】片面逐次塗布装置の概略構成図である。
【図5】両面同時塗布装置の概略構成図である。
【図6】プレス装置の概略構成図である。
【図7】本発明に係るポリマ二次電池の製造工程を説明
する図であり、アルミニウム箔の両面に正極活物質を塗
布した状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係るポリマ二次電池の製造工程を説明
する図であり、銅箔の両面に負極活物質を塗布した状態
を示す断面図である。
【図9】本発明に係るポリマ二次電池の製造工程を説明
する図であり、電池素子を形成するために短冊状正極電
極と短冊状負極電極とを重ね合わせた状態を示す斜視図
である。
【図10】本発明に係るポリマ二次電池の製造工程を説
明する図であり、短冊状正極電極と短冊状負極電極とを
重ねて折り畳み、電池素子を形成した状態を示す斜視図
である。
【図11】従来の非水系リチウム二次電池の一構成例を
示す縦断面図である。
【図12】ゲル電池の一構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
5 電極積層体収納部、7 正極活物質層、8 第1固
体電解質層、9 第2固体電解質層、10 正極電極、
12 負極活物質層、13 負極電極、14固体電解質
層、21 巻き出しロール、22 コータ・ヘッド、2
3 ドライヤ、24 巻き取りロール、33 正極電極
第1面、34 正極電極第2面、36負極電極第1面、
37 負極電極第2面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 健晴 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ03 AJ05 AJ12 AK02 AK03 AK05 AL06 AL07 AL16 AM00 AM03 AM05 AM07 AM16 BJ04 CJ22 DJ04 DJ07 HJ04 HJ12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極集電体上に正極活物質層が形成され
    てなる正極と、負極集電体上に負極活物質層が形成され
    てなる負極と、上記正極上及び上記負極上に配置される
    ポリマ電解質層とを備えてなる非水系ポリマ二次電池に
    おいて、 上記正極集電体上及び上記負極集電体上における上記ポ
    リマ電解質層の配置位置を、上記正極活物質層上と上記
    負極活物質層上と上記正極活物質層及び上記負極活物質
    層の端部から上記正極活物質層及び上記負極活物質層が
    形成されていない方向に0.1mm以上20mm以下の
    範囲に規定したことを特徴とする非水系ポリマ二次電
    池。
  2. 【請求項2】 上記正極と上記負極との間にセパレータ
    を備えることを特徴とする請求項1記載の非水系ポリマ
    二次電池。
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