JP2001058652A - 包装用袋における端部の封緘構造及び該封緘構造を備えた包装用袋 - Google Patents

包装用袋における端部の封緘構造及び該封緘構造を備えた包装用袋

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JP2001058652A
JP2001058652A JP11239014A JP23901499A JP2001058652A JP 2001058652 A JP2001058652 A JP 2001058652A JP 11239014 A JP11239014 A JP 11239014A JP 23901499 A JP23901499 A JP 23901499A JP 2001058652 A JP2001058652 A JP 2001058652A
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bent
sealing
packaging bag
side wall
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Yoshiyuki Ogawa
良行 小河
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CHUO SEITAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、開封時にインナーパッチを破る手間
が不要で、紙粉の発生も防止できるようにした包装用袋
における端部の封緘構造及び該封緘構造を備えた包装用
袋を提供する。 【解決手段】端部の折曲片12間には、幅方向の縁部が
折り曲げ部13a,13bより外側に張り出すように形
成された二枚のインナーパッチ2が設けてある。インナ
ーパッチ2は、外端側の全幅をそれぞれ折曲片12に貼
着し、自由端の内端側を所要幅重なり合わせて取り付け
てある。端部は、第1の封緘フラップ14aを側壁11
b側に折り曲げて折曲片12の重なった部分と貼着し、
第2の封緘フラップ14bを側壁11a側に折り曲げて
折曲片12と第1の封緘フラップ14aの重なった部分
に貼着して閉じてある。第1の封緘フラップ14a及び
第2の封緘フラップ14bが重なり合った部分には、化
粧紙3が貼着してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装用袋における端
部の封緘構造及び該封緘構造を備えた包装用袋に関す
る。更に詳しくは、インナーパッチを設けなくても、折
り曲げ部から内容物が漏れないようにしたものに関す
る。また、インナーパッチを設けたものにおいては、開
封時にインナーパッチを破る手間が不要で、紙粉の発生
も防止できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】例えば、小麦粉(メリケン粉)などの粉状
体は、紙製の包装用袋に充填されて、保管・運搬されて
いる。この包装用袋は、図6及び図7に示すような構成
を有している。なお、図7において化粧紙95は、図示
を省略している。 柔軟性を有するチューブの両側に折り目線90,90
を形成して、向かい合う一対の側壁91a,91bが形
成してある。 側壁91a,91bの端部における両側を折り目線9
0,90を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて、三角
形状の折曲片92,92が形成してある。
【0003】一方の側壁91aの端部を、折曲片9
2,92の一部を含んで他方の側壁91b側に折り曲げ
部93aで折り曲げて、第1の封緘フラップ94aが形
成してある。第1の封緘フラップ94aは、他方の側壁
91b側に折り曲げて、折曲片92,92の重なった部
分と貼着してある。なお、図7において第1の封緘フラ
ップ94aの折り曲げ部93a及び後述する第2の封緘
フラップ94bの折り曲げ部93bは、一点鎖線で示し
ている。
【0004】他方の側壁91bの端部を、折曲片9
2,92の一部を含んで一方の側壁91a側に重なるよ
うに折り曲げ部93bで折り曲げて、第2の封緘フラッ
プ94bが形成してある。第2の封緘フラップ94b
は、一方の側壁91a側に折り曲げて、折曲片92,9
2と第1の封緘フラップ94aの重なった部分とに貼着
してある。
【0005】第1の封緘フラップ94a及び第2の封
緘フラップ94bが重なり合った部分には、これを覆い
隠すように上方から化粧紙95が貼着してある。化粧紙
95の貼着面側には、長さ方向にカットテープ950が
設けてあり、このカットテープ950を引っ張って化粧
紙95を破ることで、端部が簡単に開封できるようにし
てある。
【0006】第1の封緘フラップ94a及び第2の封緘
フラップ94bの重ね合わせは、図6及び図7において
点を集合させて示した箇所に接着剤Sを塗り、折り曲げ
部93a,93bの内側部分に、所要長さを有する細幅
板状の当金部材(図示省略)をそれぞれ押し当てて、そ
のまま外側から第1の封緘フラップ94a及び第2の封
緘フラップ94bを折り曲げることによって行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の包装用袋における端部の封緘構造には、次のような課
題があった。上記した閉じ方では、当金部材を折り曲げ
93a,93bに押し当てた状態で、第1の封緘フラッ
プ94aと第2の封緘フラップ94bを折り曲げるの
で、当金部材が押し当てられる折り曲げ部93a,93
b及びその近傍には、接着剤Sを塗ることができなかっ
た。従って、この封緘構造では、第1の封緘フラップ9
4aと折曲片92との間及び第2の封緘フラップ94b
と折曲片92との間に接着されていない隙間が形成され
てしまい、そこから内容物が漏れることがあった。
【0008】この課題を解決するものとして、従来から
図8に示すようなインナーパッチと称される長方形状の
薄い紙片を備えた封緘構造が開発されている。インナー
パッチ96は、幅方向の縁部が折り曲げ部93a,93
bの外側に張り出すような大きさを有しており、折曲片
92,92間に架け渡して設けてある。
【0009】この封緘構造は、第1の封緘フラップ94
a及び第2の封緘フラップ94bと、インナーパッチ9
6とを折り曲げ部93a,93bで折り曲げることで形
成される。なお、図8において第1の封緘フラップ94
a及び第2の封緘フラップ94bの折り曲げ部93a,
93bは、一点鎖線で示している。
【0010】インナーパッチ96を設けたものは、当金
部材が押し当てられる折り曲げ部93a,93b及びそ
の近傍に接着剤Sが塗られていなくても、インナーパッ
チ96が折り曲げ部93a,93b及びその近傍に形成
された隙間を塞ぐので、折り曲げ部93a,93b及び
その近傍から内容物が漏れない。
【0011】しかし、インナーパッチ96を設けた包装
用袋にも、次のような課題があった。即ち、インナーパ
ッチ96を設けたものから内容物を取り出すには、ま
ず、カットテープ950を引っ張って化粧紙95を破
き、第1の封緘フラップ94a及び第2の封緘フラップ
94bを貼着状態が解除されるようにして開いて、次い
でインナーパッチ96も破らなければならなかったの
で、開封作業が面倒であった。また、インナーパッチ9
6を破るときに、破れる部分から細かな紙の繊維(紙
粉)が発生し、これが袋内の内容物に混入してしまうこ
とがあった。
【0012】本発明の目的は、上記課題を解消するもの
で、インナーパッチを設けなくても、折り曲げ部から内
容物が漏れないようにした包装用袋における端部の封緘
構造及び該封緘構造を備えた包装用袋を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、インナーパッチを設
けたものにおいては、開封時にインナーパッチを破る手
間が不要で、紙粉の発生も防止できるようにした包装用
袋における端部の封緘構造及び該封緘構造を備えた包装
用袋を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、柔軟性を有するチューブの両側に折り目線
を形成して向かい合う一対の側壁を形成し、該側壁の端
部における両側を上記折り目線を含んでそれぞれ内側に
向け折り曲げて三角形状の折曲片を形成し、一方の側壁
の端部を該折曲片の一部を含んで他方の側壁側に折り曲
げ部で折り曲げて第1の封緘フラップを形成して、該第
1の封緘フラップのうち折曲片の重なった部分を貼着
し、他方の側壁の端部を上記折曲片の一部を含んで上記
一方の側壁側に重なるように折り曲げ部で折り曲げて第
2の封緘フラップを形成して、該第2の封緘フラップの
うち折曲片と上記第1の封緘フラップの重なった部分と
を貼着して六角形の底形状を有する包装用袋における端
部の封緘構造であって、上記第1の封緘フラップ及び第
2の封緘フラップの両側における折り曲げ部の近傍で接
着剤を塗った部分が押圧され、該接着剤が上記折り曲げ
部側へ押しやられて、上記第1の封緘フラップと上記折
曲片との間及び上記第2の封緘フラップと上記折曲片と
の間に、内容物が外部へ漏れるような隙間が形成されな
いようにしてあることを特徴とする、包装用袋における
端部の封緘構造である。
【0014】第2の発明にあっては、柔軟性を有するチ
ューブの両側に折り目線を形成して向かい合う一対の側
壁を形成し、該側壁の端部における両側を上記折り目線
を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三角形状の折曲
片を形成し、一方の側壁の端部を該折曲片の一部を含ん
で他方の側壁側に折り曲げ部で折り曲げて第1の封緘フ
ラップを形成して、該第1の封緘フラップのうち折曲片
の重なった部分を貼着し、他方の側壁の端部を上記折曲
片の一部を含んで上記一方の側壁側に重なるように折り
曲げ部で折り曲げて第2の封緘フラップを形成して、該
第2の封緘フラップのうち折曲片と上記第1の封緘フラ
ップの重なった部分とを貼着して六角形の底形状を有す
る包装用袋における端部の封緘構造であって、上記第1
の封緘フラップ及び第2の封緘フラップの少なくとも両
側における折り曲げ部と、該折り曲げ部の近傍で接着剤
が塗ってある部分とを共に押圧して連続する凹凸状に形
成してあることを特徴とする、包装用袋における端部の
封緘構造である。
【0015】第3の発明にあっては、柔軟性を有するチ
ューブの両側に折り目線を形成して向かい合う一対の側
壁を形成し、該側壁の端部における両側を上記折り目線
を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三角形状の折曲
片を形成し、一方の側壁の端部を該折曲片の一部を含ん
で他方の側壁側に折り曲げ部で折り曲げて第1の封緘フ
ラップを形成して、該第1の封緘フラップのうち折曲片
の重なった部分を貼着し、他方の側壁の端部を上記折曲
片の一部を含んで上記一方の側壁側に重なるように折り
曲げ部で折り曲げて第2の封緘フラップを形成して、該
第2の封緘フラップのうち折曲片と上記第1の封緘フラ
ップの重なった部分とを貼着して六角形の底形状を有す
る包装用袋における端部の封緘構造であって、幅方向の
縁部が上記第1の封緘フラップ及び第2の封緘フラップ
の折り曲げ部より外側に張り出すように形成された二枚
のインナーパッチを備えており、該各インナーパッチは
外端側を上記各折曲片に貼着して、自由端となった内端
側を互いに突き合わせて該内端側間に隙間が形成されな
いようにしてあることを特徴とする、包装用袋における
端部の封緘構造である。
【0016】第4の発明にあっては、各インナーパッチ
の内端側が所要幅で重なるようにしてあることを特徴と
する、第3の発明に係る包装用袋における端部の封緘構
造である。
【0017】第5の発明にあっては、柔軟性を有するチ
ューブの両側に折り目線を形成して向かい合う一対の側
壁を形成し、該側壁の端部における両側を上記折り目線
を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三角形状の折曲
片を形成し、一方の側壁の端部を該折曲片の一部を含ん
で他方の側壁側に折り曲げ部で折り曲げて第1の封緘フ
ラップを形成して、該第1の封緘フラップのうち折曲片
の重なった部分を貼着し、他方の側壁の端部を上記折曲
片の一部を含んで上記一方の側壁側に重なるように折り
曲げ部で折り曲げて第2の封緘フラップを形成して、該
第2の封緘フラップのうち折曲片と上記第1の封緘フラ
ップの重なった部分とを貼着して六角形の底形状を有す
る包装用袋における端部の封緘構造であって、幅方向の
縁部が上記第1の封緘フラップ及び第2の封緘フラップ
の折り曲げ部より外側に張り出すように形成されたイン
ナーパッチが、上記折曲片間に架け渡して両端側を貼着
して設けてあり、該インナーパッチには脆弱部が設けて
あることを特徴とする、包装用袋における端部の封緘構
造である。
【0018】第6の発明にあっては、脆弱部は、孔が点
線状に連なって形成してある構造であることを特徴とす
る、第5の発明に係る包装用袋における端部の封緘構造
である。
【0019】第7の発明にあっては、第1,第2,第
3,第4,第5または第6の発明に係る包装用袋におけ
る端部の封緘構造を備えていることを特徴とする、包装
用袋である。
【0020】請求項1記載の発明において、押圧後の第
1の封緘フラップ及び第2の封緘フラップの両側におけ
る折り曲げ部の近傍の形状は、平面状にすることもでき
るし、凹凸状に形成することもできる。
【0021】請求項3記載の発明において、「自由端と
なった内端側を互いに突き合わせて該内端側間に隙間が
形成されないようにしてある」は、物理的に隙間が形成
されないように突き合わせてある場合や、実質的に内容
物が出ない程度の隙間が形成されている場合を含むもの
である。
【0022】(作 用)第1の封緘フラップ及び第2の
封緘フラップの両側における折り曲げ部の近傍で接着剤
を塗った部分が押圧され、該接着剤が上記折り曲げ部側
へ押しやられて、上記第1の封緘フラップと上記折曲片
との間及び上記第2の封緘フラップと上記折曲片との間
に、内容物が外部へ漏れるような隙間が形成されないよ
うにしてあるものは、折り曲げ部へ押しやられた接着剤
によって接着部分が拡がり、第1の封緘フラップと折曲
片との間及び第2の封緘フラップと折曲片との間の隙間
を塞ぐことができるので、インナーパッチを設けなくて
も、折り曲げ部から内容物が漏れるのを防止することが
できる。
【0023】第1の封緘フラップ及び第2の封緘フラッ
プの少なくとも両側における折り曲げ部と、該折り曲げ
部の近傍で接着剤が塗ってある部分とを共に押圧して連
続する凹凸状に形成してあるものは、接着剤が硬化する
ことによって、折り曲げ部及びその近傍に、凹凸状に形
成された状態での保形性をもたせることができる。これ
により仮に接着剤が折り曲げ部側へ押しやられていない
箇所があったとしても、この凹凸形状が内容物の排出性
を悪くする抵抗となるので、この場合でも内容物は外部
へ出にくい。これにより包装用袋H1は、インナーパッ
チを設けなくても、折り曲げ部から内容物が漏れるのを
実質的に防止することができる。
【0024】幅方向の縁部が第1の封緘フラップ及び第
2の封緘フラップの折り曲げ部より外側に張り出すよう
に形成された二枚のインナーパッチを備えており、該各
インナーパッチは外端側を上記各折曲片に貼着して、自
由端となった内端側を互いに突き合わせて該内端側間に
隙間が形成されないようにしてあるものは、第1の封緘
フラップ及び第2の封緘フラップを開封し、開放側を下
向きにするだけで、インナーパッチが自由端である内端
側から内容物の重量によって幅方向に開かれるので、イ
ンナーパッチを破らずに内容物を包装用袋から取り出す
ことができる。つまり、この封緘構造を有する包装用袋
から内容物を取り出すには、第1の封緘フラップ及び第
2の封緘フラップだけを開封すれば良く、インナーパッ
チを破る手間が不要なので、開封作業が簡単で、面倒が
ない。また、インナーパッチを破らないので、紙粉の発
生も防止できる。
【0025】インナーパッチに、例えば、孔が点線状に
連なって形成してある、いわゆる「ミシン目」状を有す
る脆弱部が設けてあるものは、第1の封緘フラップ及び
第2の封緘フラップを開封し、開放側を下向きにするだ
けで、インナーパッチが脆弱部から内容物の重量によっ
て破断されて幅方向に開かれるので、インナーパッチを
人為的に破らずに内容物を包装用袋から取り出すことが
できる。つまり、この封緘構造を有する包装用袋から内
容物を取り出すには、第1の封緘フラップ及び第2の封
緘フラップだけを開封すれば良く、インナーパッチを破
る手間が不要なので、開封作業が簡単で、面倒がない。
また、脆弱部のないインナーパッチを破る場合と相違し
て、紙粉の発生も防止または低減できる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。実施の形態で示す包装用
袋の構成は、図6及び図7で示す従来の包装用袋と略同
一であるので、従来の包装用袋と対応する箇所の構成に
ついての説明は、略省略する。
【0027】図1は本発明に係る包装用袋の第1の実施
の形態を示しており、一部を省略した状態の斜視説明図
である。本実施の形態で示す包装用袋H1の構成には、
カッコ内に図6及び図7で示す従来例の対応する箇所の
符号を付して示している。
【0028】符号H1は包装用袋を示している。包装用
袋H1は袋本体1を備えている。袋本体1の端部には、
封緘構造K1が設けてある。第1の封緘フラップ14a
(94a)及び第2の封緘フラップ14b(94b)の
両側における折り曲げ部13a,13b(93a,93
b)と、折り曲げ部13a,13b(93a,93b)
の近傍には、連続する凹凸状の凹凸部15・・・が形成
してある。
【0029】袋本体1は強度が十分な厚手の紙で形成し
てある。しかし、袋本体1を形成する材料は、これに限
定するものではなく、例えば、合成樹脂や紙と合成樹脂
の複合物などで形成することもできる。
【0030】封緘構造K1は、以下に示す手順で形成さ
れる。なお、手順〜までは、従来例を示す図6及び
図7を参考にする。
【0031】柔軟性を有するチューブの両側に折り目
線10,10(90,90)を形成して向かい合う一対
の側壁11a,11b(90a,90b)を形成する。 側壁11a,11b(90a,90b)の端部におけ
る両側を折り目線10,10(90,90)を含んでそ
れぞれ内側に向け折り曲げて、三角形状の折曲片12,
12(92,92)を形成する。
【0032】図6及び図7において点を集合させて示
した箇所に接着剤Sを塗る。 一方の側壁11aの端部を、折曲片12,12(9
2,92)の一部を含んで他方の側壁11b側に折り曲
げ部13a(93a)で折り曲げて、第1の封緘フラッ
プ14a(94a)を形成して、第1の封緘フラップ1
4a(94a)のうち折曲片12,12の重なった部分
を貼着する。
【0033】他方の側壁11bの端部を、折曲片1
2,12(92,92)の一部を含んで一方の側壁11
a側に重なるように折り曲げ部13b(93b)で折り
曲げて、第2の封緘フラップ14b(94b)を形成し
て、第2の封緘フラップ14b(94b)のうち折曲片
12,12と第1の封緘フラップ14a(94a)の重
なった部分とを貼着する。
【0034】第1の封緘フラップ14a(94a)及
び第2の封緘フラップ14b(94b)が重なり合った
部分に上方から長方形状の化粧紙3(95)を貼り付け
る。化粧紙3(95)は、所要の厚みを有する紙で形成
してあり、貼着面側には、長さ方向にカットテープ30
(950)が設けてある。接着剤は、カットテープ30
(950)の周りを除く裏面の全体に塗ってある。
【0035】第1の封緘フラップ14a(94a)及
び第2の封緘フラップ14b(94b)の両側における
折り曲げ部13a,13b(93a,93b)と、折り
曲げ部13a,13b(93a,93b)の近傍で接着
剤Sが塗ってある部分とを共に押圧する。そして、折り
曲げ部13a,13b(93a,93b)及びその近傍
に連続する凹凸状の凹凸部15・・・を型押しにより形
成し、接着剤Sを折り曲げ部13a,13b(93a,
93b)へ押しやって、第1の封緘フラップ14a(9
4a)と折曲片12,12との間及び第2の封緘フラッ
プ14b(94b)と折曲片12,12との間に、内容
物が外部へ漏れるような隙間が形成されないようにす
る。以上で、封緘構造K1が形成される。
【0036】本実施の形態で示す封緘構造K1(後述す
る封緘構造K2及びK3も同様)は、化粧紙3を有して
いるが、これは限定するものではなく、化粧紙3を含ま
ないようにすることもできる。また、凹凸部15・・・
は、折り曲げ部13a,13b(93a,93b)の両
側のみに設けたが、全長にわたり設けることもできる。
凹凸部15・・・を形成する方法は、特に限定するもの
ではない。
【0037】なお、実施の形態を挙げて説明はしていな
いが、請求項1記載の封緘構造は、上記した封緘構造K
1手順の代わりに、「第1の封緘フラップ14a(9
4a)及び第2の封緘フラップ14b(94b)の両側
における折り曲げ部13a,13(93a,93b)b
の近傍で接着剤Sを塗った部分を押圧し、該接着剤Sを
折り曲げ部13a,13b(93a,93b)側へ押し
やって、第1の封緘フラップ14a(94a)と折曲片
12,12(92,92)との間及び第2の封緘フラッ
プ14b(94b)と折曲片12,12(92,92)
との間に、内容物が外部へ漏れるような隙間が形成され
ないようにする」という手順を加えるだけで形成するこ
とができる。この場合、押圧後の形状は、平面状にする
こともできるし、封緘構造K1のように凹凸状にするこ
ともできる。
【0038】(作 用)図1を参照して本発明の実施の
形態の作用を説明する。包装用袋H1は、凹凸部15・
・・を形成することで、接着剤Sが折り曲げ部13a,
13b(93a,93b)側へ押しやられ、この押しや
られた接着剤Sによって接着部分が拡がり、第1の封緘
フラップ14a(94a)と折曲片12,12との間及
び第2の封緘フラップ14b(94b)と折曲片12,
12との間にあった隙間を塞ぐことができる。これによ
り包装用袋H1は、インナーパッチを設けなくても、折
り曲げ部13a,13b(94a,94b)から内容物
が漏れるのを防止することができる。
【0039】包装用袋H1は、接着剤Sが硬化すること
によって、折り曲げ部13a,13b(93a,93
b)及びその近傍に、凹凸状に形成された状態での保形
性をもたせることができる。これにより仮に接着剤Sが
折り曲げ部13a,13b(93a,93b)側へ押し
やられていない箇所があったとしても、この凹凸形状が
内容物の排出性を悪くする抵抗となるので、この場合で
も内容物は外部へ出にくい。これにより包装用袋H1
は、インナーパッチを設けなくても、折り曲げ部13
a,13b(93a,93b)から内容物が漏れるのを
実質的に防止することができる。
【0040】図2は本発明に係る包装用袋の第2の実施
の形態を示しており、一部を省略し、封緘構造を形成す
る状態を示す分解斜視説明図、図3は図2に示す包装用
袋の全体を概観しており、一方の端部の封緘フラップを
展開した状態の説明図である。なお、図2及び図3にお
いて、上記図1で示したものと同一または同等箇所には
同一の符号を付して示しており、以下の説明において構
造について上記で示した箇所と重複する説明は省略す
る。また、図3の封緘フラップを展開して示す封緘構造
K2は、化粧紙の図示を省略している。
【0041】符号H2は包装用袋を示している。袋本体
1の端部には封緘構造K2が設けてある。折曲片12,
12間には、同形状を有する二枚のインナーパッチ2,
2が設けてある。インナーパッチ2,2は、幅方向の縁
部が第1の封緘フラップ14a及び第2の封緘フラップ
14bの折り曲げ部13a,13bより外側に張り出す
ような長方形状を有する、薄紙で形成されている。イン
ナーパッチ2,2は、外端側の全幅に接着剤(図示省
略)を塗り折曲片12,12に貼着して、自由端となっ
た内端側を略中央部分で所要幅重なり合わせて、重ね部
20を形成して取り付けてある。なお、図3において折
り曲げ部13a,13bは、一点鎖線で示している。
【0042】封緘構造K2は、以下に示す手順で形成さ
れる。 封緘構造K1の手順と同じであるので省略する。 封緘構造K1の手順と同じであるので省略する。
【0043】折曲片12,12間にインナーパッチ
2,2を、外端側の全幅に接着剤(図示省略)を塗りそ
れぞれ折曲片12,12に貼着して、自由端となった内
端側を略中央部分で所要幅重なり合わせて、重ね部20
が形成されるようにして取り付ける。
【0044】封緘構造K1の手順と同じであるので
省略する。 一方の側壁11aの端部を、折曲片12,12の一部
を含んで他方の側壁11b側に折り曲げ部13aで、外
側に張り出したインナーパッチ2,2の縁部と共に折り
曲げて、第1の封緘フラップ14aを形成して、第1の
封緘フラップ14aのうち折曲片12,12の重なった
部分を貼着する。
【0045】他方の側壁11bの端部を、折曲片1
2,12の一部を含んで一方の側壁11a側に重なるよ
うに折り曲げ部13bで、外側に張り出したインナーパ
ッチ2,2の縁部と共に折り曲げて、第2の封緘フラッ
プ14bを形成して、第2の封緘フラップ14bのうち
折曲片12,12と第1の封緘フラップ14aの重なっ
た部分とを貼着する。 封緘構造K1の手順と同じであるので省略する。 以上で、封緘構造K2が形成される。
【0046】(作 用)図4は小麦粉を充填した図2に
示す包装用袋の化粧紙を破って封緘フラップを開き、開
放側を下向きして小麦粉を取り出す状態を示す説明図で
ある。包装用袋H2には、内容物として粉状体の小麦粉
Mが充填してある。しかし、包装用袋H2(上記した包
装用袋H1及び後述する包装用袋H3も同様)の内容物
はこれに限定されない。図2ないし図4を参照して本発
明の実施の形態の作用を説明する。
【0047】包装用袋H2は、カットテープ30を引っ
張って化粧紙3を破き、第1の封緘フラップ14a及び
第2の封緘フラップ14bを貼着状態が解除されるよう
にして開封する(図4(a)参照)。そして、開放側を
下向きにするだけで、インナーパッチ2,2が重なり合
った重ね部20から小麦粉Mの重量によって幅方向に開
かれるので、小麦粉Mはインナーパッチ2,2を破らず
に包装用袋H2から取り出すことができる(図4(b)
参照)。つまり、包装用袋H2から小麦粉を取り出すに
は、第1の封緘フラップ14a及び第2の封緘フラップ
14bだけを開封すれば良く、インナーパッチ2,2を
破る手間が不要なので、開封作業が簡単で、面倒がな
い。
【0048】また、包装用袋H2では、インナーパッチ
2,2を破らないので、紙粉の発生も防止できる。
【0049】図5は本発明に係る包装用袋の第3の実施
の形態を示しており、一部を省略し、端部の封緘フラッ
プを展開した状態の説明図である。なお、図5におい
て、上記図1ないし図4で示したものと同一または同等
箇所には同一の符号を付して示しており、以下の説明に
おいて構造について上記で示した箇所と重複する説明は
省略する。また、図5の封緘構造K3は、化粧紙の図示
を省略しているが、使用時には図4に示したものと同じ
ものが貼着される。包装用袋H3における封緘構造K3
の形成手順は、上記した封緘構造K2に略同じであるの
で、説明を省略する。
【0050】符号H3は包装用袋を示している。包装用
袋H3の封緘構造K3を構成するインナーパッチ2は、
幅方向の縁部が第1の封緘フラップ14a及び第2の封
緘フラップ14bの折り曲げ部13a,13bより外側
に張り出すような、長方形状の薄紙で形成されている。
インナーパッチ2は、両外端側の全幅に接着剤(図示省
略)を塗り折曲片12,12に間に架け渡すように貼着
して取り付けてある。なお、図5において折り曲げ部1
3a,13bは、一点鎖線で示している。
【0051】インナーパッチ2の略中央部分には、開放
側を下向きにして小麦粉を取り出すときに、この小麦粉
の重量によってインナーパッチ2が破断するような脆弱
部21が形成してある。脆弱部21は、縁部(辺)と直
交するように幅方向に設けられ、孔が点線状に連なっ
た、いわゆる「ミシン目」状に形成してある。しかし、
脆弱部21を設ける方向は、これに限定するものではな
く、例えば、インナーパッチ2の長さ方向の一端寄りに
形成することもできるし、縁部(辺)から斜めに交差す
る方向に形成することもできる。
【0052】(作 用)図5を参照して本発明の実施の
形態の作用を説明する。包装用袋H3は、カットテープ
を引っ張って化粧紙を破き、第1の封緘フラップ14a
及び第2の封緘フラップ14bを貼着状態が解除される
ようにして開封する(図4(a)参照)。そして、開放
側を下向きにするだけで、インナーパッチ2が脆弱部2
1から小麦粉の重量によって破断されて幅方向に開かれ
るので、小麦粉Mはインナーパッチ2を人為的に破らず
に包装用袋H3から取り出すことができる。つまり、包
装用袋H3から小麦粉を取り出すには、第1の封緘フラ
ップ14a及び第2の封緘フラップ14bだけを開封す
れば良く、インナーパッチ2を破る手間が不要なので、
開封作業が簡単で、面倒がない。
【0053】また、包装用袋H3では、脆弱部のないイ
ンナーパッチを破る場合と相違して、紙粉の発生も防止
または低減できる。
【0054】本明細書で使用している用語と表現は、あ
くまでも説明上のものであって、なんら限定的なもので
はなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等
価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の
技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるとい
うことは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a) 第1の封緘フラップ及び第2の封緘フラップの
両側における折り曲げ部の近傍で接着剤を塗った部分が
押圧され、該接着剤が上記折り曲げ部側へ押しやられ
て、上記第1の封緘フラップと上記折曲片との間及び上
記第2の封緘フラップと上記折曲片との間に、内容物が
外部へ漏れるような隙間が形成されないようにしてある
ものは、折り曲げ部へ押しやられた接着剤によって接着
部分が拡がり、第1の封緘フラップと折曲片との間及び
第2の封緘フラップと折曲片との間の隙間を塞ぐことが
できるので、インナーパッチを設けなくても、折り曲げ
部から内容物が漏れるのを防止することができる。
【0056】(b) 第1の封緘フラップ及び第2の封
緘フラップの少なくとも両側における折り曲げ部と、該
折り曲げ部の近傍で接着剤が塗ってある部分とを共に押
圧して連続する凹凸状に形成してあるものは、接着剤が
硬化することによって、折り曲げ部及びその近傍に、凹
凸状に形成された状態での保形性をもたせることができ
る。これにより仮に接着剤が折り曲げ部側へ押しやられ
ていない箇所があったとしても、この凹凸形状が内容物
の排出性を悪くする抵抗となるので、この場合でも内容
物は外部へ出にくい。これにより包装用袋H1は、イン
ナーパッチを設けなくても、折り曲げ部から内容物が漏
れるのを実質的に防止することができる。
【0057】(c) 幅方向の縁部が第1の封緘フラッ
プ及び第2の封緘フラップの折り曲げ部より外側に張り
出すように形成された二枚のインナーパッチを備えてお
り、該各インナーパッチは外端側を上記各折曲片に貼着
して、自由端となった内端側を互いに突き合わせて該内
端側間に隙間が形成されないようにしてあるものは、第
1の封緘フラップ及び第2の封緘フラップを開封し、開
放側を下向きにするだけで、インナーパッチが自由端で
ある内端側から内容物の重量によって幅方向に開かれる
ので、インナーパッチを破らずに内容物を包装用袋から
取り出すことができる。つまり、この封緘構造を有する
包装用袋から内容物を取り出すには、第1の封緘フラッ
プ及び第2の封緘フラップだけを開封すれば良く、イン
ナーパッチを破る手間が不要なので、開封作業が簡単
で、面倒がない。また、インナーパッチを破らないの
で、紙粉の発生も防止できる。
【0058】(d) インナーパッチに、例えば、孔が
点線状に連なって形成してある、いわゆる「ミシン目」
状を有する脆弱部が設けてあるものは、第1の封緘フラ
ップ及び第2の封緘フラップを開封し、開放側を下向き
にするだけで、インナーパッチが脆弱部から内容物の重
量によって破断されて幅方向に開かれるので、インナー
パッチを人為的に破らずに内容物を包装用袋から取り出
すことができる。つまり、この封緘構造を有する包装用
袋から内容物を取り出すには、第1の封緘フラップ及び
第2の封緘フラップだけを開封すれば良く、インナーパ
ッチを破る手間が不要なので、開封作業が簡単で、面倒
がない。また、脆弱部のないインナーパッチを破る場合
と相違して、紙粉の発生も防止または低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用袋の第1の実施の形態を示
しており、一部を省略した状態の斜視説明図。
【図2】本発明に係る包装用袋の第2の実施の形態を示
しており、一部を省略し、封緘構造を形成する状態を示
す分解斜視説明図。
【図3】図2に示す包装用袋の全体を概観しており、一
方の端部の封緘フラップを展開した状態の説明図。
【図4】小麦粉を充填した図2に示す包装用袋の化粧紙
を破って封緘フラップを開き、開放側を下向きして小麦
粉を取り出す状態を示す説明図。
【図5】本発明に係る包装用袋の第3の実施の形態を示
しており、一部を省略し、端部の封緘フラップを展開し
た状態の説明図。
【図6】従来の包装用袋を示しており、一部を省略し、
封緘構造を形成する状態を示す分解斜視説明図。
【図7】図6に示す従来の包装用袋を示しており、一部
を省略し、端部の封緘フラップを展開した状態の説明
図。
【図8】従来のインナーパッチを有する包装用袋を示し
ており、一部を省略し、端部の封緘フラップをを展開し
た状態の説明図。
【符号の説明】
H1,H2,H3 包装用袋 M 小麦粉 K1,K2,K3 封緘構造 S 接着剤 1 袋本体 10 折り目線 11a,11b 側壁 12 折曲片 13a,13b 折り曲げ部 14a 第1の封緘フラップ 14b 第2の封緘フラップ 15 凹凸部 2 インナーパッチ 20 重ね部 21 脆弱部 3 化粧紙 30 カットテープ 90 折り目線 91a,91b 側壁 92,92 折曲片 93a,93b 折り曲げ部 94a 第1の封緘フラップ 94b 第2の封緘フラップ 95 化粧紙 950 カットテープ 96 インナーパッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有するチューブの両側に折り目
    線(10)を形成して向かい合う一対の側壁(11a,11b) を形
    成し、該側壁(11a,11b)の端部における両側を上記折り
    目線(10,10) を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三
    角形状の折曲片(12,12) を形成し、一方の側壁(11a) の
    端部を該折曲片(12,12) の一部を含んで他方の側壁(11
    b) 側に折り曲げ部(13a) で折り曲げて第1の封緘フラ
    ップ(14a) を形成して、該第1の封緘フラップ(14a) の
    うち折曲片(12,12) の重なった部分を貼着し、他方の側
    壁(11b) の端部を上記折曲片(12,12) の一部を含んで上
    記一方の側壁(11a) 側に重なるように折り曲げ部(13b)
    で折り曲げて第2の封緘フラップ(14b) を形成して、該
    第2の封緘フラップ(14b) のうち折曲片(12,12) と上記
    第1の封緘フラップ(14a) の重なった部分とを貼着して
    六角形の底形状を有する包装用袋における端部の封緘構
    造であって、 上記第1の封緘フラップ(14a) 及び第2の封緘フラップ
    (14b) の両側における折り曲げ部(13a,13b) の近傍で接
    着剤(S) を塗った部分が押圧され、該接着剤(S) が上記
    折り曲げ部(13a,13b) 側へ押しやられて、上記第1の封
    緘フラップ(14a) と上記折曲片(12,12) との間及び上記
    第2の封緘フラップ(13b) と上記折曲片(12,12) との間
    に、内容物が外部へ漏れるような隙間が形成されないよ
    うにしてあることを特徴とする、 包装用袋における端部の封緘構造。
  2. 【請求項2】 柔軟性を有するチューブの両側に折り目
    線(10)を形成して向かい合う一対の側壁(11a,11b) を形
    成し、該側壁(11a,11b)の端部における両側を上記折り
    目線(10,10) を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三
    角形状の折曲片(12,12) を形成し、一方の側壁(11a) の
    端部を該折曲片(12,12) の一部を含んで他方の側壁(11
    b) 側に折り曲げ部(13a) で折り曲げて第1の封緘フラ
    ップ(14a) を形成して、該第1の封緘フラップ(14a) の
    うち折曲片(12,12) の重なった部分を貼着し、他方の側
    壁(11b) の端部を上記折曲片(12,12) の一部を含んで上
    記一方の側壁(11a) 側に重なるように折り曲げ部(13b)
    で折り曲げて第2の封緘フラップ(14b) を形成して、該
    第2の封緘フラップ(14b) のうち折曲片(12,12) と上記
    第1の封緘フラップ(14a) の重なった部分とを貼着して
    六角形の底形状を有する包装用袋における端部の封緘構
    造であって、 上記第1の封緘フラップ(14a) 及び第2の封緘フラップ
    (14b) の少なくとも両側における折り曲げ部(13a,13b)
    と、該折り曲げ部(13a,13b) の近傍で接着剤(S) が塗っ
    てある部分とを共に押圧して連続する凹凸状に形成して
    あることを特徴とする、 包装用袋における端部の封緘構造。
  3. 【請求項3】 柔軟性を有するチューブの両側に折り目
    線(10)を形成して向かい合う一対の側壁(11a,11b) を形
    成し、該側壁(11a,11b)の端部における両側を上記折り
    目線(10,10) を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三
    角形状の折曲片(12,12) を形成し、一方の側壁(11a) の
    端部を該折曲片(12,12) の一部を含んで他方の側壁(11
    b) 側に折り曲げ部(13a) で折り曲げて第1の封緘フラ
    ップ(14a) を形成して、該第1の封緘フラップ(14a) の
    うち折曲片(12,12) の重なった部分を貼着し、他方の側
    壁(11b) の端部を上記折曲片(12,12) の一部を含んで上
    記一方の側壁(11a) 側に重なるように折り曲げ部(13b)
    で折り曲げて第2の封緘フラップ(14b) を形成して、該
    第2の封緘フラップ(14b) のうち折曲片(12,12) と上記
    第1の封緘フラップ(14a) の重なった部分とを貼着して
    六角形の底形状を有する包装用袋における端部の封緘構
    造であって、 幅方向の縁部が上記第1の封緘フラップ(14a) 及び第2
    の封緘フラップ(14b)の折り曲げ部(13a,13b) より外側
    に張り出すように形成された二枚のインナーパッチ(2,
    2) を備えており、該各インナーパッチ(2,2) は外端側
    を上記各折曲片(12,12) に貼着して、自由端となった内
    端側を互いに突き合わせて該内端側間に隙間が形成され
    ないようにしてあることを特徴とする、 包装用袋における端部の封緘構造。
  4. 【請求項4】 インナーパッチ(2,2) の内端側が所要幅
    で重なるようにしてあることを特徴とする、 請求項3記載の包装用袋における端部の封緘構造。
  5. 【請求項5】 柔軟性を有するチューブの両側に折り目
    線(10)を形成して向かい合う一対の側壁(11a,11b) を形
    成し、該側壁(11a,11b)の端部における両側を上記折り
    目線(10,10) を含んでそれぞれ内側に向け折り曲げて三
    角形状の折曲片(12,12) を形成し、一方の側壁(11a) の
    端部を該折曲片(12,12) の一部を含んで他方の側壁(11
    b) 側に折り曲げ部(13a) で折り曲げて第1の封緘フラ
    ップ(14a) を形成して、該第1の封緘フラップ(14a) の
    うち折曲片(12,12) の重なった部分を貼着し、他方の側
    壁(11b) の端部を上記折曲片(12,12) の一部を含んで上
    記一方の側壁(11a) 側に重なるように折り曲げ部(13b)
    で折り曲げて第2の封緘フラップ(14b) を形成して、該
    第2の封緘フラップ(14b) のうち折曲片(12,12) と上記
    第1の封緘フラップ(14a) の重なった部分とを貼着して
    六角形の底形状を有する包装用袋における端部の封緘構
    造であって、 幅方向の縁部が上記第1の封緘フラップ(14a) 及び第2
    の封緘フラップ(14b)の折り曲げ部(13a,13b) より外側
    に張り出すように形成されたインナーパッチ(2) が、上
    記折曲片(12,12) 間に架け渡して両端側を貼着して設け
    てあり、該インナーパッチ(2) には脆弱部(21)が設けて
    あることを特徴とする、 包装用袋における端部の封緘構造。
  6. 【請求項6】 脆弱部(21)は、孔が点線状に連なって形
    成してある構造であることを特徴とする、 請求項5記載の包装用袋における端部の封緘構造。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    の包装用袋における端部の封緘構造を備えていることを
    特徴とする、 包装用袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110662704A (zh) * 2017-05-03 2020-01-07 Dy-Pack包装古斯塔夫·戴科霍夫有限责任公司 多层的袋
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