JP3640270B2 - 開封容易な六角底袋の底構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は開封容易な六角底袋の底構造に関し、より詳しくは飛散しやすい微粉末あるいは流動性の高い粉末の包装に適する、単純な構造で、しかも密封性と開封作業の容易性とを兼ね備えた開封容易な六角底袋の底構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばカーボンブラックのように飛散しやすい微粉末や、塩ビ粉末のように流動性に富む粉末の包装に用いる包装袋米国特許第3690221号明細書図11〜13に示されるような内底紙を貼着した六角底袋が用いられてきた。
すなわち、ひだを有しない紙筒の少くとも、一方の端部を、これら端縁と平行の第1折線を中心に開披して、両隅部に三角折畳部を有する開披部を形成し、該開披部の中央に内底紙を貼着し、前記第一折線の両側対称位置に設けた第2折線に沿って、その外側の部分を内側に折曲げ、該折曲げ部を重ね合せ、貼着して底部を形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この形式の底構造の袋は密封性にすぐれている一方、開封しにくく、人手で底部を上に向けて開封すると例えばカーボンブラックなどの内容物が飛散して作業員の衣服や身体が汚れるという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑み、なされたもので、その課題は密封性があり開封容易で、しかも開封作業中に内容物の飛散を防ぐのに効果のある六角底袋の底構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の開封容易な六角底袋の底構造は、1層又は複数層のひだを有しない紙筒の少くとも一方の端部を、これら端縁と平行の第1折線を中心に開披して両隅に三角折畳部を有する開披部を形成し、前記第1折線の両側の対称位置に該線と平行する第2折線を設け、これら第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折り曲げ、該折曲部を重ね合せ、貼着閉鎖した底部を形成するに際し、前記折曲げ部同志を剥離容易に貼着した六角底袋の底構造において、前記開披部の中央に長辺が両三角折畳部に跨がり、かつ短辺が両第2折線を超える寸法の内底紙を一方の第2折線の外側に沿って線状に接着したことを特徴とする。
なお、前記内底紙の少くとも前記線状接着と対向する辺の端縁に沿って剥離容易に開披部上に貼着するのが好ましく、又前記第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折曲げ、該折曲げ部の端縁に沿って開封ひもを添設し、該底面に底当紙を貼着することが好ましい。
【0005】
【作用】
本発明の開封容易な底構造を有する六角底袋は、内底紙の存在によって、密封性が得られると共に(開封ひもを添設した底当紙が貼着されている場合は、開封ひもを引いて底当紙を切裂き)、第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、内容物を被っている内底紙が現われ、この段階においては、この内底紙によって内容物の飛散を防ぐという作用が達成される。
六角底袋の該端部を下方に向けると、内容物の重量によって、一辺を除いて、接着されていない(或いは剥離容易に貼着されている)内底紙の他の部分が開いて内容物を下方に排出するという作用が達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1〜図5は本発明の開封容易な六角底袋の底構造の一実施例(以下、第1実施例という)を説明するための平面図で、それぞれ底を形成する工程の各段階における状態を示す。
図中の符号は紙筒又は袋本体、2は第1折線、3は45°折線、4a,4bは三角折畳部、5は開披部、6は接着剤、7は内底紙、8は第2折線、9は剥離型接着剤、10は開封ひも、11は底当紙である。
【0007】
本発明の開封容易な六角底袋の底構造(以下、「底構造」という)では、1層又は複数層の平切りあるいは階段切りのひだ無し筒状体の一端に、その開口端縁と平行する第1折線2と該折線が筒状体の側端縁と交わる点から開口端縁中央部に向って伸びる45°折線3が設けられ(図1参照)、該開口端部が前記第1折線2を中心に開披され、両隅に三角折畳部4a,4bを有する開披部5が形成され、前記第1折線2の両側の対称位置に、第1折線と平行する第2折線8が設けられる(図2参照)。そして第1実施例では、開披部5の中央に、長辺が両三角折畳部4a,4bに跨がり、かつ短辺が両第2折線8を超える寸法の内底紙7が、一方の第2折線の外側に沿って線状に塗布された接着剤6によって接着される(図3参照)。第2折線8より外側の部分の内、先ず図面の上方に示す部分が第2折線に沿って折曲げられ、そこに塗布されている再剥離型接着剤9によって三角折畳部4a,4bと内底紙7の上に剥離容易に接着され、その上に図面の下方に示される第2折線より外側の部分が同様第2折線8に添って折曲げられ、そこに塗布されている再剥離型接着剤9によって剥離容易に接着される(図4及び図5参照)。
このように貼着閉鎖された底部の、外側から(すなわち、後から)重ね合せた折曲部の端縁に沿って開封ひも10が添設され、その上に底当紙11が貼着される(図5参照)。
【0008】
次に図6及び図7を参照して本発明の別の実施例(以下、「第2実施例」という)について説明する。
図6は筒状体1の端部を開披し、接着剤6aを塗布した後で、内底紙7を貼着する前の状態を示している。図中の破線7′は内底紙7の貼着予定位置を示す。又、図7は内底紙7の平面図で7bは油性印刷に用いるメジウムを塗布した部分、7aは塗布していない部分を示す。
【0009】
第1実施例と第2実施例の相異は内底紙7の接着の仕方にある。第1実施例においては内底紙7が一方の第2折線の外側に沿って線状に塗布された接着剤6だけで接着されているが、第2実施例においては図6に示す6a(第1実施例における接着剤6に相当する)の部分だけでなく、内底紙7の貼着予定箇所7′の周縁全部6a,6b,6c,6dに接着剤が塗布される。そして内底紙7の接着面には図7に示すように接着剤6aと接触する部分7aを除き、他の部分7bには油性印刷で用いるメジウムが塗布されている。このような構成によって、第2実施例の底構造では内底紙7は6aの部分が第1実施例と同様、接着剤で固着されていて、他の部分6b,6c,6dは剥離容易に接着される。内底紙7の前記貼着予定箇所7′の周縁部6c,6dには接着剤の塗布を省略することもできる。
【0010】
これら実施例の底構造の六角底袋を開封する際は開封ひも10を引いて底当紙11を切裂き、第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、先ず内容物を被っている内底紙7が現われる。そしてこの時点では、内底紙7は内容物を被覆し内容物が飛散するのを防ぐ役目をはたしている。次に該端部を下方に向けると、内容物の重量によって第1実施例の場合は、内底紙7の、接着剤6によって固着されている一辺を除き、接着されていない他の三辺が下方に開き、内容物を排出する。
【0011】
第2実施例の場合は、開封ひも10を引いて底当紙11を切裂き、両折曲部を剥離しても、内底紙7が内容物を密封し、内容物が飛散するのを確実に防いでいる。そして、底の折曲部を剥離開封した袋端部を下方に向けると、メジウムを塗布されていないため接着剤6aによって固着されている内底紙7の7aの部分を除き、メジウムを塗布されているので接着剤6b,6c,6dによって剥離容易に接着されている他の三辺は内容物の重量によってはがれ、下方に開き、内容物を排出する。
【0012】
【発明の効果】
本発明の開封容易な底構造を有する六角底袋は、内底紙の存在によって、密封性が得られると共に、(開封ひもを添設した底当紙が貼着されている場合は、開封ひもを引いて底当紙を切裂き、)第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、内容物を被っている内底紙が現われ、この段階においては、この内底紙によって内容物の飛散を防ぐことができる。
六角底袋の該端部を下方に向けると、内容物の重量によって、一辺を除いて、接着されていない(或いは剥離容易に貼着されている)内底紙の他の部分が開いて内容物を下方に排出する。
以上、詳述したように、本発明によれば、密封性があり、開封容易で、しかも開封作業中に内容物の飛散を防ぐのに効果のある六角底袋の底構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の底構造を有する六角底袋を構成する紙筒の平面図。
【図2】本発明の第1実施例の六角底袋の底構造を説明するための平面図で、図1に続く製作の段階における状態を示す図。
【図3】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図2に続く製作の段階における状態を示す図。
【図4】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図3に続く製作の段階における状態を示す図。
【図5】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図4に続く製作の段階(完成の段階)における状態を示す図。
【図6】本発明の第2実施例の底構造を説明するための平面図で、内底紙を貼着するための接着剤は塗布したが、まだ内底紙を貼着していない状態を示す図。
【図7】本発明の第2実施例の底構造に用いる内底紙の平面図。
【符号の説明】
1:紙筒、2:第1折線、3:45°折線、4a,4b:三角折畳部、5:開披部、6,6a,6b,6c,6d:(非剥離型)接着剤、7:内底紙、7a:(内底紙の)メジウムを塗布していない部分、7b:(内底紙の)メジウムを塗布した部分、7′:内底紙貼着予定個所、8:第2折線、9:剥離型接着剤、10:開封ひも、11:底当紙
【発明の属する技術分野】
本発明は開封容易な六角底袋の底構造に関し、より詳しくは飛散しやすい微粉末あるいは流動性の高い粉末の包装に適する、単純な構造で、しかも密封性と開封作業の容易性とを兼ね備えた開封容易な六角底袋の底構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばカーボンブラックのように飛散しやすい微粉末や、塩ビ粉末のように流動性に富む粉末の包装に用いる包装袋米国特許第3690221号明細書図11〜13に示されるような内底紙を貼着した六角底袋が用いられてきた。
すなわち、ひだを有しない紙筒の少くとも、一方の端部を、これら端縁と平行の第1折線を中心に開披して、両隅部に三角折畳部を有する開披部を形成し、該開披部の中央に内底紙を貼着し、前記第一折線の両側対称位置に設けた第2折線に沿って、その外側の部分を内側に折曲げ、該折曲げ部を重ね合せ、貼着して底部を形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この形式の底構造の袋は密封性にすぐれている一方、開封しにくく、人手で底部を上に向けて開封すると例えばカーボンブラックなどの内容物が飛散して作業員の衣服や身体が汚れるという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑み、なされたもので、その課題は密封性があり開封容易で、しかも開封作業中に内容物の飛散を防ぐのに効果のある六角底袋の底構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の開封容易な六角底袋の底構造は、1層又は複数層のひだを有しない紙筒の少くとも一方の端部を、これら端縁と平行の第1折線を中心に開披して両隅に三角折畳部を有する開披部を形成し、前記第1折線の両側の対称位置に該線と平行する第2折線を設け、これら第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折り曲げ、該折曲部を重ね合せ、貼着閉鎖した底部を形成するに際し、前記折曲げ部同志を剥離容易に貼着した六角底袋の底構造において、前記開披部の中央に長辺が両三角折畳部に跨がり、かつ短辺が両第2折線を超える寸法の内底紙を一方の第2折線の外側に沿って線状に接着したことを特徴とする。
なお、前記内底紙の少くとも前記線状接着と対向する辺の端縁に沿って剥離容易に開披部上に貼着するのが好ましく、又前記第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折曲げ、該折曲げ部の端縁に沿って開封ひもを添設し、該底面に底当紙を貼着することが好ましい。
【0005】
【作用】
本発明の開封容易な底構造を有する六角底袋は、内底紙の存在によって、密封性が得られると共に(開封ひもを添設した底当紙が貼着されている場合は、開封ひもを引いて底当紙を切裂き)、第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、内容物を被っている内底紙が現われ、この段階においては、この内底紙によって内容物の飛散を防ぐという作用が達成される。
六角底袋の該端部を下方に向けると、内容物の重量によって、一辺を除いて、接着されていない(或いは剥離容易に貼着されている)内底紙の他の部分が開いて内容物を下方に排出するという作用が達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1〜図5は本発明の開封容易な六角底袋の底構造の一実施例(以下、第1実施例という)を説明するための平面図で、それぞれ底を形成する工程の各段階における状態を示す。
図中の符号は紙筒又は袋本体、2は第1折線、3は45°折線、4a,4bは三角折畳部、5は開披部、6は接着剤、7は内底紙、8は第2折線、9は剥離型接着剤、10は開封ひも、11は底当紙である。
【0007】
本発明の開封容易な六角底袋の底構造(以下、「底構造」という)では、1層又は複数層の平切りあるいは階段切りのひだ無し筒状体の一端に、その開口端縁と平行する第1折線2と該折線が筒状体の側端縁と交わる点から開口端縁中央部に向って伸びる45°折線3が設けられ(図1参照)、該開口端部が前記第1折線2を中心に開披され、両隅に三角折畳部4a,4bを有する開披部5が形成され、前記第1折線2の両側の対称位置に、第1折線と平行する第2折線8が設けられる(図2参照)。そして第1実施例では、開披部5の中央に、長辺が両三角折畳部4a,4bに跨がり、かつ短辺が両第2折線8を超える寸法の内底紙7が、一方の第2折線の外側に沿って線状に塗布された接着剤6によって接着される(図3参照)。第2折線8より外側の部分の内、先ず図面の上方に示す部分が第2折線に沿って折曲げられ、そこに塗布されている再剥離型接着剤9によって三角折畳部4a,4bと内底紙7の上に剥離容易に接着され、その上に図面の下方に示される第2折線より外側の部分が同様第2折線8に添って折曲げられ、そこに塗布されている再剥離型接着剤9によって剥離容易に接着される(図4及び図5参照)。
このように貼着閉鎖された底部の、外側から(すなわち、後から)重ね合せた折曲部の端縁に沿って開封ひも10が添設され、その上に底当紙11が貼着される(図5参照)。
【0008】
次に図6及び図7を参照して本発明の別の実施例(以下、「第2実施例」という)について説明する。
図6は筒状体1の端部を開披し、接着剤6aを塗布した後で、内底紙7を貼着する前の状態を示している。図中の破線7′は内底紙7の貼着予定位置を示す。又、図7は内底紙7の平面図で7bは油性印刷に用いるメジウムを塗布した部分、7aは塗布していない部分を示す。
【0009】
第1実施例と第2実施例の相異は内底紙7の接着の仕方にある。第1実施例においては内底紙7が一方の第2折線の外側に沿って線状に塗布された接着剤6だけで接着されているが、第2実施例においては図6に示す6a(第1実施例における接着剤6に相当する)の部分だけでなく、内底紙7の貼着予定箇所7′の周縁全部6a,6b,6c,6dに接着剤が塗布される。そして内底紙7の接着面には図7に示すように接着剤6aと接触する部分7aを除き、他の部分7bには油性印刷で用いるメジウムが塗布されている。このような構成によって、第2実施例の底構造では内底紙7は6aの部分が第1実施例と同様、接着剤で固着されていて、他の部分6b,6c,6dは剥離容易に接着される。内底紙7の前記貼着予定箇所7′の周縁部6c,6dには接着剤の塗布を省略することもできる。
【0010】
これら実施例の底構造の六角底袋を開封する際は開封ひも10を引いて底当紙11を切裂き、第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、先ず内容物を被っている内底紙7が現われる。そしてこの時点では、内底紙7は内容物を被覆し内容物が飛散するのを防ぐ役目をはたしている。次に該端部を下方に向けると、内容物の重量によって第1実施例の場合は、内底紙7の、接着剤6によって固着されている一辺を除き、接着されていない他の三辺が下方に開き、内容物を排出する。
【0011】
第2実施例の場合は、開封ひも10を引いて底当紙11を切裂き、両折曲部を剥離しても、内底紙7が内容物を密封し、内容物が飛散するのを確実に防いでいる。そして、底の折曲部を剥離開封した袋端部を下方に向けると、メジウムを塗布されていないため接着剤6aによって固着されている内底紙7の7aの部分を除き、メジウムを塗布されているので接着剤6b,6c,6dによって剥離容易に接着されている他の三辺は内容物の重量によってはがれ、下方に開き、内容物を排出する。
【0012】
【発明の効果】
本発明の開封容易な底構造を有する六角底袋は、内底紙の存在によって、密封性が得られると共に、(開封ひもを添設した底当紙が貼着されている場合は、開封ひもを引いて底当紙を切裂き、)第2折線に沿って折曲げられ、互いに重ね合され、剥離容易に貼着されている両折曲部を剥離すると、内容物を被っている内底紙が現われ、この段階においては、この内底紙によって内容物の飛散を防ぐことができる。
六角底袋の該端部を下方に向けると、内容物の重量によって、一辺を除いて、接着されていない(或いは剥離容易に貼着されている)内底紙の他の部分が開いて内容物を下方に排出する。
以上、詳述したように、本発明によれば、密封性があり、開封容易で、しかも開封作業中に内容物の飛散を防ぐのに効果のある六角底袋の底構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の底構造を有する六角底袋を構成する紙筒の平面図。
【図2】本発明の第1実施例の六角底袋の底構造を説明するための平面図で、図1に続く製作の段階における状態を示す図。
【図3】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図2に続く製作の段階における状態を示す図。
【図4】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図3に続く製作の段階における状態を示す図。
【図5】本発明の第1実施例の底構造を説明するための平面図で、図4に続く製作の段階(完成の段階)における状態を示す図。
【図6】本発明の第2実施例の底構造を説明するための平面図で、内底紙を貼着するための接着剤は塗布したが、まだ内底紙を貼着していない状態を示す図。
【図7】本発明の第2実施例の底構造に用いる内底紙の平面図。
【符号の説明】
1:紙筒、2:第1折線、3:45°折線、4a,4b:三角折畳部、5:開披部、6,6a,6b,6c,6d:(非剥離型)接着剤、7:内底紙、7a:(内底紙の)メジウムを塗布していない部分、7b:(内底紙の)メジウムを塗布した部分、7′:内底紙貼着予定個所、8:第2折線、9:剥離型接着剤、10:開封ひも、11:底当紙
Claims (3)
- 1層又は複数層のひだを有しない紙筒の少くとも一方の端部を、これら端縁と平行の第1折線を中心に開披して両隅に三角折畳部を有する開披部を形成し、前記第1折線の両側の対称位置に該線と平行する第2折線を設け、これら第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折り曲げ、該折曲部を重ね合せ、貼着閉鎖した底部を形成するに際し、前記折曲げ部同志を剥離容易に貼着した六角底袋の底構造において、前記開披部の中央に長辺が両三角折畳部に跨がり、かつ短辺が両第2折線を超える寸法の内底紙を一方の第2折線の外側に沿って線状に接着したことを特徴とする開封容易な六角底袋の底構造。
- 前記内底紙の少くとも前記線状接着辺と対向する一辺をその端縁に沿って剥離容易に開披部上に貼着した請求項1記載の開封容易な六角底袋の底構造。
- 前記第2折線に沿ってその外側の部分を内側に折曲げ該折曲部を重ね合せ、貼着閉鎖した底部の外側から重ね合せた折曲部の端縁に沿って開封ひもを添設し、該底面に底当紙を貼着した請求項1又は2記載の開封容易な六角底袋の底構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32941895A JP3640270B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 開封容易な六角底袋の底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32941895A JP3640270B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 開封容易な六角底袋の底構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142494A JPH09142494A (ja) | 1997-06-03 |
JP3640270B2 true JP3640270B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=18221184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32941895A Expired - Fee Related JP3640270B2 (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 開封容易な六角底袋の底構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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JP7228213B2 (ja) * | 2020-03-28 | 2023-02-24 | 旭加工紙株式会社 | 重包装紙袋に用いるカットテープ付き補強紙 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE1934642A1 (de) * | 1969-07-08 | 1971-02-11 | Windmoeller & Hoelscher | Sack oder Beutel mit geklebtem Kreuz- oder Klotzboden und Verfahren zu seiner Herstellung |
JPS4723317U (ja) * | 1971-04-03 | 1972-11-15 | ||
JPH0650350Y2 (ja) * | 1988-02-02 | 1994-12-21 | 石川株式会社 | 開封容易な化粧紙を用いた底貼紙袋 |
JPH0620250U (ja) * | 1992-06-15 | 1994-03-15 | ニューロング株式会社 | 袋 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP32941895A patent/JP3640270B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH09142494A (ja) | 1997-06-03 |
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JP3247092B2 (ja) | ひだ付き紙袋 |
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