JP2001058002A - 脱臭シートおよび記録性脱臭シート - Google Patents

脱臭シートおよび記録性脱臭シート

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JP2001058002A
JP2001058002A JP11234831A JP23483199A JP2001058002A JP 2001058002 A JP2001058002 A JP 2001058002A JP 11234831 A JP11234831 A JP 11234831A JP 23483199 A JP23483199 A JP 23483199A JP 2001058002 A JP2001058002 A JP 2001058002A
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Shinya Hioki
信也 火置
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、光エネルギーを効率良く有機
物の分解反応に変換する脱臭シートおよびインクジェッ
ト方式の記録が可能であり、室内装飾として高い意匠性
が得られる記録性脱臭シートを提供することである。 【解決手段】基材、好ましくは繊維状シートからなる基
材の少なくとも一方の面に熱触媒を含む層、次いで光触
媒を含む層を設けてなる脱臭シート、および該基材がイ
ンク受理性を有するインクジェット記録シートであるこ
とを特徴とする記録性脱臭シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭シートおよび
記録性脱臭シートに関し、更に詳しくは日光などの照射
によって脱臭性を発現する脱臭シートおよびインクジェ
ット記録が可能な記録性脱臭シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の変化や健康志向の高ま
りなどにより、また、建築技術の進歩に伴う居住空間の
気密化などにより、家庭や職場においては、脱臭や除塵
などの空気浄化が求められている。
【0003】従来、悪臭を脱臭する方法として、悪臭物
質と薬剤とを化学反応させる方法、芳香剤で悪臭物質を
マスキングする方法、活性炭、ゼオライトなどの吸着剤
にて悪臭物質を吸着する方法、または、これらの方法を
組み合わせて行う方法があった。このような各種の脱臭
方法が使用されているが、薬剤及び芳香剤は、共に悪臭
物質と反応した後での再生はほとんど不可能である。ま
た、吸着剤の場合も、吸着容量が飽和すると脱臭性能は
著しく低下する。従って、どのような方法においても、
新しいものと定期的に交換しなければならない。
【0004】そこで、光触媒を用いて脱臭機能を果たす
ようにした空気浄化方法が開発されている。光触媒は光
エネルギを化学エネルギに変える物質であり、この空気
浄化方法では、光触媒に励起光を照射してその光エネル
ギーにて光触媒を活性化させ、酸化反応を促進させて悪
臭物質を無臭物質に変換する。励起光の照射によって光
触媒が励起されると、光触媒から電子が飛び出し表面に
吸着した酸素を攻撃してO2 -を生成し、また、正孔が空
気中の水分を攻撃して、OHラジカルを生成し、これら
の活性種により悪臭物質の酸化反応が促進され、種々の
悪臭物質が、具体的には水蒸気、二酸化炭素などの無臭
物質まで最終的に分解される。
【0005】このように光触媒を用いる優れた空気浄化
法が実用化されており、その一例として光触媒を担持し
た脱臭シートを製造する技術が特開平8−266601
号公報や特開平8−266602号公報などに開示され
ており、更にこのような脱臭シートを日除けに用いて脱
臭効果を得る利用技術が特開平8−142667号公報
に開示されている他、このような脱臭シートは種々の加
工によってフィルター化され空気清浄機や空調機の脱臭
部材として使用されている。
【0006】しかしながら、このような光触媒を用いて
臭気を十分に除去し、高い脱臭効果を得るためには、専
用光源を設けるなどして相当強力な光を照射する必要が
あるため、日光などが有効利用できるように効率の向上
が求められていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、光エ
ネルギーを効率良く有機物の分解反応に変換する脱臭シ
ートおよびインクジェット方式の記録が可能であり、室
内装飾として高い意匠性が得られる記録性脱臭シートを
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した
ものである。
【0009】(1)基材の少なくとも一方の面に熱触媒
を含む層、次いで光触媒を含む層を設けてなる脱臭シー
ト。
【0010】(2)上記の発明(1)において、該基材
が繊維状シートであることを特徴とする脱臭シート。
【0011】(3)上記の発明(1)または(2)にお
いて、該基材がインク受理性を有するインクジェット記
録シートであることを特徴とする記録性脱臭シート。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、光照射によって優れた
脱臭性を発現する脱臭シートおよびインクジェット方式
の記録が可能で、室内装飾として高い意匠性が得られる
記録性脱臭シートを提供する。
【0013】本発明に係わる光触媒とは、0.5〜5e
V、好ましくは1〜4eVの禁止帯幅を有する、光触媒
反応をもたらす光反応性半導体であり、励起光を照射す
ることによって、脱臭、抗菌、抗ウイルス、防黴、防汚
などの機能を発現する素材である。特にその脱臭性は優
れたものであり、種々の悪臭物質を無臭物質まで最終的
に分解する。また、その抗菌性は特異的に優れ、細菌の
増殖を抑えるだけでなく、細菌が死滅する際に発生する
毒素を分解して無害化し、また、細菌の死骸をも分解す
るため、その効果は従来の無機系抗菌剤などのように短
期間で低下することがなく永続すると言われている。
【0014】本発明に係わる光触媒としては、酸化亜
鉛、酸化タングステン、酸化チタン、及び酸化セリウム
等の金属酸化物粒子が挙げられる。中でも、酸化チタン
はその構造安定性、光反応性有害物除去能、更には取扱
い上の安全性等から生活空間において使用するには最も
適しており、本発明の光触媒として有利に用いられる。
【0015】本発明に係わる酸化チタンは、白色顔料と
して用いられる汎用の二酸化チタン(但し、耐候処理が
全くまたは部分的にしかされていないもの)の他、メタ
チタン酸、オルトチタン酸、含水酸化チタン、水和酸化
チタン、水酸化チタンおよび過酸化チタン等のチタン酸
化物や水酸化物などが挙げられる。
【0016】中でも一次粒径が数十nm程度で、アナタ
ーゼ結晶構造を有する微粒子酸化チタンは比較的安価で
性能の優れた光触媒である。但し、本発明に係わる酸化
チタンはアナターゼ結晶構造に限定されるものではな
く、光触媒能を有するものであれば、ルチルやブルカイ
トなどの結晶構造を有するものや非晶性酸化チタンであ
っても良い。
【0017】酸化チタンの形状として、立方体状、球
状、真球状、薄片状またはナノクラスターなどが挙げら
れる。
【0018】上記のチタン化合物以外にも、チタニウム
アルコキシドやチタニウムキレートなどの有機チタネー
トを用いても良く、均一性が高く、且つ透明性の高い光
触媒層を形成することが可能である。これらの酸化チタ
ンの表面および結晶構造の内部に、Pt、Au、Ag、
Cu、Pd、Ni、Co、Fe、Zn、Mo、Ir、B
i、W、Os、Rh、Nb、Sn、V、CrおよびRu
等の種々の金属、そのイオンまたはその酸化物などの化
合物を担持あるいはドーピングさせたりして複合しても
良い。
【0019】本発明に係わる熱触媒とは、加熱によって
脱臭や抗菌などの機能を発現する物質であり、酸化触媒
や遠赤外線セラミクスなどが挙げられる。
【0020】本発明に係わる酸化触媒とは、空気中に含
まれる酸素などによる酸化反応を促進させる物質であ
り、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、四酸化オスミ
ウム、三酸化ビスマスなどの金属酸化物や白金、パラジ
ウムまたはイリジウムなどの塩化物等が挙げられる。
【0021】中でも二酸化マンガンを主成分とする酸化
触媒は室温に比較的近い温度において機能を発揮するた
め、特に好ましい。二酸化マンガンを主成分とする酸化
触媒として、二酸化マンガンおよび二酸化マンガンにN
i、Co、Fe、Cr、V、Ti、Cu、Zn、Nb、
Mo、Ru、Rh、Pd、Pt、Ir、Os、Ni、B
i、Wなどの種々の金属、そのイオンまたはその酸化物
などの化合物を複合した物質が挙げられる。
【0022】本発明に係わる遠赤外線セラミクスとは、
加熱によって遠赤外線を放射する物質であり、抗菌や脱
臭などの機能を有するものが知られている。このような
遠赤外線セラミクスとしては、炭化珪素、窒化珪素、珪
酸カルシウム、アルミナ・シリカ系、ジルコニア系など
の合成セラミクス、麦飯石、フェルソング石、電気石、
トルマリンなどの天然セラミクスおよびこれら種々のセ
ラミクスをブレンドした複合セラミクスが挙げられる。
【0023】本発明に係わる光触媒を含む層、熱触媒を
含む層および基材は、本発明の趣旨を逸脱しない限りに
おいて、脱臭剤、抗菌剤、防黴剤、抗ウイルス剤、防虫
剤、殺虫剤、害虫忌避剤、芳香剤などの各種薬剤を含有
しても良い。
【0024】本発明に係わる脱臭剤は主に悪臭を除去す
る目的で用いられる薬剤であり、具体的には下記に例示
するような吸着剤、鉄アスコルビン酸や鉄、コバルトま
たはマンガン等の金属フタロシアニン誘導体などの酵素
系脱臭剤、植物抽出成分に含まれる化合物であるカテキ
ン、タンニン、フラボノイド等を用いた消臭剤などが挙
げられる。これらの脱臭剤は必要に応じて複数のものを
併用しても良く、また、これらの脱臭剤を複合化したハ
イブリット脱臭剤としても良い。
【0025】本発明に係わる吸着剤として、活性炭、添
着活性炭、活性炭素繊維、天然および合成ゼオライト、
活性アルミナ、活性白土、セピオライト、酸化鉄などの
鉄系化合物、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、シリカ、シ
リカ−酸化亜鉛複合物、シリカ−アルミナ−酸化亜鉛複
合物、複合フィロケイ酸塩、イオン交換樹脂、あるいは
これらの混合物などが挙げられる。
【0026】本発明に係わる吸着剤は、特に限定される
ものではないが、フマル酸やマレイン酸等の有機酸また
はその多量体やオリゴマーまたはポリマーなどの重合
体、活性白土などの酸性基を有する無機吸着剤および燐
酸などの酸性物質を添着した酸添着活性炭などの塩基性
ガス吸着剤、またはアミン添着活性炭、ハイシリカゼオ
ライトおよびモレキュラーシーブなどのアルデヒド吸着
剤であることが特に好ましい。中でもハイシリカゼオラ
イトはアルデヒド類のみならず、広範囲の臭気物質、例
えば有機酸、アンモニア、アミン類、ケトン類、硫化水
素やメルカプタン類などの含硫黄化合物、インドール類
などを吸着できるため、本発明に係わる吸着剤としては
殊に好ましいものである。
【0027】本発明に係わる抗菌剤として、銀や亜鉛ま
たは燐酸カルシウムなどを主成分とする無機系抗菌剤、
ベンツイミダゾール系、イソチアゾリン系、ピリチオン
系、クロロヘキシジン系などの有機系抗菌剤、キチンや
キトサンなどの高分子系抗菌剤、茶や柿などから抽出さ
れるカテキンや孟宋竹抽出エキス、ヒノキチオールなど
の天然物由来の抗菌剤およびこれらを複合したハイブリ
ット抗菌剤などが挙げられる。
【0028】次に、本発明に係わる基材について、以下
に具体的に説明する。本発明に係わる基材は、脱臭シー
トの支持体として機能するものであって、特に限定され
るものではなく、各種の紙、織布や不織布などの布帛、
樹脂製フィルム、金属箔、ガラス、各種の板、金網や樹
脂製ネットなどのネット類、簀、フォーム、スポンジ、
フェルトおよびこれらのシート類を積層した複合シート
などが挙げられる。
【0029】本発明に係わる基材は適度な通気性を有す
ることが好ましく、悪臭物質が基材を通過して熱触媒層
や光触媒層に到達し易いため、脱臭効果が向上する。
【0030】本発明に係わる繊維状シートは、繊維を成
分として含むシートであり、特に繊維を主成分として構
成されるものが好ましい。繊維状シートとして洋紙、和
紙、不織布、織布、編布、フェルトなどが挙げられる。
【0031】繊維状シートは、適度な通気性を有し、且
つ可撓性および保温性を有するため、本発明に係わる基
材として特に有利に用いられる。中でも不織布は、通気
性が特に優れると共に適度な緻密性と強度を有し、加工
性にも優れるため特に好ましい。
【0032】不織布は、ポリアミド系繊維、ポリエステ
ル系繊維、ポリアルキレンパラオキシベンゾエート系繊
維、ポリウレタン系繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊
維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリオレフィン系繊
維、フェノール系繊維などの合成繊維、ガラス繊維、金
属繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、活性炭素繊維などの
無機繊維、木材パルプ、麻パルプ、コットンリンターパ
ルプ、木綿、羊毛、絹などの天然繊維、古紙再生パル
プ、レーヨン等の再生セルロース繊維やコラーゲン等の
タンパク質、アルギン酸、キチン、キトサン、澱粉など
の多糖類等を原料とした再生繊維など、あるいはこれら
の繊維に親水性や難燃性などの機能を付与した繊維など
を単独または組み合わせて使用し、各種方法によって製
造したものである。
【0033】不織布の製造方法については特に制限はな
く、目的・用途に応じて、乾式法、湿式抄造法、メルト
ブローン法、スパンボンド法、フラッシュ紡糸法、エア
レイド法などで得られたウェブを水流交絡法、ニードル
パンチ法、ステッチボンド法などの物理的方法、サーマ
ルボンド法などの熱による接着方法、レジンボンドなど
の接着剤による接着方法で強度を発現させる方法を適宜
組み合わせて製造することができる。
【0034】本発明に係わる基材は所望によりエレクト
レットであっても良く、光触媒と熱触媒の作用によって
達成される脱臭および抗菌に加えて除塵機能を付与する
ことが可能であり、空気清浄を目的としたシートとして
好ましい。
【0035】エレクトレットとは、半永久的に電気分極
を保持し、外部に対して電気力を及ぼす素材であって、
その静電気力によって粒子を捕捉するものである。帯電
方法としては、エレクトロエレクトレット、熱エレクト
レット、ラジオエレクトレット、メカノエレクトレッ
ト、フォトエレクトレット、マグネットエレクトレット
などが挙げられるが、工業的に不織布フィルターで用い
られているものは、主にエレクトロエレクトレットおよ
び熱エレクトレットであり、フィルター材料としてはポ
リプロピレンまたはプロピレン主体の共重合体が用いら
れることが多く、脂肪酸金属塩などが添加される場合が
ある。
【0036】不織布は嵩高で3次元空隙が存在するた
め、コロナ放電などによる帯電処理では安定した帯電効
果を得ることが難しい場合があり、コロナ放電などで帯
電処理を施したフィルムを繊維状に断裁、それを不織布
化したスプリットファイバーエレクトレットフィルター
や、メルトブロー紡糸時および溶融紡糸時に高電圧を印
加して熱エレクトレット的に繊維を帯電させたメルトブ
ロー不織布式エレクトレットフィルターおよびスパンボ
ンド不織布式エレクトレットフィルターなどは、安定し
た分極電荷を得ることができ、好ましい。なお、メルト
ブロー不織布式エレクトレットフィルターなどは単体で
は力学的強度が小さいため、主にプリーツ適性を付与す
るためのバックアップ材またはカバー材やスクリーム材
として、乾式不織布、スパンボンドまたはネットなどを
貼り合わせて使用される場合がある。
【0037】基材の少なくとも一方の面に熱触媒を含む
層、次いで光触媒を含む層を設ける方法として、基材に
塗工、印刷または含浸などの手段によって熱触媒を含む
塗層、次いで光触媒を含む塗層を形成する多層塗工方
法、基材、熱触媒含有シートおよび光触媒含有シートを
順次積層する方法、基材と光触媒含有シートの間に熱触
媒を封入する方法、および基材1と基材2の間に熱触媒
を封入し、基材2と光透過性を有する基材3の間に光触
媒を封入する方法などが挙げられるが、特にこれらに限
定されるものではない。
【0038】本発明に係わる塗工方法および含浸方法と
して、各種ブレードコーター、ゲートロールコーターや
トランスロールコーター、シムサイザーなどの各種ロー
ルコーター、エアーナイフコーター、バーコーター、ロ
ッドブレードコーター、ショートドウェルコーター、コ
ンマコーター、ダイコーター、リバースロールコータ
ー、キスコーター、ディップコーター、カーテンコータ
ー、エクストルージョンコーター、グラビアコーター、
マイクログラビアコーター、スプレーコーター、2ロー
ルタイプのサイズプレスまたはタブサイズプレスサイズ
プレスなどの各種塗工装置を用いることができる。
【0039】熱触媒含有シートおよび光触媒含有シート
を得る方法として、支持体の原料に練り混み等によって
担持する方法、塗工や印刷、含浸などによって担持する
方法、湿式抄造の抄き込みによって担持する方法などを
用いることができる。
【0040】本発明に係わる積層は、単に重ね合わせる
だけでも良いが、部分的または全面的に融着、接着、縫
合または交絡させるなどして一体化しても良い。融着方
法として、いわゆるヒートシール法などの熱融着法、い
わゆるピンソニック法などの超音波融着法、およびいわ
ゆる高周波ウエルダー法またはいわゆる高周波ミシン法
などの高周波融着法が挙げられる。また、接着方法とし
て、液状の接着剤を用いる接着法、エンボス装置などを
用いて加圧接着する圧着法、一方のシートに熱可塑性樹
脂を点状に散布して加熱により可塑化した後、または、
可塑化した熱可塑性樹脂をスプレーノズルなどで塗布し
た後に、他方のシートを貼り合わせるホットメルト接着
法などが挙げられる。また、縫合方法として、いわゆる
ステッチボンド法などが挙げられる。また、交絡方法と
して、ニードルパンチ法およびいわゆるスパンレース法
などの水流交絡法等が挙げられる。
【0041】本発明に係わる封入の方法として、一方の
シート上に熱触媒または光触媒と粒状やネット状など種
々形状の熱可塑性樹脂の混合物を散布し、更にその上に
他方のシートを重ねてエンボス等によって熱処理を施す
方法、および一方のシート上に上記の混合物を散布して
加熱により熱可塑性樹脂を可塑化した後に他方のシート
を貼り合わせる方法などが挙げられる。
【0042】本発明に係わる積層や封入などに用いられ
る熱可塑性樹脂としては、エチレン酢酸ビニル共重合体
またはこの変性物、エチレンアクリレート共重合体、ア
イオノマー、ポリアミド、ナイロン、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、酢酸ビニル共重合体系、
セルロース誘導体系、ポリメチルメタクリレート系、ポ
リビニルエーテル系、ポリウレタン系、ポリカーボネイ
ト系の樹脂などが挙げられる。
【0043】本発明に係わるインクジェット記録シート
として、インク受理性を有する素材を含有するシート、
より具体的には、支持体にインク受理層を設けてなるシ
ートなどが挙げられるが、特にこれらに限定されるもの
ではない。
【0044】本発明に係わるインクジェット記録シー
ト、特にそのインク受理層には、公知の白色顔料を1種
以上用いることができる。例えば、軽質炭酸カルシウ
ム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カル
シウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化
亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、
ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成
非晶質シリカ、コロイダルシリカ、コロイダルアルミ
ナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リ
トポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシ
ウム、水酸化マグネシウムなどの白色無機顔料、スチレ
ン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチック
ピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹
脂、メラミン樹脂などの有機顔料などが挙げられる。上
記の中でも、インク受理層中に主体成分として含有する
白色顔料としては、多孔性無機顔料が好ましく、多孔性
合成非晶質シリカ、多孔性炭酸マグネシウム、多孔性ア
ルミナなどが挙げられ、特に細孔容積の大きい多孔性合
成非晶質シリカが好ましい。
【0045】本発明に係わるインクジェット記録シー
ト、特にそのインク受理層にはカチオン性染料定着剤を
含有することができる。カチオン性染料定着剤としては
2級アミン、3級アミン、4級アンモニウム塩などが挙
げられ、これらのカチオン性染料定着剤はインク受理成
分中の水性インクの染料分である水溶性直接染料や水溶
性酸性染料中のスルホン酸基、カルボキシル基、アミノ
基などと不溶な塩を形成するため、インク受理層にて染
料を捕獲し、色彩性の向上や不溶な塩の形成により水の
滴下や吸湿によるインクの流れだしや滲みだしを抑制し
耐水性を向上させることができる。
【0046】また、インクジェット記録シートに配合さ
れる接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、
酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、シリル
変性ポリビニルアルコール等;スチレン−ブタジエン共
重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等
の共役ジエン系共重合体ラテックス;アクリル酸エステ
ル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体、ア
クリル酸及びメタクリル酸の重合体又は共重合体等のア
クリル系重合体ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合
体等のビニル系重合体ラテックス;或いはこれらの各種
重合体のカルボキシル基等の官能基含有単量体による官
能基変性重合体ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等
の熱硬化合成樹脂系等の水性接着剤;ポリメチルメタク
リレート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブ
チラール、アルキッド樹脂等の合成樹脂系接着剤が挙げ
られ、1種以上で使用される。
【0047】さらに、その他の添加剤として、顔料分散
剤、増粘剤、流動性改良剤、pH調製剤、消泡剤、抑泡
剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、湿潤紙
力増強剤、乾燥紙力増強剤等をインクジェット記録シー
ト、特にそのインク受理層に適宜配合することもでき
る。
【0048】支持体にインク受理層を設けてインクジェ
ット記録シートを得る方法として、塗工や印刷、含浸な
どの方法を用いることができ、塗工方法および含浸方法
としては前述の各種塗工装置を用いることができる。
【0049】本発明に係わるインクジェット記録シート
の両面がインク受理性を有する場合には熱触媒を含む層
および光触媒を含む層を設ける面は特に限定されない
が、片面のみがインク受理性を有する場合にはインク受
理性を持たない面に熱触媒を含む層および光触媒を含む
層を設けることは云うまでもない。
【0050】本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シー
トは、単板で使用しても良いが、所望によりプリーツ状
に加工してもよく、また、単板または山高さの比較的低
いプリーツ体でロール状に加工しても良い。特に通気性
を有する場合にはフィルターとして用いても良い。ま
た、本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シートはハニ
カム状に成形加工を施しても良い。ハニカムとは開孔を
有するセル壁からなる構造体であり、ハニカムの具体例
として、JIS−Z−1516に記載の「外装用段ボー
ル」に準拠して作製される片段ボール複数枚を積層して
なるコルゲートハニカム、六角形セルからなるヘキサゴ
ンハニカム、正方形セルからなるハニカム、三角形セル
からなるハニカム、および中空円筒状セルを集合してな
るハニカムなどが挙げられる。ここで、六角形や正方形
などのセル形状は正式な多角形ではなく、角が丸いまた
は辺が曲がっているなど異形であっても良い。
【0051】光触媒に励起光を照射すると、光触媒の酸
化分解作用が発現し、脱臭性や抗菌性が発現するが、一
般に光触媒の効率すなわち光量子収率は数%に過ぎない
と云われており、残りの励起光エネルギーおよび励起に
関与しない長波長の光エネルギーは脱臭に寄与しない。
しかしながら、本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シ
ートでは、このような利用されない光エネルギーの内、
熱として散逸する部分を熱触媒の作用によって脱臭に転
換するため、光触媒作用のみによる脱臭に比較して一層
優れた脱臭効果が得られる。
【0052】本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シー
トに照射する光は、少なくとも光触媒を励起する波長成
分を含むめば良いが、更に、赤外線や放射熱などの熱触
媒を励起する成分をより多く含むことが好ましい。この
ような光として、紫外線ランプや白色蛍光灯などの各種
光源が発する光や日光などが挙げられ、光触媒を励起す
る波長成分と熱触媒を励起する成分を含む日光を照射す
ることが特に好ましい。
【0053】本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シー
トとその加工品は、空気清浄機や空調機などに搭載され
るフィルター、照明用ランプの反射板、ランプシェード
および日除けとして用いることができ、中でも日光が照
射されるサンシェード、カーテンまたはロールブライン
ドなどの日除けとして用いることが好ましい。
【0054】本発明の脱臭シートおよび記録性脱臭シー
トをカーテンまたはロールブラインドなどの日除けとし
て室内で使用する場合には、一般に光触媒層面を窓側、
基材面を室内側として使用される。従って、室内側を向
く基材面には、印刷、印字、捺染および手画きなど各種
の方法で模様や図柄を表示し、意匠性を高めても良い。
【0055】本発明に係わる基材はインク受理性を有す
るインクジェット記録シートであることが好ましく、本
発明の記録性脱臭シートは模様や図柄を容易に表示する
ことが可能となり、意匠性が要求されるカーテンまたは
ロールブラインドなどの日除けやランプシェードなどの
室内装飾品としての利用価値が著しく増大する。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明の趣旨を逸脱しない限り、実施例に限定されるもの
ではない。
【0057】調製例1 繊維径0.1デニールのポリエチレンテレフタレート繊
維95部と熱水可溶性ポリビニールアルコール繊維(2
デニール、繊維長3mm)5部からなる水性スラリーを
調製し、湿式抄紙法を用いて坪量70g/m2の不織布を
作製し、この繊維状シートを調製例1の基材とした。
【0058】調製例2 熱触媒として二酸化マンガン50重量部、吸着剤として
酸添着活性炭25重量部およびバインダーとしてスチレ
ンーアクリル共重合樹脂エマルジョン25重量部からな
る水性分散液を調製し、これを調製例2の塗液とした。
【0059】調製例3 光触媒として酸化チタン40重量部、吸着剤としてハイ
シリカゼオライト25重量部および無機バインダーとし
てNa−モンモリロナイト35重量部からなる水性分散
液を調製し、これを調製例3の塗液とした。
【0060】調製例4 ポリアクリレート繊維およびポリ塩化ビニル繊維を主体
として塩化ビニリデンレジンボンドしてなる坪量50g
/m2の乾式不織布にサイズプレス塗工機を用いて調製例
2の塗液50g/m2を含浸塗工し、乾燥して熱触媒シー
トを作製し、これを調製例4の熱触媒シートとした。
【0061】調製例5 平均粒子径15μmの合成非晶質シリカ(Nipsil
RS150:日本シリカ工業株式会社製)100部、
ポリビニルアルコール(PVA117:クラレ社製)3
0部、カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン100
1:住友化学工業株式会社製)20部を用い、これを調
液し、固形分濃度13%としたインク受理成分をコンマ
コーターを用いて調製例1の基材の一方の面に塗工量1
0g/m2となるように塗布、乾燥し、インク受理層を設
けてインクジェット記録シートを作製し、これを調製例
5の基材とした。
【0062】実施例1 基材として市販のポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラーX30、厚さ12μm、東レ社製)の一方の
面に調製例2の塗液を塗工量30g/m2となるようにエ
アナイフコーターを用いて塗布、乾燥し、次いでその塗
工面に調製例3の塗液を塗工量30g/m2となるように
エアナイフコーターを用いて塗布、乾燥して脱臭シート
を作製し、これを実施例1の脱臭シートとした。
【0063】実施例2 実施例1において、基材として市販のポリエチレンテレ
フタレートフィルムに代えて調製例1の基材とする以外
は、全て実施例1と同一の方法で脱臭シートを作製し、
これを実施例2の脱臭シートとした。
【0064】実施例3 熱触媒として二酸化マンガン50重量部と麦飯石の粉砕
物25重量部および熱可塑性接着剤としてエチレン酢酸
ビニル共重合樹脂粉体25重量部からなる混合粉体を調
製例1の基材上に80g/m2散布し、更にその上に光触
媒として酸化チタンおよび脱臭剤としてゼオライト系吸
着剤を含有する市販の光触媒シート(ラジット、三菱製
紙社製)を重ね合わせ、次いで加熱した2本のロール間
に挟んで加圧、一体化して脱臭シートを作製し、これを
実施例3の脱臭シートとした。
【0065】実施例4 調製例1の基材上に熱可塑性接着剤としてエチレン酢酸
ビニル共重合樹脂粉体を15g/m2散布してその上に調
製例4の熱触媒シートを重ね合わせ、更にその上にエチ
レン酢酸ビニル共重合樹脂粉体を15g/m2散布してそ
の上に光触媒として酸化チタンおよび脱臭剤としてゼオ
ライト系吸着剤を含有する市販の光触媒シート(ラジッ
ト、三菱製紙社製)を重ね合わせ、次いで加熱した2本
のロール間に挟んで加圧、一体化して脱臭シートを作製
し、これを実施例4の脱臭シートとした。
【0066】実施例5 実施例4において、調製例1の基材上に代えて調製例5
の基材のインク受理層非塗工面上とする以外は、全て実
施例4と同一の方法で脱臭シートを作製し、これを実施
例5の記録性脱臭シートとした。
【0067】比較例1 基材として市販のポリエチレンテレフタレートフィルム
(ルミラーX30、厚さ12μm、東レ社製)の一方の
面に調製例2の塗液を塗工量30g/m2となるようにエ
アナイフコーターを用いて塗布、乾燥して脱臭シートを
作製し、これを比較例1の脱臭シートとした。
【0068】比較例2 調製例1の基材上に熱可塑性接着剤としてエチレン酢酸
ビニル共重合樹脂粉体を15g/m2散布し、その上に光
触媒として酸化チタンおよび脱臭剤としてゼオライト系
吸着剤を含有する市販の光触媒シート(ラジット、三菱
製紙社製)を重ね合わせ、次いで加熱した2本のロール
間に挟んで加圧、一体化して脱臭シートを作製し、これ
を比較例4の脱臭シートとした。
【0069】比較例3 比較例2において、市販の光触媒シートに代えて調製例
4の熱触媒シートとする以外は、全て比較例2と同一の
方法で脱臭シートを作製し、これを比較例3の脱臭シー
トとした。
【0070】以上、実施例および比較例で得られた脱臭
シートおよび記録性脱臭シートは、以下の方法で試験を
行い、その結果を表1に示した。
【0071】[脱臭試験A]実施例および比較例の脱臭
シートおよび記録性脱臭シートを20cm×25cmに
裁断した検体をガラス窓を有する容積1立方メートルの
密閉容器内の窓の部分に、基材面が内部側、光触媒含有
層面が窓側となるように取り付けた。次いで、JEM−
1467−1995に準拠して、密閉容器内でタバコ5
本を燃焼し、小型ファンで内部の空気を循環しながら、
ブラックライトおよび白熱電球を点灯し、窓ガラスを通
して紫外線、可視光および赤外線を検体に照射し、8時
間後におけるアンモニア、アセトアルデヒドおよび酢酸
の除去率(%)を求め、その平均値を脱臭性Aとした。
値は大きい方が脱臭性が高いことを示す。
【0072】[脱臭試験B]実施例および比較例の脱臭
シートおよび記録性脱臭シートを20cm×25cmに
裁断した検体をガラス窓を有する容積1立方メートルの
密閉容器内の窓の部分に、基材面が内部側、光触媒含有
層面が窓側となるように取り付けた。次いで、JEM−
1467−1995に準拠して、密閉容器内でタバコ5
本を燃焼し、小型ファンで内部の空気を循環し、8時間
後におけるアンモニア、アセトアルデヒドおよび酢酸の
除去率(%)を求め、その平均値を脱臭性Bとした。
【0073】[光再生性]上記の脱臭試験Aおよび脱臭
試験Bで求めた実施例および比較例の脱臭シートおよび
記録性脱臭シートの脱臭性の値から光再生性を、光再生
性=脱臭性A−脱臭性Bとして求めた。値は大きい方が
光再生性が高いことを示す。
【0074】[印字試験]実施例4の脱臭シートおよび
実施例5の記録性脱臭シートをA4判に断裁した後、イ
ンクジェットプリンター(エプソン製MJ−830J)
でブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色100
%で一辺が10mmの正方形をベタ印字した。次いで以
下の評価を行った。 1)印字濃度 マクベスRD919で印字部の濃度を測定した。値は大
きい方が印字濃度が高く印字性が良好であることを示
す。 2)印字部にじみ 正方形印字部の4辺の長さを測定し、全色の平均値を取
る。この平均値を10mmで除し、辺の長さの拡大率を
算出する。110%以下のものは問題にならないレベル
のにじみ、特に105%以下のものはにじみが少ない優
れたレベルであり、110%を越えるものはにじみが大
きく実用上問題となるレベルと判断される。
【0075】
【表1】
【0076】表1の結果より、本発明の脱臭シートは光
照射によって格段に高い脱臭性を発現し、光再生性にも
優れ、特に基材が繊維状シートである場合には一層優れ
た脱臭性を有することが分かる。更に、基材がインク受
理性を有するインクジェット記録シートである場合には
各色を高濃度且つ鮮明に印字することができ、多色の模
様や図柄を表示可能であることが分かる。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、基材、好ましくは繊維
状シートからなる基材の少なくとも一方の面に熱触媒を
含む層、次いで光触媒を含む層を設けてなる脱臭シート
は、光エネルギーを効率良く有機物の分解反応に変換す
ることが可能であるため脱臭性が高く、日光などの照射
によっても十分な脱臭性が得られ、且つ光照射による再
生によって脱臭性が回復するため脱臭効果が永く継続す
る特長を有する。
【0078】また、基材としてインク受理性を有するイ
ンクジェット記録シートの一方の面に熱触媒を含む層、
次いで光触媒を含む層を設けてなる記録性脱臭シート
は、上記のような優れた脱臭性を有すると共に、広く普
及しているインクジェット方式の記録が可能であり、所
望の模様や図柄を表示して意匠性を高めることが可能で
ある。
【0079】このように、本発明の脱臭シートは、空気
清浄機や空調機などに搭載されるフィルター、照明用ラ
ンプの反射板、ランプシェードおよび日除けなどに幅広
く利用可能であり、中でも日光が照射されるサンシェー
ド、カーテンまたはロールブラインドなどの日除け、ま
たはその部品として特に有利に使用される。
【0080】更に、本発明の記録性脱臭シートは、所望
する模様や図柄を多色で鮮明に、且つ容易に表示するこ
とができるため、意匠性が要求されるカーテンまたはロ
ールブラインドなどの日除けやランプシェードなどの室
内装飾品、またはその部品としての利用価値が著しく高
いものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 JJ05 JJ06 KK08 MM02 NN24 4F100 AA17 AA17H AA21 AA21H AK21 AK42 AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CA30B CA30C DG01A DG15A GB90 JC00 JD14A JJ00B JN00C 4G069 AA03 BA04B BA48A BB04B BC50B BC62B CA01 CA07 CA10 CA17 DA06 EA10 EE06 EE09 FA03 FA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも一方の面に熱触媒を含
    む層、次いで光触媒を含む層を設けてなる脱臭シート。
  2. 【請求項2】 該基材が繊維状シートであることを特徴
    とする請求項1記載の脱臭シート。
  3. 【請求項3】 該基材がインク受理性を有するインクジ
    ェット記録シートであることを特徴とする請求項1また
    は2記載の記録性脱臭シート。
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