JP2001054937A - ストレッチ包装用フィルム - Google Patents

ストレッチ包装用フィルム

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JP2001054937A
JP2001054937A JP11230515A JP23051599A JP2001054937A JP 2001054937 A JP2001054937 A JP 2001054937A JP 11230515 A JP11230515 A JP 11230515A JP 23051599 A JP23051599 A JP 23051599A JP 2001054937 A JP2001054937 A JP 2001054937A
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film
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resin
ethylene
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JP11230515A
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English (en)
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Hidetoshi Kawamura
英俊 河村
Taiichi Shiraishi
泰一 白石
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストレッチ包装用フィルムとして、好適な透明
性、包装機械適性、包装後の仕上がり、ヒートシール性
および突刺し強度を有するストレッチ包装用フィルムを
提供すること。 【解決手段】特定のエチレン含量、分子量分布及び結晶
性分布を有するポリプロピレン系樹脂、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂及び水素添加樹脂類よりなる組成物からなる
基材層と、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなる両表
面層からなり、フィルム成形後の押出方向に対するポリ
プロピレンの結晶配向係数が0.25以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチ包装用
フィルムに関するものである。詳しくは、本発明は、特
に食品を主体とする小売商品のプリパッケージに使用さ
れているストレッチ包装用として好適な透明性、包装機
械適性、包装後の仕上がり、ヒートシール性および突刺
し強度を有するストレッチ包装用フィルムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、青果物、鮮魚、精肉、惣菜等の
食品と直接またはプラスチックトレイに載せてストレッ
チ包装するフィルムとしては、商品価値を向上させるた
めの透明性、光沢、防曇性、包装をタイトに維持するた
めの粘着性、ヒートシール性、タイトな包装を得るため
の均一な伸び特性、柔軟性、ストレッチ包装作業性向上
のための包装機械適性や冷凍保存、運搬時の耐寒性およ
び突き刺し強度等が必要とされる。従来、このような特
性を満たすフィルムとしては、軟質ポリ塩化ビニルフィ
ルム(軟質PVCフィルム)が使用されてきた。
【0003】しかし、軟質PVCフィルムは、多量の可
塑剤を使用していたため、可塑剤が被包装物に移行しや
すく、さらにフィルム使用後の処理に関して、焼却する
場合、塩化水素ガス等の有毒ガスを発生するために環境
上問題視されている。ポリオレフィン系のストレッチ包
装用フィルムは、安全衛生上問題はないものの、上述し
たストレッチ包装用フィルムに必要な特性を十分満足し
ていない。
【0004】これらの問題を解決するために、特開昭5
5−81155号公報にエチレン−酢酸ビニル共重合体
を中心とした食品包装用ストレッチフィルムが提案され
ているが、未だ自動包装機でのヒートシール可能な温度
幅が狭く、そのためヒートシール時にフィルムに穴があ
くという問題が生じ、また包装機械適性も劣っている。
【0005】また、プロピレン系のランダム共重合体を
主成分とする層の両面にエチレン−酢酸ビニル共重合体
を積層したストレッチ包装用フィルムが提案されている
(特開昭61−44635号公報)。このストレッチ包
装用フィルムは、ヒートシール可能な温度幅は広くなっ
ているが、フィルムの包装機械適性および包装仕上がり
については未だ改良の余地がある。
【0006】更に、特開平6−100019号公報に
は、結晶性ポリプロピレンと炭素数3〜12のα−オレ
フィンから選ばれた少なくとも一種のα−オレフィンと
の共重合体からなる組成物の層の両面にエチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体などの中から
選ばれたエチレン系共重合体を積層した食品包装用スト
レッチフィルムが提案されている。
【0007】この食品包装用ストレッチフィルムは、透
明性およびヒートシール性は、比較的良好であるが、包
装機械適性および包装後の仕上がり、カット性が十分な
ものではない。
【0008】更にまた、特開平9−154479号公
報、同9−165491には、プロピレン系樹脂に石油
樹脂類、水素添加スチレン系エラストマーを配合した食
品包装用ストレッチフィルムが提案されている。この食
品包装用ストレッチフィルムは、透明性、包装機械適
性、包装仕上がりは良好であるが、ヒートシール性およ
び突刺し強度は十分なものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように多くのポリ
オレフィン系ストレッチ包装用フィルムが提案されてい
るが、透明性、包装機械適性、包装仕上がり、カット
性、ヒートシール性及び突刺し強度に優れ、環境衛生上
の問題が低減したストレッチ包装用フィルムは未だ提案
されていないのが現状である。
【0010】従って、本発明の目的は、上記特性を全て
満足するストレッチ包装用フィルムを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を続けてきた結果、基材層が
特定のポリプロピレン系樹脂、結晶性ポリプロピレン樹
脂および石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂からなる
少なくとも1種の水素添加樹脂類等からなり、両表面層
が酢酸ビニルに基づく単量体の含有量が5〜20重量%
のエチレン−酢酸ビニル共重合体からなり、かつフィル
ム成形後の積層フィルムのX線回折法によって求めた押
出方向に対するポリプロピレンの結晶配向係数が特定の
値にあるストレッチ包装用フィルムが、上記課題を全て
解決できることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0012】即ち、本発明は、基材層及び両表面層より
なる積層フィルムであって、該基材層が、ポリプロピレ
ン成分及びプロピレン−エチレンランダム共重合体成分
により構成された、下記(1)〜(3)の特性を有する
ポリプロピレン系樹脂90〜20重量%、結晶性ポリプ
ロピレン樹脂5〜40重量%、石油樹脂、テルペン樹
脂、ロジン樹脂から選ばれた少なくとも一種の水素添加
樹脂類5〜40重量%の樹脂組成物により構成され、該
両表面層が酢酸ビニルに基づく単量体の含有量が5〜2
0重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体により構成さ
れ、且つ上記積層フィルムのX線回折法によって求めた
押出方向に対するポリプロピレンの結晶配向係数が0.
25以下であるストレッチ包装用フィルム(以下、単に
フィルムともいう)である。 (1)エチレン含有量:10〜40モル% (2)ゲルパーミエーションクロマトグラフ法により測
定される重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn
との比(Mw/Mn):4〜16 (3)昇温溶離分別法により測定される溶出成分の割
合: 20℃未満での溶出成分(A成分)の量:20〜53重
量 20℃以上100℃未満での溶出成分(B成分)の量:
20〜75重量% 100℃以上での溶出成分(C成分)の量:5〜50重
量% (上記A〜C成分の合計は100重量%である。) 尚、本発明において、昇温溶離分別法とは、例えば、Jo
urnal of Applied Polymer Science ;Applied Polymer
Symposium 45、1−24(1990年)に詳細に記
載されている方法である。
【0013】先ず、高温の高分子溶液を、珪藻土の充填
剤を充填したカラムに導入し、カラム温度を徐々に低下
させることにより、充填剤表面に融点の高い成分から順
に結晶化させ、次にカラム温度を徐々に上昇させること
により、融点の低い成分から順に溶出させて溶出ポリマ
ー成分を分取する方法である。本発明では、実施例に示
したように測定装置としてセンシュー科学社製SSC−
7300型を用いて、溶媒O−ジクロロベンゼン、流速
2.5ml/min、昇温速度4℃/hr、カラムΦ3
0mm×300mmの条件で測定した値である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明のストレッチ包装用フィルムの基材
層に用いられるポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレ
ン成分及びプロピレン−エチレンランダム共重合体成分
により構成される。ポリプロピレン成分は、プロピレン
単独重合体あるいはプロピレンと他のα−オレフィンと
のランダム共重合体であってもよい。他のα−オレフィ
ンとしては、エチレン、1−ブテン、3−メチル−1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、1−デセン等を挙げることができ、その含
有量は8モル%以下であることがヒートシール性の点か
ら好ましい。
【0016】また、上記ポリプロピレン系樹脂のエチレ
ン含有量は、10〜40モル%、好ましくは、15〜3
5モル%である。即ち、該プロピレン系樹脂中のエチレ
ン含有量が10モル%未満では、フィルムの柔軟性が低
下する。その結果、包装仕上がりが低下して好ましくな
い。また、該エチレン含有量が40モル%を超える場合
は、フィルムの透明性が低下して好ましくない。
【0017】また、上記ポリプロピレン系樹脂は、ゲル
パーミェーションクロマトグラフィー法(GPC法)に
より測定される重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)の比で表わされる分子量分布(Mw/Mn)が、
4〜16、好ましくは、4〜14である。即ち、該ポリ
プロピレン系樹脂の分子量分布が4未満の場合、突刺し
強度が低下するばかりでなく、高速成形加工時の成形加
工性においても問題が生じる場合がある。逆に、該ポリ
プロピレン樹脂の分子量分布が16を超える場合は、ス
トレッチ時のフィルムの表面白化が発生し易くなり、透
明性が低下する。
【0018】本発明において、上記ポリプロピレン系樹
脂のA成分は、昇温溶離分別法において、20℃未満で
溶出する全溶出成分であり、その割合は20〜53重量
%、好ましくは、25〜45重量%、さらに好ましく
は、30〜40重量%である。即ち、該A成分の溶出量
が20重量%未満では、十分な柔軟性が得られなくな
り、その結果、フィルムの包装仕上がりが低下する。逆
に、該A成分の溶出量が53重量%を超える場合は、フ
ィルムのカット性が低下する。
【0019】上記A成分において、良好な包装仕上がり
性を達成するために、A成分のエチレン含有量を20〜
50モル%に調整することが好ましい。
【0020】本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂
のB成分は、昇温溶離分別法において、20℃以上、1
00℃未満で溶出する全溶出成分であり、その割合は、
20〜75重量%であり、好ましくは、30〜60重量
%、さらに好ましくは、50〜60重量%である。即
ち、該B成分の溶出量が20重量%未満では、フィルム
の透明性が低下し、逆に、75重量%を超える場合はフ
ィルムのカット性が低下して好ましくない。
【0021】また、より良好な透明性を有するフィルム
を得るために、B成分のエチレン含有量は、20モル%
未満となるように調整することが好ましい。
【0022】本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂
のC成分は、昇温溶離分別法において、100℃以上で
溶出する全溶出成分であり、その割合は、5〜50重量
%であり、好ましくは、5〜40重量%、さらに好まし
くは5〜20重量%である。該C成分の溶出量が、5重
量%未満の場合、フィルムのカット性が低下し、50重
量%を超える場合は、フィルムの包装仕上がり性及び透
明性が低下する。
【0023】また、上記ポリプロピレン系樹脂のメルト
フローレート(MFR)は、0.01〜10g/10m
in、好ましくは、0.05〜7g/10minであ
り、さらに好ましくは、0.1〜5g/10minであ
ることが望ましい。
【0024】本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂
は、上記したポリプロピレン成分、プロピレン−エチレ
ンランダム共重合体成分に加えて、本発明のストレッチ
包装用フィルムの効果を阻害しない範囲、例えば、5重
量%以下の範囲で他のα−オレフィンの重合体を含んで
も良い。
【0025】本発明において、ポリプロピレン系樹脂の
製造方法は、上述した条件を満足するものであれば特に
制限されない。例えば、ポリプロピレン成分及び一種又
は二種以上のプロピレン−エチレンランダム共重合体成
分を別途製造し、これらを混合して製造する態様、多段
重合により製造する方法等が挙げられるが、多段重合に
よって得る方法が最も好ましい。
【0026】上記プロピレン系樹脂を多段重合によって
製造する好適な方法は、下記の触媒成分〔イ〕、〔ロ〕
及び〔ハ〕の存在下にプロピレンの重合をした後、引き
続いて、エチレンの供給比率を段階的に増加せしめ、プ
ロピレンとエチレンのランダム共重合を行う方法であ
る。 〔イ〕チタン化合物 〔ロ〕有機アルミニウム化合物 〔ハ〕電子供与体 上記チタン化合物〔イ〕は、オレフィンの重合に使用さ
れることが公知のチタン化合物を何ら制限なく利用され
る。特に、本発明のプロピレン系樹脂組成物を得る場合
には、プロピレンの重合に使用した場合に高立体規則性
の重合体を高収率で得ることのできる三塩化チタン化合
物が好ましい。
【0027】上記三塩化チタン化合物は、公知のα、
β、γ又はδ−三塩化チタンが挙げられる。これらの三
塩化チタン化合物の調製方法は、例えば、特開昭47−
34478号公報、同50−126590、同50−1
14394、同50−93888、同50−12309
1、同50−74594、同50−98489、同51
−136625、同52−35283等に示されている
方法が採用される。
【0028】また、有機アルミニウム化合物〔ロ〕は、
オレフィンの重合に使用されることが公知の化合物が何
ら制限なく採用されるが、本発明に使用するポリプロピ
レン系重合体を得るためには、トリアルキルアルミニウ
ム類を主成分とし、必要に応じて、ジアルキルアルミニ
ウムモノハイドライド類、ジアルキルアルミニウムモノ
ハイドライド類、アルコキシアルミニウム類等の他の有
機アルミニウムを併用したものが好適に使用できる。
【0029】更に、電子供与体〔ハ〕は、オレフィンの
立体規則性改良に使用されることが公知の化合物が何ら
制限なく採用される。例えば、エステル系化合物、エー
テル系化合物、有機ケイ素化合物が使用される。中でも
有機ケイ素化合物が好ましく、特にケイ素原子に直結し
た原子が3級炭素である鎖状炭化水素であるか、または
2級炭素である環状炭化水素などの嵩高い置換基を有す
る有機ケイ素化合物が、得られるポリプロピレン成分の
立体規則性をより高くし、良好な耐熱性を発現するため
好ましい。
【0030】本発明に用いられるチタン化合物〔イ〕、
有機アルミニウム化合物〔ロ〕、電子供与体〔ハ〕の組
合せは、 (1)三塩化チタン化合物−トリアルキルアルミニウム
−電子供与体 (2)三塩化チタン化合物−トリアルキルアルミニウム
/ジエチルアルミニウムモノクロライド−電子供与体 の組合わせが、他の製造条件との組合せにより、ポリプ
ロピレン系樹脂について、前記A〜C成分の割合を始め
とする各種条件を満足するために特に好ましい。
【0031】本発明においては、上記の各成分の存在下
における本重合に先立ち、前記チタン化合物〔イ〕を上
記の〔ロ〕および〔ハ〕の存在下にα−オレフィンの予
備重合を行うことが、得られるポリプロピレン樹脂組成
物の低分子量成分の生成量を低減し、フィルムのベタツ
キを抑えることができるために好適である。さらに必要
に応じて、上記〔ロ〕、〔ハ〕を用いたそれぞれの組み
合わせ系に加え、下記一般式にて示されるヨウ素化合物
〔ニ〕 R−I (但し、Rはヨウ素原子または炭素数1〜7のアルキル
基またはフェニル基である。)の存在下にα−オレフィ
ンの予備重合を行うことが、得られるポリプロピレン樹
脂組成物の低分子量成分の生成量をより一層低減し、フ
ィルムとした場合のベタツキをさらに抑えることができ
るためにより好ましい態様となる。
【0032】本発明の予備重合で使用される前記
〔イ〕、および〔ロ〕、さらに必要に応じて使用される
〔ハ〕、及び〔ニ〕の各触媒成分の量は、触媒成分の種
類、重合の条件に応じて異なるため、これらの各条件に
応じて最適の使用量を予め決定すればよい。好適に使用
される範囲を例示すれば下記の通りである。
【0033】予備重合に使用される有機アルミニウム化
合物〔ロ〕の使用割合はチタン化合物〔イ〕に対してA
l/Ti(モル比)で0.1〜100、好ましくは0.
1〜20の範囲が、また必要に応じて使用される有機ケ
イ素化合物〔ハ〕の使用割合はチタン化合物〔イ〕に対
して〔ハ〕/Ti(モル比)で0.01〜100、好ま
しくは0.01〜10の範囲が、それぞれ好適である。
また、必要に応じて使用されるヨウ素化合物〔ニ〕の使
用割合はチタン化合物〔イ〕に対してI/Ti(モル
比)で0.1〜100、好ましくは0.5〜50の範囲
が好適である。
【0034】本発明の予備重合で好適に使用し得るヨウ
素化合物を具体的に示すと次の通りである。例えば、ヨ
ウ素、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、
ヨウ化ブチル、ヨードベンゼン、p−ヨウ化トルエン等
である。特にヨウ化メチル、ヨウ化エチルは好適であ
る。
【0035】前記触媒成分の存在下にα−オレフィンを
重合する予備重合量は予備重合条件によって異なるが、
一般に0.1〜500g/g・Ti化合物、好ましくは
1〜100g/g・Ti化合物の範囲であれば十分であ
る。また予備重合で使用するα−オレフィンはプロピレ
ン単独でもよく、該ポリプロピレン系樹脂組成物の物性
に悪影響を及ぼさない範囲で、5モル%以下の他のα−
オレフィン、例えば、エチレン、1−ブテン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、4−メチルペンテン−1、1−オ
クテン等をプロピレンと混合することは許容される。ま
た、予備重合を多段階に行い、各段階で異なるα−オレ
フィンモノマーを予備重合させることもできる。
【0036】上記の場合、各予備重合の段階で水素を共
存させることも可能である。該予備重合は通常スラリー
重合を適用させるのが好ましく、溶媒として、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンな
どの飽和脂肪族炭化水素若しくは芳香族炭化水素を単独
で、又はこれらの混合溶媒を用いることができる。該予
備重合温度は、−20〜100℃、特に0〜60℃の範
囲が好ましい。予備重合時間は、予備重合温度及び予備
重合での重合量に応じ適宜決定すればよい。予備重合に
おける圧力は限定されるものではないが、スラリー重合
の場合は、一般に大気圧〜5kg/cm2G 程度であ
る。該予備重合は、回分、半回分、連続のいずれの方法
で行ってもよい。
【0037】前記予備重合に次いで本重合が実施され
る。本重合は前記予備重合で得られた触媒含有予備重合
体の存在下に、先ずプロピレンの重合が行われ、次にプ
ロピレン−エチレンのランダム共重合が実施される。ま
た、各触媒成分は予備重合時に添加されたものをそのま
まの状態で使用することもできるが、チタン化合物以外
は本重合時に新たに添加して調節するのが好ましい。
【0038】本発明の本重合で使用される前記〔イ〕、
〔ロ〕、〔ハ〕の各触媒成分の量および重合条件は、触
媒成分の種類に応じて異なるため、これらの触媒成分の
種類に応じて最適の使用量および重合条件を予め決定す
ればよい。好適に使用される触媒成分の量および重合条
件を例示すれば下記の通りである。
【0039】本重合で用いられる有機アルミニウム化合
物〔ロ〕使用量は、触媒含有予備重合体中のチタン原子
に対し、Al/Ti(モル比)で、1〜1000、好ま
しくは2〜500である。
【0040】本重合で用いられる電子供与体〔ハ〕の使
用量は、触媒含有予備重合体中のチタン原子に対し、S
i/Ti(モル比)で0.001〜1000、好ましく
は0.1〜500である。
【0041】上記本重合は、先ず、プロピレンの重合が
実施される。プロピレンの重合は、プロピレン単独また
は本発明の要件を満足する範囲内でのプロピレンと他の
α−オレフィンの混合物を供給して実施すればよい。プ
ロピレン重合の代表的な条件を例示すると、重合温度
は、80℃以下、更に20〜70℃の範囲から採用する
ことが好適である。また必要に応じて分子量調節剤とし
て水素を共存させることもできる。更にまた、重合はプ
ロピレン自身を溶媒とするスラリー重合、気相重合、溶
液重合等の何れの方法でもよい。プロセスの簡略性及び
反応速度、また生成する共重合体の粒子性状を勘案する
とプロピレン自身を溶媒とするスラリー重合が好ましい
態様である。重合形式は回分式、半回分式、連続式のい
ずれの方法でもよい。更に重合を水素濃度、重合温度等
の条件の異なる2段以上に分けて行うこともできる。
【0042】次に、プロピレンとエチレンのランダム共
重合が行われる。プロピレンとエチレンのランダム共重
合は、プロピレン自身を溶媒とするスラリー重合の場合
には前記プロピレン重合に引き続いてエチレンガスを供
給することで、また気相重合の場合はプロピレンとエチ
レンの混合ガスを供給することで実施される。
【0043】プロピレンとエチレンのランダム共重合の
重合温度は、80℃以下、好ましくは、20〜70℃の
範囲から採用される。また、必要に応じて分子量調節剤
として水素を用いることもでき、その際の水素濃度は多
段階に変化させて重合を実施することもできる。
【0044】プロピレン重合に続くエチレンとプロピレ
ンのランダム共重合において前記特定の触媒を選択する
ことにより、目的とする分子量分布、結晶性分布、共重
合性等を有するプロピレン系樹脂組成物を一段階で製造
することができるが、本発明のプロピレン系樹脂組成物
を得る方法として、ランダム共重合を多段で行い、各段
階で水素濃度およびエチレン濃度等の重合条件を変化さ
せる方法を用いてもよい。かかる多段共重合において、
前記したA成分、B成分、C成分の割合を重合条件によ
って適宜調節して共重合が実施される。
【0045】プロピレンとエチレンのランダム共重合は
回分式、半回分式、連続式のいずれの方法でもよく、重
合を多段階に分けて実施することもできる。また、本工
程の重合は、スラリー重合、気相重合、溶液重合のいず
れの方法を採用してもよいが、特に、本発明の(A)〜
(C)成分の重量割合、B成分とA成分の重量比(B/
A)を満足させるためには、プロピレンの重合に続い
て、同一の重合槽にてエチレンガスを供給するスラリー
重合により、プロピレンとエチレンのランダム共重合を
行うことが好ましい。
【0046】本重合の終了後には、重合系からモノマー
を蒸発させ本発明のプロピレン系ブロック共重合体を得
ることができる。このプロピレン系ブロック共重合体
は、炭素数7以下の炭化水素で公知の洗浄又は向流洗浄
を行うことができる。
【0047】本発明のプロピレン系樹脂組成物のメルト
フローレートは、前記したように、一般に0.1〜10
0g/10min、好ましくは0.1〜80g/10m
in、更に好ましくは0.1〜50g/10minに調
整することが好ましく、プロピレン系樹脂組成物は、重
合法により得られたプロピレン系樹脂パウダーを分解
し、上記のメルトフローレートの範囲に調整することが
好ましい。
【0048】有機過酸化物によりメルトフローレートを
調節する場合には、公知の有機過酸化物を何等制限なく
用いることができるが、代表的な物を例示すると、例え
ば、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブ
チルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド;イソブチリルパーオ
キサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド;ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオ
キサイド;ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、
1,3−ビス−(t−ブチルパーオキシ−イソプロピ
ル)−ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)
−ヘキサン−3等のジアルキルパーオキサイド;1,1
−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン、2,2−ジ−(t−ブチルパーオキ
シ)−ブタン等のパーオキシケタール;t−ブチルパー
オキシ−ピバレート、t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト等のアルキルパーエステル;t−ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネート等のパーカーボネート類等を挙
げることができる。
【0049】上記したポリプロピレン樹脂パウダーと有
機過酸化物の混練は、一般的には、ポリプロピレン樹脂
パウダーの融点、且つ、有機過酸化物の分解温度以上の
温度で公知の混練装置を使用して行われる。例えば、ス
クリュー押出機、バンバリーミキサー、ミキシングロー
ル等を用いて、160〜330℃、好ましくは、170
〜300℃で混練する方法を採用することができる。ま
た、溶融混練は、窒素ガスなどの不活性ガス気流下で行
うこともできる。なお、溶融混練前に公知の混合装置、
例えば、タンブラー、ヘンシェルミキサー等を使用して
予備混練を行うこともできる。
【0050】本発明のストレッチ包装用フィルムにおい
て、基材層に用いられる結晶性ポリプロピレン樹脂は、
比較的高い結晶性を有する、公知のポリプロピレン樹脂
が特に制限なく使用される。例えば、プロピレン単独重
合体、プロピレンとプロピレン以外のα−オレフィンと
のランダム共重合体であって、該α−オレフィンの含有
量が10モル%以下、特に、50モル%以下の共重合
体、又は上記プロピレン単独重合体と共重合体との混合
物プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン
と炭素数4以上のα−オレフィンとのランダム共重合
体、プロピレンとエチレンと炭素数4以上のα−オレフ
ィンとのランダム共重合体およびそれらの混合物が好適
である。
【0051】上記結晶性ポリプロピレン樹脂は、特に、
昇温溶離分別法により分別された、横軸を溶出温度
(℃)、縦軸を溶出重量割合で表した溶出曲線におい
て、90℃以上の溶出量成分が60重量%以上であるこ
とが、ヒートシール性の観点から特に好ましい。
【0052】また、該結晶性ポリプロピレン樹脂のMF
Rは、成形加工性の観点から、0.1〜10g/10m
in、さらに好ましくは、0.5〜5g/10minで
ある。
【0053】本発明のストレッチ包装用フィルムの基材
層に用いられる水素添加樹脂類としては、シクロペンタ
ジエンまたはそれらの二量体からの脂環式石油樹脂やC
9成分からの芳香族石油樹脂の水素添加樹脂類等、リモ
ネンからのテルペン樹脂水素添加樹脂類等、ガムあるい
はウッドロジンからのロジン樹脂水素添加樹脂類等が挙
げられる。
【0054】本発明にかかるストレッチ包装用フィルム
の基材層の組成において、ポリプロピレン系樹脂の配合
量は、90〜20重量%、好ましくは、85〜25重量
%、さらに好ましくは、85〜30重量%である。即
ち、該ポリプロピレン系樹脂の配合量が、90重量%を
超える場合、カット性、トレイ底面の折り込み性等の包
装機械適性が低下して好ましくない。また、逆に該ポリ
プロピレン系樹脂の配合量が、20重量%未満の場合、
フィルムの透明性、柔軟性、突刺し強度が低下して好ま
しくない。
【0055】本発明の基材層に用いられる結晶性ポリプ
ロピレン樹脂の配合量は、5〜40重量%、好ましく
は、5〜40重量%、さらに好ましくは、5〜35重量
%である。即ち、該結晶性ポリプロピレン樹脂の配合量
が、5重量%未満の場合、ヒートシール性が低下して好
ましくない。該結晶性ポリプロピレン樹脂の配合量が、
40重量%を超える場合は、フィルムの透明性、包装仕
上がりが低下して好ましくない。
【0056】本発明の基材層に用いられる石油樹脂、テ
ルペン樹脂、ロジン樹脂の水素添加樹脂類の配合量は、
5〜40重量%、好ましくは、5〜40重量%、さらに
好ましくは、5〜35重量%である。即ち、該水素添加
樹脂類の配合量が、5重量%未満の場合は、トレイ底面
の折り込み性等の包装機械適性、包装仕上がり性が低下
して好ましくない。また、逆に水素添加樹脂類の配合量
が、40重量%を超える場合は、突刺し強度が低下する
ばかりでなく、製造工程における成形加工安定性も低下
する。
【0057】尚、上記ポリプロピレン系樹脂、結晶性ポ
リプロピレン樹脂及び水素添加樹脂類の合計は、100
重量%となるように配合される。
【0058】本発明において、上記ポリプロピレン系樹
脂、結晶性ポリプロピレン樹脂及び水素添加樹脂類が混
合された組成について、昇温溶離分別法により前記A〜
C成分の割合を測定した値で表すと、A成分が20〜7
0重量%、好ましくは30〜50重量%、B成分が15
〜60重量%、好ましくは、30〜55重量%、C成分
が10〜30重量%、好ましくは10〜25重量%とな
る。
【0059】また、本発明の上記基材層の樹脂組成物に
は、必要に応じて添加成分、例えば、ポリブテン、パラ
フィン等の低分子粘調物質、酸化防止剤、帯電防止剤、
滑剤、防曇剤、粘着剤、光安定剤、ガス吸着剤、着色
剤、香料、抗菌剤等を添加することができる。
【0060】本発明の両表面層の樹脂として用いられる
エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルに基づく
単量体の含有量が、5〜20重量%、好ましくは、7〜
18重量%である。即ち、該酢酸ビニルに基づく単量体
の含有量が、5重量%未満の場合、ヒートシール性が低
下して好ましくない。また、逆に該含有量が、20重量
%を超える場合、フィルムのカット性およびフィルムの
粘着性が強すぎ、フィルムの搬送性、底面折り込み性等
の包装機械適性が低下して好ましくない。
【0061】エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂層に
は、ポリブテン、パラフィン等の低分子粘調物質、酸化
防止剤、帯電防止剤、滑剤、防曇剤、粘着剤、光安定
剤、ガス吸着剤、着色剤、香料、抗菌剤等を目的に応じ
て添加することができる。
【0062】本発明のストレッチ包装用フィルムは、X
線回折法によって求めたフィルムの押出方向に対するポ
リプロピレンの結晶配向係数が0.25以下、好ましく
は、0.20以下であることが前記した他の条件との組
み合わせにおいて重要である。即ち、本発明のフィルム
を構成する各層の組成と共に、製造工程における条件に
よっても調整される結晶配向係数を上記値とすることに
より、ストレッチ包装用フィルムとしてより一層実用的
な特性をフィルムに与えることができる。
【0063】従って、該結晶配向係数が、0.25を超
える場合、フィルムの押出方向に対するポリプロピレン
の結晶配向の程度が大きくなりすぎて、フィルムのカッ
ト性の低下が生じ、また、押出方向と垂直方向にストレ
ッチ包装した場合、フィルム表面が白化し易くなる。
【0064】本発明のストレッチ包装用フィルムの製造
方法は、本発明に示したポリプロピレンの結晶配向係数
を上記範囲に制御するために、上向き空冷インフレーシ
ョン法による成形方法が好適に採用される。
【0065】上記上向きインフレーション法において、
本発明に示した結晶配向係数を上記範囲に制御するため
には、特に、樹脂温度、冷却ガス温度およびブロー比を
下記に示すような条件にすることが好ましい。即ち、樹
脂温度は、180〜220℃が好ましく、さらに好まし
くは、180〜210℃である。冷却ガス温度は、0〜
30℃が好ましく、さらに好ましくは、3〜30℃であ
る。また、ブロー比は、3〜20が好ましく、さらに好
ましくは、5〜15である。
【0066】本発明のストレッチ包装用フィルムの厚み
は、通常、フィルム全体で5〜30μmであり、好まし
くは、7〜20μmである。5μmより薄い場合は、精
度の良いフィルムを成形することが難しくなるだけでな
く、フィルム強度が低下する傾向にある。30μmより
厚い場合は、コスト的に不利だけでなく、タイトな包装
がしにくくなる傾向がある。さらに、各表面層の厚み
は、基材層の厚みの10〜100%であることがヒート
シール性の観点から好ましい。
【0067】
【発明の効果】本発明のストレッチ包装用フィルムは、
透明性、包装機械適性、包装仕上がり、カット性、ヒー
トシール性及び突刺し強度に優れるものである。
【0068】
【実施例】以下に、本発明を具体的に説明するために実
施例および比較例を示すが、本発明は、これらの実施例
になんら限定されるものでない。また、下記の実施例お
よび比較例において各種測定値は、以下の方法で実施し
た。
【0069】1)測定方法 (1)13C―NMRによるエチレン含有量の測定 Polymer 29、1848(1988)に記載さ
れている方法により、ピークの帰属を行ない、Macr
omolecus 10、773(1977)に記載さ
れている方法により、エチレン含量の測定を行なった。
【0070】(2)分子量分布の測定 GPC(ゲルパーミエーショオンクロマトグラフ)法に
より測定した。センシュー科学社製SSC−7100に
より、O−ジクロロベンゼンを溶媒として135℃で測
定した。使用したカラムはShodex製UT807、
806Mで、校正曲線は標準資料として、重量平均分子
量が、950、2900、1万、49.8万、270
万、490万のポリスチレンを用いて作成した。
【0071】(3)ポリプロピレンの結晶配向係数の測
定 日本電子製のX線回折装置JDX−3500に、繊維試
料装置を装着し、次の条件で測定した。
【0072】ターゲット :銅 管電流・電圧:40kv−400mA X線入射法 :垂直ビーム透過法 1)2θ走査(ブラッグ角)測定 測定角範囲(2θ) :8〜32° ステップ角度 :0.1° 計数時間 :2秒 2)面内回転(β回転)測定 測定角範囲(β) :−20〜110° ステップ角度 :0.5° 計数時間 :2秒 フィルムを押出方向に15mm×幅5mmに切り出し、
短冊状サンプルを100枚重ねて、繊維試料装置に装着
し、まず、フィルム面に対して垂直にX線を入射させて
垂直透過法にて2θ走査を行い、ポリプロピレン結晶の
(110)面および(040)面のブラッグ角を決定し
た。次に、(110)面のブラッグ角にカウンターを固
定して、試料を面内回転させ、(110)面に関して強
度分布測定を行った。
【0073】同様にして(040)面の強度分布測定を
行った。空気散乱等によるバックグランド強度を求めた
後、それぞれ(110)面および(040)面の回折強
度分布より差し引いて、(110)面および(040)
面の配向分布曲線を得た後、ポリプロピレンの結晶配向
係数を求めた。
【0074】(4)昇温溶離分別法 (株)センシュー科学社製、SSC−7300型を用
い、以下の測定条件にて行った。
【0075】 溶媒 ;O−ジクロロベンゼン 流速 ;2.5ml/min 昇温速度 ;4℃/hr サンプル濃度 ;0.7wt% サンプル注入量;100ml 検出器 ;赤外検出器、波長3.41μm カラム ;Φ30mm×300mm 充填剤 ;Chromosorb P 30〜6
0mesh カラム冷却速度;2.0℃/hr (5)MFRの測定 JIS K7210に準じて、プロピレン樹脂は、23
0℃、2.16K g荷重で、エチレン系重合体は、1
90℃、2.16Kg荷重で行なった。
【0076】(6)ヘイズの測定 JIS K7105に準じて測定した。
【0077】(7)フィルムの成形加工性 多層上向き空冷インフレーション成形において、製膜速
度を80m/minでのバブルの安定性を2段階評価し
た。
【0078】 ○:バブル安定性が良好である ×:バブルの横揺れ、バブル径が変動する
【0079】(8)包装機械適性 寺岡精工(株)製ストレッチ自動包装機AW−3600を
用いて、自動条件にてC−33(サイズ:280mm×
210mm×28mm)およびFS−D5(サイズ:2
98mm×155mm×22mm)発砲ポリスチレント
レイの上に、200gの粘土を載せ、幅350mmのフ
ィルムで30パック連続包装し、各項目を評価した。 カット性 自動包装機内で、フィルムがギザ刃でカット可能かどう
かを2段階評価した。
【0080】 ○:問題なくカット可能である ×:カットは可能であるが、切り口がスムーズでない フィルム搬送性 自動包装機内で、フィルムがスムーズに搬送するかどう
かを2段階評価した。
【0081】 ○:問題なくスムーズに搬送し、ベルトからのフィルム
の抜けも良好である ×:ベルトからのフィルムの抜けが悪く、包装トラブル
が発生する 底面折り込み性 C−33の発泡トレイを包装した場合、トレイ底面部で
のフィルムの重なり具合を3段階評価した。
【0082】 ○:フィルムの重なり具合が20mm以上 △:フィルムの重なり具合が3〜20mm ×:フィルムの重なり具合が3mm未満か、フィルムの
重なりがない 仕上がり FS−D5の発泡トレイを包装した場合の皺の発生程度
2段階評価した。
【0083】 ○:皺の発生がなく良好である ×:皺が発生する 表面の白化程度 C−33の発泡トレイを包装した場合、フィルム表面の
白化程度を2段階評価した。
【0084】 ○:表面白化がなく良好である ×:フィルム表面が白化する
【0085】(9)ヒートシール性の評価 フィルムを1cm×5cmにサンプリングし、2枚重ね
て、(株)安田精機製作所製JISヒートシーラーに
て、所定の温度にて圧力0.5kg/cm2、1秒間で
シールして、フィルム同士が溶着する温度(TS)およ
びフィルムが融けて穴があく温度(TP)を求め、TP
−TSをヒートシール性の評価とした。
【0086】(10)突刺し強度の測定 引張試験機の内径100mmのクランプに、フィルムを
皺およびたるみが生じないように均一に取り付けた後、
先端の曲率半径2mm、直径4mmの押し棒をクロスヘ
ッドに取り付け、500mm/分の速度でフィルムを押
して、該押し棒がフィルムを突き破る強度を測定した。
【0087】2)使用樹脂 (1)ポリプロピレン系樹脂 (予備重合)攪拌機を備えた内容積1リットルのガラス
製オートクレーブ反応器を窒素ガスで十分に置換した
後、ヘプタン400mlを装入した。反応器内温度を2
0℃に保ち、ジシクロペンチルジメトキシシラン4.2
mmol、ヨウ化エチル21.5mmol、トリエチル
アルミニウム21.5mmolおよび三塩化チタン(丸
紅ソルベイ化学社製)21.5mmolを加えた後、プ
ロピレンを三塩化チタン1g当たり3gとなるように3
0分間連続的に反応器に導入した。
【0088】尚、この間の温度は、20℃に保持した。
プロピレンの供給を停止した後、反応器内を窒素ガスで
十分に置換し、得られたチタン含有ポリプロピレンを精
製ヘプタンで4回洗浄した。分析の結果、三塩化チタン
1g当たり2.9gのプロピレンが重合されていた。
【0089】(本重合)窒素置換を施した20リットル
のオートクレーブに、液体プロピレンを10リットル、
トリエチルアルミニウム24.0mmol、ジシクロペ
ンチルジメトキシシラン12.0mmol水素を気相中
の濃度が8mol%になるように加え、オートクレーブ
の内温を55℃に昇温した。予備重合で得られたチタン
含有ポリプロピレンを三塩化チタンとして3.0mmo
l加え、55℃で20分間プロピレンの重合を行った
(工程1)。
【0090】次に、エチレンを、気相中のエチレンガス
濃度をガスクロマトグラフで確認しながら10mol%
となるように供給し、120分間の重合(工程2)を行
いポリマーを得た。
【0091】(2)ポリプロピレン系樹脂 プロピレン系樹脂の本重合の工程1において水素の気
相中の濃度が18mol%になるように加えた以外は、
プロピレン系樹脂と同様の操作を行った。
【0092】(3)ポリプロピレン系樹脂 (予備重合)攪拌機を備えた内容積1リットルのガラス
製オートクレーブ反応器を窒素ガスで十分に置換した
後、ヘプタン400mlを装入した。反応器内温度を2
0℃に保ち、酢酸ブチル0.18mmol、ヨウ化エチ
ル22.7mmol、ジエチルアルミニウムクロライド
18.5mmolおよび三塩化チタン(丸紅ソルベイ化
学社製)22.7mmolを加えた後、プロピレンを三
塩化チタン1g当たり3gとなるように30分間連続的
に反応器に導入した。
【0093】尚、この間の温度は、20℃に保持した。
プロピレンの供給を停止した後、反応器内を窒素ガスで
十分に置換し、得られたチタン含有ポリプロピレンを精
製ヘプタンで4回洗浄した。分析の結果、三塩化チタン
1g当たり2.9gのプロピレンが重合されていた。
【0094】(本重合)窒素置換を施した20リットル
のオートクレーブに、液体プロピレンを10リットル、
ジエチルアルミニウムクロライド7.0mmol、酢酸
ブチル0.7mmol、水素を気相中の濃度が9mol
%になるように加え、オートクレーブの内温を45℃に
昇温した。予備重合で得られたチタン含有ポリプロピレ
ンを三塩化チタンとして0.87mmol加え、45℃
で60分間プロピレンの重合を行った(工程1)。
【0095】次に、エチレンを、気相中のエチレンガス
濃度をガスクロマトグラフで確認しながら9mol%と
なるように供給し、120分間の重合(工程2)を行い
ポリマーを得た。
【0096】(4)ポリプロピレン系樹脂 プロピレン−エチレンブロック共重合体:PER T3
10E(トクヤマ製)以上のポリプロピレン系樹脂〜
の物性を表1に示す。
【0097】
【表1】 結晶性ポリプロピレン樹脂:FA520 (株)トクヤ
マ製(MFR2.0g/10min、昇温温度溶離分別
法によって求めた90℃以上の溶出量成分74重量%) 実施例1 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 80重
量%、FA520 10重量%、水素添加テルペン樹脂
(クリアロン P125:ヤスハラケミカル製)10重
量%からなる組成物を用いた。
【0098】尚、上記全組成物についてA〜C成分を測
定した結果を表2に示す。
【0099】また、表面層の樹脂として、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(エバフレックスV5714:MFR
2.0g/10min、酢酸ビニルに基づく単量体の含
有量16重量%)98重量%、ジグリセリンモノオレー
ト2重量%の組成物を用いた。
【0100】これらの樹脂を、多層上向きインフレーシ
ョンフィルム成形機を用いて、第2層の押出機から基材
層樹脂組成物、第1層および第3層の押出機からエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体組成物を第1層:第2層:第3
層=1:3:1の吐出量で環状ダイスに押し出し、20
0℃で環状ダイス内にて積層し、フィルム状に押し出し
た。
【0101】次いで、溶融円筒状フィルムの内部にエア
ーを吹き込み、外部より環状に5℃のエアーを吹き付け
て、空冷固化させ、ブロー比7.0で厚さ13μmのフ
ィルムを得た。得られたフィルムのポリプロピレンの結
晶配向係数は、0.13であり、各種評価結果を表3に
示した。
【0102】実施例2 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 60重
量%、FA520 20重量%、水素添加テルペン樹脂
20重量%とした以外は、実施例1と同様に行った。
【0103】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0104】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.12であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0105】実施例3 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 40重
量%、FA520 30重量%、水素添加テルペン樹脂
30重量%とした以外は、実施例1と同様に行った。得
られたフィルムのポリプロピレンの結晶配向係数は、
0.12であり、各種評価結果を表3に示した。
【0106】実施例4 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂を用いた
以外は、実施例2と同様に行った。
【0107】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0108】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.09であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0109】比較例1 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 100
重量%とした以外は、実施例1と同様に行った。
【0110】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0111】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.22であり、各種評価結果を表2に示
した。
【0112】比較例2 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 40重
量%、FA520 50重量%、水素添加テルペン樹脂
10重量%とした以外は、実施例1と同様に行った。
【0113】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0114】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.23であり、各種評価結果を表3に示
した。 比較例3 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂 30重
量%、FA520 10重量%、水素添加テルペン樹脂
60重量%とした以外は、実施例1と同様に行った。
【0115】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0116】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.07であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0117】比較例4 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂とした以
外は、実施例2と同様に行った。
【0118】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0119】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.17であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0120】比較例5 基材層の樹脂として、ポリプロピレン系樹脂とした以
外は、実施例2と同様に行った。
【0121】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0122】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.11であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0123】比較例6 実施例2において、表面層の樹脂として、エチレン−酢
酸ビニル共重合体(エバフレックスV5701:MFR
2.0g/10min、酢酸ビニルに基づく単量体の含
有量25重量%)とした以外は、実施例2と同様に行っ
た。
【0124】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0125】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.09であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0126】比較例7 実施例2において、樹脂温度175℃、冷却ガス温度3
5℃、ブロー比1.5とした以外は、実施例2と同様に
行った。
【0127】尚、上記基材層を構成する全組成物につい
てA〜C成分を測定した結果を表2に示す。
【0128】得られたフィルムのポリプロピレンの結晶
配向係数は、0.32であり、各種評価結果を表3に示
した。
【0129】
【表2】
【0130】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23/16 C08L 23/16 57/02 57/02 93/04 93/04 Fターム(参考) 3E086 AD17 BA04 BA15 BB22 BB42 BB51 CA17 CA18 CA22 CA25 4F100 AJ02A AK02A AK07A AK08A AK64A AK68B AK68C AL03A AL05A BA03 BA06 BA10B BA10C GB15 JA11A JK01 JL01 JL12 JN01 YY00A YY00B YY00C 4J002 AF02Z BA00Z BB12W BB14W BB14Y BB15X BK00Z CE00Z CG02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層及び両表面層よりなる積層フィル
    ムであって、該基材層が、ポリプロピレン成分及びプロ
    ピレン−エチレンランダム共重合体成分により構成され
    た、下記(1)〜(3)の特性を有するポリプロピレン
    系樹脂90〜20重量%、結晶性ポリプロピレン樹脂5
    〜40重量%、石油樹脂、テルペン樹脂、ロジン樹脂か
    ら選ばれた少なくとも一種の水素添加樹脂類5〜40重
    量%の樹脂組成物により構成され、該両表面層が酢酸ビ
    ニルに基づく単量体の含有量が5〜20重量%のエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体により構成され、且つ上記積層
    フィルムのX線回折法によって求めた押出方向に対する
    ポリプロピレンの結晶配向係数が0.25以下であるス
    トレッチ包装用フィルム。 (1)エチレン含有量:10〜40モル% (2)ゲルパーミエーションクロマトグラフ法により測
    定される重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn
    との比(Mw/Mn):4〜16 (3)昇温溶離分別法により測定される溶出成分の割
    合: 20℃未満での溶出成分(A成分)の量:20〜53重
    量 20℃以上100℃未満での溶出成分(B成分)の量:
    20〜75重量% 100℃以上での溶出成分(C成分)の量:5〜50重
    量%
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の昇温溶離分別法により
    測定された、A成分のエチレン含有量が20〜50モル
    %、B成分のエチレン含有量が20モル%未満である請
    求項1に記載のストレッチ包装用フィルム。
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