JP2001052494A - シフトレジスタ及び電子装置 - Google Patents

シフトレジスタ及び電子装置

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JP2001052494A
JP2001052494A JP11224660A JP22466099A JP2001052494A JP 2001052494 A JP2001052494 A JP 2001052494A JP 11224660 A JP11224660 A JP 11224660A JP 22466099 A JP22466099 A JP 22466099A JP 2001052494 A JP2001052494 A JP 2001052494A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力信号のレベルを減衰させることなく後段
にシフトしていくと共に、トランジスタの特性変動を抑
止する。 【解決手段】 このシフトレジスタのk番目の段を例と
すると、TFT21は、k−1番目の段の出力信号OU
Tk−1によってオンし、出力信号OUTk−1のレベ
ルを配線容量C2、C5に出力する。出力信号OUTk
−1がハイレベルであった場合、配線容量C2、C5に
は電荷が蓄積され、TFT22、25がオンする。TF
T23を介して供給される電源電圧VddによりTFT
22がオンし、TFT26がオフする。信号CK1がハ
イレベルとなると、これがTFT25を介して出力信号
OUTkとして出力される。また、TFT27は、k+
1番目の出力信号OUTk+1によってオンし、配線容
量C2、C5に蓄積された電荷をディスチャージさせ
る。この場合、TFT26がオンし、定電圧Vssが出
力信号OUTkとして出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子や表示素
子を駆動するためのドライバとして好適なシフトレジス
タ、及びこのシフトレジスタを適用した電子装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マトリクス状に画素が配置された撮像素
子や表示素子を線順次で選択して走査するためのドライ
バには、前段からの出力信号を後段に順次シフトしてい
くシフトレジスタが広く用いられている。このようなシ
フトレジスタでは、従来、前段からの出力信号を減衰さ
せることなく後段にシフトしていくことは困難であっ
た。
【0003】特に近年における撮像素子や表示素子の高
精細化の要請により、このようなシフトレジスタの段数
も多くしていく必要が生じている。段数が増えることと
なると、後ろの方の段での信号の減衰が激しくなってし
まうという問題が生じる。このため、従来、このような
シフトレジスタには、各段からの出力信号を所定レベル
まで増幅するバッファを設けるのが通常であった。が、
バッファを設けることによって、シフトレジスタが大型
化してしまうという問題があった。
【0004】ところで、このようなシフトレジスタで出
力信号を順次シフトさせるために、シフトタイミングに
合わせて、各段に設けられた電界効果トランジスタのゲ
ート電極に制御信号を供給していく方法がある。例え
ば、電界効果トランジスタとしてnチャネル型のものを
使用した場合には、ハイレベルの制御信号がゲート電極
に印加される度に、ゲート絶縁膜に電子が注入される。
【0005】電界効果トランジスタは、ゲート絶縁膜に
注入された電子が電荷として蓄積されることによって、
その閾値電圧特性が正方向に移動していくことが実験的
に知られている。従って、ゲート電極に制御信号が頻繁
に印加されると、ソース電極とドレイン電極との間に電
流が流れにくくなり、シフトレジスタに誤動作が生じて
しまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、出力信号の
レベルを減衰させることなく後段にシフトしていくこと
が可能なシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適
用した電子装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明は、また、トランジスタの特性変動
を抑止することにより信頼性を高くすることができるシ
フトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適用した電子
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるシフトレジスタは、複
数の段からなり、前記シフトレジスタの各段は、前の段
から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されること
によってオンし、前の段から電流路の一端に供給された
所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1のトラ
ンジスタと、前記第1のトランジスタの制御端子の電流
路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によ
ってオンし、負荷を介して電流路の一端に供給される信
号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制
御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、
外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信
号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する
第3のトランジスタと、前記第2のトランジスタがオフ
しているときに負荷を介して制御端子に供給される信号
によってオンし、外部から電流路の一端に供給される定
電圧の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から
出力する第4のトランジスタと、次の段から所定レベル
の出力信号が制御端子に供給されることによってオン
し、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第
2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された
容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトランジスタ
とを備えることを特徴とする。
【0009】上記シフトレジスタでは、外部から供給さ
れる第1または第2の信号のレベルを、各段からの出力
信号のレベルとして出力することが可能となる。このた
め、前の段からの出力信号のレベルを減衰させることな
く、順次シフトさせていくことが可能となる。また、第
1〜第5のトランジスタがオン/オフ駆動されるのは、
当該段の出力信号が所定レベルとなるときの前後だけな
ので、オン/オフ駆動の回数を最低限に抑えることがで
きる。これにより、各トランジスタの閾値特性の変動を
抑止することができ、上記シフトレジスタは、長期間に
渡って安定して動作することが可能となる。
【0010】なお、上記シフトレジスタにおいて、1番
目の段では、第1のトランジスタの制御端子及び電流路
の一端に供給される信号を外部からの信号または1番後
ろの段の出力信号とすることができる。1番後ろの段で
は、第5のトランジスタの制御端子に供給される信号を
外部からの信号または1番目の段の出力信号とすること
ができる。
【0011】前記シフトレジスタの各段は、制御端子に
供給される第1または第2の信号のレベルを反転した信
号によってオンし、前記第3のトランジスタの電流路の
他端から出力された出力信号を放出させる第6のトラン
ジスタをさらに備えるものとすることができる。
【0012】前記シフトレジスタの各段は、前記第1の
トランジスタの電流路の他端と前記第2のトランジスタ
の制御端子との間に、前記容量に蓄積される電荷の量を
調整するための負荷素子をさらに備えるものとすること
ができる。
【0013】なお、前記シフトレジスタの奇数番目の段
には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から
供給され、前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第
1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給され
るものとすることができる。ここで、第1、第2の信号
はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフトし
ていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロッ
ト毎に交互にハイレベルとなるものとすることができ
る。
【0014】各段毎の前記第1のトランジスタの電流路
の一端及び制御端子は互いに接続されるようにすること
ができる。このため、第1のトランジスタは、電流路の
一端及び制御端子1度信号を入力すれば、所定レベルの
信号を電流路の他端に出力することができる。また、第
5のトランジスタが次の段から所定レベルの出力信号が
制御端子に供給されることによってオンし、前記第1の
トランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトラン
ジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された
電荷を排出させるので、排出時に第1のトランジスタの
制御端子にオン信号を供給する必要がない。このため、
本発明のシフトレジスタでは、各段の第1のトランジス
タの制御端子には、1垂直期間に1度しかオン信号を供
給しなくてよいため、オン信号の入力により第1のトラ
ンジスタのしきい値ゲート電圧が大きくシフトしてしま
う問題を解消することができる。
【0015】また、前記複数の段のそれぞれを構成する
各トランジスタは、同一のチャネル型の電界効果トラン
ジスタであることを好適とする。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかるシフトレジスタは、複数の段からなり、前
記シフトレジスタの各段は、前の段から所定レベルの出
力信号が供給されることによってオンし、内部に電荷を
蓄積させることにより、所定レベルの信号を当該段の出
力信号として出力させる第1のトランジスタと、次の段
からの出力信号によってオンし、前記第1のトランジス
タがオンしていたときに蓄積された電荷を放出させる第
2のトランジスタとを備えることを特徴とする。
【0017】なお、前記シフトレジスタの奇数番目の段
には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から
供給され、前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第
1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給され
るものとすることができる。ここで、第1、第2の信号
はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフトし
ていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロッ
ト毎に交互にハイレベルとなるものとすることができ
る。
【0018】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点にかかる電子装置は、複数の段からなり、出力信号
をシフトさせることによって所定レベルの信号を各段か
ら順次出力するドライバと、前記ドライバの各段から出
力された出力信号によって選択される複数の画素によっ
て構成された駆動素子とを備え、前記ドライバの各段
は、前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給
されることによってオンし、前の段から電流路の一端に
供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する
第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタの制御
端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積され
た電荷によってオンし、負荷を介して電流路の一端に供
給される信号を電流路の他端から放出する第2のトラン
ジスタと、前記第1のトランジスタの制御端子の電流路
の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によっ
てオンし、外部から電流路の一端に供給される第1また
は第2の信号を当該段の出力信号として電流路の他端か
ら出力する第3のトランジスタと、前記第2のトランジ
スタがオフしているときに負荷を介して制御端子に供給
される信号によってオンし、外部から電流路の一端に供
給される定電圧の信号を当該段の出力信号として電流路
の他端から出力する第4のトランジスタと、次の段から
所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによ
ってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と
前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成
された容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトラン
ジスタとを備えることを特徴とする。
【0019】上記電子装置において、前記ドライバの奇
数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第1の信号
が外部から供給され、前記ドライバの偶数番目の段に
は、第1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供
給されるものとすることができる。ここで、第1、第2
の信号はそれぞれ、前記ドライバの出力信号をシフトし
ていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロッ
ト毎に交互にハイレベルとなるものとすることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0021】図1は、この実施の形態にかかる撮像装置
の構成を示すブロック図である。図示するように、この
撮像装置は、画像を撮影する撮像素子1、並びにコント
ローラからの制御信号に従って撮像素子1を駆動するた
めのトップゲートドライバ2、ボトムゲートドライバ3
及びドレインドライバ4から構成されている。
【0022】撮像素子1は、マトリクス状に配置された
複数のダブルゲートトランジスタ10を構成する。ダブ
ルゲートトランジスタ10は、図2に示すように、ガラ
ス等の基板41上に形成されたクロムよりなるボトムゲ
ート電極42と、ボトムゲート電極42上に形成された
窒化シリコンよりなるボトムゲート絶縁膜43と、ボト
ムゲート絶縁膜43上にボトムゲート電極42と対向し
て形成されたアモルファスシリコン又はポリシリコンか
らなる半導体層44と、半導体層44上に形成された窒
化シリコンからなるブロッキング層45と、ブロッキン
グ層45の一端上から半導体層44上に跨って設けられ
たn型不純物がドープされたアモルファスシリコンまた
はポリシリコンからなるn型半導体層46aと、ブロッ
キング層45の他端上から半導体層44上に跨って設け
られたn型不純物がドープされたアモルファスシリコン
またはポリシリコンからなるn型半導体層46bと、n
型半導体層46a、46b上からボトムゲート絶縁膜4
3上にわたって形成されたクロムよりなるドレイン電極
47、ソース電極48と、ボトムゲート絶縁膜43上及
びソース、ドレイン電極47、48上を覆うように形成
された窒化シリコンからなるトップゲート絶縁膜49
と、トップゲート絶縁膜49上に半導体層44に対向す
るように形成されたITOよりなるトップゲート電極5
0と、トップゲート絶縁膜49及びトップゲート電極5
0を覆うように形成された窒化シリコンからなる層間絶
縁膜51と、から構成される。
【0023】ダブルゲートトランジスタ10のトップゲ
ート電極50はトップゲートラインTGLに、ボトムゲ
ート電極42はボトムゲートラインBGLに、ドレイン
電極47はドレインラインDLに、ソース電極48は接
地されたグラウンドラインGLにそれぞれ接続されてい
る。撮像素子1を構成するダブルゲートトランジスタ1
0の駆動原理については後述する。
【0024】トップゲートドライバ2は、撮像素子1の
トップゲートラインTGLに接続され、コントローラか
らの制御信号Tcntに従って、各トップゲートライン
TGLに+15(V)または−15(V)の信号を出力
する。トップゲートドライバ2は、コントローラから供
給される信号に従って、+15(V)の信号を各トップ
ゲートラインTGLに順次選択的に出力するシフトレジ
スタで構成される。トップゲートドライバ2の詳細につ
いては後述する。
【0025】ボトムゲートドライバ3は、撮像素子1の
ボトムゲートラインBGLに接続され、コントローラか
らの制御信号Bcntに従って、各トップゲートライン
TGLに+10(V)または0(V)の信号を出力す
る。トップゲートドライバ2は、コントローラから供給
される信号に従って、+10(V)の信号を各トップゲ
ートラインTGLに順次選択的に出力するシフトレジス
タで構成される。ボトムゲートドライバ3の詳細につい
ては後述する。
【0026】ドレインドライバ4は、撮像素子1のドレ
インラインDLに接続され、コントローラからの制御信
号Dcntに従って、後述する所定の期間において全て
のドレインラインDLに定電圧(+10(V))を出力
し、電荷をプリチャージさせる。ドレインドライバ4
は、プリチャージの後の所定の期間においてダブルゲー
トトランジスタ10の半導体層44にチャネルが形成さ
れているか否かによって変化する各ドレインラインDL
の電位を読み出し、画像データDATAとしてコントロ
ーラに供給する。
【0027】次に、撮像素子1を構成するダブルゲート
トランジスタ10の駆動原理について、図3(a)〜
(f)の模式図を参照して説明する。
【0028】ダブルゲートトランジスタ10の半導体層
44のチャネル形成領域は、n型半導体層46a、46
b間のブロッキング層45の下に発生するため、チャネ
ル長はブロッキング層45のチャネル長方向の長さに等
しい。したがって、図3(a)に示すように、ボトムゲ
ート電極(BG)42に印加されている電圧が0(V)
であるときは、トップゲート電極(TG)50に印加さ
れている電圧が+15(V)であっても、チャネルの両
端にかかる電界がトップゲート電極(TG)50に印加
されている電圧でなく、ソース、ドレイン電極47、4
8の電圧になるので半導体層44にはチャネル長方向に
連続したnチャネルが形成されず、ドレイン電極46a
(D)に+10(V)の電圧が供給されても、ドレイン
電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電
流は流れない。また、この状態では、後述するように半
導体層44及び半導体層44のチャネル領域直上のブロ
ッキング層45に蓄積された正孔が同じ極性のトップゲ
ート電極(TG)50の電圧により反発し、吐出され
る。以下、この状態をリセット状態という。
【0029】図3(b)に示すように、トップゲート電
極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)で
あり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている
電圧が0(V)であるときは、半導体層44にはnチャ
ネルが形成されず、ドレイン電極46a(D)に+10
(V)の電圧が供給されても、ドレイン電極(D)46
aとソース電極(S)46bとの間に電流は流れない。
【0030】このように、半導体層44のチャネル領域
の両端とトップゲート電極(TG)50との間にそれぞ
れドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46b
が配置されているため、チャネル領域の両端には、ドレ
イン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの電
界に影響されるため、トップゲート電極(TG)50の
みの電界では連続したチャネルを形成することができな
いので、ボトムゲート電極(BG)42に印加されてい
る電圧が0(V)である場合には、トップゲート電極
(TG)18に印加されている電圧の如何に関わらず、
半導体層44にnチャネルが形成されることはない。
【0031】図3(c)に示すように、トップゲート電
極(TG)50に印加されている電圧が+15(V)で
あり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている
電圧が+10(V)であるときは、半導体層44のボト
ムゲート電極(BG)42側にnチャネルが形成され
る。これにより、半導体層44が低抵抗化し、ドレイン
電極46aに+10(V)の電圧が供給されると、ドレ
イン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間
に電流が流れる。
【0032】図3(d)に示すように、後述するように
半導体層44内に十分な量の正孔が蓄積されず、トップ
ゲート電極(TG)50に印加されている電圧が−15
(V)であると、ボトムゲート電極(BG)42に印加
されている電圧が+10(V)であっても、半導体層4
4の内部に空乏層が広がり、nチャネルがピンチオフさ
れて、半導体層44が高抵抗化する。このため、ドレイ
ン電極46aに+10(V)の電圧が供給されても、ド
レイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの
間に電流が流れない。以下、この状態を第1の読み出し
状態という。
【0033】半導体層44には入射された励起光の光量
に応じて正孔−電子対が生じる。このとき図3(e)に
示すように、トップゲート電極(TG)50に印加され
ている電圧が−15(V)であり、ボトムゲート電極
(BG)42に印加されている電圧が0(V)である
と、正孔−電子対のうち正極性の正孔が半導体層44及
び半導体層44のチャネル領域直上のブロッキング層4
5に蓄積される。以下、上述したリセット状態となり、
後述する読み出し状態となるまでにおけるこの状態をフ
ォトセンス状態という。なお、こうしてトップゲート電
極(TG)50の電界に応じて半導体層44内に蓄積さ
れた正孔は、リセット状態となるまで半導体層44から
吐出されることはない。
【0034】図3(f)に示すように、トップゲート電
極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)で
あり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている
電圧が+10(V)であるが、半導体層44内に正孔が
蓄積されている場合には、蓄積されている正孔が負電圧
の印加されているトップゲート電極50に引き寄せられ
て保持され、トップゲート電極50に印加されている負
電圧が半導体層44に及ぼす影響を緩和する方向に働
く。このため、半導体層44のボトムゲート電極(B
G)42側にnチャネルが形成され、半導体層44が低
抵抗化して、ドレイン電極46aに+10(V)の電圧
が供給されると、ドレイン電極(D)46aとソース電
極(S)46bとの間に電流が流れる。以下、この状態
を第2の読み出し状態という。
【0035】次に、図1に示すトップゲートドライバ2
の詳細について説明する。図4は、トップゲートドライ
バ2の全体の構成を示すブロック図である。撮像素子1
に配されているダブルゲートトランジスタ10の行数
(トップゲートラインTGLの数)をnとすると、トッ
プゲートドライバ2は、n個の段RS(1)〜RS
(n)から構成される。但し、図4では、nが偶数であ
る場合の構成を示している。
【0036】コントローラからの制御信号Tcntとし
て、奇数番目の段RS(1),RS(3),・・・に
は、信号CK1が供給されている。偶数番目の段RS
(2),RS(4),・・・には、信号CK2が供給さ
れている。各段共に、コントローラから定電圧Vssが
供給されている。信号CK1、CK2のハイレベルは+
15(V)、ローレベルは−15(V)である。また、
定電圧Vssのレベルは−15(V)である。
【0037】また、1番目の段RS(1)には、コント
ローラからスタート信号INが供給される。スタート信
号INのハイレベルは+15(V)、ローレベルは−1
5(V)である。2番目以降の段RS(2)〜RS
(n)には、それぞれの前段RS(1)〜RS(n−
1)からの出力信号OUT1〜OUTn−1が供給され
る。さらに、各段RS(k)(k:1〜nの整数)に
は、後ろの段RS(k+1)〜の出力信号OUTk+1
(但し、最終段RS(n)の場合は1番目の段RS
(1)の出力信号OUT1)がリセットパルスとして供
給される。なお、各段RS(1)〜RS(n)の出力信
号OUT1〜OUTnは、撮像素子1のトップゲートラ
インTGLにそれぞれ出力される。
【0038】図5は、トップゲートドライバ2の各段R
S(1)〜RS(n)の回路構成を示す図である。図示
するように、各段RS(1)〜RS(n)は、基本構成
として6つのTFT(Thin Film Transistor)21、2
2、23、25、26、27を有している。TFT2
1、22、23、25、26、27は、いずれもnチャ
ネルMOS型の電界効果トランジスタで構成され、ゲー
ト絶縁膜に窒化シリコンを用い、半導体層にアモルファ
スシリコンを用いている。
【0039】各段RS(k)のTFT21のゲート電極
及びドレイン電極は互いに前段RS(k−1)のTFT
25のソース電極に接続され、TFT21のソース電極
は、TFT22のゲート電極、TFT25のゲート電極
及びTFT27のドレイン電極に接続されている。TF
T22のドレイン電極は、TFT23のソース電極及び
TFT26のゲート電極に接続され、TFT22のソー
ス電極及びTFT27のソース電極には定電圧Vssが
供給されている。そして、TFT23のゲート電極及び
ドレイン電極には基準電圧Vddが供給され、奇数段の
TFT25のドレイン電極には信号CK1が供給され、
偶数段のTFT25のドレイン電極には信号CK2が供
給され、各段のTFT25のソース電極はTFT26の
ドレイン電極に接続され、TFT26のソース電極には
定電圧Vssが供給されている。TFT27のゲート電
極には、次段の出力信号OUTk+1が入力される。こ
こで、1段目以外の奇数番目の段RS(k)を例とし
て、各段RS(1)〜RS(n)の機能を説明する。
【0040】TFT21のゲート電極とドレイン電極と
には、前の段RS(k−1)からの出力信号OUTk−
1が供給される。TFT21は、ハイレベルの出力信号
OUTk−1が供給されたときにオンし、この出力信号
OUTk−1によりドレイン電極とソース電極との間に
電流が流れることによって、TFT21のソース電極と
TFT22、25のゲート電極との間の配線にそれぞれ
形成されている配線容量C2、C5に電荷をチャージさ
せる。
【0041】TFT23のゲート電極とドレイン電極と
には、基準電圧Vddが供給されているので、TFT2
3は、基準電圧Vddを分圧する負荷としての機能を有
する。
【0042】TFT22は、配線容量C2に電荷がチャ
ージされていないときにオフ状態となり、TFT23を
介して供給された基準電圧Vddにより配線容量C6に
電荷をチャージさせる。また、TFT22は、配線容量
C2に電荷がチャージされているときにオン状態とな
り、ドレイン電極とソース電極との間に貫通電流を流さ
せる。ここで、TFT22、23は、いわゆるEE型の
構成となっているため、TFT23が完全なオフ抵抗と
ならないことで配線容量C6に蓄積された電荷が完全に
ディスチャージされないことがあるが、TFT26の閾
値電圧よりも十分に低い電圧となる。
【0043】TFT25のドレイン電極には、信号CK
1が供給される。TFT25は、配線容量C5に電荷が
チャージされているとき(すなわち、TFT26がオフ
状態のとき)にオン状態となり、入力された信号CK1
によりゲート電極とソース電極と並びにそれらの間のゲ
ート絶縁膜からなる寄生容量へのチャージアップされ、
ゲート電極とドレイン電極と並びにそれらの間のゲート
絶縁膜による寄生容量がオン電流によりチャージアップ
されることにより、配線容量C5の電位が上昇しゲート
飽和電圧にまで達するとソース−ドレイン電流が飽和す
る。これにより、出力信号OUTkは、実質的に信号C
K1とほぼ同電位となる。TFT25は、また、配線容
量C5に電荷がチャージされていないとき(すなわち、
TFT26がオン状態のとき)にオフ状態となり、ドレ
イン電極に供給された信号CK1の出力を遮断する。
【0044】TFT26のドレイン電極には、定電圧V
ssが供給される。TFT26は、配線容量C6に電荷
がチャージされていないとき(すなわち、TFT25が
オン状態のとき)にオフ状態となり、TFT25のソー
ス電極から出力された信号のレベルを当該段の出力信号
OUTkとして出力させる。TFT26は、また、配線
容量C6に電荷がチャージされているとき(すなわち、
TFT25がオフ状態のとき)にオン状態となり、ドレ
イン電極に供給された定電圧Vssのレベルをソース電
極から当該段の出力信号OUTkとして出力させる。
【0045】TFT27のゲート電極には、後ろの段R
S(k+1)の出力信号OUTk+1が供給される。T
FT27は、ゲート電極に供給される出力信号OUTk
+1がハイレベルになったときにオンし、配線容量C
2、C5に蓄積された電荷をディスチャージさせる。
【0046】なお、偶数番目の段RS(k)において
は、TFT25のドレイン電極に信号CK2が、信号C
K1の代わりにコントローラから供給される。また、1
番目の段RS(1)においては、TFT21のゲート電
極及びドレイン電極にスタート信号INが、前の段の出
力信号の代わりにコントローラから供給される。最後の
段RS(n)においては、TFT27のゲート電極に1
番目の段RS(1)の出力信号OUT1が、供給され
る。
【0047】次に、図1に示すボトムゲートドライバ3
の詳細について説明すると、ボトムゲートドライバ3
は、全体の構成及び各段の構成共に、トップゲートドラ
イバ2の構成と同じである。但し、ボトムゲートドライ
バ3は、定電圧Vss(−15(V))の代わりに定電
圧Vss(0(V))がコントローラから供給される。
信号CK1、CK2のローレベルは、定電圧Vssのレ
ベルと同じ0(V)である。また、制御信号Bcntに
含まれる各信号のコントローラからの供給タイミング
が、制御信号Tcntに含まれる各信号の供給タイミン
グと異なる。
【0048】以下、この実施の形態にかかる撮像装置の
動作について説明する。最初に、トップゲートドライバ
2及びボトムゲートドライバ3の動作について説明す
る。なお、トップゲートドライバ2とボトムゲートドラ
イバ3とは、実質的には信号の入力タイミングと定電圧
Vssのレベルが異なり、これに合わせて出力信号の出
力タイミングとレベルとが異なるだけなので、ボトムゲ
ートドライバ3については、トップゲートドライバ2と
異なる部分だけを説明することとする。
【0049】図6は、トップゲートドライバ2(または
ボトムゲートドライバ3)の動作を示すタイミングチャ
ートである。1垂直期間が開始したタイミングtnにお
いて、コントローラから1番目の段RS(1)に供給さ
れるスタート信号INが立ち上がる。スタート信号IN
は、1水平期間が終了するタイミングt1までの所定期
間においてハイレベルとなっている。
【0050】タイミングtnからt1までの間の所定期
間、ハイレベルのスタート信号INがコントローラから
1番目の段RS(1)のTFT21のゲート電極に供給
されると、1番目の段RS(1)のTFT21がオンす
る。このとき、ハイレベルのスタート信号INは、1番
目の段RS(2)のTFT21のドレイン電極にも供給
されており、ドレイン電極とソース電極との間に電流が
流れることで、1番目の段RS(1)の配線容量C2、
C5に電荷がチャージされる。そして、配線容量C2、
C5の電位がハイレベルとなることで、TFT22、2
5がそれぞれオンする。
【0051】この期間、段RS(2)〜RS(n)のT
FT21のドレイン電極及びゲート電極には、ハイレベ
ルのスタート信号INが入力されていないので、段RS
(2)〜RS(n)のTFT21のゲート絶縁膜及び半
導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大きな
影響を及ぼす程度に電子が蓄積されることはない。ま
た、1番目の段RS(1)のTFT21のゲート電極及
びドレイン電極には、1垂直期間のうちタイミングtn
からt1までの間だけしかハイレベルにならないので、
1番目の段RS(1)のTFT21のゲート絶縁膜及び
半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大き
な影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることはな
い。
【0052】TFT22がオンするまで、1番目の段R
S(1)の配線容量C6は、TFT23を介して供給さ
れる基準電圧Vddによって電荷が蓄積されてハイレベ
ルとなっている。ここで、TFT22がオンしたことに
よって、配線容量C6に蓄積されている電荷がディスチ
ャージされる。これにより、1番目の段RS(1)のT
FT26は、ゲート電極の電位がローレベルとなってオ
フする。また、ハイレベルのスタート信号INが供給さ
れている期間は信号CK2がハイレベルとなっているた
め、連続して駆動している場合は、n番目の段RS
(n)のTFT25から出力信号OUTnが出力され
る。
【0053】次に、タイミングt1からt2までの所定
期間、信号CK1がハイレベルとなる。このとき、1番
目の段RS(1)においては、TFT25がオン、TF
T26がオフとなることから、TFT25のソース電極
から、ほぼ信号CK1のハイレベルが出力信号OUT1
として出力される。
【0054】また、タイミングt1からt2までの所定
期間、1番目の段RS(1)から出力されているハイレ
ベルの出力信号OUT1は、2番目の段RS(2)のT
FT21のゲート電極及びドレイン電極に供給されてい
る。これにより、1番目の段RS(1)にハイレベルの
スタート信号INが供給された場合と同様に、2番目の
段RS(2)の配線容量C2、C5に電荷がチャージさ
れる。タイミングt1からt2までの一部の間、2番目
の段RS(2)においては、TFT25がオン、TFT
26がオフとなるが、TFT25のドレイン電極に供給
されている信号CK2がローレベルであるため、ほぼ信
号CK2のローレベルが出力信号OUT2として出力さ
れる。
【0055】また同時に、ハイレベルの出力信号OUT
1は、n番目の段RS(n)のTFT27のゲート電極
に供給されているので、前の垂直期間においてn番目の
段RS(n)の配線容量C2、C5に蓄積された電荷が
ディスチャージされ、定電圧Vssとなる。このためn
番目の段RS(n)のTFT21が再びオンするまでの
間、n番目の段RS(n)の配線容量C2、C5がフロ
ーティング状態になることがなく安定して駆動すること
ができる。こうして3〜n番目の段RS(3)〜RS
(n)では、タイミングt1からt2までの間、配線容
量C2、C5の電位がローレベルとなり、TFT22、
25がオフ状態となる。配線容量C6の電位がハイレベ
ルとなり、TFT26がオン状態となる。これにより、
3〜n番目の段RS(3)〜RS(n)においては、ほ
ぼ定電圧Vssのレベルが出力信号OUT3〜OUTn
としてそれぞれ出力される。
【0056】またこの期間、各段RS(1)〜RS
(n)のTFT21のうち、ゲート電極及びドレイン電
極にハイ電圧が印加されているのは2番目の段RS
(2)のみであり、他の段のTFT21のゲート絶縁膜
及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に
大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることは
ない。
【0057】次に、タイミングt2からt3までの所定
期間、信号CK2がハイレベルとなる。タイミングt2
からt3までの間においては、タイミングt1からt2
までの間における1番目、2番目、n番目の段RS
(1)、RS(2)、RS(n)をそれぞれRS
(2)、RS(3)、RS(1)に、信号CK1、CK
2をそれぞれ信号CK2、CK1に置き換えると、各段
RS(1)〜RS(n)はタイミングt1からt2まで
の間と同様に動作することとなる。すなわち、タイミン
グt2からt3までの間においては、2番目の段RS
(2)からの出力信号OUT2が所定期間ハイレベルと
なり、それ以外の段RS(1)、RS(3)〜RS
(n)からの出力信号OUT1、OUT3〜OUTnが
ローレベルとなる。
【0058】2番目の段RS(2)からのハイレベルの
出力信号OUT2は、1番目の段RS(1)のTFT2
7のゲート電極へ出力され、1番目の段RS(1)の配
線容量C2、C5の電位を定電圧Vssにする。このた
め1番目の段RS(1)のTFT21が再びオンするま
での間、1番目の段RS(1)の配線容量C2、C5が
フローティング状態になることがなく安定して駆動する
ことができる。またこの期間、各段RS(1)〜RS
(n)のTFT21のうち、ゲート電極及びドレイン電
極にオン電圧が印加されているのは3番目の段RS
(3)のみであり、他の段のTFT21のゲート絶縁膜
及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に
大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることは
ない。
【0059】また、タイミングt3からt4までの間に
おいては、タイミングt1からt2までの間における1
番目、2番目、n番目の段RS(1)、RS(2)、R
S(n)をそれぞれRS(3)、RS(4)、RS
(2)に置き換えると、各段RS(1)〜RS(n)は
タイミングt1からt2までの間と同様に動作すること
となる。すなわち、タイミングt3からt4までの間に
おいては、3番目の段RS(3)からの出力信号OUT
3が所定期間ハイレベルとなり、それ以外の段RS
(1)、RS(2)、RS(4)〜RS(n)からの出
力信号OUT1、OUT2、OUT4〜OUTnがロー
レベルとなる。
【0060】また、3番目の段RS(3)からのハイレ
ベルの出力信号OUT3は、2番目の段RS(2)のT
FT27のゲート電極へ出力され、2番目の段RS
(2)の配線容量C2、C5の電位を定電圧Vssにす
る。このため2番目の段RS(2)のTFT21が再び
オンするまでの間、2番目の段RS(2)の配線容量C
2、C5がフローティング状態になることがなく安定し
て駆動することができる。
【0061】以下同様に、タイミングtn−1からtn
までの所定期間においては、n−1番目の段RS(n−
1)のTFT25からハイレベルの出力信号OUTn−
1が出力され、タイミングtnからt1までの間にn番
目の段RS(n)のTFT25からハイレベルの出力信
号OUTnが出力される。したがって、タイミングt1
から次のタイミングt1までの間が1垂直期間となっ
て、ハイレベルの出力信号OUT1からOUTn−1を
順次出力する。
【0062】なお、図5のタイミングチャートにおい
て、トップゲートドライバ2として適用した場合には、
コントローラからの信号CK1、CK2がハイレベルと
なっている所定期間は、1水平期間の全体であっても、
1水平期間の一部でもよい。すなわち、トップゲートド
ライバ2では、後述するようにリセット電圧を1Tの期
間出力してもよく、また1T未満の間出力してもよい。
【0063】一方、ボトムゲートドライバ3として適用
した場合には、コントローラからの信号CK1、CK2
がハイレベルとなっている所定期間は、1水平期間のう
ちの前半半分である。すなわち、ボトムゲートドライバ
3では、ハイレベルの出力信号OUTkとハイレベルの
出力信号OUTk+1との間に、後述するようにドレイ
ンラインDLにプリチャージ電圧を供給する期間がな
る。
【0064】また、信号CK1、CK2のローレベル、
定電圧Vssのレベルの違いにより、各段RS(1)〜
RS(n)から出力される出力信号OUT1〜OUTn
のローレベルは、トップゲートドライバ2として適用し
た場合は−15(V)、ボトムゲートドライバ3として
適用した場合は0(V)である。さらに、信号CK1、
CK2のハイレベルの違いにより、各段RS(1)〜R
S(n)から出力される出力信号OUT1〜OUTnの
ハイレベルは、トップゲートドライバ2として適用した
場合は+15(V)、ボトムゲートドライバ3として適
用した場合は+10(V)である。
【0065】次に、撮像素子1を駆動して画像を撮影す
るための全体の動作について、図7(a)〜(i)に示
す模式図を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て、1Tの期間は、1水平期間と同じ長さを有するもの
とする。また、説明を簡単にするため、撮像素子1に配
置されているダブルゲートトランジスタ10のうち、最
初の3行のみを考えることとする。
【0066】まず、タイミングT1からT2までの1T
の期間において、図7(a)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、1行目のトップゲートラインTGLを
選択して+15(V)を出力し、2、3行目(他の全
行)のトップゲートラインTGLに−15(V)を出力
する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボト
ムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間
において、1行目のダブルゲートトランジスタ10がリ
セット状態となり、2、3行目のダブルゲートトランジ
スタ10が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状
態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0067】次に、タイミングT2からT3までの1T
の期間において、図7(b)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、2行目のトップゲートラインTGLを
選択して+15(V)を出力し、他のトップゲートライ
ンTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲー
トドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに
0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となり、
2行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態
となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10が前の
垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセン
スに影響しない状態)となる。
【0068】次に、タイミングT3からT4までの1T
の期間において、図7(c)に示すように、トップゲー
トドライバ2は、3行目のトップゲートラインTGLを
選択して+15(V)を出力し、他のトップゲートライ
ンTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲー
トドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに
0(V)を出力する。この期間において、1、2行目の
ダブルゲートトランジスタがフォトセンス状態となり、
3行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態
となる。
【0069】次に、タイミングT4からT4.5までの
0.5Tの期間において、図7(d)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、すべての行のダブルゲートトランジス
タ10がフォトセンス状態となる。
【0070】次に、タイミングT4.5からT5までの
0.5Tの期間において、図7(e)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、1行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1行
目のダブルゲートトランジスタ10が第1または第2の
読み出し状態となり、2、3行目のダブルゲートトラン
ジスタ10がフォトセンス状態のままとなる。
【0071】ここで、1行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。データドライバ4は、タイミングT4.5からT5
までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、1行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0072】次に、タイミングT5からT5.5までの
0.5Tの期間において、図7(f)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ1
0が読み出しを終了した状態となり、2、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0073】次に、タイミングT5.5からT6までの
0.5Tの期間において、図7(g)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、2行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1行
目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了し
た状態となり、2行目のダブルゲートトランジスタ10
が第1または第2の読み出し状態となり、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0074】ここで、2行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。データドライバ4は、タイミングT5.5からT6
までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、2行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0075】次に、タイミングT6からT6.5までの
0.5Tの期間において、図7(h)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0
(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべ
てのドレインラインDLに+10(V)を出力する。こ
の期間において、1、2行目のダブルゲートトランジス
タ10が読み出しを終了した状態となり、3行目のダブ
ルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0076】次に、タイミングT6.5からT7までの
0.5Tの期間において、図7(i)に示すように、ト
ップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートライン
TGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲート
ドライバ3は、3行目のボトムゲートラインBGLを選
択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートライン
BGLに0(V)を出力する。この期間において、1、
2行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終
了した状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ
10が第1または第2の読み出し状態となる。
【0077】ここで、3行目のダブルゲートトランジス
タ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT
4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層に照射
されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内
にnチャネルが形成されるため、対応するドレインライ
ンDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミ
ングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層
に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半
導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応す
るドレインラインDL上の電荷はディスチャージされな
い。データドライバ4は、タイミングT6.5からT7
までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出
し、3行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した
画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0078】こうしてドレインドライバ4から行毎に供
給された画像データDATAに対して、コントローラが
所定の処理を行うことで、撮像対象物の画像データが生
成される。
【0079】なお、フォトセンス時以外でも、例えば読
み出し後でもダブルゲートトランジスタ10にはトップ
ゲート電極50に−15(V)、ボトムゲート電極42
に0(V)が印加され、励起光に応じて電子−正孔対が
発生されるが、読み出し後に蓄積されたキャリアをリセ
ットにより吐出してからフォトセンスを開始するので、
フォトセンス時にダブルゲートトランジスタ10で発生
した電子−正孔対は、所定期間中の光入射によるもので
あり、高い精度で撮像することができる。
【0080】また、励起光に対して感度がよい半導体層
を適用した場合、フォトセンス期間が長いと暗くても明
るいときと同程度のキャリアを蓄積してしまうことがあ
るためフォトセンスの暗と明の電圧比が低くなってしま
うが、トップゲートドライバ2とボトムゲートドライバ
3の転送速度を制御することにより最適な電圧比になる
ようにフォトセンス時間を設定することができる。
【0081】以上説明したように、この実施の形態にか
かる撮像装置では、撮像素子1のトップゲートラインT
GL及びボトムゲートラインBGLを選択するためのト
ップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、
コントローラから制御信号Tcnt、Bcntとして供
給される信号CK1、CK2の電圧レベルを各段RS
(1)〜RS(n)の出力信号として出力することがで
きる。このため、撮像素子1に配置されたダブルゲート
トランジスタ10の行数が多くなり、トップゲートドラ
イバ2及びボトムゲートドライバ3の段数が多くなって
も、後ろの方の段で出力信号のレベルが減衰してしまう
ことがない。
【0082】また、トップゲートドライバ2及びボトム
ゲートドライバ3の各段RS(k)(k:1〜nの整
数)を構成するTFT21のゲート電極にハイレベルの
信号が印加されるのは、それぞれの前段からハイレベル
の出力信号OUTk−1(但し、第1段RS(1)では
コントローラからのスタート信号IN)が供給されてい
るときだけである。すなわち、各段RS(k)のTFT
21は、出力信号をシフトさせるために特に必要な場合
以外、オン/オフ駆動されることはない。このため、各
段RS(k)のTFT21の閾値電圧特性の変動を極力
抑えることができ、閾値電圧特性の変動によるトップゲ
ートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の誤動作を
抑えることができる。
【0083】また、この実施の形態にかかる撮像装置で
適用されているトップゲートドライバ2及びボトムゲー
トドライバ3の各段RS(k)を構成するTFT21
は、前段RS(k−1)からの出力信号OUTk−1
(但し、1番目の段RS(1)ではコントローラからの
制御信号IN)によってオンされ、配線容量C2、C5
に電荷をチャージさせる。つまり、配線容量C2、C5
に電荷をチャージさせるために特別な制御信号をコント
ローラから供給する必要がなく、トップゲートドライバ
2及びボトムゲートドライバ3を外部のコントローラと
接続するための端子数を少なくすることができる。
【0084】また、一旦配線容量C2、C5にチャージ
された電荷は、TFT21を介さずにTFT27を介し
て排出されるので、配線容量C2、C5をディスチャー
ジの際に前段の出力信号OUTをハイレベルにさせるこ
とがない。
【0085】さらに、この実施の形態にかかる撮像装置
では、撮像素子1を構成する素子は、ダブルゲートトラ
ンジスタ10だけであるのに対して、トップゲートドラ
イバ2及びボトムゲートドライバ3を構成する素子は、
TFT21〜23、25〜27だけである。ここで、T
FT21〜23、25〜27は、ダブルゲートトランジ
スタ10のトップゲート電極(またはボトムゲート電
極)を除いた構造のものとすることができるので、トッ
プゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、撮
像素子1と同一の基板上に、同一のプロセスで形成する
ことができる。
【0086】従って、撮像素子1、トップゲートドライ
バ2及びボトムゲートドライバ3を含む撮像装置を低コ
ストで製造することが可能になると共に、撮像素子1と
トップゲートドライバ2またはボトムゲートドライバ3
との間の接続不良が発生することを抑えることができ
る。さらには、トップゲートドライバ2及びボトムゲー
トドライバ3を別モジュールで製造して取り付けるより
も、撮像装置全体を薄型に形成することができる。
【0087】本発明は、上記の実施の形態に限られず、
種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可
能な上記の実施の形態の変形態様について、説明する。
【0088】上記の実施の形態では、トップゲートドラ
イバ2及びボトムゲートドライバ3は、各段が基本構成
としての6つのTFT21〜23、25〜27から構成
されるものとしていた。しかしながら、トップゲートド
ライバ2及びボトムゲートドライバ3は、この構成に限
られるものではない。トップゲートドライバ2及びボト
ムゲートドライバ3の他の構成例について、図8〜図1
4を参照して説明する。
【0089】図8に示す構成では、トップゲートドライ
バ2またはボトムゲートドライバ3の各段(k:1〜n
の整数)は、基本構成としてのTFT21〜23、25
〜27に加えて、付加構成としてのTFT24を有して
いる。TFT24は、ドレイン電極がTFT25のソー
ス電極に接続され、ソース電極には定電圧Vssが供給
されている。奇数番目の段RS(1)、RS(3)、…
…におけるTFT24のゲート電極には、信号CK1の
レベルを反転した信号¬CK1(¬は、論理否定を表
す。以下、同じ)が供給され、偶数番目の段RS
(2)、RS(4)、……におけるTFT24のゲート
電極には、信号CK2のレベルを反転した信号¬CK2
が供給される。同様に奇数番目の段RS(1)、RS
(3)、……におけるTFT25のドレイン電極には、
信号CK1が供給され、偶数番目の段RS(2)、RS
(4)、……におけるTFT24のドレイン電極には、
信号CK2が供給される。
【0090】TFT24は、図9に示すように、信号C
K1がハイレベルからローレベルに変化したとき、すな
わち信号¬CK1がローレベルからハイレベルに変化す
るとオンし、TFT25のソース電極と接続されている
配線に形成された配線容量C1にチャージされた電荷を
強制的に排出させる。つまり、TFT24は、TFT2
5からトップゲートラインTGLまたはボトムゲートラ
インBGLに出力されたハイレベルの出力信号OUTk
を迅速に定電圧Vssに下げる機能を有している。この
ため、出力信号OUTkのハイレベルからローレベルへ
の立ち下がりを鋭敏にすることができる。
【0091】また図10に示すように、付加構成として
のTFT31を設けてもよい。TFT31は、ゲート電
極に基準電圧Vddが印加され、ドレイン電極が配線容
量C2に接続され、ソース電極に定電圧Vssが供給さ
れている。これにより、TFT31は、配線容量C6の
ディスチャージとともにオンし、配線容量C2、C5に
蓄積される電荷の量を調整して、配線容量C2、C5の
電位を安定させるものである。
【0092】図11に示す構成では、図10のTFT3
1の替わりに抵抗素子32を設けている。抵抗素子32
は、十分な大きさの抵抗値を有しており、TFT31と
同様に、配線容量C2、C5に蓄積される電荷の量を調
整して、配線容量C2、C5の電位を安定させる機能を
有している。
【0093】図12、図13に示す構成では、各段RS
(k)(k:1〜nの整数)においてそれぞれ図10、
図11に示す構成にTFT24が付加されている。この
ため、図3に示すトップゲートドライバ2またはボトム
ゲートドライバ3の全体構成において、各段RS(1)
〜RS(n)に信号CK1または信号CK2のレベルを
反転した信号¬CK1または¬CK2が適宜供給され
る。
【0094】ここで、TFT24がなくても動作可能な
理由について説明する。TFT25のソース電極から出
力される信号CK1(またはCK2)のレベルがローレ
ベルに変化すると、ハイレベル時にドレイン電極に接続
された配線に蓄積された電荷が強制的にディスチャージ
されることはないものの、出力信号OUTkのレベル
は、信号CK1のローレベルまで変化することができ
る。すなわち、出力信号OUTkのレベルをローレベル
までに変化させるための時間は、図8、図12、図13
の例に比べてかかるものの、一定時間の間で出力信号O
UTkのレベルをローレベルに変化させることができる
ことによるものである。また上述した各実施の形態で
は、例えば、図14に示すように、TFT23の替わり
に抵抗素子33を設けてもよい。
【0095】また、上記の実施の形態では、n番目の段
RS(n)の出力信号OUTnを1番目の段RS(1)
のTFT27のゲート電極に供給し、これによって配線
容量C2、C5に蓄積された電荷をディスチャージさせ
ていた。しかしながら、1番目の段RS(1)のTFT
27のゲート電極には、コントローラから所定のタイミ
ングで制御信号を供給するものとしてもよい。これによ
り、1垂直期間中の最後の水平期間から次の垂直期間の
最初の水平期間に至るまでの時間を任意に設定すること
が可能となる。
【0096】また、上記の実施の形態では、図6のタイ
ミングチャートで示したように、1垂直期間が開始する
とコントローラからハイレベルのスタート信号INをト
ップゲートドライバ2(またはボトムゲートドライバ
3)の1番目の段RS(1)に供給するものとしてい
た。しかしながら、この場合におけるスタート信号IN
は、n番目の段RS(n)から出力される出力信号OU
Tnと同じである。従って、トップゲートドライバ2
(またはボトムゲートドライバ3)を連続駆動させる場
合には、図15に示すように、1番最初にイニシャルパ
ルスとしてハイレベルのスタート信号INを供給する以
外は、n番目の段RS(n)からの出力信号OUTnを
1番目の段RS(1)に供給するものとしてもよい。こ
の場合、一番最初のスタート信号INにより、出力信号
OUTnがハイレベルになるが、このタイミングではド
レインラインDLにプリチャージ電圧が供給されていな
いので特に問題ない。
【0097】また、トップゲートドライバ2(またはボ
トムゲートドライバ3)を1度のみ駆動させる場合に
は、図16に示すように、コントローラからの制御信号
Tcntにn番目の段RS(n)の配線容量C2、C5
のディスチャージ用の信号φを付加し、ハイレベルの出
力信号OUTnが出力された後、信号φによりn番目の
段RS(n)の配線容量C2、C5をディスチャージし
てもよい。
【0098】また、上記の実施の形態では、トップゲー
トドライバ2の奇数番目の段RS(1),RS(3),
・・・には信号CK1、¬CK1を、偶数番目の段RS
(2),RS(4),・・・には信号CK2、¬CK2
をそれぞれコントローラから供給するものとしていた。
しかしながら、トップゲートドライバ2の場合は、ボト
ムゲートドライバ3と異なり、信号CK1、CK2を1
水平期間の全体でハイレベルとさせることができる。す
ると、信号CK2は信号¬CK1と、信号¬CK2は信
号CK1とそれぞれ等価なものとなる。従って、偶数番
目の段RS(2),RS(4),・・・には信号¬CK
1、CK1をコントローラから供給するものとしてもよ
い。
【0099】また、上記の実施の形態では、図3、図5
に示す構成のシフトレジスタを、撮像素子1を駆動する
ためのトップゲートドライバ2またはボトムゲートドラ
イバ3として適用した場合を説明した。しかしながら、
このような構成のシフトレジスタは、複数の画素が配置
された任意の撮像素子または表示素子について、画素を
行毎に選択するドライバとして適用することができる。
さらには、このような構成のシフトレジスタは、撮像素
子または表示素子を駆動するためのドライバとしてだけ
ではなく、直列のデータを並列のデータに変換する場合
などの他の用途にも適用することができる。
【0100】上記シフトレジスタをデジタルスチルカメ
ラの液晶表示装置のゲートドライバに適用した例を以下
に説明する。
【0101】図17は、この実施の形態にかかるデジタ
ルスチルカメラの外観を示す斜視図である。図示するよ
うに、このデジタルスチルカメラは、カメラ本体部10
1とレンズユニット部102とから構成されている。
【0102】カメラ本体部101は、その正面に表示部
110と、モード設定キー112aとを備える。モード
設定キー112aは、画像を撮影し、後述する画像メモ
リに記録する撮影モードと、記録された画像を再生する
再生モードとの切り換えを行うためのキーである。表示
部110は、液晶表示装置によって構成され、撮影モー
ド時には撮影前にレンズで捉えている画像を表示する
(モニタリングモード)ためのビューファインダとして
機能し、再生モード時には記録された画像を表示するた
めのディスプレイとして機能する。表示部110の構成
については、詳しく後述する。
【0103】カメラ本体部101は、また、その上面に
電源キー111と、シャッターキー112bと、「+」
キー112cと、「−」キー112dと、シリアル入出
力端子113とを備える。電源キー111は、スライド
操作することによって、デジタルスチルカメラの電源を
オン/オフするためのキーである。
【0104】シャッターキー112bは、撮影モード時
に画像の記録を指示すると共に、再生モード時に選択内
容の決定を指示するためのキーである。「+」キー11
2c及び「−」キー112dは、再生モード時に画像メ
モリに記録されている画像データから表示部110に表
示するための画像データを選択したり、記録/再生時の
条件設定のために用いられる。シリアル入出力端子11
3は、外部の装置(パーソナルコンピュータ、プリンタ
など)との通信を行うためのケーブルを挿入するための
端子である。
【0105】レンズユニット部102は、撮影すべき画
像を結像するレンズを図の背面側に備える。レンズユニ
ット部2は、カメラ本体部101に結合した軸にを中心
に上下方向に360°回動可能に取り付けられている。
【0106】図18は、図17のデジタルスチルカメラ
の回路構成を示すブロック図である。図示するように、
このデジタルスチルカメラの回路は、表示部110と、
キー入力部112a、112b、112c、112d
と、マトリクス状に複数の撮像画素が配列され、受光し
た光の強度によって電荷を蓄積するCCD(Charge Cou
pled Device)121と、サンプルホールド回路122
と、A/D変換器123と、垂直ドライバ124と、タ
イミングジェネレータ125と、カラープロセス回路1
26と、DMAコントローラ127と、DRAM128
と、記録用メモリ130と、キー入力部112a、11
2b、112c、112dからのコマンドに従ってに格
納されたプログラムを実行し、デジタルスチルカメラの
各回路部を制御するCPU(Central Processing Uni
t)31と、画像圧縮伸長回路132と、VRAMコン
トローラ133と、VRAM134と、デジタルビデオ
エンコーダ135と、シリアル入出力端子113とを備
える。
【0107】撮影モードにおける上記回路の動作状態を
説明する。撮影モードには2つの動作モードがあり、撮
影した画像を表示部110にて表示するモニタリングモ
ードと、撮影した画像を画像データとして記録する画像
記録モードと、に分けられる。
【0108】モニタリングモードでは、CPU131が
予め設定された撮像周期毎にタイミングジェネレータ1
25及びカラープロセス回路126を制御によりCCD
121を駆動し、CCD121は垂直ドライバ124か
ら出力された駆動信号Spに基づいて撮影した画像の光
量に応じて変換された電気信号Seをサンプルホールド
回路122に順次出力する。サンプルホールド回路12
2は、この電気信号Seのうちの実効部分Se’をA/
D変換器123に出力する。A/D変換器123は実効
部分Se’をデジタルデータSdに変換し、カラープロ
セス回路126に出力し、カラープロセス回路126は
デジタルデータSdから輝度/色差デジタルデータであ
るYUVデータをDMAコントローラ127に出力す
る。DMAコントローラ127は、 YUVデータをD
RAM128に記録・更新する。
【0109】CPU131は、DMAコントローラ12
7から転送された1フレーム分のYUVデータをDRA
M128から読み出し、VRAMコントローラ133を
介してVRAM134に書き込む。また、デジタルビデ
オエンコーダ135は、一定周期毎にVRAMコントロ
ーラ133を介してVRAM134より1フレーム分の
YUVデータを線順次で読み出してアナログビデオ信号
Saを生成し、表示部110に出力する。シリアル入出
力端子113は、CPU131が外部機器とデータのシ
リアル転送を行うための入出力端子である。
【0110】キー入力部112a、112b、112
c、112dは、それぞれカメラ本体部101に配され
たモード設定キー112a、シャッターキー112b、
「+」キー112c及び「−」キー112dから構成さ
れ、これらの各キーからの入力に従ったコマンドをCP
U131に投入する。
【0111】以下に、画像記録モードを説明する。まず
CCD121がサンプルホールド回路122に電気信号
Seが出力し続けている状態で操作者がデジタルスチル
カメラのシャッターキー112bを押すことにより、C
PU131がタイミングジェネレータ125及びカラー
プロセス回路126を制御して転送動作が停止される。
そして、最後に転送された1フレーム分の電気信号Se
はモニタリングモードと同様に、サンプルホールド回路
122、 A/D変換器123、及びカラープロセス回
路126を介してYUVデータに変換される。CPU1
31は、このYUVデータをDMAコントローラ127
を介して所定のフォーマットで読み出し、画像圧縮伸長
回路132に入力し圧縮させる。圧縮されたデータは、
記録用メモリ130で保存される。この保存が終了後、
CPU131は、タイミングジェネレータ125及びカ
ラープロセス回路126を再び起動し、モニタリングモ
ードに自動的に戻る。
【0112】再生モードでは、キー入力部112a、1
12b、112c、112dでの操作に応じて、記録用
メモリ130で保存された圧縮データを画像圧縮伸長回
路132で伸長し、この圧縮を解凍された1フレーム分
のYUVデータを画像圧縮伸長回路132から読み出
し、VRAMコントローラ133を介してVRAM13
4に書き込む。 VRAM134に書き込まれた1フレ
ーム分のYUVデータは、ビデオエンコーダ135で線
順次で読み出して変換され、アナログビデオ信号Saと
して表示部110に出力される。また画像記録モードで
撮影が終了直後に再生モードに切り替わり、表示部11
0が撮影した1フレーム分の画像を表示するように設定
してもよい。
【0113】図19は、図17、図18の表示部110
の構成を示すブロック図である。表示部110は、液晶
表示装置によって構成されるもので、クロマ回路211
と、位相比較器212と、レベルシフタ213と、液晶
コントローラ101と、液晶パネル202と、ゲートド
ライバ203と、ドレインドライバ204とを備える。
【0114】モニタリングモード及び画像記録モードの
いずれにおいても、クロマ回路211はデジタルビデオ
エンコーダ135のアナログビデオ信号Saからアナロ
グRGB信号SR1,SG1,SB1を生成する。この
とき、アナログビデオ信号S R1,SG1,SB1は、
液晶パネル202の視覚特性に合わせてガンマ補正が行
われている。レベルシフタ213は、液晶を交流駆動す
るため、及び明るさを調整するためクロマ回路211で
生成されたアナログRGB信号SR1,SG1,SB1
の極性を1ラインまたは1フレーム毎に反転し、且つ振
幅の制御を行い、レベルシフト処理されたアナログRG
B信号SR2,SG2,SB2を出力する。
【0115】液晶コントローラ101は、発振回路を内
蔵し、クロマ回路211がアナログビデオ信号Saから
同期分離処理により生成した垂直同期信号VDが入力さ
れることにより垂直方向の同期をとり、水平同期信号H
Dと位相比較信号CKHによる位相比較器出力によりP
LL(Phase Locked Loop)を構成して水平方向の同期
をとる。そして、液晶コントローラ101は、極性反転
制御用信号CKFをレベルシフタ213に出力し、ドレ
インドライバ204に制御信号群DCNTを出力し、ゲ
ートドライバ203に制御信号群GCNTを出力する。
【0116】液晶パネル202は、m×n個の画素によ
って構成されるアクティブマトリクス駆動のものであ
り、一対の基板間に液晶を封入することによって構成さ
れている。液晶パネル202の一方の基板には、クロマ
回路211で生成され、ACレベル増幅及びDCレベル
増幅されたコモン電圧VCOM(VCOMはその値を経
時的に変位しても可)が印加されている共通電極が形成
され、液晶パネル202の他方の基板には、画素に対応
する画素電極と半導体層がアモルファスシリコンまたは
ポリシリコンからなる薄膜トランジスタ(TFT)20
2aとがマトリクス状に配置されており、画素電極の間
にはn本のゲートラインGL1〜GLnとm本のドレイ
ンラインDL1〜DLmとがそれぞれ平行に形成されて
いる。そして、ゲートラインGL1〜GLnと平行して
キャパシタラインCL1〜CLnが設けられている。
【0117】液晶パネル202の1画素分の等価回路を
図19に示す。TFT202aのゲートはゲートライン
GLに、ドレインはドレインラインDLに、ソースは画
素電極にそれぞれ接続され、画素容量202bは、画素
電極、共通電極及びその間の液晶とで構成される。ドレ
インラインDL上の表示信号は、選択されているゲート
ラインGLに対応するTFT102を介して画素容量2
02bに書き込まれる。画素容量202bに書き込まれ
た表示信号に従って液晶の配向状態が制御され、液晶を
透過する光の量が変化することによって画像が表示され
る。キャパシタ202cは、キャパシタラインCL1〜
CLn、それに重なるゲート絶縁膜及び画素電極から構
成され、キャパシタラインCL1〜CLnには、キャパ
シタ電圧VCSが常時印加されている。そして全ての共
通電極にはライン毎に可変のコモン電圧VCOMが常時
印加されている。
【0118】ゲートドライバ203は、上記実施の形態
に示すn段構成のシフトレジスタによって構成され、コ
ントローラ101から供給される制御信号群GCNT中
の信号CK1、CK2及びstart信号INに従っ
て、ゲートラインGL1〜GLnのいずれかを順次選択
して、アクティブ(ハイレベル)にする。
【0119】ドレインドライバ204は、シフトレジス
タと、レベルシフタと、サンプルホールドバッファー
と、マルチプレクサーとから構成される。
【0120】ドレインドライバ204のシフトレジスタ
は、液晶パネル202の水平方向の画素数に対応するm
段構成のもので、制御信号群DCNTのうちのクロック
信号、反転クロック信号及びスタート信号が入力されて
アナログRGB信号のサンプリングを行うためのサンプ
リング信号を生成する。レベルシフタは、サンプリング
信号をサンプルホールドバッファーの動作レベルに変換
するための回路である。マルチプレクサーは、制御信号
群DCNTのうちの配列信号に基づいてレベルシフタ2
13からのアナログビデオ信号SR2,SG2,SB2
を各ラインの画素のRGB配列に応じた順番に整列させ
て出力する。サンプルホールドバッファーは、レベルシ
フタからのサンプリング信号に基づいてアナログビデオ
信号S ,SG2,SB2をバッファで増幅してドレ
インラインDL1〜DLmに出力する。
【0121】以下、この実施の形態にかかるデジタルス
チルカメラの動作について、説明する。
【0122】モード設定キー112aの操作により、デ
ジタルスチルカメラのモードが撮影モード(モニタリン
グモード及び画像記録モード)に設定されている場合に
は、レンズによって結像された画像に応じてCCD12
1の各画素が蓄積した電荷に対応する電気信号Seが垂
直ドライバ124から供給される駆動信号に従ってサン
プルホールド回路122に順次入力され、実効部分のア
ナログ電気信号Se’としてA/D変換器123に入力
される。読み出された撮像信号Seは、を介してA/D
変換器123に供給され、デジタルの画像データSdに
変換されてカラープロセス回路126に供給される。
【0123】カラープロセス回路126はデジタルデー
タSdから輝度/色差デジタルデータであるYUVデー
タをDMAコントローラ127に出力し、DMAコント
ローラ127は、 YUVデータをDRAM128に記
録・更新する。CPU131は、DMAコントローラ1
27から転送された1フレーム毎のYUVデータをDR
AM128から読み出し、VRAMコントローラ133
を介してVRAM134に書き込む。そして、デジタル
ビデオエンコーダ135は、一定周期毎にVRAMコン
トローラ133を介してVRAM134より1フレーム
分のYUVデータを線順次で読み出してアナログビデオ
信号Saを生成し、表示部110に出力し、表示部11
0で表示される。
【0124】ここで、シャッターキー112bが操作さ
れると、CPU131からの指示に従ってCPU131
がタイミングジェネレータ125及びカラープロセス回
路126を制御して転送動作が停止される。そして、最
後に転送された1フレーム分の電気信号Seが、サンプ
ルホールド回路122、A/D変換器123、及びカラ
ープロセス回路126を介してYUVデータに変換され
る。YUVデータは、DMAコントローラ127を介し
て所定のフォーマットで読み出し、画像圧縮伸長回路1
32に入力し圧縮され、記録用メモリ130で保存され
る。
【0125】一方、モード設定キー112aの操作によ
り、デジタルスチルカメラのモードが再生モードに設定
されている場合には、CPU131は、「+」キー11
2cまたは「−」キー112dの操作によって指示され
た圧縮画像データを記録用メモリ130から読み出し、
画像圧縮伸長回路132で伸長され、VRAMコントロ
ーラ133の制御によりVRAM134に書き込まれ
る。この書き込まれたYUVデータは、デジタルビデオ
エンコーダによりアナログ化され、アナログ信号Saと
して表示部110に出力される。
【0126】アナログビデオ信号Saはクロマ回路21
1に入力され、ガンマ補正されたアナログビデオ信号S
R1,SG1,SB1、垂直同期信号VD及び水平同期
信号HDに分離される。位相比較器212は、クロマ回
路211からの水平同期信号HD及び液晶コントローラ
101からの位相比較信号CKHにより水平方向のタイ
ミングを測り液晶コントローラ101に出力する。液晶
コントローラ101は、これらの信号に応じて、ドレイ
ンドライバ204に制御信号群DCNTを出力するとと
もに、ゲートドライバ203に制御信号群GCNTを出
力する。液晶コントローラ101からの極性反転制御用
信号CKFに基づき、クロマ回路211から出力された
アナログビデオ信号SR1,SG1,SB1は、レベル
シフタ213で1ラインまたは1フレーム毎に極性反転
される。この適宜反転されたアナログビデオ信号
R2,SG2,SB2は、制御信号群DCNTに応じ
てドレインドライバ204に入力される。
【0127】コントローラ101が生成した制御信号群
GCNT中のstart信号INがゲートドライバ20
3に供給されることによって、ゲートドライバ203が
動作を開始する。
【0128】液晶コントローラ101からは、クロック
信号が順次供給され、このとき、ゲートラインGL1本
毎に出力されるスタート信号により各段にサンプリング
信号が転送される。転送されたサンプリング信号は、レ
ベルシフタにより動作レベルに変換し、順次出力され
る。アナログビデオ信号SR2,SG2,SB2は、マ
ルチプレクサーにパラで入力され、制御信号群DCNT
のうちの配列信号に基づいて各ラインの画素のRGB配
列に応じた順番に整列させて出力される。マルチプレク
サーから出力されたアナログビデオ信号SR2
G2,SB2は、レベルシフタからのサンプリング信
号に応じてサンプルホールドバッファー内で順次サンプ
リングされ、内部のバッファーを介してドレインライン
DL1〜DLmにパラ出力される。
【0129】ドレインラインDL1〜DLmにそれぞれ
供給された表示信号は、ゲートドライバ203による選
択に従ってオンされているTFT202aを介して画素
容量202bに、1水平期間の間で書き込まれる。
【0130】表示部110は、以上のような動作を繰り
返すことによって、液晶パネル202の各画素の画素容
量202bに表示信号を書き込んでいく。この表示信号
に応じて液晶の配向状態が変化し、「暗」または「明」
で各画素が表されている画像が液晶パネル202に表示
される。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信号レベルを減衰させることなく、出力信号をシフトし
ていくことが可能となる。また、各段を構成するトラン
ジスタの第1のトランジスタは、所定レベルの信号を出
力信号として出力する場合以外にオン/オフ駆動される
ことがないので、長時間使用した場合の閾値電圧特性の
変動が少ない。このため、長時間使用しても誤動作が生
じる確率を小さく抑えることができ、信頼性の高いもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】撮像素子を構成するダブルゲートトランジスタ
の断面図である。
【図3】(a)〜(f)は、撮像素子を構成するダブル
ゲートトランジスタの駆動原理を説明する模式図であ
る。
【図4】トップゲートドライバ(またはボトムゲートド
ライバ)の全体構成を示すブロック図である。
【図5】トップゲートドライバ(またはボトムゲートド
ライバ)の各段の回路構成を示す図である。
【図6】トップゲートドライバ(またはボトムゲートド
ライバ)の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】(a)〜(i)は、この実施の形態にかかる撮
像装置の動作を説明する模式図である。
【図8】トップゲートドライバ(またはボトムゲートド
ライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図9】図8に示すトップゲートドライバ(またはボト
ムゲートドライバ)の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図10】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図11】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図12】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図13】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図14】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図15】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の他の全体構成を示すブロック図である。
【図16】トップゲートドライバ(またはボトムゲート
ドライバ)の他の全体構成を示すブロック図である。
【図17】液晶表示素子を備えたデジタルスチルカメラ
を示す斜視図である。
【図18】図17のデジタルスチルカメラの構成を示す
ブロック図である。
【図19】図18の表示部を示す回路図である。
【符号の説明】
1…撮像素子、2…トップゲートドライバ、3…ボトム
ゲートドライバ、4…ドレインドライバ、10…ダブル
ゲートトランジスタ、21〜27…TFT(基本構
成)、31…TFT(付加構成)、32…抵抗素子(付
加構成)、RS(1)〜RS(n)…段、TGL…トッ
プゲートライン、BGL…ボトムゲートライン、DL…
ドレインライン、GL…グラウンドライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11C 19/00 G11C 19/00 G

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の段からなるシフトレジスタであっ
    て、前記シフトレジスタの各段は、 前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給され
    ることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給
    された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1
    のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制
    御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、
    負荷を介して電流路の一端に供給される信号を電流路の
    他端から放出する第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制
    御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、
    外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信
    号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する
    第3のトランジスタと、 前記第2のトランジスタがオフしているときに負荷を介
    して制御端子に供給される信号によってオンし、外部か
    ら電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出
    力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジ
    スタと、 次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給され
    ることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流
    路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子と
    の間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第
    5のトランジスタとを備えることを特徴とするシフトレ
    ジスタ。
  2. 【請求項2】前記シフトレジスタの各段は、制御端子に
    供給される第1または第2の信号のレベルを反転した信
    号によってオンし、前記第3のトランジスタの電流路の
    他端から出力された出力信号を放出させる第6のトラン
    ジスタをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    のシフトレジスタ。
  3. 【請求項3】前記シフトレジスタの各段は、前記第1の
    トランジスタの電流路の他端と前記第2のトランジスタ
    の制御端子との間に、前記容量に蓄積される電荷の量を
    調整するための負荷素子をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のシフトレジスタ。
  4. 【請求項4】前記シフトレジスタの奇数番目の段には、
    第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給さ
    れ、 前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第1、第2の
    信号のうちの第2の信号が外部から供給され、 第1、第2の信号はそれぞれ、前記シフトレジスタの出
    力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期
    間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシフ
    トレジスタ。
  5. 【請求項5】前記第1のトランジスタの電流路の一端及
    び制御端子は各段毎に互いに接続されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシフトレ
    ジスタ。
  6. 【請求項6】前記複数の段のそれぞれを構成する各トラ
    ンジスタは、同一のチャネル型の電界効果トランジスタ
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載のシフトレジスタ。
  7. 【請求項7】複数の段からなるシフトレジスタであっ
    て、前記シフトレジスタの各段は、 前の段から所定レベルの出力信号が供給されることによ
    ってオンし、内部に電荷を蓄積させることにより、所定
    レベルの信号を当該段の出力信号として出力させる第1
    のトランジスタと、 次の段からの出力信号によってオンし、前記第1のトラ
    ンジスタがオンしていたときに蓄積された電荷を放出さ
    せる第2のトランジスタとを備えることを特徴とするシ
    フトレジスタ。
  8. 【請求項8】前記シフトレジスタの各段は、前記シフト
    レジスタの出力信号をシフトしていくタイムスロットの
    うちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベル
    となる第1または第2の信号のうち、奇数番目の段では
    第1の信号を、偶数番目の段では第2の信号がそれぞれ
    供給され、 前記第1のトランジスタは、供給された第1または第2
    の信号を当該段の出力信号として出力させることを特徴
    とする請求項7に記載のシフトレジスタ。
  9. 【請求項9】複数の段からなり、出力信号をシフトさせ
    ることによって所定レベルの信号を各段から順次出力す
    るドライバと、前記ドライバの各段から出力された出力
    信号によって選択される複数の画素によって構成された
    駆動素子とを備え、 前記ドライバの各段は、 前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給され
    ることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給
    された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1
    のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制
    御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、
    負荷を介して電流路の一端に供給される信号を電流路の
    他端から放出する第2のトランジスタと、 前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制
    御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、
    外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信
    号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する
    第3のトランジスタと、 前記第2のトランジスタがオフしているときに負荷を介
    して制御端子に供給される信号によってオンし、外部か
    ら電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出
    力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジ
    スタと、 次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給され
    ることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流
    路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子と
    の間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第
    5のトランジスタとを備えることを特徴とする電子装
    置。
  10. 【請求項10】前記ドライバの奇数番目の段には、第
    1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給さ
    れ、 前記ドライバの偶数番目の段には、第1、第2の信号の
    うちの第2の信号が外部から供給され、 第1、第2の信号はそれぞれ、前記ドライバの出力信号
    をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タ
    イムスロット毎に交互にハイレベルとなることを特徴と
    する請求項9に記載の電子装置。
  11. 【請求項11】前記第1のトランジスタの電流路の一端
    及び制御端子は各段毎に互いに接続されていることを特
    徴とする請求項9または10に記載の電子装置。
  12. 【請求項12】前記駆動素子は、撮像素子であることを
    特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の電
    子装置。
  13. 【請求項13】前記撮像素子は、複数の画素を備え、各
    画素は、 励起光によりキャリアを生成する半導体層と、 前記半導体層の各々の両端にそれぞれ設けられたソー
    ス、ドレイン電極と、 第1ゲート絶縁膜を介して前記半導体層の一方側に設け
    られた第1ゲート電極と、 第2ゲート絶縁膜を介して前記半導体層の他方側に設け
    られた第2ゲート電極と、 を備えることを特徴とする請求項12に記載の電子装
    置。
  14. 【請求項14】前記駆動素子は、液晶表示素子であるこ
    とを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載
    の電子装置。
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