JP2001035180A - シフトレジスタ及び電子装置 - Google Patents

シフトレジスタ及び電子装置

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JP2001035180A
JP2001035180A JP11206021A JP20602199A JP2001035180A JP 2001035180 A JP2001035180 A JP 2001035180A JP 11206021 A JP11206021 A JP 11206021A JP 20602199 A JP20602199 A JP 20602199A JP 2001035180 A JP2001035180 A JP 2001035180A
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Minoru Kanbara
実 神原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各段に供給する制御信号によるシフトレジス
タ全体の消費電力を低く抑える。 【解決手段】 このシフトレジスタにおいて、1番目か
らn番目の段RS(1)〜RS(n)が第1グループ
を、n+1番目から2n番目の段RS(n+1)〜RS
(2n)が第2グループをそれぞれ形成している。第1
グループの奇数段RS(1),・・・,RS(n−1)
には信号Φ11、CK11が供給され、偶数番目の段R
S(2),・・・,RS(n)には信号Φ21、¬CK
11(¬:論理否定)が供給される。一方、第2グルー
プの奇数段RS(n+1),・・・,RS(2n−1)
には信号Φ12、CK12が供給され、偶数段RS(n
+2),・・・,RS(2n)には信号Φ22、¬CK
12が供給される。各段のTFT201のゲートへの充
放電の回数は、グループ分けせずにΦ11、Φ12を共
通とした場合の実質的に2分の1に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に表示装置や撮
像装置のドライバとして好適なシフトレジスタ、及びそ
のようなシフトレジスタを備えた表示装置や撮像装置等
の電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子などの、複数の画素がマト
リクス状に形成された表示素子を線順次で走査するため
のゲートドライバは、一般に、前段の信号を次段に順次
伝達する多段のシフトレジスタによって構成されてい
る。シフトレジスタの段間で出力信号を伝達させるため
には、一般に、各段に制御信号を供給しなければならな
い。
【0003】ところで、このような表示素子には高精細
化が要請されており、これに伴ってシフトレジスタの段
数を大きくしなければならない。シフトレジスタの段数
が多くなると、信号のシフトのための制御信号によって
これらの段全体で消費される電力が大きくなってしまう
ため、消費電力を如何にして低減するかが問題となって
いる。
【0004】特にシフトレジスタの各段にアモルファス
シリコンを半導体層とした薄膜トランジスタがそれぞれ
設けられている場合、薄膜トランジスタのゲートとソー
ス、ゲートとドレインの間の容量のために、ゲートに充
放電しただけで電力を消費してしまう。従って、構造に
よっては、ある期間、選択信号を出力する段の薄膜トラ
ンジスタのゲート及び選択信号を出力しない段の薄膜ト
ランジスタのゲートに駆動信号を入力することがある
が、出力しない段への入力は選択信号の出力に寄与しな
いにもかかわらず消費電力が発生してしまい、表示素子
全体の消費電力のうちで高い割合を占めていた。
【0005】また、従来のシフトレジスタでは、信号を
伝達させる場合に、出力信号のレベルが各段で減衰して
しまうのが一般的であった。特に表示素子の高精細化に
伴って段数が多くなったシフトレジスタでは、後段での
信号の減衰はかなり大きくなってしまう。これを避ける
ために段毎に信号の増幅回路を設けたものもあるが、回
路がかなり大きくなってしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、小さい消費電力で出力信号を順にシフトさせていく
ことができるシフトレジスタを提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、信号レベルを減衰
させることなく出力信号を順次伝達することができるシ
フトレジスタを提供することにある。
【0008】本発明の第3の目的は、小さい消費電力で
出力信号を順にシフトさせていくことができるシフトレ
ジスタを備えた電子装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明のシフトレジスタは、複数の段からな
り、各段は、制御端子に外部から制御信号が供給される
ことによって外部からの入力信号または隣接する段から
の出力信号を取り込んで当該段の出力信号を順次出力さ
せるためのトランジスタを備えるシフトレジスタであっ
て、前記複数の段は、複数のグループにグループ分けさ
れており、異なるグループに属する段が備えるトランジ
スタの制御端子には、互いに異なる制御信号が外部から
供給され、複数のグループのうちの第1のグループの所
定の段から出力された出力信号は、複数のグループのう
ちの第2のグループの所定の段のトランジスタに取り込
まれ、この第2のグループの所定の段から出力信号を出
力することを特徴とする。
【0010】上記シフトレジスタでは、出力信号をシフ
トさせるためにトランジスタの制御端子への制御信号の
供給は、グループを単位として行えばよい。このため、
1つのグループが駆動しているときに駆動する必要のな
い他のグループの各段のトランジスタに制御信号が入力
されないので、他のグループの制御信号の入力に伴う電
力を消費をしないので、シフトレジスタ全体としての消
費電力を小さくすることができる。そして、第1のグル
ープからの出力信号が第1のグループと異なる制御信号
により駆動される第2のグループのトランジスタに入力
されるので、外部から別途第2のグループ用の入力信号
を要することなく第2のグループの各段は、出力信号を
連続して転送することができる。
【0011】上記シフトレジスタにおいて、前記グルー
プ毎の制御信号は、当該グループに属するいずれかの段
が外部からの入力信号または隣接する段からの出力信号
を取り込んで当該段の出力信号を出力させるタイミング
で、トランジスタの制御端子に供給されるものとするこ
とができる。
【0012】さらに上記第2の目的をも達成するため、
上記シフトレジスタにおける前記複数の段のそれぞれに
は、各段からの出力信号の出力タイミングに合わせてレ
ベルが変化する所定の信号がさらに外部から供給される
ものとすることができる。この場合、前記複数の段のそ
れぞれは、外部から所定レベルの入力信号または隣接す
る段から所定レベルの入力信号を取り込んだときに、前
記外部から供給された所定の信号を実質的に当該段の出
力信号として出力するものとすることができる。
【0013】このとき、前記複数の段のそれぞれに外部
から供給される所定の信号は、奇数段と偶数段とでレベ
ルが反転した信号とすることができる。そして、各段の
トランジスタの制御端子に供給される制御信号は、奇数
段と偶数段とで互いに異なるものとすることができる。
【0014】この場合、所定の信号が実質的にそのレベ
ルで各段からの出力信号として出力されることとなるた
め、出力信号を順次シフトしていくことで、出力信号の
レベルが減衰することがない。
【0015】上記シフトレジスタにおいて、前記複数の
段のそれぞれは、制御端子に外部から制御信号が供給さ
れることによって外部からの入力信号または前段からの
出力信号を取り込んで当該段の出力信号を出力させるた
めの第1のトランジスタと、制御端子に外部から制御信
号が供給されることによって外部からの入力信号または
後段からの出力信号を取り込んで当該段の出力信号を出
力させるための第2のトランジスタとを備えるものとす
ることができる。
【0016】この場合、前記第1のトランジスタの制御
端子と前記第2のトランジスタの制御端子とには、いず
れか一方にのみ実質的に外部から制御信号が供給される
ものとすることができる。
【0017】これにより、実質的に制御信号が制御端子
に供給されるトランジスタを、第1のトランジスタとす
るか第2のトランジスタとするかによって、出力信号を
シフトさせる方向を順方向と逆方向とのいずれにもする
ことができる。そして、このシフトレジスタを、表示素
子を順次走査するためのドライバとして使用した場合に
は、簡単な制御で当該表示素子上に上下反転した画像を
表示できるようになる。
【0018】上記シフトレジスタにおいて、前記複数の
段のそれぞれが備えるトランジスタは、例えば、電界効
果トランジスタによって構成され、前記トランジスタの
制御端子に供給される制御信号は、電圧信号とすること
ができる。
【0019】上記第3の目的を達成するため、本発明の
電子装置は、複数の段からなり、各段は、制御端子に外
部から制御信号が供給されることによって外部からの入
力信号または隣接する段からの出力信号を取り込んで当
該段の出力信号を順次出力させるための複数のトランジ
スタを備え、前記複数の段は、複数のグループにグルー
プ分けされており、異なるグループに属する段が備える
トランジスタの制御端子には、互いに異なる制御信号が
外部から供給され、複数のグループのうちの第1のグル
ープの所定の段から出力された出力信号は、複数のグル
ープのうちの第2グループの所定の段に入力信号として
入力されるシフトレジスタと、前記シフトレジスタから
の出力信号に応じて駆動される複数の画素と、を備える
ことを特徴とする。
【0020】シフトレジスタの1つのグループが駆動し
ているときに駆動する必要のない他のグループの各段の
トランジスタに制御信号が入力されないので、他のグル
ープの制御信号の入力に伴う電力を消費をしないので、
電子装置全体としての消費電力を小さくすることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。この実施の形態で
は、本発明を液晶表示装置のゲートドライバに適用した
場合を例として説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態にかかる液晶表示装置の構成を示すブロック図であ
る。図示するように、この液晶表示装置は、液晶表示素
子1と、ゲートドライバ2と、データドライバ3と、コ
ントローラ4とから構成されている。
【0023】液晶表示素子1は、一対の基板間に液晶を
封入したもので、その一方の基板上には、複数の画素電
極がマトリクス状に形成されており、画素間の行方向に
は2n本(n:偶数)のゲートラインGL1〜GL2n
が、画素間の列方向には複数本のデータラインDLが伸
延して形成されている。また、第1基板上には、各画素
電極に対応して、ゲートがゲートラインGL1〜GL2
nに、ドレインがデータラインDLに、ソースが画素電
極にそれぞれ接続されたアクティブ素子としてのTFT
(Thin Film Transistor)1aが形成されている。
【0024】液晶表示素子1の第2基板には、第1基板
上の複数の画素電極のそれぞれに対向し、コモン電位が
印加されている共通電極が形成されている。そして、第
1基板上の画素電極と、第2基板上の共通電極と、その
間の液晶とによって、図1に等価回路で示す画素容量1
bが形成される。そして、画素容量1bに保持されてい
る電圧によって、その間の液晶の配向状態を変化させる
ことにより、画像が表示される。したがって、各画素
は、第1基板の画素電極、第2基板の共通電極、及びそ
の間の液晶から構成されている。
【0025】ゲートドライバ2は、コントローラ4から
の制御信号Gcntに従って、ゲートラインGL1〜G
L2nを順次選択して所定の電圧を出力し、行毎にTF
T1aをオンしていく。ゲートドライバ2については、
さらに詳しく後述する。
【0026】データドライバ3は、コントローラ4から
供給された画像データIMGを順次蓄積し、1行分の画
像データIMGを蓄積したところで、コントローラ4か
らの制御信号Dcntに従って、蓄積した画像データI
MGに対応する電圧のデータ信号を液晶表示素子1のデ
ータラインDL上に出力する。
【0027】コントローラ4は、外部から受け取った情
報に基づいて画像を内部のフレームメモリ4fmに展開
し、フレームメモリ4fmに展開した画像を順次読み出
して、画像データIMGとしてデータドライバ3に供給
する。コントローラ4は、また、ゲートドライバ2の動
作をスタートさせるためのstart信号IN、ゲート
ドライバ2の動作を制御するための制御信号Gcnt
(詳細は後述)、及びデータドライバ3の動作を制御す
るための制御信号Dcntを生成し、それぞれ所定のタ
イミングで出力する。
【0028】図2は、図1のゲートドライバ2の構成を
示す図である。図示するように、ゲートドライバ2は、
ゲートラインGL1〜GL2nと同数である2n個の段
RS(1)〜RS(2n)によって構成されている。1
番目からn番目の段RS(1)〜RS(n)が第1グル
ープを、n+1番目から2n番目の段RS(n+1)〜
RS(2n)が第2グループをそれぞれ形成している。
【0029】コントローラ4からの制御信号Gcntと
して、第1グループの奇数番目の段RS(1),・・
・,RS(n−1)には、信号Φ11、CK11が供給
されている。第1グループの偶数番目の段RS(2),
・・・,RS(n)には、信号Φ21、¬CK11(¬
は、論理否定を表す。以下、同じ)が供給されている。
一方、第2グループの奇数番目の段RS(n+1),・
・・,RS(2n−1)には、信号Φ12、CK12が
供給されている。第2グループの偶数番目の段RS(n
+2),・・・,RS(2n)には、信号Φ22、¬C
K12が供給されている。
【0030】信号Φ11は、第1グループの奇数番目の
段RS(1),・・・,RS(n−1)から選択信号O
UT1,・・・,OUT(n−1)がゲートラインGL
1,・・・,GLn−1に出力される水平期間の1つ前
の水平期間内において、一定期間ハイレベルとなる。信
号Φ12は、第2グループの奇数番目の段RS(n+
1),・・・,RS(2n−1)から選択信号OUT
(n+1),・・・,OUT(2n−1)がゲートライ
ンGLn+1,・・・,GL2n−1に出力される水平
期間の1つ前の水平期間内において、一定期間ハイレベ
ルとなる。
【0031】また、信号Φ21は、第1グループの偶数
番目の段RS(2),・・・,RS(n)から選択信号
OUT1,・・・,OUTnがゲートラインGL1,・
・・,GLn−1に出力される水平期間の1つ前の水平
期間内において、一定期間ハイレベルとなる。信号Φ2
2は、第2グループの偶数番目の段RS(n+2),・
・・,RS(2n)から選択信号OUT(n+2),・
・・,OUT2nがゲートラインGLn+1,・・・,
GL2n−1に出力される水平期間の1つ前の水平期間
内において、一定期間ハイレベルとなる。
【0032】一方、信号CK11は、第1グループの奇
数番目の段RS(1),・・・,RS(n−1)から選
択信号OUT1,・・・,OUT(n−1)がゲートラ
インGL1,・・・,GLn−1に出力される水平期間
においてハイレベルとなる。信号¬CK11は、信号C
K11の反転信号であり、第1グループの偶数番目の段
RS(2),・・・,RS(n)から選択信号OUT
1,・・・,OUTnがゲートラインGL1,・・・,
GLnに出力される水平期間においてハイレベルとな
る。
【0033】信号CK12は、第2グループの奇数番目
の段RS(1),・・・,RS(n−1)から選択信号
OUTn+1,・・・,OUT(2n−1)がゲートラ
インGLn+1,・・・,GL2n−1に出力される水
平期間においてハイレベルとなる。信号¬CK12は、
信号CK12の反転信号であり、第2グループの偶数番
目の段RS(n+2),・・・,RS(2n)から選択
信号OUT1,・・・,OUTnがゲートラインGLn
+1,・・・,GL2nに出力される水平期間において
ハイレベルとなる。
【0034】次に、ゲートドライバ2の各段RS(1)
〜RS(2n)の構成及び機能について、第1グループ
に含まれる1番目の段RS(1)を例として説明する。
【0035】第1グループの1番目の段RS(1)は、
5つのnチャネル型の電界効果薄膜トランジスタである
TFT201〜205を備えている。TFT201〜2
05のそれぞれの半導体層は、アモルファスシリコンま
たはポリシリコンから構成され、両端はソース、ドレイ
ンに接続されている。ゲートは、窒化シリコンからなる
ゲート絶縁膜を介して半導体層に対向して配置されてい
る。
【0036】第1グループの1番目の段RS(1)にお
いて、TFT201のゲートには信号Φ11が印加さ
れ、ドレインにはstart信号INが供給される。T
FT201のゲートにハイレベルの信号Φ11が印加さ
れてオンすると、start信号INの供給によりTF
T201のドレイン−ソース間を流れる電流によってT
FT201のソースとTFT202、204のゲートと
の間の配線にそれぞれ形成されている配線容量C2、C
4に電荷がチャージされる。配線容量C2、C4は、そ
れぞれTFT202、204のゲートと、ソース並びに
ドレインと、の間のゲート絶縁膜からなるゲート容量も
含む。配線容量C2、C4の電位は、TFT201がオ
フした後、次の次の水平期間で信号Φ11が印加されて
当該段のTFT201がオンするまでハイレベルに保持
される。
【0037】TFT203のゲートとドレインには、基
準電圧Vddが印加されており、TFT203は常にオ
ン状態となっている。このため、start信号INが
供給される前で配線容量C2に電荷がチャージされてお
らず、TFT202がオフしているときに、TFT20
3のソースとTFT205のゲートとの間に形成されて
いる配線容量C5に電荷がチャージされ、配線容量C5
の電位がほぼVddに保たれている。配線容量C5はT
FT205のゲートと、ソース並びにドレインと、の間
のゲート絶縁膜からなるゲート容量も含む。
【0038】ここで、start信号INの供給により
配線容量C2がチャージされ、TFT202がオンする
と、TFT202のドレイン−ソース間に貫通電流が流
れる。ここで、TFT202、203はいわゆるEE構
成となっており、TFT203は完全なオフ抵抗となら
ない。このため、配線容量C5にチャージされた電荷が
完全にディスチャージされない場合があるが、配線容量
C5の電位がTFT205の閾値電圧Vthよりも十分
に低くなり、TFT205は十分オフ状態になる。
【0039】この時点では、信号Φ11はハイレベルと
ならないため、配線容量C4は、start信号INに
よって電荷がチャージされている状態が続いている。こ
こで、TFT204のドレインに供給される信号CK1
1がハイレベルになると、TFT204のドレイン−ソ
ース間に電流が流れ、ハイレベルの選択信号OUT1が
液晶表示素子1の第1行のゲートラインGL1に出力さ
れる。また、この選択信号OUT1は、次の段である第
1グループの2番目の段RS(2)のTFT201のド
レインに供給される。
【0040】その後、制御信号CK11がローレベルに
なると、第1行のゲートラインGL1へのハイレベルの
選択信号OUT1の出力が停止される。なお、次に制御
信号Φ11が再びハイレベルになると、配線容量C2、
C4に蓄積された電荷がディスチャージされてTFT2
02、204がオフ状態に、さらに配線容量C5に電荷
がチャージされてTFT205がオン状態になる。この
ため、次の垂直期間まで、第1行のゲートラインGL1
の電位がハイレベルになることはない。
【0041】なお、第1グループの1番目の段RS
(1)以外の段は、同様に5つのTFT201〜205
によって構成され、同様に動作するものであるが、TF
T201のゲート、ドレイン、及びTFT204のドレ
インに供給されている信号が次のように同一または異な
る。まず、第1グループの1番目の段RS(1)以外の
段RS(2)〜RS(2n)のすべてで、TFT201
のドレインに供給される信号は、それぞれの前の段RS
(1)〜RS(2n−1)からの出力信号OUT1〜O
UT(2n−1)となる。
【0042】第1グループの他の奇数番目の段RS
(3),・・・,RS(n−1)において、TFT20
1のゲートに供給される信号は、信号Φ11となり、T
FT204のドレインに供給される信号は、信号CK1
1となる。第1グループの偶数番目の段RS(2),・
・・,RS(n)において、TFT201のゲートに供
給される信号は、信号Φ21となり、TFT204のド
レインに供給される信号は、信号¬CK11となる。
【0043】第2グループの奇数番目の段RS(n+
1),・・・,RS(2n−1)において、TFT20
1のゲートに供給される信号は、信号Φ12となり、T
FT204のドレインに供給される信号は、信号CK1
2となる。第2グループの偶数番目の段RS(n+
2),・・・,RS(2n)において、TFT201の
ゲートに供給される信号は、信号Φ22となり、TFT
204のドレインに供給される信号は、信号¬CK12
となる。
【0044】以下、この実施の形態にかかる液晶表示装
置の動作について説明する。コントローラ4は、例え
ば、外部から供給されたビデオ信号から画像信号を抽出
し、これをフレームメモリ4fmに展開する。また、コ
ントローラ4は、ビデオ信号中の同期信号と内部クロッ
ク信号とに基づいて制御信号Gcnt、Dcntを生成
し、それぞれゲートドライバ2、データドライバ3に供
給する。
【0045】ゲートドライバ2は、コントローラ4から
供給された制御信号Gcnt、start信号INに従
って、液晶表示素子1のゲートラインGL1〜GL2n
を順次選択して、それぞれ所定の電圧を出力していく。
図3は、制御信号Gcntによって制御されるゲートド
ライバ2の動作を示すタイミングチャートである。
【0046】タイミングT0〜タイミングT1の間、ハ
イレベルのstart信号INがコントローラ4から第
1グループの1番目の段RS(1)(以下、第1段RS
(1)という)のTFT201のドレインに供給され
る。次に、タイミングT0からT1の間の一定の期間、
信号Φ11が立ち上がり、第1グループの奇数番目の段
RS(1),・・・,RS(n−1)のTFT201を
オンする。これにより、第1段RS(1)の配線容量C
2、C4に電荷がチャージされ、その電位がハイレベル
となる。
【0047】このとき、第1段RS(1)のTFT20
2のゲートの電位がハイレベルとなり、第1段RS
(1)のTFT202がオンする。第1段RS(1)の
TFT202がオフのとき、第1段RS(1)のTFT
203を介して供給されている基準電圧Vddによって
配線容量C5の電位はハイレベルとなっているが、第1
段RS(1)のTFT202がオンすることによって、
第1段RS(1)の配線容量C5に蓄積されている電荷
がグラウンドにディスチャージされ、配線容量C5の電
位がローレベルとなる。これにより、第1段RS(1)
のTFT205がオフする。
【0048】また、同時に第1段RS(1)のTFT2
04のゲートの電位もハイレベルとなり、第1段RS
(1)のTFT204もオンする。このように、第1段
RS(1)の配線容量C2、C4の電位がハイレベル、
配線容量C5の電位がローレベルとなっている状態は、
次にタイミングT2からT3の間で信号Φ11が立ち上
がって、第1段RS(1)のTFT201を介して配線
容量C2、C4に蓄積されている電荷がディスチャージ
されるまで続く。
【0049】次に、タイミングT1において、信号CK
11がハイレベルとなる。ここで、第1段RS(1)の
TFT204がオン、TFT205がオフとなっている
ことから、第1段RS(1)からハイレベルの選択信号
OUT1が第1行のゲートラインGL1に出力される。
第1段RS(1)のTFT204のゲートでは、sta
rt信号INからなるゲート電圧がTFT204のゲー
ト容量の分減衰してしまい、TFT204のドレイン電
流が飽和しないことが起きる場合があるが、選択信号O
UT1が出力されるとTFT204のソースと第2段R
S(2)のTFT201のドレインとの間の負荷容量C
1がチャージアップされ、これに伴いTFT204のゲ
ート電圧が上昇するので、TFT204のドレイン電流
が飽和または飽和に近い状態になる。
【0050】したがって、信号CK11のハイレベルの
電圧をVHとすると、電圧VHがほとんど減衰されずに
選択信号OUT1として迅速にゲートラインGL1に出
力される。ゲートラインGL1に出力されている選択信
号OUT1は、タイミングT2で信号CK11がローレ
ベルに変化すると、ローレベルになる。
【0051】なお、タイミングT0からT1の間で、信
号Φ11が立ち上がっても、第1グループの他の奇数番
目の段RS(3),・・・,RS(n−1)のTFT2
01のドレインには、ハイレベルの信号が供給されてい
ない。このため、第1グループの他の奇数番目の段RS
(3),・・・,RS(n−1)の配線容量C2、C4
に電荷がチャージされることはない。従って、これらの
段からゲートラインGL3,・・・,GLn−1に出力
される選択信号OUT3,・・・,OUTn−1は、ロ
ーレベルのままである。さらに、タイミングT0からT
1の間は、信号Φ12、Φ21、Φ22も立ち上がら
ず、TFT201のゲートに電圧が供給されないので、
これ以外の他の段から出力される選択信号もローレベル
のままである。
【0052】また、タイミングT1からT2の間、第1
段RS(1)から出力されている制御信号OUT1は、
次の段RS(2)(以下、第2段RS(2)という)の
TFTのドレインに供給されている。タイミングT1か
らT2の間の一定の期間、信号Φ21が立ち上がると、
第1グループの偶数番目の段RS(2),・・・,RS
(n)のTFT201がオンする。これにより、第2段
RS(2)の配線容量C2、C4に電荷がチャージさ
れ、その電位がハイレベルとなる。
【0053】このとき、第2段RS(1)のTFT20
2のゲートの電位がハイレベルとなり、第2段RS
(2)のTFT202がオンする。第2段RS(2)の
TFT202がオフのとき、第2段RS(2)のTFT
203を介して供給されている基準電圧Vddによって
配線容量C5の電位はハイレベルとなっているが、第2
段RS(2)のTFT202がオンすることによって、
第2段RS(2)の配線容量C5に蓄積されている電荷
がグラウンドにディスチャージされ、配線容量C5の電
位がローレベルとなる。これにより、第2段RS(2)
のTFT205がオフする。
【0054】また、同時に第2段RS(2)のTFT2
04のゲートの電位もハイレベルとなり、第2段RS
(2)のTFT204もオンする。このように、第2段
RS(2)の配線容量C2、C4の電位がハイレベル、
配線容量C5の電位がローレベルとなっている状態は、
次にタイミングT3からT4の間で信号Φ21が立ち上
がって、第2段RS(2)のTFT201を介して配線
容量C2、C4に蓄積されている電荷がディスチャージ
されるまで続く。
【0055】次に、タイミングT2において、信号¬C
K11がハイレベルとなる。ここで、第2段RS(2)
のTFT204がオン、TFT205がオフとなってい
ることから、第2段RS(2)からハイレベルの選択信
号OUT2が第2行のゲートラインGL2に出力され
る。ゲートラインGL2に出力されている選択信号OU
T1は、タイミングT2で信号¬CK11がローレベル
に変化すると、ローレベルになる。
【0056】なお、タイミングT1からT2の間で、信
号Φ21が立ち上がっても、第1グループの他の偶数番
目の段RS(4),・・・,RS(n)のTFT201
のドレインには、ハイレベルの信号が供給されていな
い。このため、第1グループの他の偶数番目の段RS
(3),・・・,RS(n−1)の配線容量C2、C4
に電荷がチャージされることはない。従って、これらの
段からゲートラインGL3,・・・,GLn−1に出力
される選択信号OUT3,・・・,OUTn−1は、ロ
ーレベルのままである。さらに、タイミングT1からT
2の間は、信号Φ11、Φ21、Φ22も立ち上がら
ず、TFT201のゲートに電圧が供給されないので、
これ以外の段から出力される選択信号もローレベルのま
まである。
【0057】以下、同様にして第1グループの3段目以
降も順次動作し、3行目からn行目のゲートラインGL
3〜GLnまで1水平期間ずつハイレベルの選択信号O
UT3〜OUTnが順次出力される。こうして、タイミ
ングTnからタイミングTn+1の間で、第1グループ
のn番目の段RS(n)(以下、第n段RS(n)とい
う)から出力されたハイレベルの選択信号OUTnは、
第2グループの1番目の段RS(n+1)(以下、第n
+1段RS(n+1)という)のTFT201のドレイ
ンに供給される。
【0058】このように第2グループの段RS(n+
1),・・・,RS(2n)において、タイミングT0
からTnの間、TFT201のゲートに入力される信号
Φ11、Φ21はロー状態が続き、これらTFT201
のゲート容量に充放電されないのでその分の消費電力を
抑えることができ、さらにタイミングT0からTn+1
の間、TFT204のドレインに入力される信号CK1
1、¬CK11もロー状態なので、TFT204の寄生
容量での電力消費も抑えることができる。
【0059】次に、タイミングTnからTn+1の間の
一定の期間、信号Φ12が立ち上がり、第2グループの
奇数番目の段RS(n+1),・・・,RS(2n−
1)のTFT201をオンする。これにより、第n+1
段RS(n+1)の配線容量C2、C4に電荷がチャー
ジされ、その電位がハイレベルとなる。これにより、第
1グループの場合と同様に動作し、次にタイミングTn
+2からTn+3の間で信号Φ12が立ち上がるまで、
第n+1段RS(n+1)の配線容量C2、C4の電位
がハイレベル、配線容量C5の電位がローレベルとなっ
ている状態が続く。
【0060】次に、タイミングTn+1において、信号
CK12がハイレベルとなる。ここで、第n+1段RS
(n+1)のTFT204がオン、TFT205がオフ
となっていることから、第n+1段RS(n+1)から
ハイレベルの選択信号OUT(n+1)が第n+1行の
ゲートラインGLn+1に出力される。ゲートラインG
Ln+1に出力されている選択信号OUT(n+1)
は、タイミングTn+2で信号CK12がローレベルに
変化すると、ローレベルになる。
【0061】第2グループの2番目以降の段RS(n+
1)〜RS(2n)も、1垂直期間1Vのほぼ半分ずら
して、信号Φ11を信号Φ12に、信号¬Φ11を信号
¬Φ12に、信号CK11を信号CK12に、信号¬C
K11を信号¬CK12にそれぞれ置き換えることで、
第1グループの各段と同様に動作する。そして、タイミ
ングT2nからタイミングT2n+1で第2グループの
最後の段RS(2n)から選択信号OUT2nが2n行
目のゲートラインGL2nに出力され、1水平期間内に
おけるゲートラインGL1〜GL2nのそれぞれの選択
が終了する。
【0062】このように、第1グループの段RS1,・
・・,RS(n)において、タイミングTnからT2n
+1の間TFT201のゲートに入力される信号Φ1
2、Φ22はロー状態が続き、これらTFT201のゲ
ート容量に充放電されないのでその分の消費電力を抑え
ることができ、さらにタイミングTn+1からT2n+
1の間TFT204のドレインに入力される信号CK1
2、¬CK12もロー状態なので、TFT204の寄生
容量での電力消費も抑えることができる。
【0063】上記のようにゲートドライバ2が液晶表示
素子1のゲートラインGL1〜GL2nを順次選択して
いる間、コントローラ4は、ゲートラインGL1〜GL
2nのそれぞれの選択期間よりも実質的に1水平期間前
に対応する画像信号IMGをフレームメモリ4fmから
読み出して、データドライバ3に供給する。そして、デ
ータドライバ3は、1行分の画像信号IMGを取り込
み、ゲートドライバ2によって対応するゲートラインG
L1〜GL2nが選択されているタイミングで、取り込
んだ画像信号IMGに対応するデータ信号をデータライ
ンDLに出力する。
【0064】これにより、ゲートラインGL1〜GL2
nの選択によってオンされているTFT1aを介して、
画素容量1bに表示信号が書き込まれる。書き込まれた
表示信号は、当該ゲートラインGL1〜GL2nが次に
選択されるまで各画素容量1bに保持されることとな
る。各画素容量1bでは、電極間の液晶が保持されてい
る表示信号に従ってその配向状態を変化させ、これによ
り液晶表示素子1を透過する光の量が画素毎に変化し、
画像が液晶表示素子1上に表示されることとなる。
【0065】以上説明したように、この実施の形態にか
かる液晶表示装置では、コントローラ4から薄膜トラン
ジスタで構成されたゲートドライバ2に供給される信号
CK11、信号¬CK11、信号CK12または信号¬
CK12のレベルを、そのままゲートラインGL1〜G
L2nに出力する選択信号OUT1〜OUT2nとして
出力することができる。このため、高精細の液晶表示素
子1の駆動に適用してゲートドライバ2の段数が多くな
っても、各段からの出力される選択信号のレベルが減衰
することがない。
【0066】なお、図4に、図2に示したゲートドライ
バ2の関連技術となるゲートドライバの構成を示す。こ
のゲートドライバの各段RS’(1),RS’(2),
・・・の構成は、上述した図2に示すものと実質的に同
一であるが、第1グループと第2グループとの区別はな
く、奇数番目の段ではすべて、TFT201のゲートに
信号Φ1が、TFT204のドレインに信号CKがコン
トローラ4から供給される。また、偶数番目の段ではす
べて、TFT201のゲートに信号Φ2が、TFT20
4のドレインに信号¬CKがコントローラ4から供給さ
れる。
【0067】ここで、信号Φ1は、上述した図3のタイ
ミングチャートで信号Φ11と信号Φ12とのいずれか
がハイレベルとなっている期間でハイレベルとなる信号
である。信号Φ2は、信号Φ21と信号Φ22とのいず
れかがハイレベルとなっている期間でハイレベルとなる
信号である。信号CKは、信号CK11と信号CK12
とのいずれかがハイレベルとなっている期間でハイレベ
ルとなる信号であり、信号¬CKは、これを反転した信
号である。
【0068】各段RS’(1),RS’(2),・・・
に信号Φ1、CK、または信号Φ2、¬CKが供給され
ることにより、図4のゲートドライバは、上述した図2
のゲートドライバと同様に動作し、各段の出力端子OT
1,OT2,・・・から順に出力信号OUT1,OUT
2,・・・を出力し、接続されている液晶表示素子のゲ
ートラインに供給する。これにより、各段において入力
された信号のレベルを減衰させることなく、次段に伝達
することが可能で且つS/N比の高い出力信号を出力で
きるようになる。
【0069】しかしながら、図4に示すゲートドライバ
では、1垂直期間1Vに、信号Φ1、Φ2が、それぞれ
n回ずつ立ち上がりと立ち下がりを繰り返し、それぞれ
すべての奇数段のTFT201のゲート、すべての偶数
段のTFT201のゲートに供給され、そのレベルが変
化する毎にTFT201のゲートでの充放電が繰り返さ
れる。同様に1垂直期間1Vに、信号CK、¬CKが、
それぞれn回ずつ立ち上がりと立ち下がりを繰り返し、
それぞれすべての奇数段のTFT204のドレイン、す
べての偶数段のTFT204のドレインに供給される。
【0070】一方、上述した図2のゲートドライバ2全
体におけるTFT201のゲート容量での充放電並びに
TFT204のドレイン容量での充放電は、関連技術の
半分の段で行われるため、上述した図4のゲートドライ
バに比べてTFT201並びにTFT204での消費電
力を実質的に2分の1にすることができる。このため、
この実施の形態のゲートドライバ2(図2)は、関連技
術のゲートドライバ(図4)に比べて消費電力を低くす
ることができる。
【0071】[第2の実施の形態]この実施の形態にか
かる液晶表示装置の構成は、第1の実施の形態のものと
ほぼ同じである。但し、この実施の形態にかかる液晶表
示装置では、ゲートドライバ2の構成が、第1の実施の
形態のもの(図2)と異なる。また、コントローラ4か
らゲートドライバ2に供給される制御信号Gcntは、
信号¬CK11の代わりに後述する信号CK21が、信
号¬CK12の代わりに後述する信号CK22が含まれ
たものとなっている。
【0072】以下、この実施の形態におけるゲートドラ
イバ2の動作を、図5のタイミングチャートを参照して
説明する。
【0073】このゲートドライバ2の動作は、信号¬C
K11を信号CK12に、信号¬CK12を信号CK1
2に置き換えれば、図3のタイミングチャートを参照し
て説明した第1の実施の形態のものとほぼ同様に考える
ことができる。但し、次の点で第1の実施の形態のもの
と異なる。
【0074】例えば、タイミングT1からT2の間にお
いて、信号CK11がハイレベルとなっている期間が1
水平期間に達しておらず、第1グループに含まれる第1
段RS(1)から出力される選択信号OUT1がハイレ
ベルとなる期間も、信号CK11がハイレベルとなって
いる期間に限られる。第1グループに含まれる他の奇数
段RS(3),・・・,RS(n−1)についても同様
である。
【0075】同様に、第1グループの偶数段RS
(2),・・・,RS(n)のそれぞれから出力される
選択信号OUT2,・・・,OUTnは、それぞれに対
応する水平期間において信号CK21がハイレベルとな
っている期間のみハイレベルとなる。第2グループの奇
数段RS(n+1),・・・,RS(2n−1)のそれ
ぞれから出力される選択信号OUT(n+1),・・
・,OUT(2n−1)は、それぞれに対応する水平期
間において信号CK12がハイレベルとなっている期間
のみハイレベルとなる。第2グループの偶数段RS(n
+2),・・・,RS(2n)のそれぞれから出力され
る選択信号OUT(n+2),・・・,OUT2nは、
それぞれに対応する水平期間において信号CK22がハ
イレベルとなっている期間のみハイレベルとなる。
【0076】なお、この実施の形態にかかる液晶表示装
置において、ゲートドライバ2以外の動作は、データド
ライバ3が、ゲートドライバ2から各ゲートラインGL
1〜GL2nに所定の電圧が出力されている期間に合わ
せて、蓄積した画像信号IMGに対応する1行分の表示
信号を出力する以外は、第1の実施の形態で説明した液
晶表示装置のものと実質的に同一である。
【0077】以上説明したように、この実施の形態にか
かる液晶表示装置では、コントローラ4は、ゲートドラ
イバ2の奇数段と偶数段とで位相の異なる信号CK1
1、CK12とCK21、CK22とをそれぞれ別々に
供給している。これらの信号CK11、CK12、CK
21、CK22は、ハイレベルとなる1回当たりの期間
を1水平期間よりも短くすることができ、このハイレベ
ルの期間だけゲートドライバ2の出力信号OUT1〜O
UT2nがゲートラインGL1〜GL2nのそれぞれに
出力される。
【0078】このため、この実施の形態におけるゲート
ドライバ2を適用し、信号CK11、CK12、CK2
1、CK22をハイレベルにする期間を任意に設定する
ことによって、ゲートラインGL1〜GL2nのそれぞ
れの選択期間を、1水平期間よりも短い任意の期間とす
ることができる。
【0079】また、第1の実施の形態のゲートドライバ
2と同様に、この実施の形態におけるゲートドライバ2
全体におけるTFT201のゲートでの充放電も、関連
技術(図4)の半分の段で行われるため、上述した図4
のゲートドライバに比べてTFT201並びにTFT2
04での消費電力を実質的に2分の1にすることができ
る。このため、この実施の形態のゲートドライバ2も、
第1の実施の形態のものと同様に、関連技術のゲートド
ライバ(図4)に比べて消費電力を低くすることができ
るという効果が得られる。
【0080】[第3の実施の形態]この実施の形態にか
かる液晶表示装置は、第1の実施の形態のものとほぼ同
じである。但し、この実施の形態にかかる液晶表示装置
では、液晶表示素子1の列方向の画素数は、2m(m:
奇数)であり、行方向に2m本のゲートラインGL1〜
GL2mが伸延しているものとする。これに合わせて、
ゲートドライバ2の構成が、第1の実施の形態のもの
(図2)と異なり、2m段で構成されている。
【0081】図6は、この実施の形態におけるゲートド
ライバ2の構成を示す図である。この実施の形態におけ
るゲートドライバ2は、ゲートラインGL1〜GL2m
と同数である2m個の段RS(1)〜RS(2m)によ
って構成されている。1番目からm番目の段RS(1)
〜RS(m)が第1グループを、m+1番目から2m番
目の段RS(m+1)〜RS(2m)が第2グループを
それぞれ形成している。
【0082】コントローラ4からの制御信号Gcntと
して、第1グループの奇数番目の段RS(1),・・
・,RS(m)には、第1の実施の形態の第1グループ
の奇数番目の段と同様に、信号Φ11、CK11が供給
されている。第1グループの偶数番目の段RS(2),
・・・,RS(m−1)には、第1の実施の形態の第1
グループの偶数番目の段と同様に、信号Φ21、¬CK
11が供給されている。
【0083】一方、この実施の形態におけるゲートドラ
イバ2では、第2グループ中での奇数番目の段RS(m
+1),・・・,RS(2m)は、ゲートドライバ2全
体としては偶数番目の段となり、第2グループ中の奇数
番目の段RS(m+1),・・・,RS(2m)には、
信号Φ12、CK12が供給されている。また、第2グ
ループ中の偶数番目の段RS(m+2),・・・,RS
(2m−1)は、ゲートドライバ2全体としては奇数番
目の段となり、第2グループの偶数番目の段RS(m+
2),・・・,RS(2m−1)には、信号Φ22、¬
CK12が供給されている。
【0084】次に、この実施の形態にかかるゲートドラ
イバ2の動作について、説明する。この実施の形態にか
かるゲートドライバ2の動作は第1の実施の形態のもの
とほぼ同一である。但し、次の点で第1の実施の形態の
ものと異なる。
【0085】第1の実施の形態の最終段のTFT201
には、信号Φ21が入力されていたのに対し第1グルー
プの最終段であるm番目の段RS(m)(以下、第m段
RS(m)という)のTFT201にタイミングTmか
らTm+1までの一定期間に信号Φ11が入力され、ま
た第1の実施の形態において、1垂直期間1V中に信号
Φ11と信号Φ21はともに立ち上がってから立ち下が
る回数が(n/2)回づつと同数であったが、本実施の
形態のゲートドライバ2は、1垂直期間1V中に第1グ
ループの奇数段のTFT201では、信号Φ11が立ち
上がってから立ち下がる回数が(m+1)/2回で、1
垂直期間1V中に第1グループの偶数段のTFT201
では、信号Φ21が立ち上がってから立ち下がる回数が
(m−1)/2回となり、信号Φ11が信号Φ21より
立ち上がってから立ち下がる回数が1回多い点が異な
る。同様に第2グループにおいても信号Φ12の方が信
号Φ22より立ち上がってから立ち下がる回数が1回多
い点が異なる。
【0086】また、第1グループの最後段、第2グルー
プの最前段、及び第2グループの最後段が、それぞれ偶
数番目の第n段RS(n)、奇数番目の第n+1段RS
(n+1)、及び偶数番目の第2n段RS(2n)から
奇数番目の第m段RS(m)、偶数番目の第m+1段R
S(m+1)、及び偶数番目の第2m段RS(2m)に
変わっている。
【0087】本実施の形態のゲートドライバ2の第m段
RS(m)からm行目のゲートラインGLmに選択信号
OUTmが出力される水平期間であるタイミングTmか
らTm+1までの一定期間、信号Φ12が立ち上がり、
引き続き第2グループの1番目の段RS(m+1)(以
下、第m+1段RS(m+1)という)のTFT201
がオンする。これにより、第m+1段RS(m+1)の
配線容量C2、C4に電荷がチャージされ、その電位が
ハイレベルとなる。これにより、次にタイミングTm+
2からTm+3の間で信号Φ12が再び立ち上がるま
で、第m+1段RS(m+1)の配線容量C2、C4の
電位がハイレベル、配線容量C5の電位がローレベルと
なっている状態が続く。
【0088】次に、タイミングTm+1において、第1
の実施の形態の第1グループから第2グループへの切り
替わるタイミングTn+1と同様に、信号CK12がハ
イレベルとなる。ここで、第m+1段RS(m+1)の
TFT204がオン、TFT205がオフとなっている
ことから、第m+1段RS(m+1)からハイレベルの
選択信号OUT(m+1)が第m+1行のゲートライン
GLm+1に出力される。ゲートラインGLm+1に出
力されている選択信号OUT(m+1)は、タイミング
Tm+2で信号CK12がローレベルに変化すると、ロ
ーレベルになる。
【0089】また、ハイレベルの選択信号OUT(m+
1)が第m+1行のゲートラインGLm+1に出力され
ているタイミングTm+1からTm+2までの一定期
間、信号Φ22が立ち上がる。これにより、第2グルー
プの2番目の段RS(m+2)(以下、第m+2段RS
(m+2)という)のTFT201がオンする。これに
より、第m+2段RS(m+2)の配線容量C2、C4
に電荷がチャージされ、その電位がハイレベルとなる。
これにより、次にタイミングTm+3からTm+4の間
で信号Φ22が立ち上がるまで、第m+2段RS(m+
2)の配線容量C2、C4の電位がハイレベル、配線容
量C5の電位がローレベルとなっている状態が続く。
【0090】次に、タイミングTm+2において、信号
¬CK12がハイレベルとなる。ここで、第m+2段R
S(m+2)のTFT204がオン、TFT205がオ
フとなっていることから、第m+2段RS(m+2)か
らハイレベルの選択信号OUT(m+2)が第m+2行
のゲートラインGLm+2に出力される。ゲートライン
GLm+2に出力されている選択信号OUT(m+2)
は、タイミングTm+3で信号CK12がローレベルに
変化すると、ローレベルになる。
【0091】以下、同様にして第2グループの3段目以
降も順次動作し、3行目からn行目のゲートラインGL
m+3〜GL2mまで1水平期間ずつハイレベルの選択
信号OUTm+3〜OUT2mが順次出力される。そし
て、タイミングT2mからタイミングT2m+1で第2
グループの最後の段RS(2m)から選択信号OUT2
mが2m行目のゲートラインGL2mに出力され、1水
平期間内におけるゲートラインGL1〜GL2mのそれ
ぞれの選択が終了する。
【0092】以上説明したように、1つのグループ内に
含まれるゲートドライバ2の段数が奇数であっても、後
段のグループの各段RS(m+1)〜RS(2m)に供
給する信号を、グループ内の段数が偶数である場合と変
えることによって、ゲートドライバ2による液晶表示素
子1のゲートラインGL1〜GL2mを、順次正しく選
択していくことができる。なお、この実施の形態にかか
る液晶表示装置でも、第1の実施の形態と同様に、高精
細の液晶表示素子1の駆動に適用してゲートドライバ2
の段数が多くなっても、ゲートドライバ2の各段からの
出力される選択信号のレベルが減衰することがないとい
う効果が得られる。
【0093】また、第1の実施の形態のゲートドライバ
2と同様に、この実施の形態におけるゲートドライバ2
全体におけるTFT201のゲートでの充放電も、関連
技術(図4)の半分の段だけ行われるため、上述した図
4のゲートドライバに比べてTFT201並びにTFT
204での消費電力を実質的に2分の1にすることがで
きる。このため、この実施の形態のゲートドライバ2
も、第1の実施の形態のものと同様に、関連技術のゲー
トドライバ(図4)に比べて消費電力を低くすることが
できるという効果が得られる。
【0094】[第4の実施の形態]この実施の形態にか
かる液晶表示装置は、第1の実施の形態のものとほぼ同
じである。但し、この実施の形態にかかる液晶表示装置
では、ゲートドライバ2の構成が第1の実施の形態のも
の(図2)と異なり、コントローラ4からゲートドライ
バ2に供給される制御信号Gcntには、Φ11、Φ1
2、Φ21、Φ22の他に、信号CKとその反転信号で
ある信号¬CKのみが含まれる。
【0095】図7は、この実施の形態におけるゲートド
ライバ2の構成を示す図である。図示するように、この
ゲートドライバ2における各段RS(1)〜RS(2
n)の構成は、第1の実施の形態のものとほぼ同一であ
る。但し、第1、第2グループ共に、奇数番目の段RS
(1),・・・,RS(n−1),RS(n+1),・
・・,RS(2n−1)のTFT204のドレインに
は、信号CKが供給されている。一方、第1、第2グル
ープ共に、偶数番目の段RS(2),・・・,RS
(n),RS(n+2),・・・,RS(2n)のTF
T204のドレインには、信号¬CKが供給されてい
る。
【0096】ここで、信号CKは、1水平期間毎に交互
にハイレベルとローレベルとなる信号であり、例えば、
第1グループの1番目の段RS(1)から選択信号OU
T1が出力されて1行目のゲートラインGL1を選択す
る水平期間において、ハイレベルとなる。一方、信号¬
CKは、信号CKの反転信号であり、例えば、第1グル
ープの2番目の段RS(2)から選択信号OUT2が出
力されて2行目のゲートラインGL2を選択する水平期
間において、ハイレベルとなる。
【0097】次に、この実施の形態におけるゲートドラ
イバ2の動作について、説明する。この実施の形態のゲ
ートドライバ2は、信号CK11、CK12を信号CK
に、信号¬CK11、¬CK12を信号¬CKに置き換
えれば、第1の実施の形態で説明したゲートドライバ2
と同様に動作する。この実施の形態では、例えば、タイ
ミングT(n+1)以前でも第2グループの各段RS
(n+1)〜RS(2n)にハイレベルの信号CKまた
は信号¬CKが供給されることとなるが、それぞれの前
段からTFT201のドレインにハイレベルの選択信号
が供給されることがないので、第2グループの各段RS
(n+1)〜RS(2n)から選択信号が出力されるこ
とはない。
【0098】なお、液晶表示装置全体として、ゲートド
ライバ2以外の動作は第1の実施の形態で説明したもの
と同一である。
【0099】以上説明したように、ハイレベルの信号C
Kまたは信号¬CKが第1グループの段と第2グループ
の段とに同時に入力されても、ゲートドライバ2による
液晶表示素子1のゲートラインGL1〜GL2mを、順
次正しく選択していくことができる。なお、この実施の
形態にかかる液晶表示装置でも、第1の実施の形態と同
様に、高精細の液晶表示素子1の駆動に適用してゲート
ドライバ2の段数が多くなっても、ゲートドライバ2の
各段からの出力される選択信号のレベルが減衰すること
がないという効果が得られる。
【0100】また、第1の実施の形態のゲートドライバ
2と同様に、この実施の形態におけるゲートドライバ2
全体におけるTFT201のゲートでの充放電も、関連
技術(図4)の半分の段だけ行われるため、上述した図
4のゲートドライバに比べてTFT201並びにTFT
204での消費電力を実質的に2分の1にすることがで
きる。このため、この実施の形態のゲートドライバ2
も、第1の実施の形態のものと同様に、関連技術のゲー
トドライバ(図4)に比べて消費電力を低くすることが
できるという効果が得られる。
【0101】[第5の実施の形態]この実施の形態にか
かる液晶表示装置は、第3の実施の形態のものとほぼ同
じである。但し、この実施の形態にかかる液晶表示装置
では、ゲートドライバ2の構成が第3の実施の形態のも
の(図6)と異なり、コントローラ4からゲートドライ
バ2に供給される制御信号Gcntには、Φ11、Φ1
2、Φ21、Φ22の他に、信号CKとその反転信号で
ある信号¬CKのみが含まれる。
【0102】図8は、この実施の形態にかかるゲートド
ライバ2の構成を示す図である。図示するように、この
ゲートドライバ2における各段RS(1)〜RS(2
m)の構成は、第3の実施の形態のものとほぼ同一であ
る。但し、第1グループの奇数番目の段RS(1),・
・・,RS(m)及び第2グループの偶数番目の段RS
(m+2),・・・,RS(2m)のTFT204のド
レインには、信号CKが供給されている。一方、第1グ
ループの偶数番目の段RS(2),・・・,RS(m−
1)及び第2グループの奇数番目の段RS(m),・・
・,RS(2m−1)のTFT204のドレインには、
信号¬CKが供給されている。なお、信号CK、¬CK
は、第4の実施の形態で説明したものと実質的に同一で
ある。
【0103】次に、この実施の形態におけるゲートドラ
イバ2の動作について、説明する。この実施の形態のゲ
ートドライバ2は、信号CK11、CK12を信号CK
に、信号¬CK11、¬CK12を信号¬CKに置き換
えれば、第3の実施の形態で説明したゲートドライバ2
と同様に動作する。この実施の形態では、例えば、タイ
ミングT(m+1)以前でも第2グループの各段RS
(m+1)〜RS(2m)にハイレベルの信号CKまた
は信号¬CKが供給されることとなるが、それぞれの前
段からTFT201のドレインにハイレベルの選択信号
が供給されることがないので、第2グループの各段RS
(m+1)〜RS(2m)から選択信号が出力されるこ
とはない。
【0104】なお、液晶表示装置全体として、ゲートド
ライバ2以外の動作は第1の実施の形態で説明したもの
と同一である。
【0105】以上説明したように、ハイレベルの信号C
Kまたは信号¬CKが第1グループの段と第2グループ
の段とに同時に入力されても、ゲートドライバ2による
液晶表示素子1のゲートラインGL1〜GL2mを、順
次正しく選択していくことができる。なお、この実施の
形態にかかる液晶表示装置でも、第1の実施の形態と同
様に、高精細の液晶表示素子1の駆動に適用してゲート
ドライバ2の段数が多くなっても、ゲートドライバ2の
各段から出力される選択信号のレベルが減衰することが
ないという効果が得られる。
【0106】また、第1の実施の形態のゲートドライバ
2と同様に、この実施の形態におけるゲートドライバ2
全体におけるTFT201のゲートでの充放電も、関連
技術(図4)の半分の段だけ行われるため、上述した図
4のゲートドライバに比べてTFT201並びにTFT
204での消費電力を実質的に2分の1にすることがで
きる。このため、この実施の形態のゲートドライバ2
も、第1の実施の形態のものと同様に、関連技術のゲー
トドライバ(図4)に比べて消費電力を低くすることが
できるという効果が得られる。
【0107】[第6の実施の形態]この実施の形態にか
かる液晶表示装置の構成は、第1の実施の形態のものと
ほぼ同じである。但し、この実施の形態にかかる液晶表
示装置では、ゲートドライバ2の構成が、第1の実施の
形態のもの(図2)と異なる。また、コントローラ4か
らゲートドライバ2に供給される制御信号Gcntに
は、さらに後述する信号Φ31、Φ32、Φ41、Φ4
2が供給される。
【0108】図9は、この実施の形態におけるゲートド
ライバ2の構成を示す図である。このゲートドライバ2
の各段RS(1)〜RS(2n)には、第1の実施の形
態で示したもの(図2)にTFT206が付け加えられ
ている。
【0109】第2グループの最終段RS(2n)(以
下、第2n段RS(2n)という)のTFT206は、
信号Φ31がハイレベルとなっているときにオンされ、
コントローラ4から供給されたstart信号INを第
2n段RS(2n)の配線容量C2、C4に供給し、電
荷をチャージさせる。これにより、第2n段RS(2
n)は、信号¬CKがハイレベルになったとき、信号¬
CKと実質的に同レベルの選択信号OUT2nをゲート
ライン2nに出力すると共に、その前段RS(2n−
1)(以下、第2n−1段RS(2n−1)という)の
TFT206のドレインに供給する。
【0110】第2グループの他の偶数段RS(2n−
2),・・・,RS(n+2)のTFT206は、信号
Φ31がハイレベルとなっているときにオンされ、それ
ぞれの後段RS(2n−1),・・・,RS(n+3)
からハイレベルの選択信号OUT2n,・・・,OUT
(n+2)が出力されているときにこれをそれぞれの配
線容量C2、C4に供給し、電荷をチャージさせる。こ
れにより、第2グループの他の偶数段RS(2n−
2),・・・,RS(n+2)は、信号¬CKがハイレ
ベルになったとき、信号¬CKと実質的に同レベルの選
択信号OUT(2n−2),・・・,OUT(n+2)
を対応するゲートラインに出力すると共に、それぞれの
前段RS(2n−3),・・・,RS(n+1)のTF
T206のドレインに供給する。
【0111】第2グループの奇数段RS(2n−1),
・・・,RS(n+1)のTFT206は、信号Φ41
がハイレベルとなっているときにオンされ、それぞれの
後段RS(2n),・・・,RS(n+2)からハイレ
ベルの選択信号OUT2n,・・・,OUT(n+2)
が出力されているときにこれをそれぞれの配線容量C
2、C4に供給し、電荷をチャージさせる。これによ
り、第2グループの奇数段RS(2n−1),・・・,
RS(n+1)は、信号CKがハイレベルになったと
き、信号CKと実質的に同レベルの選択信号OUT(2
n−1),・・・,OUT(n+1)を対応するゲート
ラインに出力すると共に、それぞれの前段RS(2n−
2),・・・,RS(n)のTFT206のドレインに
供給する。
【0112】第1グループの偶数段RS(n),・・
・,RS(2)のTFT206は、信号Φ32がハイレ
ベルとなっているときにオンされ、それぞれの後段RS
(n+1),・・・,RS(3)からハイレベルの選択
信号OUTn+1,・・・,OUT3が出力されている
ときにこれをそれぞれの配線容量C2、C4に供給し、
電荷をチャージさせる。これにより、第1グループの偶
数段RS(n),・・・,RS(2)は、信号¬CKが
ハイレベルになったとき、信号¬CKと実質的に同レベ
ルの選択信号OUTn,・・・,OUT2を対応するゲ
ートラインに出力すると共に、それぞれの前段RS
(1),・・・,RS(n−1)のTFT206のドレ
インに供給する。
【0113】第1グループの奇数段RS(n−1),・
・・,RS(1)のTFT206は、信号Φ42がハイ
レベルとなっているときにオンされ、それぞれの後段R
S(n),・・・,RS(2)からハイレベルの選択信
号OUTn,・・・,OUT(2)が出力されていると
きにこれをそれぞれの配線容量C2、C4に供給し、電
荷をチャージさせる。これにより、第1グループの奇数
段RS(n−1),・・・,RS(1)は、信号CKが
ハイレベルになったとき、信号CKと実質的に同レベル
の選択信号OUT(n−1),・・・,OUT1を対応
するゲートラインに出力する。また、第1段RS(1)
以外は、出力された選択信号OUT(n−1),・・
・,OUT3をそれぞれの前段RS(2n−2),・・
・,RS(n)のTFT206のドレインにも供給す
る。
【0114】以下、この実施の形態におけるゲートドラ
イバ2の動作について説明する。この実施の形態では、
ゲートドライバ2は、制御信号Φ11、Φ12、Φ2
1、Φ22、Φ31、Φ32、Φ41、Φ42に従っ
て、順方向と逆方向との双方に動作することができる。
以下、順方向と逆方向のそれぞれに分けて、ゲートドラ
イバ2の動作を説明する。
【0115】まず、順方向動作について、図10のタイ
ミングチャートを参照して説明する。図示するように、
制御信号Φ31、Φ32、Φ41、Φ42は、常にロー
レベルとなっている。このため、ゲートドライバ2の各
段のTFT206は常にオフされており、この場合のゲ
ートドライバ2の動作は、図3に示した第1の実施の形
態におけるものと実質的に同一となる。
【0116】次に、逆方向動作について、図11のタイ
ミングチャートを参照して説明する。図示するように、
制御信号Φ11、Φ12、Φ21、Φ22は、常にロー
レベルとなっている。
【0117】まず、タイミングT0からT1の間で信号
Φ31がハイレベルとなると、第2n段RS(2n)の
TFT206がオンし、第2n段RS(2n)の配線容
量C2、C4にstart信号INが供給され、電荷が
チャージされる。このとき、第2n段RS(2n)内の
TFT202〜205は、第1の実施の形態で説明した
のと同様に動作し、タイミングT1からタイミングT2
の間において、信号¬CKがハイレベルになると、第2
n段RS(2n)からゲートラインGL2nにハイレベ
ルの選択信号OUT2nが出力されると共に、第2n−
1段RS(2n−1)のTFT206のドレインにも供
給される。
【0118】次に、タイミングT1からT2の間で信号
Φ41がハイレベルとなると、第2n−1段RS(2n
−1)のTFT206がオンし、第2n−1段RS(2
n−1)の配線容量C2、C4に後段からの選択信号O
UT2nが供給され、電荷がチャージされる。このと
き、第2n段RS(2n)内のTFT202〜205
は、第1の実施の形態で説明したのと同様に動作して、
タイミングT2からタイミングT3の間において信号C
Kがハイレベルになると、第2n−1段RS(2n−
1)からゲートラインGL2n−1にハイレベルの選択
信号OUT(2n−1)が出力されると共に、その前段
RS(2n−2)のTFT206のドレインにも供給さ
れる。
【0119】以降、タイミングT(n+1)まで同様の
動作を繰り返し、第2グループの各段RS(2n)〜R
S(n+1)からハイレベルの選択信号OUT2n、O
UT(2n−1),・・・,OUT(n+1)が1水平
期間ずつ順次出力される。ここで、タイミングTnから
T(n+1)の間では、第2グループの第1段RS(n
+1)から選択信号OUT(n+1)がゲートラインG
Ln+1に出力されると共に、第1グループの最終段R
S(n)(以下、第n段RS(n)という)のTFT2
06のドレインに供給されることとなる。
【0120】ここで、タイミングTnからT(n+1)
の間で信号Φ32がハイレベルとなると、第n段RS
(n)のTFT206がオンし、第n段RS(n)の配
線容量C2、C4に後段からの選択信号OUT(n+
1)が供給され、電荷がチャージされる。このとき、第
n段RS(n)内のTFT202〜205は、第1の実
施の形態で説明したのと同様に動作し、タイミングT
(n+1)からタイミングT(n+2)の間において、
信号¬CKがハイレベルになると、第n段RS(n)か
らゲートラインGLnにハイレベルの選択信号OUTn
が出力されると共に、その前段RS(n−1)(以下、
第n−1段RS(n−1)という)のTFT206のド
レインにも供給される。
【0121】次に、タイミングTn+1からTn+2の
間で信号Φ42がハイレベルとなると、第n−1段RS
(n−1)のTFT206がオンし、第n−1段RS
(2n−1)の配線容量C2、C4に後段からの選択信
号OUTnが供給され、電荷がチャージされる。このと
き、第n−1段RS(n−1)内のTFT202〜20
5は、第1の実施の形態で説明したのと同様に動作し
て、タイミングT(n+2)からタイミングT(n+
3)の間において信号CKがハイレベルになると、第n
−1段RS(n−1)からゲートラインGLn−1にハ
イレベルの選択信号OUT(n−1)が出力されると共
に、その前段RS(n−2)のTFT206のドレイン
にも供給される。
【0122】以降、タイミングT(2n+1)まで同様
の動作を繰り返し、第1グループの各段RS(n)〜R
S(1)からハイレベルの選択信号OUTn、OUT
(n−1),・・・,OUT1が1水平期間ずつ順次出
力される。以上の動作により、ゲートドライバ2は、第
2n段RS(2n)、第2n−1段RS(2n−1)、
・・・、第n段RS(n)、第n−1段RS(n−
1)、・・・、第1段RS(1)の順で、対応するゲー
トラインGL2n〜GL1に出力する選択信号OUT2
n〜OUT1をハイレベルにしていく。
【0123】なお、ゲートドライバ2に関わる部分以外
の液晶表示装置全体としての動作は、第1の実施の形態
のものと同一であり、コントローラ4は、ゲートドライ
バ2に供給している信号Φ11、Φ12、Φ21、Φ2
2、Φ31、Φ32、Φ41、Φ42の状態に関わら
ず、フレームメモリ4fmに展開している画像を正順に
読み出して、画像データIMGとして、データドライバ
3に供給する。
【0124】以下、この実施の形態にかかる液晶表示装
置において、液晶表示素子1上に表示される画像につい
て、具体例を以て説明する。ここで、コントローラ4内
のフレームメモリ4fmには、図12(a)に示すよう
な画像が展開されているものとする。
【0125】コントローラ4は、図12(a)に示すフ
レームメモリ4fmに展開されている画像を、座標
(1,1)〜(k,1),(2,1)〜(k,2),・
・・,(1,2n)〜(k,2n)の順で読み出してい
き、画像データIMGとしてデータドライバ3に供給す
る。データドライバ3は、コントローラ4から供給され
た画像データIMGを蓄積し、対応する表示信号を順次
データラインDLのそれぞれに出力することで、選択さ
れている行の画素容量1bに書き込んでいく。
【0126】ゲートドライバ2の動作として順方向動作
が選択されている場合には、ゲートドライバ2は、ゲー
トラインGL1,GL2,GLn,GLn+1,GLn
+2,・・・,GL2nの順で走査する。このため、例
えば、液晶表示素子1の1行目の画素容量1bに書き込
まれる表示信号は、フレームメモリ4fmの座標(1,
1)〜(k,1)に展開されている画像データIMGに
対応したものと,2行目の画素容量1bに書き込まれる
表示信号は、座標(2,1)〜(k,2)に展開されて
いる画像データIMGに対応したものと、2n行目の画
素容量1bに書き込まれる表示信号は、座標(1,2
n)〜(k,2n)に展開されている画像データIMG
に対応したものとなる。従って、液晶表示素子1上に表
示される画像は、図12(b)に示すようにフレームメ
モリ4fmに展開されている画像と同じになる。
【0127】一方、ゲートドライバ2の動作として逆方
向動作が選択されている場合には、ゲートドライバ2
は、ゲートラインGL2n,GL2n−1,GLn+
1,GLn,GLn−1,・・・,GL1の順で走査す
る。このため、例えば、液晶表示素子1の2n行目の画
素容量1bに書き込まれる表示信号は、フレームメモリ
4fmの座標(1,1)〜(k,1)に展開されている
画像データIMGに対応したものと,2n−1行目の画
素容量1bに書き込まれる表示信号は、座標(2,1)
〜(k,2)に展開されている画像データIMGに対応
したものと、1行目の画素容量1bに書き込まれる表示
信号は、座標(1,2n)〜(k,2n)に展開されて
いる画像データIMGに対応したものとなる。従って、
液晶表示素子1上に表示される画像は、図12(c)に
示すようにフレームメモリ4fmに展開されている画像
を上下反転したものになる。
【0128】以上説明したように、この実施の形態にお
けるゲートドライバ2では、コントローラ4から供給す
るΦ11、Φ12、Φ21、Φ22、Φ31、Φ32、
Φ41、Φ42を制御するだけで、液晶表示素子1のゲ
ートラインGL1〜GL2nに選択信号を出力していく
方向を、正順と逆順とのいずれも選択することができ
る。このため、この実施の形態にかかる液晶表示装置で
は、フレームメモリ4fmからの画像の読み出しに複雑
な制御を行わなくても、液晶表示素子1上に上下反転し
た画像を表示することができる。
【0129】また、第1の実施の形態のゲートドライバ
2と同様に、この実施の形態におけるゲートドライバ2
全体におけるTFT201(或いはTFT206)のゲ
ートでの充放電も、関連技術(図4)の半分の段だけ行
われるため、上述した図4のゲートドライバに比べてT
FT201並びにTFT204での消費電力を実質的に
2分の1にすることができる。このため、この実施の形
態のゲートドライバ2も、第1の実施の形態のものと同
様に、関連技術のゲートドライバ(図4)に比べて消費
電力を低くすることができるという効果が得られる。
【0130】ところで、デジタルスチルカメラやビデオ
カメラには、撮影している画像を表示して撮影者に示す
ためのビューファインダとして、液晶表示装置を備える
ものがある。さらに、撮像レンズを上下方向に180°
回転させて、液晶表示装置の側からして通常とは逆方向
を撮影できるようにしたものがある。このようなデジタ
ルスチルカメラやビデオカメラで撮像レンズを180°
回転させて撮影した場合、液晶表示装置が表示する画像
に対して何らの制御も行わなければ、撮影者から見ると
上下逆さまの画像が表示されてしまうこととなる。この
ため、このようなデジタルスチルカメラやビデオカメラ
では、上下反転して画像を表示させることができる液晶
表示装置が必要となってくる。
【0131】そこで、この実施の形態の液晶表示装置
を、このようなデジタルスチルカメラやビデオカメラの
ビューファインダとして適用することにより、撮像レン
ズを180°回転させて通常の状態とは逆方向を撮影す
る場合に、コントローラ4からの信号Φ11、Φ12、
Φ21、Φ22、Φ31、Φ32、Φ41及びΦ42の
出力だけの容易な制御で、撮影者から見て上下方向の正
しい画像を表示させることが可能となる。
【0132】[実施の形態の変形]本発明は、上記の第
1〜第6の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が
可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形
態の変形態様について、説明する。
【0133】上記の第1〜第5の実施の形態では、ゲー
トドライバ2の各段RS(1)〜RS(2n)(RS
(2m))は、5つのTFT201〜205によって構
成されていた。上記の第6の実施の形態では、ゲートド
ライバ2の各段rs(1)〜rs(2n)は、6つのT
FT201〜206によって構成されていた。しかしな
がら、ゲートドライバ2の各段RS(1)〜RS(2
n)(RS(2m))或いはrs(1)〜rs(2n)
の構成はこれに限るものではない。
【0134】例えば、TFT203は、薄膜トランジス
タ以外の抵抗素子に替えてもよい。また、ゲートドライ
バ2の各段RS(1)〜RS(2n)或いはrs(1)
〜rs(2n)は、TFT204のドレインに供給され
る信号CK11、¬CK11、CK21、CK12、¬
CK12、CK22の反転信号がゲートに供給され、T
FT205のソースがドレインに接続されたTFTを、
さらに備えるものとしてもよい。
【0135】上記の第1〜第6の実施の形態では、ゲー
トドライバ2の各段は、2つのグループに分けられてい
た。これに対して、ゲートドライバ2の各段を、3つ以
上の任意個のグループに分けるものとしてもよい。ここ
で、各グループに含まれる段の数が偶数であるか奇数で
あるかによって、コントローラ4から各段に供給する信
号を選べばよい。
【0136】上記の第1〜第6の実施の形態では、ゲー
トドライバ2の段数は、偶数段であり、各段を2個のグ
ループに分けるものとしていた。すなわち、ゲートドラ
イバ2の段数は、グループの数で割り切れるものであっ
た。しかしながら、ゲートドライバ2の段数がグループ
の数で割り切れるものであっても構わない。このような
場合、例えば、最終段が含まれるグループの段数を他の
グループの段数と異なるものとすることによって調整す
ることができる。
【0137】上記の第1〜第6の実施の形態では、ゲー
トドライバ2の各段は、隣接するもの同士でグループ分
けされていた。しかしながら、ゲートドライバ2の各段
のグループ分けは、必ずしも隣接する段同士で行う必要
はなく、第1,2,5,6,9,10,13,14,・
・・段で第1のグループ、第3,4,7,8,11,1
2,15,16,・・・段で第2のグループを形成する
ようにしてもよい。
【0138】上記の第1〜第6の実施の形態では、ゲー
トドライバ2を、液晶表示素子1のゲートラインGL1
〜GL2n(GL2m)を順次選択して所定の電圧を供
給するために使用した場合について説明した。しかしな
がら、上記構成のゲートドライバ2は、有機EL表示素
子などの他のマトリクス状に表示画素が形成された表示
素子、さらには例えば、半導体層の上下にそれぞれゲー
ト絶縁膜を介して一対のゲートが設けられたスイッチン
グ素子を兼ね、半導体層に入射された励起光を光電変換
する撮像画素がマトリクス状に形成された撮像素子の一
方のゲートを走査するためにも使用することができる。
【0139】アクティブマトリクス型液晶表示素子の画
素電極に接続されたアモルファスシリコンTFTを走査
するシフトレジスタの場合、TFTのオン時の電位とオ
フ時の電位との差は十数V以上が望ましく、半導体層の
上下にそれぞれゲート絶縁膜を介して一対のゲートが設
けられたスイッチング素子を兼ねたフォトトランジスタ
を走査する場合では30V以上が望ましい。このような
表示素子または撮像素子のシフトレジスタとして、上記
構成を有し、且つTFT201〜205が同一チャネル
型の薄膜トランジスタであるものを適用すると、出力電
圧信号の電圧の最大値と最小値と差を30V以上にする
ことができ、またバッファを介することなく液晶表示素
子やフォトセンサのシフトレジスタに利用することが可
能になる。このように出力する信号の電位差が大きいほ
ど、信号が入力されたTFT201、204での消費電
力は大きくなるため特に有効である。また、ゲートライ
ンGLの数が多いほど効果が大きいので走査線数の多い
高精細な画素の素子に適している。
【0140】上記の第1〜第6の実施の形態では、液晶
表示素子1を駆動するためのゲートドライバ2に、本発
明を適用した場合を例として説明した。しかしながら、
上記ゲートドライバ2と同一の構成であっても、他の用
途に使用するシフトレジスタとして使用することができ
る。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
出力信号をシフトさせるために、同時には一部のグルー
プに属するトランジスタの制御端子にのみ制御信号を供
給すればよいので、制御信号の供給によってトランジス
タで消費される電力をシフトレジスタ全体として低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される液晶表
示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるゲートドラ
イバの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるゲートドラ
イバの動作を示すタイミングチャートである。
【図4】関連技術のゲートドライバの構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるゲートドラ
イバの動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるゲートドラ
イバの構成を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるゲートドラ
イバの構成を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態におけるゲートドラ
イバの構成を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態におけるゲートドラ
イバの構成を示す図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態におけるゲートド
ライバの順方向動作を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の第6の実施の形態におけるゲートド
ライバの逆方向動作を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の第6の実施の形態における液晶表示
装置の動作例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・液晶表示素子、1a・・・TFT、1b・・・画素容
量、2・・・ゲートドライバ、3・・・データドライバ、4・・
・コントローラ、4fm・・・フレームメモリ、201〜2
06・・・TFT、GL1〜GL2n(GL2m)・・・ゲー
トライン、DL・・・データライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 Z 5/66 102 5/66 102B Fターム(参考) 2H093 NA16 NA43 NC09 NC22 NC29 NC34 ND39 5C006 AA11 AC11 AC21 AF43 AF50 AF69 BB16 BC14 BC23 BF03 FA47 5C024 CA25 GA32 HA05 HA09 JA23 5C058 AA09 BA02 BA20 BA26 BB09 BB13 BB22 BB25 5C080 AA10 BB06 DD09 DD26 EE29 FF11 GG12 JJ01 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の段からなり、各段は、制御端子に外
    部から制御信号が供給されることによって外部からの入
    力信号または隣接する段からの出力信号を取り込んで当
    該段の出力信号を順次出力させるためのトランジスタを
    備えるシフトレジスタであって、 前記複数の段は、複数のグループにグループ分けされて
    おり、異なるグループに属する段が備えるトランジスタ
    の制御端子には、互いに異なる制御信号が外部から供給
    され、複数のグループのうちの第1のグループの所定の
    段から出力された出力信号は、複数のグループのうちの
    第2のグループの所定の段のトランジスタに取り込ま
    れ、この第2のグループの所定の段から出力信号を出力
    することを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 【請求項2】前記グループ毎の制御信号は、当該グルー
    プに属するいずれかの段が外部からの入力信号または隣
    接する段からの出力信号を取り込んで当該段の出力信号
    を出力させるタイミングで、トランジスタの制御端子に
    供給されることを特徴とする請求項1に記載のシフトレ
    ジスタ。
  3. 【請求項3】前記複数の段のそれぞれには、各段からの
    出力信号の出力タイミングに合わせてレベルが変化する
    所定の信号がさらに外部から供給され、 前記複数の段のそれぞれは、外部から所定レベルの入力
    信号または隣接する段から所定レベルの入力信号を取り
    込んだときに、前記外部から供給された所定の信号を実
    質的に当該段の出力信号として出力することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のシフトレジスタ。
  4. 【請求項4】前記複数の段のそれぞれに外部から供給さ
    れる所定の信号は、奇数段と偶数段とでレベルが反転し
    た信号であり、 各段のトランジスタの制御端子に供給される制御信号
    は、奇数段と偶数段とで互いに異なることを特徴とする
    請求項3に記載のシフトレジスタ。
  5. 【請求項5】前記複数の段のそれぞれは、制御端子に外
    部から制御信号が供給されることによって外部からの入
    力信号または前段からの出力信号を取り込んで当該段の
    出力信号を出力させるための第1のトランジスタと、制
    御端子に外部から制御信号が供給されることによって外
    部からの入力信号または後段からの出力信号を取り込ん
    で当該段の出力信号を出力させるための第2のトランジ
    スタとを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載のシフトレジスタ。
  6. 【請求項6】前記第1のトランジスタの制御端子と前記
    第2のトランジスタの制御端子とには、いずれか一方に
    のみ実質的に外部から制御信号が供給されることを特徴
    とする請求項5に記載のシフトレジスタ。
  7. 【請求項7】前記複数の段のそれぞれが備えるトランジ
    スタは、電界効果トランジスタによって構成され、 前記トランジスタの制御端子に供給される制御信号は、
    電圧信号であることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載のシフトレジスタ。
  8. 【請求項8】複数の段からなり、各段は、制御端子に外
    部から制御信号が供給されることによって外部からの入
    力信号または隣接する段からの出力信号を取り込んで当
    該段の出力信号を順次出力させるための複数のトランジ
    スタを備え、前記複数の段は、複数のグループにグルー
    プ分けされており、異なるグループに属する段が備える
    トランジスタの制御端子には、互いに異なる制御信号が
    外部から供給され、複数のグループのうちの第1のグル
    ープの所定の段から出力された出力信号は、複数のグル
    ープのうちの第2グループの所定の段に入力信号として
    入力されるシフトレジスタと、 前記シフトレジスタからの出力信号に応じて駆動される
    複数の画素と、を備えることを特徴とする電子装置。
  9. 【請求項9】前記画素は、第1及び第2の電極並びにそ
    れらの間に挟まれた液晶を有することを特徴とする請求
    項8に記載の電子装置。
  10. 【請求項10】前記画素は、撮像画素であることを特徴
    とする請求項8に記載の電子装置。
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