JP2001052472A - 操作部材の着脱装置 - Google Patents

操作部材の着脱装置

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JP2001052472A
JP2001052472A JP11223613A JP22361399A JP2001052472A JP 2001052472 A JP2001052472 A JP 2001052472A JP 11223613 A JP11223613 A JP 11223613A JP 22361399 A JP22361399 A JP 22361399A JP 2001052472 A JP2001052472 A JP 2001052472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の操作部材の着脱装置では、突出部材か
ら前方への突出力を受けている操作部材を機器本体に装
着するとき、ロック部材の弾性付勢力を大きくしておか
ないと確実なロックができない。そのため、操作部材を
機器本体へ装着する際にロック部材からの装着抵抗力が
大きくなりすぎる。 【解決手段】 操作部材20が機器本体10に装着され
るときに、突出部材35が反時計方向へ回動させられる
が、この回動量が多くなるにしたがってトーションばね
34の捩り量が多くなり、ロック部材31に与えられる
(iv)方向への付勢力が徐々に大きくなる。よって操
作部材20を装着する途中でロック部材31から受ける
抵抗力が比較的弱く、装着完了時には、ロック部材31
により操作部材20が確実に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用などのよう
な機器本体に操作部材が着脱自在に取付けられた電子機
器に係り、特に機器本体に対して操作部材を良好な操作
感触で且つ確実に装着することができるようにした操作
部材の着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用の電子機器では、機器本体が車両
内から盗難されるのを未然に防ぐように前記機器本体か
ら操作部材のみを離脱させて車外へ携帯できるようにし
たものがある。また車載用あるいは家庭用などの各種電
子機器においては、操作部材を機器本体に装着した状態
で使用でき、さらに操作部材を機器本体から離脱させた
ときにこの操作部材を遠隔操作装置として使用できるよ
うにしたものがある。
【0003】図9は、このような電子機器における操作
部材の着脱装置の一例を示した部分平面図である。
【0004】図9に示すものでは、機器本体1の前面に
装着凹部1aが形成されており、この装着凹部1a内に
操作部材2が装着される。操作部材2の前面2aには押
釦などの各種操作部材2dが配列しており、また前記前
面2aには液晶表示パネルなどの表示画面が設けられて
いる。また前記操作部材2の背面2bと、前記装着凹部
1aとの間には、操作部材2の内部の電子部品と機器本
体1側の電子回路とを接続するためのコネクタが設けら
れる。
【0005】図9の図示右側では、操作部材2の側端部
に掛止突起2cが設けられている。また図示左側では、
操作部材2を保持するロック部材3が軸4を中心として
回動自在に支持され、且つロック部材3はばね5により
時計方向へ付勢されている。また前記ロック部材3の近
傍には突出部材6が設けられている。この突出部材6に
は長穴6aが形成されて、機器本体1に設けられた支持
軸7に前記長穴6aが摺動自在に支持されている。ま
た、機器本体1には、突出部材6を機器本体1の前方へ
付勢するとともに、この突出部材6を反時計方向へ付勢
するためのばね8が設けられている。
【0006】図9に示す着脱装置において、操作部材2
を装着するときに、図示右側の掛止突起2cを機器本体
1に掛止させ、前記掛止突起2cと機器本体1との掛止
部を支点として操作部材2を(i)方向へ回動させなが
ら機器本体1の装着凹部1a内に装着する。このとき、
操作部材2により突出部材6が機器本体1内に押し込め
られ、さらに前記ロック部材3の先端のフック部3aが
操作部材2の背面2bに掛止されて操作部材2が装着凹
部1a内に保持される。
【0007】操作部材2を離脱させるときは、操作部材
2に設けられた離脱操作釦、または機器本体1に設けら
れた離脱操作釦を押してロック部材3を反時計方向へ回
動させる。これによりロック部材3と操作部材2との掛
止が外れ、操作部材2のロック(保持)が解除される。
このとき突出部材6がばね8の力で機器本体1の前方へ
突出し、操作部材2は前記掛止突起2cと機器本体1と
の掛止部を支点として(ii)方向へ回動するように押
出される。操作部材2が図9に示す位置まで回動する
と、操作部材2が前記突出部材6の先端のフック部6b
に掛止されて、図9に示す姿勢で操作部材2が仮止めさ
れる。
【0008】図9に示すように、操作部材2が機器本体
1の前方へ回動して仮止めされた状態から、操作部材2
を手で保持してさらに前方へ引張ると、前記フック部6
bと操作部材2との掛止が外れ、操作部材2を機器本体
1から完全に離脱させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に示す従
来の操作部材の着脱装置には、以下に列記する問題点が
ある。 (1)ロック部材3を保持方向へ付勢するばね5と、突
出部材6を突出方向へ付勢するばね8とが別々に設けら
れているため、機器本体1の前部に設けられる部品の数
が多くなっている。また、ロック部材3を回動自在に支
持している軸4と、突出部材6を支持している軸7が別
々に設けられているため、やはり部品点数が多くなって
いる。しかもロック部材3と突出部材6が別々に支持さ
れているため、ロック部材3と突出部材6を離す必要が
あり、そのため機器本体1の前部においてロックならび
に突出のための機構の配置スペースが広くなりすぎ、機
器本体1の前部に配置すべき他の機構の配置に制約を受
ける。 (2)操作部材2を(i)方向へ回動させて装着凹部1
a内へ装着するときに、操作部材2によって突出部材6
を機器本体1内へ押し込まなくてはならない。このと
き、操作部材2が(i)方向へ押し込まれるにしたがっ
てばね8の弾性力が強くなり、ロック部材3で操作部材
2をロックする時点で、突出部材6が操作部材2を前方
へ押出す力が非常に大きくなる。そのためロック部材3
を付勢するばね5の弾性力を大きく設定しておかない
と、ロック部材3で操作部材2を確実にロックさせるこ
とができない。また、操作部材2がロックされていると
きにも、突出部材6により操作部材2が前方に押されて
いるため、ばね5の弾性力が弱いと、振動などが与えら
れたときに、ロック部材3のフック部3aが操作部材2
から簡単に外れ、突出部材6に押された操作部材2が装
着凹部1aから飛び出すおそれがある。
【0010】しかしロック部材3を付勢するばね5の弾
性力をあまりにも強くしておくと、操作部材2を(i)
方向へ回動させたときに、操作部材2を装着凹部1a内
へ強く押さないとロック部材3によって操作部材2を確
実にロックできなくなる。そのため、操作部材2を操作
凹部1a内へ装着してロックさせるときに手で強く押さ
なくてはならず、装着操作感触がきわめて悪くなる。ま
たばね5を強くしすぎると、ロック部材3や操作部材2
でのロック掛止部を損傷しやすい。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、操作部材を機器本体に保持する機構と、保持解除
のときに操作部材を突出させるための機構と、を構成す
る部品数を少なくし、また両機構を狭いスペース内に効
率よく配置できるようにした操作部材の着脱装置を提供
することを目的としている。
【0012】また本発明は、操作部材を機器本体へ押し
付けたときに、比較的軽い力で操作部材をロックでき、
しかも装着された後の操作部材がロック部材により確実
に保持されるようにした操作部材の着脱装置を提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器本体と、
前記機器本体に着脱自在に装着される操作部材とを有
し、前記機器本体には、前記操作部材を前記機器本体に
保持するロック部材と、前記ロック部材による保持が解
除されたときに機器本体の前方へ突出して前記操作部材
を前方へ押出す突出部材とが設けられている操作部材の
着脱装置において、共通のばね部材により、前記ロック
部材が前記操作部材を保持する方向へ付勢されていると
ともに、前記突出部材が突出方向へ付勢されていること
を特徴とするものである。
【0014】上記本発明では、ロック部材と突出部材が
共通のばね部材で付勢されるため、従来に比べて部品点
数を少なくでき、ロック部材と突出部材を、狭いスペー
ス内で動作できるように配置できる。
【0015】また、前記操作部材により押される突出部
材が機器本体方向へ移動するにしたがって、前記ロック
部材を前記保持方向へ付勢する弾性力が強くなるよう
に、前記ばね部材が変形させられることが好ましい。
【0016】この構造では、操作部材が押されてロック
部材が動作させられる初期では、ロック部材の保持付勢
力が比較的小さく、ロック部材によるロックが完了する
にしたがって前記保持付勢力が大きくなる。したがっ
て、前記ロック部材に設けられたフック部が操作部材に
掛止されるときに前記弾性力を最大にすることができ
る。よって、操作部材を機器本体へ押し込む操作が容易
で装着操作感触がよく、しかもロック部材で操作部材が
ロックされるときには、ロック部材による保持力が強く
なり、操作部材のロックがはずれることがなく確実なロ
ックを実現できる。
【0017】例えば、前記ばね部材はトーションばねで
あり、このトーションばねの一方の腕により前記ロック
部材が付勢され、他方の腕により前記突出部材が付勢さ
れるものとなる。
【0018】ただし、ばね部材が1個のコイルスプリン
グであり、このコイルスプリングがロック部材と突出部
材との間に掛けられ、突出部材が機器本体内へ退行する
にしたがって、前記コイルスプリングによりロック部材
を付勢する力が大きくなるように構成してもよい。
【0019】また、前記ロック部材と突出部材は、共通
の軸により回動自在に支持されており、前記トーション
ばねの巻き中心部が前記軸に装着されていることが好ま
しい。
【0020】このように軸を共通にし、この軸にトーシ
ョンばねの巻き中心部を装着すると、軸の数を最少にで
きるのみならず、ロック部材と突出部材およびトーショ
ンばねを狭いスペース内で効率よく配置できる。
【0021】また、前記突出部材と操作部材との間に
は、前記突出部材が機器本体の前方へ突出した状態で操
作部材を仮止めする仮止め手段が設けられているものと
することができる。ただし前記突出部材は、ロック解除
された操作部材を単に機器本体の前方へ押出すだけの機
能を有しているものであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
ものであり、車載用電子機器の機器本体の前面部と、操
作部材とを示す斜視図、図2は、ロック手段と突出部材
の構造を示す部分分解斜視図、図3と図4はロック手段
と突出部材の動作を示すものであり、図3は操作部材の
装着状態、図4は操作部材が機器本体の前方で仮止めさ
れた状態を示す部分平面図、図5と図6は掛止部と第2
の仮止め手段の構造を示すものであり、図5は操作部材
の装着状態、図6は操作部材が機器本体の前方で仮止め
された状態を示す部分平面図、図7は図4のVII−V
II線の断面図、図8は図6のVIII−VIII線の
断面図である。
【0023】図1に示すように、車載用電子機器の機器
本体10は、カーステレオ、ディスクチェンジャのコン
トローラ、カーナビゲーションシステムのコントローラ
などとして使用されるものである。機器本体10は、筐
体11とこの筐体11の前部に取付けられた合成樹脂製
のノーズ部12とから構成されている。前記筐体11は
いわゆる1DINサイズであり、自動車の車室内のイン
ストルメントパネルまたはダッシュボード内などに埋設
され、このとき前記ノーズ部12が前記インストルメン
トパネルまたはダッシュボードの前面に現れる。
【0024】前記ノーズ部12は、操作部材が装着され
る装着凹部12aと、この装着凹部12aの周囲を囲む
枠体12bとを有している。また、前記装着凹部12a
内には装着ベース13が固定されている。この装着ベー
ス13は板金材料で凹状に形成されたものであり、図3
などに示すように、この装着ベース13は、前記装着凹
部12a内および前記枠体12bの内側に設置されて固
定されている。
【0025】操作部材20は、合成樹脂製のケース内に
各種電子部品が収納されたものであり、その前面21に
は液晶表示パネルなどの表示部材22が設けられてい
る。また前記前面21で表示部材22が設けられていな
い部分に各種操作釦23が設けられている。また操作部
材20の前面21の図示左側の側部には、操作部材20
を機器本体10から離脱させるための操作を行う離脱操
作部材(離脱操作釦)24が設けられている。
【0026】操作部材20の背部には矩形状の装着突出
部20aが形成されており、操作部材20が機器本体1
0に装着される際に、この装着突出部20aが前記ノー
ズ部12の装着凹部12a内に嵌着される。
【0027】前記ノーズ部12の装着凹部12aの底部
にはコネクタ14が設けられ、このコネクタ14が、前
記装着ベース13に開口する窓13a内に現れている。
一方、前記操作部材20の装着突出部20aの背面には
コネクタ25が設けられている。図4に示すように、ノ
ーズ部12側のコネクタ14には、複数の接続ピン14
aがばねの力により機器本体10の前方へ突出するよう
に付勢されている。図3に示すように、操作部材20が
機器本体10に装着されたときには、操作部材20側の
コネクタ25に前記接続ピン14aが弾圧されて、コネ
クタ14とコネクタ25とが接続される。この状態で、
操作部材20内の各種電子部品と、筐体11内の各種電
子回路とが電気的に接続される。
【0028】図1および図5、図6に示すように、操作
部材20の前記装着突出部20aの図示右側の側端部に
は、掛止突起26が一体に形成されており、またノーズ
部12の装着凹部12a内では、装着ベース13の図示
右側の端部に掛止穴13bが開口している。図5および
図6に示すように、前記掛止突起26が掛止穴13bに
嵌合することにより、操作部材20の右側の側端部を機
器本体10の図示右側部分で掛止する掛止部Aが形成さ
れている。
【0029】前記装着ベース13の図示左側部分には、
突出窓13cが開口しており、この突出窓13c内にロ
ック手段Bを構成するロック部材31および突出部材3
5が集約されて配置されている。
【0030】図2に示すように、このロック部材31は
合成樹脂製であり、後部に上下に貫通する軸支持穴31
a,31aが形成されている。一方、装着ベース13の
突出窓13cの上下縁部には、筐体11の方向へ折り曲
げられた支持片13d,13eが設けられている。前記
ロック部材31の前記軸支持穴31a,31aに挿入さ
れた軸39の上下端が、前記支持片13d,13eに穿
設された支持穴13f,13fに固定される。その結
果、前記ロック部材31は、前記支持片13dと支持片
13eの間で、前記軸39によって回動自在に支持され
ている。
【0031】前記ロック部材31には、前記装着ベース
13の前方へ突出するフック部32が一体に形成されて
いる。また前記ロック部材31には、ロック解除用の突
起33が一体に突出形成されている。前記装着ベース1
3の図示左側には丸穴13gが開口しており、図3に示
すように前記ロック部材31が軸39に回動自在に支持
された状態で、前記突起33が丸穴13g内に挿入され
る。
【0032】前記軸39の中腹部にはトーションばね3
4が設けられ、前記軸39はトーションばね34の巻き
中心部に挿入されている。このトーションばね34の一
方の腕34aが前記ロック部材31の背面に弾圧するこ
とにより、ロック部材31は常に反時計方向((iv)
方向)へ付勢されている。図3に示すように、前記ロッ
ク部材31の前記突起33が設けられていない部分が、
装着ベース13の前記丸穴13gと突出窓13cとの境
界部13hへ背部側から当たることにより、ロック部材
31の前記(iv)方向への回動限界が決められてい
る。よって、ロック部材31は図3の状態から時計方向
へ前記トーションばね34の弾性力に対抗しながら回動
可能である。
【0033】装着ベース13の前記突出窓13c内に
は、前記ロック部材31と並んで突出部材35が設けら
れている。この突出部材35には、上下に貫通する軸支
持穴35a,35aが穿設されている。突出部材35が
前記ロック部材31内に挟まれた状態で、前記軸39が
軸支持穴35a,35aに挿入されている。よって突出
部材35は、前記ロック部材31と共通の軸39に対し
て回動自在に支持されている。
【0034】なお、前記トーションばね34は、前記突
出部材35の軸支持穴35aと軸支持穴35aとの間
で、前記軸39の外周に設けられている。そしてこのト
ーションばね34の他方の腕34bが、前記突出部材3
5の背面に弾圧されている。このトーションばね34の
腕34bの弾性力により、突出部材35は時計方向
((v)方向)へ付勢されている。
【0035】突出部材35の上面にはストッパ突起36
が一体に形成されている。図4に示すように、このスト
ッパ突起36が、前記装着ベース13の突出窓13cの
上縁片13i(図2参照)に当たることにより、突出部
材35の前記(v)方向への回動限界が決められてい
る。すなわち、突出部材35は、図4に示す状態から、
前記トーションばね34の弾性力に対抗しながら反時計
方向へ回動自在である。
【0036】上記のように、ロック部材31と突出部材
35は、同じ軸39によって回動自在に支持され、しか
もこの軸39に装着された1個のトーションばね34に
より、ロック部材31の保持方向への付勢力と突出部材
35の突出方向への付勢力が与えられているため、部品
点数が最少であり、しかもロック部材31と突出部材3
5ならびにトーションばね34を狭いスペース内に集約
して配置することができる。
【0037】前記突出部材35には、前記突出窓13c
から機器本体10の前方へ突出する突出片37が一体に
形成されており、この突出片37の上面に、表面が球面
状または凸曲面状の凸部38が一体に形成されている。
【0038】図3と図4に示すように、前記操作部材2
0の装着突出部20aの背面には、合成樹脂製の背面板
41が設けられている。この背面板41において、前記
ロック部材31に対向する位置には窪み部42が形成さ
れており、この窪み部42の側部にロック掛止部42a
が形成されている。図3に示すように、操作部材20が
ノーズ部12の装着凹部12a内に装着されたときに、
前記ロック部材31のフック部32が前記ロック掛止部
42aに掛止されて、操作部材20が装着凹部12a内
でロック保持される。
【0039】図7に示すように、前記背面板41におい
て、前記突出部材35と対向する位置にも窪み部43が
形成されており、前記突出部材35の突出片37がこの
窪み部43内に入り込めるようになっている。図4およ
び図7に示すように、突出部材35の(v)方向の回動
により操作部材20が機器本体10の前方へ押出された
状態で、前記窪み部43の天井面43aが前記突出片3
7の上面において重力方向へ支えられる。また前記天井
面43aには凹部44が形成されており、前記突出片3
7の上面に形成された球面状または凸曲面状の前記凸部
38が、前記凹部44内に嵌合できるようになってい
る。この凸部38および凹部44により、操作部材20
を機器本体10の前方で仮止めする仮止め手段Cが形成
されている。
【0040】図3に示すように、操作部材20の図示左
側には、前記離脱操作部材24が前方へ突出している
が、この離脱操作部材24には離脱押圧体24aが一体
に形成されている。図3に示すように、操作部材20が
装着凹部12a内に装着された状態で、前記離脱押圧体
24aは、装着ベース13の丸穴13g内に位置してい
る前記ロック部材31の前記突起33に対向する。
【0041】図1に示すように、ノーズ部12の装着凹
部12a内に設けられた前記装着ベース13の下部折曲
片13kでは、前記掛止部Aと前記突出部材35との中
間で、且つ掛止部A寄りの位置に、凸部13jが形成さ
れている。また、前記操作部材20の装着突出部20a
の下面では、前記凸部13jに対向する位置に凹部46
が形成されている。図8に示すように前記凸部13jは
装着ベース13の下部折曲片13kから上方へ隆起形成
されたものであり、その上面は、操作部材20の着脱方
向に向けて凸曲面状である。
【0042】図5および図6に示すように、操作部材2
0が機器本体10に装着されているとき、および操作部
材20が機器本体10の前方へ突出して仮止めされてい
るときの双方において、前記凸部13jは前記凹部46
内に入り込んでいる。特に図6に示すように、操作部材
20が機器本体10の前方へ回動した状態では、図8に
示すように、前記凸部13jと凹部46とが嵌合してい
ると共に、操作部材20が前記下部折曲片13kによっ
て重力方向へ支えられている。前記凸部13jと凹部4
6とにより、操作部材20に対する第2の仮止め手段D
が形成されている。
【0043】次に、操作部材20の着脱操作について説
明する。図1は操作部材20が装置本体10から離脱し
た状態を示している。この状態から操作部材20を機器
本体10に装着するためには、まず操作部材20の装着
突出部20aの右側の側端部を機器本体10の装着凹部
12a内に入れ、掛止突起26を掛止穴13bに挿入し
て、掛止部Aにおいて操作部材20の図示右側端部を掛
止させる。
【0044】操作部材20を前記掛止部Aを支点として
時計方向((i)方向)へ回動させると、図7に示すよ
うに、突出部材35の突出片37が、操作部材20の背
面の窪み部43内に入り、凸部38が凹部44内に入り
込む。このとき同時に、図6に示すように、機器本体1
0の装着凹部12aの下に設けられている凸部13j
が、操作部材20の装着突出部20aの下面に形成され
た凹部46内に入り込む。
【0045】その状態から、操作部材20を、前記掛止
部Aを支点としてさらに(i)方向へ回動させるように
押し込むと、図7に示す窪み部43の内面43bによっ
て、突出部材35の突出片37の先端が機器本体10の
方向((i)方向)へ押され、突出部材35がトーショ
ンばね34の弾性力に対抗して反時計方向((v)方向
と逆方向)へ回動させられる。そのまま操作部材20を
装着凹部12a内に押し込むと、図3に示すように、機
器本体10に設けられたロック部材31のフック部32
が操作部材20のロック掛止部42aに掛止されて、操
作部材20が装着凹部12a内で保持される。
【0046】操作部材20が装着凹部12a内に保持さ
れている間、トーションばね34の弾性力を受けて、前
記突出部材35から操作部材20に対して常に機器本体
10の前方への押出し力が与えられている。また、この
とき図5に示すように、第2の仮止め手段Dを構成する
装置本体10側の凸部13jが、操作部材20側の凹部
46に入り込んでいる。さらに、機器本体10側のコネ
クタ14の接続ピン14aがばねの力で操作部材20側
のコネクタ25の接点に加圧されており、コネクタ14
とコネクタ25を介して操作部材20内の電子部品と機
器本体10内の電子回路とが導通させられている。
【0047】ここで、図4の状態から操作部材20が押
され突出部材35が機器本体10内へ押し込まれる際
に、突出部材35が反時計方向((v)方向と逆の方
向)へ回動するにしたがって、トーションばね34の捩
り変形量が多くなり、その結果、トーションばね34の
一方の腕34aがロック部材31を(iv)方向へ付勢
する弾性力が徐々に大きくなる。
【0048】例えば、図4から図3の状態へ至る途中
で、操作部材20の背面板41がロック部材31のフッ
ク部32に当たるときを「状態(1)」、背面板41が
ロック部材31を時計方向へ回動させてフック部32を
乗り越えるときを「状態(2)」、図3に示すようにロ
ック部材31のフック部32がロック掛止部42aに掛
止されたときを「状態(3)」とする。
【0049】前記の過程においては、「状態(1)」か
ら「状態(2)」に行くにしたがって、さらに「状態
(3)」に移行するにしたがって、トーションばね34
が腕34bによって捩られる量が多くなる。このよう
に、トーションばね34の状態が徐々に変化するため、
前記「状態(1)」と「状態(2)」のときにはトーシ
ョンばね34の腕34aからロック部材31に与えられ
る(iv)方向への弾性力が過大となるのを避けること
ができる。よって、背面板41がフック部32を乗り越
える際の抵抗力を比較的低減させることができ、しかも
前記「状態(3)」では、トーションばね34の捩り量
が多くなるため、ロック部材31のフック部32によっ
て、操作部材20を強い力で保持することができる。
【0050】以上から、この実施の形態では、操作部材
20を装着凹部12aに装着する際にロック部材31を
動作させる際の抵抗力を比較的小さくでき、操作部材2
0を装着凹部12a内に装着しやすくなっている。しか
も図3の状態では、ロック部材31によって操作部材2
0を確実にロックできる。
【0051】次に、操作部材20を離脱させるときに
は、図3の状態で、操作部材20の前面21から突出し
ている離脱操作部材24を押圧操作する。この離脱操作
部材24の離脱押圧体24aにより、ロック部材31の
突起33が押され、ロック部材31が時計方向((i
v)方向と逆方向)へ回動して、フック部32が操作部
材20のロック掛止部42aから外れる。
【0052】その瞬間に、トーションばね34の弾性力
を受けて(v)方向へ回動しようとする突出部材35の
突出片37により操作部材20が前方へ押出される。こ
のときコネクタ14の接続ピン14aもばねにより突出
し、操作部材20のコネクタ25に対して前方への押出
し力を与える。よって、操作部材20が右側端部の掛止
部Aを支点として機器本体10の前方((ii)方向)
へ回動させられる。そして、操作部材20が図4と図6
に示す位置まで前方へ突出すると、仮止め手段Cにおい
て、凸部38と凹部44との嵌合で操作部材20が仮止
めされる。また図6に示すように、掛止部A寄りに位置
する第2の仮止め手段Dにおいても、機器本体10側の
凸部13jと操作部材20の凹部46とが嵌合してお
り、操作部材20が前方へ回動した状態で仮止めされ
る。
【0053】この仮止め状態から操作部材20を前方へ
引くと、操作部材20を機器本体10から離脱させるこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明では、操作部材が突
出部材を押し込むようにして機器本体へ装着される際に
ロック部材に与えられる弾性付勢力よりも、操作部材が
機器本体に装着された段階でロック部材に与えられる弾
性付勢力を大きく設定したことにより、操作部材を機器
本体へ装着する途中でロック部材を動作させるときの抵
抗力を比較的弱くでき、しかも装着完了時にはロック部
材により操作部材を確実に保持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すものであり、車載用
電子機器の機器本体の前面部と、操作部材とを示す斜視
図、
【図2】ロック手段と突出部材の構造を示す部分分解斜
視図、
【図3】ロック手段と突出部材の動作を示すものであ
り、操作部材の装着状態を示す部分平面図、
【図4】操作部材が機器本体の前方で仮止めされた状態
を示す部分平面図、
【図5】掛止部と第2の仮止め手段の構造を示すもので
あり、操作部材の装着状態を示す部分平面図、
【図6】操作部材が機器本体の前方で仮止めされた状態
を示す部分平面図、
【図7】図4のVII−VII線の断面図、
【図8】図6のVIII−VIII線の断面図、
【図9】従来の操作部材の着脱装置を示す平面図、
【符号の説明】
A 掛止部 B ロック手段 C 仮止め手段 D 第2の仮止め手段 10 機器本体 11 筐体 12 ノーズ部 12a 装着凹部 13 装着ベース 13b 掛止穴 13c 突出窓 13j 凸部 14,25 コネクタ 20 操作部材 20a 装着突出部 24 離脱操作部材 26 掛止突起 31 ロック部材 32 フック部 33 ロック解除用の突起 34 トーションばね 34a 一方の腕 34b 他方の腕 35 突出部材 37 突出片 38 凸部 41 背面板 42a ロック掛止部 44 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体と、前記機器本体に着脱自在に
    装着される操作部材とを有し、前記機器本体には、前記
    操作部材を前記機器本体に保持するロック部材と、前記
    ロック部材による保持が解除されたときに機器本体の前
    方へ突出して前記操作部材を前方へ押出す突出部材とが
    設けられている操作部材の着脱装置において、 共通のばね部材により、前記ロック部材が前記操作部材
    を保持する方向へ付勢されているとともに、前記突出部
    材が突出方向へ付勢されていることを特徴とする操作部
    材の着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材により押される突出部材が
    機器本体方向へ移動するにしたがって、前記ロック部材
    を前記保持方向へ付勢する弾性力が強くなるように、前
    記ばね部材が変形させられる請求項1記載の操作部材の
    着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記ばね部材はトーションばねであり、
    このトーションばねの一方の腕により前記ロック部材が
    付勢され、他方の腕により前記突出部材が付勢される請
    求項1または2記載の操作部材の着脱装置。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材と突出部材は、共通の軸
    により回動自在に支持されており、前記トーションばね
    の巻き中心部が前記軸に装着されている請求項3記載の
    操作部材の着脱装置。
  5. 【請求項5】 前記突出部材と操作部材との間には、前
    記突出部材が機器本体の前方へ突出した状態で操作部材
    を仮止めする仮止め手段が設けられている請求項1ない
    し4のいずれかに記載の操作部材の着脱装置。
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