JPH1037915A - 着脱装置 - Google Patents

着脱装置

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JPH1037915A
JPH1037915A JP19763996A JP19763996A JPH1037915A JP H1037915 A JPH1037915 A JP H1037915A JP 19763996 A JP19763996 A JP 19763996A JP 19763996 A JP19763996 A JP 19763996A JP H1037915 A JPH1037915 A JP H1037915A
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JP
Japan
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locking
latching
elastic
recess
projection
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Withdrawn
Application number
JP19763996A
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English (en)
Inventor
Izuru Yumoto
出 湯本
Shinobu Kida
忍 木田
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の車載用液晶テレビモニターなどを支持
部に弾性掛止により嵌合させ、さらにその状態をロック
する場合に、ロック操作のための大きな操作力が必要と
され、またロックの構造も複雑になっていた。 【解決手段】 機器側の接続部22の凹部22aが、支
持部21の凸部21aに嵌合するとき、掛止突起25
a,25aが退行し、板ばねなどの弾圧部材29の湾曲
による弾性力で、掛止突起25a,25aが掛止凹部2
2b,22bに嵌合する。ロック部材30を弾圧部材2
9の湾曲頂部29aに当接させ、または接近させると、
弾圧部材29の湾曲変形が規制され、掛止突起25a,
25aの動作抵抗力が大きくなり、接続部22が支持部
21から外れないようにロックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用の液晶テレ
ビモニターなどの電子機器を、支持部に対して着脱自在
に装着できるようにした着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】支持部に対して着脱自在に装着される電
子機器として例えば車載用の液晶テレビモニターがあ
る。この液晶テレビモニターなどの電子機器は、車室内
にて床面から立ち上がる支柱の先部に設けられた支持
部、コンソールパネルなどに設けられた支持部、あるい
はダッシュボード上に設けられた支持部に対して着脱自
在に装着される。
【0003】図5は、従来の車載用の電子機器に使用さ
れる着脱装置の一構成例を示し、(A)は装着前、
(B)は装着状態を示す断面図である。図5(A)にお
いて、符号1は車室内に設けられる支持部、符号2は液
晶テレビモニターなどの電子機器に設けられた接続部を
示している。支持部1には、接続部2と対向する面に凹
部1aが形成され、接続部2側に設けられた凸部2aが
この凹部1aに嵌着される。凹部1a内には、例えば雄
型コネクタ3が設けられており、嵌着の際に凸部2aに
設けられた雌型コネクタ4と嵌合されて電気的に接続さ
れる。
【0004】支持部1の両端には、掛止部材5,5がそ
れぞれ支軸6,6により回動自在に支持されている。掛
止部材5,5の先端には、掛止突起5a,5aが互いに
向き合う方向に形成されている。掛止部材5,5が回動
することにより、凹部1aの両側面から掛止突起5a,
5aが突出可能となっている。凸部2aが凹部1aに嵌
合した状態で、前記掛止突起5a,5aが凹部1a内へ
突出すると、この掛止突起5a,5aが、凸部2aの両
端に設けられた掛止凹部2b,2bに嵌合する。
【0005】符号7,7および8,8は弾性部材を示し
ており、共に圧縮コイルばねである。コイルばね7は巻
き径寸法が大きく且つばね定数が大きく設定されてお
り、圧縮状態で大きな弾圧力を発生する。他方のコイル
ばね8は巻き径寸法が小さく且つばね定数が小さく設定
されており、比較的弱い弾圧力を発生する。大径のコイ
ルばね7および小径のコイルばね8は、各掛止部材5,
5の基端部5b,5bと弾圧部材9の間にそれぞれ1組
づつ設けられた二重ばね構造となっている。弾圧部材9
は、支軸9aでの連結部が屈曲部9bとなっており、こ
の支軸9aを中心に折り曲げ可能となっている。支軸9
aおよび弾圧部材9の両端部9cと、支持部1との間に
は、ガイド機構が設けられ、弾圧部材9は、図5(A)
に示す折曲げ状態から図5(B)に示す伸直状態に変形
できるようになっている。図5(A)(B)では、前記
支軸9aをガイドするガイド溝12aのみが現れてい
る。
【0006】弾圧部材9の図示下方には、符号11で示
すようなロック部材が支軸11aにより回転自在に支持
されており、大径コイルばね7と小径コイルばね8の付
勢力を受けた屈曲部9bがロック部材11の外周部に常
に当たっている。ロック部材11は、取っ手11bを時
計回りに回転させ、その先端が支持部1内の受け部1b
に当接した状態(図5(A)の位置)から、反時計回り
に回転させ、取っ手11bの当接部11cが受け部1c
に当接した状態(図5(B)の位置)の範囲で回転でき
るようになっている。ロック部材11が図5(A)の姿
勢となったときが非ロック状態であり、ロック部材11
が図5(B)の姿勢となったときがロック状態である。
【0007】図5(A)に示す非ロック状態では、大径
のコイルばね7,7がほぼ自由長で、この大径コイルば
ね7,7が掛止部材5,5に与える弾性力はわずかであ
り、掛止部材5,5は、主に小径のコイルばね8,8に
より弾圧されている。したがって、図5(A)で点線で
示すように、凹部1a内に突出している掛止突起5a,
5aを実線状態へ回動させる際の抵抗力はわずかであ
る。したがって図5(A)の状態で、接続部2の凸部2
aを、凹部1aに挿入すると、掛止突起5a,5aは凸
部2aの側面に押されて実線状態に退行し、凸部2aが
凹部1aに完全に挿入されると、小径のコイルばね8,
8の弾性力により、掛止突起5a,5aは掛止凹部2
b,2bに嵌着する。また非ロック状態では、接続部2
を図示上方へ引くと、掛止突起5a,5aは掛止凹部2
b,2bから抜け出て、凸部2aを凹部1aから軽い力
で抜き出すことができる。
【0008】凸部2aが凹部1aに嵌合した状態で、ロ
ック部材11を図5(B)に示すロック状態に回動させ
ると、ロック部材11により、弾圧部材9の屈曲部9b
が図示上方へ押されて弾圧部材9が伸直状態となり、大
径のコイルばね7,7が収縮させられ、この大径のコイ
ルばね7,7により掛止部材5,5が大きな力で弾圧さ
れる。したがって、掛止突起5a,5aと掛止凹部2
b,2bとの嵌合力が強くなり、凸部2aを凹部1a内
から簡単に抜き出すことができなくなる。このようなロ
ック機構を設けることにより、液晶テレビモニターなど
の電子機器が支持部1に取り付けられた状態で、振動や
衝撃により接続部2と支持部1とが簡単に外れることが
なくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示す従
来の着脱装置には、以下の問題点がある。 (1)掛止部材5,5を弾圧するために、2種類のコイ
ルばね7および8が組み合わされたものが2組用いられ
ているため、使用するばね数が多くなる。また、各コイ
ルばね7と8を圧縮ばねとして使用しているため、これ
らのコイルばね7と8が、掛止部材5,5と弾圧部材9
との間から外れないように支持することが必要であるた
め、実際にはコイルばね7と8を保持する保持凹部など
を設けることが必要になる。また弾圧部材9を図5
(A)に示す屈曲状態と図5(B)に示す伸直状態との
間で案内するガイド機構が必要である。以上から部品数
が多く、また構造が複雑になる。
【0010】(2)図5(B)に示すように、ロック部
材11により弾圧部材9を伸直状態にしたときに、掛止
部材5および弾圧部材9およびロック部材11のそれぞ
れに対し、大径コイルばね7の大きな弾圧力が作用す
る。したがって、各部品に作用する力が大きく、部品の
強度が必要になる。またロック部材11を回動させる際
の抵抗力も大きく、大きな操作力が必要となる。さらに
動作不良も発生しやすくなる。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、掛止突起を付勢する弾圧部材の構造を簡単
にでき、またロック状態で各部品に対して大きな弾圧力
が作用することがなく、軽い力でロックを行なうことが
できる着脱装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の着脱装置は、機
器が支持部に対し着脱自在であり、機器と支持部の一方
に掛止突起が他方にこの掛止突起が掛止される掛止凹部
が設けられている着脱装置において、前記掛止突起を掛
止凹部の方向へ弾圧するとともに掛止突起が掛止凹部か
ら外れる方向へ移動するときにこの移動力により掛止突
起の掛止方向と交叉する方向へ変位する弾圧部材と、前
記掛止突起が掛止凹部に掛止されている状態で前記弾圧
部材が前記方向へ変位するのを阻止する位置へ移動可能
なロック部材と、が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0013】上記において、弾圧部材は、湾曲した板ば
ねまたは線ばねであり、ロック部材が板ばねまたは線ば
ねの湾曲頂部に対向する位置へ移動可能とされているも
のとすることが可能である。
【0014】また、機器と支持部には互いに接続される
コネクタが設けられており、板ばねまたは線ばねの掛止
突起を付勢する両端部が前記コネクタを支持する基板の
一方の側へ延び、ロック部材が対向する湾曲頂部が基板
の他方の側に位置している構造とすることが好ましい。
【0015】本発明の着脱装置は、例えば液晶テレビモ
ニターなどの機器本体の接続部と、車室内に設けられた
支持部との間に設けられる。ただし、着脱される機器
は、前記テレビモニターに限られず、車載用または車載
用以外のどのようなものであってもよい。図1以下では
掛止突起が支持部側に、掛止凹部が機器側に設けられて
いるが、これとは逆に掛止突起が機器側に、掛止凹部が
支持部側に設けられていてもよい。掛止突起が機器側に
設けられる場合、弾圧部材およびロック部材も機器側に
設けられる。
【0016】掛止突起は、図1以下に示すように、機器
側または支持部側に回動自在に設けられた掛止部材の先
部にくさび状に一体に形成されたものであってもよい
し、または直線的に動作して突出し、掛止凹部に掛止さ
れるものであってもよい。回動自在な掛止部材を設ける
場合、掛止突起は図1に示すように互いに逆側へ突出し
て掛止凹部に掛止されるものであってもよいし、または
図2に示すように、掛止突起が互いに対向する側へ突出
して掛止凹部に掛止されるものであってもよい。さら
に、図1以下に示すように、一対の掛止突起が、共通の
弾圧部材により付勢されるものであってもよいが、1個
の掛止突起が1個の弾圧部材により弾圧されるものであ
ってもよい。
【0017】また、弾圧部材は湾曲した板ばねまたは線
ばねを使用することが好ましいが、図3に示すように、
伸直方向へ付勢されたリンク構造であってもよい。
【0018】支持部と機器側の接続部とは凹凸嵌合する
ように設定され、この凹凸嵌合部において、掛止突起と
掛止凹部とが互いに掛止されるようになる。掛止突起は
弾圧部材により突出方向へ付勢されており、前記凹凸嵌
合の際、掛止突起が掛止凹部内に弾圧嵌合し、機器側と
支持部とが互いに接続される。機器側をそのまま引く
と、掛止突起と掛止凹部との掛止が弾圧力に対抗して外
れる。ただし、機器側を引き出すときに、掛止突起を外
力の操作により掛止凹部から外すように構成してもよ
い。
【0019】機器が支持部に装着された状態で、弾圧部
材の変位をロック部材によりロックさせるだけで、弾圧
部材の変形抵抗力を大きくすることができ、掛止突起と
掛止凹部が簡単に外れないようになり、外部振動や外部
衝撃により掛止突起と掛止凹部とが外れることがなくな
る。
【0020】なお、機器と支持部との接続部には、互い
に接続されるコネクタを設けておくことが好ましいが、
コネクタを用いないものであってもよい。コネクタを用
いる場合、弾圧部材である湾曲した板ばねまたは線ばね
を用いると、この板ばねまたは線ばねを、コネクタを支
持する基板を貫通して配置することができ、着脱装置を
小型化できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の着脱装置の実施形態を示
し、(A)は装着前、(B)は装着状態をそれぞれ示す
断面図である。符号21は、自動車の車内にて例えば支
柱の上部あるいはダッシュボード上などに設けられた支
持部であり、符号22は液晶テレビモニターなど電子機
器の背面に設けられた接続部である。支持部21には凸
部21aが一体に形成され、接続部22には凹部22a
が形成されており、凸部21aが凹部22aに嵌着され
ることにより、接続部22が支持部21に装着される。
【0022】支持部21の凸部21aの基部には、プリ
ント配線された基板28が設けられている。基板28の
中央には、コネクタ23が設けられ、その左右には貫通
孔27,27か穿設されている。この貫通孔27,27
には、L字状の掛止部材25,25が各々挿通されてい
る。掛止部材25,25の基端は、支持部21に対し、
支軸26,26で軸支され、貫通孔27,27の範囲内
で回動自在となっている。
【0023】左右のL字状の掛止部材25,25間に
は、湾曲形状の弾圧部材29が設けられている。弾圧部
材29は、例えば板ばね又は線ばねなどで形成されてお
り、弾性的に湾曲変形した状態で設置されている。弾圧
部材29は、図1(B)に示すように、湾曲頂部29a
が基板28よりも下側に位置しており、弾圧部材29の
両端部は、基板28の貫通孔27,27を通過して上方
へ延び、掛止部材25,25に形成された凹部25b,
25bに掛止されている。弾圧部材29が伸直状態に復
元しようとする弾圧力により、掛止部材25,25の先
端に形成されたくさび形状の掛止突起25a,25aが
互いに離れる方向へ付勢されている。また、支持部21
には、弾圧部材29の湾曲頂部29aに対し凹側(図示
上方)から対向するストッパ21bが設けられており、
このストッパ21bにより、弾圧部材29の湾曲状態が
維持されるようになっている。
【0024】機器側の接続部22の凹部22a内には、
前記コネクタ23に接続されるコネクタ24が設けられ
ている。例えばコネクタ23が雄型コネクタであり、コ
ネクタ24が雌型コネクタとなっている。図1(A)に
点線で示す状態から、接続部22の凹部22aが、支持
部21の凸部21aに嵌合させられると、弾圧部材29
の復元弾性力により、実線状態に突出している掛止突起
25a,25aが、凹部22aの内壁に押され前記弾性
力に抗して点線で示す状態に退行し、凹部22aが凸部
21aに嵌合した時点で、弾圧部材29の弾性力により
掛止突起25a,25aが実線状態に突出し、掛止突起
25a,25aと掛止凹部22b,22bとが嵌合し
て、機器の接続部22が支持部21に仮止めされる。こ
のとき、コネクタ23とコネクタ24とが接続状態とな
り、支持部21に接続される外部回路と、機器とが電気
的に接続される。
【0025】この仮止め状態では、湾曲している弾圧部
材29の復元弾性力により掛止部材25,25が弾性付
勢されているため、その付勢力がさほど強くない。すな
わち、掛止突起25a,25aが掛止凹部22b,22
bから離れるように各掛止部材25,25が回動しよう
とすると、弾圧部材29は図示下方へ湾曲し、湾曲頂部
29aは、掛止突起25a,25aが掛止凹部22b,
22bから離れる方向と直交する方向(図示下方)へ移
動できるため、このときに掛止部材25,25に与えら
れる弾圧力は比較的弱くなる。よって機器側の接続部2
2を図示上方へ引くと、掛止突起25aと掛止凹部22
bとの傾斜部が摺動して、掛止凹部22b,22bから
掛止突起25a,25aが簡単に外れて、接続部22が
支持部21から離脱できる。支持部21内には、ロック
部材30が設けられている。このロック部材30は図1
(A)の(ア)の位置と図1(B)の(イ)の位置との
間でスライド動作可能である。
【0026】凹部22aが凸部21aに嵌着され、掛止
突起25a,25aが掛止凹部22b,22bに嵌合し
た仮止め状態のときに、ロック部材30がスライド操作
されて、図1(B)の(イ)で示す位置、すなわちロッ
ク部材30が弾圧部材29の湾曲頂部29aに当接し、
または微小距離に接近する位置へ対向させられると、前
記掛止部材25,25はロック状態になる。図1(B)
で示すロック状態では、掛止部材25,25を互いに接
近させる方向へ回動させ、弾圧部材29を湾曲させよう
としても、湾曲頂部29aがロック部材30により拘束
されているため、弾圧部材29が容易には湾曲変形しな
くなる。したがって、掛止部材25,25を外側に向け
て弾圧している弾圧力が実質的に増強されることにな
り、接続部22を図示上方へ抜き出そうとしても、掛止
突起25a,25aが掛止凹部22b,22bから簡単
に抜き出ることがない。
【0027】したがって、図1(B)のロック状態で、
外部振動や衝撃が作用しても、接続部22と支持部21
は互いに強固に接続されたままとなる。なお、前記ロッ
ク操作では、ロック部材30を、弾圧部材29の湾曲頂
部29aに接触しまたは近接する位置へ側方スライドさ
せているだけであるため、ロック部材30を動作させる
ときの抵抗力がわずかである。しかも、ロック部材30
を移動させるだけで、掛止突起25a,25aの実質的
な弾性付勢力を増強できるものとなる。
【0028】図1に示す実施形態では、掛止突起25,
25が、下端に回動支点を有し、それよりも上方に掛止
突起25aと、弾圧部材29が掛止される凹部25bが
設けられているため、掛止部材25は短いものでよい。
また弾圧部材29が、コネクタ23を支持する基板28
を貫通して上下に延びているため、弾圧部材29を基板
28と重なる位置に配置できる。以上から支持部21の
図示上下方向の高さ寸法を最小にできる。
【0029】図2は、図1に示す実施形態の変形例を示
している。図2に示すものでは、掛止部材25,25の
中腹部が支軸26,26により支持部21に回動自在に
支持されており、各掛止部材25,25の先端部には、
互いに対向する方向へ突出する掛止突起25a,25a
が形成されている。そして、湾曲した板ばねなどによる
弾圧部材29の両端部が掛止される凹部25b,25b
が、前記支軸26,26による支持点よりも下側に位置
している。
【0030】図2に示すものでは、弾圧部材29の弾性
力により、掛止突起25aと25aが互いに接近する方
向へ弾性付勢されており、図5(A)に示したような接
続部の凸部の側面に形成された掛止凹部に嵌合できるも
のとなっている。また、ロック部材30が、弾圧部材2
9の図示上方に設けられ、これが弾圧部材29の湾曲頂
部29aに当接しまたは微小距離で接近することによ
り、弾圧部材29の湾曲変形が拘束されて、掛止部材2
5,25が回動しにくくなり、機器がロックされる。
【0031】図3は本発明の他の実施形態を示してい
る。図3に示す実施形態では、弾圧部材40がリンク機
構により構成されている。弾圧部材40を構成する一対
の押圧リンク41,41は連結ピン42により互いに回
動できるように連結されている。また連結ピン42の部
分にトーションばね43が設けられ、このトーションば
ね43により、押圧リンク41,41が互いに伸直する
ように付勢されている。
【0032】各押圧リンク41,41の先端は、掛止部
材25,25に対向しており、また連結ピン41,41
の連結部では図示上方にストッパ21bが対向してい
る。この例では、図1に示すように機器の接続部22の
凹部22aが支持部21の凸部21aに嵌合するとき
に、掛止突起25a,25aが互いに接近する方向へ押
され、このとき押圧リンク41と41が互いに折れ曲が
る状態に変形する。そして凹部22aが凸部21aに嵌
着されると、トーションばね43の弾圧力により、掛止
突起25a,25aが掛止凹部22b,22bに嵌着さ
れ、機器が支持部に仮止め状態となる。
【0033】そして図3で点線で示すように、ロック部
材30を、弾圧部材40の連結ピン42の変位方向(図
示下方)に当接させ、または接近させると、押圧リンク
41,41が屈曲方向へ変形できなくなり、掛止突起2
5a,25aが掛止凹部から抜け出ることができなくな
って、機器の接続部と支持部とがロック状態となる。な
お、前記各実施形態では、ロック部材30が図示側方へ
スライド移動するものとなっているが、図4に示すよう
に、ロック部材50を回動操作型のものとすることがで
きる。このロック部材50は、軸51により回動自在に
支持されたもので、ハンドル52と規制突起53を有し
ている。
【0034】図4に示す状態がロック解除状態であり、
弾圧部材29は湾曲変形可能である。この状態からロッ
ク部材50を反時計方向へ回動させると、規制突起53
が弾圧部材29の湾曲頂部29aに当接し、または接近
して、弾圧部材29の湾曲が規制され、掛止突起25,
25が回動しにくくなる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ロック部
材を軽い操作力で移動または回動させるだけで、掛止突
起と掛止凹部との掛止状態をロックできる。またロック
のための機構部品に過大な弾性力が作用することが無い
ため、部品強度も比較的弱く設定できる。また単一の板
ばねや線ばねにより弾圧部材を構成することが可能であ
り、部品数を削減でき、また構造を簡単にできる。さら
に、図1に示すように装置全体を薄型に構成することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における着脱装置の実施形態を示し、
(A)は装着前、(B)は装着状態をそれぞれ示す断面
図、
【図2】図1に示す着脱装置の変形例を示す部分正面
図、
【図3】リンク機構により弾圧部材を構成した例を示す
部分正面図、
【図4】ロック部材を回動操作型としたものを示す部分
正面図、
【図5】従来の着脱装置の一構成例を示し、(A)は装
着前、(B)は装着状態をそれぞれ示す断面図、
【符号の説明】
21 支持部 21a 凸部 22 機器の接続部 22a 凹部 22b 掛止凹部 23,24 コネクタ 25 掛止部材 25a 掛止突起 26 支軸 27 貫通孔 28 基板 29 弾圧部材 29a 湾曲頂部 30 ロック部材 40 弾圧部材 41 押圧リンク 43 トーションばね 50 ロック部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器が支持部に対し着脱自在であり、機
    器と支持部の一方に掛止突起が他方にこの掛止突起が掛
    止される掛止凹部が設けられている着脱装置において、
    前記掛止突起を掛止凹部の方向へ弾圧するとともに掛止
    突起が掛止凹部から外れる方向へ移動するときにこの移
    動力により掛止突起の掛止方向と交叉する方向へ変位す
    る弾圧部材と、前記掛止突起が掛止凹部に掛止されてい
    る状態で前記弾圧部材が前記方向へ変位するのを阻止す
    る位置へ移動可能なロック部材と、が設けられているこ
    とを特徴とする着脱装置。
  2. 【請求項2】 弾圧部材は、湾曲した板ばねまたは線ば
    ねであり、ロック部材が板ばねまたは線ばねの湾曲頂部
    に対向する位置へ移動可能とされている請求項1記載の
    着脱装置。
  3. 【請求項3】 機器と支持部には互いに接続されるコネ
    クタが設けられており、板ばねまたは線ばねの掛止突起
    を付勢する両端部が前記コネクタを支持する基板の一方
    の側へ延び、ロック部材が対向する湾曲頂部が基板の他
    方の側に位置している請求項2記載の着脱装置。
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