JP4097802B2 - 車載用音響装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の音響機器が装着された本体ケースに着脱可能な操作部(以下、フェイス部)であって、本体ケースにフェイス部を少ない部品数で確実に固定できるとともに、フェイス部をスムーズに取り外すことができる車載用音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両に搭載された車載用音響装置において、カセットデッキ、CDプレイヤ等の音響機器が本体ケースに装着され、この本体ケースの前面には、本体ケースに装着された音響機器を操作するためのフェイス部が組み付けられている。
【0003】
この種の従来の車載用音響装置としては、例えば、特開平4−271938号公報に記載された車両用音響装置が知られている。この特開平4−271938号公報に記載された車両用音響装置は、図11に示すように、装置本体110の前面の一端部に、操作部140の係合部142を係合させるフック部112bを設けるとともに、その前面の他端部側に、操作部140の係合突起144を係合させる爪部113を設けている。
【0004】
爪部113は、進退動し、装置本体110に操作部140を取り付けるときには後退して操作部140をロックし、装置本体110から操作部140を取り外すときには前進する。
【0005】
この車両用音響装置によれば、車室内パネルに取り付けられる音響装置を、装置本体110と、操作部140とに分割構成して、装置本体110に操作部140を着脱自在に取り付けでき、路上に駐車するときに、装置本体から操作部を取り外して持ち歩き、音響装置が盗難されるのを防止することができる。
【0006】
また、図12に図11に示す従来の車両用音響装置の平面図を示し、図13に従来の車両用音響装置の操作部の取り付け状態を示し、図14に従来の車両用音響装置の要部の分割斜視図を示す。
【0007】
図14に示すように、スライダー114の側片部114cの中央部に係止ピン121が突設し、係止ピン121にロック機構130のロックレバー131が係脱することで、スライダー114の後退位置がロックされたり、後退位置のロックが解除される。ロック機構130は、前壁部111aの内面に沿って上下方向に摺動するロックレバー131と、ロックレバー131を上方に付勢する板バネ132とからなる。
【0008】
ロックレバー131は、一対の長孔131bが形成された胴片部131aと、この胴片部131aの上部より外側に逆C字状に折り曲げ形成された上片部131cと、胴片部131aの下部より内側に垂直に折り曲げ形成された略台形状の側片部131dと、胴片部131aの側部より垂直に折り曲げ形成された略台形状の側片部131eとからなる。
【0009】
ロックレバー131の胴片部131aの各長孔131bには前壁部111aの内面に突設された一対のピン133を挿通され、一対のピン133に各ワッシャ134を介してロックレバー131を抜け止め自在に支持してある。ロックレバー131は各長孔131bの長さ分前壁部111aの内面に沿って上下方向に摺動自在になっている。
【0010】
ロックレバー131の上片部131cは、前壁部111a及び前パネル112にそれぞれ形成された矩形の孔111d,112dより外に露出している。ロックレバー131の側片部131eの上面から先端面に係止ピン121が摺動自在になっている。
【0011】
以上の構成によれば、操作部140のイジェクト釦145を押すと、ロックレバー131の上片部131cがイジェクト釦145の基端部145aにより下方に押され、ロックレバー131が下降する。従って、スライダー114の係止ピン121がロックレバー131の側片部131eより外れてロック状態が解除され、スライダー114が圧縮コイルバネ118の付勢力により前進する。スライダー114の前進により爪部113も前進して操作部140を前方に押す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平4−271938号公報に記載された車両用音響装置にあっては、操作部140を取り外すために、ロック機構130を付加しなければならず、かなりのコストがかかってしまう。また、ロック機構130が複雑な構成であるために、音響装置本体のスペースが狭くなってしまうという問題点もあった。
【0013】
本発明は、本体ケースに操作部を少ない部品数で確実に固定できるとともに、操作部をスムーズに装置本体から取り外すことができる車載用音響装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
音響機器が装着された本体ケースに対して操作部が着脱可能な車載用音響装置であって、前記操作部を挿入可能な開口部を有する操作部カバーを前記本体ケースの前面部に取り付け、前記操作部の両側面のそれぞれに略円形状の突起部を形成し、且つ前記操作部の両側面のそれぞれに前記操作部を前記操作部カバーにロックするためのロック機構部を形成し、前記操作部カバーの両側面のそれぞれの前記操作部に形成された前記突起部と対向する位置に前記突起部と嵌合するとともに前記突起部が回動自在な略円形状の丸穴部を形成し、且つ前記操作部カバーの両側面のそれぞれの前記操作部に形成された前記ロック機構部と対向する位置に前記突起部が回動したときに前記ロック機構部と嵌合するロック穴部を形成し、前記操作部に形成された突起部は、円柱体からなり、該円柱体の円形部分が、直径サイズからなる円形長手部と、前記直径サイズよりも短いサイズからなる短部とからなり、前記操作部カバーに形成された丸穴部は、前記突起部に形成された前記短部を挿入可能な挿入部と、この挿入部に前記短部が挿入された後に前記突起部に形成された前記円形長手部と嵌合する円形部と、を有することを特徴とする。
【0015】
請求項1の発明によれば、本体ケースの前面部に取り付けた操作部カバーに操作部を取り付けるときには、まず、操作部の両側面のそれぞれに形成された略円形状の突起部を操作部カバーの両側面のそれぞれに形成された略円形状の丸穴部に嵌合させ、さらに、丸穴部に嵌合された突起部を回動させると、操作部の両側面のそれぞれに形成されたロック機構部が操作部カバーの両側面のそれぞれに形成されたロック穴部に嵌合されて、操作部が操作部カバーにロックされる。
【0016】
すなわち、従来のような複雑なロック機構を新たに付加することなく、操作部に形成された突起部及びロック機構部と、操作部カバーに形成された丸穴部及びロック穴部とにより、少ない部品数で本体ケースに操作部を確実に固定することができる。
【0018】
また、操作部を操作部カバーに取り付けるときには、まず、操作部に形成された突起部の短部を、操作部カバーに形成された丸穴部の挿入部から挿入し、挿入部に短部が挿入された後に突起部に形成された円形長手部を、操作部カバーに形成された丸穴部の円形部に嵌合させる。そして、円形部に挿入された突起部を中心として操作部を回転動作させると、突起部は、丸穴部を飛び出なくなる。すなわち、操作部が操作部カバーから外れることがなくなる。
【0019】
請求項2の発明のように、前記ロック機構部は、前記操作部カバーに形成された前記ロック穴部に嵌合するロックボタンと、このロックボタンの前記ロック穴部への嵌合を解除する解除ボタンとを有し、前記操作部カバーの前記解除ボタンと対向する位置に前記解除ボタンと嵌合する解除穴部が形成されていることを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明によれば、ロック時には、ロックボタンが操作部カバーに形成されたロック穴部に嵌合されることでロックされ、解除ボタンが解除穴部に嵌合される。また、ロック解除時には、解除ボタンを押すことで、解除ボタンが解除穴部から外れるとともに、ロックボタンのロック穴部への嵌合が解除される。
【0021】
請求項3の発明は、前記ロック機構部が前記操作部の内側に移動可能となるように前記ロック機構部の周辺の前記操作部に略C字状の穴部が形成されていることを特徴とする。
【0022】
請求項3の発明によれば、ロック機構部の周辺の操作部に略C字状の穴部が形成されているため、ロック時にはロック機構部が操作部の内側に移動し、ロックボタンがロック穴部に達すると、ロック機構部が元の位置に戻り、ロック穴部と嵌合する。また、ロック解除時には、解除ボタンを押すと、ロック機構部が操作部の内側に移動して、ロックボタンのロック穴部へのロックが解除される。
【0023】
請求項4の発明は、接続コネクタを取り付けた操作基板を前記操作部に設け、且つ受け側コネクタを取り付けた本体基板を前記操作部カバーに設け、前記操作部を前記操作部カバーに取り付けたときに前記操作部に設けられた前記接続コネクタが前記操作部カバーに設けられた前記受け側コネクタと接続可能となるように前記接続コネクタ及び前記受け側コネクタを配置したことを特徴とする。
【0024】
請求項4の発明によれば、操作部を操作部カバーに取り付けたときに操作部に設けられた接続コネクタが操作部カバーに設けられた受け側コネクタと接続可能となるため、本体基板と操作基板とを確実に接続することができる。
【0025】
請求項5の発明のように、前記受け側コネクタは、一列に並んだ複数の受け側端子を有し、各受け側端子は、平坦部と、この平坦部に対して所定角度をなす曲部とを有し、前記操作部を前記操作部カバーに取り付けたときに前記接続コネクタの各端子が前記受け側コネクタの各平坦部と接続されることを特徴とする。
【0026】
請求項5の発明によれば、操作部を操作部カバーに取り付けたときに、接続コネクタの各端子が受け側コネクタの各平坦部と接続されることにより、本体基板と操作基板とを確実に接続することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車載用音響装置の実施の形態を図面を参照して説明する。図1に本発明の実施の形態の車載用音響装置のフェイス部をフェイスカバーから取り外した状態を示す。図2に本発明の実施の形態の車載用音響装置のフェイス部をフェイスカバーに取り付けた状態を示す。
【0028】
車載用音響装置は、車両に搭載された2つの音響機器を着脱可能な金属製の箱状の本体ケース11を有する。この本体ケース11は、2つの音響機器として、例えば、CDドライブ(図示せず)を上側空間に装着し、カセットドライブ(図示せず)を下側空間に装着するようになっている。
【0029】
本体ケース11の両側面にはそれぞれブラケット13が取り付けられ、本体ケース11は、ブラケット13により車両側のセンタークラスタ(図示せず)に固定されるようになっている。
【0030】
本体ケース11の前面部には開口部16が形成されたフェイスカバー15が取り付けられており、このフェイスカバー15に形成された開口部16に操作部としてのフェイス部17が取り付け取り外し可能となっている。
【0031】
フェイス部17は、前面部に本体ケース11に装着されたCDドライブやカセットドライブを操作するための操作スイッチ22,23を設ける。フェイス部17には、CDドライブ内にCDを挿入するためのCD挿入口25、カセットドライブ内にカセットを挿入するためのカセット挿入口27が形成されている。
【0032】
フェイスカバー15の左右両側面の上部側にはそれぞれ丸穴部19が形成されており、また、フェイスカバー15の左右両側面の下部側にはそれぞれ角穴部21が形成されている。
【0033】
また、フェイス部17の左右両側面の上部側にはそれぞれ突起部29が形成されており、フェイス部17をフェイスカバー15に取り付けたときに突起部29が丸穴部19に填め込まれるようになっている。
【0034】
フェイス部17の左右両側面の下部側にはそれぞれロック機構部31が形成されており、フェイス部17をフェイスカバー15に取り付けたときにロック機構部31が角穴部21に填め込まれるようになっている。
【0035】
図4にフェイス部に形成された突起部とフェイスカバーに形成された丸穴部との詳細な構成図を示す。突起部29は、図4に示すように、直径がΦSからなる円柱体29aに幅dを持つ2つの平面29bを形成したものである。
【0036】
丸穴部19は、図4に示すように、直径がΦSからなる円形部19aと、この円形部19aに繋がる幅dの挿入部19bとからなる。円形部19aの直径は、突起部29に形成された円柱体の直径よりも僅かに大きい方が突起部29が回転し易く、また、挿入部19bの幅は、突起部29に形成された2つの平面の幅よりも僅かに大きい方が突起部29を丸穴部19に填め込み易い。
【0037】
図5にフェイスカバーに形成された角穴部にフェイス部に形成されたロック機構部が填め込まれた状態を示す。図5に示すように、フェイスカバー15に形成された角穴部21は、四角形状の四角穴部21aと、コの字形状の切欠部21bとからなる。
【0038】
四角穴部21aは、後述するロック機構部のロックボタンが嵌合するロック穴部を構成する。切欠部21bは、後述するロック機構部の解除ボタンが嵌合する解除穴部を構成する。
【0039】
四角穴部21aには、フェイス部17に形成されたロック機構部31のロックボタン31aが填め込まれるようになっている。切欠部21bには、フェイス部17に形成されたロック機構部31の解除ボタン31bが填め込まれるようになっている。
【0040】
図6に図5に示すA−A間の断面図を示す。図6に示すように、フェイス部17に形成されたロック機構部31のロックボタン31aは、フェイス部17から突出したロック用の爪からなり、フェイス部17をフェイスカバー15にロックさせる。解除ボタン31bは、フェイス部17から突出し、フェイス部17のフェイスカバー15へのロックを解除するためのボタンである。
【0041】
図7にロック機構部及びその周辺の構造を示す。図7(a)にロック機構部及びその周辺の平面図を示し、図7(b)に図7(a)に示すBーB間の断面図を示す。
【0042】
図7(a)及び図7(b)に示すように、ロックボタン31a及び解除ボタン31bの周辺のフェイス部17には一定幅のC字形状またはコの字形状の穴部33が形成されており、この穴部33の形成により、ロックボタン31a及び解除ボタン31bがフェイス部17の内側に移動可能になっている。
【0043】
図8に本体ケース側に設けられた受け側コネクタを示す。図9にフェイス部側に設けられた接続コネクタを示す。本体ケース11には、図8に示すように、本体ケース11に装着された各ドライブを制御するための本体基板35が設けられ、この本体基板35には一列に並んだ複数の受け側端子37が取り付けられている。複数の受け側端子37は、フェイス部17に設けられた接続コネクタを待ち受ける受け側コネクタ39を構成する。
【0044】
各受け側端子37は、弾力性のある銅板からなり、平坦部37aと、この平坦部37aに対して所定角度(例えば60°)をなす曲部37bと、平坦部37aに対して略直角な直角部37c,37dと、及び平坦部37eとからなる。直角部37cは、本体基板35に取り付けられ、平坦部37aは、後述するフェイス部17に設けられた接続コネクタ45の接続端子43と接触するようになっている。
【0045】
また、フェイス部17に設けられたフェイス基板41には、図9に示すように、一列に並んだ銅板からなる複数の接続端子43が取り付けられている。複数の接続端子43は、本体ケース11に設けられた受け側コネクタ39に接続される接続コネクタ45を構成する。
【0046】
次に、このように構成された実施の形態の車載用音響装置のフェイス部をフェイスカバーに取り付ける動作を図3を参照しながら説明する。
【0047】
まず、図3(a)に示すように、フェイスカバー15に対して略垂直方向からフェイス部17をフェイスカバー15へ挿入していく。この場合、フェイスカバー15に対して略垂直方向からフェイス部17を挿入していくのは、フェイス部17に形成された突起部29の平面幅dが、フェイスカバー15に形成された挿入部19bの幅とほぼ同一値だからである。
【0048】
そして、フェイス部17に形成された突起部29が、フェイスカバー15に形成された挿入部19bを通り、さらに、突起部29の先端部の円形部分が、フェイスカバー15に形成された円形部19aの先端部に当接する。この当接状態を図3(b)に示す。
【0049】
次に、図3(b)に示すように、フェイス部17を矢印方向(下方向)に回動させる。すなわち、フェイス部17は、突起部29を中心として回動するため、フェイス部17に形成されたロック機構部31が、フェイスカバー15に形成された角穴部21に向かう。
【0050】
さらに、図3(c)に示すように、ロック機構部31をフェイスカバー15に形成された角穴部21に填め込む。この場合、ロック機構部31のロックボタン31aと解除ボタン31bとの周囲には穴部33が形成されているため、フェイスカバー15にフェイス部17を取り付けたときに、ロックボタン31a及び解除ボタン31bは、弾性力によりフェイス部17の内側に沈み込む。
【0051】
一方、フェイス部17にはロックボタン31aと同程度の四角穴部21aが形成されているため、ロックボタン31aがフェイスカバー15に形成された四角穴部21aに達すると、ロックボタン31aは、弾性力により再び元の位置に戻る。
【0052】
すなわち、ロックボタン31aが四角穴部21aに填り込むため、フェイス部17をフェイスカバー15に固定することができる。また、このとき、解除ボタン31bは、切欠部21bに填り込む。従って、ロックボタン31aにより、フェイス部17をフェイスカバー15にロックすることができる。
【0053】
また、フェイス部17をフェイスカバー15から取り外す場合には、解除ボタン31bを押すと、ロックボタン31aがフェイス部17の内側に沈み込む。このため、ロックボタン31aによるフェイス部17のフェイスカバー15へのロックが解除される。従って、フェイス部17をフェイスカバー15から容易に取り外すことができる。
【0054】
このように、フェイスカバー15と略垂直にフェイス部15をフェイスカバー17に挿入して、突起部29を丸穴部19に填め込み、突起部29を中心として回転動作させて、ロックボタン31aによりフェイス部17をフェイスカバー15にロックするため、本体ケース11にフェイス部17を確実に固定することができる。
【0055】
また、突起部29を中心として回転動作させて、ロック状態にすると、丸穴部19に填め込まれた突起部29の円形部分が上下方向に位置するため、突起部29は、丸穴部19の円形部19aから挿入部19bを通って外部に飛び出ることがなくなる。すなわち、フェイス部17がフェイスカバー15から外れてしまうことがなくなる。
【0056】
また、図14に示すような従来の複雑なロック機構を新たに付加することなく、フェイス部17のケースやフェイスカバー15の一体部品により、ロック機構部31を構成しているため、少ない部品数で済むから、安価な車載用音響装置を提供することができる。
【0057】
次に、フェイス部に設けられたフェイス基板と本体ケースに設けられた本体基板との接続動作について図面を参照して説明する。図10にフェイス部をフェイスカバーに取り付けるときのフェイス基板の本体基板への接続動作を説明するための図を示す。
【0058】
図10(a)に示すように、本体ケース11に取り付けられたフェイスカバー15には本体基板35が取り付けられ、この本体基板35には受け側コネクタ39が取り付けられている。
【0059】
また、図10(a)に示すように、図3(b)に対応して、フェイス部15がフェイスカバー17に対して略垂直方向に配置され、且つフェイス部15の突起部29が、フェイスカバー15の丸穴部19に填め込まれている。フェイス部15には基板47が設けられ、この基板47には接続コネクタ45が取り付けられている。
【0060】
次に、図10(b)に示すように、フェイス部17を突起部29を中心として回転動作させて、下方向に移動させる。
【0061】
さらに、図10(c)に示すように、フェイス部17をフェイスカバー15に取り付けたときに、受け側コネクタ39の各受け側端子37が銅板で弾性力を有しているため、接続コネクタ45の各接続端子43は、受け側コネクタ39の各受け側端子37を押し付けるようにして接続可能となる。
【0062】
従って、フェイス部17の基板と本体ケース11に取り付けられたフェイスカバー15の本体基板35とを確実に接続させることができる。
【0063】
なお、本発明は、前述した実施の形態の車載用音響装置に限定されるものではない。実施の形態では、音響機器として、例えば、CDドライブ、カセットドライブ、MDドライブを例示したが、音響機器はこれらの音響機器に限定されるものではなく、例えば、ラジオ、チューナ、アンプ等の音響機器であっても良く、その他の音響機器であっても良い。
【0064】
また、実施の形態では、突起部の円柱体に2つの平面を形成したが、例えば、突起部の円柱体に1つの平面を形成したものであってもよい。要は、円柱体の円形の一部が直径サイズよりも短いサイズとなっていればよく、このようにするだけで、フェイス部17がフェイスカバー15から外れることはなくなる。このほか、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能であるのは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、本体ケースの前面部に取り付けた操作部カバーに操作部を取り付けるときには、まず、操作部の両側面のそれぞれに形成された略円形状の突起部を操作部カバーの両側面のそれぞれに形成された略円形状の丸穴部に嵌合させ、さらに、丸穴部に嵌合された突起部を回動させると、操作部の両側面のそれぞれに形成されたロック機構部が操作部カバーの両側面のそれぞれに形成されたロック穴部に嵌合されて、操作部が操作部カバーにロックされる。
【0066】
すなわち、従来のような複雑なロック機構を新たに付加することなく、操作部に形成された突起部及びロック機構部と、操作部カバーに形成された丸穴部及びロック穴部とにより、少ない部品数で本体ケースに操作部を確実に固定することができる。
【0068】
請求項2の発明によれば、ロック時には、ロックボタンが操作部カバーに形成されたロック穴部に嵌合されることでロックされ、解除ボタンが解除穴部に嵌合される。また、ロック解除時には、解除ボタンを押すことで、解除ボタンが解除穴部から外れるとともに、ロックボタンのロック穴部への嵌合が解除される。
【0069】
請求項3の発明によれば、ロック機構部の周辺の操作部に略C字状の穴部が形成されているため、ロック時にはロック機構部が操作部の内側に移動し、ロックボタンがロック穴部に達すると、ロック機構部が元の位置に戻り、ロック穴部と嵌合する。また、ロック解除時には、解除ボタンを押すと、ロック機構部が操作部の内側に移動して、ロックボタンのロック穴部へのロックが解除される。
【0070】
請求項4の発明によれば、操作部を操作部カバーに取り付けたときに操作部に設けられた接続コネクタが操作部カバーに設けられた受け側コネクタと接続可能となるため、本体基板と操作基板とを確実に接続することができる。
【0071】
請求項5の発明によれば、操作部を操作部カバーに取り付けたときに、接続コネクタの各端子が受け側コネクタの各平坦部と接続されることにより、本体基板と操作基板とを確実に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車載用音響装置のフェイス部をフェイスカバーから取り外した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の車載用音響装置のフェイス部をフェイスカバーに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】フェイス部をフェイスカバーに取り付ける操作手順の説明図である。
【図4】フェイス部に形成された突起部とフェイスカバーに形成された丸穴部との詳細な構成図である。
【図5】フェイスカバーに形成された角穴部にフェイス部に形成されたロック機構部が填め込まれた状態を示す図である。
【図6】図5に示すA−A間の断面図である。
【図7】ロック機構部及びその周辺の構造を示す図である。
【図8】本体ケース側に設けられた受け側コネクタを示す図である。
【図9】フェイス部側に設けられた接続コネクタを示す図である。
【図10】フェイス部をフェイスカバーに取り付けるときのフェイス基板の本体基板への接続動作を説明するための図である。
【図11】従来の車両用音響装置の分割斜視図である。
【図12】従来の車両用音響装置の平面図である。
【図13】従来の車両用音響装置の操作部の取り付け状態を示す図である。
【図14】従来の車両用音響装置の要部の分割斜視図である。
【符号の説明】
11 本体ケース
13 ブラケット
15 フェイスカバー
16 開口部
17 フェイス部
19 丸穴部
19a 円形部
19b 挿入部
21 角穴部
23 操作スイッチ
25 CD挿入口
27 カセット挿入口
29 突起部
31 ロック機構部
31a ロックボタン
31b 解除ボタン
33 穴部
37 受け側端子
39 受け側コネクタ
43 接続端子
45 接続コネクタ

Claims (5)

  1. 音響機器が装着された本体ケースに対して操作部が着脱可能な車載用音響装置であって、
    前記操作部を挿入可能な開口部を有する操作部カバーを前記本体ケースの前面部に取り付け、前記操作部の両側面のそれぞれに略円形状の突起部を形成し、且つ前記操作部の両側面のそれぞれに前記操作部を前記操作部カバーにロックするためのロック機構部を形成し、前記操作部カバーの両側面のそれぞれの前記操作部に形成された前記突起部と対向する位置に前記突起部と嵌合するとともに前記突起部が回動自在な略円形状の丸穴部を形成し、且つ前記操作部カバーの両側面のそれぞれの前記操作部に形成された前記ロック機構部と対向する位置に前記突起部が回動したときに前記ロック機構部と嵌合するロック穴部を形成し、前記操作部に形成された突起部は、円柱体からなり、該円柱体の円形部分が、直径サイズからなる円形長手部と、前記直径サイズよりも短いサイズからなる短部とからなり、前記操作部カバーに形成された丸穴部は、前記突起部に形成された前記短部を挿入可能な挿入部と、この挿入部に前記短部が挿入された後に前記突起部に形成された前記円形長手部と嵌合する円形部と、を有することを特徴とする車載用音響装置。
  2. 前記ロック機構部は、前記操作部カバーに形成された前記ロック穴部に嵌合するロックボタンと、
    このロックボタンの前記ロック穴部への嵌合を解除する解除ボタンと、
    を有し、
    前記操作部カバーの前記解除ボタンと対向する位置に前記解除ボタンと嵌合する解除穴部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車載用音響装置。
  3. 前記ロック機構部が前記操作部の内側に移動可能となるように前記ロック機構部の周辺の前記操作部に略C字状の穴部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の車載用音響装置。
  4. 接続コネクタを取り付けた操作基板を前記操作部に設け、且つ受け側コネクタを取り付けた本体基板を前記操作部カバーに設け、前記操作部を前記操作部カバーに取り付けたときに前記操作部に設けられた前記接続コネクタが前記操作部カバーに設けられた前記受け側コネクタと接続可能となるように前記接続コネクタ及び前記受け側コネクタを配置したことを特徴とする請求項1記載の車載用音響装置。
  5. 前記受け側コネクタは、一列に並んだ複数の受け側端子を有し、各受け側端子は、平坦部と、この平坦部に対して所定角度をなす曲部とを有し、
    前記操作部を前記操作部カバーに取り付けたときに前記接続コネクタの各端子が前記受け側コネクタの各平坦部と接続されることを特徴とする請求項4記載の車載用音響装置。
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