JP2001049068A - 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物 - Google Patents

溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物

Info

Publication number
JP2001049068A
JP2001049068A JP11229899A JP22989999A JP2001049068A JP 2001049068 A JP2001049068 A JP 2001049068A JP 11229899 A JP11229899 A JP 11229899A JP 22989999 A JP22989999 A JP 22989999A JP 2001049068 A JP2001049068 A JP 2001049068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptfe
composition
melt
weight
ether ketone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11229899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4101408B2 (ja
Inventor
Rahijani Jacob
ラヒジャニ ヤコブ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EI Du Pont de Nemours and Co filed Critical EI Du Pont de Nemours and Co
Priority to JP22989999A priority Critical patent/JP4101408B2/ja
Publication of JP2001049068A publication Critical patent/JP2001049068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4101408B2 publication Critical patent/JP4101408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形により溶解加工可能なポリテトラフ
ルオロエチレン組成物の提供。 【解決手段】 少なくとも50重量%のポリテトラフル
オロエチレンと、組成物に溶融加工性を付与するに有効
な量のポリアリーレンエーテルケトンとを含む組成物で
あって、前記ポリテトラフルオロエチレンの少なくとも
20重量%が少なくとも108Pa・sの溶融粘度を有
することを特徴とする組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリテトラフルオ
ロエチレン組成物および前記組成物からの物品の加工に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)は非溶融加工性が知られており、すなわち、例え
ば、380℃で少なくとも108Pa・sという非常に
高い溶融粘度を有しているため、溶融状態では流動しな
い。したがって、PTFEは射出成形を含む押出の通常
の溶融加工プロセスで加工することができない。そのか
わりに、溶融流れを含まない二次可能プロセスが開発さ
れてきている。剪断にかけるとフィブリル化できる微粉
末型のPTFEでは、PTFEをペースト押出する。ペ
ースト押出とは、微粉末型のPTFEと潤滑油の混合物
に対して実施する低温(75℃未満)押出法である。顆
粒型のPTFEは圧縮成形で加工する。圧縮成形は、鋳
型に冷たい顆粒状のPTFEを充填し、次いで、これを
ラムで圧縮し、加熱して、成形した物品を形成すること
を含んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ペースト押出に関連す
る問題には、ペースト押出後に潤滑油を除去しなければ
ならないことがある。顆粒状のPTFEの圧縮成形は単
純な形状に限定される。特にペースト型および顆粒型の
どちらの型のPTFEも射出成形できず、そのため、複
雑な形状のPTFEが所望な場合には、圧縮成形したP
TFEブロックから機械加工する必要があるという問題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、押出により、
したがって、射出成形により溶融加工可能なポリテトラ
フルオロエチレン組成物を提供する。組成物は、少なく
とも50重量%のポリテトラフルオロエチレンと、残部
であるポリアリーレンエーテルケトンをこの2つの樹脂
を合わせた合計100重量%まで含み、ポリテトラフル
オロエチレンの少なくとも20重量%が少なくとも10
8Pa・sの溶融粘度を有する。
【0005】溶融状態で押出すると、組成物はPTFE
のマトリックスを有し、ポリアリーレンエーテルケトン
が溶融物から固化した細かい粒子(ドメイン)としてそ
の中に分散されている。したがって、溶融加工した組成
物の成形物品はPTFEの特性、すなわち、高い使用温
度、化学的不活性、潤滑性(低摩擦性)の多くを有して
いる。本明細書以下に説明するように、組成物は少なく
とも90重量%のPTFEを含有することができ、その
結果、さらに、成形した物品の属性が純粋なPTFEに
近くなる。
【0006】
【発明の実施の形態】ポリアリーレンエーテルケトン
は、反復単位
【0007】
【化1】
【0008】を有するポリエーテルケトン、反復単位
【0009】
【化2】
【0010】を有するポリエーテルエーテルケトン、お
よび反復単位
【0011】
【化3】
【0012】を有するポリエーテルケトンケトンを含む
よく知られている樹脂の一群であり、上式中、ポリエー
テルケトンケトンのケトン基の間にあるアリーレン基は
一般にパラアリーレン基とメタアリーレン基の混合物で
あり、例えば、樹脂を構成する反復単位内に存在するイ
ソフタリルハライドおよびテレフタリルハライドに由来
する。これらの樹脂はそれぞれPEK、PEEKおよび
PEKKとして一般に知られており、米国特許第3,0
65,205号、第3,441,538号、第3,44
2,857号、第5,357,040号、第5,13
1,827号、第4,578,427号、第3,51
6,966号、第4,704,448号および4,81
6,556号の1つまたは複数に開示されている。ポリ
アリールエーテルケトンは一般に、少なくとも300℃
の融点を有し、エンジニアリングプラスチックの高い分
子量、高い強度および高いモジュラス特性を有してい
る。樹脂の固有粘度は、例えば、30℃で0.5重量%
濃硫酸溶液について測定して、少なくとも0.4とする
ことができる。PEKKは、低い溶融粘度を有し、結晶
化を遅くすることができ、その結果、樹脂とPTFEと
の混合を促進し、得られた組成物に溶融流動性を付与す
るため、好ましい。PEKKは一般に、テレフタリル
(T)ハライドとイソフタリル(I)ハライドの両者に
由来する単位を90:10から30:70、より一般的
には80:20から60:40の比で含有する。T単位
の割合が低下し、I単位が増加すると、60:40とな
るまで、PEKKの結晶化度は低下する。PEKKは非
常にゆっくりと結晶化するため、融点を示すこと以外
は、非晶質ポリマーに類似している。本発明は、すべて
のポリアリーレンエーテルケトン樹脂に適用でき、すな
わち、ポリアリーレンエーテルケトン樹脂はすべてPT
FEに溶融加工性を付与する。
【0013】PTFEもよく知られている樹脂である。
微粉末型が好ましく、これは水分散重合により調製され
る。得られた微粉末型のPTFEはフィブリル化できる
樹脂である。米国特許第4,952,636号に開示の
ような、これも水分散重合で調製される非フィブリル
化、非溶融加工性のPTFE樹脂も本発明に使用するこ
とができる。PTFEはテトラフルオロエチレンのホモ
ポリマー、または米国特許第3,142,665号に開
示されたものなどの改質ホモポリマー、すなわち、樹脂
のフィルム形成特性を改善する共重合したモノマーを少
量、例えば、0.5モル%含む改質ホモポリマーとする
ことができる。PTFEは一般に、380℃で少なくと
も108Pa・sの溶融粘度を有する。
【0014】PTFE成分とPEKK成分は、押出プロ
セスの一部として、溶融混合することができ、または予
め混合してから、少なくともポリアリーレンエーテルケ
トンが溶融している温度で溶融混合することができる。
射出成形の場合、好ましくは、組成物を最初に、例え
ば、高剪断スクリューを備えたツインスクリュー押出機
を使用して、溶融混合し、成形用顆粒(ペレット)を形
成し、次いで、射出成形する。この手順では、PTFE
マトリックス内のポリアリーレンエーテルケトンドメイ
ンの分散の均一性が促進される。一般に、溶融混合温度
は少なくとも350℃である。この条件下で、ポリアリ
ーレンエーテルケトンは組成物を流動化し、PTFE成
分中に細かい溶融ドメインとして均一に分散し、組成物
を溶融押出可能にする。得られた押出物は、射出成形し
た物品または押出した管、シートまたはコーティングの
場合などの最終的な成形物品とすることができ、また
は、切って成形用顆粒とし、次いで所望の物品に溶融加
工することもできる。PTFEマトリックス内にポリア
リーレンケトン成分が個別の粒子(ドメイン)として存
在することは、2つの樹脂が不相溶性であることを示し
ている。しかし、本発明の組成物から成形した物品は優
れた特性を有している。
【0015】成形したときにPTFEをマトリックス相
として維持しながら組成物に溶融押出性を付与するのに
有効な量のポリアリーレンエーテルケトンが組成物中に
存在する。PTFEが微粉末型である場合、得られる組
成物に溶融加工性を付与するのに必要なポリアリーレン
エーテルケトン組成物はわずか約20重量%とすること
ができ、したがって、組成物はポリアリーレンエーテル
ケトンを20重量%から50重量%、好ましくは20重
量%から30重量%含有する。特記しない限り、成分の
重量%はPTFE成分とポリアリーレンエーテルケトン
成分の総重量に基づく。
【0016】また、溶融加工性を保持しながら、組成物
中のポリアリーレンエーテルケトン量を減少させうるこ
とも発見された。組成物にPTFEのミクロ粉末を添加
するとこの結果が得られ、組成物に溶融押出性を付与す
るのに必要なポリアリーレンエーテルケトンはわずか約
4重量%とすることができる。この4重量%とは、PT
FE成分とポリアリーレンエーテルケトン成分を合わせ
た重量に基づく。この実施の形態では、PTFE成分は
高溶融粘度(非溶融加工性)PTFEとPTFEミクロ
粉末の両者を含む。PTFEミクロ粉末は単にPTFE
の微粉末なのではない。そのかわりに、PTFEミクロ
粉末は、通常の高い溶融粘度を有するPTFE、例え
ば、上記のPTFE微粉末よりかなり低い分子量を有す
るテトラフルオロエチレンのホモポリマーまたは改質ホ
モポリマーであり、その結果、PTFEミクロ粉末は単
独で溶融流動性とすることができる。米国特許第4,3
80,618号に開示のように変更したASTM D−
1239−52Tの手順に従って、372℃で測定する
と、このミクロ粉末の溶融粘度は50Pa・sから1×
105Pa・sである。好ましくは、PTFEミクロ粉
末の溶融粘度は372℃で100Pa・sから1×10
4Pa・sである。PTFEミクロ粉末については、さ
らに、Kirk−OthmerのJohn Wiley
&Sons発行のEncyclopedia of C
hemical Technology、第4版(19
94)の第11巻、637〜639ページと、H.−J
Hendriockの論文「PTFE Microp
owders」、Kunstoffe German
Plastics、76、920〜926ページ(19
86)に述べられている。これらの文献は、ミクロ粉末
が重合または高分子量(高溶融粘度)PTFEの照射分
解により得られると述べている。直接的にミクロ粉末と
する重合は、例えば、PCT WO95/23829に
開示されており、ここではミクロ粉末は低溶融粘度PT
FEと呼ばれている。PTFEミクロ粉末は溶融流動性
であるが、ミクロ粉末の分子量が低いために得られた製
品が実用的な強度を有していないことから、単独では溶
融加工性を有していない。従って、溶融粘度を判定する
溶融流れ速度試験で得られたビーズは非常にわずかに曲
げても壊れるほど脆弱である。
【0017】PTFEミクロ粉末を使用する場合、PT
FE組成物の溶融加工特性に必要なポリアリーレンエー
テルケトンの量を少なくとも40%減らすことができる
のに有効な量で組成物に存在するのが好ましい。したが
って、ミクロ粉末が存在すると、組成物の溶融押出によ
る溶融加工性に必要とされるポリアリーレンエーテルケ
トンの量はわずか4重量%または5重量%とすることが
できる。射出成形には、溶融物の流動性を高めるため
に、少なくとも約10重量%のポリアリーレンエーテル
ケトンが望ましい。PTFEが微粉末型である場合、組
成物は4重量%から10重量%のポリアリーレンエーテ
ルケトンを含み、残部をPTFE微粉末とPTFEミク
ロ粉末とすることができ、それぞれの場合のミクロ粉末
の量は組成物を溶融加工性とするのに有効な量である。
PTFEミクロ粉末を組成物に使用する場合、その量は
一般に、ミクロ粉末とPTFE(高溶融粘度)の合計重
量に基づき20重量%から80重量%、好ましくは30
重量%から75重量%であり、従って、全PTFE含量
に対して少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも
25重量%の高溶融粘度PTFEが存在する。もちろ
ん、PTFE/ポリアリーレンエーテルケトン混合物の
全PTFE含量を高分子量PTFEとすることができ
る。
【0018】高溶融粘度PTFEとPTFEミクロ粉末
を組み合わせることにより、この2つの型のPTFEが
その中にポリアリーレンエーテルケトンを分散させるた
めのマトリックスを形成するPTFE樹脂の見分けのつ
かない混合物である、加工した物品が提供される。PT
FE樹脂は非常に熱に安定であり、強度があるが、ポリ
アリーレンエーテルケトンおよびPTFE樹脂のPTF
Eミクロ粉末画分の存在に大きく影響されることはな
い。
【0019】本発明の組成物は、組成物を着色するため
の顔料、繊維状または他の特定の形状の雲母、ガラス、
炭素またはアラミドなどの充填剤などの他の成分を含む
ことができる。ポリアリーレンエーテルケトンは充填剤
のPTFEマトリックスへの分散を容易にする。充填剤
が存在する場合には、その存在する量はPTFEと充填
剤の合計重量に基づき0.5重量%から30重量%であ
る。
【0020】本発明の組成物の溶融押出は、TEFLO
N(登録商標)PFAフルオロポリマー樹脂(DuPo
nt)などの溶融加工性フルオロポリマーの押出と同じ
方法で実施し、シートや管、ワイアの絶縁材などの被覆
支持体など広範な形状とすることができる。同様に、射
出成形は例えば330℃から370℃の温度で、PFA
フルオロポリマーの射出成形と同じ方法で実施できる。
PTFE微粉末は、ペースト押出した微粉末から作製し
たテープの場合を除き、通常、非溶融加工後に焼結す
る。本発明組成物の溶融加工では、所望の保全性を有す
る成形した物品を提供するために必要なのは、加工プロ
セスで溶融曝露することだけである。さらに強化するこ
とが望ましい場合には、引き続き焼結を使用することが
できる。
【0021】以下の実施例では、ポリアリーレンエーテ
ルケトンとPTFEの混合物を、後部370℃、中心部
380℃、前部380℃のスクリュー/ラムチャンバ温
度プロフィールを有する6オンス(170g)の射出成
型機を使用して、引張試験棒(「イヌの骨」形、試験領
域の長さ8.5インチ(21.6cm)、幅0.5イン
チ(1.27cm)、太さ0.125インチ(0.32
cm))に溶融加工した。スクリュー速度は120rp
m、バックプレッシャは50psi(0.35Mpa)
であった。成形温度は約110℃、成形サイクルは20
秒/20秒であった。実施例で使用するPEKK樹脂は
米国特許第4,816,556号(Gay他)の方法で
製造する。
【0022】実施例1 この実施例では、PTFEはグレード60のTEFLO
N(登録商標)フルオロポリマー樹脂(DuPont)
(溶融粘度1×108Pa・s超)であり、ポリアリー
レンエーテルケトンはTとIの比が80:20のPEK
Kであった。このPEKK自体の引張弾性率は530k
si(3657MPa)である。1ksiは1000p
siであることに留意されたい。PTFEとPEKKを
乾燥混合した。各成分は混合物全体の50%を構成し
た。次いで、混合物を射出成型機で溶融混合してから、
射出し、引張試験用の棒を含む成形した物品とした。混
合物の試験棒の引張弾性率は375ksi(2588M
Pa)であった。引張弾性率はASTM D638の手
順を使用して試験した。本明細書に報告したその他の引
張弾性率の試験結果もこの試験手順を使用して得た。こ
の実施例は、最高量のPEKKが存在するPTFEの溶
融加工を示している。
【0023】実施例2 この実施例では、実施例1で使用したものと同じPTF
Eとポリアリーレンエーテルケトンを使用した。この実
施例ではPEKKの一部をPTFEミクロ粉末、特にZ
ONYL(登録商標)フルオロ添加物グレードMP16
00(DuPont)(MFR17g/10分、溶融粘
度3×103Pa・s(372℃))で置き換えた。P
EKKを20重量%、PTFEを50重量%、MP16
00を30重量%含有する混合物の射出成形した試験棒
の引張弾性率は201ksi(1387MPa)であっ
た。PEKKを10重量%のみ、PTFEを30重量
%、MP1600を60重量%含有する混合物の射出成
形した試験棒の引張弾性率は283ksi(1953M
Pa)であった。このフルオロポリマーの組み合わせ
(PTFEとMP1600)はそれぞれ、この混合物の
80重量%および90重量%を構成し、高いフルオロポ
リマー特性を付与したが、溶融加工性の利点を有してい
た。MP1600のみから成形した試験棒は、引張試験
機の留め金で把持したときに壊れ、引張弾性率を持たな
い。この低い強度はこのPTFEミクロ粉末の分子量が
低いことに起因する。驚くべきことに、混合物中にMP
1600が存在すると、混合物の引張強度が破壊されな
い。さらに驚くべきことに、MP1600の含有量が大
きな混合物では引張弾性率が高くなった。PTFEの高
い溶融粘度によりこのような溶融加工が妨げられるた
め、PTFEの試験棒は単独で射出成形することができ
なかった。PTFEの焼結ブロックから削り出して作成
した同等の試験棒の引張弾性率は80ksi(552M
Pa)であった。
【0024】実施例3 この実施例で使用したPTFEは実施例1と同じであ
り、使用したポリアリーレンエーテルケトンは重量比6
0:40のT単位とI単位からなるPEKKであった。
PEKKは10重量%のTiO2顔料も含有し、495
ksi(3416MPa)の引張弾性率を有していた。
PEKK/TiO2の混合物を20重量%、PTFEを
30重量%、MP1600を50重量%含む混合物の引
張弾性率は249ksi(1718MPa)であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AA16C AA32 JA07 4J002 BD151 CH092 FA081

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも50重量%のポリテトラフル
    オロエチレンと、組成物に溶融加工性を付与するに有効
    な量のポリアリーレンエーテルケトンとを含む組成物で
    あって、前記ポリテトラフルオロエチレンの少なくとも
    20重量%が少なくとも108Pa・sの溶融粘度を有
    することを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリテトラフルオロエチレンが微粉
    末型であり、前記組成物が20重量%から50重量%の
    前記ポリアリーレンエーテルケトンを含有することを特
    徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記組成物が、前記ポリアリーレンエー
    テルケトンの量を少なくとも40%減少させることがで
    きるPTFEミクロ粉末を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記組成物がPTFEミクロ粉末を含
    み、存在する前記ミクロ粉末の量が前記ミクロ粉末と前
    記PTFEの合計重量の20重量%から80重量%であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記PTFEミクロ粉末が50Pa・s
    から1×105Pa・sの溶融粘度を有することを特徴
    とする請求項4に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリアリーレンエーテルケトンがポ
    リエーテルケトンケトンであることを特徴とする請求項
    1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の組成物を溶融押出する
    ことを含む方法。
  8. 【請求項8】 溶融押出に射出成形を含むことを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ポリアリーレンエーテルケトンの量
    を4重量%までも減少させることを特徴とする請求項3
    に記載の組成物。
JP22989999A 1999-08-16 1999-08-16 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物 Expired - Fee Related JP4101408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22989999A JP4101408B2 (ja) 1999-08-16 1999-08-16 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22989999A JP4101408B2 (ja) 1999-08-16 1999-08-16 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001049068A true JP2001049068A (ja) 2001-02-20
JP4101408B2 JP4101408B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=16899481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22989999A Expired - Fee Related JP4101408B2 (ja) 1999-08-16 1999-08-16 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4101408B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055478A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 E I Du Pont De Nemours & Co 低溶融粘度ポリテトラフルオロエチレン組成物
JP2010189599A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Olympus Corp 熱可塑性樹脂組成物、並びに医療製品及び内視鏡操作部
WO2010114033A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 ダイキン工業株式会社 低分子量ポリテトラフルオロエチレン粉末及びその製造方法
WO2014024671A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 ダイキン工業株式会社 樹脂組成物及び成形品
KR20160094335A (ko) 2015-01-30 2016-08-09 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 폴리테트라플루오로에틸렌 유성 용제계 분산체 및 폴리테트라플루오로에틸렌 함유 에폭시 수지 조성물 및 그 경화물
KR20160140779A (ko) 2014-04-02 2016-12-07 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 폴리테트라플루오로에틸렌의 유성 용제계 분산체
KR20170039599A (ko) 2015-10-01 2017-04-11 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 및 회로 기판용 접착제 조성물
KR20170133277A (ko) 2016-05-25 2017-12-05 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 그것을 이용한 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 폴리이미드 전구체 용액 조성물
KR20170133278A (ko) 2016-05-25 2017-12-05 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 그것을 이용한 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 폴리이미드 전구체 용액 조성물
KR20190097044A (ko) * 2016-12-22 2019-08-20 아르끄마 프랑스 마모 감소를 위한 폴리에테르케톤케톤 기반 중합체성 물질의 용도

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001055478A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 E I Du Pont De Nemours & Co 低溶融粘度ポリテトラフルオロエチレン組成物
JP2010189599A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Olympus Corp 熱可塑性樹脂組成物、並びに医療製品及び内視鏡操作部
WO2010114033A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 ダイキン工業株式会社 低分子量ポリテトラフルオロエチレン粉末及びその製造方法
US8754176B2 (en) 2009-03-31 2014-06-17 Daikin Industries, Ltd. Low molecular weight polytetrafluoroethylene powder and preparation method therefor
US10294362B2 (en) 2012-08-06 2019-05-21 Daikin Industries, Ltd. Resin composition and molded article
WO2014024671A1 (ja) * 2012-08-06 2014-02-13 ダイキン工業株式会社 樹脂組成物及び成形品
JP5854146B2 (ja) * 2012-08-06 2016-02-09 ダイキン工業株式会社 樹脂組成物及び成形品
KR20160140779A (ko) 2014-04-02 2016-12-07 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 폴리테트라플루오로에틸렌의 유성 용제계 분산체
KR20160094335A (ko) 2015-01-30 2016-08-09 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 폴리테트라플루오로에틸렌 유성 용제계 분산체 및 폴리테트라플루오로에틸렌 함유 에폭시 수지 조성물 및 그 경화물
KR20170039599A (ko) 2015-10-01 2017-04-11 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 및 회로 기판용 접착제 조성물
KR20170133278A (ko) 2016-05-25 2017-12-05 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 그것을 이용한 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 폴리이미드 전구체 용액 조성물
KR20170133277A (ko) 2016-05-25 2017-12-05 미쓰비시 엔피쯔 가부시키가이샤 불소계 수지의 비수계 분산체, 그것을 이용한 불소계 수지 함유 열경화 수지 조성물과 그 경화물, 폴리이미드 전구체 용액 조성물
KR20190097044A (ko) * 2016-12-22 2019-08-20 아르끄마 프랑스 마모 감소를 위한 폴리에테르케톤케톤 기반 중합체성 물질의 용도
JP2020502345A (ja) * 2016-12-22 2020-01-23 アルケマ フランス 摩耗を低減するためのポリエーテルケトンケトンをベースとしたポリマー材料の使用
US11008492B2 (en) 2016-12-22 2021-05-18 Arkema France Use of a polymeric material based on polyetherketoneketones for reducing wear
JP7002547B2 (ja) 2016-12-22 2022-01-20 アルケマ フランス 摩耗を低減するためのポリエーテルケトンケトンをベースとしたポリマー材料の使用
KR102476625B1 (ko) 2016-12-22 2022-12-09 아르끄마 프랑스 마모 감소를 위한 폴리에테르케톤케톤 기반 중합체성 물질의 용도
KR20220167341A (ko) * 2016-12-22 2022-12-20 아르끄마 프랑스 마모 감소를 위한 폴리에테르케톤케톤 기반 중합체성 물질의 용도
KR102575799B1 (ko) 2016-12-22 2023-09-06 아르끄마 프랑스 마모 감소를 위한 폴리에테르케톤케톤 기반 중합체성 물질의 용도

Also Published As

Publication number Publication date
JP4101408B2 (ja) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4406099B2 (ja) フツ素プラステイツクスとポリエーテルケトンケトンとの配合物
US6265492B1 (en) Melt-fabricable polytetrafluoroethylene
CN103980657B (zh) 一种3d打印改性酚醛树脂材料及其制备方法
EP1077231B1 (en) Compositions of low melt viscosity polytetrafluoroethylene
JP2022500522A (ja) 付加製造プロセスにおける使用のための架橋性芳香族ポリマー組成物、およびこれを形成するための方法
JP6192572B2 (ja) ポリベンゾイミダゾール−ポリエーテルケトンケトンブレンド体および混和性ブレンド体
JP2001049068A (ja) 溶融加工性ポリテトラフルオロエチレン組成物
EP1077230B1 (en) Melt-fabricable polytetrafluoroethylene
Abhijit et al. Melt processing of ethylene‐acrylic acid copolymer composites reinforced with nanocellulose
US8378030B2 (en) Flex life of tetrafluoroethylene/perfluoro(alkyl vinyl ether) copolymer (PFA)
JP4668375B2 (ja) 低溶融粘度ポリテトラフルオロエチレン組成物
CN109294145B (zh) Ps/asa合金组合物和ps/asa合金材料及其应用
CN1283717C (zh) 可熔体成型的聚四氟乙烯
US11970653B2 (en) Polymeric blend composite and a process for preparing the same
JP2000212365A (ja) 含フッ素共重合体組成物
CN1150269C (zh) 低熔体粘度聚四氟乙烯的应用
JPH11210942A (ja) チューブ
JP2980543B2 (ja) 木目模様付き板状樹脂成形品の製造方法
JP2564559B2 (ja) 芳香族ポリスルホン樹脂組成物
CN110229449B (zh) 一种高强度可熔性聚四氟乙烯及其制备方法
Vainio et al. The effect of mixer type and processing conditions on the morphology of polyamide/polypropylene blend
TW575626B (en) Compositions of low melt viscosity polytetrafluoroethylene and non-fluorinated polymer
DE69935069T2 (de) Zusammensetzungen aus Polytetrafluorethylen mit niedriger Schmelzviskosität
JP2863020B2 (ja) ポリアルキレンフタレート系樹脂組成物構造体の製造法
KR100769859B1 (ko) 용융장력이 우수한 고온 분체 도장용 폴리페닐렌 설파이드수지 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050511

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070606

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070611

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070706

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070711

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070806

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4101408

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140328

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees