JP2001048345A - 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム - Google Patents

商品振り分け装置及び商品振り分けシステム

Info

Publication number
JP2001048345A
JP2001048345A JP11266638A JP26663899A JP2001048345A JP 2001048345 A JP2001048345 A JP 2001048345A JP 11266638 A JP11266638 A JP 11266638A JP 26663899 A JP26663899 A JP 26663899A JP 2001048345 A JP2001048345 A JP 2001048345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
commodity
driving
sorting
goods
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP11266638A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Aoyama
健吾 青山
Tetsuji Watanabe
哲治 渡辺
Yoshiaki Inaba
吉昭 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP11266638A priority Critical patent/JP2001048345A/ja
Publication of JP2001048345A publication Critical patent/JP2001048345A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Special Conveying (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送手段により搬送される商品を搬送経路外
に排出したり、搬送経路上を通過させる商品振り分け装
置及び商品振り分けシステムにおいて、横転し易い商品
を搬送経路外に排出する場合においても、該商品を横転
させたり、内容物を崩すようなことなく排出できるよう
にすることを課題とする。 【解決手段】 商品振り分け装置1に、速度制御可能な
商品排出モータ22と、該モータ22に駆動されて商品
を搬送ライン外に排出する排出機構21と、商品の性状
に応じて上記商品排出モータ22とプッシャ部材27の
初期位置とを制御するコントロールユニットとを備える
ことによって、横転し易い商品Xに対しては、上記コン
トロールユニットによって商品排出モータ22の駆動条
件とプッシャ部材27の初期位置とを制御して商品Xの
横転等を防ぐようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送途中の商品を
搬送経路上において、正常品と不良品等に振り分ける商
品振り分け装置及び商品振り分けシステムに関し、商品
選別技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、食肉、魚介等の生鮮食料品や惣
菜、弁当等の調理加工食品等の多くは、通常、トレー等
に収容され、ストレッチ包装機等によってフィルムで包
装された後に、重量検査や金属混入のチェック等の品質
検査が行われる。そして、その検査結果に基づいて、例
えば正常商品と不良商品とに振り分けられるようになっ
ている。その場合、包装機で包装された商品を出荷作業
部などに搬送するコンベア等の搬送手段の搬送経路上に
商品振り分け装置が設置されると共に、該商品振り分け
装置により、商品の搬送過程中に、商品の重量を測定す
る重量検出器や金属の混入をチェックする金属検出器等
の検査装置による検査結果に基づいて、例えば不良商品
については搬送路外に排出し、正常商品についてはその
まま通過させることにより、商品を振り分けるようにな
っている。そして、上記不良商品は金属混入の再チェッ
クや重量の過不足の修正等が行われ、出荷作業部に搬送
されることになる。
【0003】ところで、この種の振り分け装置において
は、搬送手段により搬送される商品を搬送経路外に排出
する排出機構が備えられることになるが、例えば特開平
10−95524に開示されているように、該排出機構
として搬送経路に対して横方向からプッシャ部材を押し
出すことによって該商品を搬送経路外に排出するように
したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排出機構が
プッシャ式の商品振り分け装置においては、従来、どの
ような商品に対しても一定の速度で搬送経路外に押し出
すように構成されていたため、上記プッシャ部材の押し
出し速度が速いと、排出する商品が横転し易い商品であ
る場合、つまり、該商品が軽量であったり、商品の重心
位置が高かったり、形状が不安定なトレーに収容されて
いる場合には、その商品が横転等してトレーが破損した
り、またはその商品の内容物が崩れる等して商品が傷ん
でしまうことがある。このため、該商品を金属混入の再
チェックや重量の過不足を修正するなどしても正常商品
にすることができないという問題があった。
【0005】そのため、上記プッシャ部材の押し出し速
度を遅くすることによって、該商品が横転したり、その
内容物が崩れることがないようにしていたが、搬送され
てくる商品が横転し難い商品、つまり、該商品が重かっ
たり、商品の重心位置が低かったり、形状が安定したト
レーに収容されている場合でも、上記プッシャ部材の押
し出し速度は遅いままなので、商品振り分け作業の能率
が低下しているのが現状であった。
【0006】一方、上記プッシャ部材は、初期位置、す
なわちプッシャ部材が駆動を開始する位置が常に同じ場
所に位置するように構成されていたため、特に搬送され
る商品のサイズが小さい場合、搬送商品が上記プッシャ
部材のところまで運ばれてきたときに、該プッシャ部材
と搬送商品との間に大きな間隔が生じることになる。そ
のため、上記プッシャ部材が該商品に勢いよく衝突する
ことになり、該商品が横転し易い商品のときには、その
商品が横転等してトレーが破損したり、またはその商品
の内容物が崩れる等して商品が傷んでしまうことがあ
る。このため、上記プッシャ部材の押し出し速度を速く
したときと同様に、該商品を金属混入の再チェックや重
量の過不足を修正するなどしても正常商品にすることが
できないという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、搬送手段の搬送経路上
に設置され、搬送手段により搬送される商品を搬送経路
外に排出したり、搬送経路上を通過させる商品振り分け
装置及び商品振り分けシステムにおいて、横転し易い商
品を搬送経路外に排出する場合においても、その商品が
横転してトレーが破損したり、内容物を崩すといったよ
うな該商品を使用不可能にすることがなく排出できるよ
うにし、かつ商品のトレーが破損したり、内容物が崩れ
るといったような心配がない商品に対しては、商品振り
分け作業の能率を向上させることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の各発明は次のように構成したことを特徴とす
る。
【0009】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という。)は、搬送手段の搬送経路上に設置さ
れ、該搬送手段により搬送される商品を排出機構を用い
て搬送経路外に排出したり、搬送経路上を通過させる商
品振り分け装置において、上記排出機構の駆動手段の駆
動条件を商品の状態に応じて可変制御する制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0010】次に、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という。)は、上記第1発明の商品振り分け装置にお
いて、商品の状態を検出する検出手段を備えたことを特
徴とする。
【0011】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という。)は、上記第1または第2発明の商品振り分
け装置において、駆動手段の駆動条件を商品の状態に応
じて記憶する記憶手段を備えると共に、制御手段を、上
記記憶手段に記憶された駆動条件に基づいて駆動手段を
制御するように構成したことを特徴とする。
【0012】そして、請求項4に係る発明(以下、第4
発明という。)は、上記第3発明の商品振り分け装置に
おいて、商品を指定する指定手段を備えると共に、制御
手段を、上記指定手段で指定された商品についての駆動
条件を記憶手段から読み出して、その駆動条件に基づい
て駆動手段を制御するように構成したことを特徴とす
る。
【0013】一方、請求項5に係る発明(以下、第5発
明という。)は、上記第1から第4発明のいずれかの商
品振り分け装置において、駆動条件の一つとして、駆動
手段の駆動速度を用いたことを特徴とする。
【0014】さらに、請求項6に係る発明(以下、第6
発明という。)は、上記第1から第5発明のいずれかの
商品振り分け装置において、商品の状態の一つとして、
商品のサイズを用いたことを特徴とする。
【0015】また、請求項7に係る発明(以下、第7発
明という。)は、上記第1から第5発明のいずれかの商
品振り分け装置において、商品の状態の一つとして、商
品の形状を用いたことを特徴とする。
【0016】そして、請求項8に係る発明(以下、第8
発明という。)は、上記第1から第5発明のいずれかの
商品振り分け装置において、商品の状態の一つとして、
商品の重量を用いたことを特徴とする。
【0017】一方、請求項9に係る発明(以下、第9発
明という。)は、上記第1から第5発明のいずれかの商
品振り分け装置において、商品の状態の一つとして、商
品の重心位置を用いたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項10に係る発明(以下、第
10発明という。)は、上記第1から第5発明のいずれ
かの商品振り分け装置において、商品の状態の一つとし
て、商品の搬送位置を用いたことを特徴とする。
【0019】また、請求項11に係る発明(以下、第1
1発明という。)は、上記第1から第10発明の商品振
り分け装置において、排出機構に、搬送手段の搬送経路
に交差する方向に走行する無端搬送部材と、該無端搬送
部材に取り付けられて商品を搬送経路外に押し出すプッ
シャ部材とを備えたことを特徴とする。
【0020】そして、請求項12に係る発明(以下、第
12発明という。)は、上記第11発明の商品振り分け
装置において、駆動条件の一つとして、排出機構の駆動
手段によって動作するプッシャ部材の初期位置を用いた
ことを特徴とする。
【0021】さらに、請求項13に係る発明(以下、第
13発明という。)は、搬送手段により搬送される商品
を該搬送手段の搬送経路上に設置された排出機構を用い
て搬送経路外に排出したり、搬送経路上を通過させる商
品振り分けシステムにおいて、上記排出機構を駆動する
駆動手段の駆動条件を商品の状態に応じて可変制御する
制御手段を備えると共に、上記排出機構によって搬送経
路外に排出された商品を上下二段に選別する上下二段選
別機を備え、該選別機は、速度制御可能な商品選別用駆
動手段を有し、上記制御手段により上記商品選別用駆動
手段の駆動速度が商品の状態に応じて可変制御されるよ
うに構成したことを特徴とする。
【0022】上記のように構成することにより、本願各
発明によればそれぞれ次の作用が得られる。
【0023】まず、上記第1発明によれば、商品振り分
け装置の排出機構が制御手段によって可変制御されるこ
とにより、搬送される商品の状態に応じて該排出機構の
排出速度を調整することができる。したがって、上記排
出機構によって押し出される商品が横転し易い商品であ
る場合に、排出機構の排出速度を遅くすることによって
該商品が横転してトレーが破損したり内容物が崩れると
いったようなことがなくなる。一方、押し出される商品
が横転し難い商品である場合、排出機構の排出速度が速
くても該商品が横転してトレーが破損したり内容物が崩
れるおそれがないため、例えば排出機構の排出速度を速
めることで、該排出機構の排出速度を一律に遅くする場
合のように、作業能率を著しく低下させることなく作業
能率を適切に確保できることになる。
【0024】次に、第2発明によれば、商品振り分け装
置に、商品の状態を検出する検出手段が備えられている
ので、該検出手段の検出結果に基づいて、商品振り分け
装置の排出機構の排出速度を可変制御できるようにな
る。したがって、商品に対する駆動条件の設定作業を行
う必要がなくなり、商品の振り分け作業を簡便に行うこ
とができる。
【0025】また、第3発明によれば、商品振り分け装
置に、商品の状態に応じた商品排出用駆動手段の駆動条
件を記憶する記憶手段が設けられているので、あらかじ
め商品排出用駆動手段の駆動条件を搬送される商品の状
態に応じて上記記憶手段に記憶させておくことにより、
この駆動手段が、上記記憶手段に記憶された駆動条件に
基づいて制御されることになり、これにより駆動手段、
ひいては排出機構の動作が商品の状態に応じて適切に制
御されるようになる。また、上記記憶手段に商品の状態
に応じた駆動条件を記憶させるようになっているので、
上記駆動手段の駆動条件の設定変更が容易となり、該駆
動手段がより適切に制御されるようになる。また、上記
駆動条件をあらかじめ記憶手段に記憶させておけば搬送
する商品を変更するごとに駆動条件を設定し直す必要が
なく、商品の振り分け作業をより簡便に行うことができ
る。
【0026】そして、第4発明によれば、商品振り分け
装置に、商品を指定する指定手段を設けて、該指定手段
で指定された商品についての駆動条件を記憶手段から読
み出して、その駆動条件に基づいて駆動手段を制御する
ようにしたので、当該商品に対する駆動条件の設定作業
が極めて容易に行えることになる。
【0027】一方、第5発明によれば、駆動手段の駆動
条件の一つとして該駆動手段の駆動速度を用いているの
で、搬送商品が横転し易い場合には駆動速度を遅くし、
また搬送商品が横転し難い場合には駆動速度を速くする
ことで、作業能率をいたずらに低下させることなく各種
商品を安定して振り分けることができる。
【0028】さらに、第6発明によれば、商品の状態の
一つとして商品のサイズを用いているので、搬送商品の
サイズが小さい場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、
また搬送商品のサイズが大きい場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0029】また、第7発明によれば、商品の状態の一
つとして商品の形状を用いているので、搬送商品の形状
が不安定な場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、また
搬送商品の形状が安定している場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0030】そして、第8発明によれば、商品の状態の
一つとして商品の重量を用いているので、搬送商品の重
量が小さい場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、また
搬送商品の重量が大きい場合には駆動手段の駆動速度を
速くすることで、作業能率をいたずらに低下させず、か
つ商品を横転させることなく振り分けることができる。
【0031】一方、第9発明によれば、商品の状態の一
つとして商品の重心位置を用いているので、搬送商品の
重心位置が高い場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、
また搬送商品の重心位置が低い場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0032】さらに、第10発明によれば、商品の状態
の一つとして商品の搬送位置を用いているので、搬送商
品が排出機構の直前に位置したときに該商品と排出機構
との間が離れている場合には、例えば、該排出機構を搬
送商品と当接する直前まで速く移動させ、その後、該商
品を横転させないように所定の速度で駆動させることが
できる。また、搬送商品が排出機構の直前に位置したと
きに該商品と排出機構との間が接近している場合には、
上記排出機構を最初から横転させないような速度で作動
させる等、作業能率をいたずらに低下させずに、かつ商
品を横転させることなく振り分けることができる。
【0033】また、第11発明によれば、排出機構に備
えられたプッシャ部材が、搬送経路に対して交差する方
向に走行する無端搬送部材に取り付けられていると共
に、該無端搬送部材が速度制御可能な駆動手段によって
駆動されるようになっているので、上記プッシャ部材の
速度を緻密に調整することが可能になる。
【0034】そして、第12発明によれば、駆動条件の
一つがプッシャ部材の初期位置であるので、プッシャ部
材の初期位置が商品の幅に応じて変更でき、プッシャ部
材を、当該商品がプッシャ部材の直前に位置するときに
該プッシャ部材がその商品に近接する位置で待機させて
おくことができる。したがって、前述した作用に加え
て、上記プッシャ部材とが排出される商品に当たるまで
の時間が短縮され、商品振り分け作業のスピードアップ
が図れることになる。また、上記プッシャ部材は、排出
される商品に近接する位置から当接するため、上記プッ
シャ部材が商品に当たるときに該商品の受ける衝撃は小
さくなり、例えば、横転し易い商品が横転してトレーが
破損したり、内容物が崩れる等、該商品が傷むことがな
くなると共に、作業能率がより向上することになる。
【0035】さらに、第13発明によれば、商品振り分
けシステムにおいて、商品を上下二段に選別する選別機
が備えられていて、該選別機が、制御手段によって速度
制御可能な商品選別用駆動手段で駆動されるようになっ
ているので、該選別機の上下方向の動作が商品の状態に
応じて可変制御される。したがって、排出機構によって
搬送経路外に搬送された2種類の商品、例えば重量検出
器で不良品とされた商品と金属検出器によって不良品と
された商品とが上下方向に選別され、再度商品の品質を
検査することが容易にできるようになる。さらに、横転
し易い商品を選別する場合は、上記排出機構の駆動速度
に応じて該駆動手段の速度を遅くすることにより該商品
の排出から選別までの過程において、当該商品の横転等
を防ぐことができる。一方、横転し難い商品の場合は商
品が横転等するおそれがないため、該選別機の駆動速度
を速くすることにより、作業能率も適切に確保できるこ
とになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0037】図1,2に示すように、本発明に係る商品
振り分け装置1は商品の搬送ライン上に配置されてい
る。すなわち、該搬送ラインの上流側には、トレーに収
容された惣菜等の商品Xをフィルム等で包装するストレ
ッチ包装機(図示せず)が配置され、その包装された商
品Xを下流側へ搬送する第1搬送コンベア2の終端部分
には、該商品Xの金属混入をチェックする金属検出器3
が配設されている。また、上記第1搬送コンベア2の下
流には、商品Xの重量を検出する計量コンベア4が設け
られている。そして、該計量コンベア4の下流に上記商
品振り分け装置1が配置された構成となっている。
【0038】ここで、上記第1搬送コンベア2は、その
終端側に設けられた第1搬送ローラ5を図示しないモー
タで駆動することにより走行するようになっている。ま
た、該第1搬送コンベア2の終端側には、上記金属検出
器3が該コンベア2を跨ぐように架台6に取り付けられ
ていて、第1搬送コンベア2上の商品Xが該金属検出器
3のゲートを通過して下流側の計量コンベア4に搬送さ
れるようになっている。
【0039】上記計量コンベア4には、計量コンベアロ
ーラ7,7が備えられると共に、下流側のコンベアロー
ラ7をモータ(図示せず)によって駆動することによ
り、上記第1搬送コンベア2から受け渡された商品Xを
商品振り分け装置1に搬送するようになっている。さら
に、上記計量コンベア4は、ロードセル等で構成される
重量検出器8を有し、該重量検出器8によって計量コン
ベア4上に搬送されてくる商品Xの重量を計量するよう
になっている。また、重量検出器8で計量された重量等
を表示する表示器9が上記架台6の後部正面に立設され
ている。
【0040】次に、本発明に係る商品振り分け装置1に
ついて詳しく説明する。
【0041】図1〜4に示すように、商品振り分け装置
1は、計量コンベア4の下流側に配設された商品搬送部
20aと、該商品搬送部20aから搬入される商品Xを
正常商品と不良商品とに振り分ける商品振り分け部20
bとで構成されている。そして、該商品振り分け部20
bは、該商品搬送部20aから送り込まれた商品Xを搬
送ライン外に排出する排出機構21を有すると共に、該
排出機構21が速度制御可能な商品排出モータ22によ
って駆動されるようになっている。
【0042】排出機構21は、図1において商品搬送方
向の右側に位置する駆動シャフト23と、同じく商品搬
送方向の左側に位置する従動シャフト24とを有し、上
記駆動シャフト23及び従動シャフト24の両端部に
は、それぞれ駆動スプロケット25a,25a及び従動
スプロケット25b,25bが備えられている。そし
て、これら駆動スプロケット25a,25aと従動スプ
ロケット25b,25bとの間に、それぞれ第1タイミ
ングベルト26,26を巻きかけた構成とされている。
【0043】また、上記排出機構21は、搬送されてき
た商品Xを搬送ライン外に押し出すプッシャ部材27,
27を有する。このプッシャ部材27は、プッシャ板2
7aとプッシャ取付部27b,27bとを有し、該プッ
シャ板27aの押し付け面27a’が上記第1タイミン
グベルト26の走行方向に面するように配置されている
と共に、上記押し付け面27a’の裏面の両端部にプッ
シャ取付部材27b,27bが固設されている。そし
て、該プッシャ取付部材27b,27bの下端部が上記
第1タイミングベルト26,26に固定された構成とさ
れている。
【0044】さらに、上記駆動シャフト23の一端部に
は、第2従動スプロケット28が備えられており、この
従動スプロケット28と上記商品排出モータ22の回転
軸29に取り付けられた第2駆動スプロケット30との
間に第2タイミングベルト31が巻きかけられている。
【0045】ここで、商品振り分け装置1における商品
振り分け部20bは、搬送されてきた商品Xを下流側へ
案内する複数のローラ32a…32a,32b…32b
を有すると共に、これらローラ32a…32a,32b
…32bがローラ支持フレーム33に回転自在に支持さ
れている。そして、上記ローラ32a,32a間に上記
排出機構21の第1タイミングベルト26,26が配置
された構成となっている。
【0046】さらに、図1,5に示すように、商品振り
分け装置1には、二段選別機40が上記排出機構21に
よって商品が排出される方向に設けられており、上記排
出機構21によって商品が排出されるとき、金属検出器
3で異常とされた商品、または、重量検出器8で異常と
された商品にそれぞれ別々に案内されるようになってい
る。この二段選別機40は、複数の選別ローラ41a…
41a,41b…41bと、上記排出機構21によって
排出された商品Xが該選別機40上から落下しないよう
に支持するガイド板42とを有すると共に、上記ローラ
支持部材33に固定された連結部材43aと、ローラ支
持部材33と一体的に設けられた支持部43bとによっ
て支持軸43を支点にして上下揺動自在に支持されてい
る。これらの複数の選別ローラ41a…41a,41b
…41bは、上記支持軸43に固定された選別ローラ支
持フレーム44に回転自在に支持されている。
【0047】また、図5,6に示すように、選別ローラ
支持部材44の底面の中央部には、下向きコ字形の取付
フレーム45を介してブラケット46が取り付けられて
おり、該ブラケット46にロッド47の上端部が枢着さ
れている。そして、速度制御可能な商品選別モータ48
の回転軸49に、クランクアーム50の基端部が取り付
けられ、該クランクアーム50の先端部に上記ロッド4
7の下端部が揺動可能に取り付けられている。
【0048】なお、上下二段選別機40の選別方向側に
は、金属検出器3で異常とされた商品が排出される上段
排出部51と、重量検出器8で異常とされた商品が排出
される下段排出部52とが配設されている。
【0049】次に、上記商品振り分け装置1における制
御システムについて説明する。
【0050】図7に示すように、商品振り分け装置1に
は、制御手段としてのコントロールユニット60が備え
られており、該コントロールユニット60には記憶手段
としてのメモリ61が内蔵されていると共に、商品等を
指定するための操作部62が備えられている。そして、
商品コードや商品名、商品の重量等の商品情報を商品ご
とに設定した商品マスタがメインコンピュータ63から
コントロールユニット60に転送され、上記メモリ61
に記憶されるようになっている。その場合、商品マスタ
には、商品排出モータ22の駆動条件としての駆動速度
と、選別モータ48の駆動条件としての駆動速度とが含
まれている。そして、上記した金属検出器3からの信号
と、重量検出器8からの信号とがコントロールユニット
60に入力される。コントロールユニット60は、これ
らの信号に基づいて上記排出機構21の商品排出モータ
22と、二段選別機40の商品選別モータ48とを制御
するようになっている。
【0051】なお、上記コントロールユニット60から
メインコンピュータ63に計量後の商品個数等の情報が
伝達されるようにもなっている。
【0052】次に、本発明の実施の形態に係る商品振り
分け装置1による商品の振り分け動作を具体的に説明す
る。
【0053】作業開始前に、例えばトレーサイズや形
状、トレーの底面積、包装状態での重心位置、内容量
等、搬送する商品Xの情報に基づいて、商品排出モータ
22の駆動条件と、商品選別モータ48の駆動条件とを
設定し、コントロールユニット60に内蔵されたメモリ
61へ記憶させておく。次に、操作部62の操作によっ
て商品Xを指定すると、その商品Xについての商品情報
が読み出され、その後、商品Xの搬送作業が行われるこ
とになる。すなわち、図1,2に示すように、搬送され
る商品Xは、ストレッチ包装機によってフィルム等で包
装され、該包装機側より第1搬送コンベア2で搬送され
た該商品Xが金属検出器3に送り込まれると、該金属検
出器3によって商品Xに金属が混入しているかどうかの
チェックが行われ、その検査結果がコントロールユニッ
ト60に伝達されると共に、該商品Xが順次計量コンベ
ア4に送り込まれる。
【0054】そして、金属検出器3を通過して計量コン
ベア4に送り込まれた商品Xは、計量コンベア4の重量
検出器8による重量検査が行われ、その検査結果がコン
トロールユニット60に伝達されると共に、計量後の商
品Xは商品振り分け装置1に順次搬送される。
【0055】ここで、商品振り分け装置1に搬送されて
きた商品Xは、前述した金属検出器3や重量検出器8で
の検査結果に基づいて、正常商品と不良商品とに振り分
けられる。つまり、検査結果に異常のない商品について
は、排出機構21を作動させずに商品振り分け部20b
を通過させ、検査結果に異常があった商品については、
該商品が排出機構21のプッシャ部材27が設けられて
いる位置まで搬送されてきたタイミングで、コントロー
ルユニット60がメモリ61にあらかじめ設定された駆
動速度で商品排出モータ22を駆動させる。そのことに
より該プッシャ部材27が搬送ローラ32a…32a,
32b…32b上の商品を二段選別機40側へ押し出す
ように動作する。
【0056】その場合、商品が横転し易い場合には、上
記商品排出モータ22の駆動速度を遅くし、商品が横転
し難い場合には、上記商品排出モータ22の駆動速度を
速くする。これにより、振り分け作業の能率をいたずら
に低下させることなく各種トレーを振り分けることがで
きるようになる。
【0057】そして、図8に示すように、上記排出機構
21によって押し出された商品Xが二段選別機40上に
案内されると、金属検出器3で異常とされた商品につい
ては、該商品が二段選別機40上に案内されてきたタイ
ミングで、コントロールユニット60がメモリ61にあ
らかじめ設定された駆動速度で選別モータ48を駆動さ
せる。そのことによりロッド47が下方に移動して上記
二段選別機40の商品案内面が下降するようになる。そ
して、該商品は上段排出部51に排出されることにな
る。また、重量検出器8で異常とされた商品について
は、上記した金属検出器3で異常とされた商品の場合と
同様に、該商品が二段選別機40上に案内されてきたタ
イミングで、コントロールユニット60がメモリ61に
あらかじめ設定された選別駆動速度で選別モータ48を
駆動させる。そのことによりロッド47が下方に移動し
て上記二段選別機40の商品案内面が下方に移動され
る。そして、該商品は下段排出部52に排出されること
になる。
【0058】その場合、横転し易い商品に対しては、選
別モータ48の駆動速度を遅くすることによって二段選
別機40の商品案内面の降下速度が遅くなり、すなわ
ち、該商品は、ゆっくりと排出方向に案内されることに
なる。一方、横転し難い商品など、衝撃を与えても問題
のない商品については、排出モータ22が最初から速い
速度で駆動されると共に、上記選別モータ48も速い速
度で駆動されることになる。これにより、商品の振り分
け、ないし選別の作業能率が適切に確保されることにな
る。
【0059】なお、金属検出器3で異常とされた商品を
下段に排出し、重量検出器8で異常とされた商品を上段
に排出するようにしてもよい。
【0060】また、選別ローラ41a,41bの代わり
に平ベルトコンベア(図示せず)を用いて、該コンベア
を前述のモータと同様の制御を行ってもよい。
【0061】また、上記プッシャ式の排出機構21の代
わりに、ベルト式の排出機構(図示せず)にしてもよ
い。
【0062】ベルト式排出機構は、2本の平ベルトを有
し、この平ベルトが商品振り分け部のローラ間に、かつ
該ローラ面より下面に配置されると共に、商品排出モー
タによって商品搬送方向に直交して走行する。そして、
正常商品については、ベルト式排出機構を作動させずに
商品振り分け部を通過させ、不良商品については、ベル
ト式排出機構を上記ローラ面より上昇させて、該商品が
上記平ベルトに載置されるタイミングよりも以前に、コ
ントロールユニットがメモリにあらかじめ設定された駆
動速度で商品排出モータを駆動させる。そのことにより
商品を二段選別機側へ押し出すように動作するようにな
っている。
【0063】次に、本発明の別の実施の形態に係る商品
振り分け装置1の商品の振り分け動作について説明す
る。なお、重複する箇所については詳細な説明を省略す
る。
【0064】作業開始前に、搬送する商品Xのトレーサ
イズや形状、トレーの底面積、包装状態での重心位置、
重量等の情報に基づいて、商品排出モータ22の駆動条
件と商品選別モータ48の駆動条件とを設定すると共
に、搬送する商品Xの幅に基づいて上記プッシャ部材2
7の初期位置を設定し、コントロールユニット60に内
蔵されたメモリ61へ記憶させておく。次に、操作部6
2の操作によって商品Xを指定すると、その商品Xにつ
いての商品情報が読み出され、その後、商品Xの搬送作
業が行われることになる。
【0065】そして、商品振り分け装置1に搬送されて
きた商品Xが、前述した金属検出器3や重量検出器8で
の検査結果に基づいて正常商品と不良商品とに振り分け
られることになる。
【0066】なお、商品振り分け装置1に商品Xが搬送
されてくるとき、図9に示すように、該商品Xは上記金
属検出器3や重量検出器8で検査され、その結果、異常
のない商品Xについては、排出機構21を作動させずに
商品振り分け部20bを通過させるが、異常とされた商
品Xは、上記商品振り分け装置1の上流側の所定位置に
設けられた第1センサ64によって通過検出されると、
その検出信号が上記コントロールユニット60に伝達さ
れ、該コントロールユニット60が、あらかじめ搬送商
品の幅に応じて上記メモリ61に入力したプッシャ部材
27の初期位置データを読み出す。これにより、上記コ
ントロールユニット60がプッシャ部材27を上記初期
位置に移動させるようになっている。
【0067】そして、上記第1センサ64の下流側に設
けられた第2センサ65によって商品Xの通過が検出さ
れると、コントロールユニット60がメモリ61にあら
かじめ設定された駆動速度で商品排出モータ22を駆動
させる。そのことにより上記プッシャ部材27が搬送ロ
ーラ32a…32a,32b…32b上の商品Xを二段
選別機40側へ押し出すように動作することになる。
【0068】その場合、商品が横転し易い場合には、上
記商品排出モータ22の駆動速度を遅くし、商品が横転
し難い場合には、上記商品排出モータ22の駆動速度を
速くする。これにより、振り分け作業の能率をいたずら
に低下させることなく各種トレーを振り分けることがで
きるようになる。
【0069】また、上記第2センサ65を設けずに、上
記第1センサ64によって商品Xの通過が検出された所
定時間後に商品排出モータ22を駆動させてもよい。
【0070】なお、商品振り分け装置1に商品搬送位置
を検出する商品搬送位置検出センサ(図示せず)を設け
ることによって、上記プッシャ部材27の初期位置を決
定するようにしてもよい。このとき、上記商品搬送位置
検出センサが搬送されてくる商品の搬送位置を検出し、
そのデータが上記コントロールユニット60に伝達され
る。例えば、商品Xがプッシャ部材27によって押し出
される位置にきたときに、プッシャ部材27が当接する
側の搬送位置か、もしくは、商品Xの幅と組み合わせた
データを上記コントロールユニット60に伝達する場合
は商品のいずれかの搬送位置を検出すればよい。コント
ロールユニット60は、この搬送位置のデータに基づい
て、商品がプッシャ部材27の直前に位置するときに該
プッシャ部材27に近接するようにプッシャ部材27の
初期位置を決定すると共に、メモリ61に記憶されてい
る商品マスタから該当する商品の排出機構21の排出条
件等の情報を読み出し、コントロールユニット60が上
記情報に基づいて商品排出モータ22を駆動させる。そ
のことにより上記プッシャ部材27が搬送ローラ32a
…32a,32b…32b上の商品Xを二段選別機40
側へ押し出すように動作することになる。
【0071】また、上下二段選別機40を商品の搬送経
路上に配置してもよく、商品重量を重量検出器8で測定
した重量値を用いてもよい。
【0072】なお、図10に示すように、上記プッシャ
板27aは、商品搬送方向の上流側の端部が若干折れ曲
がっているので、初期位置をより接近させてことがで
き、商品Xが搬送されてきたときに商品Xの左右位置が
搬送方向の左側に多少ずれていても、該商品Xがこの端
部によって正しい位置に案内されて、上記プッシャ部材
27が商品Xをより確実に排出することができるように
なっている。
【0073】ところで、上記実施の形態においては、排
出モータ22の駆動条件として各商品の性状に応じた駆
動速度を設定しているが、例えば横転し易い商品につい
ては、排出機構21のプッシャ部材27が緩やかに当た
り、その後は加速して商品を押し出すように排出モータ
22の速度を制御するようにしてもよい。この場合に
は、排出機構21ないしプッシャ部材27を一定の速度
で駆動する場合と比べて作業時間が短縮され、作業能率
が向上することとなる。
【0074】さらに、上記振り分け作業において、プッ
シャ部材27の初期位置を変更すると共に加速度的に商
品を排出する場合、すなわち、該プッシャ部材27を排
出する商品に接近させた位置に停止させた後、もしくは
該位置までプッシャ部材27を速く移動させた後に、該
プッシャ部材27が商品に緩やかに当接し、その後は加
速して商品を押し出すようにすると、初期位置を変更し
ない場合と比較して、作業時間がより短縮できるように
なると共に、作業能率がさらに向上することになる。
【0075】また、商品振り分けテスト動作を本作業の
前に繰り返し行い、商品に対する振り分け駆動条件を自
動的に記憶させてもよい。この場合、振り分け駆動条件
を悪条件に変化させ、その振り分け駆動条件に対する振
り分け状況、例えば、トレーの破損、トレーの転倒をカ
メラ等の撮像手段で監視し、上記状況に至るまでの振り
分け駆動条件をその商品に対する振り分け駆動条件とし
て記憶することになる。上記悪条件とは、例えば、プッ
シャ部材27の移動速度を速くしたり、プッシャ部材2
7の移動加速度を急激に高める等である。
【0076】また、CD−ROMのような記憶媒体にあ
らかじめ駆動条件を含む商品マスタを記憶させておい
て、該記憶媒体に記憶された商品マスタから商品に応じ
た商品情報を読み出すようにしてもよい。
【0077】なお、本実施の形態では、商品振り分け装
置1には商品搬送部20aが設けられているが、必ずし
も該商品搬送部20aは商品振り分け装置1には必要な
く、上記商品搬送部20aをラベル貼付部として用いて
もよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、上記第1発明によ
れば、商品振り分け装置の排出機構が制御手段によって
可変制御されることにより、搬送される商品の状態に応
じて該排出機構の排出速度を調整することができる。し
たがって、上記排出機構によって押し出される商品が横
転し易い商品である場合に、排出機構の排出速度を遅く
することによって該商品が横転してトレーが破損したり
内容物が崩れるといったようなことがなくなる。一方、
押し出される商品が横転し難い商品である場合、排出機
構の排出速度が速くても該商品が横転してトレーが破損
したり内容物が崩れるおそれがないため、例えば排出機
構の排出速度を速めることで、該排出機構の排出速度を
一律に遅くする場合のように、作業能率を著しく低下さ
せることなく作業能率を適切に確保できることになる。
【0079】次に、第2発明によれば、商品振り分け装
置に、商品の状態を検出する検出手段が備えられている
ので、該検出手段の検出結果に基づいて、商品振り分け
装置の排出機構の排出速度を可変制御できるようにな
る。したがって、商品に対する駆動条件の設定作業を行
う必要がなくなり、商品の振り分け作業を簡便に行うこ
とができる。
【0080】また、第3発明によれば、商品振り分け装
置に、商品の状態に応じた商品排出用駆動手段の駆動条
件を記憶する記憶手段が設けられているので、あらかじ
め商品排出用駆動手段の駆動条件を搬送される商品の状
態に応じて上記記憶手段に記憶させておくことにより、
この駆動手段が、上記記憶手段に記憶された駆動条件に
基づいて制御されることになり、これにより駆動手段、
ひいては排出機構の動作が商品の状態に応じて適切に制
御されるようになる。また、上記記憶手段に商品の状態
に応じた駆動条件を記憶させるようになっているので、
上記駆動手段の駆動条件の設定変更が容易となり、該駆
動手段がより適切に制御されるようになる。また、上記
駆動条件をあらかじめ記憶手段に記憶させておけば搬送
する商品を変更するごとに駆動条件を設定し直す必要が
なく、商品の振り分け作業をより簡便に行うことができ
る。
【0081】そして、第4発明によれば、商品振り分け
装置に、商品を指定する指定手段を設けて、該指定手段
で指定された商品についての駆動条件を記憶手段から読
み出して、その駆動条件に基づいて駆動手段を制御する
ようにしたので、当該商品に対する駆動条件の設定作業
が極めて容易に行えることになる。
【0082】一方、第5発明によれば、駆動手段の駆動
条件の一つとして該駆動手段の駆動速度を用いているの
で、搬送商品が横転し易い場合には駆動速度を遅くし、
また搬送商品が横転し難い場合には駆動速度を速くする
ことで、作業能率をいたずらに低下させることなく各種
商品を安定して振り分けることができる。
【0083】さらに、第6発明によれば、商品の状態の
一つとして商品のサイズを用いているので、搬送商品の
サイズが小さい場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、
また搬送商品のサイズが大きい場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0084】また、第7発明によれば、商品の状態の一
つとして商品の形状を用いているので、搬送商品の形状
が不安定な場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、また
搬送商品の形状が安定している場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0085】そして、第8発明によれば、商品の状態の
一つとして商品の重量を用いているので、搬送商品の重
量が小さい場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、また
搬送商品の重量が大きい場合には駆動手段の駆動速度を
速くすることで、作業能率をいたずらに低下させず、か
つ商品を横転させることなく振り分けることができる。
【0086】一方、第9発明によれば、商品の状態の一
つとして商品の重心位置を用いているので、搬送商品の
重心位置が高い場合には駆動手段の駆動速度を遅くし、
また搬送商品の重心位置が低い場合には駆動手段の駆動
速度を速くすることで、作業能率をいたずらに低下させ
ず、かつ商品を横転させることなく振り分けることがで
きる。
【0087】さらに、第10発明によれば、商品の状態
の一つとして商品の搬送位置を用いているので、搬送商
品が排出機構の直前に位置したときに該商品と排出機構
との間が離れている場合には、例えば、該排出機構を搬
送商品と当接する直前まで速く移動させ、その後、該商
品を横転させないように所定の速度で駆動させることが
できる。また、搬送商品が排出機構の直前に位置したと
きに該商品と排出機構との間が接近している場合には、
上記排出機構を最初から横転させないような速度で作動
させる等、作業能率をいたずらに低下させずに、かつ商
品を横転させることなく振り分けることができる。
【0088】また、第11発明によれば、排出機構に備
えられたプッシャ部材が、搬送経路に対して交差する方
向に走行する無端搬送部材に取り付けられていると共
に、該無端搬送部材が速度制御可能な駆動手段によって
駆動されるようになっているので、上記プッシャ部材の
速度を緻密に調整することが可能になる。
【0089】そして、第12発明によれば、駆動条件の
一つがプッシャ部材の初期位置であるので、プッシャ部
材の初期位置が商品の幅に応じて変更でき、プッシャ部
材を、当該商品がプッシャ部材の直前に位置するときに
該プッシャ部材がその商品に近接する位置で待機させて
おくことができる。したがって、前述した作用に加え
て、上記プッシャ部材とが排出される商品に当たるまで
の時間が短縮され、商品振り分け作業のスピードアップ
が図れることになる。また、上記プッシャ部材は、排出
される商品に近接する位置から当接するため、上記プッ
シャ部材が商品に当たるときに該商品の受ける衝撃は小
さくなり、例えば、横転し易い商品が横転してトレーが
破損したり、内容物が崩れる等、該商品が傷むことがな
くなると共に、作業能率がより向上することになる。
【0090】さらに、第13発明によれば、商品振り分
けシステムにおいて、商品を上下二段に選別する選別機
が備えられていて、該選別機が、制御手段によって速度
制御可能な商品選別用駆動手段で駆動されるようになっ
ているので、該選別機の上下方向の動作が商品の状態に
応じて可変制御される。したがって、排出機構によって
搬送経路外に搬送された2種類の商品、例えば重量検出
器で不良品とされた商品と金属検出器によって不良品と
された商品とが上下方向に選別され、再度商品の品質を
検査することが容易にできるようになる。さらに、横転
し易い商品を選別する場合は、上記排出機構の駆動速度
に応じて該駆動手段の速度を遅くすることにより該商品
の排出から選別までの過程において、当該商品の横転等
を防ぐことができる。一方、横転し難い商品の場合は商
品が横転等するおそれがないため、該選別機の駆動速度
を速くすることにより、作業能率も適切に確保できるこ
とになる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る商品振り分け装置
を組み込んだ商品搬送手段の概略平面図である。
【図2】 図1のA−A線に沿って切断した矢視図であ
る。
【図3】 排出機構の拡大側面図である。
【図4】 同じく排出機構の拡大正面図である。
【図5】 商品振り分けシステムの概略側面図である。
【図6】 選別モータの拡大側面図である
【図7】 制御システムを説明する図である。
【図8】 二段選別機の動作を説明する図である。
【図9】 本発明の別の実施の形態に係る制御システム
を説明する図である。
【図10】 プッシャ部材の別の実施の形態を説明する
図である。
【符号の説明】
1 商品振り分け装置 21 排出機構 22 商品排出モータ 26 第1タイミングベルト 27 プッシャ部材 40 二段選別機 48 選別モータ 60 コントロールユニット 61 メモリ 62 操作部 X 商品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 吉昭 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3F017 AA02 AB01 BA13 BA18 3F079 AD11 CA23 CA29 CC04 DA11 EA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段の搬送経路上に設置され、該搬
    送手段により搬送される商品を排出機構を用いて搬送経
    路外に排出したり、搬送経路上を通過させる商品振り分
    け装置であって、上記排出機構の駆動手段の駆動条件を
    商品の状態に応じて可変制御する制御手段が備えられて
    いることを特徴とする商品振り分け装置。
  2. 【請求項2】 商品の状態を検出する検出手段が備えら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の商品振り分
    け装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段の駆動条件を商品の状態に応じ
    て記憶する記憶手段が備えられていると共に、制御手段
    は、上記記憶手段に記憶された駆動条件に基づいて駆動
    手段を制御するように構成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の商品振り分け装置。
  4. 【請求項4】 商品を指定する指定手段が備えられてい
    ると共に、制御手段は、上記指定手段で指定された商品
    についての駆動条件を記憶手段から読み出して、その駆
    動条件に基づいて駆動手段を制御するように構成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の商品振り分け装
    置。
  5. 【請求項5】 駆動条件の一つは、駆動手段の駆動速度
    であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の商品振り分け装置。
  6. 【請求項6】 商品の状態の一つは、商品のサイズであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに
    記載の商品振り分け装置。
  7. 【請求項7】 商品の状態の一つは、商品の形状である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の商品振り分け装置。
  8. 【請求項8】 商品の状態の一つは、商品の重量である
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記
    載の商品振り分け装置。
  9. 【請求項9】 商品の状態の一つは、商品の重心位置で
    あることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか
    に記載の商品振り分け装置。
  10. 【請求項10】 商品の状態の一つは、商品の搬送位置
    であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    かに記載の商品振り分け装置。
  11. 【請求項11】 排出機構は、搬送手段の搬送経路に交
    差する方向に走行する無端搬送部材と、該無端搬送部材
    に取り付けられて商品を搬送経路外に押し出すプッシャ
    部材とを有することを特徴とする請求項1から請求項1
    0のいずれかに記載の商品振り分け装置。
  12. 【請求項12】 駆動条件の一つは、排出機構の駆動手
    段によって動作するプッシャ部材の初期位置であること
    を特徴とする請求項11に記載の商品振り分け装置。
  13. 【請求項13】 搬送手段により搬送される商品を該搬
    送手段の搬送経路上に設置された排出機構を用いて搬送
    経路外に排出したり、搬送経路上を通過させる商品振り
    分けシステムであって、上記排出機構を駆動する駆動手
    段の駆動条件を商品の状態に応じて可変制御する制御手
    段が備えられていると共に、上記排出機構によって搬送
    経路外に排出された商品を上下二段に選別する上下二段
    選別機が備えられており、該選別機は、速度制御可能な
    商品選別用駆動手段を有し、上記制御手段により上記商
    品選別用駆動手段の駆動速度が商品の状態に応じて可変
    制御されるように構成されていることを特徴とする商品
    振り分けシステム。
JP11266638A 1999-06-03 1999-09-21 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム Abandoned JP2001048345A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11266638A JP2001048345A (ja) 1999-06-03 1999-09-21 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-157082 1999-06-03
JP15708299 1999-06-03
JP11266638A JP2001048345A (ja) 1999-06-03 1999-09-21 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001048345A true JP2001048345A (ja) 2001-02-20

Family

ID=26484647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11266638A Abandoned JP2001048345A (ja) 1999-06-03 1999-09-21 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001048345A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039495A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Ishida Co Ltd X線検査装置
JP2012193000A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Anritsu Sanki System Co Ltd 選別装置
JP2013010614A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Teraoka Seiko Co Ltd 空容器回収装置
JP2014227227A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 株式会社寺岡精工 包装装置
CN107597624A (zh) * 2017-10-21 2018-01-19 广东九御酒业有限公司 一种分段式酒盖料盘下料升降装置
JP2020063144A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 移載装置及びその操作方法
CN114882640A (zh) * 2022-06-16 2022-08-09 广东便捷神科技股份有限公司 一种基于推货售卖机的推货位置识别系统

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039495A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Ishida Co Ltd X線検査装置
JP2012193000A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Anritsu Sanki System Co Ltd 選別装置
JP2013010614A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Teraoka Seiko Co Ltd 空容器回収装置
JP2014227227A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 株式会社寺岡精工 包装装置
CN107597624A (zh) * 2017-10-21 2018-01-19 广东九御酒业有限公司 一种分段式酒盖料盘下料升降装置
JP2020063144A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 移載装置及びその操作方法
JP7056854B2 (ja) 2018-10-19 2022-04-19 住友電工デバイス・イノベーション株式会社 移載装置及びその操作方法
CN114882640A (zh) * 2022-06-16 2022-08-09 广东便捷神科技股份有限公司 一种基于推货售卖机的推货位置识别系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09301310A (ja) 箱詰め装置
US5024047A (en) Weighing and sorting machine and method
JP2001048345A (ja) 商品振り分け装置及び商品振り分けシステム
JPH0337524A (ja) 品目の重量を評価する方法
JP4942974B2 (ja) 整列装置
JP2007069109A (ja) 物品選別装置
JP6556010B2 (ja) 計量装置
JP3756341B2 (ja) 選別機及び選別装置
JPH1133495A (ja) 鶏卵等の選別装置
JP2710325B2 (ja) 青果物の選別装置
JP2000266590A (ja) 容器式重量検出装置
JP3393044B2 (ja) 物品切出し設備
JPH03212314A (ja) 果実の箱詰め装置
JP2003121248A (ja) 組合せ計量装置
JP2002102803A (ja) 振分機能付き計量装置
JP3581214B2 (ja) 振分け装置
JPH04322778A (ja) 選別機用コンベア装置
JP2000177835A (ja) 衣類などの仕分け搬送集積装置
JP2002145204A (ja) 包装システム
JPH0799953A (ja) 果実選別装置
EP4215464B1 (en) A transport apparatus
JP3094063U (ja) 商品仕分け装置
JP2564261Y2 (ja) 被包装物供給装置
JPH0283071A (ja) 青果物の選別装置
JP4014927B2 (ja) 振り分け装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060817

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090403

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090618

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20091006