JP2002102803A - 振分機能付き計量装置 - Google Patents

振分機能付き計量装置

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JP2002102803A
JP2002102803A JP2000298667A JP2000298667A JP2002102803A JP 2002102803 A JP2002102803 A JP 2002102803A JP 2000298667 A JP2000298667 A JP 2000298667A JP 2000298667 A JP2000298667 A JP 2000298667A JP 2002102803 A JP2002102803 A JP 2002102803A
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Haruhiko Komori
春彦 小森
Arinori Suganuma
有紀 菅沼
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置長さと処理時間とを短縮可能で、しかも
設置レイアウトに柔軟性のある振分機能付き計量装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 振分機能付き計量装置の本体11に、第
1搬送ユニット22と、第2搬送ユニット23と、本体
ケース11a,11aの内側面に取り付けられて上記第
2搬送ユニット23を昇降可能に支持する一対のシリン
ダ63,63とを備え、さらに、上記第1搬送ユニット
22を物品Xの重量を検出するロードセル32に荷重さ
せる。そして、該ロードセル32からの計量信号に応じ
て上記シリンダ63,63を駆動させ、第2搬送ユニッ
ト23におけるローラ65…65の物品受支面を、第1
搬送ユニット22における丸ベルト53…53の物品受
支面より上方に位置させたり、あるいは下方に位置させ
たりすることで、物品Xの搬送方向を切り換えるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送途中で計量さ
れた物品を搬送経路上において、正常品と不良品等に振
り分ける振分機能付き計量装置に関し、物品選別技術の
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、食肉、魚介等の生鮮食料品や惣
菜、弁当等の調理加工食品等の多くは、通常トレー等に
収容され、ストレッチ包装機等によってフィルムで包装
されたのちに、重量検査等の品質検査が行われる。そし
て、包装された物品は、この検査に基づいて、例えば正
常品と不良品とに振り分けられるようになっている。そ
の場合、包装機で包装された物品を出荷作業部等に搬送
するコンベア等の搬送経路上に振分装置が設置され、該
振分装置によって、商品の搬送過程中に、物品の重量を
計量する重量検出器による検査結果に基づいて、例えば
不良品については搬送経路外に排出し、正常品について
はそのまま通過させることにより、物品が振り分けられ
るようになっている。そして、上記不良品は、重量の過
不足の修正等が行われ、出荷作業部に搬送されることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の振
分装置は、通常、物品の重量を計量する計量装置の下流
に配置されることが多い。その場合、上記振分装置分だ
け生産ライン長が長くなるので、設置スペース面で問題
となる。さらに、特に冷凍食品等を上記ラインに供給す
る場合、処理時間が長くなるので、雑菌等の付着や繁殖
の可能性が増すという問題も生じることがある。
【0004】そこで、上記の問題の解消を図る方法とし
て、計量コンベアに振分機能を持たせることが考えられ
ており、このような方法としては、例えば実開平2−1
17082号公報に開示されているものがある。
【0005】上記公報に記載の装置は、図14に示すよ
うに、搬入装置Aの下流に配置された計量コンベアBに
より物品Xの重量を計量するとともに、その計量結果に
基づき、コンベアモータの回転方向(図中、矢印y方
向)を切り換えることにより、正常品と不良品との搬出
方向(同じく、矢印z方向)を変えるものである。この
装置によれば、計量コンベアB上で振り分けが可能とな
るため、振分装置を設置するためのスペースは不要にな
る。
【0006】しかしながら、上記装置においては、物品
Xは静止した状態で重量が計量されるので、物品Xが生
産ライン上に留まる時間は長くなる。さらに、物品Xの
搬入方向は、計量コンベアBの搬出方向に対して側方か
らに限定されるので、柔軟なラインレイアウトは期待で
きない。
【0007】また、物品Xは静止した状態で重量が計量
されるという上記問題を解消する方法として、計量コン
ベアB上に載置された物品Xをエア噴射により振り分け
ることが考えられるが、この方法にしても、物品Xの搬
入方向や搬出方向は固定されることになるので、柔軟性
のあるラインレイアウトは期待できないという問題は依
然残る。そして、エア噴射により振り分けるので、対象
となる物品Xは軽量なものに限定される。
【0008】そこで、本発明は、設置長さと処理時間と
を短縮可能で、しかも設置レイアウトに柔軟性のある振
分機能付き計量装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、次のように構成したことを特徴とする。
【0010】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
(以下、第1発明という)は、搬送機構上の物品の重量
を計量し、この計量結果に基づいて該物品を異なる方向
に振り分ける振分機能付き計量装置において、上記搬送
機構に、第1搬送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手
段のいずれか一方を昇降させて、両搬送手段の上方に位
置した方の搬送面で物品を受けさせる昇降手段とを備
え、且つ、上記両搬送手段のいずれか一方を物品の重量
を検出する重量検出器に荷重させると共に、該重量検出
器からの計量信号に基づいて物品の重量の適否を判定す
る判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて上記昇降
手段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0011】次に、請求項2に記載の発明(以下、第2
発明という)は、搬送機構上の物品の重量を計量し、こ
の計量結果に基づいて該物品を異なる方向に振り分ける
振分機能付き計量装置において、上記搬送機構に、第1
搬送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手段のいずれか
一方を昇降させて、両搬送手段の上方に位置した方の搬
送面で物品を受けさせる昇降手段とを備え、且つ、上記
第1搬送手段と第2搬送手段とを物品の重量を検出する
それぞれ別なる重量検出器に荷重させると共に、該重量
検出器からの計量信号に基づいて物品の重量の適否を判
定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて上記
昇降手段を作動させる制御手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】また、請求項3に記載の発明(以下、第3
発明という)は、搬送機構上の物品の重量を計量し、こ
の計量結果に基づいて該物品を異なる方向に振り分ける
振分機能付き計量装置において、上記搬送機構に、第1
搬送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手段のいずれか
一方を昇降させて、両搬送手段の上方に位置した方の搬
送面で物品を受けさせる昇降手段とを備え、且つ、上記
第1搬送手段と第2搬送手段とを物品の重量を検出する
共通の重量検出器に荷重させると共に、該重量検出器か
らの計量信号に基づいて物品の重量の適否を判定する判
定手段と、該判定手段の判定結果に応じて上記昇降手段
を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項4に記載の発明(以下、第
4発明という)は、上記第1発明から第3発明のいずれ
かにおいて、第1搬送手段と第2搬送手段とに、それぞ
れ複数の部分で構成される搬送面を備え、且つ、両搬送
手段の各構成部分を交互に配置したことを特徴とする。
【0014】そして、請求項5に記載の発明(以下、第
5発明という)は、上記第1発明から第4発明のいずれ
かにおいて、第1搬送手段による搬送方向と第2搬送手
段による搬送方向とを略直交させたことを特徴とする。
【0015】また、請求項6に記載の発明(以下、第6
発明という)は、上記第1発明から第5発明のいずれか
において、一方の搬送手段をローラコンベアとすると共
に、他方の搬送手段を丸ベルトコンベアとしたことを特
徴とする。
【0016】さらに、請求項7に記載の発明(以下、第
7発明という)は、上記第1発明から第6発明のいずれ
かにおいて、搬送機構上の物品を適正位置に位置決めす
るガイド部材を備え、該部材を計量時に物品から退避さ
せることを特徴とする。
【0017】そして、請求項8に記載の発明(以下、第
8発明という)は、上記第1発明から第7発明のいずれ
かにおいて、重量検出器に、物品の搬送中に該物品の重
量を検出させることを特徴とする。
【0018】上記の構成によれば、次のような作用が得
られる。
【0019】まず、第1発明から第3発明のいずれによ
っても、搬送機構は、第1搬送手段と、第2搬送手段
と、該両搬送手段のいずれか一方を昇降させて、両搬送
手段の上方に位置した方の搬送面で物品を受けさせる昇
降手段とを有しているので、例えば、両搬送手段による
物品の搬送方向をそれぞれ異なるように構成しておけ
ば、物品の搬送方向を切り換えることが可能となる。し
たがって、物品の搬入方向や搬出方向の選択の自由度が
増すので、柔軟なラインレイアウトの設定が可能とな
る。
【0020】特に、第1発明によれば、上記両搬送手段
のいずれか一方が物品の重量を検出する重量検出器に荷
重されていると共に、該重量検出器からの計量信号に基
づいて物品の重量の適否を判定する判定手段と、該判定
手段の判定結果に応じて上記昇降手段を作動させる制御
手段とが備えられているので、上記搬送機構に計量機能
だけでなく、計量信号に基づく振分機能をも持たせるこ
とができるようになる。したがって、生産ラインのコン
パクト化が図られ、そのうえで、処理時間の短縮が可能
となる。
【0021】次に、第2発明によれば、上記第1搬送手
段と第2搬送手段とが物品の重量を検出するそれぞれ別
なる重量検出器に荷重されるので、それぞれの搬送手段
が搬送機能と計量機能とを備えることになり、物品の搬
入方向や搬出方向の選択の自由度は一層増すようにな
る。したがって、一層柔軟なラインレイアウトの設定が
可能となる。
【0022】また、第3発明によれば、上記第1搬送手
段と第2搬送手段とが物品の重量を検出する共通の重量
検出器に荷重されるので、上記第2発明の効果に加え、
重量検出器が1つになるため、コストダウンが図られる
と共に、装置構造をシンプルにすることができる。
【0023】さらに、第4発明によれば、第1搬送手段
と第2搬送手段とは、それぞれ複数の部分で構成される
搬送面を有しているので、上記搬送手段上に載置された
物品に対して複数の駆動力が作用することにより、該物
品は安定して搬送されるようになる。
【0024】その場合、上記両搬送手段の各構成部分は
交互に配置されているので、上記搬送機構には、搬送機
能と振分機能とがコンパクトに、しかもバランスよく備
えられるようになる。
【0025】そして、第5発明によれば、第1搬送手段
による搬送方向と第2搬送手段による搬送方向とが略直
交しているので、通常ラインが直交することの多い生産
ラインに広く適用可能となる。さらに、物品を搬入方向
と略直交する方向に振り分けることができるので、例え
ば、プッシャ方式やエア噴射方式による振り分けに比較
して、物品の姿勢が大きく乱れることがなくなる。
【0026】また、第6発明によれば、一方の搬送手段
はローラコンベアであると共に、他方の搬送手段は丸ベ
ルトコンベアであるので、これらのコンベア使用により
搬送面の一層のコンパクト化が図られるようになる。そ
して、ローラコンベアもしくは丸ベルトコンベアが形成
する搬送面によって物品の搬送方向が切り換えられるの
で、例えば、プッシャ方式やエア噴射方式等による振り
分けに比較して、物品に対する衝撃は軽くなる。
【0027】さらに、第7発明によれば、搬送機構上の
物品を適正位置に位置決めするガイド部材が備えられて
いるので、物品を搬送機構上の適正位置に確実に載置す
ることができるようになる。したがって、物品をより適
正な姿勢で次なる装置に受け渡すことができる。
【0028】その場合、上記ガイド部材は計量時には物
品から退避するので、ガイド部材と物品との間に作用す
る摩擦力が物品に及ぶことはなく、計量精度の維持が図
られるようになる。
【0029】そして、第8発明によれば、重量検出器
は、物品の搬送中に該物品の重量を検出するので、静止
計量型の装置に比較して計量作業のスピードアップが図
られるようになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0031】まず、図1〜図5に基づいて、本発明の第
1の実施の形態に係る振分機能付き計量装置について説
明する。
【0032】図1に示すように、物品搬送ラインの上流
側(図面手前側)と下流側(図面向う側)との間に、上
流側から受け渡された物品Xを下流側へ搬送しながら該
物品Xの重量を計量すると共に、計量結果に基づいて物
品Xを振り分ける振分機能付き計量装置1が配置されて
いる。例えば、上流側には、トレーに収容された物品X
をフィルム等で包装するストレッチ包装機(図示せず)
が配置され、下流側には別なる搬送装置が配置されてい
る。
【0033】上記計量装置1は、本体11と制御装置が
備えられた操作盤12とを有している。
【0034】上記本体11には、架台21の上部に第1
搬送ユニット22と第2搬送ユニット23とが配置され
ている。また、本体11の一方の側方には搬入搬出ユニ
ット24が配置されると共に、他方の側方にはガイドユ
ニット25が配置されている。
【0035】図2〜図4に示すように、上記第1搬送ユ
ニット22を支持する支持部材31は、重量検出器とし
てのロードセル32を収容した第1ケース33と駆動モ
ータ34を収容した第2ケース35とよりなる。
【0036】架台21に支持フレーム36を介して立設
された中空支持台37の上部に、ロードセル32の図示
しない固定端(図2において図面向う側)が中空ブラケ
ット38を介して固定されている。そして、ロードセル
32の自由端32a(図2において図面手前側)は、第
1ケース33の内面に複数のボルト39…39によって
固定されている。つまり、ロードセル32の長手方向
は、物品Xの搬送ラインの上流側から下流側に沿ってい
る。なお、上記中空ブラケット38は、第1ケース33
の下面に形成された開口33aを介して、非接触状態で
第1ケース33に挿通されている。
【0037】また、ロードセル32や駆動モータ34に
電力を供給したり、あるいはロードセル32からの計量
信号を取り出す電気配線40が、中空支持台37下部か
ら導入され、ロードセル32や駆動モータ34に接続さ
れている。
【0038】上記支持部材31の両側部に複数のボルト
41…41によって固定された一対の左右に長い下部フ
レーム42,42(図2参照)と、該下部フレーム4
2,42間に複数のボルト43…43によって固定され
た正面視門型形状の一対のサイドフレーム44,44
と、該サイドフレーム44,44の上部に複数のボルト
45…45によって固定された一対のコンベアフレーム
46,46とにより、第1搬送ユニット22は支持され
ている。
【0039】次に、第1搬送ユニット22について詳し
く説明する。
【0040】第1搬送ユニット22は、一対のコンベア
フレーム46,46の物品搬入始端部間に従動ローラ5
1を、終端部間に駆動ローラ52をそれぞれ軸支すると
共に、両ローラ51,52間に複数の無端状丸ベルト5
3…53を所定の間隔を隔てて平行に巻き掛けたいわゆ
る丸ベルトコンベアタイプの構成である。そして、駆動
ローラ52と同軸に組み付けられたプーリ54と、第2
ケース35内に収容された駆動モータ34の出力軸34
aと同軸に組み付けられたプーリ55との間にターミン
グベルト56が巻き掛けられており、駆動ローラ52が
駆動モータ34によって回転駆動されることにより、上
記丸ベルト53…53の物品受支面が一斉に矢印a方向
から矢印b方向(図3参照)に走行するように構成され
ている。
【0041】なお、上記従動ローラ51と駆動ローラ5
2とには、丸ベルト53…53が巻き掛けられる所定位
置に溝が設けられているので、丸ベルト53…53が所
定間隔を外れて走行することは防止される。
【0042】次に、第2搬送ユニット23について詳し
く説明する。
【0043】第2搬送ユニット23は、左右に長い昇降
フレーム61上に固定されており、該昇降フレーム61
は、左右の本体ケース11a,11aの内側面に固設さ
れたブラケット62,62を介して一対のシリンダ6
3,63に矢印dで示すように昇降可能に支持されてい
る(図2参照)。なお、本実施の形態においては、上記
シリンダ63,63はエア駆動される。
【0044】上記第2搬送ユニット23は、昇降フレー
ム61に支持された箱状フレーム64の一方の両側辺部
64a,64aの上端部間に複数のローラ65…65を
平行に軸支したいわゆるローラコンベアタイプの構成
で、該ローラ65…65が上記第1搬送ユニット22に
おける丸ベルト53…53間にそれぞれ平行に位置する
ように配置されている。その場合に、上記箱状フレーム
64の両側辺部64a,64aが、第1搬送ユニット2
2における丸ベルト53…53に干渉しないよう、図2
に示すように、該側辺部64a,64aはローラ65…
65を軸支する部分を除いて上方から切り込まれ、該切
込部64b…64bを丸ベルト53…53が通過するよ
うに構成されている。
【0045】上記構成により、上記第2搬送ユニット2
3は、本体ケース11a,11aの内側面に備えられた
シリンダ63,63の駆動によって、ローラ65…65
の物品受支面が図2に実線で示すように、第1搬送ユニ
ット22における丸ベルト53…53の物品受支面より
下方に位置する高さと、同じく鎖線で示すように、丸ベ
ルト53…53の物品受支面より上方に突出する高さと
の間で昇降されるようになる。
【0046】そして、上記ローラ65…65の搬送始端
部側の端部にはそれぞれ溝が形成され、該溝と箱状フレ
ーム64の他方の両側辺部64c,64cの下部に軸支
された一本の駆動ローラ66との間に、複数の無端状丸
ベルト67…67が巻き掛けられている。そして、駆動
ローラ66と同軸に組み付けられたプーリ68と、箱状
フレーム64の底部に設置された駆動モータ69の出力
軸69aと同軸に組み付けられたプーリ70との間にタ
ーミングベルト71が巻き掛けられており、駆動ローラ
66が駆動モータ69によって回転駆動されることによ
り、上記丸ベルト67…67を介してローラ65…65
は一斉に同方向に駆動される構成とされている。ここで
は、ローラ65…65は、その上に載置される物品Xを
図2ないし図3において矢印cで示す方向に搬送するよ
うに回転される。
【0047】搬入搬出ユニット24は、複数のローラ8
1…81が支持フレーム82に回転自在に軸支された構
成とされている。また、上記ローラ81…81の物品受
支面は、第2搬送ユニット23の上昇時におけるローラ
65…65の物品受支面(図2における鎖線位置参照)
と同じ高さとされている。
【0048】ガイドユニット25は、平面視で両端部が
折り曲げられた形状とされたガイド部材91と、該ガイ
ド部材91を支持する一対のアーム部材92,92と、
該アーム部材92,92を挿通自在に支持する支持部材
93と、本体ケース11aにブラケット94を介して取
り付けられて、上記支持部材93を矢印e方向に移動可
能に支持するシリンダ95とを備えている。さらに、ア
ーム部材92,92と支持部材93とを固定するノブボ
ルト96,96が設けられており、該ノブボルト96,
96により、ガイド部材91と支持部材93との間隔が
調整可能とされている。
【0049】操作盤12には、ロードセル32で計量さ
れた物品Xの重量等が画面表示される表示部101と物
品X等を指定する操作部102とが備えられ、また、主
電源スイッチ103が設けられている。なお、該主電源
スイッチ103は、非常停止スイッチを兼ねている。
【0050】さらに、図5に示すように、上記操作盤1
2には、制御手段としてのコントロールユニット104
が備えられており、該コントロールユニット104に
は、記憶手段としてのメモリ104aが内蔵されてい
る。そして、該モリ104aには、商品コードや商品
名、商品の重量等の商品情報を商品ごとに設定した商品
マスタが記憶されるようになっている。その場合、商品
マスタには、第1搬送ユニット22の駆動条件としての
駆動速度及び駆動方向と、第2搬送ユニット23の駆動
条件としての駆動速度及び駆動方向とが含まれている。
【0051】また、コントロールユニット104には、
重量検出器であるロードセル32からの計量信号が入力
され、コントロールユニット104は、これらの信号に
応じて、第2搬送ユニット23を昇降するシリンダ6
3,63の駆動を制御する制御信号を出力する。さら
に、上記コントロールユニット104には、図示しない
センサ等からの物品検知信号が入力され、ントロールユ
ニット104は、これらの信号に基づいて、ガイド部材
91を移動するシリンダ95の駆動を制御する制御信号
を出力する。
【0052】ここで、本発明の実施の形態における物品
Xの振分動作を具体的に説明する。
【0053】図3に示すように、上流側から矢印aで示
すように第1搬送ユニット22の始端部に受け渡された
物品Xは、該第1搬送ユニット22における丸ベルト5
3…53の走行により矢印a方向から矢印b方向に向け
て搬送される。そして、ロードセル32の自由端32a
には、支持部材31を介して、上記第1搬送ユニット2
2の重量が既知の風袋重量として常に荷重されおり、物
品Xの搬送時には該物品Xの重量がそこに加えられるの
で、その重量差から物品Xの重量が検出されることにな
る。
【0054】その場合、第1搬送ユニット22の側方に
ガイドユニット25を設けているので、例えば、上流側
装置から上記第1搬送ユニット22に受け渡された物品
Xの搬送方向に対する位置が適正位置からずれていて
も、上記ガイドユニット25に備えられたガイド部材9
1により物品Xの位置は修正されるので、物品Xは、適
正な位置に載置された状態で第1搬送ユニット22上を
搬送されるようになる。しかも、計量時にはガイド部材
91は物品Xから退避するので、ガイド部材91と物品
Xとの間に作用する摩擦力が物品Xに及ぶことはなく、
計量精度が維持されるようになる。
【0055】なお、上記ガイドユニット25の駆動制御
については、例えば図5に示すように、コントロールユ
ニット104は、図示しないセンサ等からの物品検知信
号を入力したのち、所定時間経過後に、シリンダ95に
接続されたエア配管経路に設けられたバルブ105を開
くための信号を出力して、エアをシリンダ95に供給さ
せる。すると、シリンダ95の駆動により、ガイド部材
91は物品Xから退避するようになる。
【0056】ガイド部材91が退避すると、コントロー
ルユニット104は物品Xの計量信号を入力する。そし
て、コントロールユニット104により、上記物品Xが
所定の目標重量に対して所定の許容範囲内にある正常品
であると判定された場合には、第2搬送ユニット23は
上昇動作をしないので、物品Xは第1搬送ユニット22
上を搬送され、矢印b方向に搬出されて下流側装置に受
け渡される。
【0057】一方、コントロールユニット104によ
り、上記物品Xが目標重量に対して所定の許容範囲外に
ある不良品(つまり、重量が過剰もしくは不足の物品)
であると判定された場合には、コントロールユニット1
04は、シリンダ63,63に接続されたエア配管経路
に設けられたバルブ106,106を開くための信号を
出力して、エアをシリンダ63,63に供給させる。す
ると、該シリンダ63,63の駆動により第2搬送ユニ
ット23は上昇し、該第2搬送ユニット23におけるロ
ーラ65…65の物品受支面が、図2に鎖線で示すよう
に、第1搬送ユニット22における丸ベルト53…53
の物品受支面より上方に突出される。そのため、第1搬
送ユニット22における丸ベルト53…53の物品受支
面に載置されて矢印a方向に搬送されてきた物品Xは、
若干持ち上げられて第2搬送ユニット23のローラ65
…65上に乗り移り、該ローラ65…65の回転によっ
て搬送方向は矢印c方向に切り換えられることになり、
物品Xは第1搬送ユニット22から第2搬送ユニット2
3を介して搬入搬出ユニット24に受け渡されることに
なる。つまり、第1搬送ユニット22により搬送されて
きた物品Xに対する重量検査の結果に応じて、例えば、
物品Xが不良品と判定された場合には、第2搬送ユニッ
ト23を上昇させることにより搬送方向を切り換え、該
不良品を通常の搬送経路(この場合、図3における矢印
a方向から矢印b方向)から除外する物品振分が可能と
なる。
【0058】そして、コントロールユニット104は、
不良品発生時、操作盤12の表示部101にエラー表示
させるように、また、図示しないブザーにより警報音を
出させるように制御することができる。
【0059】なお、上記実施の形態においては、図3に
示すように、物品Xは矢印a方向から第1搬送ユニット
22に受け渡されて計量され、正常品ならば該第1搬送
ユニット22によりそのまま矢印b方向に搬出され、一
方、不良品ならば上昇した第2搬送ユニット23に乗り
移ったのち、矢印c方向に搬出されて、搬入搬出ユニッ
ト24に受け渡されていたが、第1搬送ユニット22に
おける駆動ローラ52の回転方向を反転させることによ
り、物品Xが矢印bとは逆の方向から第1搬送ユニット
22に受け渡されて計量され、正常品ならば該第1搬送
ユニット22によりそのまま矢印aとは逆の方向に搬出
され、一方、不良品ならば上昇した第2搬送ユニット2
3に乗り移ったのち矢印c方向に搬出されて、搬入搬出
ユニット24に受け渡されるようにしてもよい。
【0060】また、物品Xが矢印cとは逆の方向から搬
入搬出ユニット24を介して上昇した状態の第2搬送ユ
ニット23に受け渡されたのち、該第2搬送ユニット2
3が下降することにより、上記物品Xは静止した状態の
第1搬送ユニット22に乗り移って計量され、計量結果
に応じて第1搬送ユニット22における駆動ローラ52
を回転制御することにより、この物品Xを矢印aとは逆
の方向あるいは矢印b方向に搬出するようにしてもよ
い。
【0061】次に、図6に基づいて、本発明の第2の実
施の形態に係る振分機能付き計量装置について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と重複する箇所につい
ては詳細な説明を省略する。
【0062】この実施の形態に係る振分機能付き計量装
置においては、第1搬送ユニット222と第2搬送ユニ
ット223とを支持する支持部材231は、重量検出器
としてのロードセル232を収容した第1ケース233
と駆動モータ234を収容した第2ケース235とより
なる。
【0063】架台221に支持フレーム236を介して
立設された中空支持台237の上部に、ロードセル23
2の図示しない固定端(図6において図面向う側)が中
空ブラケット238を介して固定されている。そして、
ロードセル232の自由端232a(図6において図面
手前側)は、第1ケース233の内面に複数のボルト2
39…239によって固定されている。つまり、ロード
セル232の長手方向は、物品Xの搬送ラインの上流側
から下流側に沿っている。なお、上記中空ブラケット2
38は、第1ケース233の下面に形成された開口23
3aを介して、非接触状態で第1ケース233に挿通さ
れている。
【0064】また、ロードセル232や駆動モータ23
4に電力を供給したり、あるいはロードセル232から
の計量信号を取り出す電気配線240が、中空支持台2
37下部から導入され、ロードセル232や駆動モータ
234に接続されている。
【0065】上記支持部材231の両側部に複数のボル
ト241…241によって固定された一対の左右に長い
下部フレーム242,242と、該下部フレーム24
2,242間に複数のボルト243…243によって固
定された正面視門型形状の一対のサイドフレーム24
4,244と、該サイドフレーム244,244の上部
に固定された一対のコンベアフレーム246,246と
により、第1搬送ユニット222は支持されている。
【0066】なお、上記第1搬送ユニット222は、上
記第1の実施の形態における第1搬送ユニット22と略
同様の構成であるので、説明を省略する。
【0067】一方、第2搬送ユニット223は、上記支
持部材231上に配設された2個のソレノイド26
3′,263′に矢印fで示すように昇降可能に支持さ
れている。この場合、第2搬送ユニット223を昇降す
る昇降手段としてソレノイド263′,263′を用い
ることにより、例えばシリンダを用いる場合のような通
常重量の重いエア配管等に比較して軽い電気配線等が使
用できるので、ロードセル232に対する干渉が軽減さ
れる。
【0068】なお、上記第2搬送ユニット223は、上
記第1の実施の形態における第2搬送ユニット23と略
同様の構成であるので、説明を省略する。
【0069】ここで、上記実施の形態における物品Xの
振分動作を具体的に説明する。
【0070】まず、物品Xが第1搬送ユニット222に
受け渡される。そして、ロードセル232の自由端23
2aには、支持部材231を介して、上記第1搬送ユニ
ット222及び第2搬送ユニット223の重量が既知の
風袋重量として常に荷重されおり、物品Xの搬送時には
該物品Xの重量がそこに加えられるので、その重量差か
ら物品Xの重量が検出されることになる。
【0071】図示しないコントロールユニットは物品X
の計量信号を入力する。そして、コントロールユニット
により、上記物品Xが所定の目標重量に対して所定の許
容範囲内にある正常品であると判定された場合には、第
2搬送ユニット223は上昇動作をしないので、物品X
は第1搬送ユニット222上を搬送され、次いで下流側
装置に受け渡される。
【0072】一方、コントロールユニットにより、上記
物品Xが目標重量に対して所定の許容範囲外にある不良
品(つまり、重量が過剰もしくは不足の物品)であると
判定された場合には、コントロールユニットは、ソレノ
イド263′,263′を駆動するための信号を出力す
る。すると、該ソレノイド263′,263′の駆動に
より、第2搬送ユニット223におけるローラ265…
265の物品受支面が、図6に鎖線で示すように、第1
搬送ユニット222における丸ベルト253…253の
物品受支面より上方に突出される。そのため、第1搬送
ユニット222における丸ベルト253…253の物品
受支面に載置されて搬送されてきた物品Xは、若干持ち
上げられて第2搬送ユニット223のローラ265…2
65上に乗り移り、該ローラ265…265の回転によ
って搬送方向は第1搬送ユニット222による搬送方向
から切り換えられることになり、物品Xは第2搬送ユニ
ット223により搬出されることになる。つまり、第1
搬送ユニット222により搬送されてきた物品Xに対す
る重量検査の結果に応じて、例えば、物品Xが不良品と
判定された場合には、第2搬送ユニット223を上昇さ
せることにより搬送方向を切り換え、該不良品を通常の
搬送経路(この場合、第1搬送ユニット222による搬
送経路)から除外する物品振分が可能となる。
【0073】その場合、第1搬送ユニット222と第2
搬送ユニット223とが物品Xの重量を検出する共通の
ロードセル232に荷重されているので、装置構造は複
雑化しなくなる。
【0074】次に、図7に基づいて、本発明の第3の実
施の形態に係る振分機能付き計量装置について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と重複する箇所につい
ては詳細な説明を省略する。
【0075】この実施の形態に係る振分機能付き計量装
置においては、第1搬送ユニット322と第2搬送ユニ
ット323とを支持する箱状の支持部材331は、上記
両搬送ユニット322,323の上方に配置されてお
り、この支持部材331内には、重量検出器としてのロ
ードセル332と駆動モータ334とが収容されてい
る。
【0076】また、架台321に立設された中空支持台
337の上部に、ロードセル332の図示しない固定端
(図7において図面向う側)が中空ブラケット338を
介して固定されている。そして、ロードセル332の自
由端332a(図7において図面手前側)は、支持部材
331の内面に複数のボルト339…339によって固
定されている。なお、上記中空支持台337は、支持部
材331の下面に形成された開口(図示せず)を介して
非接触状態で支持部材331に挿通されている。
【0077】そして、ロードセル332や駆動モータ3
34に電力を供給したり、あるいはロードセル332か
らの計量信号を取り出す電気配線340が、中空支持台
337下部から導入され、ロードセル332や駆動モー
タ334に接続されている。
【0078】上記支持部材331の側面と連結フレーム
372上部とに亘って取り付けられた複数の吊下部材3
73…373と、連結フレーム372に固定された正面
視門型形状の一対のサイドフレーム344,344と、
該サイドフレーム344,344上部に固定された一対
のコンベアフレーム346,346とにより、第1搬送
ユニット322は支持されている。
【0079】第1搬送ユニット322は、一対のコンベ
アフレーム346,346の物品搬入始端部間に従動ロ
ーラ(図示せず)を、終端部間に駆動ローラ352をそ
れぞれ軸支すると共に、両ローラ間に複数の無端状丸ベ
ルト353…353を所定の間隔を隔てて平行に巻き掛
けたいわゆる丸ベルトコンベアタイプの構成である。そ
して、駆動ローラ352と同軸に組み付けられたプーリ
354と、支持部材331内に収容された駆動モータ3
34の出力軸334aと同軸に組み付けられたプーリ3
55との間にターミングベルト356が巻き掛けられて
おり、駆動ローラ352が駆動モータ334によって回
転駆動されることにより、上記丸ベルト353…353
の物品受支面が一斉に同方向に走行するように構成され
ている。
【0080】第2搬送ユニット323は、上記サイドフ
レーム344,344間の下部に架設された底面344
a上に配設された2個のソレノイド363′,363′
に矢印gで示すように昇降可能に支持されている。
【0081】なお、上記第2搬送ユニット323は、上
記第1の実施の形態における第2搬送ユニット23と略
同様の構成であるので、説明を省略する。
【0082】ここで、上記実施の形態における物品Xの
振分動作を具体的に説明する。
【0083】まず、物品Xが第1搬送ユニット322に
受け渡される。そして、ロードセル332の自由端33
2aには、支持部材331を介して、上記第1搬送ユニ
ット322及び第2搬送ユニット323の重量が既知の
風袋重量として常に荷重されおり、物品Xの搬送時には
該物品Xの重量がそこに加えられるので、その重量差か
ら物品Xの重量が検出されることになる。
【0084】図示しないコントロールユニットは物品X
の計量信号を入力する。そして、コントロールユニット
により、上記物品Xが所定の目標重量に対して所定の許
容範囲内にある正常品であると判定された場合には、第
2搬送ユニット323は上昇動作をしないので、物品X
は第1搬送ユニット322上を搬送され、次いで下流側
装置に受け渡される。
【0085】一方、コントロールユニットにより、上記
物品Xが目標重量に対して所定の許容範囲外にある不良
品(つまり、重量が過剰もしくは不足の物品)であると
判定された場合には、コントロールユニットは、ソレノ
イド363′,363′を駆動するための信号を出力す
る。すると、該ソレノイド363′,363′の駆動に
より、第2搬送ユニット323におけるローラ365…
365の物品受支面が図7に鎖線で示すように、第1搬
送ユニット322における丸ベルト353…353の物
品受支面より上方に突出される。そのため、第1搬送ユ
ニット322における丸ベルト353…353の物品受
支面に載置されて搬送されてきた物品Xは、若干持ち上
げられて第2搬送ユニット323のローラ365…36
5上に乗り移り、該ローラ365…365の回転によっ
て搬送方向は第1搬送ユニット322による搬送方向か
ら切り換えられることになり、物品Xは第2搬送ユニッ
ト323により搬出されることになる。つまり、第1搬
送ユニット322により搬送されてきた物品Xに対する
重量検査の結果に応じて、例えば、物品Xが不良品と判
定された場合には、第2搬送ユニット323を上昇させ
ることにより搬送方向を切り換え、該不良品を通常の搬
送経路(この場合、第1搬送ユニット322による搬送
経路)から除外する物品振分が可能となる。
【0086】その場合、ロードセル332が第1搬送ユ
ニット322と第2搬送ユニット323との上方に配置
されているので、該両搬送ユニット322,323の下
方には、支持部材等の構造物がなくなり、清掃が容易に
なる。また、食品の汁や残渣等が支持部材等に付着する
ことがないので、雑菌が繁殖することはなく、良好な衛
生状態を保つことができる。
【0087】次に、上記以外の実施の形態について説明
する。
【0088】まず、図8に、第1搬送ユニット422
を、上記第1の実施の形態の場合と略同様の構成にする
と共に、第2搬送ユニット423を、複数の平ベルトコ
ンベア474…474で構成した例を示す。
【0089】上記各平ベルトコンベア474は、従動ロ
ーラ474aと、駆動ローラ474bと、両ローラ47
4a,474b間に巻き掛けられた平ベルト474cと
を備えており、第1搬送ユニット422において隣接す
る丸ベルト453…453間に配置されている。そし
て、上記平ベルトコンベア474…474は、一体的に
昇降可能とされている。
【0090】上記構成により、第2搬送ユニット423
の下降時には、物品は、第1搬送ユニット422におけ
る丸ベルト453…453に受支されて矢印h方向に搬
送され、一方、上昇時には、第2搬送ユニット423に
おける平ベルト474c…474cに受支されて矢印i
方向に搬送されるようになる。
【0091】次に、図9に、第1搬送ユニット522
を、上記第1の実施の形態の場合と略同様の構成とする
と共に、第2搬送ユニット523を、複数のローラコン
ベア575…575で構成した例を示す。
【0092】上記各ローラコンベア575は、ガイドプ
レート575aと、該ガイドプレート575a上に回転
可能に立設された複数の小ローラ575b…575bと
を備えており、上記第1搬送ユニット522において隣
接する丸ベルト553…553間に配置されている。そ
して、上記小ローラ575b…575bは、図示しない
駆動機構により一斉に同方向(図中矢印k方向)に回転
する。さらに、上記ローラコンベア575…575は、
一体的に昇降可能とされている。
【0093】上記構成により、第2搬送ユニット523
の下降時には、物品は、第1搬送ユニット522におけ
る丸ベルト553…553に受支されて矢印j方向に搬
送され、一方、上昇時には、第2搬送ユニット523に
おける小ローラ575b…575bに受支されて矢印k
方向に搬送されるようになる。
【0094】また、図10に、第2搬送ユニット623
を、上記第1の実施の形態の場合と略同様の構成とする
と共に、第1搬送ユニット622を、第1の実施の形態
の場合の丸ベルト53…53に代えて平ベルト657…
657で構成した例を示す。
【0095】上記構成により、第2搬送ユニット623
の下降時には、物品は、第1搬送ユニット622におけ
る平ベルト657…657に受支されて矢印l方向に搬
送され、一方、上昇時には、第2搬送ユニット622に
おけるローラ665…665に受支されて矢印m方向に
搬送されるようになる。その場合、丸ベルト53…53
に代えて平ベルト657…657を用いたので、第1搬
送ユニット622における物品搬送面は広くなり、物品
は一層安定して搬送されるようになる。したがって、物
品重量の計量精度が向上する。
【0096】さらに、図11に、第2搬送ユニット72
3を上記第1の実施の形態の場合と略同様の構成とする
と共に、第1搬送ユニット722を、複数のローラコン
ベア758…758で構成した例を示す。
【0097】上記各ローラコンベア758は、ガイドプ
レート758aと、該ガイドプレート758a上に回転
可能に立設された複数の小ローラ758b…758bと
を備えており、上記第2搬送ユニット723において隣
接するローラ765…765間に配置されている。そし
て、上記小ローラ758b…758bは、図示しない駆
動機構により一斉に同方向(図中矢印n方向)に回転す
る。さらに、上記ロ−ラコンベア758…758は、一
体的に昇降可能とされている。
【0098】上記構成により、第2搬送ユニット723
の下降時には、物品は、第1搬送ユニット722におけ
る小ローラ758b…758bに受支されて矢印n方向
に搬送され、一方、上昇時には、第2搬送ユニット72
3におけるローラ765…765に受支されて矢印o方
向に搬送される。その場合、第1搬送ユニット722に
おける物品受支面は小ローラ758b…758bである
ので、物品は一層安定して搬送されるようになる。した
がって、物品重量の計量精度が向上する。
【0099】また、図12に、上記図11に類似した構
成において、第1搬送ユニット722′に備えられたロ
ーラコンベア758′…758′における小ローラ75
8b′…758b′の回転方向(図中矢印r方向)が第
2搬送ユニット723′による物品Xの搬送方向(同じ
く矢印p方向から矢印q方向)に対して傾斜している。
【0100】上記構成により、第2搬送ユニット72
3′におけるローラ765′…765′の物品受支面が
第1搬送ユニット722′における小ローラ758b′
…758b′の物品受支面より上方に位置すると、物品
Xは、第2搬送ユニット722′によって矢印p方向か
ら搬入されて、矢印q方向へ搬出され、一方、物品Xが
搬入されたのち、第2搬送ユニット723′の物品受支
面が第1搬送ユニット722′の物品受支面より下方に
位置するようにすると、物品Xは、第2搬送ユニット7
23′から第1搬送ユニット722′に乗り移り、該第
1搬送ユニット722′によって矢印r方向に搬送され
るようになる。したがって、第1搬送ユニット722′
により、第2搬送ユニット723′による搬送方向とは
直交しない方向に、物品Xを搬送することができるよう
になる。
【0101】そして、図13に、第2搬送ユニット82
3を、上記第1の実施の形態の場合と略同様の構成とす
ると共に、第1搬送ユニット822を、複数のボールコ
ンベア859…859で構成した例を示す。
【0102】上記各ボールコンベア859は、ガイドプ
レート859aと、該ガイドプレート859a上に立設
された複数のポスト部材859b…859bと、該ポス
ト部材859b…859bの上端部に回転自在に支持さ
れた複数のボール859c…859cとを備えており、
上記第2搬送ユニット822において隣接するローラ8
65…865間に配置されている。そして、上記ボール
859c…859cは図示しない駆動機構により一斉に
同方向(図13において矢印s方向)に回転する。さら
に、上記ボールコンベア859…859は、一体的に昇
降可能とされている。
【0103】上記構成により、第2搬送ユニット822
の下降時には、物品は、第1搬送ユニット822におけ
るボール859c…859cに受支されて矢印s方向に
搬送され、一方、上昇時には、第2搬送ユニット823
におけるローラ865…865に受支されて矢印t方向
に搬送される。その場合、第1搬送ユニット822にお
ける物品受支面はボール859c…859cであるの
で、物品は一層安定して搬送されるようになる。
【0104】なお、上記各実施の形態において、第1搬
送ユニット及び第2搬送ユニットを構成する各部材や各
装置の寸法に応じて、例えば、丸ベルトの本数、ローラ
の本数等は適宜変更される。
【0105】また、上記各実施の形態においては、第1
搬送ユニットと第2搬送ユニットとがそれぞれ別なるロ
ードセルに荷重されている場合については説明しなかっ
たが、この場合においても上記各実施の形態において得
られる作用に加え、物品の搬入方向や搬出方向の選択の
自由度が一層増すようになる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送機構に計量機能だけでなく振分機能がバランスよく
備えられており、生産ラインのコンパクト化と処理時間
の短縮とが可能となる。さらに、搬送機構において、物
品搬送面あるいは搬送方向の切り換えにより、物品の搬
入方向や搬出方向の選択に融通性が生まれるので、柔軟
なラインレイアウトの設定が可能となる。そのうえで、
物品の計量時に計量精度の維持が図られると共に、物品
を適正な姿勢でしかも衝撃を与えることなく振り分ける
ことができる。そして、本発明は、重量チェッカや重量
選別装置等への適用に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る振分機能付
き計量装置の概略側面図である。
【図2】 同装置における搬送ユニット部分の一部破断
拡大側面図である。
【図3】 同じく搬送ユニット部分の一部破断拡大平面
図である。
【図4】 図2におけるア−ア線に沿う一部破断拡大矢
視図である。
【図5】 同装置における制御システムの一部を示す図
である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る振分機能付
き計量装置の要部概略側面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る振分機能付
き計量装置の要部概略側面図である。
【図8】 その他の実施の形態に係る振分機能付き計量
装置の要部概略平面図である。
【図9】 同じく要部概略平面図である。
【図10】 同じく要部概略平面図である。
【図11】 同じく要部概略平面図である。
【図12】 同じく要部概略平面図である。
【図13】 同じく要部概略平面図である。
【図14】 従来の装置における問題を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 振分機能付き計量装置 22,422,522,622,722,722′,8
22第1搬送ユニット 23,423,523,623,723,723′,8
23第2搬送ユニット 32 ロードセル(重量検出器) 53,453,553 丸ベルト 63 シリンダ(昇降手段) 65,665,765,765′,865ローラ 91 ガイド部材 104 コントロールユニット(判定
手段、制御手段) 263′,363′ ソレノイド(昇降手段) X 物品

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送機構上の物品の重量を計量し、この
    計量結果に基づいて該物品を異なる方向に振り分ける振
    分機能付き計量装置であって、上記搬送機構は、第1搬
    送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手段のいずれか一
    方を昇降させて、両搬送手段の上方に位置した方の搬送
    面で物品を受けさせる昇降手段とを有しており、且つ、
    上記両搬送手段のいずれか一方が物品の重量を検出する
    重量検出器に荷重されていると共に、該重量検出器から
    の計量信号に基づいて物品の重量の適否を判定する判定
    手段と、該判定手段の判定結果に応じて上記昇降手段を
    作動させる制御手段とが備えられていることを特徴とす
    る振分機能付き計量装置。
  2. 【請求項2】 搬送機構上の物品の重量を計量し、この
    計量結果に基づいて該物品を異なる方向に振り分ける振
    分機能付き計量装置であって、上記搬送機構は、第1搬
    送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手段のいずれか一
    方を昇降させて、両搬送手段の上方に位置した方の搬送
    面で物品を受けさせる昇降手段とを有しており、且つ、
    上記第1搬送手段と第2搬送手段とは物品の重量を検出
    するそれぞれ別なる重量検出器に荷重されていると共
    に、該重量検出器からの計量信号に基づいて物品の重量
    の適否を判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に
    応じて上記昇降手段を作動させる制御手段とが備えられ
    ていることを特徴とする振分機能付き計量装置。
  3. 【請求項3】 搬送機構上の物品の重量を計量し、この
    計量結果に基づいて該物品を異なる方向に振り分ける振
    分機能付き計量装置であって、上記搬送機構は、第1搬
    送手段と、第2搬送手段と、該両搬送手段のいずれか一
    方を昇降させて、両搬送手段の上方に位置した方の搬送
    面で物品を受けさせる昇降手段とを有しており、且つ、
    上記第1搬送手段と第2搬送手段とは物品の重量を検出
    する共通の重量検出器に荷重されていると共に、該重量
    検出器からの計量信号に基づいて物品の重量の適否を判
    定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて上記
    昇降手段を作動させる制御手段とが備えられていること
    を特徴とする振分機能付き計量装置。
  4. 【請求項4】 第1搬送手段と第2搬送手段とは、それ
    ぞれ複数の部分で構成される搬送面を有しており、且
    つ、両搬送手段の各構成部分は交互に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の振分機能付き計量装置。
  5. 【請求項5】 第1搬送手段による搬送方向と第2搬送
    手段による搬送方向とが略直交していることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の振分機能付
    き計量装置。
  6. 【請求項6】 一方の搬送手段はローラコンベアである
    と共に、他方の搬送手段は丸ベルトコンベアであること
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    振分機能付き計量装置。
  7. 【請求項7】 搬送機構上の物品を適正位置に位置決め
    するガイド部材が備えられており、該部材は計量時には
    物品から退避することを特徴とする請求項1から請求項
    6のいずれかに記載の振分機能付き計量装置。
  8. 【請求項8】 重量検出器は、物品の搬送中に該物品の
    重量を検出することを特徴とする請求項1から請求項7
    のいずれかに記載の振分機能付き計量装置。
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