JP2014227227A - 包装装置 - Google Patents

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康範 斎藤
Yasunori Saito
康範 斎藤
耕作 山下
Kosaku Yamashita
耕作 山下
武臣 安田
Takeomi Yasuda
武臣 安田
森 崇
Takashi Mori
崇 森
正和 高花
Masakazu Takahana
正和 高花
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Abstract

【課題】被包装物の質量に応じて、被包装物、又は、被包装物が載置される下地材やトレイなどを、搬入部により最適な搬送速度で包装部へ搬送することで、良好な包装を行うことが可能な包装装置を提供する。【解決手段】包装装置は、被包装物を包装材で包装する包装部と、前記包装部に前記被包装物を搬入する搬入部とを備えた包装装置であって、前記搬入部に載置された被包装物の質量を計量する計量部と、前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じた搬送速度で、前記被包装物を搬送するように前記搬入部を制御する制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、包装装置に関する。
商品の搬入部に置かれた商品を、無端状ベルトを駆動することで、そのベルトに設けられたプッシャ部材により、包装部へ搬送する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−82213号公報
特許文献1に記載された包装装置などでは、単位時間当りの包装処理数を向上させるために、ベルトの回転速度が比較的高く設定されている場合がある。
しかしながら、被包装物が比較的重い場合、被包装物に不要な衝撃を与える、被包装物を載置するトレイや下地材などに不要な衝撃を与える、などが生じ、被包装物、トレイ、下地材などが変形し、良好に包装を行うことができないことがある。
また、被包装物が比較的軽い場合、速い速度で移動するプッシャ部材が、被包装物、トレイ、下地材などに当接すると、その衝撃で位置ずれが生じ、良好に包装を行うことができないことがある。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、被包装物の質量に応じて、被包装物、又は、被包装物が載置される下地材やトレイなどを、搬入部により最適な搬送速度で包装部へ搬送することで、良好な包装を行うことが可能な包装装置を提供すること、などを目的とする。
本発明の包装装置は、被包装物を包装材で包装する包装部と、前記包装部に前記被包装物を搬入する搬入部とを備えた包装装置であって、前記搬入部に載置された被包装物の質量を計量する計量部と、前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じた搬送速度で、前記被包装物を搬送するように前記搬入部を制御する制御部と、を有する。
本発明によれば、被包装物の質量に応じて、被包装物、又は、被包装物が載置される下地材やトレイなどを、搬入部により最適な搬送速度で包装部へ搬送することで、良好な包装を行うことが可能な包装装置を提供することができる。
本発明の一実施例に係る包装装置の概略構成を示す斜視図。 物品搬入部の概略構成を示した概略構成図である。 物品搬入部の搬送系の構成の要部とその動作を説明するための概略構成図。 (a)〜(c)は、物品搬入部に設けた被包装物サイズ・種別センサ及び被包装物サイズセンサの概略構成と動作を説明するための概略断面図。 物品搬入部に、トレイTに物品Wを収容した非対象物NFが載置された場合を示した概略構成図。 (a),(b)は、被包装物サイズ・種別センサ及び被包装物サイズセンサの受光信号レベルを二値化処理する場合の一例を説明するための波形図。 包装装置において、各部の動作を制御するための制御部の構成の一例を示したブロック図。 包装装置の物品搬入部のベルト部材(搬送ベルト)の搬送速度の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る包装装置の動作の一例を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る包装装置の摩擦低減手段の一例を示す図。
本発明の実施形態に係る包装装置100を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る包装装置100の概略構成を示す斜視図である。
図1に示したように、包装装置100は、正面から見て左側に配置され、被包装物Fをフィルムで包装する包装ユニット110と、正面から見て右側に配置され、操作員がこの包装装置100を操作する際に扱う表示操作ユニット120とを有する。また、表示操作ユニット120は、値付けラベル等を印刷出力する印刷機能も備えている。
これらの包装ユニット110と表示操作ユニット120とは一体的に構成されていて、全体として包装装置100を構成している。
包装ユニット110は、シート状の包装部材である下地材Sとこの下地材Sに置かれた物品Wとからなる被包装物Fを、エレベータ部10の内部へと搬送する物品搬入部20(搬入手段)、物品搬入部20が搬入した被包装物Fを載置するテーブルを有し、そのテーブルを上昇して、上方に設けられているヒートシール部30へ移動した後、ヒートシール部30が包装した後の被包装物F(商品)を載置したテーブルを下降して排出台40へ送り出すエレベータ部10、エレベータ部10が上昇した被包装物Fの下地材Sに載せた物品Wを、最上部に載置したフィルムロール31から引き出したフィルムで覆い、そのフィルムの縁を下地材Sの表面に熱溶着することで物品Wをフィルムで包装するヒートシール部30(包装手段)、及び、エレベータ部10の下方に設けられ、テーブルから滑り落ちた包装後の被包装物F(商品)を受ける傾斜部41と、傾斜部41の最下部に接続し、滑り落ちた被包装物Fを留め置く水平部42とを有する排出台40などから構成されている。
表示操作ユニット120は、操作員に各種情報を表示する画面表示装置と、その画面表示装置に表示させた表示画面の各操作要素を操作員が操作するための操作装置(タッチパネル装置等)とからなる表示操作部50、操作員が種々の数値情報等を入力するためのキー入力部60、値付けラベル等を印刷出力するためのプリンタ部70、及び、プリンタ部70が印刷出力した値付けラベル等を排出するための排紙口80などから構成されている。
次に、物品搬入部20について説明する。
図2は、物品搬入部20の概略構成を示した概略構成図、図3は、物品搬入部20の搬送系の構成の要部とその動作を説明するための概略構成図、図4(a)〜(c)及び図5は、物品搬入部20に設けた被包装物サイズ・種別センサ及び被包装物サイズセンサの概略構成と動作を説明するための概略断面図である。なお、説明は図1も参照する。
物品搬入部20は、全体として、上部と搬送方向下流側の端部が開口した箱体の形状を有し(図1を参照)、その左右には、搬送する被包装物Fの左右方向の位置を規定するとともに搬送方向に案内するガイド部21a,21bが立っていて、搬送方向上流側(手前側)には、搬送する被包装物Fの手前側の位置を規定する位置決め部を兼ねたカバー部22が設けられている。
ガイド部21a,21bは、その上端が平面に形成されていて、カバー部22の上面と協働して、包装作業を行う作業員が搬送前の被包装物Fを載置する台の役割も兼ねている。そして、ガイド部21aの上面には、搬送方向の寸法が2種類ある被包装物F(大と小)のそれぞれについて、下地材Sに載せる物品Wが占有する領域(盛り付け範囲)を指示するガイド表示GSが形成されている。
被包装物Fを搬送する面は、その略中央部に配置され、幅が広い平坦面を有する受け台23と、ガイド部21a,21bの近傍内側に設けた幅の狭い平坦面を有する受け台24a,24bと、搬送ベルト25a,25bとにより形成されている。また、受け台23および受け台24a,24bは、載置された被包装物F等の重量を計測する計量部(計量手段)の計量台を兼ねている。
受け台24aには、搬送方向の上流側に被包装物サイズ・種別センサSS1の検出光を通すスリットSL1が穿設され、また、搬送方向の下流側に被包装物サイズセンサSS2の検出光を通すスリットSL2が穿設されている。スリットSL1の下位置には、被包装物サイズ・種別センサSS1が設けられ、スリットSL2の下位置には、被包装物サイズセンサSS2が設けられている。これらの被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2としては、いずれも反射型光センサが用いられる。
なお、スリットSL1,SL2及び被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2を受け台24b側に設けてもよい。
受け台23と受け台24aとの間には搬送ベルト25aが設けられ、受け台23と受け台24bとの間には搬送ベルト25bが設けられている。これらの搬送ベルト25a,25bには、載置された被包装物Fの手前側端部を押すための爪部26aa,26baが、L字金具27aa,27baを介して、それぞれ搬送ベルト25a,25bから立ち上がる態様に取り付けられている。なお、図2にはあらわれていないが、搬送ベルト25a,25bの反対側(下側)には、爪部26aa,26baに対応した位置に爪部26ab,26bbがL字金具を介してそれぞれ取り付けられている。
爪部26ab,26bbが、例えば、シート状の下地材Sを押圧する際に、シート状の下地材Sのせり上がりを防止するために、爪部26ab,26bbの搬送方向下流側の面の上部付近に、搬送方向下流側に突出する形状の突起部を備える。この場合、爪部26ab,26bbがシート状の下地材Sを押圧した際、シート状の下地材Sの端部がせり上がった場合であっても、突起部に下地材Sの端部が引っ掛かるので、シート状の下地材Sが大きくせり上がることを防止することができる。
これらの搬送ベルト25aと搬送ベルト25bは連動していて、同一の駆動源により駆動される。図2では、搬送ベルト25a,25bがホームポジションに位置している場合の爪部26aa,26baの位置をあらわしている。このように、搬送ベルト25a,25bがホームポジションに位置しているときに、爪部26aa,26baが被包装物Fの手前側の端部よりも搬送方向上流側に位置するように、搬送ベルト25a,25bにおける爪部26aa,26baの取付位置が定められている。
搬送ベルト25a,25bがホームポジションに位置している場合、規定位置に載置された被包装物Fの手前側の端部よりも搬送方向上流側に、爪部26aa,26baが位置している。詳細には、図2に示したように、爪部26aa,26baが、カバー部22の端部よりも搬送方向上流側に位置するように構成されている。この場合、被包装物Fの計量時に、被包装物Fと爪部26aa,26baとが非接触状態であり、被包装物Fの誤計量を防止するように包装装置が構成されている。
物品搬入部20の搬送方向下流側には、エレベータ部10のテーブル11が位置する。上述の通り、エレベータ部10のテーブル11は、物品搬入部20から被包装物Fを受け入れる位置(テーブル中位置)、被包装物Fをヒートシール部30に押し上げて包装させる位置(テーブル上位置)、及び、包装後の被包装物Fを排出台40へ送り出す位置(テーブル下位置)の3位置のいずれかに、高さ方向に位置決めされると共に、その傾斜が決められる。図2は、テーブル11がテーブル中位置に位置決めされた状態を示している。この場合、被包装物Fを受け入れる際の障害とならないように、テーブル11は、その傾斜が略水平になるように位置決めされる。
このように、テーブル中位置でのテーブル11の傾斜は、物品搬入部20の被包装物Fの搬送の障害にならなければよく、ある程度の範囲に定めることができる。また、テーブル中位置でのテーブル11の高さは、被包装物Fを搬送する面より下側に位置していればよいが、被包装物Fを搬送する面からの高さの差(段差)があまりに大きいと、下地材Sに載置した物品W(商品)の種類や盛り付け範囲によっては、被包装Fの下地材Sが物品W(商品)の重量で変形し、包装後の被包装物Fの見栄えが悪くなる可能性があるので、その段差をあまり大きくしないことが好ましい。
受け台23及び搬送ベルト25a,25bの搬送方向の寸法は、搬送時、被包装物Fを円滑にテーブル11へ移動できるように、テーブル11の手前側の端部の直近まで位置するように定め、受け台24a,24bの搬送方向の寸法は、大きい方の被包装物Fを載置した際に、その被包装物Fの端部が受け台24a,24bの端部からはみ出さない程度に定めている。
また、このように、テーブル11がテーブル中位置に位置している場合には、搬送ベルト25a,25bの搬送方向下流側の端部がテーブル11の手前側の直近位置に位置するので、被包装物Fをテーブル11に移動させた後に、この状態のまま搬送ベルト25a,25bをさらに搬送方向へ駆動すると、爪部26aa,26baとテーブル11の端部とが干渉するので、テーブル11をテーブル中位置からテーブル上位置に移動する途中の期間において、搬送ベルト25a,25bの駆動を行うようにするとよい。例えば、「被包装物Fをテーブル11へ移動させる」→「テーブル11を上昇させる」→「搬送ベルト25a,25bの駆動を再開する」という動作シーケンスを採用するとよい。
次に、搬送ベルト25bの駆動系について説明する。なお、搬送ベルト25aの駆動系は、基本的には搬送ベルト25bの駆動系と同様であり、図示及び説明を省略する。ただし、搬送ベルト25bと相違する点については、その都度説明する。
図3に示すように、搬送ベルト25bは、無端状に形成したタイミングベルトを、その表面にタイミングベルトの歯と歯合する歯が形成されたスプロケットSP1,SP2の間にかけ渡した構成を有し、スプロケットSP1には、図示しない伝達機構を介して、搬送モータ(図示略)から駆動力が伝達されている。ここで、搬送モータとしては、正逆回転可能なステッピングモータが用いられる。その搬送モータを正転駆動すると、搬送ベルト25a,25bが搬送順方向(搬送方向に沿った方向)へ移動し、搬送モータを逆転駆動すると、搬送ベルト25a,25bが搬送逆方向(搬送方向とは逆の方向)へ移動する。
搬送ベルト25aも同様の駆動系を備えるが、スプロケットSP1に対応したスプロケットSP1’(図示略)は、スプロケットSP1の軸CCに接続されていて、この軸CCを介してスプロケットSP1’に伝達される駆動力により、搬送ベルト25aが駆動される。すなわち、搬送ベルト25aは、搬送ベルト25bに従動していて、搬送ベルト25bを駆動制御すると、搬送ベルト25aは、搬送ベルト25bと同様の動きに駆動される。
上述したとおり、搬送ベルト25bには、爪部26baがL字金具27baを介して取り付けられており、この爪部26baがスプロケットSP1の上側に設定したホームポジションに位置するとき、スプロケットSP2の下側に位置するように、爪部26bbがL字金具27bbを介して搬送ベルト25bに取り付けられている。すなわち、爪部26baの取付位置と、爪部26bbの取付位置は、無端状の搬送ベルト25bの長さの1/2だけ離した関係に定められている。
したがって、搬送ベルト25bをその長さの1/2だけ搬送方向へ駆動することで、爪部26baまたは爪部26bbにより、被包装物Fをテーブル11に向かって搬送する動作を行うことができる。
そして、この被包装物Fの搬送動作を制御するために、搬送ベルト25bの動作を制御する。この場合、基本的には、図2に実線で示したように爪部26baがホームポジションに位置している状態から、同図に二点鎖線で示したように爪部26baが被包装物Fをテーブル11に押し出す限界位置に移動するまでは連続的に駆動して、その限界位置で爪部26baを停止させる。
この制御を行うために、爪部26baがホームポジションに位置している状態で、他方の爪部26bbを検出する位置にホームポジションセンサSHPを設け、また、爪部26baが限界位置に移動している状態で、他方の爪部26bbを検出する位置に限界位置検出センサSSTを設けた。このような位置関係にホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTを設けたので、反対側の爪部26bbがホームポジションに位置している状態ではホームポジションセンサSHPが爪部26baを検出し、また、爪部26bbが限界位置に移動している状態では限界位置検出センサSSTが爪部26baを検出する。
このようにして、これらのホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTにより、被包装物Fを搬送する側の爪部(爪部26ba,26bbのいずれか)が、ホームポジションに位置しているか、あるいは、限界位置に位置しているかを検出するようにしている。
ここで、ホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTとしては、例えば、反射型光センサや透過型光センサあるいはフィラーを有するマイクロスイッチセンサなどの安価なセンサを用いることができる。また、このホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTが爪部26ba,26bbを確実に検出できるように、例えば、反射型光センサを用いる場合には、その反射型光センサが用いる検出光を的確に反射できるような素材(材料)及び形状で、反射型光センサの検出光で照射される爪部26ba,26bbの表面を形成することが好ましい。
ところで、上述したように、駆動ベルト56aは、駆動ベルト56bに従動して駆動されているので、駆動ベルト56a側には、ホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTに相当するセンサ類を設けていない。
なお、駆動ベルト56aを駆動ベルト56bとは独立して駆動し、搬送ベルト25a,25bの動作を同期して行うようにすることもでき、その場合には、駆動ベルト56a側にもホームポジションセンサSHP及び限界位置検出センサSSTに相当するセンサ類を設けるとともに、搬送ベルト25aを駆動するために設けた搬送モータ(ステッピングモータ)を、搬送ベルト25bを駆動するために設けた搬送モータと同期して駆動制御すればよい。
次に、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2の動作について説明する。
物品搬入部20に被包装物Fが載置されていない状態では、図4(a)に示すように、被包装物サイズ・種別センサSS1の発光部より出射された光束の大部分は、スリットSL1を通過して被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部へは入射せず、また、被包装物サイズセンサSS2の発光部より出射された光束の大部分は、スリットSL2を通過して被包装物サイズセンサSS2の受光部へは入射しない。
また、物品搬入部20にサイズが大きい被包装物F(大)が載置されている状態では、同図(b)に示すように、被包装物サイズ・種別センサSS1の発光部より出射された光束のうち、スリットSL1を通過した光束は、被包装物F(大)の下地材S(大)の裏面で乱反射され、その一部が被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部へと入射される。同様に、被包装物サイズセンサSS2の発光部より出射された光束のうち、スリットSL2を通過した光束は、被包装物F(大)の下地材S(大)の裏面で乱反射され、その一部が被包装物サイズSS2の受光部へと入射される。
また、物品搬入部20にサイズが小さい被包装物F(小)が載置されている状態では、同図(c)に示すように、被包装物サイズ・種別センサSS1の発光部より出射された光束のうち、スリットSL1を通過した光束は、被包装物F(小)の下地材S(小)の裏面で乱反射され、その一部が被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部へと入射される。一方、被包装物サイズセンサSS2の発光部より出射された光束の大部分は、スリットSL2を通過して被包装物サイズセンサSS2の受光部へは入射しない。
したがって、図4(a)のように物品搬入部20に被包装物Fが載置されていない状態で、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2より出力される受光信号レベル、及び、図4(c)のように物品搬入部20にサイズが小さい被包装物F(小)が載置されている状態で、被包装物サイズセンサSS2より出力される受光信号レベルは、いずれも小さいレベルとなる。この受信信号レベルは、発光部より出射された光束のうち、受け台24aの裏面で反射して受光部へ戻ってきた光や、スリットSL1,SL2の端部で発生するハレーションにより受光部へ戻ってきた光などの受光量の総和に対応した値となる。この値を、基本受光量対応値Lvl_Aとする(図6(a)参照)。
一方、図4(b)のように物品搬入部20にサイズが大きい被包装物F(大)が載置されている状態で被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2より出力される受光信号レベル、及び、図4(c)のように物品搬入部20にサイズが小さい被包装物F(小)が載置されている状態で、被包装物サイズ・種別センサSS1より出力される受光信号レベルは、発光部より出射された光束のうち、受け台24aの裏面で反射して受光部へ戻ってきた光と、スリットSL1,SL2の端部で発生するハレーションにより受光部へ戻ってきた光と、被包装物Fの下地材Sの裏面で乱反射した光のうち受光部へ戻ってきた光などの受光量の総和に対応した値となり、したがって、その値は、上記した基本受光量対応値Lvl_Aよりも、被包装物Fの下地材Sの裏面で乱反射した光のうち受光部へ戻ってきた光の受光量に相当する値だけ大きい値となる。
すなわち、それらの状態での受光量の総量が大きいので、それらの状態において、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2から出力される受光信号レベルが大きい。
そこで、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2の受光信号レベルを、基本受光量対応値Lvl_Aに対応した受光信号レベルよりも大きい閾値TH(図6(a)参照)でそれぞれ二値化処理することにより(図6(b)参照)、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2がそれぞれ被包装物Fの下地材Sを検出しているか否かを判定することができる。
ここで、図5に示すように、物品搬入部20に、本来この包装装置100では適切な包装を行うことができない、トレイTに物品Wを収容した非対象物NFが載置された場合を考える。
この場合、トレイTは、その底面よりも上開口部の面積が大きいので、トレイTの周囲に巡らせた壁面は、底面から所定の仰角をもって立ち上がる傾斜を有している。このために、被包装物サイズ・種別センサSS1の発光部より出射された光束のうち、スリットSL1を透過した光は、トレイTの壁面の外周面には照射されず、その外周面からの乱反射光が被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部に入射されないので、このときに、被包装物サイズ・種別センサSS1から出力される受光信号レベルは、上記した基本受光量対応値Lvl_Aとほぼ同じ程度の値となる。
したがって、この場合、被包装物サイズ・種別センサSS1から出力される受光信号レベルを上記した閾値で二値化処理すると、被包装物Fの下地材Sを検出しない場合と同じ処理結果(非検出状態)が得られる。
一方、計量部では、物品搬入部20に置かれた物の重量に応じた計量値が得られるので、計量部から有為の計量値が得られているにもかかわらず、被包装物サイズ・種別センサSS1の信号処理結果が、非検出状態である場合には、トレイTに物品Wを収容した非対象物NFが物品搬入部20に載置された場合であると判定することができる。
なお、トレイTの壁面の仰角の大きさによっては、スリットを透過した光束の一部がトレイTの壁面の外周面に照射され、その外周面からの乱反射光等(外周面の反射率等によっては、外周面が反射した外光が被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部に入射される場合がある)が被包装物サイズ・種別センサSS1の受光部へ入射することが考えられる。その場合にも対応できるように、上記した閾値THの値は、使用するトレイTのうち最も仰角が小さいものを用いた場合に被包装物サイズ・種別センサSS1から出力される受光信号レベルよりも、大きい値に設定しておけばよい。
また、スリットSL1,SL2を上から覗いた際に、わずかに被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2の先端部分が見える程度に、スリットSL1,SL2と被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2との位置関係を設定しているので、スリットSL1,SL2から落下した異物等が被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2の受光部の入射面等を汚すなどの影響を極小さく抑えることができる。
なお、本実施例は、下地材Sを用いた被包装物Fに関するものであるから、これ以上の非対象物NFに関する説明は省略する。
図7は、この包装装置100において、各部の動作を制御するための制御部200の構成の一例を示したブロック図である。
図7において、CPU(中央処理装置)201は、この制御部200が行う各種制御動作や制御部200の各部の動作などを制御する処理を行うものであり、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)202は、CPU201の実行動作に必要なワークエリア等を構成したり、一時的なデータを保持するためのものであり、ROM(リード・オンリ・メモリ)202は、CPU201が実行する各種プログラムのデータやCPU201が処理を実行する際に参照する各種定数値などを記憶するためのものである。
計量部210は、物品搬入部20の受け台23に設けたロードセル等を用いて、物品搬入部20に置かれた被包装物Fの重量を測定するためのものであり、モータ駆動制御部211は、この包装装置100に設けた各種モータを駆動制御するものである。このモータ駆動制御部211が制御する対象は、ヒートシール部30のフィルムロール31からフィルムを引き出すために用いられるフィルムフィードモータ212、物品搬入部20の搬送ベルト25a,25bを駆動するために用いられる搬送モータ213、及び、エレベータ部10において、テーブル11を上下動する機構に用いられるテーブル上下モータ214などである。
センサ駆動制御部215は、この包装装置100の各所に設けられた様々な種類のセンサからなるセンサ群を駆動し、そのセンサ群を構成するおのおののセンサからのセンサ信号を入力するためのものである。このセンサ駆動制御部215が駆動してセンサ信号を入力するセンサ群には、物品搬入部20のホームポジションセンサSHP、限界位置センサ、被包装物サイズ・種別センサSS1及び被包装物サイズセンサSS2、及び、排出台40に設けられ、排出台40に排出される包装後の被包装物Fを検出するための搬出センサ216(図示略)などが含まれる。
そして、CPU201のバス220には、RAM202、ROM203、表示操作部50、キー入力部60、プリンタ部70、計量部210、ヒートシール部30、モータ駆動制御部211、及び、センサ駆動制御部215が接続されており、バス220に接続されたこれらの各要素間のデータのやりとり、及び、これらの各要素とCPU201との間のデータのやりとりは、主として、このバス220を介して行われる。
バス220は、単純な共通信号線ではなく、適宜なシステムバスの構成を備えたものであってよく、例えば、信号やデータの形態、信号レベル、信号波形の変化態様及び信号の意味づけなどが多種多様な各種信号を各要素間で相互に伝送するための信号変換機能及び信号制御機能をも有しているものを用いることができる。なお、このバス220の構成については、本発明に直接関係しないので、その説明を省略する。
次に、CPU201の機能について、詳細に説明する。
CPU201は、計量部210により計量された被包装物の質量に応じた搬送速度で、被包装物を搬送するように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
詳細には、制御部200(CPU201)は、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値より小さく第2の規定値より大きい場合(通常の場合)、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際のベルト部材(搬送ベルト25a、25b)の搬送速度を通常速度とする(図8参照)。
具体的には、例えば、被包装物の質量が101g〜500gの場合、図8に示したように、プッシャ部材が被包装物、または、下地材(シート部材)やトレイに当接する位置Aまで、搬送速度を0mm/sからVN1mm/sまで加速し、その位置Aから送り出し位置Bの中間位置Cまで、搬送速度をVN1mm/sからVN2mm/sまで加速した後、減速し、送り出し位置Bで0mm/sとなるように、制御部200が制御を行う。
また、制御部200(CPU201)は、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上、及び/又は、第2の規定値以下の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際のベルト部材(搬送ベルト25a、25b)の搬送速度を通常速度よりも遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
詳細には、制御部200(CPU201)は、図8に示したように、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が下地材やトレイなどと接触した後も通常の搬送速度より遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
具体的には、被包装物の質量が500g以上(例えば600g未満)の場合、図8に示したように、プッシャ部材が被包装物、または、下地材(シート部材)やトレイに当接する位置Aまで、搬送速度を0mm/sからVL1mm/sまで加速し、その位置Aから送り出し位置の手前位置Eまで、搬送速度をVL1mm/sからVH2mm/sまで加速した後、減速し、送り出し位置Bで0mm/sとなるように、制御部200が制御を行う。
また、制御部200(CPU201)は、制御部200が、計量部210により計量された被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が下地材やトレイと接触する直前の速度を、それ以前の速度よりも遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
具体的には、被包装物の質量が500g未満(例えば101g以上500g未満)の場合、図8に示したように、プッシャ部材が被包装物、または、下地材(シート部材)やトレイに当接する位置Aまで、搬送速度を0mm/sからVL1mm/sまで加速し、その位置Aから位置Dまで搬送速度をVL1mm/sからVL2mm/sまで加速した後、減速し、送り出し位置Bで0mm/sとなるように、制御部200が制御を行う。
つまり、被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、送り出し位置の手前では、被包装物の質量が第2の規定値より大きい場合(重い場合または通常の場合)よりも搬送速度が遅いように制御部200が制御を行う。
尚、制御部200による制御は、上記実施形態に限られるものではない。
図9は、本発明の実施形態に係る包装装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図9を参照しながら、包装装置100の動作の一例を説明する。
ステップST1において、制御部200のCPU201は、計量部210に被包装物が載置されて計量されたか否かを判別し、被包装物が計量された場合、計量部210から計量値を取得し(ST3)、それ以外の場合ステップS1の処理を繰り返す。
ステップST5において、CPU201は、被包装物サイズ・種別センサSS1がオンまたはオフを判別し、被包装物サイズ・種別センサSS1がオンの場合(被包装物が正規位置に載置されていると判断した場合)、ステップST9の処理に進み、それ以外の場合、被包装物が規定の初期位置に載置されておらず、正規位置に載置するように促すメッセージを表示部に表示する処理を行い(ステップST7)、ステップST5の処理に進む。
ステップST9において、CPU201は、インフィードスタート処理を行う。詳細には、CPU201は、搬送ベルト25a,25bを駆動するように搬送モータ213を駆動制御する。
ステップST11において、CPU201は、例えば、図8に示したように、計量部210により計量された被包装物の質量に応じた搬送速度で、被包装物を搬送するように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
ステップST13において、CPU201は、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が送り出し位置Bに位置した場合、搬送ベルト25bを停止させるように、搬送モータ213を駆動制御する。
ステップST15において、CPU201は、最上部に載置したフィルムロール31からフィルムを引き出し、所定位置にフィルムを張る処理を行う。
ステップST17において、CPU201は、搬送部から包装部へ搬送するためのエレベータ(不図示)を上昇させる処理を行う。
ステップST19において、CPU201は、包装部(ヒートシール部30)により、フィルムの縁を下地材Sの表面に、所定時間、熱溶着することで物品Wをフィルムで包装する(シール処理)。
ステップST21において、CPU201は、エレベータ部10を下降させ、テーブルから被包装物F(商品)を排出台40に排出する。
ステップST23において、CPU201は、被包装物Fの排出を検出するセンサにより、それを検出した場合、ステップST1の処理に進む。
図10は、本発明の実施形態に係る包装装置100の摩擦低減手段の一例を示す図である。包装装置100の摩擦低減手段は、搬入部における、被包装物と搬送面との間の摩擦抵抗を低減する。制御部200のCPU201は、計量部により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、摩擦低減手段を駆動する。
詳細には、摩擦低減手段は、ソレノイド301、支持部材302、ローラー部材303(回転部材)、などを有する。
詳細には、摩擦低減手段のローラー部材303は、支持部材302により回転自在に支持されている。
ソレノイド301は、制御部200のCPU201の制御により、支持部材302を上下方向に移動自在に構成されている。
制御部200のCPU201は、計量部により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、ローラー部材303を、搬送部の搬送面に設けられた孔部から突出し、且つ、搬送部の搬送面よりも突出するように移動制御する。
こうすることで、被包装物の質量が第1の規定値以上の場合に、搬入部における、被包装物と搬送面との間の摩擦抵抗を低減することで、最適な搬送速度で搬送を行うことができ、良好な包装を行うことができる包装装置を提供することができる。
尚、摩擦低減手段は、この形態に限られるものではない。例えば、摩擦低減手段は、エアを搬送部の搬送面に設けられた孔部から、圧縮エアを被包装物に噴出するように構成されていてもよい。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る包装装置100は、被包装物を包装材で包装する包装部と、包装部に被包装物を搬入する搬入部(物品搬入部20)と、搬入部に載置された被包装物の質量を計量する計量部210と、計量部210により計量された被包装物の質量に応じた搬送速度で、被包装物を搬送するように搬入部(物品搬入部20)を制御する制御部(CPU201)と、を有する。
このように制御部200が、被包装物の質量に基づいて、最適な速度で被包装物を搬送するように搬入部(物品搬入部20)を制御するので、被包装物の質量に応じて、被包装物、又は、被包装物が載置される下地材やトレイなどを、搬入部により最適な搬送速度で包装部へ搬送することで、良好な包装を行うことが可能な包装装置100を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、搬入部(物品搬入部20)が、無端状のベルト部材(搬送ベルト25a、25b)と、そのベルト部材(搬送ベルト25a、25b)に設けられたプッシャ部材(爪部26aa,26ba)と、ベルト部材(搬送ベルト25a、25b)を駆動する駆動部(搬送モーター213)と、を有する。制御部(CPU201)は、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上、及び/又は、第2の規定値以下の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際のベルト部材(搬送ベルト25a、25b)の搬送速度を通常速度よりも遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
このように、被包装物の質量が第1の規定値以上、及び/又は、第2の規定値以下の場合、制御部(CPU201)が、ベルト部材(搬送ベルト25a、25b)の搬送速度を通常速度よりも遅くなるように制御することで、被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際に、被包装物への衝撃の低減、被包装物の位置ズレの低減、被包装物を載置する下地材やトレイなどへの衝撃を低減、被包装物を載置する下地材やトレイなどの位置ズレの低減、などを行うことができる。
詳細には、本発明の実施形態に係る包装装置100は、制御部(CPU201)が、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が下地材やトレイなどと接触した後も通常の搬送速度より遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
このように、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、搬入部(物品搬入部20)による搬送速度を、通常速度よりも遅くなるように制御することで、被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際に、被包装物への衝撃の低減、被包装物を載置する下地材やトレイなどへの衝撃を低減、下地材やトレイなどの変形を低減することができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、制御部200が、計量部210により計量された被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が下地材やトレイと接触する直前の速度を、それ以前の速度よりも遅くなるように搬入部(物品搬入部20)を制御する。
このように、被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、プッシャ部材(爪部26aa,26ba)が下地材やトレイと接触する直前の速度を、それ以前の速度よりも遅くなるように、制御部200が搬入部(物品搬入部20)を制御することで、被包装物または被包装物を載置する下地材やトレイなどに当接する際に、被包装物の位置ズレの低減、被包装物を載置する下地材やトレイなどの位置ズレの低減、などを行うことができる。
また、本発明の実施形態に係る包装装置100は、搬入部(物品搬入部20)における、被包装物と搬送面との間の摩擦抵抗を低減する摩擦低減手段を有していてもよい。この場合、制御部(CPU201)は、計量部210により計量された被包装物の質量が第1の規定値以上の場合に、摩擦低減手段を駆動する。
このように、比較的重い被包装物であっても、摩擦低減手段により、被包装物と搬送面との間の摩擦抵抗を低減することで、被包装物を搬送部により最適な速度で包装部へ搬送を行うことができる包装装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
尚、上述した包装装置100では、包装部(包装ユニット)と、搬入部(物品搬入部)が一つの筐体に設けられていたが、この形態に限られるものではなく、例えば、包装部(包装ユニット)と搬入部(物品搬入部)がそれぞれ別体であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載される。
[付記1]
被包装物を包装材で包装する包装部と、前記包装部に前記被包装物を搬入する搬入部とを備えた包装装置であって、
前記搬入部に載置された被包装物の質量を計量する計量部と、
前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じて前記搬入部を制御する制御部と、
を有することを特徴とする包装装置。
[付記2]
前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じた搬送速度で、前記被包装物を搬送するように前記搬入部を制御することを特徴とする付記1に記載の包装装置。
[付記3]
前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量が第1の規定値以上、及び/又は、前記第1の規定値より小さい第2の規定値以下の場合、プッシャ部材が前記被包装物または前記被包装物を載置する下地材やトレイに当接する際の前記ベルト部材の搬送速度を通常速度よりも遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする付記1または付記2に記載の包装装置。
[付記4]
前記制御部は、前記被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、送り出し位置の手前では、前記被包装物の質量が第2の規定値より大きい場合(重い場合または通常の場合)よりも搬送速度が遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の包装装置。
[付記5]
前記搬入部は、無端状のベルト部材と、該ベルト部材に設けられたプッシャ部材と、ベルト部材を駆動する駆動部と、を有することを特徴とする付記1から付記4のいずれかに記載の包装装置。
[付記6]
前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量が第1の規定値以上の場合、前記プッシャ部材が前記下地材やトレイと接触した後も通常の搬送速度より遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする付記1から付記5のいずれかに記載の包装装置。
[付記7]
前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、前記プッシャ部材が下地材やトレイと接触する直前の速度を、それ以前の速度よりも遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする付記1から付記6のいずれかに記載の包装装置。
[付記8]
前記搬入部における、前記被包装物と搬送面との間の摩擦抵抗を低減する摩擦低減手段を有し、
前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量が第1の規定値以上の場合に、前記摩擦低減手段を駆動することを特徴とする付記1から付記7のいずれかに記載の包装装置。
20 物品搬入部
25a、25b ベルト部材(搬送ベルト25a、25b)
50 表示操作部
60 キー入力部
100 包装装置
201 制御部(CPU)
26aa,26ba 爪部(プッシャ部材)
200 制御部
201 CPU
202 RAM
203 ROM

Claims (4)

  1. 被包装物を包装材で包装する包装部と、前記包装部に前記被包装物を搬入する搬入部とを備えた包装装置であって、
    前記搬入部に載置された被包装物の質量を計量する計量部と、
    前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じて前記搬入部を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする包装装置。
  2. 前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量に応じた搬送速度で、前記被包装物を搬送するように前記搬入部を制御することを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記制御部は、前記計量部により計量された前記被包装物の質量が第1の規定値以上、及び/又は、前記第1の規定値より小さい第2の規定値以下の場合、前記プッシャ部材が前記被包装物または前記被包装物を載置する下地材やトレイに当接する際の前記ベルト部材の搬送速度を通常速度よりも遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装装置。
  4. 前記制御部は、前記被包装物の質量が第2の規定値以下の場合、送り出し位置の手前では、前記被包装物の質量が第2の規定値より大きい場合よりも搬送速度が遅くなるように前記搬入部を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装装置。
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