JP3094063U - 商品仕分け装置 - Google Patents

商品仕分け装置

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JP3094063U
JP3094063U JP2002007246U JP2002007246U JP3094063U JP 3094063 U JP3094063 U JP 3094063U JP 2002007246 U JP2002007246 U JP 2002007246U JP 2002007246 U JP2002007246 U JP 2002007246U JP 3094063 U JP3094063 U JP 3094063U
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吉久 大道
淳輝 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の底形状に係わらず、高速で商品を分配
することが可能な商品仕分け装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 商品を搬送しながら分配する商品仕分け
装置において、商品を搬送する第一コンベアA1と、前
記第一コンベアA1の搬送方向に沿った下流側に配置し
た第二コンベアA2と、前記第一コンベアA1と第二コ
ンベアA2の上下方向の間に配置され、且つ前記第二コ
ンベアA2上に出没移動自在な第三コンベアA3と、を
備え、第三コンベアA3が突出移動した時、商品は第一
コンベアA1から第三コンベアA3へ乗り移り、第三コ
ンベアA3の搬送方向へ商品を搬送し、第三コンベアA
3が第二コンベアA2の搬送路外に移動位置した時、商
品は第一コンベアA1から第二コンベアA2へ乗り移
り、第二コンベアA2の搬送方向に分配搬送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は商品を所望の方向へ分配する商品仕分け装置に関し、詳しくは固定の コンベアと移動自在なコンベアとの組み合わせからなる商品仕分け装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、搬送する商品を、その種類や送り先等に応じて仕分けする装置として、 ローラコンベアとベルトコンベアを組み合わせて構成したものが提案されている 。 その仕分け用コンベア装置は、ローラコンベアを構成するローラを適宜間隔を おいて複数個並列状に配設し、これらのローラ間にベルトコンベアを夫々配設す ると共に、該複数のベルトコンベアは前記ローラコンベアの搬送面より出没する ように構成し、ベルトコンベアの搬送面がローラコンベアの搬送面より突出する ことで、ローラコンベアの搬送方向と直交する方向へ商品を仕分けするというも のである(例えば、実用新案文献1参照。)。
【0003】
【実用新案文献1】 実公平6−40169号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したローラコンベアを組み合わせた仕分け用コンベア装置 では、昨今の多種類の商品の形状に対応できない場合がある。例えば、商品の底 が均一でない商品、特にトレーの底面の四隅のみに該トレーを支える脚部が突出 形成されているような場合、前記ローラコンベアのローラ間はベルトコンベアが 配設されている為間隔が広く、搬送中のトレーの脚部が前記ローラ間に挟まり、 トレーを正確に搬送分配することができないという問題がある。
【0005】 又、プッシャー等により商品を押圧して、所定の方向へ分配するという方式も 考えられるが、高速で商品の仕分けを処理する場合、プッシャーの移動速度を早 くする必要があり、結果的に商品に対する圧力が大きくなり、ひいては商品を壊 す蓋然性があるため採用されていないのが実状である。
【0006】 本考案は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、その目 的とするところは、商品の底形状を問わず、高速で商品を分配することが可能な 商品仕分け装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に本考案が講じた技術的手段は、複数のコンベアを上下 方向に間隔をおいて配置すると共に、中間に配置するコンベアは水平方向移動自 在とし、そのコンベアの移動により、下位に位置するコンベアの機能の有効/無 効を切り替え、それにより商品を分配する。 具体的には、商品を搬送しながら分配する商品仕分け装置において、商品を搬 送する第一コンベアと、前記第一コンベアの搬送方向に沿った下流側に配置した 第二コンベアと、前記第一コンベアと第二コンベアの上下方向の間に配置され、 且つ前記第二コンベア上に出没移動自在である第三コンベアとを備え、第三コン ベアが突出移動した時、商品は第一コンベアから第三コンベアへ乗り移り、第三 コンベアの搬送方向へ商品を搬送し、第三コンベアが第二コンベアの搬送路外に 移動位置した時、商品は第一コンベアから第二コンベアへ乗り移り、第二コンベ アの搬送方向に分配搬送されるようにする(請求項1)。 上記仕分け装置を構成する第一、第二、第三の各コンベアは、ベルトコンベア 、ローラコンベアの何れでもよい。 上記手段によれば、コンベアで仕分け装置が構成されるため、商品の底の形状 に係わらず、商品を所望の方向へ分配することが出来る。そして、その分配方向 の切り替えは、第三コンベアの出没移動の切り替えで行なうことが出来る。
【0008】 上記仕分け装置を構成する第二コンベアがベルトコンベアであり、搬送面とな るベルトの往路側が、ローラやフレームと一体のベルト受けを備えたベルトコン ベアでもよいが、ベルトが両端の駆動ローラと従動ローラのみで支持され、両ロ ーラの間にはベルトを支持する部材が存在しないベルトコンベアとしてもよい( 請求項2)。この構成により、商品が第一コンベアからベルトコンベアの第二コ ンベアに乗り移る際に両コンベア間に段差があっても、第二コンベアのベルトは 撓むため、第二コンベア上で商品が受ける衝撃を吸収緩和することができ、商品 が破損するのを防止できる。
【0009】 更に、上記第三コンベアは、第一コンベアの搬送路側方に配置したセンサで商 品が検出された時、突出を開始するようにしてもよい(請求項3)。この場合は 、第一コンベアから第三コンベアへの乗り移りをスムーズに行なうことが出来る 。
【0010】 又、上記した第三コンベアが、第二コンベアの搬送路外へ移動する範囲は周囲 どこでもよいが、第一コンベアの直下に移動するようにしてもよい(請求項4) 。この構成により、第二コンベアの搬送路外に別途第三コンベアの退避位置を設 ける必要が無く、従って仕分け装置の設置スペースは狭くてよく、スペースを有 効活用することができる。
【0011】 さらに、上記第三コンベアが前記第二コンベア上に突出する時の速度は、移動 開始から定位置に到達するまで等速でもよいが、定位置に到達する前に減速する ようにしてもよい(請求項5)。これにより、定位置への移動停止を、コンベア に衝撃を与えないで正確に行なうことが出来る。
【0012】 そして、上記第二コンベアの搬送方向が第一コンベアの搬送方向に対して直交 する方向で、第三コンベアの搬送方向は第一コンベアの搬送方向と同方向であり 、商品の仕分け方向が、第二コンベアにおける正・逆回動方向の二方向と、第三 コンベアの搬送方向の、計三つの方向に商品を分配するようにしてもよい(請求 項6)。それにより、1台の仕分け装置で三方向へ商品を仕分けることができる ので、仕分け業務の効率を上げることが出来る。
【0013】 又、出没自在な第三コンベアは、没入時第二コンベアの搬送路上に残るように してもよい。即ち、商品を搬送する第一コンベアと、前記第一コンベアの搬送方 向下流側に配置した第二コンベアと、前記第一コンベアと前記第二コンベアの上 下方向の間に配置され、前記第二コンベア上に出没自在である第三コンベアと、 を備え、第三コンベアが突出した時は、該第三コンベアは第二コンベア上に位置 し、商品は第一コンベアから第三コンベアへ乗り移り、第三コンベアの搬送方向 へ商品を搬送し、第三コンベアが第二コンベアの搬送路外に位置した時(没入時 )は、第三コンベアの一部が第一コンベアと第二コンベアとの間に位置し、商品 は第一コンベアから第三コンベアへ、更に第三コンベアから第二コンベアに乗り 移り、第二コンベアの搬送方向に分配搬送する(請求項7)。この場合は、商品 が第一コンベアから第三コンベアを経て第二コンベアへ乗り移るので、商品がコ ンベアを乗り移るときに受ける衝撃をより緩和することが出来る。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。そして、第一、 第二、第三の各コンベアはベルトコンベアで構成した場合を示す。 図1は仕分け装置Aの概略を示す側面図で、同装置Aは第一ベルトコンベアA 1、第二ベルトコンベアA2、第三ベルトコンベアA3からなり、第一ベルトコ ンベアA1の搬送方向下流側の下方位置に第二ベルトコンベアA2が搬送方向を 直交して、且つ前記第一ベルトコンベアA1と上下方向に所定の間隔をおいて配 置してある。 又、前記第一ベルトコンベアA1と第二ベルトコンベアA2の上下方向の所定 間隔内で、且つ前記第一ベルトコンベアA1の下側位置に第三ベルトコンベアA 3が出没移動可能に配置され、移動突出した時は前記第二ベルトコンベアA2上 に位置するようになっている。 更に、前記した第二ベルトコンベアA2の搬送面と同じ高さ位置で、且つ前記 第三ベルトコンベアA3が第二ベルトコンベアA2上に突出移動した時、該第三 ベルトコンベアA3から商品が乗り移る位置に、搬送コンベアA4が第二ベルト コンベアA2と並行に配置されている。
【0015】 上記第一ベルトコンベアA1及び第三ベルトコンベアA3は、一対のフレーム 1間に駆動ローラ2と従動ローラ3が支持され、その駆動ローラ2と従動ローラ 3に亘ってベルト4が巻回され、且つ駆動ローラと従動ローラ間にはベルトの撓 み等を防止する受け部材が配置された今日周知のベルトコンベアで構成されてい る。また、第一ベルトコンベアA1と第三ベルトコンベアA3は重ねて配置する 為、できるだけ薄型が好ましい。
【0016】 他方、第一ベルトコンベアA1の搬送方向下流側に配置する第二ベルトコンベ アA2は、該第二ベルトコンベアA2より鉛直方向上方に位置する第一ベルトコ ンベアA1から商品Wを受け取るが、その乗り移り時の落差によって生じる衝撃 を吸収緩和する為に、ベルトに作用する重量によって該ベルトが撓むように構成 されている。即ち、第二ベルトコンベアA2は、図3に示すように駆動ローラ2 ’と従動ローラ3’の間にはベルト4’を支える部材(例えば、ローラ、プレー ト等)が無く、且つ従動ローラ3側には下方に折り返しローラ5を架設して、撓 み代を確保できるように構成してある。そして、この第二ベルトコンベアA2の 搬送方向上流側と下流側には搬送コンベアA5、A6が連接配置されている。搬 送コンベアA5、A6はベルトコンベアで、搬送面を任意の角度に傾斜調整し得 るものである。尚、仕分け装置Aに連接する搬送コンベアは、駆動タイプに限ら ず、搬送の慣性及び商品Wの自重で落下するフリーローラコンベアでもよい。
【0017】 上記仕分け装置Aを構成する第一ベルトコンベアA1、第二ベルトコンベアA 2、及び第三ベルトコンベアA3の各駆動ローラを駆動するモータM1、M2、 M3には、DCモータが使用されている。 又、第三ベルトコンベアA3が第一ベルトコンベアA1の真下位置と第二ベル トコンベアA2の真上位置との間の出没移動は、エアーシリンダ6で行われるよ うに構成されている。 そして、上記した第一ベルトコンベアA1、第二ベルトコンベアA2、及び第 三ベルトコンベアA3の各モータM1、M2、M3の作動、及び第三ベルトコン ベアA3を出没移動させるエアーシリンダ6の作動は、図6に示すようにコンベ ア制御インターフェースにて行われる。 尚、第二ベルトコンベアA2の搬送方向が第一ベルトコンベアA1の搬送方向 に対し直交する方向である場合は、該第二ベルトコンベアA2と搬送コンベアA 4との間に、エアーシリンダ13で起伏するストッパ14を配置する。そして、 このストッパ14は第二ベルトコンベアA2が回動する時、起立され、第一ベル トコンベアA1から第二ベルトコンベアA2に乗り移る商品を、第一ベルトコン ベアA1の搬送方向に対し確実に直交方向に搬送するのに機能する。
【0018】 また、前記した第一ベルトコンベアA1の搬送路の側近には、該第一ベルトコ ンベアA1の真下位置に配置されている第三ベルトコンベアA3の出没動作を決 定する商品検出センサ7が設置されている。そして、この商品検出センサ7が商 品の先端を検出する(OFF→ON)と、第三ベルトコンベアA3が出没するか が決定され、商品Wの後端が検出される(ON→OFF)と、第三ベルトコンベ アA3が突出した時は、該第三ベルトコンベアA3の駆動開始を制御するタイマ ーがスタートし、第三ベルトコンベアA3が第一ベルトコンベアA1の真下位置 に没入して第二ベルトコンベアA2が使用される時は、該第二ベルトコンベアA 2の駆動開始を制御するタイマーがスタートするように構成されている。
【0019】 更に、エアーシリンダ6で出没移動が行われる第三ベルトコンベアA3は、以 下の4個のセンサで移動が制御されている。 即ち、図3に示すように、第三ベルトコンベアA3のフレーム1に移動手段の エアーシリンダ(ロッドレスシリンダ)6が連結され、そのエアーシリンダ6で 移動される第三ベルトコンベアA3のフレーム1に更にフラグ12が取り付けら れ、このフラグ12が移動路上に設置された定位置センサ(閉位置)8、減速セ ンサ(閉位置)9、減速センサ(開位置)10、定位置センサ(開位置)11と 対応することで、第三ベルトコンベアA3の出没移動が制御されるようになって いる。
【0020】 上記の定位置センサ(閉位置)8は第三ベルトコンベアA3が第一ベルトコン ベアA1の真下位置に没入した時の位置を、定位置センサ(開位置)11は第三 ベルトコンベアA3が第二ベルトコンベアA2の上に突出した時の位置を、それ ぞれ決めるセンサである。又、減速センサ(閉位置)9と減速センサ(開位置) 10はそれぞれ前記した閉位置、開位置にて止まる前に、この減速センサ(閉位 置)9、減速センサ(開位置)10をフラグ12が遮ると、第三ベルトコンベア A3の移動速度が減速され、それぞれの定位置に確実に停止するようにするため のものである。尚、上記の定位置センサ(閉位置)8、減速センサ(閉位置)9 、減速センサ(開位置)10、定位置センサ(開位置)11を構成するセンサの 種類は何れでもよい。
【0021】 又、第三ベルトコンベアA3の出没移動、即ち分配方向のデフォルトは図2の 分配方向(a)である。仕分け装置Aを起動した時、第三ベルトコンベアA3が 第二ベルトコンベアA2の上に突出している時は、第三ベルトコンベアA3は必 ず第一ベルトコンベアA1の真下位置に没入移動して商品Wを(a)の方向に分 配する。そして、次のコンベア切り換えの時に(a)の方向に商品Wを分配する 。勿論、設定により(b)、(c)の方向をデフォルトと設定することも可能で ある。
【0022】 図7は上述した仕分け装置Aの電気的構成図で、仕分け装置における各種動作 の制御はマイコン制御によって行なわれる。図中、15はマイクロコンピュータ で構成されるCPU(中央処理装置)で、そのCPU15にはバス16を介して ROM17、RAM18、表示操作部19、通信用インターフェース20、セン サインターフェース21、コンベア制御インターフェース22、計量インターフ ェース23が接続されている。 上記のROM17にはCPU15が実行する制御プログラムや各種テーブルが 格納されており、RAM18には予め商品毎にプリセットされた各種データが記 憶されると共に、CPU15がROM17のプログラムを実行する際にデータが 一時的に記憶される。表示操作部19は、各種指令及びデータの入力を行なうも ので、表示部には入力した指令やデータ、またはRAM18に記憶されているデ ータ又は装置の動作状況の表示の他、各種操作、エラーメッセージ等が文字及び 図形で表示されるようになっている。 センサインターフェース21には、定位置センサ(閉位置)8、減速センサ( 閉位置)9、減速センサ(開位置)10、定位置センサ(開位置)11、及び商 品検出センサ7が接続されている。 コンベア制御インターフェース22には、第一ベルトコンベアA1、第二ベル トコンベアA2、及び第三ベルトコンベアA3の各駆動ローラを駆動するモータ M1、M2、M3、更に第三ベルトコンベアA3を移動させるエアーシリンダ6 が接続され、作動が制御されるようになっている。 上記構成の商品仕分け装置は、装置全体として約100商品/分の処理速度を 有する。
【0023】 次に、上記した仕分け装置Aの分配切り換え方法について説明する。 1.商品ファイル(商品名、重量、単価、生産地、店番号等が設定される)に「 入数(イリスウ)」を設定して使用するコンベアを切り換える。 「入数」とは、使用するベルトコンベアを切り換える為の搬送商品数を意味す る。例えば、商品番号1に「入数:50」を入力設定する。そして、商品を10 0個搬送させるとする。「入数」に50を設定したので、1個目から50個目ま ではデフォルトの分配方向である(a)方向へ搬送(第一ベルトコンベアA1→ 第二ベルトコンベアA2)される(第三ベルトコンベアが没入している時)。5 1個目の商品の先端が商品検出センサ7で検出されると、図5に示すように第三 ベルトコンベアA3が第二ベルトコンベアA2上に突出移動して、商品は第一ベ ルトコンベアA1→第三ベルトコンベアA3へ乗り移り、51個目から100個 目までは分配方向(c)へ搬送される。 2.商品番号によって使用するコンベアを切り換える。 例えば、商品番号1に「入数:40」を入力設定し、40個の商品をデフォル トの分配方向である(a)方向へ搬送し、(第三ベルトコンベアが没入している 時)作業を終了する。そして、次に商品番号2を選択し、商品番号2の商品を搬 送する。商品番号2の最初の商品が第一ベルトコンベアA1の側近に配置した商 品検出センサ7で検出されると、上記したと同様、第三ベルトコンベアA3が第 二ベルトコンベアA2上に突出移動して、商品は第一ベルトコンベアA1→第三 ベルトコンベアA3へ乗り移り、分配方向は(c)方向に切り換えられる。そし て、設定された「入数」の商品個数だけ分配方向(c)へ搬送される。 3.同じ商品番号でも店番号で使用するコンベアを切り換える。 例えば、商品番号1に店番号1が設定されていて、分配方向は(a)方向が設 定されていたとする(第三ベルトコンベアが没入している時)。ここで、作業の 途中で表示操作部19のキーを操作して商品番号1の店番号1を「店番号2」に 変更したとする。具体的には、図8に示す表示操作部19でテンキー「2」の次 に「店番」キーを押す。そして、店番号を変更した後の最初の商品の先端が商品 検出センサ7で検出されると、前記と同様、第三ベルトコンベアA3が第二ベル トコンベアA2上に突出移動して、商品は第一ベルトコンベアA1→第三ベルト コンベアA3へ乗り移り、分配方向は(c)方向に切り換えられる。
【0024】 図6は、前示実施例における第三コンベアA3の機長を長くし、第一コンベア A1の下に第三コンベアA3を没入させた時、該第三コンベアA3の一部(搬送 方向に沿った先端側)が第一コンベアA1と第二コンベアA2との間に位置する ようにしたものである。 この場合は、図6(a)に示すように第三コンベアA3が没入しても、その一 部(搬送方向に沿った先端側)が第一コンベアA1と第二コンベアA2との間に 位置するため、商品Wは第一コンベアA1→第三コンベア→第二コンベアA2と 乗り移って搬送され、第二コンベアA2の搬送方向に分配搬送される。 又、図6(b)に示すように第三コンベアA3を突出させた時、該第三コンベ アA3は第二コンベアA2を覆い、第三コンベアA3の搬送方向後端側が第一コ ンベアA1の搬送方向先端側の下に重なるように位置する。それにより、商品W は、第一コンベアA1から第三コンベアA3に乗り移り、第三コンベアA3の搬 送方向に搬送される。尚、第三コンベアA3は図示するように、機長を長くする ことで突出時に第一コンベアA1の先端と第三コンベアA3の後端との間に隙間 が発生するのを解消できるが、第一コンベアA1の搬送速度により、第一コンベ アA1と第三コンベアA3との間に隙間があっても乗り移ることが可能であれば 、第三コンベアA3の機長は長くする必要なく、単に第一コンベアA1の設置位 置を上流側に移動するだけでよい。
【0025】 上記した仕分け装置Aは上記したように分配方向を変更できるが、その使用例 について説明する。 食品加工工場などで弁当や惣菜等が製造され、それらを配送先であるスーパー の店舗毎に仕分ける時、(a)方向に搬送されてきた商品は店舗Aへ、(c)方 向に搬送されてきた商品は店舗Bへと仕分けることが出来る。 又、第一ベルトコンベアA1の前段にウエイトチェッカーを配置し、(b)方 向はある一定の重量以上のもの、若しくは一定重量以下の商品は不良品(NG) とする、というように区別してもよい。 更に、金属探知機を第一ベルトコンベアA1の前段に設けて、商品中に存在す る金属が検知されたならば、その金属混入商品は(b)方向へ排出させるように してもよい。尚、(a)、(b)何れの分配方向を不良品(NG)、若しくは金 属混入商品の排出方向とするかは設定次第で、任意に設定することが出来る。
【0026】 本考案は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、その考案の要旨を 変えない限り変更可能である。 (a)第三ベルトコンベアA3にて第一ベルトコンベアA1の搬送方向と直交す る一方若しくは他方へ商品を分配し、第二ベルトコンベアA2で第一ベルトコン ベアA1の搬送方向と同じ方向に商品を搬送するようにしてもよい。 (b)本装置をPCと通信可能に接続し、該PCから商品ファイル等の必要なデ ータを受信して、商品の分配作業を行えるようにしてもよい。 (c)商品毎に商品分配方向を設定してもよい。 (d)上記した実施の形態は、第一、第二、第三の各コンベアをベルトコンベア で構成した形態について説明したが、各コンベアはベルトコンベアに限定されず 、ローラコンベアでもよいものである。その場合、ローラの間隔は出来るだけ狭 い方がよい。
【0027】
【考案の効果】
本考案の商品仕分け装置は請求項1記載の構成により、出没自在なコンベアを 用いることで、商品の底の形状に係わらず商品を所望の方向へ高速で分配するこ とが出来る。 そして、請求項2記載の構成により、商品が第一コンベアからベルトコンベア で構成された第二コンベアに乗り移る際にベルトが撓むため、第二コンベア上で 商品が受ける衝撃を緩和吸収できる。因って、段差がある乗り移りでも商品が損 傷するのを防止でき、安心して分配搬送することができる。 又、請求項3記載の構成により、第一コンベアの搬送路の途中に設けられた商 品検出センサに商品が検出されると、第三コンベアの出没動作がスタートするの で、第一コンベアから第三コンベアへの乗り移りをスムーズに行なわせることが できる。 更に請求項4記載の構成により、第二コンベアの搬送路外に別途第三コンベア の退避位置を設ける必要が無く、従って仕分け装置の設置スペースは狭くてよく 、スペースを有効活用することができる。 また、請求項5記載の構成により、定位置への移動停止を、コンベアに衝撃を 与えないで正確に行なうことが出来る。 更に又、請求項6記載の構成により、1台の仕分け装置で三方向へ商品を仕分 けることができるので、仕分け業務の効率を上げることが出来る。 また、請求項7記載の構成により、第三コンベアの没入時にも商品は第一コン ベアから第三コンベアを経て第二コンベアへ乗り移るので、商品がコンベアを乗 り移るときに受ける衝撃をより緩和することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る商品仕分け装置の実施の一例を示
す側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1の(3)−(3)線に沿える縦断側面図で
ある。
【図4】(a)は第一コンベアから第二コンベアへの分
配搬送を示す側面図、(b)は同平面図である。
【図5】第三コンベアが突出して、第一コンベアから第
三コンベアに乗り移る搬送状態を示す側面図である。
【図6】商品仕分け装置の他の実施例を示し、(a)は
第三コンベアの没入状態、(b)は第三コンベアの突出
状態を示す説明図である。
【図7】商品仕分け装置の電気的構成図である。
【図8】表示操作部の外観図である。
【符号の説明】
A…商品仕分け装置 A1…第一(ベル
ト)コンベア A2…第二(ベルト)コンベア A3…第三(ベル
ト)コンベア 2…駆動ローラ 3…従動ローラ 6…エアーシリンダ 7…商品検出セン
サ 9…減速センサ(閉位置) 10…減速センサ
(開位置)

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を搬送しながら分配する商品仕分け
    装置において、 商品を搬送する第一コンベアと、 前記第一コンベアの搬送方向に沿った下流側に配置した
    第二コンベアと、 前記第一コンベアと第二コンベアの上下方向の間に配置
    され、且つ前記第二コンベア上に出没移動自在である第
    三コンベアと、を備え、 第三コンベアが突出移動した時、商品は第一コンベアか
    ら第三コンベアへ乗り移り、第三コンベアの搬送方向へ
    商品を搬送し、第三コンベアが第二コンベアの搬送路外
    に移動位置した時、商品は第一コンベアから第二コンベ
    アへ乗り移り、第二コンベアの搬送方向に分配搬送され
    ることを特徴とする商品仕分け装置。
  2. 【請求項2】 上記第二コンベアがベルトコンベアであ
    り、ベルトが駆動ローラと従動ローラのみで支持されて
    おり、両ローラの間にはベルトを支持する部材が存在し
    ないことを特徴とする請求項1記載の商品仕分け装置。
  3. 【請求項3】 上記第三コンベアは、第一コンベアの搬
    送路側方に配置したセンサで商品が検出された時、突出
    を開始することを特徴とする請求項1記載の商品仕分け
    装置。
  4. 【請求項4】 上記第三コンベアの第二コンベアの搬送
    路外への移動は、該第一コンベアの直下に移動すること
    を特徴とする請求項1記載の商品仕分け装置。
  5. 【請求項5】 上記第三コンベアは、前記第二コンベア
    上に突出する時の速度が、定位置に到達する前に減速さ
    れることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記
    載の商品仕分け装置。
  6. 【請求項6】 上記第二コンベアの搬送方向が第一コン
    ベアの搬送方向に対して直交する方向で、第三コンベア
    の搬送方向は第一コンベアの搬送方向と同方向であり、
    商品の仕分けが、第二コンベアにおける正・逆回動方向
    の二方向と、第三コンベアの搬送方向の、計三つの方向
    に商品を分配することを特徴とする請求項1記載の商品
    仕分け装置。
  7. 【請求項7】 商品を搬送しながら分配する商品仕分け
    装置において、 商品を搬送する第一コンベアと、 前記第一コンベアの搬送方向下流側に配置した第二コン
    ベアと、 前記第一コンベアと前記第二コンベアの上下方向の間に
    配置され、前記第二コンベア上に出没自在である第三コ
    ンベアと、を備え、 第三コンベアが突出した時は、該第三コンベアは第二コ
    ンベア上に位置し、商品は第一コンベアから第三コンベ
    アへ乗り移り、第三コンベアの搬送方向へ商品を搬送
    し、 第三コンベアが第二コンベアの搬送路外に位置した時
    は、第三コンベアの一部が第一コンベアと第二コンベア
    との間に位置し、商品は第一コンベアから第三コンベ
    ア、更に第三コンベアから第二コンベアに乗り移り、第
    二コンベアの搬送方向に分配搬送されることを特徴とす
    る商品仕分け装置。
JP2002007246U 2002-11-14 2002-11-14 商品仕分け装置 Expired - Lifetime JP3094063U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009008123A1 (ja) * 2007-07-11 2009-01-15 Ishida Co., Ltd. 物品振分装置

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WO2009008123A1 (ja) * 2007-07-11 2009-01-15 Ishida Co., Ltd. 物品振分装置

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