JP2001047771A - 識別マーク付き印刷用紙、製本の乱丁検出方法及び乱丁検出装置 - Google Patents

識別マーク付き印刷用紙、製本の乱丁検出方法及び乱丁検出装置

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JP2001047771A
JP2001047771A JP11227410A JP22741099A JP2001047771A JP 2001047771 A JP2001047771 A JP 2001047771A JP 11227410 A JP11227410 A JP 11227410A JP 22741099 A JP22741099 A JP 22741099A JP 2001047771 A JP2001047771 A JP 2001047771A
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Katsuji Kojima
勝治 小島
Hideo Okamoto
秀雄 岡本
Shigeo Mochizuki
重雄 望月
Yoshitaka Murata
好隆 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製本時に乱丁があった場合に確実に、かつ容
易に乱丁を検出することができる識別マーク付き印刷用
紙、製本の乱丁検出方法及び乱丁検出装置を得ること。 【解決手段】 本発明の製本における乱丁検出方法は、
複数のページと折り畳み線H、V1,V2,V3に識別
マークMが印刷されている大判の用紙10を所定の順序
で山折り部分を形成して折り畳み、一つの折丁20を作
成し、これを複数個、積み重ねられた丁合折丁30の側
面にされした識別マークパターンを撮影し、その画像デ
ータを画像処理して、基準の識別マーク数、隣接する左
右上下の識別マークのピッチ、各識別マークの大きさ
(長さ及び幅)を比較演算する。その結果、一致しない
場合は、乱丁が発生しているものとして判定し、その丁
合折丁30を排除し、一致した場合は良品と判断して次
の裁断工程へ搬出する方法を採っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製本における乱丁
を確実に、かつ容易に検出できる識別マーク付き印刷用
紙、乱丁検出方法及び乱丁検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】先ず、図17乃至図19を用いて、従来
技術の製本における乱丁検出方法を説明する。図17は
複数のページが印刷されて折丁に折り畳まれる前の大判
の印刷用紙の平面図、図18は図17に示した印刷用紙
を所定の順序で折り畳んだ折丁の斜視図、そして図19
は図18に示した折丁を複数個の積み重ねた丁合折丁の
斜視図である。
【0003】一般に、本は複数個の折丁を積み重ねて構
成されている。前記折丁は、図17に示したような大判
の紙に複数のページが、図示の例の場合は8ページが所
定の順序に従って印刷された印刷用紙1を、折り畳み線
H、V1、V2、V3に沿って所定の順序で折り畳んだ
もので、図18にその折丁(1折り)2を示した。本を
作成するに当たっては、このように形成された複数種類
の折丁2を所定の順序で複数個積み重ねて、図19に示
したような丁合折丁3とし、この丁合折丁3の二点鎖線
Lに沿って裁断し、その二点鎖線Lの中央部が製本部分
4であって、装丁されて本になり、前記二点鎖線Lの外
側が切り落とされて廃棄される裁断部分5である。
【0004】このような製本においては、前記丁合折丁
3が所定の順序で順序よく積層されていなければならな
い。しかし、順序に従って積み重ねられなければならな
い折丁2が抜けたり、重複したり、その他、入れ替わ
り、上下左右の反転、或いは回転といったような形で、
いわゆる乱丁が生じる。従来、このような乱丁を検出す
るには、製本されたものを1冊づつページをめくって検
査が行われていた。しかし、ページの順番が入れ替わっ
たり、同じ部分が重複する乱丁は見落としが多く、問題
があった。このため、特開平06−143862「中綴
機の文字乱丁検知装置」などで公開されている発明で
は、丁合折丁3を形成する場合に、それぞれの折丁2の
裁断部(山折り部分とは反対側の自由端)の側面に位置
をずらして付されている識別マークを検出しながら、所
定の順序で積み重ねて、未然に乱丁の発生を防止する方
法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、順次折丁2を積み重ねる時に、落下して抜けが発生
する可能性が依然として残っており、そして丁合した状
態ではそれらの識別マークが隠れてしまい、目視では乱
丁を発見することができない。
【0006】本発明はこれらの課題を解決しようとする
ものであって、製本時に乱丁があった場合に確実に、か
つ容易に乱丁を検出することができる識別マーク付き印
刷用紙、製本の乱丁検出方法及び乱丁検出装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】それ故、請求項1に記載
の発明では、識別マーク付き印刷用紙を、大判の用紙に
所定の順序で複数のページを印刷し、所定の順序で折り
畳み線に沿い山折り部分を形成して折り畳まれて一つの
折丁を作成し、そのような折丁を複数個、積み重ねられ
て形成された丁合折丁の一側面に所定の識別マークパタ
ーンを示現できるように、前記複数個の各折丁の所定の
山折り部分に所定の長さと幅の識別マークを付して作成
し、前記課題を解決している。また、請求項2に記載の
発明では、識別マーク付き印刷用紙を、請求項1に記載
の識別マーク付き印刷用紙における前記識別マークパタ
ーンを少なくとも1本の階段状の傾斜ラインを形成する
ように、前記各折丁の所定の山折り部分に前記識別マー
クを付して作成して、前記課題を解決している。そして
また、請求項3に記載の発明では、識別マーク付き印刷
用紙を、請求項1に記載の識別マーク付き印刷用紙にお
ける前記識別マークパターンを右或いは左下がりの階段
状の傾斜ラインとその先端部から左或いは右下がりの階
段状の傾斜ラインとからなる楔状のラインを形成するよ
うに、前記各折丁の所定の山折り部分に前記識別マーク
を付して作成し、前記課題を解決している。更にまた、
請求項4に記載の発明では、識別マーク付き印刷用紙
を、請求項1乃至請求項3に記載の識別マーク付き印刷
用紙における前記識別マークパターンを前記丁合折丁の
前記一側面の長さのほぼ中央部までの片面にのみ形成さ
れるように、前記各折丁の所定の山折り部分に前記識別
マークを付して作成し、前記課題を解決している。そし
て更にまた、請求項5に記載の発明では、識別マーク付
き印刷用紙を、請求項1乃至請求項4に記載の識別マー
ク付き印刷用紙における前記識別マークパターンを前記
丁合折丁の前記一側面の幅のほぼ中央部までの上面また
は下面にのみ形成されるように、前記各折丁の所定の山
折り部分に前記識別マークを付して作成し、前記課題を
解決している。そして更にまた、請求項6に記載の発明
では、識別マーク付き印刷用紙を、大判の用紙に所定の
順序で複数のページが印刷され、所定の順序で折り畳み
線から少々ずれた線に沿い山折り部分を突出させて形成
して折り畳まれて一つの折丁を作成し、そのような折丁
を複数個、積み重ねて形成された丁合折丁の一側面に所
定の識別マークパターンを示現できるように、前記複数
個の各折丁の前記突出した山折り部分の露出面に所定の
長さと幅の識別マークを付して、前記課題を解決してい
る。そして更にまた、請求項7に記載の発明では、識別
マーク付き印刷用紙を、請求項2乃至請求項6に記載の
識別マーク付き印刷用紙における前記丁合折丁の一側面
に形成される識別マークパターンが複数列で構成される
場合は、一方の列に配列されている前記各識別マークの
間に、他方の列に配列される前記各識別マークが位置し
て配列するように、前記各折丁の所定の山折り部分に前
記識別マークを付して、前記課題を解決している。そし
て更にまた、請求項8に記載の発明の製本における乱丁
検出方法では、請求項1乃至請求項7に記載の何れかの
前記丁合折丁に一側面に示現されている何れかの前記識
別マークパターンを構成する識別マークの数、隣接する
識別マークの左右上下のピッチ、識別マークの幅の寸法
を検出して基準のそれらの寸法と比較し、その比較検出
データから前記丁合折丁における乱丁の有無を検出する
方法を採って、前記課題を解決している。そして更にま
た、請求項9に記載の発明では、製本における乱丁検出
装置を、請求項1乃至請求項7に記載の何れかの前記丁
合折丁を乱丁検出部に搬送する搬送装置と、その搬送装
置に載置されている前記丁合折丁の識別マークパターン
が示現されている一側面に対面して配設されている画像
撮影装置と、前記丁合折丁の識別マークパターンが示現
されている前記一側面を照明する照明装置と、前記画像
撮影装置の出力側に接続されているデータ処理装置と、
そのデータ処理装置の出力側に接続されている出力装置
とから構成して、前記課題を解決している。そして更に
また、請求項10に記載の発明では、請求項9に記載の
製本における乱丁検出装置における前記搬送装置を、前
記丁合折丁のページ面を載置し、前記丁合折丁の識別マ
ークパターンが示現している前記一側面を斜め上方に向
ける傾斜載置面とその傾斜載置面に垂直に形成され、前
記丁合折丁の識別マークパターンが形成されている前記
一側面とは反対側の側面を支持する下部ガイド面とから
構成して、前記課題を解決している。そして更にまた、
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の製本
における乱丁検出装置における前記搬送装置の前記下部
ガイド面を、前記傾斜載置面と垂直状態を保ちながら前
記画像撮影装置の方向に伸縮できる構造で構成して、前
記課題を解決している。
【0008】従って、請求項1に記載の発明によれば、
丁合折丁の一側面に所定の識別マークパターンを示現で
きるので、目視による検出でも、自動検出でも、確実
に、かつ容易に乱丁を検出することができる。また、請
求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効
果に加えて、目視による検出でも、自動検出でも、より
一層確実に、かつ容易に乱丁を検出することができる。
そしてまた、請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の作用効果に加えて、多数の折丁が積み重ねられ
た丁合折丁における乱丁の検出を行う場合に、より効果
的に乱丁を検出することができる。更にまた、請求項4
に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3に記載の
作用効果に加えて、丁合折丁全体が、或いはその一部分
折丁が上下に積み重ねられた場合に、そのような乱丁を
確実に検出することができる。そして更にまた、請求項
5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3に記載
の作用効果に加えて、請求項4に記載の発明と同様な作
用効果が得られる。そして更にまた、請求項6に記載の
発明によれば、各識別マークを一層明瞭に示現できるた
め、多数の折丁が積み重ねられた丁合折丁における乱丁
の検出を行う場合に、より一層確実に乱丁を検出するこ
とができる。そして更にまた、請求項7に記載の発明に
よれば、請求項1乃至請求項6に記載の作用効果に加え
て、より一層検出し易くなり、そして自動検出を行う場
合には、より一層誤判定を防止することができる。そし
て更にまた、請求項8に記載の発明によれば、乱丁の検
出精度を高めることができる。そして更にまた、請求項
9に記載の発明によれば、前記丁合折丁の一側面に示現
している識別マークパターンが如何なるパターンであっ
ても、乱丁を確実に、そして自動的に検出することがで
きる。そして更にまた、請求項10に記載の発明によれ
ば、請求項9に記載の作用効果に加えて、前記丁合折丁
を少なくとも乱丁検出部において揃えることができる。
そして更にまた、請求項11に記載の発明によれば、請
求項10に記載の作用効果に加えて、載置された丁合折
丁のサイズに関係なく、その丁合折丁の識別マークパタ
ーンが示現している前記側面と前記画像撮影装置との間
隔を変更することなく前記識別マークパターンを認識で
き、乱丁を検出することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態の
識別マーク付き印刷用紙、製本の乱丁検出方法及び乱丁
検出装置を、図1乃至図16を用いて説明する。図1は
本発明の第1実施形態の識別マーク付き印刷用紙の平面
図、図2は図1に示した識別マーク付き印刷用紙を所定
の順序で折り畳んだ折丁の斜視図、図3は図2に示した
折丁を複数個積み重ねた丁合折丁の斜視図、図4は図2
の矢印Bで示した部分の拡大斜視図、図5は図3に示し
た丁合折丁の識別マークパターンが示現されている側面
の一部拡大図、図6は図5に示した識別マークパターン
の改良型識別マークパターンの一部拡大図、図7は図2
に示した折丁が2個積み重ねられた場合に示現する識別
マークの状態を示す丁合折丁の一部拡大斜視図、図8は
本発明の第3実施形態の識別マーク付き印刷用紙を折り
畳んで積み重ねた丁合折丁の斜視図、図9は本発明の第
4実施形態の識別マーク付き印刷用紙を折り畳んで積み
重ねた丁合折丁の斜視図、図10は図9に示した丁合折
丁の識別マークパターンが示現されている側面の一部拡
大図、図11は本発明の第5実施形態の識別マーク付き
印刷用紙を折り畳んで積み重ねた丁合折丁の斜視図、図
12は本発明の第6実施形態の識別マーク付き印刷用紙
を折り畳んだ折丁の一部拡大斜視図、図13は図12に
示した折丁を複数個積み重ねた丁合折丁の一部拡大斜視
図、図14は本発明の製本における乱丁検出装置の構成
を示す略線図、図15は図14に組み込まれている画像
撮影装置の画枠と識別マークパターンとの位置関係を示
す平面図、そして図16は図14に示した画像撮影装置
の動作フローチャートである。
【0010】先ず、図1乃至図7を用いて本発明の第1
実施形態の識別マーク付き印刷用紙を説明する。図1に
おいて、符号10は本発明の第1実施形態の識別マーク
付き印刷用紙を指す。この識別マーク付き印刷用紙10
も、従来技術の印刷用紙1と同様に、大判の用紙に複数
のページが、図示の例の場合は8ページが所定の順序に
従って印刷されており、その短辺の中央部に1本の水平
な折り畳み線Hが、そして長辺の4等分箇所に3本の垂
直な折り畳み線V1、V2、V3が付されている。そし
て、図示の例では、折り畳み線Hの右端部分に識別マー
クM1が印刷されている。このような識別マーク付き印
刷用紙10を、前記識別マークM1の位置から所定の間
隔を開けて、製本しようとする本のページ数に応じた枚
数の印刷用紙に、順次、識別マークM2・・・Mnを印
刷して作成する。図1に白抜きマークで示した識別マー
クM2、M3、M4・・は別の印刷用紙に印刷されるそ
れぞれの識別マークであって、それぞれ識別マークの位
置を明瞭に示すために、便宜上、第1枚目の識別マーク
付き印刷用紙10の紙面に記したものである。
【0011】このようにして必要枚数作成された識別マ
ーク付き印刷用紙10は、次に、前記折り畳み線V2を
中心にして折り畳み、次に、折り畳み線Hを中心にして
折り畳む。そうすると、図2及び図4に示したように、
山折り部分に識別マークM1が露出した状態の第1番目
の折丁20Aが得られる。以下、同様に識別マークM
2、M3・・・Mnが印刷された識別マーク付き印刷用
紙を折り畳むと、前記識別マークM2、M4・・・Mn
が山折り部分に露出した第2,第3・・・第n番目の折
丁20B、20C・・・20Nが得られる。2点鎖線L
は裁断線を指す。
【0012】次に、これらの折丁20A、20B、・・
・20Nを所定の順序で積み重ねると、図3に示したよ
うな中綴の丁合折丁30Aが得られる。即ち、積み重ね
が所定の正しい順序で行われている場合には、図5また
は図6にも示したように、この丁合折丁30Aの長辺の
側面に、前記各識別マークM1、M2・・・Mnが左右
上下に所定のピッチで、図示の例では、斜め下方向に階
段状に配列された識別マークパターンとして示現する。
【0013】このように識別マークM1、M2・・・M
nが整列した識別マークパターンは目視でも一目で視認
できるので、次の裁断工程に送ることができる。もし、
図7に示したように、同一の折丁が2個、例えば、折丁
20Aが2個、重複して積み重ねられた場合には、識別
マークM1が上下に重なって明瞭に現れるので、これも
目視で検出することができ、後記の乱丁検出装置40で
も自動的に確実に検出することができる。
【0014】本を製本するに当たっては、この丁合折丁
30Aの二点鎖線Lに沿って裁断し、裁断工程で、前記
2点鎖線に沿って裁断される。その2点鎖線Lの中央部
が製本部分4となり、装丁されて本になり、前記2点鎖
線Lの外側が裁断部分5であって、切り落とされ、廃棄
される。従って、前記側面に示現した識別マークパター
ンは製品の本には残らない。
【0015】図5に示した識別マークパターンは、例え
ば、識別マークM1の後端部と次の識別マークM2の先
端部とが、僅かであるが、重複した状態で配列されるよ
うに、前記各識別マーク付き印刷用紙10を作成したも
のであるが、このような識別マークMの付け方は、各折
丁20A、20B、・・・20Nの厚さが比較的厚い場
合は、前記のように容易に視認することができるが、用
紙が非常に薄くて各折丁20A、20B、・・・20N
の厚さが非常に薄くなると、これらの折丁20A、20
B、・・・20Nを丁合した場合に、あたかも1本の斜
めの直線の様に示現するので、特に乱丁の自動検出の場
合には、乱丁を検出し場合があることも考えられる。従
って、乱丁が発生した場合には、その乱丁をより確実に
検出できるように、図6に示したように、識別マークM
1の後端部と次の識別マークM2の先端部との間に所定
の長さの間隔を開けて階段状に配列される識別マークパ
ターンが示現されるように、前記各識別マーク付き印刷
用紙10を製作するとよい。このように配列することに
より、それぞれの識別マークM1、M2・・・Mnの大
きさ、左右上下のピッチが明瞭になり、乱丁が発生した
場合に、その乱丁を確実に検出することができる。
【0016】更にまた、図示の例では、各折丁20A、
20B、・・・20Nの各識別マークM1、M2・・・
Mnを長辺の長さの半ば迄の範囲内に止まるように印刷
されているため、前記識別マークM1、M2・・・Mn
は丁合折丁30Aの長辺Aの半ばA/2迄の範囲内に納
まるように示現している。このように、識別マークパタ
ーンの示現する範囲を限定して集中しておけば、丁合折
丁30Aの中に上下が逆さまになって丁合されている折
丁があれば、乱丁の発生が明瞭に判り、その乱丁を直ち
に検出することができる。
【0017】そして更にまた、図15に示したように、
識別マークパターンを丁合折丁30の長辺の側面の長手
方向における中央部までに集中して示現させるだけでな
く、その側面の厚み方向における中間部迄の上側或いは
下側(図示の例では上側)に集中して示現させれば、丁
合折丁30の中に上下が逆さまになって丁合されている
折丁があれば、より一層、その乱丁の発生が明瞭に判
り、その乱丁を直ちに検出することができる。なお、こ
の図に示されている識別マークパターンは楔形をしてい
るが、この楔形識別マークパターンの詳細については、
図9及び図10を用いて後記する。
【0018】次に、図8乃至図13を参照しながら、本
発明の他の実施形態の識別マーク付き印刷用紙を説明す
る。先ず、図8に示した丁合折丁30Bであるが、この
丁合折丁30Bの側面に示現されている識別マークパタ
ーンは、図6に示したような階段状の傾斜ラインを形成
する識別マークパターンが2本、互いに平行に示現され
ている例である。このような丁合折丁30Bを作成する
には、識別マーク付き印刷用紙の折り畳み線Hの部分に
識別マークM1、M2・・・Mnを印刷し、それらを前
記の要領で折り畳んで折丁20A、20B、・・・20
Nを作成すると、所定の山折り部分に識別マークM1、
M2・・・Mnが露出し、これらを所定の順序で順次丁
合することにより、その側面に複数本の前記識別マーク
パターンを示現させることができる。このような識別マ
ークパターンはページ数が多く、厚みの厚い本を製本す
る場合に有効で、前記の識別マークパターンと同様に、
乱丁が発生した場合に、その乱丁を一層容易に検出する
ことができる。
【0019】また、図9に示したように、ページ数が多
く、本が厚くなるなどの場合には、丁合折丁30Cの長
辺の側面に楔状のラインを形成して識別マークパターン
を示現するように、前記各識別マーク付き印刷用紙10
を作成するとよい。即ち、この識別マークパターンは、
右或いは左下がりの階段状の傾斜ラインと、その先端部
から左或いは右下がりの階段状の傾斜ラインとからな
り、各識別マーク付き印刷用紙10の折り畳み線Hの線
上にそれぞれ所定の長さと幅の識別マークM1、M2・
・・Mnを所定の間隔を開けて印刷しておく。図9に図
示の実施形態では識別マークM1、M2・・・Mmまで
は、左下がりの階段状の傾斜ラインを形成するように各
識別マーク付き印刷用紙10に印刷し、その最後の折丁
20Mの前記識別マークMmで折り返したように右下が
りの階段状の傾斜ラインを形成するように識別マークM
m+1・・・Mnを各識別マーク付き印刷用紙10に印
刷する。そしてこれらの各識別マーク付き印刷用紙10
を前記のように所定の順序で折り畳んで折丁20A、2
0B、・・・20Nを作成すれば、各折丁の所定の山折
り部分に識別マークMを露出させることができ、次に、
これら各折丁20A、20B、・・・20Nを所定の順
序で丁合することによって、前記のような楔形の識別マ
ークパターンが示現した丁合折丁30Cを作成すること
ができる。
【0020】この楔形識別マークパターンを示現させる
場合に、図10に示したように、各識別マークM1、M
2・・・Mnの間隔を十分広く開け、上側のラインに配
列されている識別マークM1、M2・・・Mnのそれぞ
れの間に、下側のラインに配列されているそれぞれの識
別マークMm+1・・・Mnを介在するように位相をず
らして配列させられるように各識別マーク付き印刷用紙
10に印刷すれば、前記のような楔形識別マークパター
ンを示現することができる。
【0021】このように上側のライン上の各識別マーク
の間に下側のライン上の各識別マークを介在させられる
ように位相をずらせて識別マークを付しておくと、上下
に配列されている各識別マークが互いに重ならないた
め、乱丁が発生した場合には、その乱丁を検出し易くな
るという利点がある。
【0022】前記各種の識別マークパターンは丁合折丁
の長辺の側面に示現されるように、各識別マーク付き印
刷用紙に各識別マークを印刷すると記したが、識別マー
クパターンを示現させる丁合折丁の側面は長辺のみなら
ず、図11に示した丁合折丁30Dのように、その短辺
に示現するように各識別マーク付き印刷用紙に各識別マ
ークを印刷してもよいことを付言しておく。
【0023】次に、図12及び図13を用いて、第4実
施形態の丁合折丁30Eを説明する。先ず、図12に示
した折丁20であるが、この折丁20を作成するには、
図1に示した大判の識別マーク付き印刷用紙10を所定
の順序で折り畳み線に沿って折り畳み、最後に折る位置
を少々ずらすことにより、識別マークが付された山折り
部分を少々突出させることができる。このように折り畳
まれて一つの折丁が作成され、そのような折丁が複数個
20A、20B・・・積み重ねると、丁合折丁30Eが
得られる。このように形成された丁合折丁30Eの一側
面には各識別マーク付き印刷用紙に印刷されている各識
別マークM1、M2・・・が前記のような所定の識別マ
ークパターンを描いて示現させることができ、しかも、
それらの識別マークを各折丁20A、20B・・・の前
記突出した山折り部分の露出面に殆ど露呈した状態で現
すことができる。従って、この実施形態のの丁合折丁3
0Eであれば、乱丁があった場合に、その乱丁を目視で
も明瞭に判別することができ、乱丁を確実に検出するこ
とができる。
【0024】次に、図14乃至図16を用いて、前記各
種の丁合折丁30の乱丁の有無を検出するための乱丁検
出装置を説明する。この乱丁検出装置40は、搬送装置
41、画像撮影装置42、照明装置43、データ処理装
置44、出力装置45、位置決めセンサ46などとから
構成されている。
【0025】前記搬送装置41は、例えば、ベルトコン
ベアからなり、前記いずれかの丁合折丁30を乱丁検出
部へ搬送する装置である。そして、この搬送装置41
は、少なくとも乱丁検出部において、搬送している丁合
折丁30を、その識別マークパターンが示現している側
面を斜め上方を向くように傾斜させる機構を備えてい
る。そのため搬送装置41には、前記のように斜め上方
に向くように、その平面部を支持する傾斜載置面411
と、この傾斜載置面411に対して垂直で、載置されて
いる丁合折丁30の前記側面とは反対側の側面を支持す
る下部ガイド面412とから構成されている。このよに
構成しておけば、丁合折丁30を構成しているそれぞれ
の折丁を下部ガイド面412を基に揃えて支持すること
ができる。そして、この下部ガイド面412は矢印Xの
方向に伸縮できる構造で構成されている。これは、搬送
される丁合折丁30のサイズ、例えば、A4,A5、A
6など、或いはB4、B5、B6などの大きさによって
伸縮し、画像撮影装置42と丁合折丁30の識別マーク
パターンが示現されている側面との距離Dが常に一定に
なるように支持支持しようとするものである。
【0026】前記画像撮影装置42は、例えば、CCD
カメラで構成されており、丁合折丁30の識別マークパ
ターンが示現している側面に対面して配設されている。
【0027】また、前記照明装置43は、前記画像撮影
装置42の光軸421を中心にして配設されたリング状
照明具431と、このリング状照明具431の上下に配
設された平面状或いは線状照明具432,433とから
構成されていて、このよな照明装置43で前記側面に、
各折丁20A、20B、・・・20Nの山折り部分の陰
影が出ないように照明する。
【0028】前記データ処理装置44は前記画像撮影装
置42の出力側に接続されており、そして記憶装置が内
蔵されている。この記憶装置には、検査しようとする前
記識別マークパターン中に含まれている識別マークの
数、各識別マーク間のピッチ、各識別マークの大きさの
少なくとも2検査要素を予め記憶しておく。前記画像撮
影装置42で撮影した映像データはこのデータ処理装置
44内に送信され、その映像データ中の前記識別マーク
パターン中に含まれている識別マークの数、各識別マー
ク間のピッチ、各識別マークの大きさの少なくとも2検
査要素を、前記記憶装置に記憶されている基準の検査要
素と比較し、その結果によって、そのデータ処理装置4
4の出力側に接続されている前記出力装置45を介して
乱丁検出装置40の動作を制御する。
【0029】もし、丁合折丁30に乱丁が存在している
と、出力装置45から出力された制御信号でベルトコン
ベアを停止させたり、その乱丁のある丁合折丁30を搬
送ラインから排出したり、警報ランプを点灯させたり、
或いは警報音を発し、作業者に報知する。
【0030】また、前記位置決めセンサ46は乱丁検出
部の所定の位置に配設されていて、搬送装置41によっ
て乱丁検出部に搬送されてきた丁合折丁30の所定部分
を検出して位置決めする機能を備えている。
【0031】前記画像撮影装置42の焦点と丁合折丁3
0の楔形識別マークパターンが示現されている側面との
間隔Dは、例えば、165mmであり、画像撮影装置4
2の光軸421と搬送装置41の傾斜角度θは、20度
であり、画像撮影装置42の画像処理枠の長辺の長さ
は、丁合折丁30の側面の右端から20mm内側に入っ
たところから始まって40mm内側の範囲内をカバーし
ている。また、楔形識別マークパターンは側面の右端か
ら25mm内側に入った位置から30mmの範囲内に納
まるように形成されていて、前記枠内に納まる大きさで
ある。なお、識別マークの数は15個とした。
【0032】次に、図15及び図16を用いて、前記乱
丁検出装置40の動作を説明する。先ず、検査しようと
する丁合折丁30を搬送装置41の傾斜載置面411及
び下部ガイド面412に載置して識別マークパターンが
示現している側面を揃え、搬送装置41を作動させて
(ステップST1)、乱丁検出部に搬送する。
【0033】乱丁検出部の所定の位置に前記位置決めセ
ンサ46が配設されているので、図15に示したよう
に、位置決めセンサ46の位置(矢印部分)に丁合折丁
30の右端が到達した瞬間に位置決めセンサ46が作動
し(ステップST2)、搬送装置41が停止し、丁合折
丁30を静止させる。
【0034】この状態で、画像撮影装置42は前記楔形
識別マークパターンの全てを取り込むことができる(ス
テップST3)。符号422は画像撮影装置42の画像
処理の枠を指す。画像撮影装置42が撮影した画像デー
タは次のデータ処理装置44に送られ、取り込んだ楔形
識別マークパターン中に含まれる識別マークの数、左右
上下の識別マークのピッチ、及び各識別マークの大きさ
が、内蔵の記憶装置に予め記憶されているそれらの基準
値を比較演算される(ステップST4)。
【0035】識別マーク数が一致し(ステップST
5)、識別マークのピッチが一致し(ステップST
6)、そして識別マークの大きさが一致すると(ステッ
プST7)、その丁合折丁30には乱丁が発生していな
いと判定され、次工程の裁断工程へ搬出される。識別マ
ーク数が一致しないか(ステップST5)、識別マーク
のピッチが一致しないか(ステップST6)、或いは識
別マークの大きさが一致しないと(ステップST7)、
その丁合折丁30には乱丁が発生していると判定され、
この乱丁検出部から排除される。
【0036】このよにして、乱丁検出装置40は丁合折
丁30に乱丁が生じているか否かを確実に検出すること
ができる。前記の実施形態では、検査要素として識別マ
ークの数、識別マークのピッチ、識別マークの大きさを
全て採り上げたが、丁合折丁30を構成している個々の
折丁の厚みが厚く、かつ個々の識別マークが図13に示
したように突出した山折り部分の露出面に多く露出して
いるような丁合折丁であれば、どれか一つの検査要素を
除くこともできる。また、前記識別マークのピッチは隣
接する識別マークの左右のピッチ、或いは隣接する識別
マークの上下のピッチだけを比較演算するだけでもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
丁合折丁に示現されている識別マークパターンの視認性
が極めて良く、効果的であり、目視でも乱丁の有無を簡
単に見分けられる他、乱丁検出装置を使用した場合で
も、簡単な構成で、しかも簡単な検査で確実に乱丁を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の識別マーク付き印刷
用紙の平面図である。
【図2】 図1に示した識別マーク付き印刷用紙を所定
の順序で折り畳んだ折丁の斜視図である。
【図3】 図2に示した折丁を複数個積み重ねた丁合折
丁の斜視図である。
【図4】 図2の矢印Bで示した部分の拡大斜視図であ
る。
【図5】 図3に示した丁合折丁の識別マークパターン
が示現されている側面の一部拡大図である。
【図6】 図5に示した識別マークパターンの改良型識
別マークパターンの一部拡大図である。
【図7】 図2に示した折丁が2個積み重ねられた場合
に示現する識別マークの状態を示す丁合折丁の一部拡大
斜視図である。
【図8】 本発明の第3実施形態の識別マーク付き印刷
用紙を折り畳んで積み重ねた丁合折丁の斜視図である。
【図9】 本発明の第4実施形態の識別マーク付き印刷
用紙を折り畳んで積み重ねた丁合折丁の斜視図である。
【図10】 図9に示した丁合折丁の識別マークパター
ンが示現されている側面の一部拡大図である。
【図11】 本発明の第5実施形態の識別マーク付き印
刷用紙を折り畳んで積み重ねた丁合折丁の斜視図であ
る。
【図12】 本発明の第6実施形態の識別マーク付き印
刷用紙を折り畳んだ折丁の一部拡大斜視図である。
【図13】 図12に示した折丁を複数個積み重ねた丁
合折丁の一部拡大斜視図である。
【図14】 本発明の製本における乱丁検出装置の構成
を示す略線図である。
【図15】 図14に組み込まれている画像撮影装置の
画枠と識別マークパターンとの位置関係を示す平面図で
ある。
【図16】 図14に示した画像撮影装置の動作フロー
チャートである。
【図17】 複数のページが印刷されて折丁に折り畳ま
れる前の大判の印刷用紙の平面図である。
【図18】 図17に示した印刷用紙を所定の順序で折
り畳んだ折丁の斜視図である。
【図19】 図18に示した折丁を複数個の積み重ねた
丁合折丁の斜視図である。
【符号の説明】
10…本発明の一実施形態の識別マーク付き印刷用紙、
20,20A,20B…折丁、30,30A,30B,
30C,30D,30E…丁合折丁、40…本発明の実
施形態の製本における乱丁検出装置、41…搬送装置、
411…傾斜載置面、412…下部ガイド面、42…画
像撮影装置、43…照明装置、431…リング状照明
具、432,433…平面状或いは線状照明具、44…
データ処理装置、45…出力装置、46…位置決めセン
サ、識別マークM1,M2・・・Mn…識別マーク、
H,V1,V2,V3…折り畳み線、L…裁断ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 重雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 村田 好隆 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 3F108 AA01 AB01 AC10 BA03 BB31 EA14 EA17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大判の用紙に所定の順序で複数のページ
    が印刷され、所定の順序で折り畳み線に沿い山折り部分
    を形成して折り畳まれて一つの折丁が作成され、そのよ
    うな折丁が複数個、積み重ねられて形成された丁合折丁
    の一側面に所定の識別マークパターンが示現できるよう
    に、前記複数個の各折丁の所定の山折り部分に所定の長
    さと幅の識別マークが付されていることを特徴とする識
    別マーク付き印刷用紙。
  2. 【請求項2】 前記識別マークパターンが少なくとも1
    本の階段状の傾斜ラインを形成するように、前記各折丁
    の所定の山折り部分に前記識別マークが付されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の識別マーク付き印刷用
    紙。
  3. 【請求項3】 前記識別マークパターンが右或いは左下
    がりの階段状の傾斜ラインとその先端部から左或いは右
    下がりの階段状の傾斜ラインとからなる楔状のラインを
    形成するように、前記各折丁の所定の山折り部分に前記
    識別マークが付されていることを特徴とする請求項1に
    記載の識別マーク付き印刷用紙。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の識別マー
    クパターンが前記丁合折丁の前記一側面の長さのほぼ中
    央部までの片面にのみ形成されるように、前記各折丁の
    所定の山折り部分に前記識別マークが付されていること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の識別マーク
    付き印刷用紙。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の識別マー
    クパターンが前記丁合折丁の前記一側面の幅のほぼ中央
    部までの上面または下面にのみ形成されるように、前記
    各折丁の所定の山折り部分に前記識別マークが付されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の識
    別マーク付き印刷用紙。
  6. 【請求項6】 大判の用紙に所定の順序で複数のページ
    が印刷され、所定の順序で折り畳み線から少々ずれた線
    に沿い山折り部分を突出させて形成して折り畳まれて一
    つの折丁が作成され、そのような折丁が複数個、積み重
    ねられて形成された丁合折丁の一側面に所定の識別マー
    クパターンが示現できるように、前記複数個の各折丁の
    前記突出した山折り部分の露出面に所定の長さと幅の識
    別マークが付されていることを特徴とする識別マーク付
    き印刷用紙。
  7. 【請求項7】 前記丁合折丁の一側面に形成される識別
    マークパターンが複数列で構成される場合は、一方の列
    に配列されている前記各識別マークの間に、他方の列に
    配列される前記各識別マークが位置して配列するよう
    に、前記各折丁の所定の山折り部分に前記識別マークが
    付されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6に
    記載の識別マーク付き印刷用紙。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7に記載の何れかの
    前記丁合折丁に一側面に示現されている何れかの前記識
    別マークパターンを構成する識別マークの数、隣接する
    識別マークの左右上下のピッチ、識別マークの幅の寸法
    を検出して基準のそれらの寸法と比較し、その比較検出
    データから前記丁合折丁における乱丁の有無を検出する
    ことを特徴とする製本における乱丁検出方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7に記載の何れかの
    前記丁合折丁を乱丁検出部に搬送する搬送装置と、 該搬送装置に載置されている前記丁合折丁の識別マーク
    パターンが示現されている一側面に対面して配設されて
    いる画像撮影装置と、 前記丁合折丁の識別マークパターンが示現されている前
    記一側面を照明する照明装置と、 前記画像撮影装置の出力側に接続されているデータ処理
    装置と、 該データ処理装置の出力側に接続されている出力装置と
    から構成されていることを特徴とする製本における乱丁
    検出装置。
  10. 【請求項10】 前記搬送装置が前記丁合折丁のページ
    面を載置し、前記丁合折丁の識別マークパターンが示現
    している前記一側面を斜め上方に向ける傾斜載置面と該
    傾斜載置面に垂直に形成され、前記丁合折丁の識別マー
    クパターンが形成されている前記一側面とは反対側の側
    面を支持する下部ガイド面とから構成されていることを
    特徴とする請求項9に記載の製本における乱丁検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記搬送装置の前記下部ガイド面が前
    記傾斜載置面と垂直状態を保ちながら前記画像撮影装置
    の方向に伸縮できる構造で構成されていることを特徴と
    する請求項10に記載の製本における乱丁検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076303A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Noritsu Koki Co Ltd アルバム画像プリント装置、及びアルバム画像プリント方法
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CN114103514A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 王凯 一种能提高胶装质量的高质量在线监测书刊生产工艺

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