JP3513364B2 - 基準画像取得方法、乱丁検査装置および乱丁検査方法 - Google Patents

基準画像取得方法、乱丁検査装置および乱丁検査方法

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JP3513364B2 JP21101597A JP21101597A JP3513364B2 JP 3513364 B2 JP3513364 B2 JP 3513364B2 JP 21101597 A JP21101597 A JP 21101597A JP 21101597 A JP21101597 A JP 21101597A JP 3513364 B2 JP3513364 B2 JP 3513364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り丁した印刷
物を丁合する際に乱丁検査の基準となる基準画像を取得
する基準画像取得方法および基準画像取得装置とその基
準画像を利用した乱丁検査方法および乱丁検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の製本機では、まず、印刷機によっ
て1折,2折,3折…といった各折り丁印刷物が個別に
印刷され、その後、各折り丁が順番に重ね合わされて一
冊分の印刷物が得られる。そして、ステープル処理等と
いった結束処理が実行されて、一冊の本が製造される。
【0003】このような製本処理において、各折り丁の
重ね合わせの順番が狂ったり、同じ番号の折り丁が重複
して重ねられたりすると、乱丁が発生する。これに対
し、かかる乱丁の発生を防止する装置として、従来、複
数個のフォトセンサで印刷物の濃度を測定し、測定した
各点の濃度を予め登録した基準値と比較することによ
り、その印刷物が決められたものと同一であるか否かを
判定するようにしたものがある。
【0004】ところが、この装置では、フォトセンサが
印刷物の非常に狭い領域を検知するので、印刷物がフォ
トセンサに対する所定の測定位置から少しでもずれる
と、濃度測定に大きな誤差を生じて、同一印刷物でも乱
丁と誤判定したり、あるいは異なった印刷物を同一印刷
物と誤判定したりすることがあった。
【0005】また、乱丁の発生を防止する他の従来装置
として、折り丁の背中部分であって各折ごとに異なった
位置マークを印刷し、それらのマークを各折専用のセン
サで読み取り、マークがあれば正常と判定し、マークが
なければ乱丁と判定するものがある。
【0006】しかしながら、この装置では、マークセン
サの検知領域が非常に狭いので、印刷物に位置ずれが生
じるときに正確な判定ができなかった。また、折り不良
によりマークが背中部分に正確に形成されない場合、正
確な乱丁判定ができなかった。
【0007】一方、これに対し印刷物の撮像画像から検
査用の基準画像を生成し、これを検査対象の印刷物の撮
像画像と比較して乱丁検査を行うものが提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の乱丁検査方法では、撮像により取込んだ画像の固
定領域から基準画像を切り出して用いるため、これが乱
丁検査には不適格な基準画像となる場合があり、このた
め検査性能の信頼性を欠如するという課題があった。
【0009】また、製本丁合機の各駒ごとに設定した基
準画像どうしが類似した場合には、同様に検査性能の劣
化を免れ得ず、また、回転ドラムによって丁合機方向へ
折り丁が引き出されるとき、折り丁である印刷物の取得
画像が回転し、基準画像との比較が正規の状態で行え
ず、結果的に乱丁判定の信頼性が低下するという課題が
あった。
【0010】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、乱丁検査に最適な基準画像を得ることがで
き、かつ隣接する駒間での基準画像の類似を回避して、
乱丁発生をより確実に防止できるとともに、検査対象画
像が回転した場合でも、その回転を補償して、正規の乱
丁検査を実施できる基準画像取得方法,基準画像取得装
置,乱丁検査方法および乱丁検査装置を得ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決すべくなされたもので、折り丁した印刷物を複数の
撮像手段により、各駒ごとに撮像し、撮像位置をずらせ
ながら撮像エリア内で一定周期のタイミングで取り込ん
だ各画像の自己相関関数を求め、得られた自己相関関数
にもとづく最大相関時の前記画像を乱丁検査用の基準画
像とし、特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られ
た前記各基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相
関値が設定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画
像をとり直すことにより、前記隣接する駒の基準画像と
の相互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の
駒の基準画像とすることを特徴とする基準画像取得方法
である。
【0012】また本発明は、上述の基準画像取得方法に
おいて、前記特定の駒の基準画像をとり直しても、前記
相互相関値が設定レベル以下とならない場合には、前記
隣接する駒の基準画像をとり直し、前記特定の駒の基準
画像との相互相関値を前記設定レベル以下にして、前記
特定の駒の基準画像とすることを特徴とする。
【0013】また本発明は、製本丁合機の各駒ごとに、
折り丁した印刷物を撮像する複数の撮像手段と、該撮像
手段で撮像位置をずらせながら撮像エリア内で一定周期
のタイミングで取り込んだ各画像の自己相関関数を求
め、得られた自己相関関数にもとづく最大相関時の前記
画像を乱丁検査用の基準画像とする画像処理手段とを設
け、特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られた前
記各基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相関値
が設定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画像を
とり直すことにより、前記隣接する駒の基準画像との相
互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の駒の
基準画像とし、これを検査対象の撮像画像と比較処理す
ることにより乱丁検査を行うことを特徴とする乱丁検査
装置である。
【0014】また本発明は、上述の乱丁検査装置が、前
記特定の駒の基準画像をとり直しても、前記相互相関値
が設定レベル以下とならない場合には、前記隣接する駒
の基準画像をとり直し、前記特定の駒の基準画像との相
互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の駒の
基準画像とすることを特徴とする。
【0015】また本発明は、上述の乱丁検査装置が、特
定の乱丁検査用の基準画像からこれを回転した複数枚の
基準画像群を得て、前記比較処理時に前記基準画像群と
検査対象の撮像画像とを比較し、最大の一致度が得られ
たものを最終的な比較結果として乱丁検査を行うことを
特徴とする。
【0016】また本発明は、折り丁した印刷物を複数の
撮像手段により、各駒ごとに撮像し、撮像位置をずらせ
ながら撮像エリア内で一定周期のタイミングで取り込ん
だ各画像の自己相関関数を求め、得られた自己相関関数
にもとづく最大相関時の前記画像を乱丁検査用の基準画
像とし、特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られ
た前記各基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相
関値が設定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画
像をとり直すことにより、前記隣接する駒の基準画像と
の相互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の
駒の基準画像とし、これを検査対象の撮像画像と比較処
理することにより乱丁検査を行うことを特徴とする乱丁
検査方法である。
【0017】また本発明は、上述の乱丁検査方法におい
て、前記特定の駒の基準画像をとり直しても、前記相互
相関値が設定レベル以下とならない場合には、前記隣接
する駒の基準画像をとり直し、前記特定の駒の基準画像
との相互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定
の駒の基準画像とすることを特徴とする。
【0018】また本発明は、上述の乱丁検査方法におい
て、特定の乱丁検査用の基準画像からこれを回転した複
数枚の基準画像群を得て、前記比較処理時に前記基準画
像群と検査対象の撮像画像とを比較し、最大の一致度が
得られたものを最終的な比較結果として乱丁検査を行う
ことを特徴とする。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1はこの発明の基準画像取得装
置および乱丁検査装置を持った製本機を示す概念図であ
り、ここでは一駒分のみを示してあるが、複数駒(例え
ば12〜36駒)分が並設されている。同図において、
1は各駒に対応した折り丁ステージに置かれた折り丁で
あり、これらは互いに異なった内容が印刷され、かつ折
り丁されている。また、2は折り丁ステージから1組ず
つ折り丁1を丁合機側へ送り出す回転ドラムである。各
駒ごとに水平方向に並べられた回転ドラムによって送り
出される折り丁は、それぞれ例えば図示しない搬送機構
によって搬送されて、この搬送中に各折り丁を積み重ね
可能にしている。なお、この積み重ね後は、ステーブル
による結束処理が行われて、一冊の本に組みあげられ
る。
【0021】また、3は各折り丁ステージごとに、各回
転ドラム2に対向配置されたランプなどの折り丁照明用
の光源、4はこの光源3により照明された折り丁1を撮
像するCCDカメラなどの撮像装置である。5はこの撮
像装置4に接続されて撮像された画像を取込んで処理す
る画像処理装置であり、各駒ごとに一定周期のタイミン
グで取り込んだ画像の自己相関関数を求め、得られた自
己相関関係にもとづく最大相関時の画像を乱丁検査用の
基準画像とするように機能する。また、この画像処理装
置は取得したその基準画像と乱丁検査対象の画像との比
較処理を行って乱丁の有無判断等の乱丁検査を実行する
機能を有する。
【0022】前記各駒ごとの回転ドラム2に共通の回転
軸6の廻りには、この回転軸6の回転速度および回転位
置を電気的,磁気的あるいは光学的に検出してパルスを
出力するエンコーダ7が設けられている。8はこのエン
コーダ7の出力パルスにもとづいて光源3の点灯タイミ
ングおよびCCDカメラの駆動タイミング(撮像タイミ
ング)、並びに画像処理手段5による画像処理タイミン
グを発生するタイミング信号発生手段である。
【0023】なお、図示しないが、前記画像処理手段5
は前記基準画像および検査対象画像をそれぞれ独自に記
憶する読み書き自在なメモリ、これらの基準画像および
検査対象を比較して乱丁判定を行う乱丁検査回路等を有
する。そして、前記画像処理手段による画像データの各
種処理が図示しないマイクロプロセッサ(図示しない)
制御下で、設定プログラムに従って実行される。
【0024】次に動作について説明する。まず、乱丁検
査に用いる基準画像の取得について、図1の一駒分につ
いて述べる。まず、製本機の回転ドラム2を駆動させて
折り丁ステージから折り丁1を送り出させる。このと
き、撮像装置4は送出される折り丁の図2に示すような
所定エリアPを撮像する。また、この撮像は、タイミン
グ信号発生手段8からのタイミングパルスに従った光源
3の点滅および撮像装置4の駆動により実施され、時間
の経過に従って移動する折り丁1上の異なった撮像エリ
アPの内容が、図2(a),(b),(c),…(n)
に示すように、次々に撮像される。このときのタイミン
グ信号は、前記エンコーダ7の出力パルスにもとづいて
得られる、図3に示すような、一定の視野幅Wにおける
撮像エリアPを決定するZ相のタイミングパルスと、こ
の撮像エリアPにおける一定周期のA相のタイミングパ
ルスとからなる。従って、図3のA相のタイミングパル
スa,b,c,…nのタイミングで毎回画像の取り込み
が行われて、結果的に折り丁の印刷内容を、図4に示す
ように、視野幅Wで全長に亘って画像処理手段5に取り
込むことができる。
【0025】一方、この画像処理手段5では、毎回取り
込まれる各画像の類似判定の尺度となる自己相関関数を
求める。そして、このような自己相関関数にもとづいて
得られる相関レベルは、図5(a),(c),(d)に
示す撮像エリアおよび各タイミングパルスa,b,c,
…nに対して、例えば図5(b)に示すように変化する
グラフとなる。従って、この変化の中で相関レベルが最
大(極値)となったときのタイミング信号を画像取り込
みタイミングとし、つまり取得画像の中で最も特徴のあ
る(自己相関の高い)領域を乱丁検査に最も適する基準
画像として設定し、メモリに記憶させる。
【0026】次に、乱丁検査対象となる折り丁の送り出
しを再び回転ドラム2を駆動することにより行い、前記
同様に撮像装置4によりその折り丁上の印刷の内容を撮
像し、乱丁検査時にこの撮像画像を前記基準画像と演算
処理手段5にて比較して、一致すれば乱丁なしと判定
し、不一致ならば乱丁ありとして、例えばこれを丁合経
路外へ廃棄するという処理を実行させる。
【0027】一方、前記のように各駒ごとの折り丁ステ
ージには、異なった種類の印刷物である折り丁1が並設
されており、隣接する駒ごとに取得した各基準画像の類
似性が高い場合にも、誤った乱丁検査結果を得る場合が
ある。このような場合には、隣接する駒同士で取得した
基準画像の交換を行って、相互の類似性を調べ、類似し
ていれば一方の基準画像の取得タイミングを、前記のよ
うに取得した基準画像の第1の候補点から移動した新た
な第2候補点にずらせて、得られた基準画像を新たな基
準画像として、これを隣接する駒の他の基準画像と比較
し、類似性があれば前記の候補点を順次ずらせながら、
さらに他の基準画像を求めていき、類似性がなくなれば
これを基準画像として決定し、取得してメモリに保存す
る。
【0028】例えば、隣接する駒を、(n−1)駒,n
駒,(n+1)駒として、これらの間で相互相関をと
り、特定レベル以上の相関値が得られた場合には、候補
点を図5に示す第1候補点*1から第2候補点*2にず
らせて、この第2候補点*2の基準画像を得て前記方法
により再び相互相関を調べ、それでも相互相関値が特定
レベル以上であれば、他の第3候補点を設定する。な
お、この第3候補点からの候補点は、第5に示すタイミ
ングパルスを1つずつずらせた所定位置でもよいし、図
5に示す相関レベルのカーブにおける、前記とは異なる
他の極値点とすることも任意である。
【0029】また、この場合において、選定した全ての
候補点a,b,c,…nについて基準画像の決定が行え
ない場合には、今度は、隣接する他の駒の方に基準画像
変更権を譲って、前記同様に、さらに他の駒で得られた
基準画像との比較および類似性の判定を繰り返し、最適
の基準画像の決定を行う。
【0030】また、製本機で丁合される折り丁は、折り
丁ステージから回転ドラム2により送り出される過程
で、僅かに正逆の水平方向に偏向されてガイドされる場
合がある。このため、乱丁検査対象である撮像画像も傾
くこととなり、これを前記取得した基準画像と比較する
と、乱丁検査精度が著しく劣化してしまうこととなり、
結果的に、乱丁検査結果の信頼性が欠如する。
【0031】このため、この発明では、前記のようにし
て設定した基準画像やその他の方法で設定した基準画像
Q1にもとづいて、これに正逆方向に微小回転(水平回
転)を与えて、図6に示すように複数(ここでは2枚)
の回転画像を準備しておき、これらを基準画像Q2,Q
3として、前記のように水平方向に偏向されて送られる
折り丁の乱丁検査対象画像と順次比較させれば前記同様
に、所期の乱丁検査を行える。なお、これらの回転され
た基準画像Q2,Q3は、前記画像処理手段5による画
像処理により容易に得られる。
【0032】また、このように回転した基準画像Q2,
Q3から、図7に示すように、乱丁検査対象の折り丁の
撮像画像に対応して必要とする比較領域Rを切り出し、
すなわち、回転した基準画像Q3の縁の部分を切り取っ
て、比較領域Rを取り出す。このため、各基準画像Q
2,Q3は比較する乱丁検査対象の撮像画像よりも大き
くとっておく必要がある。
【0033】このようにすれば、1つの基準画像から正
逆方向に回転を与えた2n個の回転した基準画像を作
り、これらと元の1つの基準画像と合せた(2n+1)
個の基準画像群の全部と、取り込んだ乱丁検査対象の画
像とを比較し、最大の一致度が得られたものを最終結果
として乱丁判定を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、折り
丁した印刷物を撮像手段により撮像し、撮像位置をずら
せながら撮像エリア内で一定周期のタイミングで取り込
んだ各画像の自己相関関数を求め、得られた自己相関関
数にもとづく最大相関時の前記画像を乱丁検査用の基準
画像とするようにしたので、基準画像サイズのみを予め
決めておき、撮像画像の中で最も自己相関の高い領域を
基準画像とすることで、これを用いて丁合作業時に、各
駒ごとに高精度の乱丁検査が行えるという効果が得られ
る。
【0035】また、この発明によれば、特定の駒および
これに隣接する駒ごとに得られた前記各基準画像の相互
相関値を求め、得られた相互相関値が設定レベルを超え
たとき、前記特定の駒の基準画像をとり直すことによ
り、前記隣接する駒の基準画像との相互相関値を前記設
定レベル以下にして、前記特定の駒の基準画像とするよ
うにしたので、隣接する駒どうしで基準画像が類似する
ことによる乱丁の誤検出を未然に回避できるという効果
が得られる。
【0036】また、この発明によれば、特定の乱丁検査
用の基準画像からこれを回転した複数枚の基準画像群を
得て、これらの基準画像群と検査対象の撮像画像とを比
較し、最大の一致度が得られたものを最終的な比較結果
として乱丁検査を行うようにしたので、撮像された乱丁
検査対象の画像が水平方向に偏向している場合にも、基
準画像との比較を正規に実施でき、乱丁検査結果の精度
劣化を確実に回避できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態による基準画像取得
装置および乱丁検査装置を持った製本機を示す概念図で
ある。
【図2】 この発明による撮像エリアと折り丁との位置
関係を示す説明図である。
【図3】 図1におけるタイミングパルス発生手段のZ
相およびA相の出力パルスを示すタイミング図である。
【図4】 この発明による折り丁と視野との関係を示す
説明図である。
【図5】 この発明における撮像画像の取り込みタイミ
ングと自己相関レベルとの関係を示す説明図である。
【図6】 この発明による基準画像の回転方向を示す説
明図である。
【図7】 この発明における回転した基準画像から比較
領域を切り出す方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 折り丁 4 撮像手段 5 画像処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 浩司 東京都板橋区加賀1丁目15番8号 東洋 プリプレス株式会社内 (72)発明者 小島 弘 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−168941(JP,A) 特開 平8−281920(JP,A) 特開 平7−286819(JP,A) 特開 平7−200792(JP,A) 特開 平6−210835(JP,A) 特開 平6−210836(JP,A) 特開 平7−243987(JP,A) 特開 平1−139450(JP,A) 特開 昭61−204716(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 310 B42C 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り丁した印刷物を複数の撮像手段によ
    り、各駒ごとに撮像し、撮像位置をずらせながら撮像エ
    リア内で一定周期のタイミングで取り込んだ各画像の自
    己相関関数を求め、得られた自己相関関数にもとづく最
    大相関時の前記画像を乱丁検査用の基準画像とし、 特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られた前記各
    基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相関値が設
    定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画像をとり
    直すことにより、前記隣接する駒の基準画像との相互相
    関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の駒の基準
    画像とすることを特徴とする基準画像取得方法。
  2. 【請求項2】前記特定の駒の基準画像をとり直しても、
    前記相互相関値が設定レベル以下とならない場合には、
    前記隣接する駒の基準画像をとり直し、前記特定の駒の
    基準画像との相互相関値を前記設定レベル以下にして、
    前記特定の駒の基準画像とすることを特徴とする請求項
    に記載の基準画像取得方法。
  3. 【請求項3】製本丁合機の各駒ごとに、折り丁した印刷
    物を撮像する複数の撮像手段と、 該撮像手段で撮像位置をずらせながら撮像エリア内で一
    定周期のタイミングで取り込んだ各画像の自己相関関数
    を求め、得られた自己相関関数にもとづく最大相関時の
    前記画像を乱丁検査用の基準画像とする画像処理手段と
    を設け、特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られ
    た前記各基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相
    関値が設定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画
    像をとり直すことにより、前記隣接する駒の基準画像と
    の相互相関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の
    駒の基準画像とし、これを検査対象の撮像画像と比較処
    理することにより乱丁検査を行うことを特徴とする乱丁
    検査装置。
  4. 【請求項4】前記特定の駒の基準画像をとり直しても、
    前記相互相関値が設定レベル以下とならない場合には、
    前記隣接する駒の基準画像をとり直し、前記特定の駒の
    基準画像との相互相関値を前記設定レベル以下にして、
    前記特定の駒の基準画像とすることを特徴とする請求項
    3に記載の乱丁検査装置。
  5. 【請求項5】特定の乱丁検査用の基準画像からこれを回
    転した複数枚の基準画像群を得て、前記比較処理時に前
    基準画像群と検査対象の撮像画像とを比較し、最大の
    一致度が得られたものを最終的な比較結果として乱丁検
    査を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載の乱丁検査装置。
  6. 【請求項6】折り丁した印刷物を複数の撮像手段によ
    り、各駒ごとに撮像し、撮像位置をずらせながら撮像エ
    リア内で一定周期のタイミングで取り込んだ各画像の自
    己相関関数を求め、得られた自己相関関数にもとづく最
    大相関時の前記画像を乱丁検査用の基準画像とし、 特定の駒およびこれに隣接する駒ごとに得られた前記各
    基準画像の相互相関値を求め、得られた相互相関値が設
    定レベルを超えたとき、前記特定の駒の基準画像をとり
    直すことにより、前記隣接する駒の基準画像との相互相
    関値を前記設定レベル以下にして、前記特定の駒の基準
    画像とし、これを検査対象の撮像画像と比較処理するこ
    とにより乱丁検査を行うことを特徴とする乱丁検査方
    法。
  7. 【請求項7】前記特定の駒の基準画像をとり直しても、
    前記相互相関値が設定レベル以下とならない場合には、
    前記隣接する駒の基準画像をとり直し、前記特定の駒の
    基準画像との相互相関値を前記設定レベル以下にして、
    前記特定の駒の基準画像とすることを特徴とする請求項
    6に記載の乱丁検査方法。
  8. 【請求項8】特定の乱丁検査用の基準画像からこれを回
    転した複数枚の基準画像群を得て、前記比較 処理時に前
    基準画像群と検査対象の撮像画像とを比較し、最大の
    一致度が得られたものを最終的な比較結果として乱丁検
    査を行うことを特徴とする請求項6または請求項7に記
    載の乱丁検査方法。
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