JP6303104B2 - 乱丁検査装置 - Google Patents
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Description
例えば、中綴じ機械においては、丁合駒ごとのストッカにストックされた帳票(折丁)は、各丁合駒の帳票取出機構によって1枚ずつ取り出され、搬送装置(ギャザリングチェーン)に配置された鞍上に順に載置され、丁合束として形成されて下流の中綴じ機に搬送される。
この際、乱丁の発生をより精確に検知するためには、基準画像の選択を、当該折丁の特徴部分を良く含むように行うことが必要である。
そのため、当該折丁の撮像画像の中から作業者の経験に基づいて基準画像を選択したり、あるいは当該折丁の撮像画像を複数に分割し、その画像の中から画像処理の手法を用いて基準画像を選択したりしている。
したがって、そのような検出エラーが生じると基準画像の位置を変更することが必要であるが、撮像画像は折丁の一部のみを撮像したものであるので、基準画像の位置の選択肢は限られてしまい、折丁全体の検査領域を把握しつつ別の基準画像に変更することが難しい。
また、丁合駒にそれぞれ異なる折丁を供給して丁合するノーマル丁合に対して、隣接する丁合駒に同一の折丁を供給して交互に丁合することで丁合効率を向上させるハーフ動作丁合(ダブル丁合ともいう。)という丁合手法が知られているが、このハーフ動作丁合では、隣接する丁合駒に同一の折丁頁が供給されるので、隣接する丁合駒の折丁どうしの基準画像の対比により乱丁判定する従来の乱丁検査手法では、乱丁を検出することができない。
さらに、製本の過程で乱丁が発生すると、作業者により、発生したエラー折丁を回収して元の丁合駒に戻すことが行われるが、元の丁合駒に戻す際に誤って違う丁合駒に戻してしまった場合には、隣接する丁合駒の折丁どうしについての検査しか行われない従来の乱丁検査手法では、乱丁を検出することができない。
複数の丁合駒を有する丁合装置に設けられ、前記丁合駒から1枚ずつ取り出された折丁の印刷面の一部を検査画像として撮像し、該検査画像と予め記憶された基準画像とを比較して乱丁を検査する乱丁検査装置であって、
前記折丁の印刷面を撮像して撮像画像を取得する撮像手段と、前記撮像画像の一部を前記基準画像として設定する基準画像設定手段と、前記基準画像の前記撮像画像における画像位置を表示する基準画像表示手段と、前記設定した基準画像を予め記憶する基準画像記憶手段と、前記撮像手段で取得された前記検査画像と前記基準画像記憶手段に予め記憶された基準画像とを対比して乱丁を判定する乱丁判定手段と、を有し、
前記基準画像設定手段は、モード選択の優先順位を有する複数の基準画像自動設定モードと、優先順位を有さない基準画像手動設定モードとを有して、前記基準画像自動設定モードにより基準画像が設定されない場合に前記基準画像自動設定モードから前記基準画像手動設定モードに切り替える設定モード切替手段を有する乱丁検出装置とした。
これより、ハーフ動作丁合に際しても基準画像を適切に設定することができるので、ハーフ動作丁合での乱丁を適確に検知することができる。
これにより、折丁を撮像したパノラマ画像(撮像領域が連続した検査画像)を見ることで、折丁全体の画質や画像内容を把握しながら基準画像を設定することができるので、高い精度の基準画像を設定することができる。特に、基準画像手動設定モードに切り替える場合には、基準画像の選択範囲が広がるので、より好ましい。
これにより、乱丁判定において全ての駒との対比が容易に行えるので、製本の過程で乱丁が発生し、元の丁合駒に戻す際に誤って違う丁合駒に戻してしまった場合であっても、乱丁を容易に検出することができる。
これにより、基準画像の設定が全部の丁合駒に亘って異なるように精確に行われるので、乱丁判定において隣接駒のみならず全ての丁合駒どうしの対比が精確に行え、製本の過程で乱丁が発生し、元の丁合駒に戻す際に誤って違う丁合駒に戻してしまった場合であっても、乱丁を適確に検出することができる。
なお、以下の説明における「撮像画像」、「検査画像」、「基準画像」、「仮基準画像」および「パノラマ画像」を定義付けると、「撮像画像」は、折丁の一部を撮像手段が撮像した画像をいう。同様に、「基準画像」は、正規の折丁の撮像画像の一部であって、前記撮像画像から正規の折丁の特徴部を抽出した画像をいう。また「検査画像」は、被検査折丁の撮像画像の一部であって、基準画像位置によって規定される所定の隣接領域を含む、或いは該隣接領域を含まない画像領域をいう(したがって、該隣接領域を含まない場合は、検査画像領域は基準画像位置によって規定される画像領域と同一となる。通常は、隣接領域を含むように検査画像領域を設定することにより、折丁や撮像位置の位置ズレが乱丁検出の要因とならないようにしている。)。「パノラマ画像」は、撮像領域が連続する複数のパノラマ画像要素からなる画像であって、折丁の広い領域をパノラマ状(短冊状)に連続してカバーすることができる画像をいう。基準画像は、このパノラマ画像を構成する複数のパノラマ画像要素の内の、任意の画像領域から選択され、設定される。また、「仮基準画像」は、各丁合駒において撮像画像から特徴点を抽出した基準画像設定前の画像であって、各丁合駒での同一を判断して、同一のものがなければ基準画像となる。
回転軸13が回転駆動されると、各丁合駒10-1〜nの折丁載台12に載置された折丁5が、ドラム14の爪にて1部ずつ引き出されて搬送ライン17の鞍上に落下する。落下した折丁5は、搬送されるに従い各丁合駒から順に上積みされて、丁合装置10終端において当該複数の折丁全てがページ順に積層された丁合束が形成される。
各駒検査装置20-1〜nは、いずれも同一の構成を有しており、それぞれ、折丁を撮像する撮像手段21、検査側制御部22、および丁合駒10-1〜n側に必要に応じて設けられる入力手段、表示手段(いずれも図示せず)を有している。
撮像手段21は、丁合駒10-1〜nから引き出された折丁5の印刷面を分割撮像するCCDカメラ等からなる撮像装置部21bと、前記撮像装置部21bで撮像された撮像画像の画像処理を行う丁合画像処理部21aとを有している。
なお、この各駒検査装置20-1〜nは、図3に示すように、各丁合駒のそれぞれ配置することなく、複数個の丁合駒を取り纏めた駒検査装置A、B・・・として構成することもできる。
該集中管理装置30は、図2に示すように、表示手段30a、入力操作手段30b、基準画像表示手段30d、表示モード切替手段30e、表示変更手段30g、エラー集計分析手段30f、等を有している。
また、この液晶表示部は、その画面上に表示される画像を、縮小したり、拡大したり、スクロールしたりする機能を備えている。この液晶表示部上にタッチパネル式のポインタ入力装置を構成しても良い。
各駒検査装置20−1〜nに表示手段が設けられていない場合には、各駒検査装置20−1〜nにおける各種情報の表示機能も備えている。
表示モード切替手段30eは、これら2つのモード表示手段を切り替える手段である。
したがって、乱丁が検出された際には、表示モード切替手段30eによってパノラマ画像モード表示に切り替えられ、該パノラマ画像41上に、乱丁発生した情報が基準画像位置情報とともに表示されることとなる。
また、メイン制御手段30mからネットワークを通じて、各丁合駒10-1〜nへ各種操作情報(例えば、各駒乱丁検査部20−1〜nにおいて、乱丁の連続発生を許容する回数の設定、あるいは検査画像と基準画像43との許容する一致率の設定等。)を入力する手段ともなっている。もちろん、各駒検査装置20−1〜nに入力手段を設けて、直接入力することもできる。
この作成されたパノラマ画像41は、表示手段30aによって前記液晶表示部に表示される。
この基準画像情報および基準画像位置情報は、乱丁判定手段22jによる乱丁検査の際に、基準画像記憶手段22kから呼び出されて検査画像情報と対比され、乱丁の発生が検査される。
またこの基準画像位置情報は、検査画像モード表示における撮像画像4、あるいはパノラマ画像モード表示におけるパノラマ画像41上に基準画像43の位置を表示するために用いられる。
また、基準画像43の位置が設定されると、検査領域設定手段22cにより、その基準画像位置を含む所定領域が検査画像42として設定される。
例えば、検査領域設定手段22cにより設定した検査画像42の設定履歴を記憶する手段を設け、パノラマ画像41上の検査画像の位置を記憶させておき、製本出荷後に見つける乱丁を、その履歴を追跡させて原因追究できるように構成することができる。
これにより、適切な基準画像を設定したにもかかわらず、不良が生じて正規製本として出版されたときは、その丁合駒における撮像画像処理手段(パノラマ画像記憶手段)から基準画像の撮像領域を履歴追跡することができるので、不良に対する的確な措置をすることが容易となる。
パノラマ画像41は、図8に示すように、撮像領域が連続する複数個(n個)のパノラマ画像要素41a〜41nからなる画像であって、折丁5の広い領域をパノラマ状(短冊状)に連続してカバーすることができる画像をいう。
4枚の撮像画像4からパノラマ画像41を作成する実施例を、図8を用いて説明する。
図8左図に示すように、折丁5に対し4つの撮像画像4(4a〜4d)を、折丁5の引き出し方向に沿うように、かつ隣接する撮像画像間で重合部4eが生ずるように、分割撮像し、取得する。重合部4eを設けるのは、カメラによる撮像画像4は一般的に画像端部で焦点が甘くなり、画像が不鮮明になることがあるので、鮮明な中央部分のみをパノラマ画像として使用するためと、パノラマ画像を帯状に連続した画像として形成することを担保するためである。
そして、作成されたパノラマ画像41は、パノラマ画像41上の隣接するパノラマ画像要素の区画線44の位置情報とともに、共有画像ファイル22aに記憶される。また、このパノラマ画像41は、表示手段30aによって表示されるが、その際、この区画線44を表示することもできる。
なお、図8右図に示すパノラマ画像41は概念的なものであり、撮像画像4の大きさや、合成前の撮像画像数によって、折丁5上における実際の大きさ(長さや幅)は異なる。また、この実施例においては、パノラマ画像が複数枚の撮像画像から作成されているが、光学系を適応させて1回の撮像によって作成することも可能である。
図8右図に示すように、基準画像43は、作成されたパノラマ画像41の中から仮基準画像設定手段22dおよび基準画像設定手段22hによって設定される。
仮基準画像43’は、パノラマ画像41の中から折丁の画像の特徴ある部分を自動的に取り出した、あるいは自動的に取り出せない場合は手動にて取り出した画像である。このように取り出した仮基準画像43’を、他駒画像との判定手段22gにより他の丁合駒における折丁の仮基準画像43’と対照し、それらと同一でないと判断された場合に、それを当該丁合駒における基準画像43として設定する。
前述するように形成されたパノラマ画像41を共有画像ファイル22aから呼び出し、検査領域設定手段22cにより、所定値(1/9、または1/16、または1/25など)に細分割する。次に、その分割された各分割画像を、それぞれ、図7に記載する計測モードによって計測し、その画像の特徴点を数値化する。
図7に示すように、計測モードとして、輪郭サーチモード(エッジ計測モードとも言う。)A、特徴検査モード(正規化相関モード)B、手動設定モードCが予め設けられている。
特徴検査モードは、さらにエリア検査モードB1、パターンサーチモードB2、複数パターンサーチモードB3によって構成されている。
これらの他に、手動で仮基準画像43’を設定する手動設定モードCも設けられており、該手動設定モードCは、無地計測モードC1およびグラデーション計測モードC2によって構成されている。
特徴検査モード(正規化相関モード)Bとは、正規化相関法により、濃淡画像の中から登録パターンの位置を探し、類似性を計測するものである。この特徴検査モードBは、濃度を正規化したパターンマッチングを行っているので、外乱光や照明装置の劣化等による照度の変化、カメラのフォーカスのズレ、あるいはサーチするパターンの変化(小量のキズ、カケ等がある場合)に影響されることが少なく、2値画像では認識できない複雑な階調を持ったパターンを探し出すことができる。
エリア検査モードB1とは、画像を2値化(白黒化)して、その面積を測定する方法で、大文字検査に向いている。
パターンサーチモードB2とは、主要な画像パターンをあらかじめ登録しておき、撮影画像の中から類似箇所を検出して、パターンの位置、角度、相関値を自動的に計測する方法である。これらの画像パターンの内容が相関関係の許容範囲にするものである。(例0〜99.9で出力 100%換算値で合否判定)
複数パターンサーチモードB3とは、前記パターンサーチとは、同時に検出、計測できる点で異なる。
手動設定モードCのうち、無地計測モードC1とは、画像の濃度(明るさ)を変えても背景濃度が変わらない状態、いわゆる濃度差を比較することで白地が判明できる。したがって、白地の場合で濃度差が小さいとき、基準画像としては不適である。
グラデーション計測モードC2とは、諧調で表示されるが、本発明では%に変換し、閾値を設けて、基準画像としての適応範囲かどうかを判定する方法である。
なお、これら計測モードは、本発明の実施例に限らず、必要に応じ、傷計測など任意に追加できる。
この実施例では、輪郭サーチモードAを優先して計測し、輪郭サーチモードAによって仮基準画像が設定できない場合には、次に特徴検査モードBにより計測する。特徴検査モードBでは、B1,B2,B3モードにより順に計測して、その内の許容値以上のスコアであって最も高スコアの分割画像を仮基準画像とする。
前記A、Bのモードで設定できない場合は、最終設定手段として、手動設定モードCに移行する。手動計測モードCでは、無地モードC1、グラデーションモードC2の2つの手動検査モードが設けられているので、操作者の経験により、画像の特徴をより適確に取り出すことができると思われる計測モードが選択される。
このように、自動設定においては、基本的には、1枚目の候補基準画像を計測し、不適になると、次の候補基準画像に順次移行させて行うが、予めパノラマ画像のうちの4か所の画像41a〜41dを取り込んでそれらを候補基準画像として計測し、そのうち最もスコアの高い画像を仮基準画像として決めてもよい。
図7の実施例では、2枚目の画像が一番に適しているものであると判断できる。
その判定結果、同一画像でない場合は、正規の「基準画像」として設定し、それを基準画像記憶手段22kに記憶・登録する。
上記判定の結果、同一画像の場合は、候補に上がっている次の検査画像に移行し、同じように全駒を仮基準画像と同一位置(タイミング、XY座標)、同一モードで計測する。
これはLAN接続により共有された他の駒(例えば隣接駒)の画像ファイルから、当該検査画像を取得する。
このようにして設定し、記憶した「基準画像」を基に、乱丁検査を開始する。
(1) 仮基準画像設定手段22dにより「仮基準画像設定及び登録」を行う。K1
(2)パノラマ画像を構成する4枚の画像41a〜dに、候補となる基準画像が設定されているので、これらを候補基準画像として取り込む。K2
(3)前記候補基準画像を所定値(9/1,1/16,1/25)で細分化し、輪郭サーチモード(エッジ計測モード)Aにて特徴点を数値化する。K3
(4)前記の輪郭サーチモードAで計測できたかどうかを判断する。K4
(5)「Y」で計測画像の4枚のそれぞれのスコア値(%)を算出する。K5
(6)算出したスコア値が、予め定めた許容判定値(閾値)以上であるかを判断する。K6
(7)K6「Y」であって、最も高いスコアである候補基準画像を「仮基準画像」として特定する。K7
(8)特定した「仮基準画像」を基準画像記憶手段22Kに設定・登録する。K8
(9)K4で「N」、或いはK6で「N」のときは、次の計測モードである特徴検査モード(正規化相関モード)Bに自動的にモードが変換され、計測される。K9,K10
(10) 前記スコア値が許容判定値(閾値以上)かどうかを選定判断する。K11
(11)前記K11「Y」で仮基準画像が特定され、「仮基準画像」が設定・登録される。K12
K8,KE
(12)上記K11で「N」のときは、パノラマ画像の候補とした仮基準画像を次の候補画像に変更し、その画像が4枚目(4回目)以内であれば、再度K1に戻り計測する。K13〜K15
このようにK12を実行できれば、仮基準画像に適した画像が自動的に設定される。
しかし、前記K14が「N」のときは、自動設定モードから手動設定モードCに変更され、該手動設定モードCによって「仮基準画像」が設定・登録される。
(1)乱丁検査装置のスタートにより全駒の基準画像の作成を開始する。S
(2)パノラマ画像作成において、画像撮像装置(カメラ)により、所定枚数内の画像が撮像され、パノラマ画像を作成し登録する。n1〜n4
(3)パノラマ画像を構成する4枚の画像から、前記したように「仮基準画像」を自動的に作成し、記憶する。但し、自動的に設定できない場合に限り、手動での設定を行う。n5
(4)設定された仮基準画像と他の全駒の仮基準画像と、同一位置(同一座標)で同一検査モードで順次比較し(n6)、一致するか、一致しないかを判定する。n7
(5)前記n7で「一致しない」場合は、基準画像に適するとして正規の「基準画像」とする。n8
(6)前記(4)で「一致する」場合は、不適な仮基準画像となり、パノラマ画像の構成画像上で、次の候補となる画像に移行する。n9
(7)4枚目画像以内かどうか、をチェックして、以内であれば前記n5の作業に入り、全駒の仮基準画像どうしが一致しなくなるまで繰り返し実行する。n10
(8)4枚目画像以上になると、手動計測モードCで計測し、全駒の仮基準画像どうしが一致しないことを目視確認して、正規の「基準画像」に設定する。n11
このようにして、仮基準画像から基準画像を設定する。
そこで、次に、このようなハーフ動作丁合の場合の基準画像の自動設定を、図5のフロー図を用いて説明する。
(1)乱丁検査装置のスタートにより全駒の基準画像の作成が開始する。S
(2)パノラマ画像作成において、画像撮像装置(カメラ)により、所定枚数内の画像が撮られ、パノラマ画像が作成・登録される。P1〜P4
(3)パノラマ画像を構成する4枚の画像から「仮基準画像」が作成・記憶され、自動設定される。P7
(4)設定された仮基準画像と、他の全駒の同一位置、同一計測モードでの検査画像とを順次比較し、一致するか、一致しないかを判定する。P8
(5)前記判定するに当たり、隣接駒同士から「ハーフ(1/2)動作」の信号が送信されているか否かを判断する。P9
(6)前記(5)において、「ハーフ(1/2)動作」である場合は、その画像同士が「一致する」とき基準画像に適合として正規の「基準画像」とする。P11、P12
(7)前記(5)において、「ハーフ(1/2)動作」である場合で、画像同士が「一致しない」と不適な仮基準画像と判断し、パノラマ画像の構成画像上で、次の候補となる画像に移行するp13
(8)前記(4)において、「ハーフ(1/2)動作」でない場合は、画像同士が「不一致」のとき基準画像に適するとして正規の「基準画像」とする。P12
(9)前記(4)において、「ハーフ(1/2)動作」でない場合で、画像同士が「不一致でない」とき不適な仮基準画像とし、パノラマ画像の構成画像上で、次の候補となる画像に移行する。P13
(10)4枚目画像以内かどうか、をチェックして、以内であれば前記(2)の作業に入り、全駒の仮基準画像同士が一致しなくなるまで繰り返し実行する.P14
(11)4枚目画像以上になると、計測モードCの手動モードで計測し、全駒の仮基準画像同士が一致しないことを目視確認して、正規の「基準画像」に設定する。P15,P12
以上の手順により、ハーフ動作丁合の場合に適する基準画像を設定する。
1.「仮基準画像設定手段」で計測モードが決められ、当該計測モードでの計測結果からスコアが算定され、仮基準画像として設定される。
2.「他駒との判定手段」において、前記「仮基準画像設定手段」より駒1の仮基準画像の画像情報(計測モード,スコア,位置情報)を取り込み、他の駒nの同一位置、および同一計測モードでの検査画像との画像比較を行い、同一か否かを判定する。その際、判定手段を、集中管理装置ではなく、各駒における「駒制御手段」に設ける。
3.前記判定の結果が一致しないことを確認できると、乱丁検査装置の「基準画像」として基準画像設定手段」に記憶され、同様に、これを検査領域として設定する。
4.各駒において、前記の「基準画像」を作成し、これをもとに乱丁検査を行う。
(1)1枚の折丁から連続的な複数の領域画像を撮像し、折丁全体の検査領域のパノラマ画像(連続画像)を作成する。パノラマ画像の画像領域を数分割し、その分割領域において、最も適している計測モードで自動計測し、候補とする「仮基準画像」を設定する。
更に、全駒において、「仮基準画像」と同一位置(同一座標)を同一計測モードで計測した検査領域の画像と比較し、夫々が一致しないことを確認する。したがって、全駒に亘って最も精度の高い「基準画像」が自動設定され、基準画像の設定が極めて容易となる。 その際、パノラマ画像で使用した計測モードと同一位置(同一座標)、同一の計測モードを用いてそれぞれの駒検査装置内での演算装置によって他の全駒の同一座標の検査画像と比較することができるので、従来の集中管理装置内の演算手段によって順次判定処理するよりも、判定装置(演算装置)の負荷が小さく、精度の高い基準画像が設定できる。
前記によりエラーとなった基準画像の位置が明らかになると、検査画像の検証を行い、その結果、エラー原因が設定登録された基準画像にあると判明したきは、ディスプレイ上のパノラマ画像から、検査画像を別の適切な検査領域に移動することにより、容易に基準画像を再設定することができる。
各駒制御手段をLANで接続し、検査画像を共有ファイル化することにより、駒検査装置毎に比較処理を行うことが出来る。よって、少ない記憶容量で、全駒における早い判定結果が得られる。
また、計測モードC(手動モード)においては、エラー箇所を折丁のどの箇所にあるかを、パノラマ画像(連続画像)上から、容易に見出すことができる。また表示手段(モニタ−)によるので、画像全体から検査領域画像にズームすれば、画質によるエラー原因が特定しやすい。
さらに、パノラマ画像は、広い検査画像領域であるので、異なる種類の画像が期待でき、基準画像不適の際に、次の候補画像を基準画像になる確率が高くなる。
(1)本発明で使用する計測モードに限らず、傷計測、ブロブ(塊)計測など、多種モードを付加することができる。
(2)また、本実施例においては、仮基準画像の検査画像領域を4か所に設定したが、それに限らず、4か所以上でもよい。撮像回数も1回以上、複数回を選択することができる。
(3)自動計測モードA,Bによる計測は、最初にすべての候補画像を対象に行い、基準画像としての適性を順位付けしておき、不適判定の際に順次、次の候補画像に移行してもよい。また同時に仮基準画像と全駒の検査画像領域との画像比較を行ない、乱丁検査に使用する「基準画像」を決定してもよい。
5 折丁
10 丁合装置
10−1〜n 丁合駒
20 乱丁検査装置
20―1〜n 駒検査装置
21 撮像手段
22 検査側制御部
22b パノラマ画像作成手段
22c 検査領域設定手段
22d 仮基準画像設定手段
22e 計測モード設定手段
22f スコア算定手段
22h 基準画像設定手段
22i 丁合モード判定手段
22j 乱丁判定手段
22k 基準画像記憶手段
30 集中管理装置
41 パノラマ画像(連続画像)
41a〜41n パノラマ画像要素
42 検査画像
43、43’ 基準画像、仮基準画像
Claims (5)
- 複数の丁合駒を有する丁合装置に設けられ、前記丁合駒から1枚ずつ取り出された折丁の印刷面の一部を検査画像として撮像し、該検査画像と予め記憶された基準画像とを比較して乱丁を検査する乱丁検査装置であって、
前記折丁の印刷面を撮像して撮像画像を取得する撮像手段と、前記撮像画像の一部を前記基準画像として設定する基準画像設定手段と、前記基準画像の前記撮像画像における画像位置を表示する基準画像表示手段と、前記設定した基準画像を予め記憶する基準画像記憶手段と、前記撮像手段で取得された前記検査画像と前記基準画像記憶手段に予め記憶された基準画像とを対比して乱丁を判定する乱丁判定手段と、を有し、
前記基準画像設定手段は、モード選択の優先順位を有する複数の基準画像自動設定モードと、優先順位を有さない基準画像手動設定モードとを有して、前記基準画像自動設定モードにより基準画像が設定されない場合に前記基準画像自動設定モードから前記基準画像手動設定モードに切り替える設定モード切替手段を有することを特徴とする乱丁検出装置。 - 請求項1において、隣接した丁合駒に同一の折丁が供給されて丁合が行われるハーフ動作丁合時に基準画像を設定するハーフ動作丁合用基準画像設定モードと、隣接した丁合駒にそれぞれ異なる折丁が供給されて丁合が行われる通常丁合時に基準画像を設定する通常丁合用基準画像設定モードとを有して、ハーフ動作丁合時にはハーフ動作丁合用基準画像設定モードを選択する判定モード選択手段を更に有することを特徴とする乱丁検査装置。
- 請求項1ないし2において、前記乱丁判定手段は、前記検査画像と他の全丁合駒の基準画像とを対比することにより乱丁を判定することを特徴とする乱丁検査装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、前記折丁の印刷面を分割して撮像した複数の撮像画像から画像領域が連続するパノラマ画像を作成するパノラマ画像作成手段を有し、前記基準画像設定手段は、前記パノラマ画像作成手段によって作成した前記パノラマ画像の一部を前記基準画像として設定することを特徴とする乱丁検査装置。
- 請求項4において、前記基準画像設定手段は、前記パノラマ画像を分割した分割画像の各々について基準画像としてのふさわしさを評価し、その評価点の高い分割画像を仮基準画像として設定するとともに、前記仮基準画像を他の全丁合駒の仮基準画像と対比し、同一でない場合に前記仮基準画像を基準画像として設定することを特徴とする乱丁検査装置。
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