JP6447860B2 - 乱丁検査装置 - Google Patents
乱丁検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6447860B2 JP6447860B2 JP2014189020A JP2014189020A JP6447860B2 JP 6447860 B2 JP6447860 B2 JP 6447860B2 JP 2014189020 A JP2014189020 A JP 2014189020A JP 2014189020 A JP2014189020 A JP 2014189020A JP 6447860 B2 JP6447860 B2 JP 6447860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- reference image
- signature
- inspection
- comparison
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
例えば、中綴じ機械においては、丁合駒ごとのストッカにストックされた帳票(折丁)は、各丁合駒の帳票取出機構によって1枚ずつ取り出され、搬送装置(ギャザリングチェーン)に配置された鞍上に順に載置され、丁合束として形成されて下流の中綴じ機に搬送される。
また、作業者が製本の過程でエラーが出ると、そのエラー折丁を回収して正規の丁合駒に戻し、再利用することが行われる。ところが、正規の丁合駒に戻す際に、誤って違う丁合駒に戻したり、裏返して戻したりしてしまうことがある。このような場合も、同様に、その折丁を正規のものと判断してしまうことがある。
複数の丁合駒を有する丁合装置に設けられ、前記丁合駒から1枚ずつ取り出された折丁の印刷面を検査画像として撮像し、前記検査画像と予め記憶された基準画像とを比較して乱丁を検査する乱丁検査装置であって、
前記折丁の印刷面を検査画像として撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像した撮像画像の内、正規な表折丁の所定の検査領域の撮像画像を仮基準画像として設定する仮基準画像設定手段と、
当該丁合駒における前記正規な折丁を裏返しにした裏折丁の、前記表折丁の検査領域と同一の画像位置での画像を比較基準画像として設定する比較基準画像設定手段と、
当該丁合駒における前記仮基準画像と当該丁合駒における前記比較基準画像とが一致しているかどうかの判定をする比較判定手段と、
前記比較判定手段による判定結果が一致しないとされた場合に、前記仮基準画像を前記基準画像として設定する基準画像設定手段と、
を有することを特徴とした乱丁検査装置とした。
このように構成したことにより、当該丁合駒に丁合を載置する際に、表裏をまちがって載置したとしても、その間違いを確実に検知することができる。
ここで、画像が一致とは、比較した画像が同じものであると区別できるほどに一致率が高い場合を含むものである。また、画像が一致しないとは、比較した画像が同じものでないと区別できるほどに一致率が低い場合を含むものである。
これにより、折丁を再利用する際に間違って違う丁合駒に戻したり、裏返して戻したりしたとしても、乱丁を検知することができる。
なお、以下の説明における「撮像画像」、「検査画像」、「裏検査画像」、「基準画像」、「仮基準画像」および「比較検査画像」を定義付けると、「撮像画像」は、折丁の一部を撮像手段が撮像した画像をいう。同様に、「基準画像」は、折丁の撮像画像の一部であって、前記撮像画像から当該折丁の特徴部を抽出した画像をいう。「検査画像」は、被検査折丁の撮像画像の一部であって、基準画像位置によって規定される所定の画像領域の画像をいう。「裏検査画像」は、被検査折丁を裏返しにした撮像画像の一部であって、基準画像位置によって規定される所定の画像領域の画像をいう。「仮基準画像」は、各丁合駒における表折丁の撮像画像から特徴点を抽出した基準画像設定前の画像であって、他の丁合駒との同一を判断して、同一のものがなければ基準画像となる。「比較基準画像」は裏折丁の「裏検査画像」によって設定された、表折丁の仮基準画像と対比するための画像である。
乱丁検査装置のセットの手順は、先ず、シミや印刷漏れなどの印刷の不備の無い正規の折丁を乱丁検査装置に表裏を間違うことなく載荷するところから開始される。その際、該正規の折丁の裏側となる折丁(裏折丁)にも、正規の折丁の表折丁同様に印刷の不備(例えば、画像欠け、シミなど)がないことが必要である。このような表折丁・裏折丁に印刷の不備がないことは、乱丁検査装置をセットするに際し、前もって検査しておかなければならない。
それぞれに折丁収納手段11―1〜11―nを有した複数の丁合駒10-1〜nを有しており、また、水平方向に延びた回転軸13、当該回転軸13を回転駆動する駆動部16、折丁収納手段11―1〜11―nを支持する折丁載台12、各折丁収納手段11―1〜11―nに対応して当該回転軸13に配設された複数のドラム14―1〜14−n、各丁合駒10-1〜nからの折丁5を搬送する搬送ライン(ギャザリングチェーン)17を有している。該折丁収納手段11−nには、折丁5が積載される。
折丁載置台12の下方には、回転軸13の回転に同期して揺動する吸着ヘッド19、折丁5をドラム14の周面に押圧するための押し付けローラ18が、それぞれのドラム14に対応して設けられ、また、該ドラム14の周面には、折丁5の端部を把持するための把持爪14aが設けられている。
また、各丁合駒10のドラム14の周面を撮像するための撮像手段21が、該ドラム14に対向して設けられている。
これにより、該折丁5は、折丁載置台12から引き出されてドラム14の周面に巻きつけられ、所定の検査領域を撮像手段21により撮像される。
撮像後の折丁は、把持爪14aの開放により、搬送ライン17上に落下する。落下した折丁5は、搬送ライン17上を搬送されるに従い、各丁合駒から順に上積みされて、丁合装置10終端において当該複数の折丁全てがページ順に積層された丁合束が形成される。
各乱丁検査部20-1〜nは、いずれも同一の構成を有しており、それぞれ、折丁5を撮像する撮像手段21、駒制御手段22、および丁合駒10-1〜n側に必要に応じて設けられる入力手段、表示手段(いずれも図示せず)を有している。
撮像手段21は、丁合駒10-1〜nから引き出された折丁5の印刷面を撮像するCCDカメラ等からなる撮像装置部21bと、前記撮像装置部21bで撮像された撮像画像の画像処理を行う丁合画像処理部21aとを有している。
また、該駒制御手段22は、折丁5の撮像画像領域の中から検査画像領域を設定する検査領域設定手段22fと、裏折丁5bの比較基準画像領域を所定位置で撮像して設定する裏折丁比較基準画像設定手段22jと、この撮像画像を記憶する比較基準画像記憶手段22hと、集中管理装置30(あるいは、共有画像ファイル22b)に記憶してある表折丁の仮基準画像と裏折丁の該比較基準画像とを比較して一致するか否かを判定する比較判定手段22kと、一致しない場合に該仮基準画像を検査折丁(表折丁)の正規の基準画像として設定する基準画像設定手段22gとを有している。
該集中制御手段30は、図5に示すように、表示手段30a、入力操作手段30b、撮像画像処理手段30c、エラー集計分析手段30d、およびメイン制御手段30eを有している。
各乱丁検査部20−1〜nに表示手段が設けられていない場合には、各乱丁検査部20−1〜nに対応した各種情報の表示機能も備えている。
基準画像表示手段30a−2は、基準画像設定手段22gによって設定された基準画像および基準画像位置を表示するものであり、基準画像が設定された撮像画像上に基準画像の位置(および検査画像領域)を表示する検査画像モードと、パノラマ画像上に基準画像の位置(および検査画像領域)を表示するパノラマ画像モードという、2つの表示モードを有している。
表示モード切替手段30a−3は、これら2つの表示モードを切り替える手段である。
したがって、乱丁が検出された際には、表示モード切替手段30a−3によってパノラマ画像モード表示に切り替えられ、該パノラマ画像上に、乱丁発生した情報が基準画像位置情報とともに表示されることとなる。
また、メイン制御手段30eからネットワークを通じて、各丁合駒10-1〜nへ各種操作情報(例えば、各駒乱丁検査部20−1〜nにおいて、乱丁の連続発生を許容する回数の設定、あるいは検査画像と基準画像との許容する一致率の設定等。)を入力する手段ともなっている。もちろん、各駒乱丁検査部20−1〜nに入力手段を設けて、そこに直接入力することもできる。
例えば、検査領域設定手段22fにより設定した検査画像領域の設定履歴を記憶する手段を設け、パノラマ画像上の検査画像の位置を記憶させておき、製本出荷後に見つけられた乱丁を、その履歴を追跡させて原因追究できるように構成することができる。
これにより、適切な基準画像を設定したにもかかわらず、不良が生じて正規製本として出版されたときは、その丁合駒における撮像画像処理手段(パノラマ画像記憶手段)から基準画像の撮像領域を履歴追跡することができるので、不良に対する的確な措置をすることが容易となる。
この基準画像情報および基準画像位置情報は、乱丁判定手段22dによる乱丁検査の際に、基準画像記憶手段から呼び出されて検査画像情報と対比され、乱丁の発生が検出される。
またこの基準画像位置情報は、検査画像モード表示における撮像画像あるいはパノラマ画像モード表示におけるパノラマ画像上に基準画像の位置を表示するために用いられる。
また、基準画像の位置が設定されると、検査領域設定手段22fにより、その基準画像位置を含む所定領域が検査画像領域として設定される。
パノラマ画像とは、図7に示すように、撮像領域が連続する複数個(n個)のパノラマ画像要素41a〜41nからなる画像であって、折丁5の広い領域をパノラマ状(短冊状)に連続してカバーした画像をいう。
4枚の撮像画像4からパノラマ画像41を作成する実施例を、図7を用いて説明する。
図7左図に示すように、折丁5に対し4つの撮像画像4(4a〜4d)を、折丁5の引き出し方向に沿うように、かつ隣接する撮像画像間で重合部4eが生ずるように、分割撮像し、取得する。重合部4eを設けるのは、カメラによる撮像画像4は一般的に画像端部で焦点が甘くなり、画像が不鮮明になることがあるので、鮮明な中央部分のみをパノラマ画像として使用するためと、パノラマ画像を帯状に連続した画像として形成することを担保するためである。
そして、作成されたパノラマ画像41は、パノラマ画像41上の隣接するパノラマ画像要素の区画線44の位置情報とともに、共有画像ファイル22bに記憶される。また、このパノラマ画像41は、パノラマ画像表示手段30a−1によって表示されるが、その際、この区画線44を表示することもできる。
なお、図7右図に示すパノラマ画像41は概念的なものであり、撮像画像4の大きさや、合成前の撮像画像数によって、折丁5上における実際の大きさ(長さや幅)は異なる。
例えば、引き出し速度が撮像性能に比べて非常に早い場合には、1枚の折丁あるいは裏折丁に対し1枚の撮像画像しか撮像できない場合がある。そのような場合は、連続する撮像画像を得るために、折丁あるいは裏折丁を2枚目、3枚目、4枚目と引き出し、それぞれの折丁で撮影場所を連続的に変えながら撮像する。そして、その別々の折丁を撮像した4枚の撮像画像を用いて、上記したと同様の処理により、パノラマ画像を合成する。
一方、撮像手段による撮像可能な領域が小さな場合には、1枚の折丁あるいは裏折丁に対する撮像回数を増やして多数の撮像画像を得た上で、それらを上記と同様な処理によって合成することにより、画質の良いパノラマ画像41を得ることができる。
本発明は、折丁の裏側(裏折丁)の画像を、基準画像を設定する際の比較基準画像として、折丁の表側(表折丁)の画像を、該比較基準画像と対比する仮基準画像としている。
そこで、1枚の折丁5を裏返して裏折丁5bとし、それを折丁載置台12にセットし、丁合装置10を動作させる。あるいは、図1に示すように、折丁収納手段11の折丁束の最下部に折丁5を1枚、裏返して載置し、動作させても良い。
いずれにしても、折丁5は、ドラム14の周面に、その裏面を表になる様に巻きつけられて搬送される。
この状態で撮像手段21により、その折丁5の裏面つまり裏折丁5bをパノラマ撮影し、その撮影情報からパノラマ画像作成手段22bにより、裏折丁5bのパノラマ画像(裏折丁パノラマ画像)を作成する。
次に、正規の表折丁5aをドラム14の表面に巻きつけられるように搬送させ、同様にパノラマ画像作成手段22bにより、表折丁5aのパノラマ画像(表折丁パノラマ画像)を作成する。
このように、本実施の形態例では、まず表折丁を載せ台に裏返して裏折丁としてセットする。吸着ヘッド、裏折丁を押付けローラ18で回転ドラム上に導き、把持爪で掴んで、回転ドラムをa方向に回転させ、所定位置で停止させる。カメラで比較基準領域を撮像し記憶する。
次に、載せ台に表折丁束を載せて、回転ドラムをa方向に回転させ、1枚目をドラム上に引き込む。カメラで仮基準画像領域を撮像し記憶する。
上記以外の折丁の載せ方、撮像方法として、次の方法がある。
予め折丁束の最下位を裏折丁にし、2枚目以降は表折丁にしておく。回転ドラムを2回転して、裏折丁、表折丁の順で撮像され、基準画像領域の画像データとして記憶する。
図5に示すように、前記乱丁検査部20−1〜nは、複数の撮像画像を記憶する共有画像ファイル22bと、撮像手段21により撮像された撮像画像(パノラマ画像)中に、所定位置の検査画像領域42を設定する検査領域設定手段22fと、該検査領域設定手段22fで設定したと同一位置の画像領域を裏折丁の比較基準画像領域とし、該比較基準画像領域の画像を裏折丁の比較基準画像として設定する比較基準画像設定手段22jと、該比較基準画像を記憶する比較基準画像記憶手段22hと、前記撮像手段21によって撮像した撮像画像の内、正規な表折丁の所定の検査領域の撮像画像を仮基準画像として設定する仮基準画像設定手段22nと、集中管理装置30に記憶された表折丁の仮基準画像と比較基準画像記憶手段22hに記憶された裏折丁の該比較基準画像とを比較して一致するか否かを判定する比較判定手段22kと、該比較判定手段22kで一致しないと判定された仮基準画像を検査折丁(表折丁)の正規の「基準画像」として設定する基準画像設定手段22gと、を有している。
次に、検査領域設定手段22fおよび比較基準画像設定手段22jにより、その検査画像領域の所定位置に比較基準画像を設定する。
次に、仮基準画像設定手段22nにより、各駒にセットされた所定枚数の表折丁から、裏折丁と同座標位置の検査画像領域を撮像した仮基準画像を設定し、集中管理装置30に記憶する。
比較判定手段22kが、表折丁の仮基準画像と裏折丁の比較基準画像とを比較して、表折丁の仮基準画像が正規の基準画像に適しているかどうかを判定する。
仮基準画像と比較基準画像との一致率が高ければ、当該仮基準画像が正規の基準画像としてふさわしくないとして、検査領域設定手段22fにより検査領域が順次シフト(変更)されて、一致率が低くなるまで以下同様な処理が行われ、基準画像が設定される。
このように設定された基準画像は、集中管理装置30あるいは、乱丁検査部20−nの共有画像ファイルに記憶(登録)される。
このように設定すると、全丁合駒の折丁の表裏に関係なく区別することができるので、折丁を供給する丁合駒の位置を間違えたり、折丁を再利用する際に間違って別の丁合駒に戻したり、その際に裏返しに戻したりしたとしても、いずれの場合も、それを確実に検知することができる。
パノラマ画像41を表示するパノラマ画像表示手段30a―1はタッチパネル式のポインタ入力装置としても構成されており、オペレーターが特徴部となる所定位置を該ポインタ入力装置で入力すると、基準画像設定手段22gは、その入力された座標位置pを基点とした所定範囲を基準画像43として設定する。この設定された基準画像43は、その位置情報とともに共有画像ファイル22b等に記憶され、乱丁検査時等、必要に応じて読み出されて使用される。
基準画像の設定は、図2に示すように、まず、検査折丁の所定位置の検査画像領域をカメラで撮像し画像データ記憶する。(n2,n3)
次に、該画像データの検査画像領域を所定値(1/9、1/16、1/25)で細分化し、相関計測する。(n4,n5)
次に、該相関計測の判定結果が許容値のとき、該画像データを仮基準画像として設定する。(n6,n7)
次に、表折丁の該仮基準画像を、別途設定された裏折丁の比較基準画像と比較し、一致しない場合(あるいは一致率が許容範囲より低い場合)n10(Y)は、該仮基準画像を正規の「基準画像」として設定、登録する。(n10〜n12)
一致する場合(あるいは一致率が許容範囲より高い場合)n10(N)は、不適な仮基準画像となり、次の検査領域にシフトする。n13
裏折丁の比較基準画像領域を、検査折丁(表折丁)の「仮基準画像」と同じ検査領域で撮像し、データ記憶する。例えば、折丁の紙端部をセンサーで検出し、取込み位置をエンコーダパルスで制御し、所定位置になると、そのタイミングで撮像する。(u2,u3)
裏折丁に、検査折丁(表折丁)の基準画像と同じ座標位置に比較基準画像を設定する。(u4,u5)
まず、撮像手段21で折丁(表折丁および裏折丁)をあらかじめ設定した撮像回数(例えば、4回)で撮像し、その撮像画像からパノラマ画像を作成し、登録。K1〜K4
該パノラマ画像の任意の位置に仮基準画像である「候補基準画像」を設定する。K5
裏折丁の該候補基準画像と同一座標の画像情報を比較基準画像として設定する。K6
表折丁の該「候補基準画像」(仮基準画像)と裏折丁の該比較基準画像とを比較判定手段22kにより比較し(K7)、一致するか否かを判定する。K11
一致しないと判断される場合は、該「候補基準画像」(仮基準画像)を正規の基準画像として設定し、登録する。K12
一致すると判断した場合には、パノラマ画像の他の検査領域の画像を候補基準画像(仮基準画像)とし、以下同様に作業する。K10
また、各駒において、当該駒の表折丁の検査画像と裏折丁の検査画像とを比較判定手段22kにより比較して、夫々が同一ではない旨(あるいは一致率が低い)の判定により当該駒の仮基準画像を決めた後、他駒の比較基準画像との比較検査を行い、その結果により表折丁の基準画像を設定してもよい。
スタータ15が起動されると、丁合装置10の丁合作業がスタートする。
基準画像43および検査画像領域42は、先ず、図7右図に示すように、撮像画像4aから作成されたパノラマ画像要素41a内に設定されているものとする。
丁合作業が開始されると、乱丁判定手段22dは、引き出された折丁5の撮像画像4aにおける検査画像領域42内の画像情報と、予め集中管理装置30、あるいは共有画像ファイル22bに記憶されている基準画像43の画像情報とを比較し、その一致率を求め、求めた一致率が、乱丁として判定される所定値以下の数値である場合、乱丁が発生したものとして判定し、乱丁発生情報(エラー情報)を出力する。
乱丁発生情報が出力されると、表示変更手段30c−4によって、モニター上の表示が検査画像モード表示からパノラマ画像モード表示に切り替えられ、パノラマ画像41が表示される。
このパノラマ画像41上には、基準画像43の位置、あるいは検査画像領域42の位置が表示され、オペレーターは、その基準画像43位置にある撮像画像を見て、エラー発生の原因が基準画像43の設定(つまり、検査画像領域42の設定)によるものであるのかどうかを判断する。
一方、基準画像43の設定がエラー検出の要因であると判断された場合には、パノラマ画像41の全体を観察しつつ、その画像領域内の画像をスクロール、ピンチイン、ピンチアウトして画質、内容を確認しながら移動し、該折丁に特徴的な画像領域を新たに選択し、基準画像43の設定変更を行う。図7右図に示す例では、パノラマ画像41の全体を観察しつつ、新たな特徴的な画像領域を、当初のp位置とは異なるp’位置に見いだし、そこに新たな基準画像43aを設定する。この際、区画線44が表示されていると、p’位置に隣接するパノラマ画像要素41bおよび41dに跨らないように基準画像が設定できるので、基準画像の設定が容易となる。この設定変更作業により、検査画像領域も検査画像領域42aに変更される。
このように設定変更された基準画像は、その画像位置情報とともに、基準画像設定手段22gに上書きされる。
以降の乱丁検査は、この新たに設定された基準画像43aおよび検査画像領域42aを用いて行われる。
(1)検査折丁(表折丁)の基準画像は、裏折丁の基準画像(比較基準画像)と比較検査を行う。よってエラー折丁が除外されて当該駒装置に戻される際に、誤って裏返しされても、その裏折丁の「比較基準画像」が表折丁の「基準画像」と一致して、適性であるとの誤判断により丁合されることはない。
また、検査精度の高い基準画像が設定でき、設定のまずさ、例えば基準画像に類似する検査画像が他の折丁(特に、隣接する折丁)に存在することでそれとの混同が生じる虞が生じたり、あるいは基準画像の明度(平均濃度)やコントラストが適切な範囲でないことによって検査画像との対比判定精度が低下したりすることから生じる検査エラーを、極力避けることができる。
5 折丁
10 丁合装置
20 乱丁検査装置
21 撮像手段
22a 共有画像ファイル
22b パノラマ画像作成手段
22m パノラマ画像作成手段
22f 検査領域設定手段
22g 基準画像設定手段
22n 仮基準画像設定手段
22h 裏折丁比較基準画像記憶手段
22j 比較基準画像設定手段
22k 比較判定手段
22d 乱丁判定手段
30 集中管理装置
41 パノラマ画像(連続画像)
42、42a 検査画像領域
43、43a 基準画像
Claims (2)
- 複数の丁合駒を有する丁合装置に設けられ、前記丁合駒から1枚ずつ取り出された折丁の印刷面を検査画像として撮像し、前記検査画像と予め記憶された基準画像とを比較して乱丁を検査する乱丁検査装置であって、
前記折丁の印刷面を検査画像として撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像した撮像画像の内、正規な表折丁の所定の検査領域の撮像画像を仮基準画像として設定する仮基準画像設定手段と、
当該丁合駒における前記正規な折丁を裏返しにした裏折丁の、前記表折丁の検査領域と同一の画像位置での画像を比較基準画像として設定する比較基準画像設定手段と、
当該丁合駒における前記仮基準画像と当該丁合駒における前記比較基準画像とが一致しているかどうかを判定する比較判定手段と、
前記比較判定手段による判定結果が一致しないとされた場合に、前記仮基準画像を前記基準画像として設定する基準画像設定手段と、
を有することを特徴とした乱丁検査装置。 - 請求項1において、前記比較基準画像設定手段は、当該丁合駒とは別の丁合駒における正規な裏折丁の比較基準画像も含め前記比較基準画像とし、前記比較判定手段は、前記仮基準画像とそれら前記比較基準画像とが一致しているかどうかを判定することを特徴とする乱丁検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189020A JP6447860B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 乱丁検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014189020A JP6447860B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 乱丁検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016060083A JP2016060083A (ja) | 2016-04-25 |
JP6447860B2 true JP6447860B2 (ja) | 2019-01-09 |
Family
ID=55796665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014189020A Active JP6447860B2 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | 乱丁検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6447860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113960071B (zh) * | 2021-10-23 | 2022-08-23 | 朗升柯式印刷(深圳)有限公司 | 用于彩印产品的品质检测方法及检测系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4323334B2 (ja) * | 2004-01-20 | 2009-09-02 | 株式会社山武 | 基準画像選択装置 |
JP2009292088A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Duplo Corp | 乱丁検知装置 |
JP5879584B2 (ja) * | 2011-09-08 | 2016-03-08 | 株式会社北電子 | 乱丁検査装置 |
US9060078B2 (en) * | 2012-05-30 | 2015-06-16 | Ricoh Company, Ltd. | Printer consistency measurement, evaluation and correction |
-
2014
- 2014-09-17 JP JP2014189020A patent/JP6447860B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016060083A (ja) | 2016-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2782324B1 (en) | Image inspection system and image inspection apparatus | |
AU2013254951B2 (en) | Image inspecting system and recording material processing device | |
EP3919982B1 (en) | Printing system, inspection method, and program | |
JP6786428B2 (ja) | 紙葉類処理システム、紙葉類処理装置、およびプログラム | |
JP2005298106A (ja) | 縦型丁合機 | |
JP2008093838A (ja) | 中綴検査装置 | |
JP6447860B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP4690179B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP5879584B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP2012064039A (ja) | 紙葉類処理装置、及び紙葉類処理方法 | |
JP5577529B2 (ja) | 製本工程における表紙ずれ検査装置 | |
JP7402498B2 (ja) | ラベル検査方法及びラベル検査システム | |
JP6303104B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP5145836B2 (ja) | 乱丁検査システム | |
JP7309549B2 (ja) | 紙葉類処理装置、及び紙葉類処理システム | |
JP4690178B2 (ja) | 画像検査装置 | |
JP5145837B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP5003462B2 (ja) | 製本装置に対するメンテナンス報知手段を備えた乱丁検査装置 | |
JP2010188653A (ja) | 乱丁検査システム | |
JP5555861B2 (ja) | 乱丁検査システム | |
JP5950338B2 (ja) | 製造ライン | |
JP2018080962A (ja) | 中綴じ検査装置および方法 | |
JP5577533B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP4314086B2 (ja) | 乱丁検出方法及びその装置 | |
JP6167517B2 (ja) | 針金綴じ不良検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180518 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6447860 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |