JP6167517B2 - 針金綴じ不良検査装置 - Google Patents
針金綴じ不良検査装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6167517B2 JP6167517B2 JP2012277588A JP2012277588A JP6167517B2 JP 6167517 B2 JP6167517 B2 JP 6167517B2 JP 2012277588 A JP2012277588 A JP 2012277588A JP 2012277588 A JP2012277588 A JP 2012277588A JP 6167517 B2 JP6167517 B2 JP 6167517B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- booklet
- binding
- inspection
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Description
図1は、針金綴じを表わす外観図であり、図示の例では、紙束10を綴じるための針金11が2ヶ所に用いられている。
図2(B)、(C)は、針金綴じの不良例の部分拡大図であり、何れも針金11の貫通不良が発生しており、針金端の折り込みがないため、紙束に対する固定力の低下を来している。
特許文献1は、製本機の針金綴じ機における針金検査装置に関する発明であり、針金の金属部分を検知し、検知の計数により針金の欠落を判別する仕組みに基づいている。同発明では金属部分の検知に磁気センサーを用い、磁力線や計数回路に新たな工夫を加えることにより確実な検知を可能とする、としている。
そこで、本発明は、針金綴じの工程において、針金の形成不良をも検知可能な針金綴じ不良検査装置を提供することを課題とする。
対象とする針金の検知に非接触方式を用いることにより、冊子や針金に損傷を与えることなく、かつ、冊子の厚さの変動に影響されずに針金の検知が可能となる。
撮像カメラと針金検知器は、冊子の一方の側に配置され、かつ、針金検知器は冊子に対して斜め方向に配置されることにより、針金検知器や撮像カメラが搬送機構などと干渉することなく、また、針金検知器が冊子に対して斜め方向にあるので、針金検知器が撮像カメラを避けるように配置することができる。
また、ステッチャの工程の後に綴じ部を隠すように外装を施す(背巻きと呼ぶ)場合は、不良部が隠されてしまうため、本発明の針金綴じ不良検査装置は特に効果的である。
図3に本発明の針金綴じ不良検査装置の構成を表わす。
針金綴じ不良検査装置30は、本や冊子の形態に針金綴じ加工された冊子101の綴じ部の近傍に配置された針金検知器31および撮像カメラ32、同装置全体を制御し冊子101の良否を判定する検査制御部33などで構成される。
図示の例では、さらに、検査対象を整列させ、順に搬送する搬送部34を備え、搬送部34は不良品を取り除く排出機構35を持つ。また、図3では、冊子101の加工(丁合や針金綴じなど)にかかわる加工装置37を含めた態様を示しており、加工、検査から製品102までの一連の工程を表わしている。
なお、図4の例では、針金11は搬送方向の直線上に、2つ配置されている。
また、撮像カメラ32は、像情報がデータとして取り出されるものであれば、動画カメラ、静止画カメラの何れも適用でき、さらには、1次元カメラであっても利用可能である。
検査制御部33は、針金検知部51、画像取込部52、検査判定部53、出力制御部54、判定情報記録部55からなるものである。
画像取込部52は、撮像カメラ32から検査対象とする所定の領域の画像を取り込み、撮像データを検査判定部53に送信する。なお、ここでは、画像取込部52と撮像カメラ32とが撮像手段を構成する。
なお、判定情報記録部55は、上記のような判定情報の記録のみならず、検査の過程で発生するデータや作業履歴を記録することもできる。
また、これら検査にかかわる工程全体の進行や操作者とのインターフェースは演算制御部50が実行する。
以下に針金不良の検知手法について説明する。
図6は、針金不良の検知の手順を表わす図である。図6(A)に示すように、搬送される冊子101の針金11が針金検知器31に近接する位置に達すると、針金検知器31は針金11を検知したことを示す信号を出力する。また、撮像カメラ32は針金端23の軌道上の撮像信号を出力する。検査判定部53は、針金位置データと撮像データとのタイミングを合わせ、検査用画像データを取り出し、針金不良の検査を行う。
図6(B)の上段の波形は、針金11を検知したことを示す針金位置データ61である。中段の波形は針金位置データ61から生成したトリガ62である。
トリガ62は検査タイミング情報として機能し、これによるタイミングで、針金端の像67を含む検査用画像データ65が抽出される。検査用画像データ65から針金端の像67の形状を解析することにより針金綴じの良否が判定される。検査用画像データ66の場合も同様である。
図6(B)の例では、検査用画像データ65に針金不良が現われている。
なお、針金端23の有無や形状の解析には、像パターンの数による方法や、予め収録した正常な状態の像との比較(パターンマッチング)による方法などがある。
また、上記手順は、演算制御部50が、針金検知部51、画像取込部52、検査判定部53を制御することにより実行される。
図7は、針金検査の他の態様を示す図であり、図4の場合とは異なり、針金検知器31および撮像カメラ32が冊子101の一方の側に配置された例である。このとき、針金検知器31は撮像カメラ32との干渉を避けるため、冊子101に対し斜めの角度をもって配置され、撮像カメラ32は針金11の針金端23側から撮影するよう配置される。
なお、構成図70は、針金検知器31および撮像カメラ32を搬送方向から観察したときの態様を表わす。
これにより、針金検知器31および撮像カメラ32は搬送部34などに妨げられることなく配置が可能となり、さらに、針金検知器31と撮像カメラ32が同じ側にあるため、配置の際の位置調整も容易になる。
101 冊子
11 針金
23 針金端
30 針金綴じ不良検査装置
31 針金検知器
32 撮像カメラ
33 検査制御部
34 搬送部
35 排出機構
50 演算制御部
51 針金検知部
52 画像取込部
53 検査判定部
54 出力制御部
55 判定情報記録部
65 検査用画像データ
Claims (1)
- 複数枚の紙を揃えた束に、金属線からなる針金を通して冊子の体裁に束ねる針金綴じ加工における綴じ不良検査のための検査装置であって、
前記検査装置は、
非接触型金属検知方式の針金検知器により前記冊子に打ち込まれた針金の位置を検知する針金検知手段と、
撮像カメラにより前記針金の挿入面と反対側の面を撮影し、像情報として取り込む撮像手段と、
前記針金検知手段が生成する針金位置データに基づく検査タイミング情報と、前記撮像手段により取り込んだ画像から、前記針金の形状の良否判定を行う判定手段と、
を備え、
前記撮像カメラと前記針金検知器は、前記冊子の一方の側に配置され、かつ、前記針金検知器は前記冊子に対して斜め方向に配置されることを特徴とする針金綴じ不良検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012277588A JP6167517B2 (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 針金綴じ不良検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012277588A JP6167517B2 (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 針金綴じ不良検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014121792A JP2014121792A (ja) | 2014-07-03 |
JP6167517B2 true JP6167517B2 (ja) | 2017-07-26 |
Family
ID=51402722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012277588A Active JP6167517B2 (ja) | 2012-12-20 | 2012-12-20 | 針金綴じ不良検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6167517B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6335390A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-16 | 凸版印刷株式会社 | 製本機における綴針金検査装置 |
JPH10244508A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-09-14 | Nippo Sogo Seihon Kk | 中綴不良本の検出方法及び装置 |
JP4536217B2 (ja) * | 2000-06-15 | 2010-09-01 | 共同印刷株式会社 | 糸綴じ製本ライン |
JP2008093838A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 中綴検査装置 |
JP4785082B2 (ja) * | 2008-09-12 | 2011-10-05 | 株式会社リーブルテック | 中綴本の針金曲がり検出器 |
JP5463825B2 (ja) * | 2009-09-28 | 2014-04-09 | 凸版印刷株式会社 | 中綴じにおける針金良否判別装置 |
JP5712650B2 (ja) * | 2011-02-07 | 2015-05-07 | 大日本印刷株式会社 | 中綴検査装置 |
-
2012
- 2012-12-20 JP JP2012277588A patent/JP6167517B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014121792A (ja) | 2014-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107207173A (zh) | 用于媒体传送系统中金属物体检测的系统及方法 | |
JP2008093838A (ja) | 中綴検査装置 | |
JP2009008659A (ja) | 表面疵検査装置 | |
AU2008234396B2 (en) | Device and method for counting and detecting flat products | |
JP4437188B2 (ja) | 断裁システム及び断裁位置検出方法 | |
JP6167517B2 (ja) | 針金綴じ不良検査装置 | |
JP2010133846A (ja) | 外観検査装置 | |
JP5712650B2 (ja) | 中綴検査装置 | |
JP5834757B2 (ja) | 糊付け検査装置 | |
JP5577529B2 (ja) | 製本工程における表紙ずれ検査装置 | |
JP2001330414A (ja) | 製函用シート材のジョイント部検査装置及び検査方法並びに製函機 | |
JP2003337012A (ja) | 段ボールフラップ間隔検査装置 | |
JP2017065855A (ja) | 折れ込み検査装置 | |
JP6447860B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP2014168935A (ja) | 中綴検査装置 | |
JP5879584B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP6668593B2 (ja) | 中綴じ製本針金形状検査装置および中綴じ製本機 | |
JP2017209959A (ja) | 中綴じ製本針金形状検査装置 | |
JP2018080962A (ja) | 中綴じ検査装置および方法 | |
JP4490186B2 (ja) | 乱丁検査装置 | |
JP2017185726A (ja) | 中綴製本機針金形状検査装置 | |
JP2000238461A (ja) | 綴じ具の検査装置及びそれを用いた中綴製本装置 | |
JP6504451B2 (ja) | 検査方法、製本方法、検査装置及び製本装置 | |
JP2007136924A (ja) | 画像検査装置 | |
JP2015189192A (ja) | 検査装置及び検査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170530 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6167517 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |