JP2001042192A - カム筒、光学系駆動装置および光学機器 - Google Patents

カム筒、光学系駆動装置および光学機器

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JP2001042192A JP11214261A JP21426199A JP2001042192A JP 2001042192 A JP2001042192 A JP 2001042192A JP 11214261 A JP11214261 A JP 11214261A JP 21426199 A JP21426199 A JP 21426199A JP 2001042192 A JP2001042192 A JP 2001042192A
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Yukio Ogawa
幸雄 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーカムを形成した樹脂成形カム筒を小
径化することが難しい。 【解決手段】 光学系を構成する可動部材6,7を光軸
方向に駆動するためのカム溝2,3が形成されたカム筒
を、光軸方向視において断面が円弧形状をなし、それぞ
れカム溝が形成された複数の曲面部材1を円筒形状に組
み合わせて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動レンズ等を光
軸方向に駆動するためのカム溝が形成されたカム筒に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラなどに使用されるレンズ鏡筒に
は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の可動部材を光
軸方向に駆動するための駆動機構が収容されている。そ
して、このような駆動機構には、レンズを保持する保持
枠にカムピンを設けるとともに、このカムピンが係合す
るカム溝が形成された円筒形状のカム環(カム筒)が用
いられることが多い。
【0003】従来、カム環は、金属材料に形成された円
筒形状部材に切削加工によってカム溝を形成して作られ
るか、または、安価に製作するために合成樹脂材料を用
いてカム環の円筒形状とカム溝とを一括成形して作られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように金属材料を切削加工してカム溝を形成する場合、
カム環の周壁を貫通するタイプのカム溝を形成するに
も、カム環の内周に非貫通タイプのカム溝(インナーカ
ム溝)を形成するにも、カム溝の形成精度を高くするこ
とができるが、切削加工が必要であったり、加工時間が
合成樹脂材料を用いて一括成形する場合に比べて長くか
かったりするために、高価なものになってしまうという
問題がある。
【0005】一方、後者のように合成樹脂材料を用いる
場合には、成形金型を外周方向に分割するか内周方向に
分割する必要があるが、金型を外周方向に分割する場合
には、カム環の周壁を貫通するカム溝しか作れないとと
もに、カム環に形成するカム溝数が多くなるとカム環の
強度が弱くなってしまうという問題がある。
【0006】また、金型を内径方向に分割する場合に
は、インナーカム溝を形成することができるが、金型の
強度を確保するためには、ある程度大きな径のカム環し
か作れず、小型小径化が要求される最近のレンズ鏡筒内
の機構部品を作る方法として適さないという問題があ
る。
【0007】そこでこのような問題を解消するために、
例えば特開平6−18757号公報にて提案されている
ように、カム環を軸方向に分割形成するとともにそれぞ
れの分割部分に端面カムを形成し、これら分割部分を軸
方向から組み合わせることで、カム溝を有するカム環を
構成できるようにしたものがある。
【0008】しかし、このようにして作られるカム環で
は、軸方向に複数のカム溝を設けることができないとい
う欠点がある。
【0009】さらに、カム環の内部に配置されるレンズ
保持枠のカムピンは、通常、周方向略等分された3個所
の位置に設けられ、それぞれのカムピンがカム環の周方
向3個所に形成された同一形状のカム溝に係合するよう
になっている。
【0010】しかし、複数の分割金型によりカム環を樹
脂成形する場合、金型の精度不良や樹脂成形時の変形な
どのために、上記3個所のカム溝の相対精度を保証する
のが困難である。従って、樹脂成形されたカム環内にレ
ンズ保持枠を組み付けた場合に、レンズ保持枠(つまり
はレンズ)の偏芯倒れが発生し、レンズ鏡筒の光学性能
に悪影響を与えてしまうおそれがある。
【0011】そこで、本発明は、非貫通タイプのカム溝
でも形成することができ、しかも小径化に適したカム筒
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、光学系を構成する可動部材を光軸方
向に駆動するためのカム溝が形成されたカム筒を、光軸
方向視において断面が円弧形状をなし、それぞれカム溝
が形成された複数の曲面部材(例えば、樹脂成形部材)
を円筒形状に組み合わせて構成している。
【0013】これにより、カム溝が貫通タイプである場
合はもちろん、非貫通タイプである場合でも、小径のカ
ム筒を容易に製作することが可能となる。
【0014】なお、カム溝を、隣接する少なくとも2つ
の曲面部材にまたがるように形成することにより、複数
の曲面部材を組み合わせて作ることによって、カム溝の
形成範囲、つまりは可動部材の駆動範囲が制限されるこ
とをなくすることができる。
【0015】また、上記曲面部材の数を、可動部材に設
けられたカム溝との係合部(カムピン)の数と同数と
し、かつこれら曲面部材の上記カム溝を含む形状を互い
に同一形状とすることにより、各曲面部材に形成された
カム溝同士の相対精度誤差をなくすることができ、可動
部材の倒れ等を確実に防止することが可能となる。
【0016】また、各曲面部材に、互いに隣接する曲面
部材との組合せ時に係合する係合部を設けることによ
り、組合せ時の曲面部材間の位置決めを容易にしたり、
曲面部材同士を接着する場合の接着強度を上げたりする
ことが可能になる。
【0017】さらに、組み合わせられた複数の曲面部材
の外周に、これらを囲んで組み合せ状態を保持するため
の円筒形状の保持部材を設けることにより、カム筒の強
度を向上させることが可能となる。
【0018】この場合、上記当接部を複数の曲面部材の
光軸方向両端に設け、弾性部材で作った上記保持部材を
弾性変形させて複数の曲面部材の外周における上記両当
接部の間の部分に取り付けるようにしてもよい。
【0019】また、複数の曲面部材に、駆動力が伝達さ
れるギヤ部を設けて、ギヤ部付きのカム筒を容易に製作
できるようにしてもよい。
【0020】この場合、上記保持部材を、光軸方向にお
いて上記ギヤ部に当接させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1(a),
(b)には、本発明の第1実施形態であるカム環(カム
筒)の構成を示している。このカム筒は、中心軸が光軸
方向を向くように不図示のレンズ駆動機構内に配置さ
れ、さらにレンズ鏡筒やカメラ等の光学機器に組み込ま
れるものである。
【0022】図1(a)において、1は合成樹脂材料か
ら形成された3つの曲面部材である。これら曲面部材1
は光軸方向視における断面形状が円弧形状をしており、
その内面にはカム溝2,3(3a,3b)が形成されて
いる。これら曲面部材1は、このカム溝2,3(3a,
3b)を含む全体の形状が同一となるように形成されて
いる。そして、これら曲面部材1を、図1(b)に示す
ように組み合わせて円筒形状にすることで、一体のカム
環が構成される。
【0023】各曲面部材1の円弧方向両端面には凸部
(係合部)4,5が設けられており、隣接する2つの曲
面部材のうち一方の凸部4と他方の凸部5とを互い違い
に係合させることで、円筒形状を形成し易くしている。
また、この凸部4,5の係合を利用し、この部分に接着
剤を付けることで、2つの曲面部材1,1同士を強固に
接着固定することができる。
【0024】図2には、図1(b)に示すように、3つ
の曲面部材1を円筒形状に組み合わせてカム環を構成し
た状態での内周面側の展開図を示している。また、図3
には、1つの曲面部材1の内周側の展開図を示してい
る。
【0025】通常、ズームレンズ鏡筒などでは、図1
(a)に示すように、ズーミングレンズ8やフォーカシ
ングレンズ9を保持して光軸方向に移動するレンズ保持
枠6,7の外周に、120度間隔で3つのカムピン6a
〜6c,7a〜7cが設けられている。このため、本実
施形態のカム環の内周にも、カムピン6a〜6cを係合
させるためのカム溝2およびカムピン7a〜7cを係合
させるためのカム溝3が周方向3箇所に120度間隔で
形成されている。
【0026】なお、カム溝2は、各曲面部材1内に収ま
るように形成され、カム溝3は隣接する2つの曲面部材
1,1のうち一方に形成されたカム溝3aと他方に形成
された3bとが連結されることにより1本のカム溝とし
て形成される。
【0027】本実施形態のカム環を組み立てる場合に
は、カム溝2,3にレンズ保持枠6,7のカムピン6a
〜6c,7a〜7cを係合させながら3つの曲面部材1
5を円筒形状に組み合わせ、同時に接着も行う。
【0028】本実施形態では、上述したようにカム溝2
もカム溝3も、カム環の周方向における120度間隔で
設けられるため、図2に示すように、カム環を120度
間隔で3分割(つまり、カムピンの数と同数に分割)し
た形状を有する3つの曲面部材1を同一形状にすること
ができる。このため、3つの曲面部材1を樹脂成形する
場合には、同一の金型を使用することができ、3つの曲
面部材1間で、全体形状やカム溝2,3の形状および位
置に差が生じることはない。
【0029】したがって、3つの曲面部材1の光軸方向
(図2における鎖線方向)の位置合わせを正確に行っ
て、3箇所のカム溝2,3の光軸方向における相対位置
関係に誤差が生じたり、2つの曲面部材にまたがるよう
に形成されるカム溝3(3a,3b)に位置ずれが生じ
たりしないようにすれば、これらカム溝2,3に係合す
るカムピン6a〜6c,7a〜7cの光軸方向における
相対位置関係に誤差を生じさせることなく、つまりレン
ズ8,9に偏芯倒れを発生させることなく、レンズ保持
枠6,7を光軸方向駆動可能に保持することができる。
【0030】しかも、各曲面部材1は円弧形状断面を有
するに過ぎないため、カム溝を貫通タイプとする場合は
もとより、本実施形態のように非貫通タイプ(本実施形
態ではインナータイプ)とする場合も、円筒形状のカム
環を一体成形する場合のような問題(金型を内周方向に
分割する場合にはカム環を小径化することができない等
の問題)は生じない。したがって、本実施形態によれ
ば、小径化を図りつつ、任意のタイプのカム溝が形成さ
れたカム環を容易に製作することができる。
【0031】(第2実施形態)図4および図5には、本
発明の第2実施形態であるカム環の構成を示している。
なお、本実施形態において、第1実施形態と共通する部
分は第1実施形態と同符号を付して説明に代える。
【0032】上記第1実施形態では、3つの曲面部材1
を円筒形状に組み合わせて接着するだけでカム環を構成
する場合について説明したが、これだけでは、カム環の
強度不足や、これに起因する円筒形状のひずみを完全に
防止できないおそれがある。また、3つの曲面部材1の
光軸方向の位置合わせを行うために、特別な治具を用い
る必要が生ずる。
【0033】そこで、本実施形態では、図4に示すよう
に、カム溝2,3にレンズ保持枠6,7のカムピン6a
〜6c,7a〜7cを係合させながら3つの曲面部材1
を円筒形状に組み合わせた(曲面部材1同士の接着は行
わない)後、これら曲面部材1の外周に金属材又は樹脂
材により形成された保持筒10を取り付け、この保持筒
10の内周と曲面部材1の外周とを接着固定してカム環
を構成する。これにより、カム環の強度向上を図ること
ができる。
【0034】また、図5に詳しく示すように、保持筒5
における光軸方向一端の内周側にはフランジ部11が設
けられている。このため、保持筒5の内側に、光軸方向
他端側から3つの曲面部材1を円筒形状に組み合わせた
ものを挿入し、各曲面部材1の挿入方向先端面をフラン
ジ部11に突き当てた状態で保持筒5との接着を行うよ
うにすれば、3つの曲面部材1の光軸方向の位置合わせ
を正確に行うことができる。
【0035】(第3実施形態)図6には、本発明の第3
実施形態であるカム環の構成を示している。本実施形態
では、第1実施形態の曲面部材1とほぼ同様に形成さ
れ、カム溝2,3を有する3つの曲面部材15を円筒形
状に組み合わせ、さらに第2実施形態と同様に、曲面部
材15の外周に金属材又は樹脂材により形成された保持
筒21を取り付けてカム環を構成する。
【0036】但し、本実施形態では、3つの曲面部材1
5における光軸方向両端の外周側に、フランジ部12,
13を形成している。なお、3つの曲面部材15を円筒
形状に組み合わせることにより、上記フランジ部12,
13はリング形状となる。そして、本実施形態のカム環
を組み立てる場合には、カム溝2,3に第1実施形態に
て説明したレンズ保持枠6,7のカムピン6a〜6c,
7a〜7cを係合させながら3つの曲面部材15を円筒
形状に組み合わせた(曲面部材15同士の接着は行わな
い)後、これら曲面部材15を保持筒21の内側に挿入
し、各曲面部材15の外周面における両フランジ部1
2,13の間の部分を保持筒21の内周面に接着する。
なお、曲面部材15を保持筒21の内側に挿入する際に
は、挿入先端側のフランジ部が保持筒21に引っかから
ない程度に曲面部材15を弾性変形させるようにすれば
よい。
【0037】こうして3つの曲面部材15を保持筒21
に対して挿入および接着することにより、各曲面部材1
5のフランジ部12,13と保持筒21の光軸方向両端
面との当接により3つの曲面部材15の光軸方向前後へ
の位置ずれが容易に防止でき、かつ保持筒21により十
分な強度が確保されたカム環を構成することができる。
【0038】(第4実施形態)図7および図8には、本
発明の第4実施形態であるカム環を示している。本実施
形態では、第1実施形態の曲面部材1とほぼ同様に形成
され、カム溝2,3を有する3つの曲面部材15を円筒
形状に組み合わせ、さらに第2実施形態と同様に、曲面
部材16の外周に金属材又は樹脂材により形成された保
持筒22を取り付けてカム環を構成する。
【0039】但し、本実施形態では、各曲面部材16に
おける光軸方向一端の外周に、このカム環の光軸回りで
の駆動力が伝達されるギヤ部17を形成している。な
お、3つの曲面部材16を円筒形状に組み合わせること
により、上記ギヤ部17はリングギヤ形状となる。
【0040】本実施形態のカム環を組み立てる場合に
は、カム溝2,3に第1実施形態にて説明したレンズ保
持枠6,7のカムピン6a〜6c,7a〜7cを係合さ
せながら3つの曲面部材16を円筒形状に組み合わせた
(曲面部材16同士の接着は行わない)後、これら曲面
部材16をギヤ部17側とは反対側から保持筒22の内
側に挿入し、ギヤ部17の歯底部18を保持筒22の光
軸方向端面に当接させた状態で、各曲面部材16の外周
面におけるギヤ部17以外の部分を保持筒22の内周面
に接着する。
【0041】このように、本実施形態では、ギヤ部17
の歯底部18を保持筒22の光軸方向端面に当接させる
ようにしているので、3つの曲面部材16の光軸方向へ
の位置ずれを容易に防止することができる。また、第2
および第3実施形態と同様に、保持筒22により十分な
強度が確保されたカム環を構成することができる。
【0042】また、本実施形態では、ギヤ部17の歯が
途中で分割されることによる歯の強度が弱くなるのを防
止するため、ギヤ部17の歯と歯の間の位置で各曲面部
材16が分離される構成となっている。
【0043】なお、上記各実施形態では、同一形状の曲
面部材を3個組み合わせることで円筒形状のカム環を構
成する場合について説明したが、本発明は、2個や4個
以上の曲面部材を組み合わせてカム環を構成する場合に
も適用することができる。また、それぞれ異なる形状を
有する(例えば、レンズ保持枠のカムピンの不均一な間
隔に合わせて分割した)曲面部材を組み合わせることで
円筒形状のカム環を構成するようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光軸方向視において断面が円弧形状をなし、それぞれカ
ム溝が形成された複数の曲面部材(例えば、樹脂成形部
材)を円筒形状に組み合わせてカム筒を構成しているの
で、カム溝が貫通タイプである場合はもちろん、非貫通
タイプである場合でも、小径のカム筒を容易に製作する
ことができる。
【0045】また、カム溝を、隣接する少なくとも2つ
の曲面部材にまたがるように形成することにより、複数
の曲面部材を組み合わせて作ることによってカム溝の形
成範囲、つまりは可動部材の駆動範囲が制限されること
をなくすることができる。
【0046】また、上記曲面部材の数を、可動部材に設
けられたカム溝との係合部(カムピン)の数と同数と
し、かつこれら曲面部材の上記カム溝を含む形状を互い
に同一形状とすることにより、各曲面部材に形成された
カム溝同士の相対精度誤差をなくすることができ、可動
部材の倒れ等を確実に防止することができる。
【0047】また、各曲面部材に、互いに隣接する曲面
部材との組合せ時に係合する係合部を設けることによ
り、組合せ時の曲面部材間の位置決めを容易にしたり、
曲面部材同士を接着する場合の接着強度を上げたりする
ことができる。
【0048】さらに、組み合わせられた複数の曲面部材
の外周に、これらを囲んで組み合せ状態を保持するため
の円筒形状の保持部材を設けることにより、カム筒の強
度を向上させることができる。
【0049】また、複数の曲面部材に、駆動力が伝達さ
れるギヤ部を設ければ、ギヤ部付きのカム筒を容易に製
作することができる。
【0050】そして、以上のようなカム筒を用いて光学
系駆動装置を構成し、さらに光学機器に用いれば、駆動
装置や光学機器のコンパクト化およびコストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカム環を示す斜視
図。
【図2】上記カム環の展開図。
【図3】上記カム環を構成する曲面部材の展開図。
【図4】本発明の第2実施形態であるカム環の斜視図。
【図5】上記第2実施形態のカム環の断面図。
【図6】本発明の第3実施形態であるカム環の断面図。
【図7】本発明の第4実施形態であるカム環の断面図。
【図8】上記第4実施形態のカム環の分解斜視図。
【符号の説明】
1,15,16 曲面部材 2,3(3a,3b) カム溝 4,5 凸部 6,7 レンズ保持枠 6a,6b,6c,7a,7b,7c カムピン 8,9 レンズ 10,21,22 保持筒 11,12,13,18 当接部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系を構成する可動部材を光軸方向に
    駆動するためのカム溝が形成されたカム筒において、 光軸方向視において断面が円弧形状をなし、それぞれカ
    ム溝が形成された複数の曲面部材を円筒形状に組み合わ
    せて構成されていることを特徴とするカム筒。
  2. 【請求項2】 前記複数の曲面部材が樹脂により形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のカム筒。
  3. 【請求項3】 前記カム溝が、前記複数の曲面部材のう
    ち隣接する少なくとも2つの曲面部材にまたがるように
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のカム筒。
  4. 【請求項4】 前記曲面部材の数が、前記可動部材に設
    けられた前記カム溝との係合部の数と同数であり、かつ
    これら曲面部材の前記カム溝を含む形状が互いに同一形
    状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載のカム筒。
  5. 【請求項5】 前記各曲面部材に、互いに隣接する曲面
    部材との組合せ時に係合する係合部を設けたことを特徴
    とする請求項1から4のいずれかに記載のカム筒。
  6. 【請求項6】 前記カム溝は、前記各曲面部材の内周側
    に、非貫通形状に形成されていることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載のカム筒。
  7. 【請求項7】 前記複数の曲面部材の外周を囲んでこれ
    ら曲面部材を組み合せ状態に保持する円筒形状の保持部
    材を有して構成されることを特徴とする請求項1から6
    に記載のカム筒。
  8. 【請求項8】 前記複数の曲面部材の外周に、前記保持
    部材と光軸方向において当接する当接部を設けたことを
    特徴とする請求項7に記載のカム筒。
  9. 【請求項9】 前記当接部が、前記複数の曲面部材の光
    軸方向両端に設けられており、 前記保持部材を前記複数の曲面部材の外周における前記
    両当接部の間の部分に取り付けたことを特徴とする請求
    項8に記載のカム筒。
  10. 【請求項10】 前記複数の曲面部材に、駆動力が伝達
    されるギヤ部を設けたことを特徴とする請求項1から9
    のいずれかに記載のカム筒。
  11. 【請求項11】 前記複数の曲面部材は、前記ギヤ部を
    構成する歯と歯の間の位置で分割されていることを特徴
    とする請求項10に記載のカム筒。
  12. 【請求項12】 前記複数の曲面部材の外周を囲んでこ
    れら曲面部材を組み合せ状態に保持する円筒形状の保持
    部材を有しており、 前記保持部材は、光軸方向において前記ギヤ部に当接す
    ることを特徴とする請求項10又は11に記載のカム
    筒。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載の
    カム筒を備えたことを特徴とする光学系駆動装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光学系駆動装置を
    備えたことを特徴とする光学機器。
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