JPH09197238A - レンズユニット - Google Patents

レンズユニット

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Publication number
JPH09197238A
JPH09197238A JP8009094A JP909496A JPH09197238A JP H09197238 A JPH09197238 A JP H09197238A JP 8009094 A JP8009094 A JP 8009094A JP 909496 A JP909496 A JP 909496A JP H09197238 A JPH09197238 A JP H09197238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lenses
chamber
spacing ring
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP8009094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Aoki
均 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP8009094A priority Critical patent/JPH09197238A/ja
Publication of JPH09197238A publication Critical patent/JPH09197238A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間隔環の光軸に対する倒れを最小限に抑制し
たレンズユニットを提供する。 【解決手段】 レンズ室6に嵌合される第1のレンズ3
と、少なくとも2枚のレンズ21,22を同軸で貼り合
わせて成り、レンズ室6に第1のレンズ3と同軸で嵌合
される第2のレンズ20と、第1,第2のレンズ間の空
気間隔を所定値に保持すべく両レンズの間でレンズ室6
に嵌合される間隔環31とを備えたレンズユニットにお
いて、第2のレンズ20を構成する最も第1のレンズ側
のレンズ21を他のレンズ22よりも径の小さい小径レ
ンズとし、間隔環31に小径レンズ21の周面とレンズ
室6の内周面との間に挿通される挿通部31bを設け、
これにより間隔環31の光軸方向の長さを長くして光軸
に対する倒れを少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレンズを貼
り合わせて成る貼り合わせレンズを含むレンズユニッ
ト、特に貼り合わせレンズと他のレンズとの間の空気間
隔を間隔環によって適正に保持するようにしたレンズユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4はカメラのフォーカシングレンズユ
ニットの従来例を示している。レンズ室6には、2枚の
レンズ11,12を貼り合わせて成る貼り合わせレンズ
10、間隔環1およびレンズ3,2が順次嵌合され、押
え環7をレンズ室6にねじ込むことにより各レンズが固
定される。間隔環1の両端はそれぞれレンズ3,11と
当接しており、これによりレンズ3,11間の空気間隔
が適正に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】間隔環1は、レンズ室
6の内面とのガタが極力少なくなるようにレンズ室内に
組込まれているが、径方向のガタを少なくしても間隔環
1の光軸方向の長さが短いと光軸に対して倒れを生じ、
空気間隔の精度が低下してレンズ性能が悪化するおそれ
がある。
【0004】本発明の目的は、間隔環の光軸に対する倒
れを最小限に抑制したレンズユニットを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
に対応づけて説明すると、本発明は、レンズ室6に嵌合
される第1のレンズ3と、少なくとも2枚のレンズ2
1,22を同軸で貼り合わせて成り、レンズ室6に第1
のレンズ3と同軸で嵌合される第2のレンズ20と、第
1,第2のレンズ間の空気間隔を所定値に保持すべく両
レンズの間でレンズ室6に嵌合される間隔環31とを備
えたレンズユニットに適用される。そして、第2のレン
ズ20を構成する最も第1のレンズ側のレンズ21を他
のレンズ22よりも径の小さい小径レンズとし、間隔環
31に小径レンズ21の周面とレンズ室6の内周面との
間に挿通される挿通部31bを設け、これにより間隔環
31の光軸方向の長さを長くして光軸に対する倒れを少
なくする。請求項2の発明は、間隔環31の挿通部31
bと小径レンズ21の周面との間隔が所定値以上となる
ように挿通部31bの厚みおよび小径レンズ21の径を
設定したものである。請求項3の発明は、間隔環31を
第1のレンズ3と第2のレンズ20の小径レンズ21と
にそれぞれ当接させたものである。請求項4の発明は、
例えば図3に示すように、間隔環31’を第1のレンズ
3と第2のレンズ20の小径レンズ以外のレンズ22と
にそれぞれ当接させたものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1および図2により本発明をカ
メラのフォーカシングレンズユニットに適用した場合の
一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態に係るフ
ォーカシングレンズユニット100を示し、図4と同様
の構成要素には同一の符号を付してある。6は略円筒状
に形成されたレンズ室であり、その外周面には前側に雄
ねじ6aが、後側にヘリコイドねじ6bがそれぞれ形成
されている。レンズ室6内には、レンズ21と22とを
貼り合わせて成る貼り合わせレンズ20が嵌合され、後
側のレンズ22がレンズ室6のストッパ部6cに当接さ
れる。前側のレンズ21は後側のレンズ22よりも径が
小さくされ、両レンズ21,22は互いに同軸で接着剤
等により貼り合わせられている。レンズ21をレンズ2
2よりも小径とすることにより、レンズ21の周面とレ
ンズ室6の内周面との間に隙間が生ずる。
【0008】貼り合わせレンズ20が嵌合された後、レ
ンズ室6には金属切削によって形成された間隔環31が
嵌合される。間隔環31は内径の小さな前側部31a
と、内径の大きな後側部31bとから成り、後側部31
bの分だけ従来の間隔環10(図4)よりも光軸方向の
長さが長くされる。前側部31aの後側角部はレンズ2
1に当接され、後側部31bはレンズ21の周面とレン
ズ室6の内周面との間に挿通される。このとき、後側部
31bの内周面と前側レンズ21の周面との間隔が所定
値以上となるように後側部31bの厚みおよび前側レン
ズ21の径が予め設定されている。
【0009】続いてレンズ室6にはレンズ3が嵌合され
て間隔環31に当接されるとともに、レンズ2が嵌合さ
れてその後端角部がレンズ3に当接される。レンズ3,
21間の空気間隔は間隔環31によって適正に保持さ
れ、レンズ3,2間の空気間隔はレンズ2,3同士が当
接することにより適正に保持される。全てのレンズが嵌
合された後、レンズ室6の雄ねじ部6aに押え環7(内
周面に雌ねじ7aが形成される)が螺合され、押え環7
の押圧部7bがレンズ2に押圧される。
【0010】以上のように構成されたフォーカシングレ
ンズユニット100は、例えば図2に示すようなレンズ
鏡筒に組込まれる。図2において、レンズ室6の外周面
に形成されたヘリコイドねじ6bは、レンズ鏡筒を構成
する所定部材に形成されたヘリコイドねじに螺合され、
レンズ駆動機構(不図示)を介してレンズユニット10
0が回転されると、ヘリコイド作用によりレンズユニッ
ト100が光軸方向に移動してフォーカシングが行われ
る。
【0011】以上のように本実施の形態では、間隔間3
1にレンズ21の周面とレンズ室6の内周面との間に挿
通される部分(後側部31b)を設けたので、間隔環3
1の光軸方向の嵌合長を従来と比べて長くすることがで
き、間隔環31の光軸に対する倒れを最小限に少なくす
ることができる。したがって、貼り合わせレンズ20と
レンズ3との間の空気間隔の精度が向上する。また、間
隔環31の後側部31bとレンズ21の周面との間隔が
所定値以上に保持されているので、レンズ21のレンズ
22に対する位置(光軸と直交する方向の位置)に多少
ばらつきがあってもレンズ21が間隔環31に接触する
ことがなく、加えて貼り合わせレンズ形成時の接着剤の
はみ出しがあってもこれが間隔環31に干渉することが
ない。
【0012】以上の実施の形態において、レンズ3が第
1のレンズを、貼り合わせレンズ20が第2のレンズ
を、レンズ21が小径レンズを、間隔環31の後側部3
1bが挿通部をそれぞれ構成する。
【0013】図1では間隔環31をレンズ3と貼り合わ
せレンズ20の前側レンズ21とに当てるようにした
が、例えば図3に示すように間隔環31’をレンズ3と
後側レンズ22とに当てるよう構成してもよい。
【0014】なお以上では、貼り合わせレンズ20をレ
ンズ3の後方に配置した例を示したが、その位置関係は
逆でもよい。また間隔環を挟んで一方を貼り合わせレン
ズ、他方を通常の1枚レンズとしたが、両方が貼り合わ
せレンズであってもよい。この場合には、両貼り合わせ
レンズの小径レンズを互いに対向させ、間隔環の両端部
を両貼り合わせレンズの小径部とレンズ室内周面との間
にそれぞれ挿通してもよい。さらに、3枚以上のレンズ
を貼り合わせた貼り合わせレンズでもよい。また、カメ
ラのフォーカシングレンズユニットにて説明したが、そ
の他のレンズユニットにも本発明を適用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第2のレンズを構成す
る最も第1のレンズ側のレンズを他のレンズよりも径の
小さい小径レンズとし、間隔環に小径レンズの周面とレ
ンズ室の内周面との間に挿通される挿通部を設けたの
で、間隔環の光軸方向の嵌合長を従来と比べて長くする
ことができ、間隔環の光軸に対する倒れを最小限に少な
くすることができる。したがって、レンズ間の空気間隔
の精度が低下することがなく高性能なレンズユニットを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレンズユニットの
構成を示す断面図。
【図2】上記レンズユニットをレンズ鏡筒に組込んだ状
態を示す断面図。
【図3】他の実施の形態に係るレンズユニットの構成を
示す断面図。
【図4】従来のレンズユニットの構成を示す断面図。
【符号の説明】
2,3 レンズ 6,6’ レンズユニット 7 押え環 20 貼り合わせレンズ 21 前側レンズ 22 後側レンズ 31,31’ 間隔環 31a 前側部 31b 後側部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ室に嵌合される第1のレンズと、 少なくとも2枚のレンズを同軸で貼り合わせて成り、前
    記レンズ室に前記第1のレンズと同軸で嵌合される第2
    のレンズと、 前記第1,第2のレンズ間の空気間隔を所定値に保持す
    べく前記両レンズの間で前記レンズ室に嵌合される間隔
    環とを備えたレンズユニットにおいて、 前記第2のレンズを構成する最も第1のレンズ側のレン
    ズは他のレンズよりも径の小さい小径レンズとされ、前
    記間隔環は、前記小径レンズの周面と前記レンズ室の内
    周面との間に挿通される挿通部を有していることを特徴
    とするレンズユニット。
  2. 【請求項2】 前記間隔環の前記挿通部と前記小径レン
    ズの周面との間隔が所定値以上となるように前記挿通部
    の厚みおよび前記小径レンズの径を設定したことを特徴
    とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 【請求項3】 前記間隔環は前記第1のレンズと前記第
    2のレンズの前記小径レンズとにそれぞれ当接している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記間隔環は前記第1のレンズと前記第
    2のレンズの前記小径レンズ以外のレンズとにそれぞれ
    当接していることを特徴とする請求項1または2に記載
    のレンズユニット。
JP8009094A 1996-01-23 1996-01-23 レンズユニット Pending JPH09197238A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009009168A (ja) * 2008-10-17 2009-01-15 Olympus Corp レンズ鏡枠装置
JP2010032663A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Kyocera Optec Co Ltd レンズ鏡筒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010032663A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Kyocera Optec Co Ltd レンズ鏡筒
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