JPH07140367A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

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JPH07140367A
JPH07140367A JP29090793A JP29090793A JPH07140367A JP H07140367 A JPH07140367 A JP H07140367A JP 29090793 A JP29090793 A JP 29090793A JP 29090793 A JP29090793 A JP 29090793A JP H07140367 A JPH07140367 A JP H07140367A
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JP
Japan
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lens
holder
fixed
movable
lens barrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP29090793A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Minaki
隆志 皆木
Yukinori Koizumi
幸範 小泉
Tomoaki Tamura
知章 田村
Toshiyuki Terada
敏行 寺田
Yuji Hasegawa
裕士 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は偏心の減少による高精度化、部品点
数減による低価格化・小型化をはかったレンズ鏡胴を提
供することにある。 【構成】 レンズ鏡胴に固定されたレンズ11の球面11A
に当接する固定ベルホールダ21を設け、レンズ球面11B
に当接する可動ベルホールダ31を設け、前記可動ベルホ
ールダ31をレンズ11に押圧する押圧手段41を設けたレン
ズ鏡胴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ鏡胴に関し、更に
詳しくはレンズ側面をベルホールダにより押圧してレン
ズの心出し、および位置決めをするようにしたレンズ鏡
胴に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体を光学像に変換する撮
影光学系レンズを鏡胴に組み込む構造として、レンズ外
径を削って心取りし、レンズ鏡胴枠と嵌合させ、さら
に、レンズ押さえ部品でネジ止めしている。図6にその
一例の光軸縦断面図を示す。図6に示すように、鏡胴取
り付け座103には図示しない手段でレンズ鏡胴枠102が取
り付けられ、レンズ100が嵌合している。その後、押さ
え101でネジ止めされる。被写体は固体撮像素子のCC
D104で結像されるようになっている。
【0003】しかしながら、レンズはレンズ両球面の中
心を結ぶ光軸を心出し、レンズ外径を削って心取りする
必要が有る。また、レンズ鏡胴枠と嵌合させるために加
工精度を必要とし、レンズ押さえ部品でレンズをネジ止
めするのでネジ加工が必要である。また、ネジ締めのた
めの設計スペースを必要とし、鏡胴の外径が大きくなる
傾向にある。特に、小型のレンズ鏡胴の場合、レンズ部
品及び押さえ部品等の加工がしにくく、組み立て難いと
いった問題点がある。
【0004】また、従来よりレンズ心取り加工機とし
て、ベルクランプ式のものがある。この加工機は同軸上
で対向するベルホールダ間にレンズをクランプすると、
片肉のない部分まですべって、光軸がホールダ軸と一致
し固定される。ここで、砥石でレンズ外周を研磨して所
定の寸法に仕上げるようになっている。
【0005】しかしながら、そのまま撮影光学系の鏡胴
に応用しようとすると、大型なものとなってしまうとい
った問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題点を解決するためなされたもので、本発明の目的
は偏心の減少による高精度化、部品点数減による低価格
・小型化等をはかったことを特徴とするレンズ鏡胴を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のよう
な手段により達成される。即ち、(1)球面レンズを有
するレンズ鏡胴において、前記レンズ鏡胴に固定され前
記レンズ側面に当接する固定ベルホールダと、前記レン
ズ側面と対向するレンズ側面に当接する可動ベルホール
ダと、前記レンズを前記可動ベルホールダを介して押圧
する押圧手段とを少なくとも一組、備えたことを特徴と
するレンズ鏡胴であり、(2)球面レンズを有するレン
ズ鏡胴において、前記レンズ鏡胴に固定され第一レンズ
側面に当接する固定ベルホールダと、第二レンズ側面に
当接する可動ベルホールダと、第一レンズと第二レンズ
の間に挿入されレンズ側面に当接するスペーサ手段と、
第一レンズおよび第二レンズを前記可動ベルホールダを
介して押圧する押圧手段とを少なくとも一組、備えたこ
とを特徴とするレンズ鏡胴である。
【0008】ここで、「レンズ」とは両面凸、両面凹レ
ンズ、メニスカスレンズを言う。また「レンズ側面」と
は、レンズの球面を有する面を言う。また、「固定ベル
ホールダ」とは、レンズの側面の外周近傍に当接するリ
ング状の鏡胴本体に固定されているホールダを言う。ま
た「可動ベルホールダ」とは、レンズの側面の外周近傍
に当接するリング状の鏡胴に対し可動で、前記固定べル
ホールダと同軸上のホールダを言う。また「押圧手段」
とは、レンズが片当たりのない位置まですべるために、
レンズを可動ベルホールダで押しつける手段を言う。
「スペーサ手段」とは、レンズとレンズ間に挿入するレ
ンズ間隔を保持すると共に、レンズの偏心をとる働きを
するリング状の部品を言う。
【0009】
【作用】次に、上記のように構成した作用について説明
すると、請求項1の作用は球面レンズを有するレンズ鏡
胴において、レンズ鏡胴に固定されたレンズ側面に当接
する固定ベルホールダを設け、前記レンズ側面と対向す
るレンズ側面に当接する可動ベルホールダを設け、さら
に前記可動ベルホールダをレンズ側に押圧する押圧手段
を設け、レンズを片当たりのない位置まで滑らせてレン
ズ光軸を固定、および可動のホールダ軸と一致させる。
【0010】請求項2の作用は球面レンズを有するレン
ズ鏡胴において、レンズ鏡胴に固定された第一レンズ側
面に当接する固定ベルホールダを設け、第二レンズ側面
の外側端に当接する可動ベルホールダを設け、第一レン
ズと第二レンズの間に挿入するレンズ側面に当接するス
ペーサ手段を設け、さらに前記可動ベルホールダを第二
レンズ側に押圧する押圧手段を設け、レンズを片当たり
のない位置まで滑らせてレンズ光軸を固定、可動のホー
ルダ軸と一致させる。
【0011】
【実施例】本発明による、レンズ鏡胴の実施例1から3
について説明する。
【0012】(実施例1)図1は、請求項1に係わる実
施例の光軸縦断面図である。図1に示すように、鏡胴取
り付け座7は鏡胴の取り付け座、固定ベルホールダ21は
リング状の凸部21Pを有する固定のホールダでレンズ11
のレンズ側面の球面11Aの外周端と当接している。一
方、可動ベルホールダ31はリング状の凸部31Pを有し、
レンズ11の球面11Bと当接しており、固定ホールダと同
軸上になっている。押圧手段41は可動ベルホールダ31を
レンズ側に押しつけている圧縮バネである。レンズを片
当たりのない位置まで滑らせてレンズ光軸を固定ホール
ダ軸と、可動のホールダ軸とを一致させる。なお、CC
D6は結像面に置かれてた固体撮像素子である。
【0013】図2は、図1の構成が2組を設けた他の実
施例の光軸縦断面図である。上述と構造が同様のものは
同一符号、同一名称をつけ説明は重複するので省略す
る。図2に示すように、レンズ11,12があり、固定べル
ホールダ22、可動べルホールダ31,32及び押圧手段41,
42がそれぞれある。レンズを片当たりのない位置まで滑
らせてレンズ光軸を固定ホールダ軸と、可動のホールダ
軸とを一致させる。
【0014】(実施例2)図3は、請求項2に係わる実
施例の光軸縦断面図である。図3に示すように、鏡胴取
り付け座7は鏡胴の取り付け座、固定ベルホールダ23は
リング状の凸部23Pを有する固定のホールダで、レンズ
11の球面11Aと当接している。一方、可動ベルホールダ
31はリング状の凸部31Pを有し、レンズ13の球面13Bと
当接しており固定ホールダと同軸上になっている。押圧
手段43は可動ベルホールダ31をレンズ側に押しつけてい
る圧縮バネである。スペーサ51は第一レンズと第二レン
ズの間に挿入されレンズの球面11B,13Aに当接してい
る。押圧手段は可動ベルホールダを第二レンズ側に押圧
している。レンズを片当たりのない位置まで滑らせてレ
ンズ光軸を固定ホールダ軸と、可動のホールダ軸とを一
致させる。なお、CCD6は結像面に置かれてた固体撮
像素子である。
【0015】図4は、他実施例の光軸断面図である。上
述と構造が同様のものは同一符号、同一名称をつけ説明
は重複するので省略する。図4に示すように、レンズ1
1,12、13が組み込まれている。スペーサ52,53を2組
設けたもので、固定べルホールダ24、可動べルホールダ
31、押圧手段44がそれぞれある。レンズを片当たりのな
い位置まで滑らせてレンズ光軸を固定ホールダ軸と、可
動のホールダ軸とを一致させる。
【0016】(実施例3)図5は、請求項1および2の
発明を組み合わせた実施例の光軸縦断面図である。上述
と構造が同様のものは同一符号、同一名称をつけ説明は
重複するので省略する。図5に示すように、レンズ11,
13,14が組み込まれ、固定べルホールダ25、可動べルホ
ールダ31,33押圧手段45,46およびスペーサ54がそれぞ
れある。レンズを片当たりのない位置まで滑らせてレン
ズ光軸を固定のホールダ軸と、可動のホールダ軸とを一
致させる。
【0017】
【発明の効果】上記のように構成されたので次のような
効果を奏する。請求項1および請求項2の効果として、
精度を要求される部品が従来に比べ少ないので低価格化
がはかられ、小さいレンズでも組み立てが容易となり、
また鏡胴の外径を小さくできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の光軸縦断面図である。
【図2】実施例1の変形例の光軸縦断面図である。
【図3】実施例2の光軸縦断面図である
【図4】実施例2の変形例の光軸縦断面図である。
【図5】実施例3の光軸縦断面図である。
【図6】従来例の光軸縦断面図である。
【符号の説明】
11,12,13,14 レンズ 11A,11B,13A,13B 球面 21,22,23,24,25 固定ベルホールダ 21P,23P 凸部 31,32,33 可動ベルホールダ 31P 凸部 41,42,43,44,45,46 押圧手段 51,52,53,54 スペーサ 6 CCD 7 鏡胴取り付け座 100 レンズ 101 押さえ 102 レンズ鏡胴枠 103 鏡胴取り付け座 104 CCD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 敏行 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 長谷川 裕士 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球面レンズを有するレンズ鏡胴におい
    て、前記レンズ鏡胴に固定され前記レンズ側面に当接す
    る固定ベルホールダと、前記レンズ側面と対向するレン
    ズ側面に当接する可動ベルホールダと、前記レンズを前
    記可動ベルホールダを介して押圧する押圧手段とを少な
    くとも一組、備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 球面レンズを有するレンズ鏡胴におい
    て、前記レンズ鏡胴に固定され第一レンズ側面に当接す
    る固定ベルホールダと、第二レンズ側面に当接する可動
    ベルホールダと、第一レンズと第二レンズの間に挿入さ
    れレンズ側面に当接するスペーサ手段と、第一レンズお
    よび第二レンズを前記可動ベルホールダを介して押圧す
    る押圧手段とを少なくとも一組、備えたことを特徴とす
    るレンズ鏡胴。
JP29090793A 1993-11-19 1993-11-19 レンズ鏡胴 Pending JPH07140367A (ja)

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