JP2001038040A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
無端ベルトの表面上で移動させることにより、あたかも
自動車が走行しているかのように見せる遊技機におい
て、移動体が備える前輪を、比較的簡単な機構によって
移動方向に向けるようにする。 【解決手段】 移動体40に、車体50と、この車体50の前
両側部に対向するように取り付けられ、無端ベルト20の
表面に対して直角に設けた操舵軸70を中心に回転可能と
される前輪43と、両前輪43を操舵軸70より前方で連結
し、かつ、操舵軸70を中心とする前輪43の回転に伴って
移動可能とされるホイールアーム46とを備える。表側吸
引手段86を、ホイールアーム46に取り付け、ホイールア
ーム46と共に移動可能に形成する。
Description
くは、自動車の形状を模した移動体を、周回動する無端
ベルトの表面上で左右に移動させることにより、あたか
も自動車が走行しているかのように見せる遊技機に関
し、移動体に備えられている前輪が、移動時に移動方向
を向くようにしたものである。
を、周回動する無端ベルトの表面上で左右に移動させる
ことにより、あたかも自動車が走行しているかのように
見せる遊技機が提供されている。このような遊技機は、
無端ベルトと、誘導体と、移動体とを備えている。
ている。また、この無端ベルトの表面には、道路等の絵
が描かれている。また、前記誘導体は、無端ベルトの内
側に備えられ、遊技者がハンドルを操作すると、左右に
移動するように形成されている。また、この誘導体の上
部には、磁力による裏側吸引手段が備えられている。
に形成され、無端ベルトの表面上に載置されている。ま
た、この移動体の下部には、上記した誘導体が備える裏
側吸引手段と磁力で互いに引き合う表側吸引手段が備え
られている。更に、誘導体が備える裏側吸引手段と移動
体が備える表側吸引手段とが磁力で互いに引き合うこと
により、誘導体と移動体とが無端ベルトを介して互いに
引き合うこととなっている。
体を左右に移動させると、この誘導体の移動に伴って移
動体が無端ベルトの表面上を左右に移動するので、あた
かも自動車が走行しているように見えるのである。
遊技機の中には、移動体が走行する様子をより一層リア
ルに表現するために、実際の自動車と同様に、移動体に
備えられている前輪を、移動方向に向けるように形成し
ているものがある。しかし、上述した前輪を移動方向に
向けるための機構には、種々の問題点があった。
の機構に、モーター等の動力源を用いることがあった
が、この動力源へ電源を供給したり、あるいは動力源を
制御したりするための電線が、外観上好ましくなかっ
た。また、前輪を移動方向に向けるための機構が、多く
の構成部品を必要としたため、遊技機全体の製造コスト
を引き上げる要因ともなっていたのである。
発明は、両前輪を操舵軸より前方で連結し、かつ、操舵
軸を中心とする前輪の回転に伴って移動するホイールア
ームを備えると共に、このホイールアームに表側吸引手
段を取り付けることにより、裏側吸引手段が移動する
と、まず、表側吸引手段、及びホイールアームが裏側吸
引手段の移動に伴って移動し、同時に、両前輪が移動方
向を向き、その後に、移動体全体が裏側吸引手段の移動
に伴って移動するようにして、多くの部品を用いること
なく、両前輪が移動方向を向くようにした遊技機の提供
を目的とする。
ち請求項1に記載した発明は、周回動する無端ベルト
(20)と、無端ベルト(20)の裏面側に備えられ、遊技
者の操作によって移動可能に形成されている誘導体(3
0)と、無端ベルト(20)の表面上に載置され、自動車
を模した形状に形成されている移動体(40)とを備え、
前記誘導体(30)は、移動体(40)側に、磁力による裏
側吸引手段(31)を備えていると共に、前記移動体(4
0)は、誘導体(30)側に、磁力による表側吸引手段(8
6)を備え、誘導体(30)が備える裏側吸引手段(31)
と、移動体(40)が備える表側吸引手段(86)とは、無
端ベルト(20)を介して互いに引き合うように形成さ
れ、遊技者の操作による誘導体(30)の移動に伴って、
移動体(40)が無端ベルト(20)の表面上を移動可能に
形成されている遊技機であって、前記移動体(40)は、
車体(50)と、この車体(50)の前両側部に対向するよ
うに取り付けられ、無端ベルト(20)の表面に対して直
角に設けた操舵軸(70)を中心に回転可能とされる前輪
(43)と、両前輪(43)を操舵軸(70)より前方で連結
し、かつ、操舵軸(70)を中心とする前輪(43)の回転
に伴って移動可能に形成されているホイールアーム(4
6)とを備え、前記表側吸引手段(86)は、ホイールア
ーム(46)に取り付けられ、ホイールアーム(46)と共
に移動可能に形成されていることを特徴とする。
を互いに接合され、環状に形成されているベルトをい
う。この無端ベルト(20)は、通常、1つの駆動ローラ
ー(21)と、1又は2以上のガイドローラー(22)と、
1又は2以上のテンションローラー(23)とによって、
適度な張りを保ちつつ、周回動することとなっている。
そして、この無端ベルト(20)の外側の面が「表面」で
あり、内側の面が「裏面」である。また、無端ベルト
(20)の表面には、通常、道路等の絵が描かれており、
無端ベルト(20)を周回動させると、道路等が時々刻々
と変化していくように見えるのである。
0)を間接的に移動させるための装置であって、無端ベ
ルト(20)の裏面側に備えられ、遊技者の操作によって
移動可能に形成されている。また、誘導体(30)の移動
体(40)側には、裏側吸引手段(31)が備えられてい
る。また、「裏側吸引手段(31)」とは、磁力によって
表側吸引手段(86)と互いに引き合うものをいい、磁石
又は磁性体によって形成されている。また、磁石は、永
久磁石であっても、あるいは電磁石であっても良い。
(20)の表面上に載置され、無端ベルト(20)の表面上
を移動可能に形成されている装置をいう。この移動体
(40)の誘導体(30)側には、表側吸引手段(86)が備
えられている。また、この移動体(40)は、自動車を模
した形状とされ、車体(50)、前輪(43)、及びホイー
ルアーム(46)等によって構成されている。
によって裏側吸引手段(31)と互いに引き合うものをい
い、磁石又は磁性体によって形成されている。また、磁
石は、永久磁石であっても、あるいは電磁石であっても
良い。そして、裏側吸引手段(31)と表側吸引手段(8
6)とが磁力で互いに引き合うことにより、誘導体(3
0)と移動体(40)とが無端ベルト(20)を介して互い
に引き合うこととなっている。
(86)とが磁力で互いに引き合うためには、これら両者
のうち、いずれか一方又は双方が磁石で形成されている
ことを要する。また、「車体(50)」とは、実際の自動
車の車体に相当する部分をいう。この車体(50)は、例
えば、ボディー(41)とベースフレーム(42)とによっ
て構成される。
両側部に対向するように取り付けられ、無端ベルト(2
0)の表面に対して直角に設けた「操舵軸(70)」を中
心に回転可能に形成されると共に、無端ベルト(20)の
表面に対して平行に設けた「車軸(68)」を中心に回転
自在に形成される。即ち、各前輪(43)は、車体(50)
の上方から見て、操舵軸(70)を中心に、時計回り又は
反時計回りに回転可能に形成され、また、車体(50)の
側方から見て、車軸(68)を中心に、時計回り又は反時
計回りに回転自在に形成される。
舵軸(70)より前方で両前輪(43)を連結し、かつ、両
前輪と連動して動くものをいう。例えば、両前輪(43)
が、操舵軸(70)及び車軸(68)を有するハブ(45)を
介して車体(50)に取り付けられていれば、このハブ
(45)にホイールアーム(46)を取り付けることによ
り、両前輪(43)を連結してもよい。そして、ホイール
アーム(46)が右方向に移動すれば、両前輪(43)が右
方向を向き、また、ホイールアーム(46)が左方向に移
動すれば、両前輪(43)が左方向を向くようにすること
ができるのである。
した表側吸引手段(86)を取り付けることにより、裏側
吸引手段(31)が移動すると、まず、表側吸引手段(8
6)及びホイールアーム(46)が裏側吸引手段(31)の
移動に伴って移動し、同時に、両前輪(43)が移動方向
を向く。その後に、移動体(40)全体が、裏側吸引手段
(31)の移動に伴って移動することとなる。
動すると、まず、表側吸引手段(86)及びホイールアー
ム(46)が、裏側吸引手段(31)の移動に伴って右方向
に移動し、同時に、両前輪(43)が右方向を向く。その
後に、移動体(40)全体が、裏側吸引手段(31)の移動
に伴って右方向に移動する。このように、両前輪(43)
を操舵軸(70)より前方で連結し、かつ、操舵軸(70)
を中心とする前輪(43)の回転に伴って移動するホイー
ルアーム(46)を備えると共に、このホイールアーム
(46)に表側吸引手段(86)を取り付けることにより、
多くの部品を用いることなく、両前輪(43)が移動方向
を向くようにすることができるのである。
の形態を、図示例と共に説明する。図1は、本実施の形
態に係る遊技機の外観を示す斜視図、図2は、無端ベル
トの駆動機構を示す斜視図、図3は、移動体、及び誘導
体の要部を示す側面断面図、図4は、ベースフレームの
平面図(A)、及び側面図(B)、図5は、ハブの平面
図(C)、側面図(D)、(D)のX−X線断面図
(E)、及び(D)のY−Y線断面図(F)、図6は、
ホイールアーム(補助ホイールアーム)の平面図、図7
は、アンダーベースの平面図(G)、裏面図(H)、及
び正面図(I)、図8は、移動体の要部を示す分解斜視
図、図9は、移動体の要部を示す側面断面図、図10な
いし図12は、移動体の動作を示す平面図である。
状を模した移動体40を、周回動する無端ベルト20の表面
上で前後左右に移動させることにより、あたかも自動車
が走行しているかのように見せる遊技機である。この遊
技機は、周回動する無端ベルト20と、無端ベルト20の裏
面側に備えられ、遊技者の操作によって移動可能に形成
されている誘導体30と、無端ベルト20の表面上に載置さ
れ、自動車を模した形状に形成されている移動体40とを
備えている。
る裏側吸引手段31を備えていると共に、前記移動体40
は、誘導体30側に、磁力による表側吸引手段86を備えて
いる。そして、誘導体30が備える裏側吸引手段31と、移
動体40が備える表側吸引手段86とが、無端ベルト20を介
して互いに引き合うことにより、遊技者の操作による誘
導体30の移動に伴って、移動体40が無端ベルト20の表面
上を移動することとなっている。
体50の前両側部に対向するように取り付けられ、無端ベ
ルト20の表面に対して直角に設けた操舵軸70を中心に回
転可能とされる前輪43と、両前輪43を操舵軸70より前方
で連結し、かつ、操舵軸70を中心とする前輪43の回転に
伴って移動可能に形成されているホイールアーム46とを
備えている。
ーム46に取り付けられ、ホイールアーム46と共に移動可
能に形成されている。そして、裏側吸引手段31が移動す
ると、まず、表側吸引手段86、及びホイールアーム46
が、裏側吸引手段31の移動に伴って移動し、同時に、両
前輪43が移動方向を向き、その後に、移動体40全体が、
裏側吸引手段31の移動に伴って移動することとなってい
る。
部品を用いることなく、両前輪43が移動方向を向くよう
にしているのである。以下、更に、この遊技機について
詳述する。この遊技機は、筐体10の内部に、無端ベルト
20と、誘導体30と、移動体40とを備えている。 (筐体10)図1に示すように、筐体10の上面には、上面
パネル11が備えられている。
前側を低くするように傾斜している。また、この上面パ
ネル11は、奥側からその途中までを、比較的傾斜の小さ
い小傾斜部12とされていると共に、その途中から手前側
を、比較的傾斜の大きい大傾斜部13とされている。
られている。そして、この天窓14から、筐体10の内部に
備えられている無端ベルト20、及びこの無端ベルト20の
表面上に載置されている移動体40を視認することができ
るようになっている。また、前記大傾斜部13には、ハン
ドル15、及びシフトレバー16が設けられている。
ダル17、及びブレーキペダル18が設けられている。 (無端ベルト20)また、前記無端ベルト20は、上記筐体
10の内部に備えられ、筐体10の左右方向を回転軸とする
多数のローラーによって、適度な張りを保ちつつ、周回
動するように形成されている。
手前上部側に、駆動機構を備えた駆動ローラー21が設け
られている。また、筐体10の手前下部側、奥上部側、奥
下部側、及び奥中間付近には、ガイドローラー22が設け
られている。また、奥下部側のガイドローラー22と、奥
中間付近のガイドローラー22との間の高さであって、か
つ、これらのガイドローラー22よりやや手前側には、無
端ベルト20の張りを保つためのテンションローラー23が
設けられている。そして、駆動機構によって駆動ローラ
ー21が回転すると、駆動ローラー21の回転に伴って無端
ベルト20が周回動する。また、無端ベルト20の周回動に
伴って、各ガイドローラー22、及びテンションローラー
23が回転する。このとき、各ガイドローラー22は、駆動
ローラー21と同じ方向に回転するが、テンションローラ
ー23のみが、駆動ローラー21と反対方向に回転すること
となっている。
16を高速モードに切り換えたり、あるいはアクセルペダ
ル17を踏み込んだりすることによって速く回転し、遊技
者がシフトレバー16を低速モードに切り換えたり、ある
いはブレーキペダル18を踏んだりすることによって遅く
回転するように形成されている。従って、無端ベルト20
の周回動も、速くなったり遅くなったりする。
路等の絵が描かれており、この無端ベルト20を、筐体10
の右側から見て反時計回りに周回動させることにより、
無端ベルト20の表面に描かれている道路等が時々刻々と
変化して、自動車の形状を模した移動体40が、あたかも
走行しているかのように見えるのである。 (誘導体30)また、前記誘導体30は、無端ベルト20の内
側に備えられ、遊技者がハンドル15等を操作することに
より、前後左右に移動するように形成されている。
りに回転させると、誘導体30は右側へ移動し、遊技者が
ハンドル15を反時計回りに回転させると、誘導体30は左
側へ移動する。また、遊技者がアクセルペダル17を踏む
と、誘導体30は前方へ移動し、遊技者がブレーキペダル
18を踏むと、誘導体30は後方へ移動する。また、図3に
示すように、この誘導体30の上部には、裏側吸引手段31
としての多数の磁石が備えられている。 (移動体40)また、図3に示すように、前記移動体40
は、自動車を模した形状とされ、無端ベルト20の表面上
に載置されている。
ーム42、前輪43、後輪44、ハブ45、ホイールアーム46、
補助ホイールアーム47、アームジョイント48、及びアン
ダーベース49を備えている。 (ボディー41)前記ボディー41は、実際の自動車のボデ
ィー41に相当する部分であって、合成樹脂によって一体
に形成されている。 (ベースフレーム42)また、前記ベースフレーム42は、
図4の(A)及び(B)に示すように、平板状の基部51
と、この基部51の前方に連設した前輪取付部52と、基部
51の後方に連設した後輪取付部53とを有している。
が設けられている。各ボディー取付片55は、平板状に形
成され、基部51の両側部から外方へ向かって突出してい
る。また、各ボディー取付片55には、円形のボディー取
付穴が設けられている。そして、上記ボディー41は、ボ
ディー取付穴を通したボディー取付ピンによって、この
ベースフレーム42に固定される。
ィー41とによって、車体50が構成されているのである。
また、前記前輪取付部52には、2つの前輪取付片56、ア
ームジョイント取付穴58、及び横長穴59が設けられてい
る。各前輪取付片56は、平板状に形成され、前輪取付部
52の両側部から外方へ向かって突出している。また、各
前輪取付片56には、円形の操舵軸取付穴57が設けられて
いる。また、アームジョイント取付穴58は、前輪取付部
52の略中央に設けられ、円形に形成されている。また、
横長穴59は、前輪取付部52の略中央であって、上記アー
ムジョイント取付穴58よりも前方に設けられ、ベースフ
レーム42の左右方向に長い長円形に形成されている。
取付片60が設けられている。各後輪取付片60は、平板状
に形成され、後輪取付部53の両側部からベースフレーム
42の下方へ向かって対向するように突出している。ま
た、各後輪取付片60には、円形の後輪取付穴61が設けら
れている。 (前輪43、及び後輪44)また、前記前輪43、及び後輪44
は、図8に示すように、ホイール62とタイヤ63とによっ
て構成されている。
と、このディスク部64の周縁に連設した円筒状のリム部
65とを有している。また、ディスク部64の中心には、円
形の車軸取付穴66が設けられている。そして、リム部65
の外周にタイヤ63を嵌合させて、前輪43、及び後輪44が
形成されている。
後輪取付部53の両側方に配置され、両後輪取付穴61を通
した円柱棒状のホイールシャフト67によって、ベースフ
レーム42に回転自在に取り付けられる。なお、前輪43の
取り付けについては後述する。 (ハブ45)また、前記ハブ45には、図5の(C)、
(D)、(E)及び(F)に示すように、車軸68、車軸
中心穴69、操舵軸70、操舵軸中心穴71、アーム差込溝7
2、及びアーム取付穴73が設けられている。
径を、上記車軸取付穴66の内径と略等しく形成されてい
る。また、この車軸68の中心には、車軸中心穴69が設け
られている。また、前記操舵軸70も、円柱状に形成さ
れ、その外径を、上記操舵軸取付穴57の内径と略等しく
形成されている。また、この操舵軸70は、車軸68に対し
て直角に設けられている。更に、この操舵軸70の中心に
は、操舵軸中心穴71が設けられている。
側方に設けられ、車軸68と平行に形成されている。ま
た、前記アーム取付穴73は、操舵軸70の両側方に設けら
れ、アーム差込溝72を貫くようにして、操舵軸70と平行
に形成されている。そして、図8及び図9に示すよう
に、このハブ45は、前輪43のリム部65の内側に配置さ
れ、車軸68を車軸取付穴66に挿入すると共に、車軸中心
穴69に車軸取付ピン74を挿入することにより、前輪43に
回転自在に取り付けられる。
ブ45は、上記ベースフレーム42の前輪取付部52の両側方
に配置され、操舵軸70を操舵軸取付穴57に挿入すると共
に、操舵軸中心穴71に操舵軸取付ピン75を挿入すること
により、ベースフレーム42に回転可能に取り付けられ
る。これにより、両前輪43は、車体50の前両側部に対向
するように取り付けられ、車体50の上方から見て、操舵
軸70を中心に、時計回り又は反時計回りに回転可能とさ
れると共に、車体50の側方から見て、車軸68を中心に、
時計回り又は反時計回りに回転自在とされるのである。
(ホイールアーム46、及び補助ホイールアーム47)ま
た、前記ホイールアーム46、及び補助ホイールアーム47
は、図6に示すように、扁平棒状に形成され、その長さ
を、ベースフレーム42に取り付けられた両ハブ45の間隔
と略等しく形成されている。また、ホイールアーム46、
及び補助ホイールアーム47の略中央には、円形の中央連
結穴76が設けられていると共に、両端近辺には、円形の
ハブ連結穴77が設けられている。
ールアーム47は、ベースフレーム42に取り付けられた両
ハブ45を連結するようにして取り付けられる。ここで、
ハブ45がベースフレーム42に取り付けられた際に、操舵
軸70より前方に位置することとなるアーム差込溝72を前
方アーム差込溝87とし、また、操舵軸70より後方に位置
することとなるアーム差込溝72を後方アーム差込溝88と
して、ホイールアーム46、及び補助ホイールアーム47の
ハブ45への取り付けについて詳述する。
ム46は、その両端を、両ハブ45の前方アーム差込溝87に
差し込まれ、アーム取付穴73、及びハブ連結穴77を通し
たアーム取付軸78によって、両ハブ45に回転可能に取り
付けられる。即ち、ホイールアーム46は、その両端を、
操舵軸70と平行なアーム取付軸78によって、両ハブ45に
回転可能に取り付けられることにより、操舵軸70より前
方で両前輪43を連結し、両前輪43と連動して動くことと
される。
イールアーム47は、その両端を、両ハブ45の後方アーム
差込溝88に差し込まれ、アーム取付穴73、及びハブ連結
穴77を通したアーム取付軸78によって、両ハブ45に回転
可能に取り付けられる。即ち、補助ホイールアーム47
は、その両端を、操舵軸70と平行なアーム取付軸78によ
って、両ハブ45に回転可能に取り付けられることによ
り、操舵軸70より後方で両前輪43を連結し、両前輪43と
連動して動くこととされるのである。 (アームジョイント48)また、前記アームジョイント48
は、図8に示すように、平板を階段状に屈曲させたよう
な形状の屈曲部79と、この屈曲部79の略中央から直角に
突出させた円柱棒状の回転軸80とによって構成されてい
る。また、屈曲部79の一端近辺には、円形のホイールア
ーム連結穴81が設けられていると共に、他端近辺には、
円形の補助ホイールアーム連結穴82が設けられている。
軸80を、ベースフレーム42の前輪取付部52の略中央に設
けたアームジョイント取付穴58に挿入するようにして、
ベースフレーム42に回転可能に取り付けられる。また、
図8に示すように、円柱状のアームジョイント連結軸83
が、補助ホイールアーム連結穴82、及び上記補助ホイー
ルアーム47の中央連結穴76に挿入されるようにして、ア
ームジョイント48、及び補助ホイールアーム47に回転可
能に取り付けられることにより、アームジョイント48と
補助ホイールアーム47とが連動して動くこととされるの
である。 (アンダーベース49)また、前記アンダーベース49は、
図7の(G)、(H)及び(I)に示すように、一部が
欠けた円盤状の円盤部84と、この円盤部84の略中央から
直角に突出させた円柱状の移動軸85と、円盤部84の反移
動軸85側に埋設した表側吸引手段86としての多数の磁石
とによって構成されている。
は、ベースフレーム42の前輪取付部52の下方に配置さ
れ、移動軸85を、上記ホイールアーム46の中央連結穴76
に挿入するようにして、ホイールアーム46に回転可能に
取り付けられる。また、図8に示すように、移動軸85
が、アームジョイント48のホイールアーム連結穴81に挿
入されて、アームジョイント48にも回転可能に取り付け
られることにより、アームジョイント48とホイールアー
ム46とが連動して動くこととされる。
ースフレーム42の横長穴59に挿入されて、この横長穴59
に沿って移動することにより、アンダーベース49がベー
スフレーム42に対して左右方向に移動可能とされる。そ
して、上述したように形成されている移動体40が、無端
ベルト20の表面上に載置され、誘導体30が備える裏側吸
引手段31と移動体40が備える表側吸引手段86とが磁力で
互いに引き合うことにより、誘導体30と移動体40とが無
端ベルト20を介して互いに引き合うこととなっているの
である。 (動作)次に、本実施の形態に係る遊技機の動作につい
て詳述する。
前輪43は、通常、前方を向いている。そして、移動体40
は、無端ベルト20の表面上を直進することとなってい
る。また、遊技者が誘導体30を移動させると、この誘導
体30の移動に伴って移動体40が無端ベルト20の表面上を
移動する。具体的には、遊技者がハンドル15を操作し
て、裏側吸引手段31を埋設した誘導体30を右方向へ移動
させると、図11に示すように、まず、表側吸引手段86
を埋設したアンダーベース49及びホイールアーム46が、
誘導体30の移動に伴って右方向へ移動し、同時に、両前
輪43が右方向を向く。その後、図12に示すように、移
動体40全体が、移動体30の移動に伴って右方向へ移動す
ることとなる。
側吸引手段31を埋設した誘導体30を左方向へ移動させる
と、まず、表側吸引手段86を埋設したアンダーベース49
及びホイールアーム46が、誘導体30の移動に伴って左方
向へ移動し、同時に、両前輪43が左方向を向く。その
後、移動体40全体が、誘導体30の移動に伴って左方向へ
移動することとなるのである。
走行する様子をより一層リアルに表現するために、実際
の自動車と同様に、前輪43を移動方向に向けるようにし
ている。更に、この遊技機では、両前輪43を操舵軸70よ
り前方で連結し、かつ、操舵軸70を中心とする前輪43の
回転に伴って移動するホイールアーム46を備えると共
に、このホイールアーム46に表側吸引手段86を取り付け
て、表側吸引手段86の移動に伴って両前輪43が移動方向
を向くようにしている。
機構を、少数の部品で構成することにより、移動体40の
製造を容易にし、遊技機全体の製造コストを引き下げ、
更には、遊技機の外観をも良くしているのである。
た発明によれば、遊技機の製造を容易にでき、また、製
造コストを引き下げることができ、更には、遊技機の外
観を良くすることもできるのである。
図。
(B)。
X−X線断面図(E)、及び(D)のY−Y線断面図
(F)。
図。
(H)、及び正面図(I)。
ダル 18 ブレーキペダル 20 無端ベルト 21 駆動ローラー 22 ガイドロー
ラー 23 テンションローラー 30 誘導体 31 裏側吸引手段 40 移動体 41 ボディー 42 ベースフレ
ーム 43 前輪 44 後輪 45 ハブ 46 ホイールア
ーム 47 補助ホイールアーム 48 アームジョ
イント 49 アンダーベース 50 車体 51 基部 52 前輪取付部 53 後輪取付部 54 ボディー取
付片 55 ボディー取付穴 56 前輪取付片 57 操舵軸取付穴 58 アームジョ
イント取付穴 59 横長穴 60 後輪取付片 61 後輪取付穴 62 ホイール 63 タイヤ 64 ディスク部 65 リム部 66 車軸取付穴 67 ホイールシャフト 68 車軸 69 車軸中心穴 70 操舵軸 71 操舵軸中心穴 72 アーム差込
溝 73 アーム取付穴 74 車軸取付ピ
ン 75 操舵軸取付ピン 76 中央連結穴 77 ハブ連結穴 78 アーム取付
軸 79 屈曲部 80 回転軸 81 ホイールアーム連結穴 82 補助ホイー
ルアーム連結穴 83 アームジョイント連結軸 84 円盤部 85 移動軸 86 表側吸引手
段 87 前方アーム差込溝 88 後方アーム
差込溝
Claims (1)
- 【請求項1】 周回動する無端ベルトと、無端ベルトの
裏面側に備えられ、遊技者の操作によって移動可能に形
成されている誘導体と、無端ベルトの表面上に載置さ
れ、自動車を模した形状に形成されている移動体とを備
え、 前記誘導体は、移動体側に、磁力による裏側吸引手段を
備えていると共に、前記移動体は、誘導体側に、磁力に
よる表側吸引手段を備え、誘導体が備える裏側吸引手段
と、移動体が備える表側吸引手段とは、無端ベルトを介
して互いに引き合うように形成され、遊技者の操作によ
る誘導体の移動に伴って、移動体が無端ベルトの表面上
を移動可能に形成されている遊技機であって、 前記移動体は、車体と、この車体の前両側部に対向する
ように取り付けられ、無端ベルトの表面に対して直角に
設けた操舵軸を中心に回転可能とされる前輪と、両前輪
を操舵軸より前方で連結し、かつ、操舵軸を中心とする
前輪の回転に伴って移動可能に形成されているホイール
アームとを備え、 前記表側吸引手段は、ホイールアームに取り付けられ、
ホイールアームと共に移動可能に形成されていることを
特徴とする遊技機。
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