WO2001007129A1

WO2001007129A1 - Machine de jeu

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Publication number: WO2001007129A1
Application number: PCT/JP2000/004947
Authority: WO
Inventors: Naoji Kumagai
Original assignee: Sammy Corporation
Priority date: 1999-07-27
Filing date: 2000-07-25
Publication date: 2001-02-01
Also published as: TW427920B; CN1119190C; HK1039078B; US6533281B1; DE60013395D1; AU757523B2; ES2226879T3; HK1039078A1; JP2001038040A; CN1317982A; JP3241699B2; AU6024100A; ATE274990T1; KR20010079794A; EP1116506A1; EP1116506B1; EP1116506A4; KR100457211B1

Description

明細書

遊技機技術分野

本発明は、遊技機に関するものである。そして詳しくは、自動車の形状を模した移動体を、周回動する無端ベルトの表面上で左右に移動させることにより、あたかも自動車が走行しているかのように見せる遊技機に関する。更に、移動体に備えられている前輪力移動時に移動方向を向くようにした遊技機に関するものである。背景技術

従来から、自動車の形状を模した移動体を、周回動する無端ベルトの表面上で左右に移動させることにより、あたかも自動車が走行しているかのように見せる遊技機が提供されている。

このような遊技機は、無端ベルトと、誘導体と、移動体とを備えている。

前記無端ベルトは、周回動が可能に形成されている。また、この無端ベルトの表面には、道路等の絵が描かれている。

また、前記誘導体は、上方に位置する無端ベルトの裏側に備えられ、遊技者がハンドルを操作すると、左右に移動するように形成されている。また、この誘導体の上部には、磁力による裏側吸引手段が備えられている。

また、前記移動体は、自動車を模した形状に形成され、無端ベルトの表面上に載置されている。また、この移動体における移動体の下部には、前記した誘導体が備える裏側吸引手段と磁力で互いに引き合う表側吸引手段が備えられている。

更に、誘導体が備える裏側吸引手段と移動体が備える表側吸引手段とが磁力で互いに引き合うことにより、誘導体と移動体とが無端ベルトを介して互いに引き合うこととなつてレヽる。

そして、遊技者がハンドルを操作して誘導体を左右に移動させると、この誘導体の移動に伴って移動体が無端ベルトの表面上を左右に移動するのである。従って、あたかも自動車が走行しているように見えるものである。

ところで、このような遊技機の中には、移動体が走行する様子をより一層リアルに表現するために、実際の自動車と同様に、移動体に備えられている 2つの前輪を移動方向に向けるように形成しているものがある。

し力、し、上述した前輪を移動方向に向けるための機構には、種々の問題点があった。具体的には、両前輪を移動方向に向けるための機構に、モーター等の動力源を用いることがあった。しかし、この動力源へ電源を供給したり、あるいは動力源を制御したりするための電線が、外観上好ましくなかった。

また、両前輪を移動方向に向けるための機構は、多くの構成部品を必要としたため、遊技機全体の製造コストを引き上げる要因ともなつていた。

そこで、本発明は、両前輪を操舵軸より前方で連結し、かつ、操舵軸を中心とする前輪の回転に伴って移動するホイールアームを備えると共に、このホイールアームに表側吸引手段を取り付けるものである。従って、裏側吸引手段が移動すると、まず、表側吸引手段、及びホイールアームが裏側吸引手段の移動に伴って移動し、同時に、両前輪が移動方向を向くように回動する。このため、移動体全体が裏側吸引手段の移動に伴って移動させることができる。このように本発明は、多くの部品を用いることなく、両前輪が移動方向を向くようにした遊技機の提供を目的とする。発明の開示

本発明は、周回動する無端ベル卜（20) と、無端ベルト（20) の裏面側に備えられる誘導体（30) であって、遊技者の操作によって移動可能に形成されている誘導体（30) と、無端ベルト（20) の表面上に載置される移動体（40) であって、自動車を模した形状に形成されている移動体（40) と、を備え、前記誘導体（30) は、移動体（40) の側に磁力による裏側吸引手段（31 ) を備え、前記移動体（40) は、誘導体（30) の側に磁力による表側吸引手段（86) を備え、誘導体（30) が備える裏側吸引手段（31) と移動体（40) が備える表側吸引手段（86) とは、無端ベルト（20) を介して互いに引き合うように形成され、遊技者の操作による誘導体（30) の移動に伴って、移動体（40) が無端ベルト（20) の表面上を移動可能に形成されている遊技機であって、前記移動体 ( 40) は、車体（50) と、この車体（50) の前両側部に対向するように取り付けられる前輪（43) であって、無端ベルト（20) の表面に対して直角に設けた操舵軸（70) を中心に回転可能とされる前輪（43) と、両前輪（43) を操舵軸（70) より前方で連結し、かつ、操舵軸（70) を中心とする前輪（43) の回動に伴って移動可能に形成されているホイールァーム（46) とを備え、前記表側吸引手段（86) は、ホイールアーム（46) に取り付けられ、ホイールアーム（46) と共に移動可能に形成されていることを特徴とする。

ここで、「無端ベルト（20)」とは、両端を互いに接合され、環状に形成されているベノレ卜をいう。この無端ベルト（20) は、通常、 1つの駆動ローラ一（21 ) と、 1又は 2 以上のガイドローラー（22) と、 1又は 2以上のテンションローラー（23) とによって、適度な張りを保ちつつ、周回動することとなっている。そして、この無端ベルト（20) の外側の面が「表面」であり、内側の面が「裏面」である。また、無端ベルト（20) の表面には、通常、道路等の絵が描かれており、無端ベルト（20) を周回動させると、道路等が時々刻々と変化していくように見えるのである。

また、「誘導体（30)」とは、移動体（40) を間接的に移動させるための装置であって、無端ベルト（20) の裏面側に備えられ、遊技者の操作によって移動可能に形成されている。また、誘導体（30) における移動体（40) の側には、裏側吸引手段（31 ) が備えられている。

また、「裏側吸引手段（31 )」とは、磁力によって表側吸引手段（86) と互いに引き合うものをいい、磁石又は磁性体によって形成されている。また、磁石は、永久磁石であつても、あるいは電磁石であっても良い。

また、「移動体（40)」とは、無端ベルト（20) の表面上に載置され、無端ベルト（20) の表面上を移動可能に形成されている装置をいう。この移動体（40)における誘導体（30) の側には、表側吸引手段（86) が備えられている。また、この移動体（40) は、自動車を模した形状とされ、車体（50)、前輪（43)、及びホイールアーム（46) 等によって構成されている。

また、「表側吸引手段（86)」とは、磁力によって裏側吸引手段（31) と互いに引き合うものをいい、磁石又は磁性体によって形成されている。また、磁石は、永久磁石であつても、あるいは電磁石であっても良い。

そして、裏側吸引手段（31 ) と表側吸引手段（86) とが磁力で互いに引き合うことにより、誘導体（30) と移動体（40) とが無端ベルト（20) を介して互いに引き合うこととなっている。

なお、裏側吸引手段（31 ) と表側吸引手段（86) とが磁力で互いに引き合うためには、これら両者のうち、いずれか一方又は双方が磁石で形成されていることを要する。

また、「車体（50)」とは、実際の自動車の車体に相当する部分をいう。この車体（50) は、例えば、ボディー（41 ) とべ一スフレーム（42) とによって構成される。

また、「前輪（43)」は、車体（50) の前両側部に対向するように取り付けられ、無端ベルト（20) の表面に対して直角に設けた「操舵軸（70)」を中心に回動可能に形成されるものであり、且つ、無端ベルト（20) の表面に対して平行に設けた「車軸（68)」を中心に回転自在に形成されるものである。

即ち、各前輪（43) は、車体（50) の上方から見て、操舵軸（70) を中心に、時計回り又は反時計回りに回動可能に形成され、また、車体（50) の側方から見て、車軸（68) を中心に、時計回り又は反時計回りに回転自在に形成される。 ·

また、「ホイールアーム（46)」とは、操舵軸（70) より前方で両前輪（43) を連結し、かつ、両前輪（43) と連動して動くものをいう。

例えば、両前輪（43) が、操舵軸（70) 及び車軸（68) を有するハブ（45) を介して車体（50) に取り付けられていれば、このハブ（45) にホイールアーム（46) を取り付けることにより、両前輪（43) を連結してもよい。そして、ホイールアーム（46) が右方向に移動すれば、両前輪（43) が右方向を向き、また、ホイールアーム（46) が左方向に移動すれば、両前輪（43) が左方向を向くようにすることができるのである。

更に、このホイールアーム（46) に、上述した表側吸引手段（86) を取り付けることにより、裏側吸引手段（31 ) が移動すると、まず、表側吸引手段（86) 及びホイ一ルァ —ム（46) が裏側吸引手段（31 ) の移動に伴って移動し、同時に、両前輪（43) が移動方向を向く。その後に、移動体（40) 全体が、裏側吸引手段（31) の移動に伴って移動することとなる。

例えば、裏側吸引手段（31 ) が右方向に移動すると、まず、表側吸引手段（86) 及びホイールアーム（46) 、裏側吸引手段（31 ) の移動に伴って右方向に移動し、同時に、両前輪（43) が右方向を向く。その後に、移動体（40) の全体が、無端ベルト（20) の周回動による無端ベルト（20) に対する移動体（40) の前進により、裏側吸引手段（31 ) の移動に伴って右方向に移動する。

このように、両前輪（43) を操舵軸（70) より前方で連結し、かつ、操舵軸（70) を中心とする前輪（43) の回転に伴って移動するホイールアーム（46) を備えると共に、このホイールアーム（46) に表側吸引手段（86) を取り付けることにより、多くの部品を用いることなく、両前輪（43) が移動方向を向くようにすることができるのである。図面の簡単な説明

図 1は、本実施の形態に係る遊技機の外観を示す斜視図、図 2は、無端ベルトの駆動機構を示す斜視図、図 3は、移動体及び誘導体の要部を示す側面断面図、図 4は、ベースフレームの平面図（A ) 及び側面図（B )、図 5は、ハブの平面図（C ) と側面図（D ) 及び（D ) の X— X線断面図（E )、更に（D ) の Y— Y線断面図（F ) である。又、図 6は、ホイ一ノレアーム（補助ホイールアーム）の平面図、図 7は、アンダーベースの平面図（G ) 及ぴ裏面図（H ) と正面図（ 1 )、図 8は、移動体の要部を示す分解斜視図、図 9は、移動体の要部を示す側面断面図、図 1 0ないし図 1 2は、移動体の動作を示す平面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明に係る遊技機の実施の形態を、図示例と共に説明する。

本実施の形態に係る遊技機は、自動車の形状を模した移動体 40を、周回動する無端べルト 20の表面上で前後左右に移動させることにより、あたかも自動車が走行しているかのように見せる遊技機である。

この遊技機は、周回動する無端ベルト 20 と、無端ベルト 20の裏面側に備えられて遊技者の操作によって移動可能に形成されている誘導体 30と、無端ベルト 20の表面上に載置される自動車を模した形状に形成されている移動体 40と、を備えている。

前記誘導体 30は、移動体 40の側に磁力による裏側吸引手段 31を備えており、又、前記移動体 40は、誘導体 30の側に磁力による表側吸引手段 86を備えている。そして、誘導体 30が備える裏側吸引手段 31 と移動体 40が備える表側吸引手段 86とが、無端ベルト 20を介して互いに引き合うことにより、遊技者の操作による誘導体 30の移動に伴つて移動体 40が無端ベルト 20の表面上を移動することとなっている。

また、前記移動体 40は、車体 50 と、この車体 50の前両側部に対向するように取り付けられ、かつ、無端ベルト 20の表面に対して直角に設けた操舵軸 70を中心に回動可能とされる前輪 43 と、両前輪 43を操舵軸 70より前方で連結し、かつ、操舵軸 70を中心とする前輪 43の回動に伴って移動可能に形成されているホイールアーム 46とを備えている。

更に、前記表側吸引手段 86は、ホイールアーム 46に取り付けられることにより、ホィールアーム 46 と共に移動可能に形成されている。

そして、裏側吸引手段 31が移動すると、まず、表側吸引手段 86及びホイールアーム 46力；、裏側吸引手段 31 の移動に伴って移動し、同時に、両前輪 43が移動方向を向き、その後に、無端ベルト 20の周回動と両前輪 43の向きにより無端ベルト 20の上を移動する移動体 40の全体が、裏側吸引手段 31 の移動に伴って移動することとなっている。このようにして、この遊技機では、多くの部品を用いることなく、両前輪 43が移動方向を向くようにしているのである。 +

以下、更に、この遊技機について詳述する。

この遊技機は、筐体 10の内部に、無端ベルト 20 と、誘導体 30と、移動体 40 とを備えている。

(筐体 10)

図 1に示すように、筐体 10の上面には、上面パネル 11が備えられている。

この上面パネル 1 1は、遊技者が位置する手前側を低くするように傾斜している。また、この上面パネル 1 1は、上面パネル 1 1 の奥から上面パネル 11の途中までが比較的傾斜の小さい小傾斜部 12 とされていると共に、上面パネル 11の途中から手前側が比較的傾斜の大きい大傾斜部 13 とされている。

前記小傾斜部 12には、透明な天窓 14が設けられている。そして、この天窓 14から、筐体 10の内部に備えられている無端ベルト 20、及びこの無端ベルト 20の表面上に載置されている移動体 40を視認することができるようになっている。

また、前記大傾斜部 13には、ハンドル 15、及びシフトレバー 16が設けられている。また、筐体 10の前面下部には、アクセルペダル 17、及びブレーキペダル 18が設けられてレ、る。

(無端ベル卜 20)

また、前記無端ベルト 20は、上記筐体 10の内部に備えられ、筐体 10の左右方向を回転軸とする多数のローラ一によって、適度な張りを保ちつつ、周回動するように形成されている。具体的には、図 2に示すように、筐体 10の手前上部側に、駆動機構を備えた駆動ローラー 21 が設けられている。また、筐体 10 の手前下部側、奥上部側、奥下部側、及び奥中間付近には、ガイドロ一ラー 22が設けられている。また、奥下部側のガイドローラー 22 と、奥中間付近のガイドローラ一 22 との間の高さであって、かつ、これらのガイドロ一ラー 22 よりやや手前側には、無端ベルト 20 の張りを保っためのテンションローラー 23が設けられている。そして、駆動機構によって駆動ローラー 21が回転すると、駆動口 —ラー 21の回転に伴って無端ベルト 20が周回動する。また、無端ベルト 20の周回動に伴って、各ガイドローラ一 22、及びテンションローラー 23が回転する。このとき、各ガィドロ一ラー 22 は、駆動ローラー 21 と同じ方向に回転するが、テンションローラー 23 のみが、駆動ローラー 21 と反対方向に回転することとなっている。

更に、駆動機構は、遊技者がシフトレバー 16を高速モードに切り換えたり、あるいはアクセルペダル 17を踏み込んだりすることによって速く回転する。又、遊技者がシフトレバー 16 を低速モードに切り換えたり、あるいはブレーキペダル 18 を踏んだりすることによって駆動機構は遅く回転するように形成されている。従って、無端ベルト 20の周回動も、速くなつたり遅くなつたりする。

そして、この無端ベルト 20の表面には、道路等の絵が描かれている。従って、この無端ベルト 20を、筐体 10の右側から見て反時計回りに周回動させることにより、無端べノレト 20の表面に描かれている道路等が時々刻々と変化する。このため、自動車の形状を模した移動体 40力；、あたかも走行しているかのように見えることになる。

(誘導体 30)

また、前記誘導体 30は、無端のリング状とされる無端ベル卜 20の内、上側に位置する無端ベルト 20の裏側に備えられ、遊技者がハンドル 15等を操作することにより、前後左右に移動するように形成されている。

具体的には、遊技者がハンドル 15を時計回りに回転させると、誘導体 30は右側へ移動し、遊技者がハンドル 15を反時計回りに回転させると、誘導体 30は左側へ移動する。また、遊技者がアクセルペダル 17を踏むと、誘導体 30は前方へ移動し、遊技者がブレーキペダル 18を踏むと、誘導体 30は後方へ移動する。

また、図 3に示すように、この誘導体 30の上部には、裏側吸引手段 31 としての多数の磁石が備えられている。 (移動体 40)

また、図 3に示すように、前記移動体 40は、自動車を模した形状とされ、無端ベルト 20の表面上に載置されている。

この移動体 40は、ボディー 41、ベースフレーム 42、前輪 43、後輪 44、ハブ 45、ホイ一ノレアーム 46、補助ホイ一ノレアーム 47、アームジョイント 48、及びアンダーベース 49 を備えている。

(ボディー 41 )

前記ボディー 41は、実際の自動車のボディー 41に相当する部分であって、合成樹脂によって一体に形成されている。

(ベースフレーム 42)

また、前記ベースフレーム 42は、図 4の（A ) 及び（B ) に示すように、平板状の基部 5 1 と、この基部 51 の前方に連設した前輪取付部 52 と、基部 51 の後方に連設した後輪取付部 53 とを有している。

前記基部 51には、 4つのボディー取付片 55が設けられている。各ボディ一取付片 55 は、平板状に形成され、基部 51 の両側部から外方へ向かって突出している。また、各ボディ一取付片 55 〖こは、円形のボディー取付穴が設けられている。そして、上記ボディー 41 は、ボディー取付穴を通したボディ一取付ピンによって、このベースフレーム 42 に固定される。

即ち、このべ一スフレーム 42 と上記ボディ一 41 とによって、車体 50が構成されているのである。

また、前記前輪取付部 52には、 2つの前輪取付片 56、アームジョイント取付穴 58、及び横長穴 59が設けられている。各前輪取付片 56は、平板状に形成され、前輪取付部 52 の両側部から外方へ向かって突出している。また、各前輪取付片 56には、円形の操舵軸取付穴 57が設けられている。また、アームジョイント取付穴 58は、前輪取付部 52 の略中央に設けられ、円形に形成されている。また、横長穴 59は、前輪取付部 52の略中央であって、上記アームジョィント取付穴 58よりも前方に設けられ、ベースフレーム 42の左右方向に長い長円形に形成されている。

また、前記後輪取付部 53には、 2つの後輪取付片 60が設けられている。各後輪取付片 60は、平板状に形成され、後輪取付部 53 の両側部からベースフレーム 42 の下方へ向かって対向するように突出している。また、各後輪取付片 60 には、円形の後輪取付穴 61が設けられている。

(前輪 43、及び後輪 44)

また、前記前輪 43は、図 8に示すように、ホイール 62 とタイヤ 63とによって構成されている。

前記ホイール 62は、円盤状のディスク部 64 と、このディスク部 64の周縁に連設した円筒状のリム部 65 とを有している。また、ディスク部 64の中心には、円形の車軸取付穴 66が設けられている。

そして、リム部 65の外周にタイヤ 63を嵌合させて、前輪 43が形成されている。尚、後輪 44 も、前輪 43 と同様に、ディスク部 64やリム部 65 を有するホイ一ル 62 におけるリム部 65の外周にタイヤを嵌合させている。

また、後輪 44は、上記べ一スフレーム 42の後輪取付部 53の両側方に配置され、両後輪取付穴 61を通した円柱棒状のホイールシャフ卜 67によって、ベースフレーム 42に回転自在に取り付けられる。

なお、前輪 43の取り付けについては後述する。

(ハブ 45)

また、前記ハブ 45 には、図 5の（C )、（D )、 ( E ) 及び（F ) に示すように、車軸 68、車軸中心穴 69、操舵軸 70、操舵軸中心穴 71、アーム差込溝 72、及びアーム取付穴 73が設けられている。

前記車軸 68は、円柱状に形成され、その外径を、上記車軸取付穴 66の内径と略等しく形成されている。また、この車軸 68の中心には、車軸中心穴 69が設けられている。また、前記操舵軸 70も、円柱状に形成され、その外径を、上記操舵軸取付穴 57の内径と略等しく形成されている。また、この操舵軸 70は、車軸 68に対して直角に設けられている。更に、この操舵軸 70の中心には、操舵軸中心穴 71が設けられている。また、前記アーム差込溝 72は、車軸 68の両側方に設けられ、車軸 68 と平行に形成されている。

また、前記アーム取付穴 73は、操舵軸 70の両側方に設けられ、アーム差込溝 72を貫くようにして、操舵軸 70 と平行に形成されている。

そして、図 8及び図 9に示すように、このハブ 45は、前輪 43のリム部 65の内側に配置され、車軸 68を車軸取付穴 66に挿入すると共に、車軸中心穴 69に車軸取付ピン 74 を揷入することにより、前輪 43に回転自在に取り付けられる。

更に、図 8及び図 9に示すように、このハブ 45は、上記べ一スフレーム 42の前輪取付部 52 の両側方に配置され、操舵軸 70を操舵軸取付穴 57に挿入すると共に、操舵軸中心穴 71に操舵軸取付ピン 75を揷入することにより、ベースフレーム 42に回動可能に取り付けられる。

これにより、両前輪 43は、車体 50 の前両側部に対向するように取り付けられ、車体 50 の上方から見て、操舵軸 70 を中心に、時計回り又は反時計回りに回動可能とされると共に、車体 50 の側方から見て、車軸 68を中心に、時計回り又は反時計回りに回転自在とされるのである。

(ホイールアーム 46及び補助ホイールアーム 47)

また、前記ホイールアーム 46及び補助ホイールアーム 47は、図 6に示すように、扁平棒状に形成され、その長さを、ベ一スフレーム 42に取り付けられた両ハブ 45の間隔と略等しく形成されている。また、ホイールアーム 46及び補助ホイールアーム 47 の略中央には、円形の中央連結穴 76が設けられていると共に、両端近辺には、円形のハブ連結穴 77が設けられている。

そして、ホイ一ノレアーム 46及び補助ホイ一ルアーム 47は、ベースフレーム 42に取り付けられた両ハブ 45を連結するようにして取り付けられる。

ここで、ハブ 45がべ一スフレーム 42に取り付けられた際に、操舵軸 70より前方に位置することとなるアーム差込溝 72を前方アーム差込溝 87 とし、また、操舵軸 70より後方に位置することとなるアーム差込溝 72を後方アーム差込溝 88 として、ホイ一ルアーム 46及び補助ホイールアーム 47のハブ 45への取り付けについて詳述する。

図 8及び図 9に示すように、ホイールアーム 46は、その両端を、両ハブ 45の前方ァーム差込溝 87に差し込まれ、アーム取付穴 73及びハブ連結穴 77を通したアーム取付軸 78によって、両ハブ 45に回動可能に取り付けられる。

即ち、ホイールアーム 46は、その両端を、操舵軸 70 と平行なアーム取付軸 78によつて、両ハブ 45に回動可能に取り付けられることにより、操舵軸 70より前方で両前輪 43 を連結し、両前輪 43 と連動して動くこととされる。

また、図 8及び図 9に示すように、補助ホイールアーム 47 は、その両端を、両ハブ 45 の後方アーム差込溝 88に差し込まれ、アーム取付穴 73及びハブ連結穴 77を通したアーム取付軸 78によって、両ハブ 45に回動可能に取り付けられる。

即ち、補助ホイールアーム 47 は、その両端を、操舵軸 70 と平行なアーム取付軸 78 によって、両ハブ 45に回動可能に取り付けられることにより、操舵軸 70より後方で両前輪 43を連結し、两前輪 43 と連動して動くこととされるのである。

(アームジョイント 48)

また、前記アームジョイント 48は、図 8に示すように、平板を階段状に屈曲させたような形状の屈曲部 79 と、この屈曲部 79の略中央から直角に突出させた円柱棒状の回転軸 80 とによって構成されている。また、屈曲部 79の一端近辺には、円形のホイールァーム連結穴 81が設けられていると共に、屈曲部 79の他端近辺には、円形の補助ホイ一ルアーム連結穴 82が設けられている。

そして、このアームジョイント 48は、回転軸 80を、ベースフレーム 42の前輪取付部 52 の略中央に設けたアームジョイント取付穴 58 に挿入するようにして、ベ一スフレ一ム 42に回転可能に取り付けられる。

また、図 8に示すように、円柱状のアームジョイント連結軸 83力；、アームジョイント 48の補助ホイールアーム連結穴 82及び上記補助ホイールアーム 47の中央連結穴 76に挿入されるようにして、アームジョイント 48及び補助ホイ一ルアーム 47に回転可能に取り付けられる。このようにして、アームジョイント 48 と補助ホイールアーム 47 とが連動して動くこととされるのである。

(アンダーベース 49)

また、前記アンダーベース 49は、図 7の（G )、 ( H ) 及び（ I ) に示すように、一部が欠けた円盤状の円盤部 84 と、この円盤部 84の略中央から直角に突出させた円柱状の移動軸 85 と、円盤部 84の反移動軸 85側に埋設した表側吸引手段 86としての多数の磁石とによって構成されている。

図 8に示すように、このアンダーベース 49 は、ベースフレーム 42 の前輪取付部 52 の下方に配置され、移動軸 85を、上記ホイールアーム 46の中央連結穴 76に揷入するようにしてホイールアーム 46に回転可能に取り付けられる。

また、図 8に示すように、移動軸 85力；、アームジョイント 48のホイールアーム連結穴 81 に挿入されて、アームジョイント 48にも回転可能に取り付けられることにより、アームジョイント 48 とホイールアーム 46 とが連動して動くこととされる。

更に、図 8に示すように、移動軸 85 、ベースフレーム 42の横長穴 59に揷入されて、この横長穴 59 に沿って移動することにより、アンダーベース 49 がべ一スフレーム 42 に対して左右方向に移動可能とされる。

そして、上述したように形成されている移動体 40が、無端ベルト 20の表面上に載置され、誘導体 30が備える裏側吸引手段 31 と移動体 40が備える表側吸引手段 86とが磁力で互いに引き合うことにより、誘導体 30 と移動体 40とが無端ベルト 20を介して互いに引き合うこととなっているのである。

(動作）

次に、本実施の形態に係る遊技機の動作について詳述する。

図 1 0に示すように、移動体 40が備える両前輪 43は、通常、前方を向いている。そして、移動体 40は、無端ベルト 20の表面上を直進することとなっている。

また、遊技者が誘導体 30 を移動させると、この誘導体 30 の移動に伴って移動体 40 が無端ベルト 20の表面上を移動する。

具体的には、遊技者がハンドル 15を操作して、裏側吸引手段 31を埋設した誘導体 30 を右方向へ移動させると、図 1 1に示すように、まず、表側吸引手段 86を埋設したアンダーベース 49及びホイールアーム 46力；、誘導体 30の移動に伴って右方向へ移動する。同時に、左右に向きを変えることができる両前輪 43 と向きを変えることなく回転自在とされている両後輪 44 とによって、無端ベルト 20の表面上を移動する移動体 40の両前輪 43は、前方を右に移動させるように右方向を向くことになる。従って、その後、図 1 2 に示すように、無端ベルト 20の周回動に合わせて移動体 40の全体が、移動体 30の無端ベルト 20に対する前進量に伴って右方向へ移動することとなる。

また、遊技者がハンドル 15を操作して、裏側吸引手段 31を埋設した誘導体 30を左方向へ移動させると、まず、表側吸引手段 86を埋設したアンダーベース 49及びホイールアーム 46が、誘導体 30の移動に伴って左方向へ移動し、同時に、両前輪 43が左方向を向く。その後、移動体 40全体が、誘導体 30の移動に伴って左方向へ移動することとなる。

このように、この遊技機では、移動体 40が走行する様子をより一層リアルに表現するために、実際の自動車と同様に、前輪 43を移動方向に向けるようにしている。更に、この遊技機では、両前輪 43 を操舵軸 70 より前方で連結し、かつ、操舵軸 70 を中心とする前輪 43の回転に伴って移動するホイールアーム 46を備えると共に、このホイールアーム 46に表側吸引手段 86を取り付けて、表側吸引手段 86の移動に伴って両前輪 43が移動方向を向くようにしている。

そして、前輪 43を移動方向に向けるための機構を、少数の部品で構成することにより、移動体 40の製造を容易にし、遊技機全体の製造コストを引き下げ、更には、遊技機の外観をも良くしているのである。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明によれば、遊技機の製造を容易にでき、また、製造コストを引き下げることができ、更には、遊技機の外観を良くすることもできるのである。

Claims

請求の範囲

1 . 周回動する無端ベルトと、無端ベル卜の裏面側に備えられ、かつ、遊技者の操作によって移動可能に形成されている誘導体と、無端ベルトの表面上に載置され、かつ、自動車を模した形状に形成されている移動体と、を備え、

前記誘導体は、前記移動体の側に磁力による裏側吸引手段を備え、前記移動体は、前記誘導体の側に磁力による表側吸引手段を備え、前記誘導体が備える裏側吸引手段と前記移動体が備える表側吸引手段とは、無端ベルトを介して互いに引き合うように形成され、遊技者の操作による誘導体の移動に伴って、移動体が無端ベルトの表面上を移動可能に形成されている遊技機であって、

前記移動体は、車体と、この車体の前両側部に対向するように取り付けられて無端べル卜の表面に対して直角に設けた操舵軸を中心に回動可能とされる前輪と、両前輪を操舵軸より前方で連結し且つ操舵軸を中心とする前輪の回動に伴って移動可能に形成されているホイールアームと、を備え、

前記表側吸引手段は、ホイールアームに取り付けられてホイールアームと共に移動可能に形成されていることを特徴とする遊技機。