JPS6036319Y2 - 方向操作機構 - Google Patents

方向操作機構

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JPS6036319Y2
JPS6036319Y2 JP7928380U JP7928380U JPS6036319Y2 JP S6036319 Y2 JPS6036319 Y2 JP S6036319Y2 JP 7928380 U JP7928380 U JP 7928380U JP 7928380 U JP7928380 U JP 7928380U JP S6036319 Y2 JPS6036319 Y2 JP S6036319Y2
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JP
Japan
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soft magnetic
shape
toy
coil
sets
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JP7928380U
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JPS575292U (ja
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義夫 水門
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主としてラジオコントロールの自動車玩具に使
用して好適な方向操作機構に関し、更に詳細にはコイル
に適宜通電することにより、通電時に軟磁性部材中に発
生した起電力を利用して、該軟磁性部材をタイヤシャフ
トに吸着せしめることにより、方向操作を行わしめるべ
くなした方向操作機構に係わる。
玩具は古くから子供の遊び道具として種々のものが数多
く考案されてきた。
中でも自動車玩具に代表される車輪付き玩具は、動くも
のに対する人間の本能的興味をそそられるために非常に
人気が高く、星の教程もある玩具の中でも生産量や種類
の豊富さに関しては一歩抜きん出た感がある。
ところで近年玩具に対する需要者の興味の多様化、技術
的要求水準の高度化に伴い、技術の進歩と相撲って一概
に子供用の遊び道具とは云えない程機構が精巧となり、
又高度化、複雑化しており、これは自動車玩具において
も例外ではなく、特にラジオコントロールによる方向操
作に代表される玩具の電子化はその顕著な例である。
その反面機構的に複雑になればなる程部品の破損或いは
作動部分の故障といった事故の発生率が高くなるのは当
然であり、特に自動車玩具にあっては、従来使用されて
いる方向操作方式が複雑であるために機構的にも複雑と
なり、組立作業工程においても調整を要する部分が多く
、それによってコスト高となるばかりか、一旦水を被る
と使いものにならない等方向操作機構に関する不良も非
常に多い。
近年小売店等出荷先から返品も、前輪部の方向操作機構
の故障に関するものが激増している。
又、特にラジオコントロールにより方向操作を行う場合
であって、方向操作機構にモータやマグネットを使用し
た従来品の場合には、該モータやマグネットの作動に大
きな電流を必要とするが、ハンドル操作はできるだけ小
さな電流で行わなければならないため、該ハンドル操作
部でモータやマグネットの作動に必要な大きさの電流に
増幅する訳にはいかず、どうしても機構そのもので増幅
することになる。
このため減速ギアを使用する等機構部があまりにも精密
になり過ぎ又部品点数も多くなり、製造原価が高騰する
ばかりか、組立に要する労力も多大に要し人件費が高騰
し、更には僅かなゴミ等の異物がギヤの間に混入するこ
とにより、すぐこれが故障の原因になる等多くの問題点
を有していた。
本考案は斯かる点に鑑み、前述した従来品の欠点を悉く
解消した理想的な方向操作機構を提供することにより、
自動車玩具の販売効率向上に貢献すべくなされたもので
あり1、その特徴とするところは、U字形又はこれに類
似する形状を有腰任意部分にコイルを形成させた状態で
支持筐体内に移動自在に配置した夫々く字形又はこれに
類似する形の吸着端面を二つの端部に有する二組の軟磁
性部材と、軸を中心として左右に回動可能な前記支持筐
体に、2本に分割し且つその各々が自由に回転できるよ
うに、而も前記軟磁性部材の二つの端部が同時に吸着可
能な位置に取り付けた磁性体よりなるタイヤシャフトと
からなる方向操作機構にある。
以下図示した実施例に即して本考案につき更に詳述する
先ず第1図は本考案を自動車玩具の前輪に実施した状態
を示す平面図、第2図は同じく正面図である。
但し本考案は何ら前輪に限定されるものではない。
図中、1,1はU字形又はこれに類似する形状を有し、
後記支持筺体5内に移動自在に配置した二組の軟磁性部
材、2はエナメル線等の被覆導線を前記軟磁性部材1,
1の任意部分に任意回数巻着してなるコイルであり、こ
れには2本の引き出し線3を設けて電源と接続しである
尚本考案は前記軟磁性部材1とコイル2とを組み合わせ
たものを二組使用し、そのうち一組は玩具を左方向ヘカ
ーブさせるために用い、他の一組は右方向ヘカーブさせ
るために用いる。
5は一部に突起9を突設した支持筐体であり、これは磁
性体からなるタイヤシャフト4を2本に分割してその各
々が自由に回転できるように、且つ方向操作を可能にす
べく軸6を中心として左右に回動自在となるように玩具
主体7に奴り付けである。
また該支持筐体5は前記二組の軟磁性部材1とタイヤシ
ャフト4の前記軟磁性部材1のく字形又はこれに類似す
る形の吸着端面を有する二つの端部1a、lbが吸着す
る部分とを外部から遮断することができるように形成さ
れている。
而して前記二組の軟磁性部材1,1はその何れか一方の
二つの端部1a、lbがタイヤシャフト4に同時に吸着
できるように、移動自在に前記支持筐体5内に配設され
ている。
そして、その何れか一方のコイルに電流が流れると、そ
の軟磁性部材が、これに近接するタイヤシャフトに吸着
しブレーキをかける。
尚タイヤシャフト4の径は大きくした方が少ない磁力で
方向操作を行うことができるため、少量の電流でも楽に
操作を行うことができる。
8は玩具主体7に固着したU字形のトーションバネであ
り、該トーションバネ8の両先端部間に図の如く突起9
を挾みこんだ状態にしてあり、コイル2が通電されてい
ない状態では、玩具が直進の状態を維持すべくなしであ
る。
その他10はタイヤである。成上の如き構成からなる本
考案にあっては、コイル2が通電されていない状態では
トーションバネ8の作用により玩具は直進状態を維持し
ているが、走行中に例えは進行方向左側のコイルに通電
すれば、該コイルを巻いである軟磁性部材1に磁力が発
生し、そのU字形の二つの端部1a、lbが同時に進行
方向左側のタイヤシャフト4に向って移動し、そのU字
形の二つの端部1a、lbが同時にダイレクトに吸い付
くため、タイヤに軽く負荷(ブレーキ)がかかると共に
、支持筺体5がタイヤと共に反時計方向に回転して玩具
を左方向ヘカーブさせることができる。
尚同様にして玩具を右方向ヘカーブさせたい場合には、
右側のコイルに通電すればよい。
尚図示した実施例では、タイヤシャフト4に吸着する軟
磁性部材1の端部の吸着端面がく字形となっているが、
本考案は何らこれに限定されるものではなく、例えば(
形のような彎曲面等これに類似する形状を採用すること
が可能である。
又該操作はラジオコントロールの自動車玩具では手元の
コントロールボックスで行うようにすればよい。
成上の如く本考案によれば、軟磁性部材1をU字形とな
し、且つその二つの端部1a、lbを同時に一方のタイ
ヤシャフト4にダイレクトに吸着させるようになしたか
ら、N極又はS極の一つだけにより吸着する場合に比し
、電流消費量が極めて少なく、而も吸着力は大きいとい
う優れた効果がある。
そのため従来品にあって最低でも80mA位必要であっ
た作動電流を49mA以下(本考案者の実験によれば1
8〜25mAでも所期の効果を得ることができた。
)という微少値に抑えることができ、従って電流増幅の
ための機構の複雑化といった事態が生じないため、組み
立てに要する労力を軽減することができ人件費の低減を
図ることができる他、部品点数も少なくなるため製品単
価を極めて廉価とすることができる。
又本考案にあっては、機構が簡略化されているため構成
部品点数が少なく、減速ギア等を使用しないから故障も
少ない。
又二組の軟磁性部材とタイヤシャフトの前記軟磁性部材
のく字形又はこれに類似する形の吸着端面を持つ二つの
端部が吸着する部分は支持筐体5によって外部から完全
に遮断されるから、砂利等の異物や水等の混入による作
動の障害は完全に予防されている。
更に又残留磁気が全く残らないから、確実且迅速な作動
を行なうことができ製品価値を著しく向上させることが
できるばかりか、量産にも適し、又凡る自動車玩具或い
はこれに類似した機構を有する玩具に適用可能である。
更に本考案にあっては、作動電流が僅か40mA以下と
いう省エネルギー設計となっているから、電池の寿命を
長く保つことができ経済的であるばかりか、遊戯中に電
池が消耗してしまって作動不能になるといった心配がな
いため、興趣を削がれることがなく、遊戯に熱中できる
等数多くの利点を有し、実用に供し著効を奏すること疑
いのないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を自動車玩具の前輪に実施した状態を示
す平面図、第2図は同じく正面図である。 1:軟磁性部材、2:コイル、3:引き出し線、4:タ
イヤシャフト、5:支持筐体、6:軸、7:玩具主体、
8ニド−ジョンバネ、9:突起、10:タイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. U字形又はこれに類似する形状を有し、任意部分にコイ
    ル2を形成させた状態で支持筐体5内に移動自在に配置
    した夫々く字形又はこれに類似する形の吸着端面を二つ
    の端部に有する二組の軟磁性部材1と、軸6を中心とし
    て左右に回動可能な前記支持筺体5に2本に分割し且つ
    その各々が自由に回転できるように而も前記軟磁性部材
    1のく字形又はこれに類似する形の吸着端面を持つ二つ
    の端部1a、lbが吸着可能な位置に取り付けた磁性体
    よりなるタイヤシャフト4とからなり、且つ前記支持筐
    体5を、その内部に配置した前記二組の軟磁性部材1と
    磁性体よりなるタイヤシャフト4の前記軟磁性部材1の
    二つの端部1a、lbが吸着する部分とを外部から遮断
    することができるように形成して成る方向操作機構。
JP7928380U 1980-06-09 1980-06-09 方向操作機構 Expired JPS6036319Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7928380U JPS6036319Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 方向操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7928380U JPS6036319Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 方向操作機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS575292U JPS575292U (ja) 1982-01-12
JPS6036319Y2 true JPS6036319Y2 (ja) 1985-10-28

Family

ID=29441772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7928380U Expired JPS6036319Y2 (ja) 1980-06-09 1980-06-09 方向操作機構

Country Status (1)

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JP (1) JPS6036319Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246400Y2 (ja) * 1984-11-21 1990-12-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS575292U (ja) 1982-01-12

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