JP2001038006A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001038006A
JP2001038006A JP11213453A JP21345399A JP2001038006A JP 2001038006 A JP2001038006 A JP 2001038006A JP 11213453 A JP11213453 A JP 11213453A JP 21345399 A JP21345399 A JP 21345399A JP 2001038006 A JP2001038006 A JP 2001038006A
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Japan
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rate
winning
game
time
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JP11213453A
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English (en)
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Shoji Sato
昭治 佐藤
Hiroyuki Sugiyama
浩幸 杉山
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TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者の苛立ち感の解消及び弾球遊技機の稼
働率の向上と、ホールの経営とを比較考量し、ホール側
と遊技者双方の利益のバランスを図る観点から適切な遊
技状態を発生させる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 普通図柄及び特別図柄の変動時間を出球
率により制御する。例えば、図示したように普通図柄の
変動時間について出球率に対応させた変動時間テーブル
を設け、普通図柄の始動時にその時点での出球率に対応
した変動時間テーブルNo.の変動時間設定値列を読み
出すことによって、普通図柄の変動時間を決定する。こ
れにより、特別図柄を始動するための条件である第1種
始動口への入賞回数を制御することが可能となり、例え
ば出球率が少ないときは変動時間を短縮し、第1種始動
口への入賞頻度が向上し、該入賞による賞球の払い出し
が増加する、及び特別図柄の変動回数が増加すること
で、遊技者の苛立ち感を解消でき、かつ遊技場(パチン
コホール)にとっても出球数の管理が行い易くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフィーバ
ー機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技
機などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機を始めとする弾球遊技
機においては、遊技盤の略中央において、複数の識別情
報(特別図柄)を変動表示させる特別図柄表示装置が設
けられ、その直下に配設された普通電動役物(始動入賞
口)に遊技球が入球すると、その識別情報が変動表示
し、特定の識別情報で停止表示された後には、変動入賞
装置における大入賞口が開放されて特別遊技状態とな
る。そして、この特別遊技状態となった弾球遊技機にお
いて、その特別遊技状態の終了後には、いわゆる高確率
状態に突入し、次の特別遊技状態になりやすく設定され
ているものが多数存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、こ
の種の遊技機においては、弾発された遊技球数と遊技者
に払い出された賞球数との比率を出球率としたときに、
行き過ぎた射幸性を抑さえるためにこの出球率に関して
は一定の設計基準が設けられており、例えば特定機関
(第三者検定機関)の検定を受ける際にも、この設計基
準値の開示が求められている。しかしながら、遊技機の
入賞の難易に関しては台毎に個性があり、また、入賞を
左右する球の流下挙動は釘調整によって大きく変化す
る。特に釘調整は、ホール側の裁量に任されていること
も多く、例えば特定の遊技機に関しては客寄せのために
入賞しやすくなるように釘を緩め、他の遊技台は逆に過
度の入賞が起こらないように釘を締める調整が行われる
ことも多い。その結果、ホールで使用される遊技機の中
には、出球率の設計基準値が遵守されていないものがあ
る。
【0004】例えば、遊技者にとって不利な釘調整がな
された台では、高確率状態に突入した以降でも、始動入
賞の頻度が少ないために賞球の払い出しが思うように進
まなくなる、いわゆる「じり貧状態」に陥ることがあ
る。高確率状態に突入すれば、最初の大当りにて持球数
が一気に増え、しかもそれが所定の大当り回数が終了す
るまでは遊技に継続使用できることから、遊技者にとっ
ては「バラ色の未来」が約束されたも同然であり、「最
低数回の大当り発生は当然」といった雰囲気が形成され
る。しかしながら、上記のようなじり貧状態に陥ると、
遊技者の期待とは裏腹に、増えた持球数は遊技の進行と
ともに漸減し、この傾向が甚だしくなると、持球があろ
うことか払底する事態をも招き、遊技者のフラストレー
ションもここに極まる形となる。
【0005】そこで、遊技の効率化を図って遊技者の苛
立ち感を完全に解消するために、高確率状態にあって
は、特別図柄表示装置による識別情報の変動時間を短縮
制御するとともに、普通電動役物の所定時間開放に連動
している普通図柄表示装置(例えば、7セグメント表示
器)により、普通図柄の変動時間を短縮制御することが
特開平8−38702号公報で提案されている。しかし
ながら、上記公報のように、一律に普通図柄の変動時間
を短縮すると、遊技者に付与される有利な状態が逆に長
く続き過ぎる場合がある。つまり、変動時間の短縮によ
り通常の変動時間に比して単位時間当りの普通電動役物
の開放回数が増える可能性が大きくなり、識別情報の変
動表示開始回数も増加する。その結果、これに比例して
特定の識別情報で停止表示される可能性も大きくなる。
この傾向が極端に進行すると、ホール側にとって弾球遊
技機の稼働率は向上する反面、遊技者に払い出す賞球数
の大増加を招くことがある。これはホールの経営収支に
も悪影響を及ぼすし、射幸性の抑制を目的とした出球率
の設計値遵守という観点においても望ましくないことは
いうまでもない。
【0006】本発明の課題は、遊技者の苛立ち感の解消
及び弾球遊技機の稼働率の向上と、ホールの経営とを比
較考量して、ホール側と遊技者双方の利益のバランスを
図る観点から適切な遊技状態を発生させ、結果として出
球率の設計値遵守を円滑に進めることができる弾球遊技
機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の弾球遊技機は、遊技盤面上
に向けて遊技球を発射し、該遊技球が遊技盤面上に設け
られた入賞口へ入賞し、所定の条件が成立した時に賞球
が払い出される弾球遊技機であって、発射球数又はアウ
ト球数のいずれかを消費球数として、その消費球数を反
映した消費球数情報を取得する消費球数情報取得手段
と、払い出される賞球数を反映した払出賞球数情報を取
得する払出賞球数情報取得手段と、取得された消費球数
情報と払出賞球数情報とに基づき、遊技機の出球率を算
出する出球率算出手段と、払出賞球数の増減に関与する
弾球遊技機中の制御対象のうち予め定められたものを出
球制御対象として、その出球制御対象に対し、出球率算
出手段により算出される出球率に応じ、賞球払い出しが
促進又は抑制されるようにその作動制御を行う出球制御
手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】このような弾球遊技機においては、出球制
御手段により、出球制御対象に対し、出球率に応じて賞
球払い出しが促進又は抑制されるように作動制御が行わ
れるため、出球率が極端に減ることで遊技者が苛立つよ
うな問題が起こりにくくなり、かつ出球率が極端に多く
なってホール側の利益が減少することも解消される。す
なわち、出球率の安定した適切な遊技状態を発生させる
ことが可能となり、ホール側と遊技者双方の利益のバラ
ンスを図ることできるようになる。また、ホール側にて
極端な釘調整等を行っても、設計値等にて定められた出
球率が極端に変動したりする不具合が生じにくくなり、
ひいては、従来困難と言われていた出球率の基準値遵守
も円滑に行われるようになる。
【0009】なお、出球率を安定させる制御を行う上に
おいては、上記出球制御手段は、出球率が定められた値
よりも小さくなったとき、出球制御対象に対し賞球払い
出しが促進される作動制御を行い、出球率が定められた
値よりも大きくなったとき、出球制御対象に対し賞球払
い出しが抑制される作動制御を行うのがよい。
【0010】上記本発明の弾球遊技機は、上記遊技盤面
上に設置され、複数の識別情報を識別情報表示領域に可
変表示するとともに、遊技当否判定手段による当否判定
結果に基づいて、識別情報を所定のものに確定表示させ
る可変表示装置を備え、該可変表示装置を出球制御対象
として、出球制御手段は、変動表示開始から停止表示と
なるまでの変動時間を、出球率に応じて延長又は短縮す
る変動表示時間変更手段を含むものとすることができ
る。
【0011】可変表示装置の変動時間を出球率に応じて
延長又は短縮する変動表示時間変更手段を設けること
で、例えば出球率が予め設定された値よりも少ないと判
断されたとき、識別情報の変動時間を短縮して識別情報
の変動回数を増やすことが可能となる。識別情報の変動
回数が増えれば、識別情報が特定の図柄で停止表示され
る当り状態になり易く、この当り状態においては、例え
ば遊技者にとっては有利な状態となるため、払い出され
る賞球数が増えて出球率が上がり、賞球がなかなか獲得
できない遊技者の苛立ち感を解消できるようになる。ま
た、逆に出球率が予め設定された値よりも少ないと判断
されたときは、変動時間を短縮すれば当り状態になり難
く、出球率が極端に多くなることを防止でき、行き過ぎ
た射幸性が抑さえられるとともに、ホール(パチンコ店
等)側の利益が減少する不具合も解消される。
【0012】上記変動時間は、出球率に応じて複数設定
可能である。この場合、これを変動時間テーブルとして
遊技情報記憶手段に記憶しておき、変動表示時間変更手
段は、算出される出球率に対応する変動時間を変動時間
テーブルから読み出して、これを該変動時間の延長又は
短縮のために設定するものとすることができる。このよ
うに出球率に応じた変動時間テーブルを遊技情報記憶手
段に設けて、変動表示時間変更手段が変動時間を該変動
時間テーブルから読み出すようにすれば、変動時間の延
長又は短縮に係る制御を効率よく行うことができるよう
になる。また、出球率に応じた変動時間のきめ細かい設
定が可能となり、制御の誤作動等も起こりにくくなる。
なお、変動時間を出球率の関数式として表しておき、こ
の関数式に基づいて変動時間をその都度算出して設定・
使用するようにしてもよい。
【0013】上記遊技当否判定手段による当否判定の確
率を、予め定められた遊技条件が成立したときに、低確
率状態から高確率状態へ変動させる確率変動制御手段を
備えるものとし、高確率状態と低確率状態とのそれぞれ
に対応して、可変表示装置の識別情報の変動時間が、高
確率対応変動時間と、それよりも変動時間が長い低確率
対応変動時間との少なくとも2種類に定められ、変動表
示時間変更手段は、高確率状態が成立した場合におい
て、出球率が定められた値よりも小さくなったときは、
高確率対応変動時間を短縮する作動制御を行い、出球率
が定められた値よりも大きくなったときは、高確率対応
変動時間を延長する作動制御を行うものとすることがで
きる。
【0014】確率変動制御手段を備えた弾球遊技機に上
記変動表示時間変更手段を設けることが、出球率による
作動制御を行う本発明の効果を一層顕著なものとするこ
とができる。例えば、高確率状態時に出球率が定められ
た値よりも大きくなったときは、高確率対応変動時間を
延長する作動制御を行うものとしたため識別情報の変動
回数が減少する。これにより、識別情報の当選頻度も減
少することになり、該高確率状態時に出球率が極端に増
えすぎて、ホール(パチンコ店等)側の利益が減少する
ようなことが解消される。また、逆に出球率が定められ
た値よりも小さくなったときは、高確率対応変動時間を
短縮するため識別情報の当選頻度が増大し、遊技者への
払い出し賞球数を増やすことができる。つまり、遊技者
の期待感と射幸性との間の微妙なバランスが要求される
高確率状態において、出球率の安定化を無理なく図るこ
とが可能となる。なお、上記確率変動制御手段の具体的
態様として、可変表示装置の識別情報が予め定められた
特定の確率変動図柄で確定表示されたときに、高確率状
態とするのがよい。
【0015】上記確率変動制御手段を備えた弾球遊技機
のさらなる具体的態様としては、可変表示装置として、
第一識別情報を可変表示する第一可変表示装置と、第二
識別情報を可変表示する第二可変表示装置とが設けら
れ、確率変動制御手段は、第一可変表示装置の第一識別
情報が予め定められた特定の確率変動図柄で確定表示さ
れたときに、高確率状態を設定するものであり、入賞口
としての第一入賞口を備えるとともに、第一可変表示装
置に確定表示された第一識別情報が予め定められた当り
図柄であるときに、第一入賞口への遊技球の入賞に関
し、遊技者にとって有利な入賞優先状態となるように変
換可能に構成された第一可変入賞装置が設けられ、ま
た、入賞口としての第二入賞口を備えるとともに、第二
可変表示装置に確定表示された第二識別情報が予め定め
られた当り図柄であるときに、第二入賞口への遊技球の
入賞に関し、遊技者にとって有利な入賞優先状態となる
ように変換可能に構成された第二可変入賞装置とを備
え、その第二可変入賞装置の入賞優先状態は、高確率状
態時において低確率状態時よりも、遊技者にとってさら
に有利となるように設定されており、かつ、高確率状態
と低確率状態とのそれぞれに対応して、第二可変表示装
置の第二識別情報の変動時間が少なくとも、高確率対応
変動時間と、それより変動時間が長い低確率対応変動時
間との少なくとも2種類に定められ、変動表示時間変更
手段は、高確率状態が成立した場合において第二可変表
示装置に対し、出球率が定められた値よりも小さくなっ
たときは、高確率対応変動時間を短縮する作動制御を行
い、出球率が定められた値よりも大きくなったときは、
高確率対応変動時間を延長する作動制御を行うものとす
ることができる。
【0016】このように可変入賞装置及び可変表示装置
がそれぞれ2種類設けられた弾球遊技機においても、変
動表示時間変更手段により第二可変表示装置の第二識別
情報の変動時間を、出球率に応じて作動制御するように
したため出球率の適正な調整が可能となった。なお、第
二可変入賞装置の第二入賞口を、第一可変表示装置の始
動入賞口に兼用する構成では、以下に説明する通り、本
発明の効果が一層顕著となる。すなわち、上記の構成で
は、高確率状態において第一可変表示装置の始動入賞口
を兼ねた第二入賞口が入賞優先状態となるので、その始
動入賞の回数ひいては第一可変表示装置の変動回数が増
大し、出球率の向上が一層促進されることとなる。そし
て、出球率が定められた値よりも小さくなったときは、
第二可変表示装置の第二識別情報の高確率対応変動時間
を短縮すれば、第二識別情報の当選頻度が増大し、第二
入賞口への入賞が有利になる頻度も増す。しかしなが
ら、高確率状態では、それだけに一歩間違えると賞球払
い出しがすぐに過剰となり、射幸性の行き過ぎに直結し
てしまう。そこで、出球率が定められた値よりも小さく
なったときは、高確率対応変動時間を短縮する作動制御
を行い、出球率が定められた値よりも大きくなったとき
は、高確率対応変動時間を延長する作動制御を行うこと
で、従来、過剰な賞球払い出しが問題になりやすかった
上記の構成でも、適度な出球率を安定的に実現すること
ができる。
【0017】次に、出球率安定化のための制御は、上記
以外にも種々の方式が可能である。例えば、本発明の弾
球遊技機は、上記と同様の入賞口を備えるとともに、予
め定められた遊技条件が成立したときに、入賞口への遊
技球の入賞に関して、遊技者にとって有利な入賞優先状
態となるように変換可能に構成された可変入賞装置が設
けられ、該可変入賞装置を出球制御対象として、出球制
御手段は、出球率に応じて、入賞優先状態の合計継続時
間を延長又は短縮する入賞優先状態継続時間変更手段を
含む構成とすることができる。
【0018】例えば、可変入賞装置が開閉可能な電動役
物とされている場合、上記入賞優先状態とは、該電動役
物が「開」状態の時のことを指しており、この「開」状
態の合計継続時間を出球率により延長又は短縮すれば、
出球率の適正な管理が行えるようになる。なお、この場
合も上記変動時間と同様、入賞優先状態の合計継続時間
を出球率に応じて複数設定可能とし、これが継続時間テ
ーブルとして遊技情報記憶手段に記憶されており、入賞
優先状態継続時間変更手段が、算出される出球率に対応
する継続時間を継続時間テーブルから読み出して、これ
を該継続時間の延長又は短縮のために設定するのがよ
い。なお、入賞優先状態継続時間を出球率の関数式とし
て表しておき、この関数式に基づいて入賞優先状態継続
時間をその都度算出して設定・使用するようにしてもよ
い。
【0019】また、本発明の弾球遊技機は、上記遊技盤
面上に設置され、複数の識別情報を識別情報表示領域に
可変表示するとともに、遊技当否判定手段による当否判
定結果に基づいて、識別情報表示領域の変動表示状態を
経て最終的に停止表示させる識別情報が所定のものとな
るように表示作動制御される可変表示装置を備え、遊技
当否判定手段は、所定の確率により当否判定を行うもの
であって、該遊技当否判定手段を出球制御対象として、
出球制御手段は、出球率に応じ、その当否判定に係る確
率を変更する確率変更手段を含むものとすることができ
る。
【0020】このように確率変更手段により識別情報の
当否判定に係る確率を出球率により変更可能とすれば、
出球率の適正な管理ができるようになる。なお、この場
合も当否判定に係る確率を出球率に応じて複数設定可能
とし、これが確率テーブルとして遊技情報記憶手段に記
憶されており、確率変更手段は、算出される出球率に対
応する確率を確率テーブルから読み出して、これを該確
率の変更のために設定するのがよい。なお、確率を出球
率の関数式として表しておき、この関数式に基づいて確
率をその都度算出して設定・使用するようにしてもよ
い。
【0021】一方、上記弾球遊技機には、出球率算出手
段が算出する出球率を記憶する出球率算出値記憶手段
と、所定の時間が経過する毎に、又は消費球数が所定数
だけ増加する毎に、出球率算出手段が新たに算出する出
球率によって、出球率算出値記憶手段に記憶されている
出球率の値を更新する出球率記憶値更新手段とを備える
ことができる。出球率算出値記憶手段に記憶されている
出球率の値を、所定の時間が経過する毎に、又は消費球
数が所定数だけ増加する毎に更新するものとすれば、出
球率は所定の間隔毎の出球数が反映された値となる。こ
のため、その時々の最新の出球率を用いることで、出球
制御手段に対してより正確できめ細かい作動制御を行う
ことができるようになり、不正行為等による制御手段の
誤作動等も防止しやすくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。ここでは弾球遊技
機として、いわゆるフィーバー機と呼ばれるタイプの第
一種パチンコ機(弾球遊技機)を例に取り、その構造を
図1〜図5を参照して説明する。
【0023】パチンコ機1の前面部は、本体枠2と、中
枠3と、前面枠4と、上皿部5と、下皿部6と、施錠装
置7とから構成されている。本体枠2は、木製の板状体
を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠
3は、全体がプラスチック製で、枠体部(図示略)と下
板部(図示略)とを有して本体枠2の内周側に嵌合し取
り付けられている。
【0024】ここで枠体部は、上端から下方へ略2/3
程度に略長方形の額縁状に形成され、上端部には、前面
枠4の枠飾りランプ用レンズ4bに対応して、左側に賞
球表示LED(図示略)及び賞球表示LED基板4d
が、右側にストップ表示LED(図示略)及びストップ
表示LED基板4fが配設されている。
【0025】また、下板部は、下端から上方へ略1/3
程度を占め、左端には、上皿部5に形成されたスピーカ
面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効果音その他の
音(以下音声情報等という)を発生させるスピーカ(図
示略)が配設され、略中央には、遊技球を発射する発射
装置ユニット8(図5参照)に上皿部5に貯留された遊
技球を供給する供給装置等(図示略)が設けられてい
る。さらに、下方には下皿部6が設けられ、右端中央に
は施錠装置7が設けられている。
【0026】下皿部6は、灰皿や玉抜きレバー等を備え
て、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための排
出口6cが開設され、右端に発射ユニット8を操作する
発射ハンドル9が設けられている。また、この発射ハン
ドル9には、遊技者がタッチしていることを検出するタ
ッチスイッチ9aが装着され、その近傍には、発射停止
を一時的に指令する発射停止スイッチ9bが配置されて
いる。施錠装置7は、正面視すると鍵穴を備えた略長方
形状を呈し、前面枠4を閉鎖した場合に施錠するための
ものである。
【0027】前面枠4は、全体がプラスチック製であ
り、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤10に
形成された遊技領域11の形状に対応して上側が略円弧
状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部4aを
有している。そして、その裏面には、開口部4aに応じ
てガラス板が嵌められた略長方形状のガラス枠(図示
略)が装着されている。また、この前面枠4は、パチン
コ機1の前面全体の略2/3程度のサイズを占め、中枠
3の左端に軸着され開閉可能に形成されている。さら
に、上端部には、枠飾りランプ用レンズ4bが設けら
れ、このレンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部
分に沿って、枠飾りランプ基板4g(図6参照)及び複
数個の遊技効果ランプ(図示略)が配設されている。
【0028】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
dには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。またパチンコ機1の内部から遊技球を
排出するための排出口5cが開設されている。左端に
は、複数の長孔を有するスピーカ面5aが形成され、そ
の裏面には、音量スイッチ基板12(図6参照)が設け
られている。パチンコ機1の左端側には、プリペイドカ
ードユニット13が装着されている。
【0029】次に、本実施例の遊技盤10の表面構造を
図2を参照して説明する。遊技盤10は、略長方形の木
製の板状体であって、後述する裏機構盤102(図5参
照)により保持され、その表面に設けられた外レール1
4と内レール15とにより略円形状に形成される遊技領
域11内に、特別図柄表示装置(第一可変表示装置)1
6と、第1種始動口(第二入賞口)17aを備えた普通
電動役物(第二可変入賞装置)17と、変動入賞装置
(第一可変入賞装置)18と、左上入賞口19、右上入
賞口20、左下入賞口21、右下入賞口22と、多数の
障害釘23と、一対のランプ風車24,25や一対の風
車26,27等が配設されて、構成されている。
【0030】特別図柄表示装置16は、遊技領域11の
略中央部に配置され、センター役物28と、液晶表示盤
29とを備えている。ここで、液晶表示盤29は、複数
種類の識別情報としての特別図柄(第一識別情報)等を
変動表示するもので、その映像画面は略長方形状を呈し
ている。また、この液晶表示盤29は、遊技球が第1種
始動口17aに入球することにより、その映像画面に表
示される各特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させ
るものである。そして、例えば、図柄が少なくとも横一
列で「7,7,7」の3桁同一図柄で揃って停止表示す
ると、変動入賞装置18に配設された後述する大入賞装
置30の大入賞口(第一入賞口)44が開放される。ま
た、センター役物28は、液晶表示盤29の前面周辺部
に装着され、普通図柄表示装置(第二可変表示装置)3
1を備えている。
【0031】普通図柄表示装置31は、センター役物2
8上部中央に配置され、7セグメント表示器31aと、
普通図柄保留表示LED31bとを有している。また、
その下部中央には、4個の丸形の緑色LEDで構成さ
れ、横一列状に特別図柄保留表示LED35が設けられ
ている。これは、第1種始動口17aに入球した遊技球
の数を4個まで保留し、入球毎に順次点灯し左へシフト
表示するものである。そして、液晶表示盤29で次の特
別図柄の変動が開始するたびに、未始動回数が消化さ
れ、1個の特別図柄保留表示LED35は消灯される。
【0032】7セグメント表示器31aは、例えば1〜
9の奇数数字を変動表示させるもので、後述する左右の
普通図柄作動ゲート36,37のいずれかを遊技球が通
過することにより、変動して所定時間経過後に1種類の
奇数数字が停止表示される。そして、例えば「7」で停
止表示すると、第1種始動口(第二入賞口)17aを備
えた普通電動役物17が所定時間開放される。
【0033】普通図柄保留表示LED31bは、4個の
丸形の赤色LEDで構成され、7セグメント表示器31
aの両側に2個ずつに分けて配置されている。これは、
左右の普通図柄作動ゲート36,37を通過した遊技球
の数を4個まで保留とし、通過毎に順次点灯しシフト表
示するものである。次の7セグメント表示器31aの変
動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個
の普通図柄保留表示LED31bは消灯される。
【0034】普通電動役物17の左右には、普通図柄作
動ゲート36,37がそれぞれ設けられている。そし
て、各ゲート36,37を通過した遊技球は、内部に配
設された左、右普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ3
6s,37s(図4参照)を通過し、これにより、普通
図柄表示装置31における7セグメント表示器31aが
変動表示する。
【0035】普通電動役物17は、特別図柄表示装置1
6におけるセンター役物28の中央直下に配設され、い
わゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉する
べく形成されている。内部には、遊技球の通過を検知す
る第1種始動口入賞検知スイッチ17s(図4参照)が
備えられている。この一対の翼片部が左右に開くと、遊
技球の入球可能な開放状態となり(すなわち、入賞優先
状態となる)、一対の翼片部が閉じると、遊技球の入球
困難な閉鎖状態となる。
【0036】変動入賞装置18は、上記普通電動役物1
7の下方に配設され、前面側が略逆台形状に形成された
基板41に、大入賞装置30と、左入球口42と右入球
口43とを備えている。ここで、大入賞装置30は、略
中央に形成され、帯状に開口された大入賞口44と、こ
の大入賞口44を開放・閉鎖する開閉板39と、この開
閉板39を開閉するための大入賞口ソレノイド45(図
4参照)と、連動杆(図示略)と、特定領域開閉シャッ
ター(図示略)と、この特定領域開閉シャッターを作動
させるための開閉シャッターソレノイド40(図4参
照)と、特定領域(図示略)と、特定領域外領域(図示
略)とから構成されている。
【0037】また、左入球口42は、大入賞装置30の
左側に配設されて、内部に左入球口通過検知スイッチ4
2s(図4参照)が設けられている。さらに、右入球口
43は、大入賞装置30の右側に配設されて、内部に右
入球口通過検知スイッチ43s(図4参照)が設けられ
ている。アウト口46は、変動入賞装置18における大
入賞装置30の中央直下に配設されており、その開口近
辺にはアウト球数を検知するためのアウト球検知センサ
602が設けられている。バック球防止部材47は、ア
ウト口46の下部に設けられ、遊技領域11に到達せず
戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止する
ものである。ファール球防止部材48は、内レール15
の先端部に取り付けられ、返しゴム49は、ファール球
防止部材48の位置とは略正反対側の、遊技盤10の右
半分側の位置であって、外レール14に沿って嵌合状に
取り付けられている。
【0038】一対のランプ風車24,25はそれぞれ、
特別図柄表示装置16から左右斜め上方に配設されてい
る。左上入賞口19及び右上入賞口20はそれぞれ、特
別図柄表示装置16から左右両側方に配設されている。
左下入賞口21及び右下入賞口22はそれぞれ、特別図
柄表示装置16から左右斜め下方に配設されている。
【0039】一対の風車26,27はそれぞれ、特別図
柄表示装置16から左右両側方であって、特別図柄表示
装置16と左上入賞口19又は右上入賞口20間に配設
されている。一対のサイドランプ50,51はそれぞ
れ、遊技領域11の左右両端部において、縦帯状で相対
称状に配設されている。なお、多数の障害釘23は、以
上説明した各装置との位置バランスを考慮して、遊技領
域11にパチンコ遊技に適するべく配設されている。
【0040】次に、本実施例の遊技盤10上に位置する
各種LEDランプと、これらの基板について図3を参照
して説明する。遊技盤10における遊技領域11には、
センター役物28に備える普通図柄表示装置31の位置
に、4個の丸形の普通図柄保留表示LED31b及び4
個の遊技効果ランプ38用の略台形状の基板31fが配
設されている。また、この基板31fの下側には、4個
の丸形の特別図柄保留表示LED35用の基板35fが
配設されている。また、一対のランプ風車24,25の
位置には、2個の丸形の遊技効果ランプ24r,25r
を各ランプ風車軸の両側にそれぞれ備えた略円形状の基
板24f,25fが配設されている。また、一対のサイ
ドランプ50,51の位置には、3個の丸形の遊技効果
ランプ50r、51rを縦列にそれぞれ備えた略縦帯状
のサイドランプ基板50f,51fが配設されている。
【0041】また、左上入賞口19の位置には、1個の
丸形の遊技効果ランプ19rを略中心に備えた略V字状
の左上入賞口基板19fが、右上入賞口20の位置に
は、1個の丸形の遊技効果ランプ20rを略中心に備え
た略V字状の右上入賞口基板20fが、それぞれ配設さ
れている。また、左下入賞口21の位置には、1個の丸
形の遊技効果ランプ21rを略中心に備えた略U字状の
左下入賞口基板21fが、右下入賞口22の位置には、
1個の丸形の遊技効果ランプ22rを略中心に備えた略
U字状の右下入賞口基板22fが、それぞれ配設されて
いる。さらに、普通電動役物17の位置には、2個の丸
形の遊技効果ランプ17rを並列に備えた略コ字状の普
通電動役物17fが配設されている。また、変動入賞装
置18の位置の左右両側には、複数個の丸型の遊技効果
ランプ42r,43rをそれぞれ設けた略扇形状の変動
入賞装置基板42f,43fが、それぞれ配設されてい
る。
【0042】次に、本実施例の遊技盤10の裏面側の遊
技球経路及びスイッチ等の配設について図4を参照して
説明する。遊技盤10の中央部には、略楕円形状のセン
ター役物取付用貫設孔28hが設けられ、このセンター
役物取付貫設孔28hの左右斜め上側には、円形状のラ
ンプ風車取付用貫設孔24h,25hが、左右側方に
は、略だるま形状の左上入賞口取付用貫設孔19h及び
右上入賞口取付用貫設孔20hが、左右斜め下側には、
略楕円形状の左下入賞口取付用貫設孔21h及び右下入
賞口取付用貫設孔22hが、中央直下には、略四角形状
の第1種始動口(普通電動役物)取付用貫設孔17h
が、それぞれ設けられている。また、左上入賞口取付用
貫設孔19h及び右上入賞口取付用貫設孔20hのそれ
ぞれの外側には、縦長孔状のサイドランプ取付用貫設孔
50h,51hが設けられている。さらに、第1種始動
口取付用貫設孔17hの下側には、略逆台形状の変動入
賞装置取付用貫設孔18hが設けられている。
【0043】また、普通電動役物17の裏側には、普通
電動役物ソレノイド52が配設され、その内部には、上
述したように、第1種始動口入賞検知スイッチ17sが
配設されている。左、右普通図柄作動ゲート36,37
の内部には、上述したように、普通図柄作動ゲート通過
検知スイッチ36s,37sがそれぞれ配設されてい
る。さらに、変動入賞装置18に形成された大入賞装置
30には、左右に分かれて、開閉板39を開閉するため
の大入賞口ソレノイド45と、特定領域開閉シャッター
を作動させるための開閉シャッターソレノイド40とが
それぞれ配設され、大入賞口44の左右端側の特定領域
外領域内、特定領域内にもそれぞれ、カウント通過検知
スイッチ53とカウント検知及び特定領域通過検知スイ
ッチ54とが配設されている。なお、上述したように、
左入球口42及び右入球口43の内部にもそれぞれ、左
入球口通過検知スイッチ42s、右入球口通過検知スイ
ッチ43sが配設されている。
【0044】さらに、遊技盤10の裏面側には、後述す
る裏機構盤102において、左上入賞口19、左下入賞
口21、第1種始動口17a及び左入球口42を接続し
た左セーフ球集合樋55と、右上入賞口20、右下入賞
口22及び右入球口43を接続した右セーフ球集合樋5
6とが接続されている。続いてその下流側に、左セーフ
球集合樋55及び右セーフ球集合樋56の下端がそれぞ
れ臨み、漏斗状に形成されているセーフ球大集合樋57
が設けられている。また、アウト口46の裏側から漏斗
状にアウト球集合樋58が配設されている。セーフ球大
集合樋57の下流端には、ユニット化された入賞球検知
装置59が配置されている。この入賞球検知装置59に
は、少なくとも入賞球排出ソレノイド60、入賞球検知
レバー61及び入賞球検知スイッチ62が配設されてい
る。
【0045】次に、本実施例のパチンコ機1の裏面構造
について図5を参照して説明する。前面枠4は、中枠3
にあって前面枠4の上下端の位置に設けられた一対のヒ
ンジ101により、開閉可能に支持されている。機構盤
102は、中枠3にあって機構盤102の上下端の位置
に設けられた一対のヒンジ103により、開閉可能に支
持されている。遊技盤10は中枠3の表面側に着脱可能
に取り付けられている。上端側にあるヒンジ101の配
設位置からみて左側には、タンク球切れ検知スイッチ1
04をタンク底部に備えた賞球タンク105と、この賞
球タンク105に接続されるタンクレール106とが取
り付けられている。また、タンクレール106の右側に
は、球抜きレバー107が設けられ、その下流側には、
補給球切れ検知スイッチ108が、さらに、その下流側
には賞球払出装置109が配設されている。
【0046】続いて、遊技球の振り分け部110が賞球
払出装置109の下流側に設けられている。タンクレー
ル106の下側には、特別図柄表示装置16における液
晶表示盤29を格納した蓋付きの裏ケース111が、こ
の裏ケース111の下側には、後述する主制御部140
(図6参照)である主制御基板を格納した主制御基板ケ
ース112がそれぞれ設けられている。主制御基板ケー
ス112の左側には、発射装置制御基板(図示略)を格
納した発射装置制御基板ケース113、タッチ感度調整
つまみ114、球飛び強弱調整つまみ115及び発射制
御集合中継基板116が設けられている。機構盤102
の左下方部には、上述した発射装置ユニット8が、同じ
く右下方部には、補給球詰まり、下皿部満タン、主電源
電圧異常、発射停止、主制御基板通信異常、賞球モータ
異常などを7セグメントLEDで表示する枠状態表示器
117を備えた枠制御部150(図6参照)である枠制
御基板を格納した枠制御基板ケース118が設けられて
いる。また、発射装置ユニット8により弾発された発射
球数は、消費球数情報取得手段としての発射球検知セン
サにより検知される。例えば図2に示すように、発射球
検知センサ601は例えば近接スイッチ等にて構成で
き、外レール14に沿って形成される球の発射経路上に
設けることができる。また、発射装置ユニット8内の図
示しない発射ハンマの弾発部に組み込まれた圧力センサ
等で構成してもよい。
【0047】一方、機構盤102の右上端部には、ヒュ
ーズボックス119、電源スイッチ120、電源ターミ
ナル基板121及び大当り、発射装置制御、球切れ、扉
開放、賞球、球貸し用等の遊技機枠用外部接続端子を備
えた端子基板122が設けられている。また、外部から
の電力の供給を受けるための電源ケーブル123も端子
基板122の下側に配設されている。枠制御基板を格納
した枠制御基板ケース118からは接続ケーブル124
が上方へ延出し、電源ケーブル125を備えたプリペイ
ドカードユニット13に接続されている。また、機構盤
102の略中央下端部には、下皿部用球通路部材126
が設けられている。
【0048】次に、本実施例のパチンコ機1の電子制御
装置130について、図6〜図11を参照して説明す
る。まず、図6において電子制御装置130は、主制御
部140と、枠制御部150と、主制御部140と通信
を行う特別図柄制御部160とを含んで構成されてい
る。主制御部140は、CPU141と、RAM142
と、ROM143と、入出力ポート144とをバス14
5により相互に接続したものである。CPU141は、
ROM143に格納された制御プログラム143aによ
り、RAM142をワークエリアとしてパチンコ機1全
体の作動制御を司る。また、主制御部140は、特別図
柄制御部160とともに、表示態様制御を行う。他方、
ROM143に記憶された当否判定プログラム143b
により、CPU141(遊技当否判定手段)が主体とな
って当否判断制御を行う。さらに、出球率算出プログラ
ム143cにより、CPU141(出球率算出手段)は
パチンコ機1の出球率(詳しくは後述)を算出し、その
算出された出球率が、図10に示したRAM142内の
出球率メモリ(出球率算出値記憶手段)142jに記憶
される。
【0049】中継基板200には、タッチスイッチ9
a、発射停止スイッチ9b、右普通図柄作動ゲート通過
検知スイッチ37s、左普通図柄作動ゲート通過検知ス
イッチ36s、カウント検知スイッチ53、カウント検
知及び特定領域通過検知スイッチ54、ヴォリュームス
イッチ202、左入球口通過検知スイッチ42s、右入
球口通過検知スイッチ43s、タンク球切れ検知スイッ
チ104及び補給球切れ検知スイッチ108等が接続さ
れ、中継基板200の出力端子は、入出力ポート144
と接続されている。また、第1種始動口(普通電動役
物)入賞検知スイッチ17s及び入賞球検知スイッチ6
2も、入出力ポート144に接続されている。
【0050】枠制御部150は、主制御部140と同様
の演算回路を含んで構成され(詳細は省略)、その入力
端子が入出力ポート144と接続されるとともに、出力
端子には、枠飾りランプ基板4g、各種ランプ基板17
f,20f,21f,22f,24f,25f,42
f,43f,50f,51f、各種LED基板4d,4
f,35f、音量スイッチ基板12、普通図柄表示装置
基板31f、各種ソレノイド40,45等、入賞球排出
ソレノイド60、サウンドジェネレーター203、賞球
払出装置109、発射装置制御基板201等が接続され
ている。さらに、入出力ポート144には、電源ターミ
ナル基板121及び特別図柄制御部160が接続されて
いる。また、主制御部140から枠制御部150及び特
別図柄制御部160へは、一方向形式でデータが伝送さ
れる。
【0051】次に、賞球動作は、以下の順序で実行され
る。まず、主制御部140は、遊技球がカウント検知ス
イッチ53又はカウント検知及び特定領域通過検知スイ
ッチ54を通過したら、15個賞球回数を1インクリメ
ントし、第1種始動口入賞検知スイッチ17sを通過し
たら、6個賞球回数を1インクリメントする。賞球個数
毎に、インクリメントされている賞球回数を対応する賞
球個数にて乗じ、これを合計することにより、払い出さ
れるべき賞球の個数が算出される。従って、上記の検知
スイッチ53,54は払出賞球数情報取得手段の主体を
なしているといえる。次いで、入賞球検知スイッチ62
は、入賞球検知信号を主制御部140に送信する。そし
て、主制御部140は、入賞球検知スイッチ62からの
入賞球検知信号を受け取ると、枠制御部150に対して
賞球個数データを送信する。
【0052】すなわち、15個賞球個数が0でなければ
15個の賞球個数データが、6個賞球個数が0でなけれ
ば6個の賞球個数データがそれぞれ伝送される。それ以
外の場合、例えば、左右入球口42,43の通過検知ス
イッチ42s,43s(払出賞球数情報取得手段)の通
過を検知した場合などにおいては、10個の賞球個数デ
ータが送られる。賞球個数データの送信は、入賞球検知
信号がOFFされるまで繰り返される。続いて、枠制御
部150は、入賞球検知スイッチ62からの入賞球検知
信号と主制御部140からの賞球個数データとを受け取
り、賞球払出信号の送信により賞球払出装置109を作
動させる。また、枠制御部150は、入賞球排出ソレノ
イド60を消・励磁させて(入賞球1個を排出する)、
入賞球検知信号をOFFさせる。
【0053】次に、本実施例の特別図柄制御部160の
電気的構成について図7を参照して説明する。特別図柄
制御部160は、CPU161と、RAM162と、R
OM163と、入力ポート164とVDP(Video Disp
lay Processor)165と、これらを相互に接続するバ
ス166と、VDP165からの出力信号を受け取るD
/A変換器167と、D/A変換器167からの信号を
特別図柄表示装置16に出力する液晶表示盤用出力ポー
ト168等から構成されている。特別図柄制御部160
のCPU161は、主制御部140からの指示に基づ
き、ROM163に格納された画像表示制御プログラム
163aにより、VDP165とともにRAM162を
ワークエリアとして、後述する特別図柄表示装置16の
表示態様制御を行う。なお、画像表示に使用する画像デ
ータは、ROM163に格納されている。具体的には、
図7に示すように、特別図柄表示装置16における液晶
表示盤29(図2参照)に表示する特別図柄の画像デー
タ163bと、通常時にその特別図柄の背景として表示
する通常背景画像の画像データ163cと、リーチ時に
その特別図柄の背景として表示するリーチ背景画像の画
像データ163d等を含む。特別図柄の各画像データ
は、図柄番号と対応づけた形で記憶されている。
【0054】主制御部140と特別図柄制御部160と
は、バス169で接続され、主制御部140から特別図
柄制御部160への一方向形式でのデータ通信が行われ
ている。このバス169は、例えば、8本のデータバス
と16本のアドレスバスとを有している。主制御部14
0は、上述の各種検知スイッチの出力に基づいて遊技状
態を判断し、また、その遊技状態に基づいて当否判定を
行うとともに、判定内容に応じて対応する図柄表示態様
で画像表示制御を行うためのデータを作成し、特別図柄
制御部160へ送信する。
【0055】また、主制御部140は、第1種始動口
(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s、カウント検
知スイッチ53、カウント検知及び特定領域通過検知ス
イッチ54等の検知結果や、特別図柄当否判定乱数の取
得値などを使用して、遊技が行われていない客待ちの状
態、遊技は行われているが始動入賞がない状態(変動準
備状態)、始動入賞があった状態、及び、特別遊技状態
などが判断される。また、始動入賞が検知されると乱数
値に基づいて当否判定が行われ、その判定結果に基づい
て特別図柄の変動、又は確定などの表示態様制御のため
のデータが作成される。なお、枠飾りランプ基板4g等
の各種ランプやサウンドジェネレーター203は、主制
御部140からの指示を受けた枠制御部150により、
特別図柄制御部160の制御による特別図柄の変動・停
止表示態様、リーチ発生の有無、リーチ表示態様(全回
転、コマ送り、逆進、図柄の拡大・縮小など)、特別遊
技態様、及び、遊技モード(確率変動、時短など)等に
応じてその態様は制御される。
【0056】次に、主制御部140と特別図柄制御部1
60とにより実行される各種ジョブのうち、主要なジョ
ブについて以下に説明する。まず、主制御部140によ
り実行されるメインジョブについて図8を参照して説明
する。これは、主制御部140のROM143に格納さ
れたプログラムに基づき、CPU141により実行され
るものである。すなわち、スタックポインタをRAM1
42の所定のアドレスに設定した後(S10)、初期化
終了の判定が行われる(S20)。初期化が終了してい
れば(S20:YES)、LEDジョブ(S30)から
スイッチジョブ(S70)までのジョブが実行される。
また、初期化が終了していなければ(S20:NO)、
初期化ジョブ(S190)が実行される。
【0057】LEDジョブ(S30)においては、普通
図柄(第二識別情報)及び普通図柄未始動回数の表示態
様データや、特別図柄未始動回数の表示態様データなど
が出力される。等速乱数ジョブ(S40)では、RAM
142の特別図柄当否判定乱数メモリや汎用カウントメ
モリ(図示略)などが更新される。非等速乱数ジョブ
(S50)では、外れ普通図柄乱数メモリ(図示略)が
更新される。なお、汎用カウントメモリ(図示略)は、
ユーザーリセット毎の「0」〜「255」の値の作成
や、コマンドジョブ、飾りジョブの実行などに使用され
る。また、音楽作成ジョブ(S60)では、音楽や音声
に関するデータの作成が行われ、スイッチジョブ(S7
0)では、各種検知スイッチの読み込みが行われる。す
なわち、発射停止検知信号、タッチ検知信号、ヴォリュ
ーム検知信号、カウント検知信号、特定領域通過検知信
号、普通図柄作動ゲート通過検知信号、左右入球口通過
検知信号などの各種信号が中継基板200を介して主制
御部140に取り込まれ、また、第1種始動口(普通電
動役物)入賞検知スイッチ17sから第1種始動口入賞
検知信号が、入賞球検知スイッチ62から入賞球検知信
号がそれぞれ取り込まれる。
【0058】さらに、カウント検知スイッチ53又はカ
ウント検知及び特定領域通過検知スイッチ54に異常が
あるか否かが判定され(S80)、異常がなければ(S
80:YES)、特別図柄メインジョブ(S90)から
音声ジョブ(S110)までのジョブが実行される。ま
た、異常(球詰まりや断線など)があれば(S80:N
O)、エラージョブ(S130)が実行される。
【0059】特別図柄メインジョブ(S90)において
は、主制御部140と特別図柄制御部160とが協調し
て動作するために必要なデータに関するジョブが実行さ
れる。このジョブについては後述する。また、普通図柄
メインジョブ(S100)では、普通図柄及び普通図柄
未始動回数の表示態様データの作成が行われる。音声ジ
ョブ(S110)では、遊技状態に応じた音声のデータ
が出力される。
【0060】この後、再び、カウント検知スイッチ53
又はカウント検知及び特定領域通過検知スイッチ54に
異常があるか否かが判定され(S120)、異常がなけ
れば(S120:YES)、各フラグ状態がバックアッ
プメモリにセットされ(S140)、賞球信号ジョブ
(S150)、情報信号ジョブ(S160)、コマンド
ジョブ(S170)、及び残余時間ジョブ(S180)
が実行される。各種スイッチに異常がある場合には(S
120:NO)、エラージョブ(S130)が実行され
る。
【0061】賞球信号ジョブ(S150)においては、
賞球払い出しに関するデータの作成や出力が行われ、情
報信号ジョブ(S160)では、他の制御部への情報出
力に必要なデータの作成が行われる。さらに、コマンド
ジョブ(S170)では、特別図柄管理のためのコマン
ドの入出力が行われ、残余時間ジョブ(S180)で
は、非等速乱数の呼出しや、汎用乱数メモリ(図示略)
の更新が行われる。
【0062】次に、上記メインジョブの一連の流れの中
で実行される、始動入賞時の当否判定についての当否判
定ジョブと、それに伴う特別図柄の表示態様を決定する
特別図柄メインジョブに関して以下に説明する。なお、
これらのジョブで使用する各種メモリは、図6に示すR
AM142に格納され、代表的なもの(142a〜14
2m)を図10に示す。
【0063】まず、当否判定ジョブの概略の流れを図9
を参照して説明する。なお、遊技に係る当否判定は、主
制御部140のCPU(遊技当否判定手段)141が主
体となってその作動を司る。S200において始動入賞
があったか否かを確認し、YESであれば、S210に
おいて特別図柄保留数メモリ142b(図10参照)に
記憶されている保留数(未始動回数)を1インクリメン
トする。この保留数(未始動回数)が一定値(本実施例
では「4」)を超えていれば、その始動入賞は無効とな
り、S250へスキップする。また、一定値内の保留数
(未始動回数)であれば、S230において、特別図柄
当否判定乱数(以下、判定乱数ともいう)を発生させ
(プログラムを発生させても、所定の乱数発生回路を用
いてもいずれでもよい)、読み込んだ判定乱数値を、S
240において、特別図柄当否判定乱数メモリ142a
(図10参照:以下、判定乱数メモリともいう)に記憶
する。このメモリは、読み込んだ判定乱数値を始動入賞
の時系列にシフトメモリ形式で記憶している。
【0064】次に、S250において、判定乱数メモリ
142a(図10参照)から記憶している最も古い先頭
の判定乱数値を読み出す。そして、S260において、
大当り番号メモリ(1)142g(図10参照)から大
当り番号を読み出し、S270において、上記判定乱数
値との比較を行い、両者が一致していれば大当り判定と
なり、一致していなければ外れ判定となる。大当り判定
の場合には、S280に進み、大当り図柄決定乱数を発
生させ、これを読み込んでS290でその決定乱数値を
大当り図柄決定乱数メモリ142c(図10参照)に記
憶する。また、「大当り」という判定結果(本実施例で
は「1」)を判定結果メモリ142i(図10参照)に
記憶する。この大当り図柄決定乱数値で指定される特別
図柄は、特別図柄画像データ163b(図7参照)に基
づいて、液晶表示盤29(図2参照)に、変動表示状態
を経た後、定められた配列態様で表示される(例えば、
「7,7,7」の3桁同一図柄の配列態様)。
【0065】一方、外れ判定となった場合は、S270
からS310に進み、外れリーチジョブを行うかどうか
を乱数により決定する。すなわち、S310において、
リーチジョブ決定乱数を発生させ、これを読み込み、他
方、S320において、リーチ番号メモリ142h(図
10参照)に記憶されているリーチ番号を読み出す。S
330において、両者が一致していれば外れリーチジョ
ブに、一致していなければ通常外れジョブとなる。
【0066】外れリーチジョブの場合は、S340へ進
み、少なくとも横一列で揃えるべき2つの特別図柄を、
大当り図柄決定乱数(別途乱数を発生させるようにして
もよい)を使用して決定する(S340,S350)。
また、S360において、外れ中図柄を乱数により同様
に決定し、S370において決定した乱数値を外れ中図
柄番号メモリ142f(図10参照)に記憶する。ま
た、S380において、「外れリーチ」という判定結果
(本実施例では「2」)を判定結果メモリ142i(図
10参照)に記憶する。一方、通常外れジョブの場合
は、S390に進み、各特別図柄をそれぞれ乱数により
決定し、決定した各乱数値をそれぞれ対応する外れ番号
メモリに記憶する(S390〜S440)。また、S4
50において、「通常外れ」という判定結果(本実施例
では「3」)を判定結果メモリ142i(図10参照)
に記憶する。
【0067】次に、特別図柄メインジョブの概略の流れ
を図11を参照して説明する。まず、S500において
特別図柄のスクロール(変動)に要する時間(特別図柄
変動時間)が決定される。本実施例のパチンコ機1にお
いては、該変動時間は出球率メモリ(出球率算出値記憶
手段)142j(図10参照)に記憶されている出球率
の数値によって、変動時間変更手段(出球制御手段)と
してのCPU141により制御されている。すなわち、
図13及び図14に示すような、出球率に対応した変動
時間テーブルがROM(遊技情報記憶手段)143内に
格納されている。該変動時間テーブルにおいては、各テ
ーブルNo.毎に、始動保留数(第1種始動口17aに
入球した遊技球の数:以下、単に保留数という)別の変
動時間の設定値列が記憶されている。換言すれば、変動
時間は、出球率に応じて異なる値に設定されるととも
に、保留数の蓄積状態によっても異なる値に設定される
のである。具体的には、出球率が小さくなるほど、ま
た、始動保留数が大きくなるほど、変動時間は短く設定
され、特別図柄の変動・確定のサイクルが短くなるよう
になっている。
【0068】以下、出球率について詳しく述べる。ここ
では、消費球数を発射球数として、払出賞球数を発射球
数で除した値として出球率を求めている。その払出賞球
数及び発射球数の算出法は以下の通りである。なお、算
出は、ROM143に格納された出球率算出プログラム
143cにより、CPU141(出球率算出手段)が主
体となって行う。まず、払出賞球数の算出法としては、
上記各検知センサ17s,42s,43s,53,54
等の払出賞球数情報取得手段からの払出賞球数情報に基
づき、主制御部140から枠制御部150へ送信した賞
球個数データを所定時間(例えば、3分)毎に、例えば
RAM142内の賞球個数データメモリに記憶して、該
賞球個数データの累積から払出賞球数を算出することが
できる。また、払出賞球が排出される経路上に設けられ
た検知スイッチ(センサ)等により、実際に払い出され
た球数を累積して算出することも可能である。
【0069】一方、発射球数(消費球数)の算出方法と
して、電動役物17や入賞口20等への全ての入賞球数
と、アウト口46へのアウト球数とを足した値を算出す
ることができる。なお、この場合、全ての各入賞口及び
アウト口等に検知スイッチ(消費球数情報取得手段)を
設置して球数を算出するのがよい。例えば、図4では、
アウト口46にアウト球検知スイッチ602を設けてい
る。また、図5に示した発射装置ユニット8に検知スイ
ッチ(センサ)を設けて、実際に打ち出された球数を算
出することも可能である。以上のような方法により算出
された払出賞球数を発射球数により除することで、出球
率が算出される。すなわち、上記消費球数情報取得手段
及び払出賞球数情報取得手段からの消費球数情報及び払
出賞球数情報に基づいて、出球率算出手段としてのCP
U141がROM143に格納された出球率算出プログ
ラムにより出球率を算出する。
【0070】なお、出球率は、最新の定められた個数分
(例えば99〜990個分)の消費球数と、このときの
対応する払出賞球数とに基づいて決定することが望まし
い。この場合、消費球数のカウンタ(例えばCPU14
1により、RAM142上にてソフト的に実現されるも
のである)と、払出賞球数のカウンタ(メモリ)とは、
消費球数が上記定められた個数に到達するまでインクリ
メントを継続し、消費球数が該定められた個数に到達す
るとともに、そのときの各カウンタ値をもとに出球率を
算出し、算出後は各カウンタをクリアして、同じ処理を
繰り返すようにする。
【0071】なお、出球率の算出に際しては、アウト球
数は、一般に入賞球数よりも相当大きくなるため、アウ
ト球数を近似的に消費球数として使用することも可能で
ある。また、出球率を直接示した値でなくても、以下に
示すような、出球率を反映した値により、上述の図柄変
動時間、電動役物開放時間等を制御することも可能であ
る。例えば、所定時間毎(1〜10分、本実施例では例
えば3分)の電動役物及び入賞口等への遊技球の入賞球
数(各役物、入賞口等に設けられた検出スイッチにより
検出する)を算出して、その入賞球数を出球率に反映し
た値として使用することができる。また、例えば、アウ
ト口46からのアウト球数(電動役物及び入賞口等に入
賞しなかった球の数)を所定時間毎に算出して、そのア
ウト球数を出球率に反映した値として使用することも可
能である。
【0072】なお、遊技球が所定時間(例えば1分)発
射されない時は、その時間内の出球率を算出しないもの
とすることができる。また、発射球数が1分あたり30
〜99個の場合にのみ算出を行うようにしてもよい。例
えば、本発明者らが、図1〜図5に示すパチンコ機によ
り、発射球数を20個/分として、約1時間遊技実験を
行ったところ、持球(遊技者が遊技可能な球)の数は減
る一方で、設定以下の出球数(出球率)となった。ま
た、発射球数を99個/分として、約1時間遊技実験を
行ったところ、設定値通りの出球数(出球率)を取得す
ることができた。このように、出球率算出のための条件
を設定すれば、遊技が行われていないときの出球率デー
タを除外できるため、効率よく且つ正確に出球の管理を
行うことができるようになる。
【0073】さて、上記のようにして算出された遊技中
の出球率は、所定の時間間隔で出球率メモリ142jか
ら読み出され、該出球率に対応した変動時間テーブル中
のテーブルNo.が決定されて、これが規定の時間(例
えば、3分)だけ、変動時間テーブルメモリ(特別図柄
用)142kに記憶される。そして、1回の変動毎に、
この変動時間テーブルメモリ142kから、そのときの
出球率に対応するテーブルNo.の変動時間設定値列を
読み出して、保留数も参照しつつ変動時間を決定する。
なお、出球率は、所定時間(例えば、3分)毎にCPU
(出球率記憶値更新手段)141により算出され、出球
率メモリ142jの出球率の記憶値が更新されている。
【0074】また、変動時間は、保留数に対してはその
大小に拘らず一律に設定することも可能であり、この場
合は、出球率毎に固定的な変動時間を記憶した変動時間
テーブルにて十分となる。一方、変動時間テーブルを使
用せず、その都度計算により変動時間TVを求める方式
も可能である。例えば、変動時間TVを、出球率BOの関
数式TV=F(BO)、あるいは出球率BOと保留数VOと
の関数式TV=F(BO,VO)として記憶しておけば、
この関数式のBOあるいはVOに必要な値を代入するだけ
で、TVを決定することができる。
【0075】上記のような変動時間決定ジョブは、詳し
くは図12に示したような流れで進められる。まず、変
動時間テーブルメモリ142k(図10参照)内の変動
時間設定値列が、記憶されてから規定時間(例えば、3
分)以上を経過したものであるか否かの確認が行われる
(S5001)。規定時間を超えていない場合、S50
04に進み、変動時間テーブルメモリ142kに記憶さ
れたテーブルNo.の変動時間設定値列を読み出して、
これを用いて同様に決定した変動時間により特別図柄を
変動させる。なお、本実施例のパチンコ機1において
は、特定の遊技条件が成立した場合に、上記遊技に係る
当否判定が低確率状態から高確率状態に変動するものと
されている。そして、図13は低確率状態の変動時間テ
ーブル(低確率対応変動時間テーブル)、図14は高確
率状態(いわゆる確変状態)の変動時間テーブル(高確
率対応変動時間テーブル)の一例であり、それぞれの状
態に対応したテーブルが選択される。
【0076】一方、変動時間テーブルメモリ142k内
の変動時間設定値列が、記憶されてから規定時間(例え
ば、3分)以上を経過しているものであれば、S500
2に進み、出球率メモリ142jに記憶されている最新
の出球率に対応したテーブルNo.の変動時間設定値列
を読み出す。例えば、最新の出球率が105%の時はテ
ーブルNo.3の変動時間設定値列を読み出し、これを
変動時間テーブルメモリ142kに記憶する(S500
3)。なお、変動時間テーブルメモリ142k内の変動
時間設定値列の記憶・書込みからの経過時間について
は、その規定時間が極端に短い場合、変動する出球率の
ばらつきの影響を大きく受けるため好ましくない。よっ
て、本実施例においては、規定時間として、これを3分
としているが、これに限られるものではない。続いて、
S5004に進み、そのテーブNo.を変動時間テーブ
ルメモリ142kから読み出し、そのテーブルNo.に
対応した時間で特別図柄(第一識別情報)を変動する。
【0077】変動時間が決定された後、S505におい
て、特別図柄表示装置16における液晶表示盤29(図
2参照)上で各特別図柄の変動表示を開始させる。例え
ば、左図柄及び右図柄を上から下へ、中図柄を下から上
へスクロール変動させる。
【0078】次いで、S510において、判定結果メモ
リ142i(図10参照)から図9で得られた各入賞に
対する判定結果を読み出す。具体的には、大当り判定
(「1」)の場合は(S520:YES)、S600に
進み、大当り番号を大当り番号メモリ(1)142g
(図10参照)から読み出し、リーチジョブ(S60
1)を経て、図柄確定ジョブ(S602)で各特別図柄
を、例えば、左図柄、中図柄、右図柄の順序で少なくと
も横一列を同一図柄に揃えて停止表示させ確定させる。
一方、外れリーチ判定(「2」)の場合は(S530:
YES)、S590に進み、大当り番号(少なくとも揃
えるべき2つの特別図柄、例えば、左図柄番号と中図柄
番号)と、外れ右図柄番号とを各メモリ142c,14
2e(図10参照)から読み出し、リーチジョブ(S5
91)を経て、図柄確定ジョブ(S592)で各特別図
柄を、例えば、左図柄、中図柄、右図柄の順序で、少な
くとも横一列を左図柄及び中図柄は同一図柄に揃え、右
図柄は他の図柄とは異なる図柄で停止表示させ確定させ
る。また、通常外れ判定(「3」)の場合は(S54
0)、S550に進み、外れ各図柄番号を外れ番号メモ
リ142d,142f,142e(図10参照)からそ
れぞれ読み出し、S560〜S580に進んで、各特別
図柄を(例えば、少なくとも横一列の左図柄、中図柄及
び右図柄)、相互にずれたタイミングで停止表示させ確
定させる。
【0079】次に、特別図柄表示装置16の表示領域に
ついて、図15を参照して説明する。上述したように、
複数の可変表示領域を含む可変表示装置としての液晶表
示盤29には、表示画面上に複数の特別図柄を所定の方
向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する識
別情報表示領域としての特別図柄表示領域63が形成さ
れている。すなわち、前記特別図柄表示領域63は、左
図柄表示領域、中図柄表示領域及び右図柄表示領域の3
つの可変表示領域を少なくとも含み、それら各表示領域
が横一列状に配置されている。各表示領域のうちいずれ
かが特別図柄の全体を変動表示する全体可変表示領域6
4、図示例においては左図柄表示領域及び中図柄表示領
域であり、残る表示領域である右図柄表示領域が全体可
変表示領域64のほぼ半分の大きさを有し、特別図柄の
ほぼ半分だけが表示される部分可変表示領域65とから
構成されている。
【0080】また、この液晶表示盤29の表示画面上に
は、前記特別図柄表示領域63に隣接して特別図柄以外
の視覚情報を変動表示する視覚情報表示領域66が配置
されている。この視覚情報表示領域66は、前記特別図
柄領域の横方向のいずれか側部、図示例においては左図
柄表示領域の左側に位置し、前記特別図柄表示領域63
に変動表示される各特別図柄に対応して、動画キャラク
タが変動しながら出力表示されている。この視覚情報表
示領域66は、前記特別図柄表示領域63の部分可変表
示領域65(右図柄表示領域)と同様、前記全体可変表
示領域64のほぼ半分の大きさであり、これら視覚情報
表示領域66と部分可変表示領域65を合算すると全体
可変表示領域64とほぼ同一の大きさとなる。
【0081】次に、前記特別図柄表示領域63における
各特別図柄の変動表示状態と、この特別図柄の変動表示
に対応して前記情報表示領域において動画キャラクタが
変動する態様を、図16を参照して説明する。特別図柄
表示領域63において、各特別図柄の変動後の停止を左
図柄→中図柄→右図柄の順番で行う(図16(a)参
照)。このとき、動画キャラクタ67を、図示例のよう
に忍者キャラクタ67とした場合、視覚情報表示領域6
6内の忍者キャラクタ67は特別のアクションをおこし
ていない。図16(b)において左図柄と中図柄が同一
図柄で停止した場合には、リーチ状態となる。この場
合、視覚情報表示領域66における忍者キャラクタ67
に特定の行動パターンを行わせるものである。すなわ
ち、各特別図柄の変動中は、視覚情報表示領域66にお
いて、忍者キャラクタ67が構えたり、飛んだり、跳ね
たりなどの特定の行動パターンをさせて、当否又はリー
チに係る予告を行うものである。例えば、忍者キャラク
タ67が右向きに構えている場合には、リーチの可能性
が高いものとする。リーチ状態において、忍者キャラク
タ67が垂直に飛び上がった場合は、当りの可能性が高
いものとする。
【0082】そして、リーチの場合は、図16(c)に
示すように、図16(b)で全体可変表示領域64内で
一時停止した中図柄(図示例では数値図柄「7」)を、
右図柄が変動している部分可変表示領域65内へ、また
部分可変表示領域65内で変動している右図柄を変動さ
せたまま、一時停止した中図柄の全体可変表示領域64
内へ相互に入れ換える(移動させる)ものとする。続い
て、全体可変表示領域64(中図柄表示領域)において
変動している右図柄が停止する(図16(d)参照)。
このとき、視覚情報表示領域66内の忍者キャラクタ6
7は、図示例のように当りでない場合には、垂直に飛び
上がった状態から逆さま状態となって着地に失敗する行
動パターンをとる。また、図示は省略するが、「外れリ
ーチ」であって、特別図柄の停止図柄を特定のものとし
ての「7,7,6」、「7,7,8」、「3,3,
2」、「3,3,4」の組み合わせ、すなわち「特定外
れリーチ」に決定した場合には、忍者キャラクタ67
は、垂直に飛び上がった状態から着地するが、着地に失
敗して転ぶ行動パターンをとる。
【0083】また、逆に当りの場合には、忍者キャラク
タ67は着地に成功する。所定時間経過後、これら全体
可変表示領域64と部分可変表示領域65に入れ換えて
いた右図柄と中図柄とを相互に入れ換えて、全特別図柄
を確定する(図16(e)参照)。このように、所定の
時期において、特別図柄表示領域63の各表示領域にお
いて特別図柄を移動させれば、特に、部分可変表示領域
65において表示されていた右図柄は、遊技者にとって
はそのほぼ半分が欠落した状態で変動表示されているよ
うに視認されていたのであるが、この右図柄を全体可変
表示領域64である中図柄表示領域へ入れ換えさせるこ
とにより、遊技者にほぼ半分が欠落してそれまで推測状
態であった特別図柄を、明確に把握させることができ
る。よって、遊技者に対する当該特別図柄の誤認を防止
することができる。なお、リーチでない場合には、上述
のように、中図柄と右図柄の入れ換えを行わないで全特
別図柄を確定させる。
【0084】次に、図柄移動ジョブの概略の流れを図1
7を参照して説明する。まず、S700において左図柄
表示領域内で左図柄を、S710において中図柄表示領
域内で中図柄を、S720において右図柄表示領域内で
右図柄を、それぞれ変動させ、S730において左図柄
表示領域内の左図柄、S740において中図柄表示領域
内の中図柄、の各変動を停止させる。次いでS750に
おいて、変動停止した左図柄と中図柄が同一図柄であれ
ば(S750:YES)、S760に進み、全体可変表
示領域64内で一時停止した中図柄を部分可変表示領域
65内へ、また部分可変表示領域65内で変動している
右図柄を変動させたまま全体可変表示領域64内へ相互
に入れ換える。次いで、S770において右図柄が停止
すると、S780に進んで中図柄と右図柄を各表示領域
内へ再度入れ換え、S790において全図柄を確定させ
る。また、S750において、変動停止した左図柄と中
図柄が違っていれば(S750:NO)、S800へス
キップして右図柄の変動を停止させ、S790において
全図柄を確定させる。
【0085】なお、上述のように、中図柄を全体可変表
示領域64から部分可変表示領域65へ、右図柄を部分
可変表示領域65から全体可変表示領域64へ移動させ
るなど、特別図柄表示領域63の各表示領域間で各特別
図柄を移動させるとき、図18に示すように、忍者キャ
ラクタ67も視覚情報表示領域66から特別図柄表示領
域63へ移動させて多様な行動をさせる態様としてもよ
い。この場合、忍者キャラクタ67を各特別図柄に対し
て重ね表示して出力する画像処理がなされることにな
る。このとき、各特別図柄はそれぞれその全体が表示さ
れるように、特別図柄表示領域63の各表示領域が並ん
でいる横方向へ、特別図柄のほぼ半分だけシフトするも
のとする。すなわち、各特別図柄及び/又は忍者キャラ
クタ67は、特別図柄表示領域63と視覚情報表示領域
66とにまたがって表示されることになり、右図柄も横
方向に左側へシフトして部分的でなく右図柄全体が表示
されることになる。
【0086】この場合、部分可変表示領域65にほぼ半
分だけ表示されている識別情報を遊技者が視認しやすい
ように、表示画面を切り換えて可変表示領域の全部を全
体表示領域64とすることも可能である。すなわち、図
19(a)において視覚情報表示領域66と特別図柄表
示領域63が並んで配置された状態(第二表示モード)
から、水平方向に全体を移動させて左側に位置する視覚
情報表示領域66を排除し、図19(b)に示すよう
に、特別図柄表示領域63の全部を全体表示領域64と
したり(第一表示モード)、あるいは瞬時に図19
(b)に示す状態に切り換えて特別図柄表示領域63の
全部を全体表示領域64とする。
【0087】また、視覚情報表示領域66には、リーチ
及び当否に係る予告に関し、特別図柄とは意味合いの異
なる図形等の特別図柄以外の図柄を変動表示させて、当
該図柄を停止させて予告を行うようにしてもよい。例え
ば、上述したような忍者キャラクタ67に代えて、図2
0に示すような$図形68を用い、$図形68が視覚情
報表示領域66に出力表示されると、リーチの可能性が
高いものとしたり、リーチ状態になると$図形68が1
個加算され、当りの可能性が高いものとし、当りの場合
には$図形68がさらに1個加算され、$$$図形を出
力表示するなどである。
【0088】さらには、視覚情報表示領域66にリーチ
及び当否に係る以外の視覚情報を表示させてもよい。す
なわち、始動条件が成立しているにもかかわらず、前記
特別図柄表示領域63における複数の特別図柄の変動・
停止がなされていないことを示す未始動回数情報を、遊
技者に対してその存在を視認し得る表示態様となるよう
な未始動回数情報表示領域として使用してもよい。遊技
者にとって未始動回数が存在していることを情報として
視認し得る表示態様とは、好適には、図21に示すよう
に、未始動回数として表示する数値(図示例では
「4」)の近傍位置に、例えば☆マーク69を対応づけ
て表示させたり、未始動回数表示領域の背景表示の色彩
を特定したり、あるいは背景を表示するパターンを変化
させたり、さらには、背景を表示する色彩とパターンの
両者を同時に変化させることによる。したがって、遊技
者は、複数の特別図柄の変動中、あるいは停止時にかか
わらず、可変表示装置の表示画面(例えば液晶表示盤2
9)をそのまま視認するだけで、未始動回数を確認する
ことができる。また、表示態様に変化を付与でき、趣向
性を高めることができる。
【0089】また、当否判定が当り判定の結果の場合
に、次回の始動条件の成立による当否判定における当否
確率を遊技者に有利な確率に変動させる確率変動の回数
情報を、その存在を認識し得る表示態様となるような、
例えば★マーク70を表示させる確率変動回数情報表示
領域として前記視覚情報表示領域66を使用してもよ
い。遊技者にとって確率変動回数が存在していることを
情報として視認し得る表示態様とは、好適には、図22
に示すように、確率変動回数として表示する数値(図示
例では「27」)の近傍位置に、例えば★マーク70を
対応づけて表示させたり、確率変動回数情報領域の背景
表示の色彩を特定したり、あるいは背景を表示するパタ
ーンを変化させたり、さらには、背景を表示する色彩と
パターンの両者を同時に変化させることによる。したが
って、遊技者は、複数の特別図柄の変動中、あるいは停
止時にかかわらず、可変表示装置の表示画面(例えば液
晶表示盤)をそのまま視認するだけで、確率変動回数を
確認することができる。また、表示態様に変化を付与で
き、趣向性を高めることができる。
【0090】なお、上記忍者キャラクタ67、$図形6
8、☆マーク69、★マーク70等の画像表示に使用す
る画像データは、ROM163に格納されており、RO
M163に格納されている忍者キャラクタ67、$図形
68、☆マーク69、★マーク70等の視覚情報画像デ
ータ163eを用いて、これをVDP165とともに画
像出力用のRAM162のワークエリアにて、視覚情報
表示領域66へ出力表示する処理を行えばよい。
【0091】第1種始動口17aに遊技球が入球し、特
別図柄表示領域63において各特別図柄が変動して特定
の組み合わせ(例えば、「7,7,7」等の3桁の同一
態様)で停止した場合、特別遊技が可能となる。すなわ
ち、変動入賞装置18における大入賞口44が所定時間
(例えば、約30秒)又は所定個数(例えば、10個)
の遊技球が入球するまで開放される。この場合は、第1
種始動口17aへの入球と同時に、当否判定用乱数の取
得を行い、当否判定を実行してから、その当否判定結果
に基づいて一定時間変動後に停止させる各特別図柄を決
定する。なお、当否判定の時期を、上述したような始動
入賞時とせず、最後の特別図柄の停止時、すなわち、右
図柄の停止時としてもよい。
【0092】次に、普通図柄(第二識別情報)の当否判
定ジョブの概略の流れを図23を参照して説明する。な
お、この当否判定についても、CPU(遊技当否判定手
段)141が主体となって行っている。S900におい
て作動ゲート(第二可変入賞装置)36,37への通過
があったか否かを確認し、YESであれば、S910に
おいて普通図柄保留数メモリ142q(図24参照)に
記憶されている保留数(未始動回数)を1インクリメン
トする。この保留数(未始動回数)が一定値(本実施例
では「4」)を超えていれば、そのゲート通過は無効と
なり、S950へスキップする。また、一定値内の保留
数(未始動回数)であれば、S930において、普通図
柄当否判定乱数(以下、判定乱数ともいう)を発生させ
(プログラムを発生させても、所定の乱数発生回路を用
いてもいずれでもよい)、読み込んだ判定乱数値を、S
940において、普通図柄当否判定乱数メモリ142p
(図24参照:以下、判定乱数メモリともいう)に記憶
する。このメモリは、読み込んだ判定乱数値をゲート通
過の時系列にシフトメモリ形式で記憶している。
【0093】次に、S950において、判定乱数メモリ
142p(図24参照)から記憶している最も古い先頭
の判定乱数値を読み出す。そして、S960において、
普通図柄当り番号メモリ142t(図24参照)から当
り番号を読み出し、S970において、上記判定乱数値
との比較を行い、両者が一致していれば当り判定とな
り、一致していなければ外れ判定となる。当り判定の場
合には、S980に進み、「当り」という判定結果(本
実施例では「5」)を判定結果メモリ142s(図24
参照)に記憶する。この当り判定時に表示される普通図
柄は、変動表示状態を経た後、定められた態様で表示さ
れる(例えば、本実施例の場合「7」の図柄)。
【0094】一方、外れ判定となった場合は、S970
からS990に進み、外れ図柄を乱数により決定し、決
定した各乱数値をそれぞれ対応する外れ図柄番号メモリ
142rに記憶する(S991)。また、S992にお
いて「普通図柄外れ」という判定結果(本実施例では
「6」)を判定結果メモリ142s(図24参照)に記
憶する。
【0095】次に、普通図柄のメインジョブについて、
その概略の流れを図25を参照して説明する。なお、普
通図柄についても、図7に示した特別図柄制御部と同様
の普通図柄制御部(7セグメント表示器用出力ポートを
含む)が設けられており、該普通図柄制御部により普通
図柄表示装置31の表示態様制御が行われている。ま
ず、S1000の変動時間決定ジョブにおいて普通図柄
の変動に要する時間(普通図柄変動時間)が決定され
る。本実施例のパチンコ機1においては、該変動時間
は、前述の出球率メモリ142j(図10参照)に記憶
されている出球率の数値によって制御されている。すな
わち、図27及び図28に示すような、出球率に対応し
た普通図柄変動時間テーブルがROM142内に格納さ
れている。ここでも、該変動時間テーブルにおいては、
各テーブルNo.毎に、始動保留数別の変動時間の設定
値列が記憶されており、出球率が小さくなるほど、ま
た、始動保留数が大きくなるほど、変動時間は短く設定
され、普通図柄の変動・確定のサイクルが短くなるよう
になっている。遊技中の出球率は、所定の時間間隔で出
球率メモリ142jから読み出され、該出球率に対応し
た変動時間テーブル中のテーブルNo.が決定されて、
これが規定の時間(例えば、3分)だけ、変動時間テー
ブルメモリ(普通図柄用)142mに記憶される。そし
て、1回の変動毎に、この変動時間テーブルメモリ14
2mから、そのときの出球率に対応するテーブルNo.
の変動時間設定値列を読み出して、保留数も参照しつつ
変動時間を決定する。
【0096】このような変動時間決定ジョブは、詳しく
は図26に示したような流れで進められる。まず、変動
時間テーブルメモリ142m(図10参照)に記憶され
ているテーブルNo.の変動時間設定値列は、記憶され
てから規定時間(例えば、3分)を経過したものである
か否かの確認が行われる(S1001)。規定時間を超
えていない場合、S1004に進み、変動時間テーブル
メモリ142mに記憶されたテーブルNo.の変動時間
設定値列を読み出し、これを用いて同様に決定した変動
時間により普通図柄を変動させる。なお、図27は低確
率状態の変動時間テーブル、図28は高確率状態(いわ
ゆる確変状態)の変動時間テーブルであり、それぞれの
状態に対応したテーブルが適宜選択される。
【0097】一方、変動時間テーブルメモリ142mに
記憶されている変動時間テーブルが、記憶されてから規
定時間(例えば、3分)を経過しているものであれば、
S1002に進み、出球率メモリ142jに記憶されて
いる最新の出球率に対応したテーブルNo.の変動時間
設定値列を読み出す。例えば、最新の出球率が105%
の時はテーブルNo.4を読み出し、そのテーブルN
o.を変動時間テーブルメモリ142mに記憶する(S
1003)。続いて、S1004に進み、テーブNo.
の変動時間設定値列を変動時間テーブルメモリ142m
から読み出し、そのテーブルNo.に対応した時間で特
別図柄を変動する。
【0098】変動時間が決定した後、普通図柄表示装置
31における7セグメント表示器31a(図2参照)上
で普通図柄の変動表示を開始させる(S1010)。次
いで、S1020において、判定結果メモリ142s
(図24参照)から図23で得られた各入賞に対する判
定結果を読み出す。具体的には、当り判定(「5」)の
場合は(S1030:YES)、S1060に進み、当
り図柄で停止される(本実施例の場合、「7」が表示さ
れる)。なお、当り図柄が複数の場合、RAM142に
普通図柄当り番号メモリを設けて、そのメモリの中から
任意に図柄を読み出して図柄の確定を行うことも可能で
ある。一方、外れ判定(「6」)の場合は(S104
0)、S1050に進み、外れ図柄番号を外れ図柄番号
メモリ(図24参照)から読み出し、S1060でその
図柄を停止表示させる。
【0099】上記普通図柄(第二識別情報)の停止図柄
が当り(「7」で停止)の場合は、図2に示した普通電
動役物(第二可変入賞装置)17が所定時間開放され
る。この場合、第1種始動口17aに遊技球が入賞しや
すくなるため、特別図柄の変動回数が増えて大当りの確
率が上がるとともに、第1種始動口17aへの入賞によ
る払出球数が増えるようになる。本実施例においては、
出球率によって決定されるテーブルNo.(図27,2
8参照)の変動時間設定値列により、普通図柄の変動時
間を決定しているため、普通電動役物17の時間当りの
開放回数を制御することができるようになっている。す
なわち、出球率の大小によって第1種始動口17aへの
入賞回数を制御することが可能となり、特別図柄の変動
回数、第1種始動口17aへの入賞による出球率の制御
を行うことができようになる。これにより、遊技者に対
して利益のバラツキを抑えることができ、かつ遊技場
(パチンコホール)にとっても出球の管理が行い易くな
る。
【0100】また、上記では普通図柄及び特別図柄の変
動時間を出球率により制御しているが、普通図柄の当り
によって開放する普通電動役物17の開放時間(入賞優
先状態の合計継続時間)を出球率によって制御すること
も可能である。例えば、図29は低確率状態の場合の普
通電動役物開放時間テーブル(継続時間テーブル)を示
しており、図30は高確率状態の場合の普通電動役物開
放時間テーブル(継続時間テーブル)を示している。こ
のように、出球率によって普通電動役物17の開放時間
を制御すれば、特別図柄の変動回数も制御され、大当り
状態になる当選頻度も制御されるようになる。また、第
1種始動口17aへの入賞による払出球数の制御を行う
ことができるようになるため、適切な出球率の管理を行
うことが可能となる。
【0101】次に、上記した高確率状態への変動(確率
変動)条件について述べる。なお、この確率変動に係る
制御はCPU(確率変動制御手段)141が主体となっ
て行っている。図2に示した特別図柄表示装置16の特
別図柄表示領域63には、左図柄、中図柄、右図柄の3
領域において、0〜9の10種類の特別図柄がそれぞれ
「0」〜「9」の順で変動され、例えば左・中・右の順
で特別図柄が確定される。各図柄が所定の組み合わせ
(例えば、「7,7,7」等の同一図柄)で停止した場
合に大当りとなり、大入賞装置30の大入賞口44が開
放される特別遊技状態に突入する。ここで、例えば左・
中・右の図柄が「1,1,1」、「3,3,3」、
「5,5,5」、「7,7,7」、「9,9,9」の確
変図柄のいずれかで停止表示されると、特別遊技状態が
始まり、さらに該特別遊技が終了後、次の大当りまで大
当りの確率が高くなる確率変動状態に突入する。なお、
この図柄決定(確率変動状態突入決定)は、図9のS2
80において大当り図柄決定乱数発生・読み込みの時点
で決定されるものである。
【0102】遊技に関する当否判定は、図9に示した特
別図柄当否判定ジョブのS260において大当り番号を
読み出す際、RAM142内の大当り番号メモリ(2)
142lを読み出して行っている。高確率状態において
は、この大当り番号メモリ(2)142lは、大当り番
号メモリ(1)142gに比べて例えば5倍数の大当り
番号を記憶しており、これにより大当りの確率が5倍高
くされている。
【0103】なお、このような確率変動状態への突入条
件としては、確変図柄での停止表示に限定されるもので
はない。例えば、大当り図柄が停止表示された場合、大
当り図柄が所定回抽選された場合、大当り図柄以外の所
定の図柄が停止表示された場合、確変決定乱数を設けて
所定の乱数が抽出された場合、所定の入賞口あるいは通
過口を所定回数入賞ないし通過した場合、特別図柄表示
装置16で所定回数リーチ表示を行った場合、特別遊技
状態を所定回数発生した場合、パチンコ機1の出球率が
所定値となった場合、あるいはパチンコ機1での遊技時
間が所定時間となった場合、のうち何れか少なくとも1
つ以上を成立条件としても良い。
【0104】なお、例えば図2に示した左上入賞口1
9、右上入賞口20、左下入賞口21、右下入賞口22
に電動役物を取り付け、上述した出球率に応じて、例え
ば出球率が低い場合は該電動役物を所定時間開放して球
の払い出しを行い、出球数の調整を行うことも可能であ
る。さらには、出球率に応じて、特別図柄及び普通図柄
の当り確率を変動させることも可能であり、この場合、
図31に示したような確率テーブルを予めROM142
に記憶させておき、出球制御手段としてのCPU141
が出球率メモリ142jから出球率を読み出し、該出球
率に対応した確率をさらに読み出してこれを遊技の当否
判定に用いればよい。また、RAM142内の大当り番
号メモリ(図10)、及び普通図柄当り番号メモリ(図
24)に記憶する各当り番号を、出球率に対応したテー
ブル形式で記憶させておくこともできる。例えば出球率
が低い場合は、大当り番号メモリ及び普通図柄当り番号
メモリの当り番号の多いテーブルを読み出して当り判定
すれば、特別図柄及び普通図柄の当り回数(当り確
率)、ひいては出球数の調整を行うことが可能となる。
【0105】なお、変動時間の出球率による変更制御
は、上記の実施例では特別図柄と普通図柄の双方につい
て行っていたが、一方のみ、例えば特別図柄の変動回数
への影響の大きい普通図柄についてのみ、変動時間の出
球率による変更制御を行うようにしてもよい。
【0106】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記
載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限
定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範
囲にもおよび、かつ、当業者が通常有する知識に基づく
改良を適宜付加することができる。また、本発明は、第
一種パチンコ機以外にも、いわゆる権利物、羽根物、ア
レンジボールと呼ばれている機種、一般電役などの種々
の弾球遊技機や、あるいは、その他の表示装置を使用す
る遊技機、例えば、スロットマシン等へも適用が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機の一実施例を示す正面図。
【図2】その遊技盤の正面図。
【図3】遊技盤上における各役物の基板の配置を示す説
明図。
【図4】遊技盤裏面の遊技球経路とスイッチ等取付配置
を示す説明図。
【図5】図1のパチンコ機の裏面図。
【図6】図1のパチンコ機の電子制御装置の一例を示す
ブロック図。
【図7】その特別図柄制御部の主要構成を示すブロック
図。
【図8】図6の電子制御装置におけるメインジョブの流
れを示すフローチャート。
【図9】特別図柄当否判定ジョブの流れを示すフローチ
ャート。
【図10】図7の特別図柄制御部の主要メモリを示す説
明図。
【図11】特別図柄メインジョブの流れを示すフローチ
ャート。
【図12】特別図柄における変動時間決定ジョブの流れ
を示すフローチャート。
【図13】低確率状態における特別図柄変動時間テーブ
ルの内容を示す図。
【図14】高確率状態における特別図柄変動時間テーブ
ルの内容を示す図。
【図15】可変表示装置における横長長方形状の液晶表
示盤の可変表示領域の正面図。
【図16】可変表示装置における可変表示領域の作動を
示す説明図。
【図17】その可変表示装置に表示される図柄移動ジョ
ブの流れを示すフローチャート。
【図18】可変表示装置における可変表示領域の作動を
示す説明図。
【図19】可変表示装置における可変表示領域の作動を
示す説明図。
【図20】可変表示領域内の視覚情報表示領域に他の視
覚情報を表示した説明図。
【図21】可変表示領域内の視覚情報表示領域に他の視
覚情報を表示した説明図。
【図22】可変表示領域内の視覚情報表示領域に他の視
覚情報を表示した説明図。
【図23】普通図柄当否判定ジョブの流れを示すフロー
チャート。
【図24】普通図柄制御部の主要メモリを示す説明図。
【図25】普通図柄メインジョブの流れを示すフローチ
ャート。
【図26】普通図柄における変動時間決定ジョブの流れ
を示すフローチャート。
【図27】低確率状態における普通図柄変動時間テーブ
ルの内容を示す図。
【図28】高確率状態における普通図柄変動時間テーブ
ルの内容を示す図。
【図29】低確率状態における普通電動役物開放時間テ
ーブルの内容を示す図。
【図30】高確率状態における普通電動役物開放時間テ
ーブルの内容を示す図。
【図31】確率テーブルの内容の一例を示す図。
【符号の説明】
1 パチンコ機(弾球遊技機) 8 発射装置ユニット 16 特別図柄表示装置(第一可変表示装置) 17 普通電動役物(第二可変入賞装置) 17a 第1種始動口(第二入賞口) 17s 入賞検知スイッチ 31 普通図柄表示装置(第二可変表示装置) 29 液晶表示盤 36,37 普通図柄作動ゲート 44 大入賞口(第一入賞口) 46 アウト口 59 入賞球検知装置 62 入賞球検知スイッチ 63 特別図柄表示領域 140 主制御部 141 CPU(出球率算出手段、出球制御手段、遊技
当否判定手段、変動表示時間変更手段、確率変動制御手
段、出球率記憶値更新手段) 142 ROM(遊技情報記憶手段) 143 RAM(出球率算出値記憶手段) 160 特別図柄制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面上に向けて遊技球を発射し、該
    遊技球が遊技盤面上に設けられた入賞口へ入賞し、所定
    の条件が成立した時に賞球が払い出される弾球遊技機で
    あって、 発射球数又はアウト球数のいずれかを消費球数として、
    その消費球数を反映した消費球数情報を取得する消費球
    数情報取得手段と、 払い出される賞球数を反映した払出賞球数情報を取得す
    る払出賞球数情報取得手段と、 取得された消費球数情報と払出賞球数情報とに基づき、
    遊技機の出球率を算出する出球率算出手段と、 払出賞球数の増減に関与する弾球遊技機中の制御対象の
    うち予め定められたものを出球制御対象として、その出
    球制御対象に対し、前記出球率算出手段により算出され
    る出球率に応じ、賞球払い出しが促進又は抑制されるよ
    うにその作動制御を行う出球制御手段と、 を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記出球制御手段は、前記出球率が定め
    られた値よりも小さくなったとき、前記出球制御対象に
    対し賞球払い出しが促進される作動制御を行い、前記出
    球率が定められた値よりも大きくなったとき、前記出球
    制御対象に対し賞球払い出しが抑制される作動制御を行
    う請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技盤面上に設置され、複数の識別
    情報を識別情報表示領域に可変表示するとともに、遊技
    当否判定手段による当否判定結果に基づいて、前記識別
    情報を所定のものに確定表示させる可変表示装置を備
    え、 該可変表示装置を前記出球制御対象として、前記出球制
    御手段は、前記変動表示開始から停止表示となるまでの
    変動時間を、前記出球率に応じて延長又は短縮する変動
    表示時間変更手段を含む請求項1又は2に記載の弾球遊
    技機。
  4. 【請求項4】 前記変動時間は前記出球率に応じて複数
    設定可能とされ、これが変動時間テーブルとして遊技情
    報記憶手段に記憶されており、 前記変動表示時間変更手段は、算出される前記出球率に
    対応する変動時間を前記変動時間テーブルから読み出し
    て、これを該変動時間の延長又は短縮のために設定する
    請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技当否判定手段による当否判定の
    確率を、予め定められた遊技条件が成立したときに、低
    確率状態から高確率状態へ変動させる確率変動制御手段
    を備え、 前記高確率状態と前記低確率状態とのそれぞれに対応し
    て、前記可変表示装置の前記識別情報の変動時間が、高
    確率対応変動時間と、それよりも変動時間が長い低確率
    対応変動時間との少なくとも2種類に定められ、 前記変動表示時間変更手段は、前記高確率状態が成立し
    た場合において、前記出球率が定められた値よりも小さ
    くなったときは、前記高確率対応変動時間を延長する作
    動制御を行い、前記出球率が定められた値よりも大きく
    なったときは、前記高確率対応変動時間を短縮する作動
    制御を行う請求項3又は4に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記確率変動制御手段は、前記可変表示
    装置の識別情報が予め定められた特定の確率変動図柄で
    確定表示されたときに、前記高確率状態とする請求項5
    記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記可変表示装置として、第一識別情報
    を可変表示する第一可変表示装置と、第二識別情報を可
    変表示する第二可変表示装置とが設けられ、 前記確率変動制御手段は、前記第一可変表示装置の前記
    第一識別情報が予め定められた特定の確率変動図柄で確
    定表示されたときに、前記高確率状態を設定するもので
    あり、 前記入賞口としての第一入賞口を備えるとともに、前記
    第一可変表示装置に確定表示された第一識別情報が予め
    定められた当り図柄であるときに、前記第一入賞口への
    遊技球の入賞に関し、遊技者にとって有利な入賞優先状
    態となるように変換可能に構成された第一可変入賞装置
    が設けられ、 また、前記入賞口としての第二入賞口を備えるととも
    に、前記第二可変表示装置に確定表示された第二識別情
    報が予め定められた当り図柄であるときに、前記第二入
    賞口への遊技球の入賞に関し、遊技者にとって有利な入
    賞優先状態となるように変換可能に構成された第二可変
    入賞装置とを備え、 その第二可変入賞装置の前記入賞優先状態は、前記高確
    率状態時において低確率状態時よりも、遊技者にとって
    さらに有利となるように設定されており、 かつ、前記高確率状態と前記低確率状態とのそれぞれに
    対応して、前記第二可変表示装置の前記第二識別情報の
    変動時間が少なくとも、高確率対応変動時間と低確率対
    応変動時間との少なくとも2種類に定められ、 前記変動表示時間変更手段は、前記高確率状態が成立し
    た場合において前記第二可変表示装置に対し、前記出球
    率が定められた値よりも小さくなったときは、前記高確
    率対応変動時間を延長する作動制御を行い、前記出球率
    が定められた値よりも大きくなったときは、前記高確率
    対応変動時間を短縮する作動制御を行う請求項5又は6
    に記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記第二可変入賞装置の前記第二入賞口
    は、前記第一可変表示装置の始動入賞口に兼用されてい
    る請求項7記載の弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記入賞口を備えるとともに、予め定め
    られた遊技条件が成立したときに、前記入賞口への遊技
    球の入賞に関して、遊技者にとって有利な入賞優先状態
    となるように変換可能に構成された可変入賞装置が設け
    られ、 該可変入賞装置を前記出球制御対象として、前記出球制
    御手段は、前記出球率に応じて、前記入賞優先状態の合
    計継続時間を延長又は短縮する入賞優先状態継続時間変
    更手段を含む請求項7又は8に記載の弾球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記入賞優先状態の前記合計継続時間
    は前記出球率に応じて複数設定可能とされ、これが継続
    時間テーブルとして遊技情報記憶手段に記憶されてお
    り、 前記入賞優先状態継続時間変更手段は、算出される前記
    出球率に対応する継続時間を前記継続時間テーブルから
    読み出して、これを該継続時間の延長又は短縮のために
    設定する請求項9記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 前記遊技盤面上に設置され、複数の識
    別情報を識別情報表示領域に可変表示するとともに、遊
    技当否判定手段による当否判定結果に基づいて、前記識
    別情報表示領域の変動表示状態を経て最終的に停止表示
    させる識別情報が所定のものとなるように表示作動制御
    される可変表示装置を備え、 前記遊技当否判定手段は、所定の確率により当否判定を
    行うものであって、 該遊技当否判定手段を前記出球制御対象として、前記出
    球制御手段は、前記出球率に応じ、その当否判定に係る
    確率を変更する確率変更手段を含む請求項1ないし10
    のいずれかに記載の弾球遊技機。
  12. 【請求項12】 前記当否判定に係る確率は前記出球率
    に応じて複数設定可能とされ、これが確率テーブルとし
    て遊技情報記憶手段に記憶されており、 前記確率変更手段は、算出される前記出球率に対応する
    確率を前記確率テーブルから読み出して、これを該確率
    の変更のために設定する請求項11記載の弾球遊技機。
  13. 【請求項13】 前記出球率算出手段が算出する出球率
    を記憶する出球率算出値記憶手段と、 所定の時間が経過する毎に、又は消費球数が所定数だけ
    増加する毎に、前記出球率算出手段が新たに算出する出
    球率によって、前記出球率算出値記憶手段に記憶されて
    いる出球率の値を更新する出球率記憶値更新手段とを備
    える請求項1ないし12のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
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