JP2001030288A - 樹脂製成形品およびその製造方法 - Google Patents

樹脂製成形品およびその製造方法

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JP2001030288A
JP2001030288A JP11209746A JP20974699A JP2001030288A JP 2001030288 A JP2001030288 A JP 2001030288A JP 11209746 A JP11209746 A JP 11209746A JP 20974699 A JP20974699 A JP 20974699A JP 2001030288 A JP2001030288 A JP 2001030288A
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Katsumi Kameda
田 克 巳 亀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波シールド繊維を有するとともに透明性
を向上させることができる樹脂製成形品を提供する。 【解決手段】 雄型3と雌型2とからなる金型1内に、
電磁波シールド繊維11とフィルム9が互いに独立した
状態で配置される。金型1が型締めされ、金型1内に射
出樹脂12が射出される。このとき、電磁波シールド繊
維11とフィルム9は、フィルム9を外方に向けて射出
樹脂12の一側に配置される。フィルム9は金型と射出
樹脂12との間で断熱材として機能し、射出樹脂12の
冷却を抑える。射出樹脂12は十分に電磁波シールド繊
維11内に回り込み、電磁波シールド繊維11を射出樹
脂12中に埋没させる。このため射出樹脂12表面に凹
凸状が形成されることはなく、光の散乱を抑えて透明性
を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製成形品およ
びその製造方法に係り、とりわけ内部にインサート物を
有する樹脂製成形品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より内部に電磁波シールド繊維等の
メッシュ状物を有する樹脂製成形品が開発されている。
このような樹脂製成形品は、メッシュ状物を成形金型内
に予め配置し、その後成形金型内に射出樹脂を射出する
ことにより得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにメッシュ
状物を有する樹脂製成形品を製造する際、メッシュ状物
を予め成形金型内に配置する必要があるが、得られた樹
脂製成形品は表面にメッシュ状物を有することになる。
この場合、メッシュ状物により樹脂製成形品の表面に凹
凸が形成され、この凹凸により樹脂製成形品の透明性が
低下してしまう。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、軟質性メッシュ状物を有するとともに透明
性を向上させることができる樹脂製成形品およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、雄型と雌型と
からなる金型内に軟質性メッシュ状物と、この軟質性メ
ッシュ状物の外方に位置するフィルムとを互いに独立し
た状態で配置する工程と、雄型と雌型とからなる金型を
型締めし、金型内に軟質性メッシュ状物側から射出樹脂
を充てんして、射出樹脂と、射出樹脂の一側に配置され
た軟質性メッシュ状物と、この軟質性メッシュ状物の外
方に位置するフィルムとからなる成形品を製造する工程
と、を備えたことを特徴とする樹脂製成形品の製造方
法、フィルムを射出樹脂および軟質性メッシュ状物から
剥離する工程を更に備えたことを特徴とする樹脂製成形
品の製造方法、フィルムは絵付フィルムからなり、射出
樹脂および軟質性メッシュ状物からフィルムを剥離する
ことにより射出樹脂に絵付を行なうことを特徴とする樹
脂製成形品の製造方法、射出樹脂と、軟質性メッシュ状
物と、フィルムとからなる成形品は、本体部分と本体部
分の周縁に設けられた薄肉周縁部分とからなり、成形品
を製造した後、この薄肉周縁部分を本体部分から除去す
る工程を更に備えたことを特徴とする樹脂製成形品の製
造方法、射出樹脂と、射出樹脂の一側に配置された軟質
性メッシュ状物とを備えたことを特徴とする樹脂製成形
品、軟質性メッシュ状物の外方にフィルムが設けられて
いることを特徴とする樹脂製成形品、および軟質性メッ
シュ状物は、射出樹脂中に70〜100%埋没している
ことを特徴とする樹脂製成形品である。
【0006】以上のように本発明によれば、金型内に外
側に向って順に軟質性メッシュ状物とフィルムを配置
し、この金型内に射出樹脂を射出するので、フィルムに
よって射出樹脂の冷却を防止することができる。このた
め射出樹脂の流動性を高く保つことができ、射出樹脂を
軟質性メッシュ状物内に十分回り込ませることができ、
射出樹脂中への軟質性メッシュ状物の埋没率を高めて射
出樹脂表面の凹凸形状を抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。
【0008】図1乃至図6は、本発明による樹脂製成形
品およびその製造方法を示す図である。図1および図2
に示すように、樹脂製成形品10は射出樹脂12と、こ
の射出樹脂12の一側に配置された軟質性の電磁波シー
ルド繊維(メッシュ状物)11と、電磁波シールド繊維
11の外方に位置するフィルム9を備えている。このう
ち電磁波シールド繊維11は、インサート物として電磁
波を遮へいするものであり、具体的には図5(a)
(b)に示すように多数の線状体(φ50μ)15から
なるメッシュ状の多孔性繊維からなっている。
【0009】また各線状体15は合成樹脂、例えばポリ
エステル、ナイロン、またはアクリル製の芯材15a
と、この芯材15aの外面を覆う金属層15bとからな
っており、金属層15bは銅またはニッケルを芯材15
aの外面に無電解メッキすることにより形成される。な
お、線状体15をガラス製芯材15aと、このガラス製
芯材15aの外面を覆う金属層15bとから構成しても
よく、また線状体15を金属芯材のみから構成しても良
い。
【0010】また、フィルム9は0.01〜0.3mm
の厚さを有し、PC、ABS、Ny、PET、PS、P
P、ポリイミドの単体又は複合体からなり、導通用の開
孔9aを有している。このフィルム9はインモールドラ
ベルととなっているが、後述のように、射出樹脂12お
よび電磁波シールド繊維11から剥離してもよい。
【0011】また射出樹脂12としては汎用の熱可塑性
樹脂を用いることができるが、例えばPC、ABS、ア
クリル、PS、AS、PP、PET等を用いることがで
きる。
【0012】更に透明性をもった射出樹脂12を用い、
かつ電磁波シールド繊維11が所望の光透過率を有する
ことにより、電磁波シールド特性に優れ、かつ全体とし
て透明性を有する樹脂製成形品10を得ることができ
る。
【0013】次にこのような構成からなる樹脂製成形品
の製造方法について説明する。
【0014】まず図2に示すように、ゲート2aが設け
られた雌型2と、雄型3とからなる150×100×2
0mmの金型1を準備する。次に、予め雄型3の形状に
形成されたフィルム9が雄型3側に配置される。次に、
雌型2と雄型3とを開とした状態で、電磁波シールド繊
維11が巻出ロール5から巻出されて雌型2と雄型3と
の間のキャビティ7内に配置される。
【0015】このとき、金型1のキャビティ7内に配置
された電磁波シールド繊維11は、巻出ロール5と巻取
ロール6との間で張力をかけない状態または雄型3と雌
型2との型締めのときに電磁波シールド繊維11が切れ
ない程度や型締めの動作に支障のない程度に張力がかけ
られた状態で保持されている。
【0016】次に雄型3に対してストリッパ8が接近
し、雄型3とストリッパ8との間でフィルム9と電磁波
シールド繊維11が挟持される。
【0017】このとき、フィルム9と電磁波シールド繊
維11は互いに独立した状態で雄型とストリッパ8との
間で挟持される。またキャビティ7内に配置された電磁
波シールド繊維11は軟質性となっており、かつ張力が
かけられていないか適当な力の張力がかけられているの
で、キャビティ7内において電磁波シールド繊維11は
雄型3の表面形状に追従して変形する。このようにし
て、雄型3の表面上の所定位置に、フィルム9と所望の
形状に変形した電磁波シールド繊維11を配置すること
ができる。
【0018】次に雄型3に対して雌型2が接近し、雄型
3と雌型2との型締めが行なわれる。このとき、フィル
ム9は電磁波シールド繊維11の外方に配置されること
になる。次に雌型2のゲート2aから射出樹脂12がキ
ャビティ7内に射出される。
【0019】この場合、電磁波シールド繊維11は多孔
性を有するため、その表面に適度な凹凸を有している。
このため電磁波シールド繊維11の凹凸部分に射出樹脂
12が入り込むことによって、電磁波シールド繊維11
と射出樹脂12との密着性を向上させることができる。
【0020】このようにして金型1のキャビティ7内で
樹脂製成形品10が得られる。その後、電磁波シールド
繊維11およびフィルム9が樹脂製成形品10の形状分
だけ図示しないカッターで切断部20から破断され、電
磁波シールド繊維11の破断かすはさらに巻取ロール6
によって巻取られ、フィルム9の破断かすは廃棄され
る。
【0021】このように本実施の形態によれば、電磁波
シールド特性と高い透明性を有する樹脂製成形品10を
容易かつ簡単に製造することができる。
【0022】次に本発明による樹脂製成形品の透明性に
ついて述べる。本発明による樹脂製成形品10は、射出
樹脂12の一側に電磁波シールド繊維11およびフィル
ム9が順次配置されている。このようにフィルム9を雄
型3側に配置することにより、フィルム9が雄型3と射
出樹脂12との間の断熱材として機能し射出樹脂12の
冷却を防止する。このため雄型3近傍の射出樹脂12が
冷却されずに高流動性を保つ。このことにより射出樹脂
12が電磁波シールド繊維11の隙間に十分回り込むこ
とができ、電磁波シールド繊維11は射出樹脂12中に
70〜100%埋没することになる(図6(a))。
【0023】従って、電磁波シールド繊維11が射出樹
脂12の表面に表われて射出樹脂12の表面が凹凸状に
なることはない。このため射出樹脂12の表面における
光の散乱を防ぐことができ、射出樹脂の透明性を保つこ
と、すなわちヘイズ値を低く抑えることができる。
【0024】一方、電磁波シールド繊維11のみを設け
フィルム9を設けない場合、射出樹脂12が雄型3によ
り急速に冷却され、射出樹脂12が電磁波シールド繊維
11の隙間に回り込むことができず、電磁波シールド繊
維11の射出樹脂12中への埋没率は50〜80%とな
る(図6(b))。
【0025】次にフィルム9の硬軟の影響について説明
する。電磁波シールド繊維11に加えてフィルム9を設
けるとともに、フィルム9を剥離しない場合は、電磁波
シールド繊維11が射出樹脂12とフィルム9との間に
完全に挟まれるため、フィルム9の表面が凹凸状になる
ことはない。このため、フィルム9の表面における光の
散乱が防止され、ヘイズ値を低く抑えることができる。
【0026】フィルム9を剥離する場合は、フィルム9
が軟質であったり、剛性に欠けると、射出樹脂12から
の圧力により電磁波シールド繊維11がフィルム9にめ
り込んでしまうことがある(図6(c))。この場合、
フィルム9を剥離すると射出樹脂12の表面に電磁波シ
ールド繊維11が表われ(図6(d))、射出樹脂12
の表面が凹凸状になり、透明性が低下し、すなわちヘイ
ズ値が上昇する。従ってフィルム9は硬質フィルムであ
ることが好ましい。
【0027】なお、上記実施の形態において、樹脂製成
形品10のメッシュ状物として電磁波シールド繊維11
を用いた例について説明したが、これに限らず電磁波シ
ールド繊維11の代わりに合成樹脂製不織布を用いても
よく、また多数の孔を有する合成樹脂製フィルムを用い
てもよい。
【0028】またフィルム9には、前述のように導通用
の開孔9aが形成されているがフィルム9が転写インキ
9bを有する絵付フィルムからなる場合、転写インキ9
bを射出樹脂12および電磁波シールド繊維11側へ転
写した後(図3)、フィルム9のみを射出樹脂12およ
び電磁波シールド繊維11側から剥離してもよい。
【0029】また樹脂製成形品10を作製した後で電磁
波シールド繊維11を破断した例を説明したが、ストリ
ッパ8にカッターを設け、ストリッパ8を雄型3へ押付
ける時に予め電磁波シールド繊維11を破断しておいて
もよい。
【0030】第2の実施の形態 次に図7乃至図9により本発明の第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0031】第2の実施の形態は、フィルムとしてPC
製のインモールドラベル19を用いるとともに、雄型3
と雌型2との型締め前にインモールドラベル19を予め
真空孔3aにより雄型3に密着させたものであり、他は
図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。
【0032】第2の実施の形態において、第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0033】インモールドラベル19は「A,B,C」
等の表示部19aを有し、樹脂製成形品の所定位置に配
置されている。
【0034】このようにインモールドラベル19を設け
ることにより、射出樹脂12表面が凹凸状になることは
なく、ヘイズ値を低く抑えて透明性を確保することがで
きる。
【0035】第3の実施の形態 次に図10および図12により本発明の第3の実施の形
態について説明する。
【0036】第3の実施の形態は、電磁波シールド繊維
11とフィルム9を、各々巻出ロール5,5aから巻出
すとともに、巻取ロール6,6aにより巻取るようにし
たものである。また射出樹脂12はランナ18からゲー
ト2aを経て金型2,3内に射出されるが、樹脂製成形
品10をゲート2aより内側の切断部20において切断
することにより、樹脂製成形品10からゲート跡を取除
くことができる。また不要の電磁波シールド繊維11お
よびフィルム9を除去することができる。
【0037】第3の実施の形態において、第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0038】なお、図11に示すようにフィルム9に導
通用の開孔9aを設けておいてもよく、図12に示すよ
うにフィルム9の形状を予め小さくしておいて、フィル
ム9の外側部9cを導通領域とすることもできる。
【0039】第4の実施の形態 次に図13乃至図15により本発明の第4の実施の形態
について説明する。
【0040】第4の実施の形態は図13に示すように樹
脂製成形品10が本体部分10aと、本体部分10a周
縁に設けられた薄肉周縁部分10bとからなり、樹脂製
成形品10を製造した後、薄肉周縁部分10bを切断部
20を介して本体部分10aから切断したものである。
【0041】第4の実施の形態において、第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0042】金型1内に射出される射出樹脂12は、一
般に図14に示すように、ランナ18からゲート2aを
経て金型1内に入る。このとき金型1内において射出樹
脂12は矢印L方向へ流れ、電磁波シールド繊維11の
端部に電磁波シールド繊維11のシワ11aを形成する
ことも考えられる。この場合、シワ11aは主として薄
肉周縁部分10bに形成されるので、薄肉周縁部分10
bを本体部分10aから除去することにより、シワ11
aのない電磁波シールド繊維11をもった樹脂製成形品
10を得ることができる(図15)。
【0043】
【実施例】次に本発明の具体的実施例について説明す
る。本実施例は第1の実施の形態に対応するものであ
り、射出樹脂12およびフィルム9を各種変化させ、そ
の場合の樹脂製成形品10の全光線透過度とヘイズ値を
求めた。
【0044】なお、電磁波シールド繊維11としては、
図5に示す多数の線状体15からなるものを用いた。
【0045】その結果を下表に示す。
【0046】
【表1】 上記表から明らかなように、フィルムとして比較的硬質
のPCを用いた場合、フィルム剥離前後において、ヘイ
ズ値が低くなり成形品の透明性を高めることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、射出樹脂
中への軟質性メッシュ状物の埋没率を高めて射出樹脂表
面の凹凸形状を抑えることができる。これにより射出樹
脂表面の光の散乱を防止して、成形品全体の透明性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による樹脂製成形品およびその製造方法
の第1の実施の形態を示す作用図。
【図2】樹脂製成形品を示す側断面図。
【図3】転写インクを有する絵付フィルムを有する樹脂
製成形品を示す側断面図。
【図4】絵付フィルムを剥離した状態を示す図。
【図5】電磁波シールド繊維を示す図。
【図6】樹脂製成形品の透明性を説明するための図。
【図7】本発明による樹脂製成形品およびその製造方法
の第2の実施の形態を示す作用図。
【図8】樹脂製成形品を示す側断面図。
【図9】樹脂製成形品を示す斜視図。
【図10】本発明による樹脂製成形品およびその製造方
法の第3の実施の形態を示す作用図。
【図11】樹脂製成形品を示す側断面図。
【図12】樹脂製成形品の変形例を示す側断面図。
【図13】本発明による樹脂製成形品およびその製造方
法の第4の実施の形態を示す図。
【図14】電磁波シールド繊維のシワが生じた樹脂製成
形品を示す側面図。
【図15】樹脂製成形品の製造方法を示す斜視図。
【符号の説明】
1 金型 2 雌型 3 雄型 7 キャビティ 8 ストリッパ 9 フィルム 9a 開孔 9b 転写インキ 10 樹脂製成形品 10a 本体部分 10b 薄肉周縁部分 11 電磁波シールド繊維 12 射出樹脂

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雄型と雌型とからなる金型内に軟質性メッ
    シュ状物と、この軟質性メッシュ状物の外方に位置する
    フィルムとを互いに独立した状態で配置する工程と、 雄型と雌型とからなる金型を型締めし、金型内に軟質性
    メッシュ状物側から射出樹脂を充てんして、射出樹脂
    と、射出樹脂の一側に配置された軟質性メッシュ状物
    と、この軟質性メッシュ状物の外方に位置するフィルム
    とからなる成形品を製造する工程と、を備えたことを特
    徴とする樹脂製成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】フィルムを射出樹脂および軟質性メッシュ
    状物から剥離する工程を更に備えたことを特徴とする請
    求項1記載の樹脂製成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】フィルムは絵付フィルムからなり、射出樹
    脂および軟質性メッシュ状物からフィルムを剥離するこ
    とにより射出樹脂に絵付を行なうことを特徴とする請求
    項2記載の樹脂製成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】射出樹脂と、軟質性メッシュ状物と、フィ
    ルムとからなる成形品は、本体部分と本体部分の周縁に
    設けられた薄肉周縁部分とからなり、 成形品を製造した後、この薄肉周縁部分を本体部分から
    除去する工程を更に備えたことを特徴とする請求項1記
    載の樹脂製成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】射出樹脂と、 射出樹脂の一側に配置された軟質性メッシュ状物とを備
    えたことを特徴とする樹脂製成形品。
  6. 【請求項6】軟質性メッシュ状物の外方にフィルムが設
    けられていることを特徴とする請求項5記載の樹脂製成
    形品。
  7. 【請求項7】軟質性メッシュ状物は、射出樹脂中に70
    〜100%埋没していることを特徴とする請求項6記載
    の樹脂製成形品。
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