JP2001027084A - 門 扉 - Google Patents

門 扉

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JP2001027084A
JP2001027084A JP20191499A JP20191499A JP2001027084A JP 2001027084 A JP2001027084 A JP 2001027084A JP 20191499 A JP20191499 A JP 20191499A JP 20191499 A JP20191499 A JP 20191499A JP 2001027084 A JP2001027084 A JP 2001027084A
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frame
gate
face plate
hinge
stile
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JP20191499A
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Yusuke Takechi
裕介 武智
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 框枠内への面板の取り付けが容易であると共
に、現場での柄交換等も容易にでき、そのうえ框枠の部
品数の増加を防止できて部材の合理化及びコストダウン
を図ることができる。 【解決手段】 矩形状の框枠3内に面板2が嵌め込まれ
てなる門扉1である。框枠3の一辺3aを構成する第1
の框Aとこれと隣り合う第2の框Bとを接続金具Dを介
して回動自在に接続する。第1の框Aとこれと隣り合う
第3の框Cとを取り付け手段Eを介して着脱可能に接続
する。第2の框Bと第3の框Cとの対向面に框枠3の一
辺3a側からスライド挿入される面板2を保持するため
のレール部7を設ける。第1の框Aを開いたときにレー
ル部7の端部7aが框枠3の開放された一辺3a側に露
出して、面板Bを横方向からスライド挿入できる。その
後第1の框Aを閉じたときにはレール部7の端部7aが
第1の框Aにて閉鎖される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】住宅エクステリアの門扉は、アルミ、鉄
などの鋳造品を組み合わせる方法と、アルミ押出材を組
み合わせる方法とが一般的であり、また他には木製、ス
チール溶接品等もある。これらアルミ押出材等を組み合
わせて門扉を組み立てる方法として、例えば実開平7−
19597号公報には、図7に示すように、矩形状の框
枠部材30を上向きに開口した略U字状の枠体31と下
向きに開口した略C字状の枠体32とに分割し、略U字
状の枠体30内部に面板2を上方から落とし込み、その
後、略C字状の枠体32を枠体31にネジ止めして門扉
1を組み立てる方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記実開
平7−19597号公報にあっては、分割された枠体3
0、31の接続箇所が増えるために、門扉1の組み立て
に時間と手間がかかり、しかも框部材30を2部品に分
割しているために部品数が増えて、コストが増加すると
いう問題があり、特に、現場で面板2の柄交換を行った
り、劣化した面板2を交換したりする場合には一旦、枠
体31と枠体32とを分割して、面板2を挿入した後
で、枠体31と枠体32とを更にネジで組み立てる必要
があり、現場での柄交換等も非常に面倒であった。
【0004】本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて
発明したものであって、その目的とするところは、框枠
内への面板の取り付けが容易であると共に、現場での柄
交換等も容易にでき、そのうえ框枠の部品数の増加を防
止できて部材の合理化及びコストダウンを図ることがで
きる門扉を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る発明にあっては、矩形状の框枠3内に
面板2が嵌め込まれてなる門扉1において、框枠3の一
辺3aを構成する第1の框Aとこの第1の框Aの一端側
に隣り合う第2の框Bとが接続金具Dを介して回動自在
に接続され、第1の框Aとこの第1の框Aの他端側に隣
り合う第3の框Cとが取り付け手段Eを介して着脱可能
に接続され、第2の框Bと第3の框Cとの対向面には框
枠3の一辺3a側からスライド挿入される面板2を保持
するためのレール部7が設けられ、第1の框Aを接続金
具Dを中心に開いた状態ではレール部7の端部7aが框
枠13の開放された一辺3a側に露出し且つ第1の框A
を閉じた状態ではレール部7の端部7aが第1の框Aに
て閉鎖されてなることを特徴としており、このように構
成することで、第1の框Aを開いて框枠3の一辺3aを
開放し、面板2を開放された一辺3a側から框枠3内部
に向かってスライド挿入した後に、第1の框Aを閉じて
取り付け手段Eにて第1の框Aを第3の框Cに取り付け
るだけで、門扉1の組み立てを簡単且つ短時間で行うこ
とができる。しかも、開放可能な第1の框Aは第2の框
Bに対して接続金具Dを介して一体に接続されているた
めに、部品数が増えるのを防いでコストダウンを図るこ
とができ、現場で柄交換を行ったり、劣化した面板2を
交換したりする場合でも、簡単に行えるようになる。
【0006】また請求項2記載の発明にあっては、請求
項1において、上記取り付け手段Eは、第1の框Aと第
3の框Cとの対向面の一方に形成されるタッピングホー
ル10と、他方に形成されるねじ挿入孔8と、ねじ挿入
孔8からタッピングホール10に締め込まれるねじ具1
1とからなるのが好ましく、この場合、タッピングホー
ル10とねじ挿入孔8とを対向させてねじ具11を締め
込むだけで、第3の框Cに対する第1の框Aの取り付け
を容易に且つ少ない部品数で行うことができる。
【0007】また請求項3記載の発明にあっては、請求
項1において、第1の框Aの第3の框C側の端部に框キ
ャップ12が装着されており、この框キャップ12がね
じ具11により第1の框Aと第2の框Bとに共締めによ
り締結されているのが好ましく、この場合、第1の框A
と第3の框Cとの接続部分の外観が框キャップ12によ
って良好となり、しかも第1の框Aと第3の框Cとを取
り付けるためのねじ具11を框キャップ12の取り付け
具として兼用できるようになる。
【0008】また請求項4記載の発明にあっては、矩形
状の框枠3内に面板2が嵌め込まれてなる門扉1におい
て、框枠3の一辺3aを構成する第1の框Aとこの第1
の框Aの一端側に隣り合う第2の框Bとが一方の蝶番1
3を介して垂直軸G回りに回動自在に接続され、第1の
框Aとこの第1の框Aの他端側に隣り合う第3の框Cと
が他方の蝶番13を介して垂直軸G回りに回動自在に接
続され、第1の框Aを閉じた状態でロックするためのロ
ック手段Fを備えると共に、第2の框Bと第3の框Cと
の対向面には框枠3の一辺3a側からスライド挿入され
る面板2を保持するためのレール部7が設けられ、第1
の框Aを蝶番13を中心に開いた状態ではレール部7の
端部7aが框枠3の開放された一辺3a側に露出し且つ
第1の框Aを閉じた状態でレール部7の端部7aが第1
の框Aにて閉鎖されることを特徴としており、このよう
に構成することで、第1の框Aを開いて框枠3の一辺3
aを開放し、面板2を開放された一辺3a側から框枠3
内部に向かってスライド挿入した後に、第1の框Aを閉
じてロック手段Fにてロックするだけで、門扉1の組み
立てを簡単且つ短時間で行うことができ、しかも、開放
可能な第1の框Aは第3の框Cと第2の框Bの両方に対
してそれぞれ蝶番13を介して一体に接続されているた
めに、框枠3の各構成部品が分割されずに1つにつなが
った形状となり、そのうえ第1の框Aを垂直軸G回りに
回転させるだけでよいので、作業スペースが狭いところ
でも、第1の框Aの開閉動作が容易にでき、さらに、第
1の框Aを開放したときでも第1の框Aは蝶番13を介
して他の框B,Cとにつながっているために、框枠3の
形状が保形されて歪みなどが発生せず、面板2のスライ
ド挿入動作がよりスムーズに行われるようになる。
【0009】また請求項5記載の発明にあっては、請求
項4において、上記蝶番13は、第1の框Aに取着され
る一方の蝶片15と、第3の框Cに取着される他方の蝶
片15と、両蝶片15,15を回動自在に連結するヒン
ジ部14とからなり、一方の蝶片15の先端と他方の蝶
片15の先端とに、上下方向にずらせて上係止部16と
下係止部17とが設けられ、両蝶片15,15を閉じた
状態で上係止部16と下係止部17とが同一軸線上に配
置されてロックピン18にて上係止部16と下係止部1
7とが同一軸線上にロック可能となっているのが好まし
く、この場合、第1の框Aを閉じた状態でロックピン1
8により上係止部16と下係止部17とを同一軸線上に
ロックすることにより、蝶番13を閉じた状態で固定で
きるので、蝶番13自体が第1の框Aのロック手段Fを
兼ねることようになり、部材の合理化を図りながら、組
み立て性をより向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】本実施形態の門扉1は、図1に示すよう
に、矩形状の框枠3内に面板2が嵌め込まれて構成され
ている。面板2は、例えばアルミ等の金属成形品、或い
は合成樹脂成形品、アルミ等の金属板金製、木製、押出
材組み立て品等で構成されている。
【0012】框枠3は、例えばアルミ押出材からなり、
上框6と下框5と左右の縦框4,4とでロ字状に組み立
てられている。図1の例では、一方の縦框4のみが開放
可能とされ、他方の縦框4は従来通り、上框6と下框5
とに一体に固着されている。つまり、一方の縦框4が框
枠3の開放可能な一辺3aである第1の框Aとされ、下
框5が縦框4の下端部に隣り合う第2の框Bとされ、上
框6が縦框4の上端部に隣り合う第3の框Cとされてい
る。以下、一方の縦框4(以下、縦框4と略す)を開放
可能な第1の框Aとした場合を説明するが、必ずしもこ
れに限らず、他方の縦框4或いは上框6或いは下框5の
いずれか1つの框を開放可能な第1の框Aとしてもよい
ものである。
【0013】上記開放可能な縦框4は、図3(b)に示
すように、中空の略矩形状に形成されていると共に、内
側壁4aの両端から下框5の先端面及び上框6の先端面
にそれぞれ当接する左右一対の当接片23が突設されて
いる。この縦框4の下端部と下框5の先端部とは、接続
金具Dである蝶番13を介して、水平軸H回りに回動自
在に接続されている。この蝶番13は、図2に示すよう
に、ヒンジ部14を介して一対の蝶片15,15が回動
自在に連結されている。ここでは、一方の蝶片15は下
框5の内側面と略面一状にネジ止めされており、他方の
蝶片15は縦框4の内側面と略面一状にネジ止めされて
いる。
【0014】上記縦框4の上端部と上框6の先端部と
は、図1に示す取り付け手段Eを介して着脱可能に接続
されている。本例の取り付け手段Eは、縦框4の先端部
に貫通形成されたねじ挿入孔8と、アルミ押出材からな
る下框5に予め形成されているタッピングホール10
と、ねじ挿入孔8から挿入されてタッピングホール10
にねじ込まれるねじ具11とからなる。なお図1の例で
は2本のねじ具11を用いてるが、ねじ具11の数は特
に限定されない。
【0015】また本例では、縦框4の上框6側の端部に
框キャップ12が装着される。框キャップ12は、図3
に示すように、縦框4の先端部から内側に挿入される箱
形の挿入部21と、外側に配置される平板状の化粧板部
20とが一体形成されている。そして、框キャップ12
の挿入部21を縦框4の先端部から内側に挿入し、縦框
4のねじ挿入孔8から挿入されるねじ具11を該挿入部
21に貫通形成されたねじ挿通孔9を挿通し、さらに縦
框4の先端側の内側面に形成されたねじ具挿入用切欠孔
50を通して、上框6に形成されているタッピングホー
ル10(図1)に締め込むことによって、共通のねじ具
11にて框キャップ12を縦框4と上框6とに共締め可
能となっている。
【0016】なお、図3に示すように、框キャップ12
の挿入部21の幅寸法a1は縦框4の内側の幅寸法a2
りも小さくしてある。また、化粧板部20の縦幅D2
縦框4の縦幅d2と略等しく設定され、化粧板部20の
横幅D1は上框6の横幅d1と略等しく設定され、さらに
縦框4を閉じたときに化粧板部20の外表面20aと上
框6の外側面6aとが略面一状となるように化粧板部2
0の厚みが設定されている。これにより、縦框4と上框
6との接続部分において框キャップ12によって外観上
連続した一体感が得られるようになっている。このとき
化粧板部20の外表面20aを上框6の外側面6aより
も僅かに突出させるのが望ましく、この場合、化粧板部
20にて縦框4の端部のバリのみならず、上框6の端部
のバリも隠して目立たないようにできるものである。
【0017】上記下框5と上框6との対向面には、図1
に示すように、框枠3の一辺3a側からスライド挿入さ
れる面板2を保持するための上下一対のレール部7,7
が設けられている。各レール部7は、面板2の上端部2
a及び下端部2bがスライド自在に挿入される凹溝状に
形成されている。そして、縦框4を開放した状態では各
レール部7の端部7aが框枠3の開放された一辺3a側
にそれぞれ露出して、面板2を横方向からレール部7に
向かってスライド挿入して係止させることが可能となっ
ており、その後、縦框4を閉じたときにはレール部7の
端部7aが縦框4にて閉鎖されて門扉1が組み立てられ
る。なお、上下のレール部7の形状は特に限定されず、
例えば面板2の上端部2a(或いは下端部2b)をその
両側から挟んで保持できるような凸部形状であってもよ
い。
【0018】しかして、上記構成の門扉1を組み立てる
にあたっては、縦框4を蝶番13を中心に約90°開い
て框枠3の一辺3aを開放し、面板2を開放された一辺
3a側から框枠3内部に向かって図1に示す横方向イに
スライド挿入し、その後、縦框4を上方向ロに回動して
閉じた後で、縦框4の先端部に框キャップ12の挿入部
21を挿入して、ねじ具11を縦框4のねじ挿入孔8か
ら框キャップ12のねじ挿通孔9及び縦框4の切欠き孔
50を通して、上框6のタッピングホール10に締め込
んで締結することにより縦框4が閉じた状態で固定さ
れ、門扉1が完成する。このように縦框4を開いて面板
2を横方向からスライド挿入させる方法を採用したの
で、門扉1の組み立てを簡単且つ短時間で行うことがで
きると共に、開放可能な縦框4は下框5に対して蝶番1
3を介して一体に接続されているために、框枠3を構成
するすべての部品が分割されずに1つにつながった形状
となり、従って、従来のように框部材を分割したものと
比較して、門扉1の組み立てにかかる時間と手間をより
削減できると共に、框部材を分割しないために部品数が
増えるのを防いで部材の合理化及びコストダウンを図る
ことができるものであり、また、現場で柄交換を行った
り、劣化した面板2を交換したりする場合でも、縦框4
を開閉するだけで面板2の取替えを簡単且つ短時間で行
うことができるようになる。
【0019】また、縦框4を上框6に取り付けるための
取り付け手段Eとして、タッピングホール10とねじ具
11との組み合わせを採用しているので、上框6に対し
て縦框4の取り付けが容易となり、しかもアルミ押出材
で上框6を成形する際に同時に形成されるタッピングホ
ール10を取り付け手段Eの構成部材として兼用できる
ので、上框6において特別なねじ孔加工が必要でなくな
り、框枠3の構成部品を有効利用して少ない部品数で取
り付け手段Eを構成できるという利点もある。
【0020】さらに、縦框4の上框6側の端部に框キャ
ップ12を装着しているので、縦框4と上框6との接続
部分の外観が良好となり、そのうえ框キャップ12は縦
框4と上框6との取り付け手段Eを構成するねじ具11
を利用して縦框4と下框5とに共締めにより締結される
ので、ねじ具11を框キャップ12の取り付け具として
兼用でき、従って、縦框4に別部品である框キャップ1
2を装着した構造でありながら、縦框4に対する框キャ
ップ12の取り付けを最小の部品数で行うことができ、
門扉1の組み立て性が一層向上するものである。
【0021】なお、前記実施形態では、框枠3の一方の
縦框4のみを蝶番13を介して開閉可能としたが、例え
ば図4に示すように、両方の縦框4,4をそれぞれ蝶番
13を介して開閉可能とし、面板2の挿入時には両方の
縦框4,4のいずれか1つを選択して開放するようにし
てもよいものである。この場合、框枠3が左右対称構造
となり、門柱への門扉1の取り付けの自由度を高めるこ
とができる等の利点がある。
【0022】本発明の第2の実施形態を図5に示す。本
例では、開放可能な第1の框Aを構成する一方の縦框4
(以下、縦框4という)と下框5とが下側の蝶番13を
介して垂直軸G回りに回動自在に接続されており、縦框
4と上框6とが上側の蝶番13を介して垂直軸G回りに
回動自在に接続されていると共に、第1の框Aを閉じた
状態でロックするためのロック手段Fを備えている。さ
らに縦框4を蝶番13を中心に開いた状態ではレール部
7の端部7aが框枠3の開放された一辺3a側に露出し
て面板2を横方向からスライド挿入して係止させること
ができるようになり、且つ縦框4を閉じた状態ではレー
ル部7の端部7aが縦框4にて閉鎖されて面板2を框枠
3内部に保持できるようになっている。なお下框5と上
框6との対向面には框枠3の一辺3a側からスライド挿
入される面板2を保持するための上下一対のレール部7
が設けられている点、及び縦框4以外の他の框を開放可
能な第1の框枠として使用してもよい点は前記実施形態
と同様である。
【0023】上記第1の框Aを閉じた状態でロックする
ためのロック手段Fとしての蝶番13は、ヒンジ部14
を介して一対の蝶片15,15が回動自在に連結されて
いる。下側の蝶番13は、一方の蝶片15が下框5の先
端面に略面一状にねじ止めされ、他方の蝶片15が下框
5と対向する縦框4の内側面に略面一状にねじ止めされ
ている。上側の蝶番13は、一方の蝶片15が上框6の
先端面に略面一状にねじ止めされ、他方の蝶片15が上
框6と対向する縦框4の内側面に略面一状にねじ止めさ
れている。さらに各蝶番13において、一方の蝶片15
の先端と他方の蝶片15の先端には、上下方向にずらせ
て上係止部16と下係止部17とが設けられており、両
蝶片15,15を閉じた状態で上係止部16と下係止部
17とが同一軸線(垂直軸線)上に配置されてロックピ
ン18を両消し部6内に挿入係止可能となっている。な
お、ロックピン18として、例えば図6(a)〜(c)
に示される直筒ピン40、テーパーピン41、ネジ42
等のように係止部16,17内に挿入されるものに限ら
ず、係止部16、17に外嵌されるもの、例えば図6
(d)に示される断面略C字形のスプリングガイド43
などであってもよく、要は上係止部16と下係止部17
とを同一軸上に固定して一対の蝶片15,15を閉じた
状態で保持する機能を有するものであればよく、特に図
5、図6に示す例に限定されるものではない。
【0024】しかして、本例の門扉1を組み立てるにあ
たっては、縦框4を上下の蝶番13を中心に垂直軸G回
りに約90°開いて框枠3の一辺3aを開放し、面板2
を開放された一辺3a側から框枠3内部に向かって横方
向イにスライド挿入し、その後、縦框4を図5のロで示
す方向に閉じた後に、上下の蝶番13において、それぞ
れ、上係止部16と下係止部17とにロックピン18を
挿入係止させることにより門扉1が完成する。これによ
り、門扉1の組み立てを簡単且つ短時間で行うことがで
きる。しかも、開放可能な縦框4は上框6と下框5の両
方に対してそれぞれ蝶番13を介して一体に接続されて
いるために、框枠3を構成するすべての部品が分割され
ずに1つにつながった形状となり、前記図1の実施形態
と同様な作用効果に加えて、縦框4を垂直軸G回りに回
転させるだけでよいので、つまり、図1の例のように横
に倒さずに開放させることができるので、作業スペース
が狭いところでも、組み立てが容易にできるという効
果、さらには、縦框4を開放したときでもこの縦框4は
蝶番13を介して他の框5,6とにつながっているため
に、框枠3の矩形形状が保形されて歪みなどが発生せ
ず、面板2のスライド挿入動作がよりスムーズに行われ
るという効果があり、さらに縦框4を閉じる際に蝶番1
3自体がロック機能を持っているので、蝶番13をロッ
クするための特別のロック機構が不要となり、部品数の
増加を防止でき、部材の合理化を図りながら、組み立て
性を一段と向上させることができるという効果もある。
【0025】なお、図5の例では、框枠3の一方の縦框
4のみを開放可能としたが、他方の縦框4或いは上框6
或いは下框5のいずれかを開放可能としてもよいもので
ある。
【0026】
【発明の効果】上述のように請求項1記載の発明にあっ
ては、矩形状の框枠内に面板が嵌め込まれてなる門扉に
おいて、框枠の一辺を構成する第1の框とこの第1の框
の一端側に隣り合う第2の框とが接続金具を介して回動
自在に接続され、第1の框とこの第1の框の他端側に隣
り合う第3の框とが取り付け手段を介して着脱可能に接
続され、第2の框と第3の框との対向面には框枠の一辺
側からスライド挿入される面板を保持するためのレール
部が設けられ、第1の框を接続金具を中心に開いた状態
ではレール部の端部が框枠の開放された一辺側に露出し
且つ第1の框を閉じた状態でレール部の端部が閉鎖され
るように構成されているので、第1の框を開いて框枠の
一辺を開放し、面板を開放された一辺側から框枠内部に
向かってスライド挿入し、その後、第1の框を閉じて取
り付け手段にて第1の框を第3の框に取り付けるだけ
で、門扉の組み立てを簡単且つ短時間で行うことができ
る。しかも、開放可能な第1の框は第2の框に対して接
続金具を介して一体に接続されているために、框枠の各
構成部品が分割されずに1つにつながった形状となり、
従って、従来のように框部材を分割したものと比較し
て、門扉の組み立てにかかる時間と手間をより削減でき
ると共に、框部材を分割しないために部品数が増えるの
を防いで部材の合理化及びコストダウンを図ることがで
きるものであり、特に、現場で柄交換を行ったり、劣化
した面板を交換したりする場合でも、第1の框を開閉す
るだけで簡単に行えるものである。
【0027】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上記取り付け手段は、第1の框と第3
の框との対向面の一方に形成されるタッピングホール
と、他方に形成されるねじ挿入孔と、ねじ挿入孔からタ
ッピングホールに締め込まれるねじ具とからなるので、
タッピングホールとねじ挿入孔とを対向させてねじ具を
締め込むだけで第3の框に対する第1の框の取り付けを
容易にでき、しかもアルミ押出材などで框を成形する際
に同時に形成されるタッピングホールを取り付け手段と
して兼用することができるので、ねじ具を螺合させるた
めの特別なねじ孔加工が必要でなく、簡易に取り付け手
段を構成できるものである。
【0028】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、第1の框の第3の框側の端部に框キャ
ップが装着されており、この框キャップがねじ具により
第1の框と第2の框とに共締めにより締結されているの
で、第1の框と第3の框との接続部分の外観が框キャッ
プによって良好となり、特に第1の框と第3の框との端
部のバリを框キャップによって覆うことができ、そのう
え框キャップをねじ具により第1の框と第3の框とに共
締めすることで、第1の框と第3の框とを取り付けるた
めのねじ具を框キャップの取り付け具として兼用できる
ようになり、従って、第1の框に別部品である框キャッ
プを装着した構造でありながら、第1の框に対する框キ
ャップの取り付けを最小の部品数で行うことができ、門
扉の組み立て性が一層向上するものである。
【0029】また請求項4記載の発明は、矩形状の框枠
内に面板が嵌め込まれてなる門扉において、框枠の一辺
を構成する第1の框とこの第1の框の一端側に隣り合う
第2の框とが一方の蝶番を介して垂直軸回りに回動自在
に接続され、第1の框とこの第1の框の他端側に隣り合
う第3の框とが他方の蝶番を介して垂直軸回りに回動自
在に接続され、第1の框を閉じた状態でロックするため
のロック手段を備えると共に、第2の框と第3の框との
対向面には框枠の一辺側からスライド挿入される面板を
保持するためのレール部が設けられ、第1の框を蝶番を
中心に開いた状態ではレール部の端部が框枠の開放され
た一辺側に露出し且つ第1の框を閉じた状態でレール部
の端部が第1の框にて閉鎖されるように構成されている
ので、第1の框を開いて框枠の一辺を開放し、面板を開
放された一辺側から框枠内部に向かってスライド挿入
し、その後、第1の框を閉じてロック手段にてロックす
るだけで、門扉の組み立てを簡単且つ短時間で行うこと
ができる。しかも、開放可能な第1の框は第3の框と第
2の框の両方に対してそれぞれ蝶番を介して一体に接続
されているために、框枠の各構成部品が分割されずに1
つにつながった形状となり、請求項1と同様な効果に加
えて、第1の框を垂直軸回りに回転させるだけでよいの
で、作業スペースが狭いところでも、第1の框の開閉動
作ができて組み立てが一層容易となり、さらに第1の框
を開放したときでも第1の框は蝶番を介して他の框とに
つながっているために、框枠の形状が保形されて歪みな
どが発生せず、面板のスライド挿入動作がよりスムーズ
に行われるものである。
【0030】また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の効果に加えて、蝶番は、第1の框に取着される一方の
蝶片と、第3の框に取着される他方の蝶片と、両蝶片を
回動自在に連結するヒンジ部とからなり、一方の蝶片の
先端と他方の蝶片の先端とに、上下方向にずらせて上係
止部と下係止部とが設けられ、両蝶片を閉じた状態で上
係止部と下係止部とが同一軸線上に配置されてロックピ
ンにて上係止部と下係止部とが同一軸線上にロック可能
となっているので、第1の框を閉じた状態でロックピン
により上係止部と下係止部とを同一軸線上にロックする
ことにより、蝶番を閉じた状態で固定できるので、蝶番
自体が第1の框のロック手段を兼ねるようになり、部品
数の増加を防ぐことができて、部材の合理化を図りなが
ら、組み立て性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上の第1の框と第2の框との接続部付近の斜
視図である。
【図3】(a)は同上の第1の框と第2の框との接続部
付近の斜視図、(b)は第1の框の上端部付近の斜視図
である。
【図4】図1の変形例を示す正面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す分解斜視図であ
る。
【図6】(a)〜(d)はロックピンの変形例を示す斜
視図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
A 第1の框 B 第2の框 C 第3の框 D 接続金具 E 取り付け手段 F ロック手段 G 垂直軸 1 門扉 2 面板 3 框枠 3a 框枠の一辺 7 レール部 7a 端部 8 ねじ挿入孔 10 タッピングホール 11 ねじ具 12 框キャップ 13 蝶番 14 ヒンジ部 15 蝶片 16 上係止部 17 下係止部 18 ロックピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の框枠内に面板が嵌め込まれてな
    る門扉において、框枠の一辺を構成する第1の框とこの
    第1の框の一端側に隣り合う第2の框とが接続金具を介
    して回動自在に接続され、第1の框とこの第1の框の他
    端側に隣り合う第3の框とが取り付け手段を介して着脱
    可能に接続され、第2の框と第3の框との対向面には框
    枠の一辺側からスライド挿入される面板を保持するため
    のレール部が設けられ、第1の框を接続金具を中心に開
    いた状態ではレール部の端部が框枠の開放された一辺側
    に露出し且つ第1の框を閉じた状態でレール部の端部が
    第1の框にて閉鎖されてなることを特徴とする門扉。
  2. 【請求項2】 上記取り付け手段は、第1の框と第3の
    框との対向面の一方に形成されるタッピングホールと、
    他方に形成されるねじ挿入孔と、ねじ挿入孔からタッピ
    ングホールに締め込まれるねじ具とからなることを特徴
    とする請求項1記載の門扉。
  3. 【請求項3】 上記第1の框の第3の框側の端部に框キ
    ャップが装着されており、この框キャップがねじ具によ
    り第1の框と第2の框とに共締めにより締結されている
    ことを特徴とする請求項2記載の門扉。
  4. 【請求項4】 矩形状の框枠内に面板が嵌め込まれてな
    る門扉において、框枠の一辺を構成する第1の框とこの
    第1の框の一端側に隣り合う第2の框とが一方の蝶番を
    介して垂直軸回りに回動自在に接続され、第1の框とこ
    の第1の框の他端側に隣り合う第3の框とが他方の蝶番
    を介して垂直軸回りに回動自在に接続され、第1の框を
    閉じた状態でロックするためのロック手段を備えると共
    に、第2の框と第3の框との対向面には框枠の一辺側か
    らスライド挿入される面板を保持するためのレール部が
    設けられ、第1の框を蝶番を中心に開いた状態ではレー
    ル部の端部が框枠の開放された一辺側に露出し且つ第1
    の框を閉じた状態でレール部の端部が第1の框にて閉鎖
    されてなることを特徴とする門扉。
  5. 【請求項5】 上記蝶番は、第1の框に取着される一方
    の蝶片と、第3の框に取着される他方の蝶片と、両蝶片
    を回動自在に連結するヒンジ部とからなり、一方の蝶片
    の先端と他方の蝶片の先端とに、上下方向にずらせて上
    係止部と下係止部とが設けられ、両蝶片を閉じた状態で
    上係止部と下係止部とが同一軸線上に配置されてロック
    ピンにて上係止部と下係止部とが同一軸線上にロック可
    能となっていることを特徴とする請求項4記載の門扉
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101400402B1 (ko) 2011-10-04 2014-05-27 정종상 접이식 프레임을 구비한 투명방음패널
KR101683637B1 (ko) * 2015-06-26 2016-12-08 (주)유창 채광용 루버 설치구조
CN109707302A (zh) * 2019-01-17 2019-05-03 佛山市卡洛斯恩门窗有限公司 一种组装式庭院门

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