JP2004225295A - 障子及び障子の組み立て方法 - Google Patents

障子及び障子の組み立て方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組み立てが容易にでき、框に傷が付き難く、且つ框の連結部を水密に保持できる障子及び障子の組み立て方法を提供すること。
【解決手段】本発明の障子1は、ネジ留めホール29を有する押出し形材の横框7と、押出し形材の竪框11と、横框7と竪框11との間に介在される樹脂製のホルダ27と、ネジ51とを備え、ホルダ27は横框端に嵌合する横框嵌合部47と、竪框11の内周側面に嵌合する竪框嵌合部49と、ネジ挿通孔52とを有し、竪框11の外周側面から挿通したネジ52をホルダ27に挿通し横框7のネジ留めホール29に螺合して竪框11とホルダ27と横框7とを連結している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室ドア等の框で枠組みした障子及び障子の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、竪框にほぞ穴を形成し、ほぞ穴に上框(横框)と下框(横框)の端を挿入して枠組みし、竪框の外周側からネジで締め付けて竪框と横框を連結することが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、竪框の端にキャップを被せ、キャップには蓋部と下方に突設する突設部が設けられ、この突設部に設けたネジ孔に竪框と横框とを締め付けるネジを挿通することが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−27551号公報
【特許文献2】
実開平1−92495号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の技術では、竪框にほぞを形成するため、障子の組み立てに手間がかかるという問題がある。即ち、ほぞ加工には正確な加工が要求されるので、専用の加工金型を用いておこなうとともに、加工公差もあるので熟練した技術を必要としている。しかも、障子の組み立て工場では加工金型によるプレス作業やそのための前工程を必要としているため、組み立て工数が多くなり、しかも、框に傷がつき易いため、慎重な作業が要求されるという問題もある。
【0006】
一方、特許文献2では竪框の端にキャップを取り付けることが開示されているが、竪框と横框を締め付ける締め付けネジの頭が露出して外観を害するという問題がある。これに対して、ネジの頭部分に樹脂製のホールプレートを被せてネジの頭を隠す技術が公知である。しかし、ホールプレートを装着すると段差ができ、例えば障子の吊元側竪框が吊元側竪枠に取り付けられた水密用タイト材に常時当接した状態にある構成において、障子が回動すると、ホールプレートの段差の為に、タイト材がホールプレーに巻き込まれて、タイト材の機能(水密性)を害したり、外観を害するという問題がある。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みなされたもので、組み立てが容易にでき、框に傷が付き難く、且つ框の連結部を水密に保持できる障子及び障子の組み立て方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ネジ留めホールを有する押出し形材の横框と、押出し形材の竪框と、横框と竪框との間に介在される樹脂製のホルダと、ネジとを備え、ホルダは横框端に嵌合する横框嵌合部と、竪框の内周側面に嵌合する竪框嵌合部と、ネジ挿通孔とを有し、竪框には内周側面と外周側面とにネジ挿通孔が形成されており、竪框の外周側面から挿通したネジをホルダに挿通し横框のネジ留めホールに螺合して竪框とホルダと横框とを連結していることを特徴とする。
【0009】
この請求項1に記載の発明では、障子の組み立ては、ホルダの横框嵌合部を横框の端に嵌め、ホルダの竪框嵌合部を竪框の内周側面に嵌めて、竪框の外周側面から竪框、ホルダの各ネジ挿通孔にネジを挿通して、横框のネジ留めホールにネジの先端を螺合して横框と竪框とを締結する。各框は、それぞれほぞ加工することなく、押出し成形した状態のまま組み立てでき、ほぞ加工の工程がない分組み立てが容易であり且つ製造コストを低減できる。
更に、框にほぞ加工をしない為、ほぞ加工用の加工金型を削減でき、製造コストを低減できる。
金属製の竪框と横框との間には、樹脂製のホルダを介在しているので、組み立て時に竪框と横框が相互に傷つくのを防止できる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、竪框は内周側面に長手方向に設けた嵌合溝を有し、ホルダは横框端と竪框の内周側面とに挟持される挟持部を有し、ホルダの竪框嵌合部は竪框の嵌合溝に嵌合することを特徴とする。
【0011】
この請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ホルダは嵌合突部が竪框の溝に嵌合するので、ホルダの装着が容易にでき、仮固定できるので、その後のネジ留め作業がし易く、組み立てが容易である。
樹脂製のホルダの挟持部が横框端と竪框の内周側面との間に挟持されるので、竪框と横框との接触による傷を確実に防止できる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、竪框の嵌合溝には位置決め部が嵌合溝内に突設されており、ホルダは位置決め突部に係止される片部を備えることを特徴とする。
【0013】
この請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、竪框の嵌合溝に嵌合突部を挿入すると嵌合溝内に形成された位置決め部に嵌合突部の片部が当接して、嵌合突部の挿入量が規制される。したがって、竪框に対するホルダの装着位置にばらつきを防止できるとともに組み付け性が良い。また、片部が位置決め部に当接することによりホルダと竪框との間の水密性を高めることができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、下横框の上に下横框と略平行に配置したガラリ羽根と、ガラリ中桟とを備え、ホルダはガラリ中桟に嵌合するガラリ中桟嵌合部、及びガラリ羽根に嵌合するガラリ羽根嵌合部とを更に有することを特徴とする。
【0015】
この請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載に発明と同様な作用効果を奏するとともに、横框の端にホルダの横框嵌合部を嵌めるときに同時にガラリ中桟の端にガラリ中桟嵌合部を、ガラリ羽根端にガラリ嵌合部を嵌める。したがって、横框と竪框のみならず、ガラリ羽根も同時に組み立てでき、竪框とガラリ羽根との間にも樹脂製のホルダが介在するから、ガラリ羽根やガラリ中桟が傷つくのを防止できる。
【0016】
また、横框と、ガラリ羽根と、ガラリ中桟とをホルダにより一体に保持することもできるので、これらを一体に取り付けた状態で移動させたり、搬送できるので取り扱いやすく、且つ横框と、ガラリ羽根と、ガラリ中桟とを樹脂製のホルダが保持しているので、これらに傷が付き難い。
【0017】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、竪框の端に装着するキャップを備え、竪框の外周側面に設けてあるネジ挿通孔は竪框の端に開口した溝であり、キャップはネジ挿通孔を塞ぐカバー部を有し、カバー部が竪框の外周側面に形成した挿通孔に装着されてネジ挿通孔を塞いでおり、且つカバー部の外周側面と竪框の外周側面とが面一になっていることを特徴とする。
【0018】
この請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、キャップの装着によりキャップに一体形成してあるカバー部が竪框の内側でネジ挿通孔を塞ぐから、別途ネジ挿通孔を塞ぐ部材を設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに組み立て工数を少なくできる。
【0019】
特に、カバー部は溝状のネジ挿通孔に挿入されて、竪框の外面と面一になるから、障子の竪框が回動して障子が開閉する場合であって竪枠に取り付けているタイト材が竪框の外面に常時接触して水密を図っているときに、従来のように竪框の外面から突設したホールプレートにタイト材が当ってタイト材が竪框の回動に巻き込まれることがない。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の障子の組み立て方法であって、請求項5に記載の障子の組み立て方法であって、横框の端にホルダの横框嵌合部を嵌合し、ホルダの竪框嵌合部を竪框の内側に形成された嵌合溝に嵌合して、竪框の外側からネジを竪框、ホルダに挿通して横框のネジ留めホールに螺合した後、竪框の端にキャップを装着してカバー部により竪框の外周側面に形成したネジ挿入孔に蓋をしていることを特徴とする。
【0021】
この請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明と同様な作用効果を奏する障子の組み立て方法を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面の図1〜図9を参照して本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。図1は吊元側竪框と横框との連結部の分解斜視図であり、図2は図1に示す連結部の横断面図であり、図3は戸先側竪框と横框との連結部の分解者視図であり、図4は下横框及びガラリ羽根と、吊元側竪框との連結部の分解斜視図であり、図5は上ホルダの図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は底面図であり、図6はキャップを装着した吊元側竪框の横断面図であり、図7は下ホルダの図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は底面図であり、(e)は上面図であり、図8は浴室ドアの縦断面図であり、図9は図8に示す浴室ドアの横断面図である。
【0023】
本実施の形態にかかる障子1は、図8及び図9に示すように、浴室ドア3に設けられており、枠5に対して障子1が回動して開閉するようになっている。障子1は上框(横框)7と、下框(横框又は下横框)9と、吊元側竪框(竪框)11と、戸先側竪框(竪框)13とが四方組みされて内周側にパネル(ガラス又は樹脂材製)15がはめ込まれている。
【0024】
障子1の吊元側竪框11は枠5に対して回動自在であり、吊元側竪枠19には吊元側竪框11にタイト材21が常時当接されている。また、戸先側竪枠23には、障子1を閉じた時に戸先側竪框13に当接するタイト材25が設けられている。
【0025】
障子1において、上框7と吊元側竪框11との連結部30は、図1及び図2に示すように、樹脂製のホルダ27を介在して連結されている。上框7はアルミニウム合金製であり、押出し成形により製造されており、ネジ留めホール29も押出し成形時に作られている。
【0026】
吊元側竪框11は中空34を有し、外周側面31を断面略円弧状に形成しており、内周側面33には段部35と、嵌合溝37が長手方向に沿って形成されている。また、外周側面31の内側(中空34側)には後述するカバー部39の挿入溝41が長手方向に沿って形成されているとともに外周側面31にはネジ挿通孔52が形成されている。このネジ挿通孔52は略U字の溝状に形成されており、カバー部39で蓋がされる。嵌合溝37の開口には開口を狭めるように突出した位置決め部43が設けられている。
【0027】
ホルダ27は上框7の端と吊元側竪框11に当接する挟持部45を備え、挟持部45の上框7側には上框7に嵌合する横框嵌合部47が設けられている。横框嵌合部47は、上框7の内側に挿入される各突設片により構成されている。また、挟持部45の吊元側竪框11側には、竪框嵌合部49が突設されており、この竪框嵌合部49は嵌合溝37内に嵌合されている。下側にある竪框嵌合部49には、ネジ51の挿通孔53が形成されているとともに、基端に片部55が突設されており、吊元側竪框11の位置決め部43に当接して嵌合溝37に対する挿入量が規制されている。
【0028】
キャップ57は樹脂製であり、吊元側竪框11の上端を塞いでいる。このキャップ57にはカバー部39が一体成形されており、カバー部39は吊元側竪框11の溝41に挿入されてネジ挿通孔52を塞いでいる。カバー部39はネジ挿通孔52に装着された状態では、その外周面が吊元側竪框11の外周面と面一になっており、吊元側竪框11が回動しても竪枠19に設けられているタイト材21がスムーズに当接できタイト材21の巻き込みを防止している。
【0029】
次に、図3を参照して上框(横框)7と戸先側竪框(竪框)13との連結部40、図4を参照して下框(横框又は下横框)9と吊元側竪框(竪框)11との連結部50について説明するが、上述した上框7と吊元側竪框11との連結部30と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、連結部30と主に異なる点を説明する。
【0030】
図3に示す連結部40では、戸先側框13が横断面略四角形状となっている点が図1に示す連結部30と異なっており、その他の点は図1に示す連結部30と略同じである。
【0031】
図4に示す下框(下横框)9と吊元側竪框11との連結部50では、下框9とともにガラリ羽根61とガラリ中桟59を竪框11に固定している。このため、ホルダ27aは縦長になっており、横框嵌合部47の上にガラリ中桟59の端に嵌合ずるガラリ中桟嵌合部63と、ガラリ羽根61に嵌合するガラリ嵌合部65が突設されている。連結部50では、吊元側竪框11に下框9とガラリ羽根61とガラリ中桟59を固定でき、かかるガラリ羽根61を備える障子の組み立てにおける作業効率が良い。また、吊元側竪框11とガラリ羽根61及びガラリ中桟59とを樹脂製のホルダ27aで一緒に保持できるとともに、これらを一緒に移動や搬送でき、しかも、ガラリ羽根61やガラリ中桟59が傷つくのを防止できる。尚、図示していないが、戸先側竪框13と下框9との連結部においても、ガラリ中桟59とガラリ羽根61とを嵌合する嵌合部を備えたホルダ27aが設けられている。
【0032】
次に、障子1の組み立て方法及び作用について説明するが、まず、図1に示す連結部50における組み立て方法及びその作用について説明する。押出し形材により製造した上框7及び吊元側竪框11に、従来のようなほぞ加工を何らすることなく組み立てる。そして、上框7の端にホルダ27の横框嵌合部47を嵌合し、竪框嵌合部49を吊元側竪框11の嵌合溝37に嵌合して、吊元側竪框11の外側からネジ挿通孔52を介してネジ51を吊元側竪框11内に挿通し嵌合溝37の溝底にネジ51の頭を係止する。
【0033】
ホルダ27は竪框嵌合部49が吊元側竪框11の嵌合溝37に嵌合するので、ホルダ27の装着が容易にでき、仮固定できるので、その後のネジ留め作業がし易く、組み立てが容易である。
【0034】
吊元側竪框11の嵌合溝37に竪框嵌合突部49を挿入すると、嵌合溝37内に形成された位置決め部43に竪框嵌合突部49の片部55が当接して、竪框嵌合突部49の挿入量が規制される。したがって、竪框11に対するホルダ27の装着位置を均一にでき、組み付け性が良い。
【0035】
そして、ネジ51をホルダ27の挿通孔53に挿通して、上横框7のネジ留めホール29に螺合した後、吊元側竪框11の上端にキャップ57を装着してカバー部39により吊元側竪框の外周側面31に形成したネジ挿通孔52を塞ぐ。
【0036】
本実施の形態では、上横框7及び吊元側竪框11は、それぞれほぞ加工することなく、吊元側竪框11にネジ挿通孔52を形成すれば良く、加工及び組み立てが容易である。特に、ほぞ加工の工程がない分組み立てが容易であり且つ製造コストを低減できる。
更に、上横框7や吊元側竪框11にほぞ加工をしない為、ほぞ加工用の加工金型を削減でき、製造コストを低減できる。
【0037】
金属製の吊元側竪框11と上横框7との間には、樹脂製のホルダ27を介在しているので、組み立て時に相互に傷つくのを防止できる。
【0038】
ネジ51によるネジ留め後、吊元側竪框11の上端にキャップ57を装着する。キャップ57の装着によりキャップ57に一体形成してあるカバー部39が吊元側竪框11のネジ挿通孔52を塞ぐから、別途ネジ挿通孔52を塞ぐ部材(例えば、ホールプレート)を設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに組み立て工数を少なくできる。
【0039】
特に、カバー部39は溝状のネジ挿通孔52に挿入されて、吊元側竪框11の外面31と面一になるから、吊元側竪框11が回転する場合に吊元側竪枠19に取り付けているタイト材21が吊元側竪框11の外面に振れても、従来のようにタイト材21が外面31から突設した塞ぎ部材に当接してタイト材21が巻き込まれることがない。
【0040】
同様にして、図3に示す戸先側竪框13と上横框7との連結部40、図4に示す下横框9、ガラリ羽根61、ガラリ中桟59と吊元側竪框11との左右の連結部50も連結する。本実施の形態では、ガラリ羽根61及びガラリ中桟59も横框と同様に且つ同時に組み立てできるので、組み立て効率が良く、各連結部40、50には樹脂製のホルダ27aを介在するので、組み付けが容易にできる。
【0041】
特に、連結部40、50における横框と竪框との金属接触がないから、横框や竪框に傷が付くのを防止でき、外観が良い。
【0042】
本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
【0043】
例えば、図10に示すように、ネジ挿通孔52はU字状の溝に限らず丸孔としてもよい。この場合には、キャップ57のカバー部39には、ネジ挿通孔52を吊元側竪框11の内側から塞ぐ突部69を設けるとともに突部69はネジ挿通孔52を塞いだ状態で吊元側竪框11の外周面と面一になるようにする。尚、キャプ57の装着は、図10に矢印イで示すように吊元側竪框11の内側に向けて斜め下方に挿入した後、矢印ロで示すように水平に起こすようにして突部69をネジ挿通孔52に嵌着する。
【0044】
本発明は、浴室ドアの障子を例に用いて説明したが、これに限らず、サッシの障子や玄関ドアの障子であってもよい。
障子1の各連結部30、40、50はいずれから連結しても良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、各框は、それぞれほぞ加工することなく、押出し成形した状態のまま組み立てでき、ほぞ加工の工程がない分組み立てが容易であり且つ製造コストを低減できる。
框にほぞ加工をしない為、ほぞ加工用の加工金型を削減でき、製造コストを低減できる。
金属製の竪框と横框との間には、樹脂製のホルダを介在しているので、組み立て時に竪框と横框が相互に傷つくのを防止できる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、ホルダは嵌合突部が竪框の溝に嵌合するので、ホルダの装着が容易にできる。また、仮固定できるので、その後のネジ留め作業がし易く、組み立てが容易である。
【0047】
樹脂製のホルダの挟持部が横框端と竪框の内周側面との間に挟持されるので、竪框と横框との接触による傷を確実に防止できる。
【0048】
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、竪框の嵌合溝に嵌合突部を挿入すると嵌合溝内に形成された位置決め部に嵌合突部の片部が当接して、嵌合突部の挿入量が規制されるので、竪框に対するホルダの装着位置のばらつきを防止できるとともに組み付け性が良い。
また、片部が位置決め部に当接することによりホルダと竪框との間の水密性を高めることができる。
【0049】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載に発明と同様な効果を奏するとともに、横框と竪框のみならず、ガラリ羽根も同時に組み立てできる。
竪框とガラリ羽根との間にも樹脂製のホルダが介在するから、ガラリ羽根やガラリ中桟が傷つくのを防止できる。
【0050】
横框と、ガラリ羽根と、ガラリ中桟とをホルダにより一体に保持することができるので、これらを一体に取り付けた状態で移動させたり、搬送できるので取り扱いやすく、且つ横框と、ガラリ羽根と、ガラリ中桟とを樹脂製のホルダが保持しているので、これらに傷が付き難い。
【0051】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するとともに、キャップの装着によりキャップに一体形成してあるカバー部が竪框の内側でネジ挿通孔を塞ぐから、別途ネジ挿通孔を塞ぐ部材を設ける必要がなく、部品点数を削減できるとともに組み立て工数を少なくできる。
【0052】
特に、カバー部は溝状のネジ挿通孔に挿入されて、竪框の外面と面一になるから、従来のように竪框の外面から突設したホールプレートにタイト材が当ってタイト材が竪框の回動に巻き込まれることがない。
【0053】
この請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様な作用効果を奏する障子の組み立て方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊元側竪框と横框との連結部の分解斜視図である。
【図2】図1に示す連結部の横断面図である。
【図3】戸先側竪框と横框との連結部の分解斜視図である。
【図4】下横框及びガラリ羽根と、吊元側竪框との連結部の分解斜視図である。
【図5】上ホルダの図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。
【図6】キャップを装着した吊元側竪框の横断面図である。
【図7】下ホルダの図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は底面図であり、(e)は上面図である。
【図8】浴室ドアの縦断面図である。
【図9】図8に示す浴室ドアの横断面図である。
【図10】他の実施の形態にかかる吊元側竪框とキャップとを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 障子
7 上框(横框)
9 下框(横框、下横框)
11 吊元側竪框(竪框)
13 戸先側竪框(竪框)
27、27a ホルダ
29 ネジ留めホール
30 連結部
31 外周側面
37 嵌合溝
39 カバー部
40 連結部
41 挿入溝
43 位置決め部
45 挟持部
47 横框嵌合部
49 竪框嵌合部
50 連結部
51 ネジ
52 ネジ挿通孔
53 挿通孔
55 片部
57 キャップ
59 ガラリ中桟
61 ガラリ羽根
63 ガラリ中桟嵌合部
65 ガラリ嵌合部

Claims (6)

  1. ネジ留めホールを有する押出し形材の横框と、押出し形材の竪框と、横框と竪框との間に介在される樹脂製のホルダと、ネジとを備え、ホルダは横框端に嵌合する横框嵌合部と、竪框の内周側面に嵌合する竪框嵌合部と、ネジ挿通孔とを有し、竪框には内周側面と外周側面とにネジ挿通孔が形成されており、竪框の外周側面から挿通したネジをホルダに挿通し横框のネジ留めホールに螺合して竪框とホルダと横框とを連結していることを特徴とする障子。
  2. 竪框は内周側面に長手方向に設けた嵌合溝を有し、ホルダは横框端と竪框の内周側面とに挟持される挟持部を有し、ホルダの竪框嵌合部は竪框の嵌合溝に嵌合することを特徴とする請求項1に記載の障子。
  3. 竪框の嵌合溝には位置決め部が嵌合溝内に突設されており、ホルダは位置決め突部に係止される片部を備えることを特徴とする請求項2に記載の障子。
  4. 下横框の上に下横框と略平行に配置したガラリ羽根と、ガラリ中桟とを備え、ホルダはガラリ中桟に嵌合するガラリ中桟嵌合部、及びガラリ羽根に嵌合するガラリ羽根嵌合部とを更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の障子。
  5. 竪框の端に装着するキャップを備え、竪框の外周側面に設けてあるネジ挿通孔は竪框の端に開口した溝であり、キャップはネジ挿通孔を塞ぐカバー部を有し、カバー部が竪框の外周側面に形成した挿通孔に装着されてネジ挿通孔を塞いでおり、且つカバー部の外周側面と竪框の外周側面とが面一になっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の障子。
  6. 請求項5に記載の障子の組み立て方法であって、横框の端にホルダの横框嵌合部を嵌合し、ホルダの竪框嵌合部を竪框の内側に形成された嵌合溝に嵌合して、竪框の外側からネジを竪框、ホルダに挿通して横框のネジ留めホールに螺合した後、竪框の端にキャップを装着してカバー部により竪框の外周側面に形成したネジ挿入孔に蓋をしていることを特徴とする障子の組み立て方法。
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