JPH08128272A - 木質部材の金属部材への取付構造 - Google Patents

木質部材の金属部材への取付構造

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JPH08128272A
JPH08128272A JP28924394A JP28924394A JPH08128272A JP H08128272 A JPH08128272 A JP H08128272A JP 28924394 A JP28924394 A JP 28924394A JP 28924394 A JP28924394 A JP 28924394A JP H08128272 A JPH08128272 A JP H08128272A
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JP
Japan
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wooden
frame
aluminum
piece
metal member
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JP28924394A
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English (en)
Inventor
Yoshimoto Oshikiri
吉基 押切
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YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木質部材の見付け面にビスを露出させること
なく、木質部材の金属部材への取り付けが容易で、且つ
木質部材と金属部材とを確実に密着させることができる
木質部材の金属部材への取付構造を提供することを目的
とする。 【構成】 金属部材8cの一の面にこれに添わせて木質
部材9cをビス15止めする木質部材9cの金属部材8
cへの取付構造であって、金属部材8cの一の面の見付
け方向の一方の端部にビス用の挿通孔13aを形成した
フック片13を突設すると共に、他方の端部に見付け方
向外側に傾いた傾斜片14を突設し、木質部材9cの一
方の端面にフック片13に掛け止めされる掛止溝17を
形成すると共に、他方の端部に傾斜片14に係合する傾
斜溝18を形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアルミニウムと
木との複合サッシュ等に用いられる木質部材の金属部材
への取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の木質部材の取付構造とし
て、実開昭61−65182号公報に記載のものが知ら
れている。この木質部材の取付構造は、アルミニウムの
形材で形成された障子の框に、室内側から無垢の木質板
材を取り付けたものであり、アルミサッシュの持つ耐候
性に、木質板材による断熱性及び意匠性を付加したもの
である。框には、断面方向の両端部に折曲片が突設さ
れ、中間部に鏃状の打込片が突設されている。一方の折
曲片は、折曲げた状態で木質板材の室内側まで回り込ん
でこれを保持し、他方の折曲片は、折曲げた状態で木質
板材の端面に形成された係止溝に掛止される。すなわ
ち、両折曲片は外側に開いた状態でそれぞれ框に作り込
まれており、框に対し、その打込片に打ち込むようにし
て木質板材を取り付け、次に両折曲片を内側にそれぞれ
折曲げるようにして木質板材を押さえるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の木質
部材の金属部材への取付構造では、木質板材を取り付け
るために両折曲片を折り曲げる必要があり、取付作業が
複雑になると共に、木質板材が傷ついたときに簡単に交
換することができない不具合があった。また、両折曲片
を折り曲げるときに、熱を加える等しないと折曲片が木
質板材に倣って完全に塑性変形せず、木質部材と金属部
材との密着が不十分となり、木質部材にがたつきが生ず
るおそれがあった。
【0004】本発明は、木質部材の見付け面にビスを露
出させることなく、木質部材の金属部材への取り付けが
容易で、且つ木質部材と金属部材とを確実に密着させる
ことができる木質部材の金属部材への取付構造を提供す
ることをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、金属部材の一の面にこれに添わせて木質部材を
ビス止めする木質部材の金属部材への取付構造であっ
て、金属部材の一の面の見付け方向の一方の端部にビス
用の挿通孔を形成した受け片を突設すると共に、他方の
端部に見付け方向外側に傾いた傾斜片を突設し、木質部
材の一方の端面に受け片に当接する当接面を形成すると
共に、他方の端部に傾斜片に係合する傾斜溝を形成した
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】金属部材に対して木質部材は、その当接面を金
属部材の受け片に当てがうと共に、傾斜溝を傾斜片に係
合させた後、受け片の挿通孔から木質部材の端面にビス
をねじ込むことにより、取り付けられる。この場合、傾
斜片が見付け方向外側に傾いているため、ビスをねじ込
んで木質部材を受け片側に引き付けたときに、木質部材
は傾斜溝に案内されて、金属部材の一の面に向かって斜
めに引き寄せられ、この状態で固定される。すなわち、
木質部材を金属部材にビス止めした状態では、木質部材
が金属部材の一の面に強く密着する。一方、この状態か
らビスを緩めれば、逆の手順で木質部材を簡単に交換す
る(外す)ことができる。また、ビスは、木質部材の端
面にねじ込まれるため、ビスの頭が木質部材の見付け面
に露出することがない。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係る木質部材の金属部材への取付構造を、開き窓の
障子に適用した場合について説明する。この開き窓は、
屋内側に木質の板材を組み込んだ複合サッシュであり、
断熱性を考慮すると共に高級感を考慮したものである。
図1及び図2に示すように、開き窓1は、窓枠2に蝶番
3を介して障子4が取り付けられ、ハンドル5の操作で
開閉される。窓枠2は、屋外側のアルミ枠6と屋内側の
木質枠7とで構成され、屋外側にはアルミ枠6のみが露
出し、屋内側には木質枠7のみが露出する構造になって
いる。
【0008】同様に障子4は、屋外側のアルミ框8と屋
内側の木質框9とアルミ框8に組み込んだ複層ガラス1
0とで構成され、屋外側にはアルミ框8のみが露出し、
屋内側には木質框9のみが露出する構造になっている。
この場合、アルミ框8は、アルミ上框8a、アルミ下框
8b及びアルミ竪框8c,8cを方形に框組みして構成
され、このアルミ上框8aに木質上框9aが、アルミ下
框8bに木質下框9bが、そしてアルミ竪框8c,8c
に木質竪框9c,9cがそれぞれ取り付けられている。
【0009】ここで、図3を参照して、アルミ竪框8c
と木質竪框9cを例に、各アルミ框8a,8b,8cと
各木質框9a,9b,9cの取付構造について詳細に説
明する。同図に示すように、アルミ竪框8cは、複層ガ
ラス10が取り付けられる呑込み溝11と、アルミ竪框
3cの主体を為す中空部12とを備えると共に、木質竪
框9cを取り付けるためのフック片(受け片)13及び
傾斜片14を備えている。フック片13は、アルミ竪框
8cの屋内側の面の見付け方向の外端部に突設されてお
り、ビス15の貫通孔13aが形成されると共にわずか
に外側に傾いた状態で屋内側に突出した受け部13b
と、先端に形成したフック部13cとで構成されてい
る。傾斜片14は、呑込み溝11と中空部12との境界
部分を屋内側に延設すると共に、全体が見付け方向の内
端部側に傾いた状態で形成されている。
【0010】なお、フック片13にはビス15が設けら
れるので、フック片13をフック部13cを省略した構
造にしてもよい。また、その際、フック片13の貫通孔
13aを長孔とし、ビス15を木質竪框9cに略平行に
螺合すれば、フック片13の楔作用で、木質竪框9cの
この部分もアルミ竪框8cに強く密着させることができ
る。さらに、皿ねじのビス15を用いれば、フック片1
3外側に傾けることなく、ビス15を目立たなくするこ
とができる。
【0011】一方、木質竪框9cは、屋内側に浅溝16
を形成した無垢の板材であり、見付け方向の外端面に
は、フック片13の受け部13bが当接する当接面17
aと、これに連なりフック片13のフック部13cが嵌
合する係止溝17bとが形成され、また浅溝16の内端
側には、傾斜片14が嵌合する傾斜溝18が形成されて
いる。なお、上記の浅溝16は、同図(b)に示すよう
に、アルミ竪框8cに木質竪框9cを取り付けた状態
で、アルミ竪框8cとの間に空間を形成する。この空間
により、その内部に空気が流通し、アルミ竪框8cの表
面に生じた結露水が乾燥され、木質竪框9cの腐りや反
りが有効に防止される。
【0012】このように構成されたアルミ竪框8c及び
木質竪框9cは、同図(a)に示すように、先ず、アル
ミ竪框8cのフック片13に木質竪框9cの係止溝17
bを、傾斜片14に傾斜溝18を嵌合させるようにし
て、アルミ竪框8cに木質竪框9cを仮止めし、続い
て、同図(b)に示すように、フック片13の貫通孔1
3aから木質竪框9cの外端面にビス15をねじ込むこ
とにより、固定される。この場合、ビス15をねじ込む
と、木質竪框9cは、傾斜片14に案内されながらフッ
ク片13側に引き寄せられ、アルミ竪框8cに強く密着
する。
【0013】ところで、アルミ竪框8cでは、その中空
部12に比して呑込み溝11が屋内側にわずかに突出し
て幅広に形成されており、この突出部分11aに雨水の
排水通路の機能を持たせている。すなわち、図1及び図
2に示すように、複層ガラス10に吹き付ける雨水が、
ビードの損傷した部分から呑込み溝11内に侵入した場
合、アルミ下框8bでは、呑込み溝11内の樋部11b
からアルミ竪框8cの呑込み溝11内に流れ込むが(そ
の後アルミ竪框8cの下端から排水される)、アルミ上
框8aの上面に雨水が吹き込んだ場合には、雨水の逃げ
場が無くなってしまう。そこで、アルミ竪框8cに組み
付けたアルミ上框8aの上面の屋内側に、上記の突出部
分11aの小口を開口しておき、この小口から雨水を流
下させるようになっている。より具体的には、この小口
が面するアルミ上框8aのフック片13の部分は、木質
竪框9cと干渉するため切り欠かれており、一段低いこ
の切り欠かれた部分から、雨水がアルミ竪框8cに流入
するようになっている。
【0014】以上のように本実施例の木質框9のアルミ
框8への取付構造によれば、木質框9をアルミ框8に取
り付けるべく、フック片13の貫通孔13aからビスを
ねじ込むと、木質框9はその傾斜溝18が、アルミ框8
の傾斜片14に案内されるようにして、引き寄せされ
る。このため、木質框9をアルミ框8にビス止めした状
態では、木質框9はアルミ框8に強く密着する。したが
って、木質框9をアルミ框8に簡単且つ強固に取り付け
ることができると共に、交換なども簡単に行うことがで
きる。また、ビス15は、わずかに傾いたフック片13
により隠され、木質框9の見付け面に露出することがな
いばかりでなく、屋内側から見え難く位置に配設するこ
とができる。
【0015】なお、上記実施例では、本発明の木質部材
の金属部材への取付構造を開き窓の障子に適用した場合
について説明したが、引違い窓やその他各種の建具など
に適用できることは、いうまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の木質部材の取付構
造によれば、当接面を受け片に当てがうと共に傾斜溝を
傾斜片に係合させ、受け片の挿通孔からビスをねじ込む
だけで、金属部材に木質部材を取り付け得るようになっ
ているので、木質部材の見付け面にビスが露出すること
がなく、木質部材を金属部材に簡単且つ強固に取り付け
ることができ、しかも交換可能に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る木質部材の取付構造を
適用した開き窓の縦断面図である。
【図2】実施例の開き窓の横断面図である。
【図3】木質框のアルミ框への取付状態を表した断面図
である。
【符号の説明】
1 開き窓、4 障子、8 アルミ框、8c アルミ竪
框、9 木質框、9c木質竪框、13 フック片、13
a 貫通孔、14 傾斜片、15 ビス、17a 当接
面、18 傾斜溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属部材(8c)の一の面にこれに添わ
    せて木質部材(9c)をビス(15)止めする木質部材
    (9c)の金属部材(8c)への取付構造であって、前
    記金属部材(8c)の一の面の見付け方向の一方の端部
    に前記ビス用の挿通孔(13a)を形成した受け片(1
    3)を突設すると共に、他方の端部に見付け方向外側に
    傾いた傾斜片(14)を突設し、前記木質部材(9c)
    の一方の端面に前記受け片(13)に当接する当接面
    (17a)を形成すると共に、他方の端部に前記傾斜片
    (14)に係合する傾斜溝(18)を形成したことを特
    徴とする木質部材の金属部材への取付構造。
JP28924394A 1994-10-28 1994-10-28 木質部材の金属部材への取付構造 Withdrawn JPH08128272A (ja)

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JP (1) JPH08128272A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462579B1 (ko) * 2002-03-27 2004-12-23 (주) 유성엔지니어링건축사 창호 프레임구조
KR20110027093A (ko) * 2009-09-09 2011-03-16 (주) 엘지토스템비엠 창호 시스템
CN104879049A (zh) * 2015-06-10 2015-09-02 泰州市鑫盛源幕墙工程有限公司 一种木包铝外开带金刚网一体窗
KR102113514B1 (ko) * 2019-09-20 2020-05-21 주식회사 이건창호 맞춤형 복합 창호

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Effective date: 20020115