JP2818372B2 - 障子枠の構造 - Google Patents

障子枠の構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製の障子枠体の屋
内側に化粧板を設けた障子枠の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から窓用の障子や玄関ドア用の障子
等の障子枠はアルミニューム製のような金属により形成
されているのがほとんどである。金属製の障子枠は強度
が強く、狂いにくいという特徴を有しているが、反面、
金属の冷たい感じがして、室内のインテリア等との統一
感が損なわれるという問題がある。
【0003】そこで、近年、金属製の障子枠体の屋内側
に木製の枠体を固着して障子枠を構成したものが提案さ
れている。このものは、室内側に木製の枠体を固着する
ことで、屋内側から見た場合に木製の枠体が目にはいっ
て、温かみのある外観とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
あっては、金属製の障子枠に木製の枠体を固着する場
合、金属製の障子枠を構成する左右の縦枠材と上下の横
枠材との各屋外側の面にそれぞれ木製の枠体を密着して
取付けていた。このため、金属製の障子枠の屋外側の面
で結露水が発生した場合、木製の枠体が結露水により侵
され、木製の枠体の変形や腐れ等を生じるという問題が
あった。
【0005】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、金属製
の枠体を構成する縦枠材、横枠材の屋内側の面で結露が
生じにくいようにして結露水により木製の化粧板が侵さ
れないようにし、また、断熱効果も優れている障子枠の
構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するため、本発明の障子枠
の構造は、金属製の障子枠体1の左右の縦枠材3aと上
下の横枠材3bとの各屋内側の面にそれぞれ縦の化粧板
2及び横の化粧板2を取付けると共に、縦枠材3aの屋
内側の面と縦の化粧板2の背面部との間及び横枠材3b
の屋内側の面と横の化粧板2の背面部との間にそれぞれ
通気用隙間4を形成すると共に該通気用隙間4と外部と
を連通させて空気を流通させるための開口部7を形成し
た構成を採用したものである。
【0007】
【作用】上記のような構成の本発明によれば、金属製の
障子枠体1の左右の縦枠材3aと上下の横枠材3bとの
各屋内側の面にそれぞれ縦の化粧板2及び横の化粧板2
を取付けると共に、縦枠材3aの屋内側の面と縦の化粧
板2の背面部との間及び横枠材3bの屋内側の面と横の
化粧板2の背面部との間にそれぞれ通気用隙間4を形成
すると共に該通気用隙間4と外部とを連通させて空気を
流通させるための開口部7を形成することで、屋内側に
は木製の化粧板2が露出して屋内側から見た場合に木製
の化粧板2が目にはいって、温かみのある外観とするの
であるが、金属製の障子枠体1を構成する縦枠材3a、
横枠材3bの屋内側の面と化粧板2の背面部との間に形
成される通気用隙間4の空気が開口部7を介して外部に
通気されることになり、この結果、湿気を排出させるこ
とができて金属製の縦枠材3a、横枠材3bの屋内側に
結露が発生しないようにしている。また、この通気用隙
間4の空気層は断熱層としての役目もして断熱効果を向
上させるようになっている。
【0008】
【実施例】本発明を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。金属製の障子枠体1は例えばアルミニュー
ムやスチール製であって枠材3を矩形状に枠組みして構
成してある。枠材3としては左右の縦枠材3aと上下の
横枠材3bとがある(なお、仕切り用の中縦枠材や仕切
り用の中横枠材がある場合もある)。この金属製の障子
枠体1にはガラス、パネル等の面材5(添付図面に示す
実施例では面材5として2重ガラスの例が示してある)
が取付けてあって、窓枠48に取付ける引き戸、はめ殺
し戸、回動戸、玄関ドア等の種々の障子が構成してあ
る。図中6はパッキン材である。また、障子枠体1はそ
れ自体として障子枠として単独で使用することもできる
ようになっている。
【0009】金属製の障子枠体1を構成する縦枠材3a
と横枠材3bの各屋内側の面には木製の化粧板2が取付
けてある。添付図面に示す実施例では、木製の化粧板2
は着脱自在に取付けてある。ここで、木製の化粧板2を
着脱自在に取付けるには、例えば、化粧板2の巾方向に
おいては2箇所で取付け手段で取付けるのであるが、こ
の場合巾方向の2箇所の取付けに当たり、一方側は係止
手段で係止し、他方側のみをねじ具8のような着脱取付
け手段で着脱自在に取付けるものである。
【0010】添付図面に示す実施例に基づいて、係止手
段と着脱取付け手段とで化粧板2を着脱自在に取付ける
例につき説明する。ここで、化粧板2としては左右の縦
向きの化粧板2、上下の横向きの化粧板2がある。ま
ず、下の横枠材3bに下の横の化粧板2を着脱自在に取
付ける例につき説明する。図1、図2に示すように金属
製の障子枠体1を構成する下の横枠材3bの屋内側の面
には上部に斜め上方に向けて突出した係止片11が突設
してあり、下端部には屋内側に向かって水平に取付け片
12が突設してあり、取付け片12には長孔18が設け
てある。下の横枠材3bに取付けるための下の横の木製
の化粧板2は、背面部の上端部及び下端部と、下面部に
形成した取付け面部14の全面にはクッション材16が
取着してあり、このクッション材16の背面には防湿、
防水のためのスキン層17が設けてあり、この結果、ス
キン層17付きのクッション材16は断熱性だけでな
く、防湿性による結露防止効果を有している。ここで、
図5に示すように、下の横の化粧板2の背面部の上端部
には全長にわたりクッション材16が取着してあるが、
下の横の化粧板2の背面部の下端部においては長手方向
において部分的にクッション材16を設けない部分を形
成している。化粧板2は裏面の上部(上端部のクッショ
ン材16よりも下方位置)に斜め下方に向けて開口する
傾斜した係止溝13が設けてある。また、図5、図6に
示すように、該下の横の化粧板2の両端部には凹所30
が形成してある。更に、化粧板2の背面の上端部には逃
げ用の切欠部15が設けてある。
【0011】化粧板2の取付けに当たっては、傾斜した
係止溝13を傾斜した係止片11に係止し、取付け片1
2の長孔18から木ねじのようなねじ具8を挿入し、木
製の化粧板2の下端部に螺入する。そして、ねじ具8を
締め付けて行くと、係止溝13が係止片11に沿って深
く差し込まれて図1、図2の矢印イ方向に化粧板2が引
かれて化粧板2の背面部に設けたクッション材16の背
面のスキン層17が金属製の下の横枠材3bの屋内側の
面に密着し、また、化粧板2の下面部の取付け面部14
に設けたクッション材16の背面のスキン層17が金属
製の下の横枠材3bの取付け片12の上面部に密着する
(この場合、ねじ具8を長孔18に沿って横枠材3b側
に移動しながら螺入していく)ことで化粧板2が下の横
枠材3bに取付けられるものである。この場合、下の横
枠材3bの屋内側の面と下の横の化粧板2の背面のクッ
ション材16を設けていない部分との間には隙間が形成
され、この隙間が通気用隙間4となるものである。
【0012】ここで、化粧板2の下面部の前端部には突
出片20が垂下してあって、この突出片20によりねじ
具8の頭部を屋内側から見えないように隠すようになっ
ている。上記取付け動作の過程で、化粧板2が矢印イ方
向に引かれながら取付けられる際、逃げ用の切欠部15
が設けてあるので、化粧板2はパッキン材6の屋内側突
出部21を避けながら移動して図1、図2(b)のよう
に取付けることができるのである。係止溝13や係止片
11は長手方向にわたって形成するが、ねじ具8は一定
間隔(例えば700mm間隔、あるいは800mm等)
で取付けるものである。上記のように、斜めに傾斜した
係止溝13と係止片11とで係止手段を構成し、ねじ具
8により着脱取付け手段を構成して、ねじ具8による締
め付けで化粧板2を図1の矢印方向イ方向に引っ張って
密着させる構造にすると、係止片11への係止溝13の
係止により仮止めした状態で化粧板2の巾方向における
一方側におけるねじ具8のねじ込みのみで正確な位置に
簡単且つ確実に化粧板2を取付けることができることに
なる。
【0013】上記のようにして取付けられる下の横の化
粧板2の側端部の凹所30には通気用キャップ31が取
付けられる。通気用キャップ31は図6に示すように化
粧板2の側端面の形状と同じ形状をした側板32の前端
縁から一側方に前面カバー片33が突出しており、更
に、側板32から前面カバー片33の突出方向に嵌め込
み部34が突設してある。嵌め込み部34は前端は前面
カバー片33に一体化しているが、嵌め込み部34の周
囲においては前面カバー片33の方が嵌め込み部34よ
りも側方により突出しているものである。嵌め込み部3
4の後端は側板32の後端と同じ位置となっている。こ
の嵌め込み部34には前後方向に貫通する通気用孔25
が形成してある。嵌め込み部34は下の横の化粧板2の
側端部の凹所30に嵌め込まれ、さらに前面カバー片3
3が化粧板2の端部の前面に被せられる。このようにし
て通気用キャップ31が取付けられると、通気用キャッ
プ31の通気用孔35の後端開口が下の横枠材3bの屋
内側の面と下の横の化粧板2の背面のクッション材16
を設けていない部分との間に形成される通気用隙間4の
側方の開口と連通するものである。この結果、横枠材3
bの屋内側の面と横の化粧板2との間に形成される通気
用隙間4は横の化粧板2の背面部の下端部においては長
手方向において部分的に存在するクッション材16を設
けない部分16aが通気部となり、且つ、上記通気キャ
ップ31の通気用孔35が通気用出口となり、これら通
気部と通気用出口とが通気用隙間4と外部とを連通させ
て空気を流通させるための開口部7となっている。
【0014】ところで、通気用孔35は前端から奥側に
結露水が流れ込むのを阻止するための手段を設けてある
のが好ましい。例えば通気用孔35の前端側(すなわち
屋内側)が低くなるように傾斜してあったり、あるいは
通気用孔35の途中に水切り突部などが形成するもので
あり、このことで、ガラスなどの面板に結露した結露水
が通気キャップ31の前面に沿って流れ落ちる際、通気
用孔35は前端から奥側に結露水が流れ込むのが防止さ
れる。
【0015】上記実施例では金属製の障子枠体1を構成
する下の横枠材3bに化粧板2を取り付ける例を示した
が、上の横枠材3bに化粧板2を取付けるには、部材が
上記説明と上下逆になっているのみで、取付けは上記と
同様にして取付けるものである。ここで、通気キャップ
31の通気用孔35にも、前記実施例と同様に、外部か
らの結露水が通気キャップ31の前面に沿って流れ落ち
る際に通気用孔35は前端から奥側に結露水が流れ込む
のが防止するための手段を設けるのが好ましい。
【0016】また、左右の縦枠材3aに左右の縦の化粧
板2を取付けるには次のようにして行う。図3、図4に
示すように、縦枠材3aには屋内側の面に斜めに傾斜し
た係止片11が設けてあり、外側面部(つまり、面材5
を取付ける側面と反対側の側面)に取付け面部22が設
けてある。化粧板2は断面L状をしており、化粧板2の
L状となった内面の両側端部にクッション材16が上下
全長にわたり取着してあり、該クッション材16の背面
部にはスキン層17が設けてある。化粧板2の一片部2
aに傾斜した係止溝13が設けてあり、他片部2bに長
孔2cが設けてある。
【0017】化粧板2の取付けに当たっては、斜めに傾
斜した係止片11に斜めに傾斜した係止溝13を差し込
んで、長孔2cよりねじ具8を挿入して取付け面部22
に螺入する。そして、ねじ具8を締め付けていくと、係
止片11と係止溝13との係止をガイドとしながら化粧
板2が図3、図4(a)の矢印ロ方向に移動し、クッシ
ョン材16の背面のスキン層17が縦枠材3aの屋内側
の面及び取付け面部22に密接する。この場合、長孔2
cを設けてあるので、化粧板2の取付け時の移動の支障
にならないものである。このようにして左右の縦枠材3
aの屋内側の面にそれぞれ化粧板2を取付けるのである
が、ここで、縦枠材3aの屋内側の面と縦の化粧板2の
背面のクッション材16を設けていない部分との間には
隙間が形成され、この隙間が通気用隙間4となるもので
ある。そして、該通気用隙間4は上端及び下端が外部と
開口していて空気を流通させるための開口部7となって
いる。
【0018】ところで、添付図面に示す実施例は引き違
い障子の例であり、この引き違い障子においては、屋内
側、屋外側の各障子枠体1のうち屋外側に位置する障子
枠体1の召し合わせ側の縦枠材3aを除く他の障子枠体
1は上記のように断面L状をした化粧板2を取付けて、
縦枠材3aの前面及び外側面に木製の化粧板2が露出す
るようにして、屋内側から見た時、木製の化粧板2のみ
が見えるようにしてある。そして、これらの縦枠材3a
においては目隠し片23を設けて屋外側に化粧板2の端
面部が露出しないようにして、雨水などが直接木製の化
粧板2にかからないようにしている。ここで、屋外側に
位置する障子枠体1の召し合わせ側の縦枠材3aには、
屋内側に位置する障子枠体1の召し合わせ側の縦枠材3
aに設けた係合溝部24に係合するための係合片25を
屋内側に向けて突設する必要があり、このため、上記の
ように化粧板2を断面L状にすることができない。ま
た、このため、屋外側に位置する障子枠体1の召し合わ
せ側の縦枠材3aに化粧板2を取付ける場合には上記の
取付けとは異なる構成となる。すなわち、このものにお
いては、図3に示すように縦枠材3aの屋内側の面に傾
斜した係止片11と取付け面部22とを設け、平板状を
した化粧板3の背面に設けた傾斜した係止溝13を上記
係止片11に係止、化粧板3に設けた長孔3cにねじ具
8を挿入して取付け面部22に螺合するのである。そし
て、よりねじ具8を締め付けることで、係止片11に沿
って係止溝13を奥まで挿入し化粧板2の背面の左右両
端に設けたクッション材16の背面のスキン層17を縦
枠材3aの前面に密接して取付けるものである。このよ
うにして縦枠材3aの屋内側の面に化粧板2を取付ける
のであるが、縦枠材3aの屋内側の面と縦の化粧板2の
背面のクッション材16を設けていない部分との間には
隙間が形成され、この隙間が通気用隙間4となってお
り、該通気用隙間4は上端及び下端が外部と開口してい
て空気を流通させるための開口部7となっている。この
実施例においては、ねじ具8の頭部が屋内側の面に位置
するが障子枠体1を閉めた際には屋内側の障子枠体1の
召し合わせ側の縦枠材3aにより隠されるので目立つこ
とがない。
【0019】なお、縦枠材3aに取付ける化粧板2に図
3、図4に示すように、指掛け用溝部26を形成し、開
閉操作の際に指掛け用溝部26に指を掛けて開閉操作を
することができる。上記のようにして金属製の障子枠体
1の屋内側の面に木製の化粧板2を着脱自在に取付ける
ことで、屋内側においては化粧板2が露出するため、温
かみのある室内のインテリアと統一感が取れる障子枠を
形成できることになる。
【0020】ところで、金属製の障子枠体1の化粧板2
を取付けた屋内側の面に結露が発生すると、化粧板2を
反らせたり、あるいは腐食させたりするおそれがある
が、本発明においては、金属製の障子枠体1を構成する
左右の縦枠材2aの屋内側の面と縦の化粧板3の背面部
との間及び上下の横枠材2bの屋内側の面と横の化粧板
3の背面部との間にそれぞれ通気用隙間4を形成すると
共に該通気用隙間4と外部とを連通させて空気を流通さ
せるための開口部7を形成してあるので、各通気用隙間
4に湿気が存在しても、この湿気は図7の矢印のように
空気が流通することで外部に排気され、金属製の障子枠
体1を構成する左右の縦枠材2a、上下の横枠材2bの
各屋内側の面に結露が発生しないようになっている。す
なわち、左右の縦枠材2aの屋内側の面と該縦枠材2a
に取付けた化粧板3の背面部との間に形成される通用隙
間4には下端部の開口部7内部に空気が入り、上端部の
開口部7から内部空気が外部に排出される。また、下の
縦枠材2bの屋内側の面と該横枠材2bに取付けた化粧
板3の背面部との間に形成される通用隙間4には横の化
粧板2の背面部の下端部の部分的にクッション材16を
設けない部分である通気部(つまり開口部7)から通気
用隙間4内に空気が入り、通気用隙間4の湿気は通気キ
ャップ31の通気用孔35(つまり開口部7)から外部
に排気されることになる。また、上の縦枠材2bの屋内
側の面と該横枠材2bに取付けた化粧板3の背面部との
間に形成される通用隙間4には、通気キャップ31の通
気用孔35(つまり開口部7)から内部に空気が入り、
横の化粧板2の背面部の上端部の部分的にクッション材
16を設けない部分である通気部(つまり開口部7)か
ら通気用隙間4内の湿気が外部に排気されることにな
る。
【0021】ところで、通気キャップ31の嵌め込み部
34は凹所30に対してスライド自在に取付けてある方
が好ましく、この場合は、通気キャップ31の側板32
を縦の化粧板3の側板に両面粘着テープ、粘着材、接着
材あるいはその他の取付け手段により取付け、木製の横
の化粧板3が金属製の横枠材2bに対して伸縮した場
合、嵌め込み部34が凹所30に対してスライドするこ
とで対応するようにしている。この場合、スライドして
も前面カバー片33により木製の横の化粧板2の側端前
面を覆う覆い幅が変化するのみで、外部から見た場合、
通気キャップ31と化粧板2の側端との間に隙間が生じ
ないようになっている。
【0022】ここで、木製の化粧板2が金属製の枠材3
の屋内側の面に当接している部分があるが、この部分は
化粧板2が直接当接するのではなく化粧板2に設けたク
ッション材16の背面部のスキン層17が当接している
のでこの部分に結露水が発生して木製の化粧板2に悪影
響を与えるということが防止できることになる。なお、
上記の実施例においては、金属製の各枠材3の屋内側に
取付けた化粧板2が着脱自在に取付けてあるので、化粧
板2が破損したり、傷付いたり、あるいは模様代えのた
めに別の化粧板2と交換する場合には、ねじ具8を取り
外すことで、簡単に取り外して交換することができる。
【0023】勿論、本発明において、縦枠材3aの屋内
側の面と縦の化粧板2の背面部との間及び横枠材bの屋
内側の面と横の化粧板2の背面部との間にそれぞれ通気
用隙間4を形成すると共に該通気用隙間4と外部とを連
通させて空気を流通させるための開口部7を形成したも
のであれば、木製の化粧板2を金属製の枠材3に取り外
すことができないように固定したものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、金属
製の障子枠体の左右の縦枠材と上下の横枠材との各屋内
側の面にそれぞれ縦の化粧板及び横の化粧板を取付ける
と共に、縦枠材の屋内側の面と縦の化粧板の背面部との
間及び横枠材の屋内側の面と横の化粧板の背面部との間
にそれぞれ通気用隙間を形成すると共に該通気用隙間と
外部とを連通させて空気を流通させるための開口部を形
成してあるので、屋内側に木製の化粧枠材が露出し、温
かみのある外観にでき、また、金属製の枠体を構成する
縦枠材、横枠材の屋内側の面と化粧板の背面部との間に
形成される通気用隙間の空気が開口部を介して外部に通
気され、湿気を排気して金属製の縦枠材、横枠材の屋内
側に結露が発生しないものであり、また、この通気用隙
間の空気層は断熱層としての役目もして断熱効果を向上
させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】(a)(b)は同上の化粧板の取付け前、取付
け後を示す拡大断面図である。
【図3】同上の横断面図である。
【図4】(a)(b)は同上の化粧板の取付け前、取付
け後を示す拡大断面図である。
【図5】同上の横の化粧板の背面側からの斜視図であ
る。
【図6】同上の横の化粧板と縦の化粧板と通気キャップ
とを示す分解斜視図である。
【図7】同上の全体正面図である。
【符号の説明】
1 障子枠体 2 化粧板 3a 縦枠材 3b 横枠材 4 通気用隙間 7 開口部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の障子枠体の左右の縦枠材と上下
    の横枠材との各屋内側の面にそれぞれ縦の化粧板及び横
    の化粧板を取付けると共に、縦枠材の屋内側の面と縦の
    化粧板の背面部との間及び横枠材の屋内側の面と横の化
    粧板の背面部との間にそれぞれ通気用隙間を形成すると
    共に該通気用隙間と外部とを連通させて空気を流通させ
    るための開口部を形成して成ることを特徴とする障子枠
    の構造。
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