JP2846859B2 - 開口部の構造 - Google Patents

開口部の構造

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JP2846859B2 JP25900696A JP25900696A JP2846859B2 JP 2846859 B2 JP2846859 B2 JP 2846859B2 JP 25900696 A JP25900696 A JP 25900696A JP 25900696 A JP25900696 A JP 25900696A JP 2846859 B2 JP2846859 B2 JP 2846859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部の屋外側に
サッシ枠を設けると共に開口枠の屋内側を洋室納まりま
たは和室納まり仕上げをする開口部の構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、室内が洋室仕様の場合、図4に示
すように開口部が施工され、室内が和室仕様の場合、図
5に示すように施工されていた。洋室の場合、外壁1の
開口部2の屋外側にサッシ枠3′を内付けで取り付け、
開口部2の屋内側に開口額縁材4を取り付けると共に開
口額縁材4の屋外側の端部をサッシ枠3′の屋内側面の
溝体5′に挿入していた。和室の場合、外壁1の開口部
2の屋外側にサッシ枠3″を外付けで取り付け、開口部
2に鴨居6a、敷居6b等を有する内障子枠6を取り付
け、内障子枠6の屋外側面をサッシ枠3″の屋内側面に
当接していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、洋室納まりと和室納まりに対応するために
内付け外付けの2種類のサッシ枠3′、サッシ枠3″を
必要とするという問題がある。特に上記構造のものは外
壁1の厚さが薄くて、内障子枠6を設けるためにはサッ
シ枠3″を外付けの構造にしなければならない。またサ
ッシ枠3′の上枠3a′の屋内側の面は単に垂下片aが
垂下しているだけで、屋内側の面が屋内の暖気に接触し
て結露したとき、結露水が垂下片aの下端から滴下する
という問題があった。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、洋室仕様にも和室仕様にも1種類のサッシ枠で
対応でき、しかも結露水が滴下する弊害をなくすことが
できる開口部の構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の開口部の構造は、開口部2に取り付けたサッシ
枠3の上枠3aの屋内側面部において、その上部に開口
額縁材4の端部を嵌め込んで支持し得る水平な溝体5を
屋内側に開口するように形成し、その下部に水平片7を
屋内側に向けて延出して形成したことを特徴とする。洋
室仕様の場合には、開口額縁材4の端部を溝体5に嵌め
込んで開口額縁材4を支持することができ、一方和室仕
様の場合には、水平片7で内障子体6の鴨居6aの屋外
側の端部を載置して支持させるように鴨居6aを取り付
けることができるものであって、洋室仕様や和室仕様の
何れにも同一のサッシ枠3を使用できる。また増改築に
おいて、洋室仕様から和室仕様への変更、或いは和室仕
様から洋室仕様への変更の何れにおいても、サッシ枠3
の取り替えを必要とせず、簡単に工事ができる。
【0006】また上記水平片7の屋内側端に上方に立ち
上がる立ち上げ部8を設けたことを特徴とすることも好
ましい。この場合、洋室仕様として、開口額縁材4の端
部を溝体5内に嵌め込んで支持したとき、サッシ枠3の
上枠3aの屋内側面部に発生する結露水を水平片7にて
受けてそこから開口部2側である下部に結露水が滴下す
ることがない。また和室仕様とした場合も、立ち上げ部
8の上端が内障子枠6の鴨居6aの下面に当接して隙間
の発生を防止できる。同時に立ち上げ部8が補強片とし
て機能し、内障子枠6の鴨居6aの重量を受けても変形
を生じない。
【0007】
【発明の実施の形態】外壁1には図1や図3に示すよう
に窓等を形成するために矩形状の開口部2を設けてあ
る。外壁1はチャンネルのような金属の枠体8の屋外側
に外装ボード9を貼り、枠体8の屋内側に内装ボード1
0を貼ってある。外装ボード9の裏面側の端縁には取り
付け枠11を設けてあり、この取り付け枠11を介して
外装ボード9を枠体8に取り付けてある。内装ボード1
0はパーティクルボード10a及びポリスチレン付防湿
石膏ボード10bにて形成されている。また枠体8の開
口部2側には木質材にて形成せる開口下地材12を取り
付けてあり、枠体8及び開口下地材12の屋外側の面に
は防水テープ13を装着してある。このように形成され
た外壁1の厚さTは例えば、145mmであり、従来の
外壁1の厚さより十分に厚いものである。アルミニウム
のような金属にて形成せるサッシ枠3は外壁1の開口部
2の屋外側に嵌め込まれて取り付けられている。この場
合、外壁1の厚さTが厚いために室内側が和室仕様であ
ってもサッシ枠3を内付けで取り付けることができる。
サッシ枠3の上枠3aの上面には上方に立ち上がるよう
に取り付け片14を設けてあり、この取り付け片14を
ビスのような固着具15にて開口下地材12に防水テー
プ13を介して取り付けてある。またサッシ枠3の屋内
側の端部の突片16は釘のような固着具17にて開口下
地材12に固着してある。上記取り付け片14の上端に
は押圧片18を設けてあり、この押圧片18と枠体8や
開口下地材12の防水テープ13との間には挿入隙間1
9を設けてある。また上記外壁1の外装ボード9はサッ
シ枠3を取り付けた後に後付けで取り付けられるもの
で、サッシ枠3の上枠3aの上面に予め取り付けた水密
材21に外装ボード9の下端を押し付け、取り付け枠1
1の屋内側のフランジ11aを押圧片18と防水テープ
13との間の挿入隙間19に挿入することで取り付けら
れている。
【0008】上記サッシ枠3の上枠3aの屋内側には垂
下片20を設けてあり、この垂下片20の屋内側の面の
上端には断面コ字状の溝体5を屋内側に開口するように
設けてあり、垂下片20の屋内側の面の下端には屋内側
に向けて水平に突出するように水平片7を設けてあり、
水平片7の屋内側の端部には上方に立ち上がるように立
ち上げ部8を設けてある。しかして室内が洋室の仕様の
場合、図1に示すように開口部2の屋内側に断面略L字
状の開口額縁材4が取り付けられ、開口額縁材4の屋外
側の端部が溝体5内に嵌め込まれて取り付けられる。こ
のとき、サッシ枠3の上枠3aの垂下片20の屋内側の
面が露出するが、この垂下片20に万が一結露水Wが生
じた場合でも、図2に示すように立ち上げ部8を有する
水平片7に結露水Wが受けられて室内側への結露水Wの
滴下を防ぐことができる。また室内が和室の仕様の場
合、図3に示すように内障子枠6が開口枠2の屋内側に
取り付けられ、内障子枠6の鴨居6aの屋外側の面が上
枠3aの屋内側の面に沿わせられ、鴨居6aの下面が水
平片7の立ち上げ部8の上端に載置される。このときサ
ッシ枠3の上枠3aの垂下片20の屋内側の面が殆ど露
出することなく結露のおそれがなくなる。
【0009】
【発明の効果】本発明は叙述のように開口部に取り付け
たサッシ枠の上枠の屋内側面部において、その上部に開
口額縁材の端部を嵌め込んで支持し得る水平な溝体を屋
内側に開口するように形成し、その下部に水平片を屋内
側に向けて延出して形成したので、洋室仕様の場合に
は、開口額縁材の端部を溝体に嵌め込んで開口額縁材を
支持することができ、一方和室仕様の場合には、水平片
で内障子体の鴨居の屋外側の端部を載置して支持させる
ように鴨居を取り付けることができるものであって、洋
室仕様や和室仕様の何れにも同一のサッシ枠を使用でき
るものであり、また増改築において、洋室仕様から和室
仕様への変更、或いは和室仕様から洋室仕様への変更の
何れにおいても、サッシ枠の取り替えを必要とせず、簡
単に工事ができるものである。
【0010】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、水平片の屋内側端に上方に立ち上がる立ち上げ部を
設けたので、洋室仕様として、開口額縁材の端部を溝体
内に嵌め込んで支持したとき、サッシ枠の上枠の屋内側
面部に発生する結露水を水平片にて受けてそこから開口
部側である下部に結露水が滴下することがないものであ
り、また和室仕様とした場合も、立ち上げ部の上端が内
障子枠の鴨居の下面に当接して隙間の発生を防止できる
ものであり、しかも同時に立ち上げ部が補強片として機
能し、内障子枠の鴨居の重量を受けても変形を生じない
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の洋室の仕様にした
場合の断面図である。
【図2】同上の結露水を受ける状態を説明する断面図で
ある。
【図3】同上の和室の仕様にした場合の断面図である。
【図4】従来例の洋室仕様の断面図である。
【図5】従来例の和室仕様の断面図である。
【符号の説明】
1 外壁 2 開口部 3 サッシ枠 3a 上枠 4 開口額縁材 5 溝体 6 内障子枠 6a 鴨居 7 水平片 8 立ち上げ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部に取り付けたサッシ枠の上枠の屋
    内側面部において、その上部に開口額縁材の端部を嵌め
    込んで支持し得る水平な溝体を屋内側に開口するように
    形成し、その下部に水平片を屋内側に向けて延出して形
    成したことを特徴とする開口部の構造。
  2. 【請求項2】 上記水平片の屋内側端に上方に立ち上が
    る立ち上げ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    開口部の構造。
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