JPH08461Y2 - 折り戸用の戸枠 - Google Patents

折り戸用の戸枠

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Publication number
JPH08461Y2
JPH08461Y2 JP1992063329U JP6332992U JPH08461Y2 JP H08461 Y2 JPH08461 Y2 JP H08461Y2 JP 1992063329 U JP1992063329 U JP 1992063329U JP 6332992 U JP6332992 U JP 6332992U JP H08461 Y2 JPH08461 Y2 JP H08461Y2
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JP
Japan
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frame
rail
wall
door
vertical
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JP1992063329U
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JPH0624184U (ja
Inventor
博行 榎本
Original Assignee
榎本金属株式会社
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Publication date
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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、上下のレールと両レ
ールの端部どうしを接続する縦枠とで角枠状に形成され
た折り戸用の戸枠に関する。
【0002】
【従来の技術】折り戸を施工するについては、開口枠の
上枠部および開口部の床面のそれぞれに上レールと下レ
ールを配置し、両レールに折り戸を吊り込む形態を採る
ことが多い。こうした折り戸構造は、例えば実開平2−
20673号公報や実開平2−143480号公報にみ
られる。実開平2−143480号公報においては、ラ
ンナーの吊り込みを容易化するために、上レールをその
一端寄りで分断し、長尺のレールにランナーを組み込ん
だ後、短レールを長尺のレールに連続して固定する形態
を採る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、開口枠
および床面に固定した上下のレールで折り戸を移行案内
する形態では、折り戸全体の施工品質が主に開口枠の形
成精度に左右される。例えば、一定期間を経た開口枠は
そり変形していることが多いが、こうした場合には上下
のレールと折り戸との間の上下隙間が左右端で大きく異
なることがある。さらに、折り戸の吊元側端面や開閉端
と開口枠との間に、上下いずれかへすぼまる隙間を生
じ、折り戸が開口枠に密接しないことがある。
【0004】本考案者は、上下のレールとこれらの端部
どうしを接続する縦枠とで、直角度や平行度などが高い
角枠状の戸枠を構成することにより、上記の問題点を解
消することを考えた。上下のレールを含む戸枠内に折り
戸を収めることにより、開口枠の形成精度に影響される
ことなく、折り戸を適正な状態で吊り込む形態である。
しかし、折り戸と戸枠の関係は適正化できても、戸枠と
開口枠との間に依然として隙間を生じる余地があり、体
裁上問題がある。本考案の提案のひとつは、この隙間に
関して戸枠を改良した点にある。
【0005】上下のレールと一対の縦枠によって角枠状
の戸枠を構成した場合にも、折り戸の吊り込み作業が問
題となるが、従来と同様に上レールの一端を分断する構
造では、戸枠を組む意義が薄れてしまう。分断した短レ
ールを最後に組み込むのでは、戸枠の直角度や平行度な
どが十分に得られないからである。このランナーの組み
込み形態に関して戸枠を改良することも、本考案の提案
のひとつである。
【0006】本考案の目的は、戸枠と開口枠、あるいは
戸枠と折り戸パネルとの間の隙間を隠蔽できるようにし
て、たとえ開口枠の形成状態が低劣であっても、折り戸
を適正にしかも体裁良く施工でき、その施工状態を向上
することにある。本考案の他の目的は、角枠状の戸枠に
ランナーを備えた折り戸パネルを組み込むについて、戸
枠の直角度や平行度などに悪影響を及ぼすことなく迅速
に吊り込みを行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上レール8と
下レール9、および両レール8・9の端部どうしを接続
する左右一対の縦枠10・10とで四角形状に組まれた
折り戸用の戸枠において、左右の縦枠10・10の前後
面のいずれか一方に、縦枠10・10と開口枠1、およ
び縦枠10・10と折り戸パネル2との間の隙間E・e
を覆い隠す化粧枠21が両縦枠10・10に沿って配置
されていること、化粧枠21が各縦枠10・10に対し
て左右方向へ位置調節自在にねじ24で固定してあるこ
とを要件とする。具体的には、一対の縦枠10・10の
前面に、対向する縦枠10の側へ向かって取付壁19を
張り出す。断面C字形の押し出し材からなる化粧枠21
の一方のリップ壁22の上下複数個所に、左右に長い溝
からなる取付孔23を形成する。前記取付壁19とこれ
に接当されるリップ壁22とを、取付孔23に挿通した
ねじ24で締結固定する。さらに戸枠は、上レール8が
ベース部11とベース部11の下面に設けられるレール
枠12とを含んでいる。上レール8の一端において、レ
ール枠12の一側壁12aを切除してランナー4用の吊
込口27を開口する。吊込口27を前記一側壁12aに
連続して塞ぐ部分レール枠28が、ベース枠11にねじ
35で着脱自在に装着されたものとすることができる。
【0008】
【作用】左右の縦枠10・10の前後面のいずれか一方
に化粧枠21を配置し、これで縦枠10・10と開口枠
1の隙間Eを隠蔽するので、施工状態における折り戸全
体の体裁を向上できる。化粧枠21で縦枠10・10と
折り戸パネル2との間の隙間eも併わせて隠蔽するの
は、ランナー4と折り戸パネル2の吊り高さの調整不良
によって小さな隙間eを生じる余地がある点を配慮した
ものである。化粧枠21を各縦枠10・10に対して左
右方向へ位置調節自在に固定するのは、各隙間E・eの
量に応じて化粧枠21の固定位置を変更するため、換言
すると幅寸法がより小さな化粧枠21で隙間E・eの隠
蔽を行えるようにするためである。
【0009】上レール8がベース部11とレール枠12
とを含んでおり、レール枠12の一側壁12aを除去し
て吊込口27を開口すると、上レール8と縦枠10・1
0を組み立てた状態のままで、折り戸パネル2をレール
枠12に吊り込める。吊込口27は部分レール枠28で
閉塞できる。
【0010】
【考案の効果】本考案では、上下レール8・9を含む戸
枠内に折り戸パネル2を吊り込むようにしたうえで、一
対の縦枠10・10の前後面のいずれか一方に化粧枠2
1を配置して、例えば開口枠1のそり変形で生じる隙間
Eや、折り戸パネル2の吊り高さ調整不良で生じる小さ
な隙間eなどを化粧枠21で隠蔽できるようにした。従
って、たとえ開口枠1の形成状態が劣悪であったり、経
年変化によって大きなそり変形を生じているような場合
にでも、折り戸を適正な状態でしかも体裁良く施工で
き、開口枠1の状態とは無関係に施工状態を良好なもの
とすることができる。化粧枠21を縦枠10に対して左
右方向へ位置調節自在にねじ24で固定して、隙間E・
eの量が大小に異なる場合でも、その固定位置を変更す
ることによって隙間E・eを確実に隠蔽できるようにす
るので、例えば化粧枠21と縦枠10を単に締結固定す
る場合に比べて、その左右幅寸法方を小さくでき、化粧
枠21を小形化し低コスト化できる点で有利である。
【0011】折り戸パネル2を戸枠に組み込むについ
て、上レール8を構成するレール枠12の一部を切り欠
いて吊込口27を形成し、上レール8と縦枠10を組み
立てた状態のままで、即ち戸枠の直角度や平行度を維持
した状態のままで折り戸パネル2を前記吊込口27を介
して折り戸パネル2を吊り込めるようにした。従って、
戸枠の直角度や平行度に悪影響を及ぼすことなく迅速か
つ容易に吊り込み作業を行える。
【0012】
【実施例】図2において、符号1は木材で門形に組まれ
た開口枠であり、この開口枠1で囲まれる開口部に折り
戸を配置している。
【0013】折り戸は2枚の折り戸パネル2・2からな
る戸本体と、戸本体の周囲を囲む戸枠とからなる。左右
の折り戸パネル2・2は、隣接部の上下三個所がヒンジ
3を介して屈折自在に連結されており、閉じ状態におい
て戸枠の上隅に臨むパネル上部にランナー4を装着し、
戸枠の下隅に臨むパネル下部に垂直軸まわりに回転自在
なランナー5を装着する。各折り戸パネル2・2の前後
面にハンドル6を装着してある。
【0014】戸枠は開口枠1の上枠部に固定される上レ
ール8と、開口部の床面に固定される下レール9と、両
レール8・9の端部どうしを連結する左右の縦枠10・
10とを四角形状に組み込んで形成する。図3におい
て、上レール8はベース部11と、ベース部11の下面
前部寄りに設けた断面C字状のレール枠12と、レール
枠12の前面下部から連出した断面L字状のカバー壁1
3とを一体に形成したアルミニウム押出し材からなり、
下向きに開口するレール枠12の前後一対の走行案内壁
14で、ランナー4を走行案内する。ランナー4と折り
戸パネル2とは、ランナーブロック4aを縦通する軸1
5を介して相対回動できる。下レール9は上レール8と
断面形状に若干の違いがあるが、同様にアルミニウム押
出し材で形成する。
【0015】図1において、縦枠10は開口枠1と同幅
の主面壁17と、主面壁17の取付面側に突設される4
個の脚壁18と、前端の脚壁18の外面から横向きに突
設される取付壁19とを一体に形成したアルミニウム押
出し材からなり、主面壁17の上下端を上下レール8・
9の側端面に当て付けてビス20で締結固定する。図3
に示すように上下レール8・9には、ビス20用のねじ
ボス11aを設けてある。このようにアルミニウム押出
し材からなる上下レール8・9と縦枠10で戸枠を組む
と、直角度や平行度などの形状精度の高い戸枠を形成で
きる。
【0016】木材からなる開口枠1は、経年変化によっ
てそり変形を生じやすく、場合によっては新築された建
物でも直角度や平行度が不十分になることが少なくな
い。こうした開口枠1に戸枠を嵌め込むと、図1に示す
ように縦枠10と開口枠1との間に隙間Eを生じること
がある。さらに左右の折り戸パネル2の吊り高さに差が
あると、縦枠10と折り戸パネル2との間に隙間eを生
じ、全閉状態において折り戸パネル2を縦枠10に密接
できないことがある。
【0017】上記の各隙間E・eを覆い隠して体裁を向
上するために、縦枠10の前部脚壁18の外面に沿って
化粧枠21を配置する。化粧枠21は断面C字形のアル
ミニウム押出し材からなり、長寸のリップ壁22の上下
複数個所に左右に長い溝状の取付孔23を形成する。こ
のリップ壁22を縦枠10の取付壁19に後面側から接
当させ、取付孔23に挿通したねじ24を取付壁19の
ねじ穴25にねじ込むことにより、化粧枠21を取付壁
19に固定する。ねじ24を緩めると、化粧枠21は図
1の想像線で示す範囲内で左右方向へ取付位置を変更で
きる。なお、化粧枠21と開口枠1の違和感を解消する
ために、化粧枠21の外面に木目模様が印刷されたプラ
スチックシートを被覆固定することがある。
【0018】角枠状に組まれた戸枠と化粧枠21は、開
口枠1内に嵌め込んだ後、上下レール8・9および縦枠
10のそれぞれを、枠内面側からねじ込まれたタッピン
ねじで開口枠1および床面にそれぞれ固定する。この開
口枠1に固定した戸枠への戸本体の吊り込みを容易化す
るために、上レール8の一側端に吊込口27を設ける
(図2参照)。図3および図4に示すように、吊込口2
7は上レール8のレール枠12の後側の一側壁12aを
基端部から切り欠いて形成する。下方のランナー5を下
レール9の溝に嵌め込んだ後、上方のランナー4を吊込
口27からレール枠12内へ組み込むと、各折り戸パネ
ル2を戸枠に容易に吊り込める。
【0019】折り戸パネル2を吊り込んだ後の吊込口2
7は、部分レール枠28で塞がれる。この部分レール枠
28は、前記一側壁12aと同じ断面形状のレール壁2
9と、レール壁29に連続して上方に突出する掛止壁3
0と、レール壁29の上端から後方へ向かって突出する
腕壁31を一体に形成したアルミニウム押出し材からな
り、腕壁31の複数個所に取付孔32を貫通状に設けて
ある。この部分レール枠28を前記一側壁12aに連続
する状態で吊込口27に固定するために、ベース部11
の下面壁に取付孔32と対応するねじ穴33を設け、さ
らに、吊込口27の上縁に連続する下面壁に、吊込口2
7と同じ切り欠き幅の掛止溝34を通設する。部分レー
ル枠28は、図3に想像線で示すように掛止壁30を掛
止溝34内に差し込んでベース部11の下面壁に掛け止
めた後、取付孔32に挿通したねじ35をねじ穴33に
ねじ込み、腕壁31を下面壁に締結することにより上レ
ール8と一体化する。
【0020】化粧枠21はアルミニウム押出し材である
必要はなく、縦枠10の後面に設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】折り戸全体の正面図である。
【図3】図2におけるB−B線断面図である。
【図4】吊込口の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開口枠 2 折り戸パネル 4 ランナー 8 上レール 9 下レール 10 縦枠 11 ベース部 12 レール枠 12a 一側壁 19 取付壁 21 化粧枠 22 リップ壁 23 取付孔 24 ねじ 27 吊込口 28 部分レール枠 35 ねじ E 縦枠と開口枠の隙間 e 縦枠と折り戸パネルの隙間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上レール8と下レール9、および両レー
    ル8・9の端部どうしを接続する左右一対の縦枠10・
    10とで四角形状に組まれた折り戸用の戸枠であって、 左右の縦枠10・10の前面側に、縦枠10・10と開
    口枠1、およひ縦枠10・10と折り戸パネル2との間
    の隙間E・eを覆い隠す化粧枠21が両縦枠10・10
    に沿って配置されており、一対の縦枠10・10の前面に、対向する縦枠10の側
    へ向かって取付壁19が張り出してあり、 断面C字形の押し出し材からなる化粧枠21の一方のリ
    ップ壁22の上下複数個所に、左右に長い溝からなる取
    付孔23が形成されており、 前記取付壁19に該リップ壁22を接当して、取付孔2
    3に挿通したねじ24を該取付壁19に締結することに
    より、該取付壁19に前記化粧枠21を左右方向へ位置
    調節自在に 固定してある折り戸用の戸枠。
  2. 【請求項2】 上レール8がベース部11とベース部1
    1の下面に設けられるレール枠12とを含み、 上レール8の一端において、レール枠12の一側壁12
    aを切除してランナー4用の吊込口27が開口されてお
    り、 吊込口27を前記一側壁12aに連続して塞ぐ部分レー
    ル枠28が、ベース枠11にねじ35で着脱自在に装着
    してある請求項1記載の 折り戸用の戸枠
JP1992063329U 1992-08-17 1992-08-17 折り戸用の戸枠 Expired - Lifetime JPH08461Y2 (ja)

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JP1992063329U JPH08461Y2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 折り戸用の戸枠

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Publication Number Publication Date
JPH0624184U JPH0624184U (ja) 1994-03-29
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JP1992063329U Expired - Lifetime JPH08461Y2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 折り戸用の戸枠

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334215U (ja) * 1976-08-31 1978-03-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5334215U (ja) * 1976-08-31 1978-03-25

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JPH0624184U (ja) 1994-03-29

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