JPH0593583A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は冷蔵庫の扉化粧板取付構造に関する
もので、特にシステムキッチン用の冷蔵庫を、周囲の調
理家具や食器棚と整合性のとれたものにすことにより、
台所空間の美観の向上を図ることを目的とする。 【構成】 本発明は扉の化粧板を下側から挿入し、カバ
ーを下側から取り付けるので固定用のビスを覆うなどの
構造を省略でき、簡単な構造で目立たず、且つ化粧板の
取り付け取り外しがし易く、取付固定用ビスの頭部前か
ら見えず、もし傷が付いても見えにくい構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般家庭用の冷蔵庫で、
特に調理家具等と扉の化粧板を整合させる技術に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、特開昭５９ー２１２６７３号公報
に示されている様に、冷蔵庫が大型化してしており、そ
のため台所に設置したときにめだたない様に化粧板を統
一する配慮をし、台所全体の美観向上を図ることが行わ
れている。

【０００３】以下、図面を参照しながら、上述した様な
従来の冷蔵庫について説明する。図４は従来例の冷蔵庫
の斜視図で、図５は扉の分解斜視図で図６は縦断面図で
ある。１は冷蔵庫の本体で、２は前後方向に引き出し式
の扉で、その前面の縁の左右及び下辺には溝３が設けら
れ、化粧板４を上側から挿入する。また、取っ手５を設
けたキャップ６を上側から取り付け、ビス７で固定し蓋
８でビス７を覆う構造となっている。

【０００４】以上の様な冷蔵庫では、冷蔵庫の扉２の前
面に化粧板４を取り付けることにより、冷蔵庫が周辺の
調理家具などと違和感なく美観が向上する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな構成では、冷蔵庫の扉を引き出した場合、扉の上辺
が目立ち易く蓋との境界線が美観を損なうばかりでな
く、構造も複雑となる。また、設置後に扉の化粧板を交
換したり、色を変える場合には構造が複雑なので、蓋や
キャップの周辺部に傷が付き易く非常に見苦しいものと
なるという課題があった。

【０００６】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で目立たず、且つ化粧板の取り付け取り
外しがし易く、もし傷が付いても見えにくい冷蔵庫を提
供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の冷蔵庫は扉の下辺から化粧板を挿入し、カ
バーを下側からビスで固定するものである。

【０００８】また、カバーのビス取付部は凹部を成し、
この凹部にビスの頭部を配設したしたものである。

【０００９】また、カバーのビス取付部の周辺部は凸部
を成し、ビスの頭部をこの凹部で覆ったものである。

【００１０】或いはカバーの下面の前縁部はビス取付部
の周辺部より凸部を成し、ビスの頭部の前方を凸部で覆
ったものである。

【００１１】

【作用】本発明は、上記した構成により、化粧板を取り
付けた後取り付けるカバーの固定ビスがめだたない構造
とすることが出来る。

【００１２】また、ビスの頭部が前方から見えない構造
ものである。

【００１３】

【実施例】以下、本発明の一実施例について図１から図
３を参考にして説明する。

【００１４】尚、従来と同一の構成については同一の番
号を付し、その詳細な説明は省略する。９は前後方向引
出し式の扉で、その全面の左右及び上辺に溝３が設けら
れ、溝３の無い下側から化粧板４を挿入する。また、上
辺には取っ手１０が形成されている。

【００１５】一方、下辺は化粧板４を挿入後カバー１１
をビス７で固定する。カバー１１のビス７取り付け部１
２は凹部を成し、ビスの頭部１２ａが前から見えないま
た、ビス取付部１２周辺を凸部１３として同様の効果を
得ることができる。

【００１６】さらに扉下面１４の前面縁１５を凸部とし
ても、同様の効果が得られる。以上の様に構成された冷
蔵庫は、冷蔵庫の直前に立って扉２を開閉操作を行う
が、化粧板４の取付け／取り外しを下側から行い、カバ
ー１１をビス７で固定することによりビス７が通常の使
用時には目に入らない。また交換時などビス７の扱いを
誤ってカバー１１に傷をつけてしまっても、同様に目に
入らない。従って、外観の意匠性が損なわれない。

【００１７】また、構造上、ビス７を隠すための新たな
部品を必要とせず、更に、この部品とカバー１１との嵌
合による境界線が見えることもない。簡単な構造で周辺
の調理家具などと整合した色・素材の扉の化粧板を取り
付けることができ、美観が向上する。

【００１８】

【発明の効果】以上の様に本発明は、冷蔵庫の扉に、周
囲の調理家具などと整合した色・素材の扉の化粧板を取
り付け／取り外しが、簡単な構造で行い易く、扉伸した
面からビス止めするので、傷を付けた場合でも扉の下面
なので見えにくい。

【００１９】更に、ビスの頭部はカバーの取付部周辺を
凹部すれば、前から見え難く、美観が向上する。

【００２０】また、前記カバーのビス取付部周辺を凸部
を形成させ、ビスの頭部が前方から見えない構造とすれ
ば、前から見え難く、美観が向上する。

【００２１】前記カバーの下面の前縁部をビス取付部の
周辺部より凸部を形成させ、ビスの頭部が前方から見え
ない構造とすれば、前から見え難く、美観が向上する。

【図面の簡単な説明】 【本発明の一実施例】

【図１】本発明の一実施例の冷蔵庫の図３における要部
分解斜視図

【図２】本発明の一実施例の冷蔵庫の図３におけるＢ−
Ｂ断面図

【図３】本発明の一実施例の冷蔵庫の斜視図

【図４】従来例の冷蔵庫の斜視図

【図５】図４の冷蔵庫の要部分解斜視図

【図６】図５の冷蔵庫のＡ−Ａ断面図

【符号の説明】

１ 冷蔵庫の本体 ３ 溝 ４ 化粧板 ７ ビス ７ａ ビス頭部 ９ 扉 １０ 取っ手 １１ カバー １２ 取付部 １３ 凸部 １４ 扉下面 １５ 前面縁

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 冷蔵庫の本体と、本体前面の開口部に設
   けた前後方向引き出し式の扉と、前記扉の前面左右と上
   側の辺に取付／取り外し自在に化粧板を取付ける溝とを
   備え、当該化粧板を下側の辺から取付た後にカバーをビ
   ス止めにて固定することを特徴とする冷蔵庫。
2. 【請求項２】 カバーのビス取付部は凹部を成し、この
   凹部ビスの頭部を配設した請求項１記載の冷蔵庫。
3. 【請求項３】 カバーのビス取付部の周辺部は凸部を成
   し、ビスの頭部を凸部にてかくれる位置に配設した請求
   項１記載の冷蔵庫。
4. 【請求項４】 カバーの下面の前縁部はビス取付部の周
   辺部より凸部を成し、ビスの頭部を凸部より後方に配設
   した請求項１記載の冷蔵庫。