JP2001021719A - 偏光分離素子、偏光変換素子および投写型表示装置 - Google Patents

偏光分離素子、偏光変換素子および投写型表示装置

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JP2001021719A JP11197687A JP19768799A JP2001021719A JP 2001021719 A JP2001021719 A JP 2001021719A JP 11197687 A JP11197687 A JP 11197687A JP 19768799 A JP19768799 A JP 19768799A JP 2001021719 A JP2001021719 A JP 2001021719A
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Kazuo Aoki
和雄 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造効率の高い偏光変換素子を実現する。 【解決手段】 本発明の偏光変換素子は、所定の方向に
沿って配列された複数の透光体と、前記複数の透光体の
間に交互に配置された複数の偏光分離膜と複数の反射膜
と、を備えている。偏光分離膜は、偏光分離膜の膜面に
対して入射角約0度で入射する特定波長領域の紫外光の
透過率が約40%以上であることを特徴とする。また、
反射膜は、反射膜の膜面に対して入射角約0度で入射す
る特定波長領域の紫外光の透過率が約40%以上である
ようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入射された非偏
光な光を所定の偏光光束に変換するための偏光変換素子
およびその製造方法、並びにこのような偏光変換素子を
備えた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置には、画像信号に応じて
光を変調するために、ライトバルブと呼ばれる光変調素
子が用いられる。ライトバルブとしては、透過型液晶パ
ネルや反射型液晶パネルなどのように、一種類の直線偏
光光のみを利用するタイプのものが使用されることが多
い。このように、一種類の直線偏光光を利用する投写型
表示装置においては、光源から射出された非偏光な光
を、一種類の直線偏光光(例えば、s偏光光やp偏光
光)とするための偏光変換素子が設けられている。
【0003】従来の偏光変換素子の例としては、出願人
によって開示された特開平10ー90520号公報や特
開平10−177151号公報に記載されたものがあげ
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の偏光変換素子
は、例えば、偏光分離膜および反射膜が形成された透光
性板材と、何も形成されていない透光性板材とを接着剤
により交互に貼り合わせた複合板材から、偏光変換素子
を構成する偏光ビームスプリッタアレイを切り出すこと
によって作製している。
【0005】複数の透光性板材を貼り合せる工程は、通
常、紫外線硬化型の光学接着剤による貼り合せと光学接
着剤の硬化を繰り返すことによって行われているため、
比較的多くの時間を要している。偏光変換素子の製造の
高効率化を図るために、この貼り合せ工程の高効率化が
望まれていた。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、偏光変換素子の
製造の高効率化が可能な技術を提供することを他の目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の製造方法は、入射された非偏光な光を所定の偏光光
に変換するための偏光変換素子の製造方法であって、
(a)複数枚の第1の透光性板材を準備する工程と、
(b)複数枚の第2の透光性板材を準備する工程と、
(c)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せたと仮定し
たときに、複数の偏光分離膜および複数の反射膜が各透
光性板材の各界面に交互に配置されるように、前記第1
または第2の透光性板材の一部の表面上に前記複数の偏
光分離膜および前記複数の反射膜を形成する工程と、
(d)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せて、前記複
数の偏光分離膜および前記複数の反射膜が各透光性板材
の各界面に交互に設けられた複合板材を作製する工程
と、(e)前記複合板材を前記複合板材の平面に対して
所定の角度を有する平面に平行な切断面で切断して、前
記切断面に平行な光入射面と光射出面とを有する透光性
ブロックを作製する工程と、を有し、前記工程(d)
は、前記偏光分離膜の透過率が、前記偏光分離膜の膜面
に対して入射角約0度で入射する特定波長領域の紫外光
に関して約40%以上となるように、偏光分離膜を形成
する工程を含むことを特徴とする。
【0008】上記第1の製造方法によれば、偏光分離膜
の紫外光の透過率を高くすることができるので、工程
(d)において、第1の透光性板材と第2の透光性板材
との貼り合わせに利用される光学接着剤に効率良く紫外
光を照射することができ、接着剤の硬化に要する工数を
少なくすることができる。これにより、偏光変換素子の
製造の高効率化が可能である。
【0009】なお、 前記特定波長領域は365nm±
30nmの範囲であることが好ましい。
【0010】ここで、前記偏光分離膜を形成する工程
は、前記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率
を有する第1の層と、より大きい屈折率を有する第2の
層とを交互に積層させた多層構造部を形成する工程を含
み、前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折
率を有し、前記偏光分離膜の前記第1の層はMgF2
形成されており、前記第2の層はMgOで形成されてい
ることが好ましい。
【0011】上記のように偏光分離膜を形成すれば、特
定波長領域の紫外光に関して約40%以上の透過率を得
るようにすることができる。
【0012】上記第1の製造方法において、前記工程
(d)は、形成された反射膜の透過率が、前記反射膜の
膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長領域の紫
外光に関して約40%以上となるように、前記反射膜を
形成する工程を含むようにすることが好ましい。
【0013】上記のようにすれば、反射膜の紫外光の透
過率も高くすることができるので、工程(d)におい
て、第1の透光性板材と第2の透光性板材との貼り合わ
せに利用される光学接着剤にさらに効率良く紫外光を照
射することができ、接着剤の硬化に要する工数をさらに
少なくすることができる。これにより、偏光変換素子の
製造の高効率化がさらに可能である。
【0014】なお、 前記特定波長領域は365nm±
30nmの範囲であることが好ましい。
【0015】ここで、前記反射膜を形成する工程は、前
記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率を有す
る第3の層と、より大きい屈折率を有する第4の層とを
交互に積層させた多層構造部を形成する工程を含み、前
記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を有
し、前記反射膜の前記第3の層はSiO2で形成されて
おり、前記第4の層はTiO2またはTa25で形成さ
れていることが好ましい。
【0016】上記のように反射膜を形成すれば、特定波
長領域の紫外光に関して約40%以上の透過率を得るよ
うにすることができる。
【0017】本発明の第2の製造方法は、入射された非
偏光な光を所定の偏光光に変換するための偏光変換素子
の製造方法であって、(a)複数枚の第1の透光性板材
を準備する工程と、(b)複数枚の第2の透光性板材を
準備する工程と、(c)前記複数枚の第1の透光性板材
と前記複数枚の第2の透光性板材とを交互に配列して貼
り合せたと仮定したときに、複数の偏光分離膜および複
数の反射膜が各透光性板材の各界面に交互に配置される
ように、前記第1または第2の透光性板材の一部の表面
上に前記複数の偏光分離膜および前記複数の反射膜を形
成する工程と、(d)前記複数枚の第1の透光性板材と
前記複数枚の第2の透光性板材とを交互に配列して貼り
合せて、前記複数の偏光分離膜および前記複数の反射膜
が各透光性板材の各界面に交互に設けられた複合板材を
作製する工程と、(e)前記複合板材を前記複合板材の
平面に対して所定の角度を有する平面に平行な切断面で
切断して、前記切断面に平行な光入射面と光射出面とを
有する透光性ブロックを作製する工程と、を有し、前記
工程(d)は、形成された反射膜の透過率が、前記反射
膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長領域
の紫外光に関して約40%以上となるように、前記反射
膜を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0018】上記第2の製造方法によれば、反射膜の紫
外光の透過率を高くすることができるので、工程(d)
において、第1の透光性板材と第2の透光性板材との貼
り合わせに利用される光学接着剤に効率良く紫外光を照
射することができ、接着剤の硬化に要する工数を少なく
することができる。これにより、偏光変換素子の製造の
高効率化が可能である。
【0019】本発明の第1の偏光変換素子は、所定の方
向に沿って配列された複数の透光体と、前記複数の透光
体の間に交互に配置された複数の偏光分離膜と複数の反
射膜と、を備え、前記偏光分離膜は、前記偏光分離膜の
膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長領域の紫
外光の透過率が約40%以上であることを特徴とする。
【0020】上記第1の偏光変換素子は、特定波長領域
の紫外光の透過率が高い偏光分離膜を有しているので、
製造効率の高い偏光変換素子を作製することができる。
【0021】上記第1の偏光変換素子において、前記反
射膜は、前記反射膜の膜面に対して入射角約0度で入射
する特定波長領域の紫外光の透過率が約40%以上であ
ることが好ましい。
【0022】上記第1の偏光変換素子は、特定波長領域
の紫外光の透過率が高い反射膜も有しているので、さら
に製造効率の高い偏光変換素子を作製することができ
る。
【0023】本発明の第2の偏光変換素子は、所定の方
向に沿って配列された複数の透光体と、前記複数の透光
体の間に交互に配置された複数の偏光分離膜と複数の反
射膜と、を備え、前記反射膜は、前記反射膜の膜面に対
して入射角約0度で入射する特定波長領域の紫外光の透
過率が約40%以上であることを特徴とする。
【0024】上記第2の偏光変換素子は、特定波長領域
の紫外光の透過率が高い反射膜を有しているので、製造
効率の高い偏光変換素子を作製することができる。
【0025】本発明の第1の投写型表示装置は、非偏光
な光を射出する光源部と、前記光源部からの光を所定の
偏光光に変換するための偏光変換素子と、前記偏光変換
素子からの射出光を与えられた画像信号に基づいて変調
する光変調装置と、前記光変調装置によって変調された
光を投写する投写光学系と、を備え、前記偏光変換素子
は、所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、前
記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分離
膜と複数の反射膜と、を備え、前記偏光分離膜は、前記
偏光分離膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定
波長領域の紫外光の透過率が約40%以上であることを
特徴とする。
【0026】上記第1の投写型表示装置は、本発明の第
1の偏光変換素子を有しているので、製造効率の高い装
置を実現できる。
【0027】本発明の第2の投写型表示装置は、非偏光
な光を射出する光源部と、前記光源部からの光を所定の
偏光光に変換するための偏光変換素子と、前記偏光変換
素子からの射出光を与えられた画像信号に基づいて変調
する光変調装置と、前記光変調装置によって変調された
光を投写する投写光学系と、を備え、前記偏光変換素子
は、所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、前
記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分離
膜と複数の反射膜と、を備え、前記反射膜は、前記反射
膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長領域
の紫外光の透過率が約40%以上であることを特徴とす
る。
【0028】上記第2の投写型表示装置は、本発明の第
2の偏光変換素子を有しているので、製造効率の高い装
置を実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】A.偏光変換素子の構成:図1
は、この発明による偏光変換素子320の一例を示す説
明図である。図1(A)は、偏光変換素子320の平面
図であり、図1(B)は、偏光変換素子320の正面図
である。この偏光変換素子320は、偏光分離素子33
0と、偏光分離素子330の光射出面の一部に選択的に
配置された複数のλ/2位相差板381とを備えてい
る。
【0030】偏光分離素子330は、それぞれ断面が平
行四辺形の柱状体を有する第1と第2の透光体333,
334が、交互に貼り合わされた形状を有している。ま
た、偏光分離素子330の両端には、断面が台形の柱状
体を有する第3と第4の透光体334a,334bが貼
り合わされている。また、各透光体333,334,3
34a,334bの界面には、複数の偏光分離膜331
と複数の反射膜332とが交互に形成されている。λ/
2位相差板381は、偏光分離膜331あるいは反射膜
332の光の射出面のx方向の写像部分に、選択的に配
置されている。この例では、偏光分離膜331の光の射
出面のx方向の写像部分にλ/2位相差板381が選択
配置されている。なお、第3と第4の透光体334a,
334bは、第2の透光体334と同じ断面が平行四辺
形の柱状体であってもよい。また、断面が略直角三角形
の柱状体であってもよい。
【0031】図1(A)に示す偏光変換素子320の偏
光分離膜331に、非偏光な光が入射すると、偏光分離
膜331によってs偏光光とp偏光光に分離される。s
偏光光は、偏光分離膜331によって反射され、反射膜
332によってさらに反射されてから射出される。一
方、p偏光光は、偏光分離膜331をそのまま透過す
る。偏光分離膜331を透過したp偏光光の射出面に
は、λ/2位相差板381が配置されており、このp偏
光光がs偏光光に変換されて射出される。したがって、
偏光変換素子320の偏光分離膜331に入射する光
は、ほとんどs偏光光となって射出される。また、偏光
変換素子から出射される光をp偏光光としたい場合に
は、反射膜332によって反射されたs偏光光が射出す
る射出面にλ/2位相差板381を配置するようにすれ
ばよい。
【0032】B.偏光変換素子の製造方法:図2は、偏
光分離素子330の製造例を示す説明図である。まず、
図2(A),(B)に示すように、複数枚の第1の透光
性板材321と第2の透光性板材322とを準備する。
第1の透光性板材321の一方の表面には偏光分離膜3
31を形成し、他方の表面には反射膜332を形成す
る。偏光分離膜331および反射膜332については、
後で詳述する。
【0033】次に、偏光分離膜331と反射膜332と
が交互に配置されるように、第1の透光性板材321と
第2の透光性板材322とを交互に貼り合わせて、図2
(C)に示すような複合板材340を作製する。なお、
貼り合わせの最初と最後には、第1の透光性板材321
や第2の透光性板材322よりも厚い透光性板材を用い
るようにしてもよい。図2(C)の例では、第3と第4
の透光性板材322a,322bが用いられている。但
し、これらの透光性板材322a,322bは、第1の
透光性板材321や第2の透光性板材322よりも厚い
だけで、表面に何も形成されていないという点では、第
2の透光性板材322と同じである。従って、第3と第
4の透光性板材322a,322bを、機能的に第2の
透光性板材とみることもできる。以下では、これら第3
と第4の透光性板材322a,322bを含めて第2の
透光性板材322と呼ぶこともある。
【0034】なお、第2の透光性板材322の厚さは、
貼り合わせにおける接着剤の厚みを考慮して、第1の透
光性板材321よりも少し薄い板材が用いられることが
好ましい。第1の透光性板材321の厚さと第2の透光
性板材322の厚さの寸法差は、数%以下である。
【0035】こうして作製された複合板材340を、図
2(C)に示すように、その平面と所定の角度θをなす
切断面(図中、破線で示す)でほぼ平行に切断すること
によって、透光性ブロックが切り出される。θの値は、
約45度とすることが好ましい。ここで、「複合板材の
平面」とは、両端に貼り合わされた第3と第4の透光性
板材322a,322bの平面を示している。また、両
端の突出した部分を切断して略直方体形状とする。そし
て、切り出された透光性ブロックの表面(切断面)を研
磨することによって、偏光分離素子330(図1)を得
ることができる。なお、第1の透光性板材321で形成
された部分が第1の透光体333に相当し、第2の透光
性板材322で形成された部分が第2の透光体334に
相当する。また、第3の透光性板材322aで形成され
た部分が第3の透光体334aに相当し、第4の透光性
板材322bで形成された部分が、第4の透光体334
bに相当する。
【0036】第1の透光性板材321と第2の透光性板
材322との貼り合わせは、以下のように行われる。図
3は、第1の透光性板材321と第2の透光性板材32
2との貼り合わせについて示す説明図である。
【0037】まず、図3(A)に示すように、第3の透
光性板材322aの上に、第1の透光性板材321を光
学接着剤327で貼り合わせる。この際、第1の透光性
板材321の反射膜332が形成された側を下に向けて
貼り合わせる。そして、硬化前の光学接着剤327に、
偏光分離膜331と第1の透光性板材321と反射膜3
32とを介して紫外光(UV)を照射し、光学接着剤3
27を硬化させる。
【0038】次に、図3(B)に示すように、図3
(A)で貼り合わされた第1の透光性板材321の上
に、第2の透光性板材322を光学接着剤327で貼り
合わせる。図3(A)と同様に、硬化前の光学接着剤3
27に、第2の透光性板材322を介して紫外光を照射
し、光学接着剤327を硬化させる。
【0039】そして、図3(C)に示すように、図3
(B)で貼り合わされた第2の透光性板材322の上
に、図3(A)と同様にして、第1の透光性板材321
を光学接着剤327で貼り合わせる。
【0040】以上のように、図3(B)と図3(C)の
貼り合わせを繰り返し行うことにより、第1の透光性板
材321と第2の透光性板材322との貼り合わせが行
われる。そして、最後に、図3(D)に示すように、図
3(B)と同様にして、第4の透光性板材322bを貼
り合わせる。以上のようにして、図2(B)の複合板材
340が作製される。
【0041】なお、図3の例では、第3の透光性板材3
22a側から貼り合わせを開始する例を示しているが、
第4の透光性板材322b側から貼り合わせを開始する
ようにしてもよい。また、また、紫外光を第3の透光性
板材322a側から照射するようにしてもよい。
【0042】図4は、偏光分離素子330の他の製造例
を示す説明図である。この製造例も、まず、図2
(A),(B)と同様に、第1の透光性板材321と第
2の透光性板材322とを準備する。但し、図4
(A),(B)に示すように、反射膜332は、図3の
貼り合わせにおいて、反射膜332が貼り合わされる第
2の透光性板材322側に形成されている。そして、図
4(C)に示すように、第1の透光性板材321と第2
の透光性板材322とを交互に貼り合わせて、偏光分離
膜331と反射膜332とが交互に配置されるような複
合板材340aを作製することができる。
【0043】こうして作製された複合板材340aを、
図2(C)と同様に、その平面と所定の角度θをなす切
断面(図中、破線で示す)でほぼ平行に切断し、両端の
突出した部分を切断して略直方体形状とし、表面(切断
面)を研磨することによって、偏光分離素子330と同
様な偏光分離素子330’を作製することができる。
【0044】なお、他の製造例における第1の透光性板
材321と第2の透光性板材322との貼り合わせも、
図3に示した貼り合わせと同様に行うことができる。
【0045】C.偏光分離膜および反射膜の構成:図5
は、偏光分離膜331の部分を拡大して示す断面図であ
る。偏光分離膜331は、第1の透光体333上に積層
された誘電体多層膜であり、2種類の材質が交互に計4
9層積層された多層構造部331aと、多層構造部33
1aの上に形成された被覆層331bとで構成されてい
る。この偏光分離膜331は、第1の透光体333に相
当する第1の透光性板材321の表面上に一層ずつ順次
積層されて構成されている。偏光分離膜331が積層さ
れた第1の透光体333は、光学接着剤327を介して
第2の透光体334(第2の透光性板材322)や第3
の透光体334a(第3の透光性板材322a)に接着
されている。図5は、第2の透光体334と接着されて
いる場合を示している。被覆層331bは、偏光分離膜
331と第2の透光体334との間の接着性を高める機
能を有している。
【0046】この多層構造部331aは、ほぼ1.5の
屈折率を有する第1の透光体333上に、第1の透光体
333に対し比較的小さい屈折率を有する層(以下、L
層と呼ぶ)と、比較的大きい屈折率を有する層(以下、
H層と呼ぶ)とが積層して形成されている。図5の例で
は、L1,H2,L3,H4,…L47,H48,L4
9の合計49層が形成されている。被覆層331bは、
H層とL層の材質のほぼ中間の屈折率を有する。透光体
333,334,334a、334bの部材としては、
その屈折率がほぼ1.48ないし1.58の種々の部材
を用いることができ、屈折率がほぼ1.52の白透光性
板材や、BK7−S(SCHOTT社製)などの光学ガ
ラスを用いることができる。偏光分離膜331のL層の
材質としては、屈折率がほぼ1.38であるMgF2
用いられており、H層の材質としては、屈折率がほぼ
1.73であるMgOが用いられている。また、被覆層
331bの材質としては、屈折率がほぼ1.44である
SiO2が用いられている。なお、各層の屈折率は、大
気中の水分の吸収等によって変化することが知られてい
る。この明細書において、「屈折率」とは、偏光分離膜
331を長期間、大気中に曝した状態で保たれる屈折率
を意味する。
【0047】図6は、図5の偏光分離膜331の各層の
膜厚を示す説明図である。なお、この構造は設計波長λ
を600nmとしたときの構造である。ここで、設計波
長λとは、膜を設計する際の初期設定値であり、この設
計波長において所望の透過・反射特性が得られるよう
に、各層の厚みが決定される。設計波長λとしては、そ
の光学素子において利用される主要な光成分の波長が選
ばれる。本実施例の偏光変換素子320は、RGBの3
つの色光の偏光変換に利用されるものであり、この例で
は、赤色光の波長付近(600nm)を設計波長として
選択している。図6中、右欄の値Dは、各層の光学的厚
さ(実際の膜厚dに材質の屈折率nを乗じた厚さ)を設
計波長λの1/4で割った値である。したがって、実際
の膜厚dは、値Dにλ/4を乗じて、nで割った値であ
る。なお、このときの屈折率nは、L層についてはL層
の屈折率、H層についてはH層の屈折率を用いる。図3
に示すように、多層構造部331aの各層の光学的厚み
はλ/4程度の値となっているが、それぞれ異なる値と
なっている。また、被覆層331bは、その光学的厚み
が3・(λ/4)である。
【0048】図7は、図6の構成を有する偏光分離膜3
31の光学特性のシミュレーション結果を示すグラフで
ある。波長400〜700nmの範囲において、各層の
屈折率は0.1程度変化する。図7のシミュレーション
結果は、各層の屈折率の波長特性を考慮して膜の特性マ
トリクスを解いて得られた値である。
【0049】図7に示すように、この偏光分離膜331
は波長400〜700nmの可視領域で、入射角約45
度のp偏光光の透過率が99.2%以上であり、また、
s偏光光の反射率も97.5%以上となっている。被覆
層331bは、多層構造部331aと第2の透光性板材
322との接着性を高めるために積層されており、偏光
分離膜331の光学特性にはほとんど影響しない。すな
わち、被覆層331bがない場合にも、図7に示すシミ
ュレーション結果と同様の結果が得られるので、被覆層
331bは省略してもよい。また、図7のシミュレーシ
ョン結果は、L1層側から光を入射した場合の結果であ
るが、被覆層331b側から光を入射した場合にも同様
の結果が得られる。
【0050】反射膜332も、図5に示す偏光分離膜3
31と同じように、第1の透光体または第2の透光体3
34上に積層された誘電体多層膜であり、2種類の材質
が交互に積層されて形成されている。
【0051】図8は、反射膜332の各層の膜厚を示す
説明図である。図8の構成では、L層の材質として屈折
率がほぼ1.44であるSiO2が用いられており、H
層の材質として屈折率がほぼ2.266であるTiO2
が用いられている。また、第1の透光体333上に、L
1,H2,L3,H4,…H30,L31の順に31層
が積層されている。なお、図4で説明した製造例の場合
には、第2の透光体334上に積層されている。
【0052】図9は、図8の構成を有する反射膜332
を用いた場合のs偏光光の反射特性のシミュレーション
結果を示すグラフである。図9に示すように、図6
(B)の構成を有する反射膜332を用いた場合には、
400〜700nmの可視領域で、入射角約45度のs
偏光光の反射率を99.8%以上とすることができる。
なお、この反射膜332においても、L1層側から光を
入射した場合でも、L31層側から光を入射した場合で
も、同様のシミュレーション結果が得られる。
【0053】ところで、上述の製造方法で説明したよう
に、偏光変換素子320の各透光体333,334に相
当する第1と第2の透光性板材321,322の貼り合
わせは光学接着剤327によって行われ、この光学接着
剤327は、図3に示すように、偏光分離膜331や反
射膜332を介して光学接着剤327に紫外光を照射す
ることによって硬化される。従って、偏光分離膜331
や反射膜332は、紫外光を透過することが好ましい。
特に、貼り合わせに要する時間を短縮化するためには、
より多くの紫外光を透過することが好ましい。
【0054】図10は、波長300〜400nmの範囲
(紫外領域)における偏光分離膜331の光学特性のシ
ミュレーション結果を示すグラフである。図10の太線
は、偏光分離膜331が第1の透光性板材321と第2
の透光性板材322に挟まれている状態(以下、「状態
1」と呼ぶ)の透過率を示し、細線は、偏光分離膜の一
方が空気に接している状態(以下、「状態2」と呼ぶ)
の透過率を示している。ここで、状態1と状態2の2種
類の特性を示しているのは、以下の理由による。図3に
示したように、第1の透光性板材321と第2の透光性
板材322との貼り合わせにおいて、偏光分離膜や反射
膜は、第1の透光性板材321と第2の透光性板材32
2に挟めれている場合や、一方が空気の場合が発生す
る。膜の透過特性は、界面の媒質によって変化する。こ
のため、図10には、状態1と状態2の2種類の状態の
特性を示している。
【0055】図10からわかるように、波長300〜4
00nmの範囲における光が入射角約0度で入射した場
合の透過率は、状態1で18.7%以上であり、状態2
で19.9%以上である。特に、波長365±30nm
の範囲では、状態1で45.8%以上であり、状態2で
47.6%以上である。
【0056】図11は、波長300〜400nmの範囲
における反射膜332の光学特性のシミュレーション結
果を示すグラフである。図11の太線は、反射膜332
が第1の透光性板材321と第2の透光性板材322に
挟まれている状態(以下、「状態3」と呼ぶ)の透過率
を示し、細線は、偏光分離膜の一方が空気に接している
状態(以下、「状態4」と呼ぶ)の透過率を示してい
る。
【0057】反射膜332に、波長300〜700nm
の範囲における光が入射角約0度で入射した場合の透過
率は、状態3で28.5%以上であり、状態4で19.
7%以上である。特に、波長365±30nmの範囲で
は、状態3で71.0%以上であり、状態4で65.5
%以上である。
【0058】図12は、従来の偏光変換素子に用いられ
ている偏光分離膜や反射膜の比較例の構成を示してい
る。なお、比較例の偏光分離膜および反射膜は、図12
に示すように、上記実施例による偏光分離膜331およ
び反射膜332と比べて、各層の膜厚が異なっている点
を除いて同じである。
【0059】図13は、比較例の偏光分離膜の波長40
0〜700nmの範囲(可視領域)における光学特性の
シミュレーション結果を示すグラフである。図14は、
波長300〜400nmの範囲(紫外領域)における光
学特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
【0060】比較例の偏光分離膜は、図13に示すよう
に可視領域でp偏光光の透過率が96.1%以上であ
り、また、s偏光光の反射率も97.0%以上となって
いる。一方、図7に示したように、上記本実施例による
偏光分離膜331は、可視領域において、p偏光光の透
過率が99.2%以上であり、s偏光光の反射率も9
8.1%以上となっている。従って、上記本実施例によ
る偏光分離膜331は、可視領域において比較例の偏光
分離膜と比べて同等以上の透過/反射特性を有してる。
従って、従来と同様に、高効率で可視領域のp偏光光を
透過しs偏光光を反射する偏光分離素子を構成すること
ができる。
【0061】また、比較例の偏光分離膜は、図14に示
すように、波長300〜700nmの範囲(紫外領域)
における光の透過率は、状態1で10.3%以上であ
り、状態2で8.4%以上である。特に、波長365±
30nmの範囲でも、状態1で26.3%以上であり、
状態2で18.3%以上である。
【0062】一方、図10に示したように、上記本実施
例による偏光分離膜331の光の透過率は、波長300
〜400nmの範囲において、状態1で18.7%以上
であり、状態2で19.9%以上である。特に、波長3
65±30nmの範囲では、状態1で45.8%以上で
あり、状態2で47.6%以上である。従って、上記本
実施例による偏光分離膜331は、波長300〜400
nmの範囲において、比較例の偏光分離膜と比べて、状
態1で1.8倍以上、状態2で1.7倍以上の透過率を
有していることがわかる。特に、波長365±30nm
の範囲において、状態1で2.3倍以上、状態2で2.
6倍以上の透過率を有していることがわかる。すなわ
ち、本実施例による偏光分離膜331は、比較例の偏光
分離膜に比べて、紫外領域における光の透過率が優れて
いる。
【0063】以上の説明からわかるように、本実施例に
よる偏光分離膜331を用いた場合には、上述した偏光
分離素子の製造における透光性板材の貼り合わせ工程に
おいて、光学接着剤327を硬化するために要する時間
を短縮することができる。これにより、偏光変換素子の
製造に要する工数の削減を図ることができる。
【0064】図15は、比較例の反射膜の波長400〜
700nmの範囲(可視領域)における光学特性のシミ
ュレーション結果を示すグラフである。また、図16
は、波長300〜400nmの範囲(紫外領域)におけ
る光学特性のシミュレーション結果を示すグラフであ
る。
【0065】比較例の反射膜は、図15に示すように可
視領域でs偏光光の反射率が98.9%以上となってい
る。一方、図9に示したように、上記本実施例による反
射膜332は、可視領域において、s偏光光の反射率が
99.8%以上となっている。従って、上記本実施例に
よる反射膜332は、可視領域において比較例の反射膜
と比べて同等以上の反射特性を有してる。従って、従来
と同様に、高効率で可視領域のs偏光光を反射する偏光
分離素子を構成することができる。
【0066】また、比較例の反射膜は、図16に示すよ
うに、波長300〜400nmの範囲における紫外光の
透過率が、状態3で15.4%以上であり、状態4で1
1.1%以上であり、波長365±30nmの範囲でも
同じである。
【0067】一方、波長300〜400nmの範囲にお
いて、上記本実施例による反射膜332の光の透過率
は、図11に示すように、状態3で28.5%以上であ
り、状態4で19.7%以上である。特に、波長365
±30nmの範囲では、状態3で71.0%以上であ
り、状態4で65.5%以上である。従って、上記本実
施例による反射膜332は、波長300〜400nmの
範囲において、比較例の反射膜と比べ状態3で1.8倍
以上、状態4で1.7倍以上の透過率を有していること
がわかる。特に、波長365±30nmの範囲におい
て、状態3で4.6倍以上、状態4で5.9倍以上の透
過率を有していることがわかる。すなわち、本実施例に
よる反射膜332は、比較例の反射膜に比べて、紫外領
域における光の透過率が優れている。
【0068】従って、本実施例によるを反射膜332を
用いた場合には、上述した偏光分離素子の製造における
透光性板材の貼り合わせ工程において、光学接着剤32
7を硬化するために要する時間を短縮することができ
る。これにより、偏光変換素子の製造に要する工数の削
減を図ることができる。
【0069】以上説明したように、上記実施例の偏光変
換素子320は、可視領域における通常の反射や透過の
特性を従来と同等以上に確保しつつ、紫外領域の透過特
性を従来よりも高めているので、製造時に要する透光性
板材の貼り合わせ工程の時間を短縮することができる。
これにより、偏光変換素子の製造に要する工数の削減を
図ることができる。
【0070】図17は、反射膜332の他の構成を示す
説明図である。図17の構成では、L層の材質として屈
折率がほぼ1.44であるSiO2が用いられており、
H層の材質として屈折率がほぼ2.18であるTa25
が用いられている。図17の構成を有する反射膜332
Aでは、第1の透光体333または第2の透光体334
上に、L1,H2,L3,H4,…H30,L31の順
に31層が積層されている。
【0071】図18は、図17の構成を有する反射膜3
32Aを用いた場合のs偏光光の反射特性のシミュレー
ション結果を示すグラフである。図18に示すように、
反射膜332Aを用いた場合には、波長400〜700
nmの可視領域におけるs偏光光の反射率は、98.9
%以上と、比較例の反射膜の反射率と同等の特性を得る
ことができる。
【0072】図19は、波長300〜400nmの範囲
における反射膜332Aの光学特性のシミュレーション
結果を示すグラフである。波長300〜700nmの範
囲における透過率は、状態3で16.6%以上であり、
状態4で11.6%以上である。特に、波長365±3
0nmの範囲では、状態3で75.7%以上であり、状
態4で67.4%以上である。従って、この反射膜33
2Aは、波長300〜400nmの範囲において、比較
例の反射膜と比べて状態3で1.07倍以上、状態4で
1.04倍以上の透過率を有していることがわかる。特
に、波長365±30nmの範囲において、状態3で
4.9倍以上、状態4で6.0倍以上の透過率を有して
いることがわかる。この反射膜332Aにおいても反射
膜332(図11)とほぼ同等の紫外領域における透過
特性を得ることができる。
【0073】従って、この反射膜332Aも、比較例の
反射膜に比べて、紫外領域における光の透過率が優れて
おり、上述した透光性板材の貼り合わせ工程において、
光学接着剤327を硬化するために要する時間を短縮す
ることができる。これにより、偏光変換素子の製造に要
する工数の削減を図ることができる。
【0074】なお、反射膜332Aの形成に用いられて
いる材質Ta25は、反射膜332の形成に用いられて
いる材質TiO2に比べて光の吸収度を小さくすること
ができるので、紫外領域の光の透過率を確保しつつ、可
視領域におけるs偏光光の反射率を確保する反射膜の形
成がしやすいという利点がある。
【0075】D.投写型表示装置の構成:図20は、本
発明の偏光変換素子を備えた投写型表示装置の要部を示
す概略構成図である。この投写型表示装置800は、偏
光照明装置50と、ダイクロイックミラー801,80
4と、反射ミラー802と、リレーレンズ806,80
8,810と、3枚の液晶ライトバルブ803,80
5,811と、クロスダイクロイックプリズム813
と、投写レンズ814とを備えている。
【0076】偏光照明装置50は、光源部60と、偏光
発生装置70とを備えている。光源部60は、s偏光成
分とp偏光成分とを含む非偏光な光を射出する。光源部
60から射出された光は、偏光発生装置70によって偏
光方向がほぼ揃った一種類の直線偏光光(本実施例で
は、s偏光光)に変換されて、照明領域を照明する。な
お、3つの液晶ライトバルブ803,805,811が
この照明領域に相当する。
【0077】偏光発生装置70は、第1の光学要素20
0と、第2の光学要素600とを備えている。第1の光
学要素200は、矩形状の輪郭を有する小レンズ201
が、マトリクス状に配列されたレンズアレイである。第
2の光学要素600(図7)は、光学素子300と射出
側レンズ390とを備えている。
【0078】光学素子300は、集光レンズアレイ31
0と、2つの偏光変換素子320a,320bとを備え
ている。集光レンズアレイ310は、第1の光学要素2
00と同じ構成のレンズアレイであり、第1の光学要素
200と相対する向きに配置される。集光レンズアレイ
310は、第1の光学要素200とともに、各小レンズ
201で分割された複数の部分光線束をそれぞれ集光
し、偏光変換素子320a,bの入射領域に導く機能を
有している。偏光変換素子320a,320bは、本発
明の偏光変換素子320(図1)を、それぞれの偏光分
離膜331および反射膜332が、光軸を挟んで対称に
向かい合うように配置したものである。したがって、光
源部60から射出された光線束は、偏光発生装置70に
よってほぼ一種類の直線偏光光(本実施例では、s偏光
光)に変換される。
【0079】射出側レンズ390は、光学素子300か
ら射出される複数の部分光線束の各々を各液晶ライトバ
ルブ803,805,811上に重畳させる機能を有し
ている。
【0080】偏光照明装置50から射出された光は、色
光分離光学系としてのダイクロイックミラー801,8
04によって、赤、緑、青の3色の色光に分離される。
分離された各色光は、各色光用の液晶ライトバルブ80
3,805,811において、与えられた画像情報(画
像信号)に従って変調される。これらの液晶ライトバル
ブ803,805,811が本発明の光変調装置に相当
する。液晶ライトバルブ803,805,811におい
て変調された各色光は、色光合成光学系としてのクロス
ダイクロイックプリズム813で合成され、投写光学系
としての投写レンズ814によってスクリーン815上
に投写される。これにより、スクリーン815上にカラ
ー画像が表示されることとなる。なお、図7に示すよう
な投写型表示装置の各部の構成および機能については、
例えば、本出願人によって開示された特開平10−17
7151号公報に詳述されているので、本明細書では説
明を省略する。
【0081】本投写型表示装置800の偏光照明装置5
0には、本発明の製造方法によって作製された偏光変換
素子320a,320bが用いられているので、偏光照
明装置50に入射される光源部60からの光は、高効率
で所望の直線偏光光(本実施例では、s偏光光)に変換
されて射出される。したがって、このような偏光変換素
子320a,320bを備える投写型表示装置において
は、スクリーン815上に投写される画像の輝度を高め
ることが可能となる。また、このような偏光変換素子3
20a,320bは、比較例の偏光変換素子に比べて製
造工数を低減することができるので、投写型表示装置全
体の製造工数の低減を図ることができる。
【0082】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0083】(1)本実施例においては、偏光分離膜3
31および反射膜332として、双方とも、本発明によ
る誘電体多層膜を用いているが、どちらか一方のみに本
発明による誘電体多層膜を用いるようにしてもよい。す
なわち、偏光分離膜331のみを本発明による誘電体多
層膜としてもよいし、反射膜332のみを本発明による
誘電体多層膜としてもよい。
【0084】(2)本発明による偏光照明装置は、図2
0に示す投写型表示装置に限らず、これ以外の種々の装
置に適用することが可能である。例えば、カラー画像で
なく、白黒画像を投写する投写型表示装置にも本発明に
よる偏光照明装置を適用することができる。この場合に
は、図20の装置において、液晶ライトバルブが1枚で
済み、また、光を3色に分離する色光分離光学系と、3
色の光を合成する色光合成光学系とを省略できる。さら
に、ライトバルブを1つしか用いない投写型カラー表示
装置にも本発明を適用することができる。また、反射型
のライトバルブを用いる投写型表示装置やリア型表示装
置等の偏光照明光を利用する画像表示装置にも適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による偏光変換素子320の一例を示
す説明図である。
【図2】偏光分離素子330の製造例を示す説明図であ
る。
【図3】第1の透光性板材321と第2の透光性板材3
22との貼り合わせについて示す説明図である。
【図4】偏光分離素子330の他の製造例を示す説明図
である。
【図5】偏光分離膜331の部分を拡大して示す断面図
である。
【図6】図5の偏光分離膜331の各層の膜厚を示す説
明図である。
【図7】図6の構成を有する偏光分離膜331の光学特
性のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図8】反射膜332の各層の膜厚を示す説明図であ
る。
【図9】図8の構成を有する反射膜332を用いた場合
のs偏光光の反射特性のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図10】波長300〜400nmの範囲(紫外領域)
における偏光分離膜331の光学特性のシミュレーショ
ン結果を示すグラフである。
【図11】波長300〜400nmの範囲における反射
膜332の光学特性のシミュレーション結果を示すグラ
フである。
【図12】従来の偏光変換素子に用いられている偏光分
離膜や反射膜の比較例の構成を示す説明図である。
【図13】比較例の偏光分離膜の波長400〜700n
mの範囲における光学特性のシミュレーション結果を示
すグラフである。
【図14】波長300〜400nmの範囲における光学
特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図15】比較例の反射膜の波長400〜700nmの
範囲における光学特性のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図16】波長300〜400nmの範囲における光学
特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図17】反射膜332の他の構成を示す説明図であ
る。
【図18】図17の構成を有する反射膜332Aを用い
た場合のs偏光光の反射特性のシミュレーション結果を
示すグラフである。
【図19】波長300〜400nmの範囲における反射
膜332Aの光学特性のシミュレーション結果を示すグ
ラフである。
【図20】本発明の偏光変換素子を備えた投写型表示装
置の要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
50…偏光照明装置 60…光源部 70…偏光発生装置 200…第1の光学要素 201…小レンズ 300…光学素子 310…集光レンズアレイ 320…偏光変換素子 320a,320b…偏光変換素子 321…第1の透光性板材 322…第2の透光性板材 322a…第3の透光性板材 322b…第4の透光性板材 327…光学接着剤 330…偏光分離素子 331…偏光分離膜 331a…多層構造部 331b…多層構造部 331b…被覆層 332…反射膜 332A…反射膜 333…第1の透光体 334…第2の透光体 334a…第3の透光体 334b…第4の透光体 340…複合板材 340a…複合板材 390…射出側レンズ 600…第2の光学要素 800…投写型表示装置 801,804…ダイクロイックミラー 802…反射ミラー 803,805,811…液晶ライトバルブ 806,808,810…リレーレンズ 813…クロスダイクロイックプリズム 814…投写レンズ 815…スクリーン

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射された非偏光な光を所定の偏光光に
    変換するための偏光変換素子の製造方法であって、
    (a)複数枚の第1の透光性板材を準備する工程と、
    (b)複数枚の第2の透光性板材を準備する工程と、
    (c)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
    2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せたと仮定し
    たときに、複数の偏光分離膜および複数の反射膜が各透
    光性板材の各界面に交互に配置されるように、前記第1
    または第2の透光性板材の一部の表面上に前記複数の偏
    光分離膜および前記複数の反射膜を形成する工程と、
    (d)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
    2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せて、前記複
    数の偏光分離膜および前記複数の反射膜が各透光性板材
    の各界面に交互に設けられた複合板材を作製する工程
    と、(e)前記複合板材を前記複合板材の平面に対して
    所定の角度を有する平面に平行な切断面で切断して、前
    記切断面に平行な光入射面と光射出面とを有する透光性
    ブロックを作製する工程と、を有し、 前記工程(d)は、前記偏光分離膜の透過率が、前記偏
    光分離膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定波
    長領域の紫外光に関して約40%以上となるように、偏
    光分離膜を形成する工程を含む、 偏光変換素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏光変換素子の製造方法
    であって、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の製造方法
    であって前記偏光分離膜を形成する工程は、 前記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率を有
    する第1の層と、より大きい屈折率を有する第2の層と
    を交互に積層させた多層構造部を形成する工程を含み、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記偏光分離膜の前記第1の層はMgF2で形成されて
    おり、前記第2の層はMgOで形成されている、 偏光変換素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の偏光変換素子であって、 前記工程(d)は、前記反射膜の透過率が、前記反射膜
    の膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長領域の
    紫外光に関して約40%以上となるように、前記反射膜
    を形成する工程を含む、 偏光変換素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の偏光変換素子の製造方法
    であって、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の偏光変換
    素子の製造方法であって、 前記反射膜を形成する工程は、 前記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率を有
    する第3の層と、より大きい屈折率を有する第4の層と
    を交互に積層させた多層構造部を形成する工程を含み、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記反射膜の前記第3の層はSiO2で形成されてお
    り、前記第4の層はTiO2またはTa25で形成され
    ている、 偏光変換素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 入射された非偏光な光を所定の偏光光に
    変換するための偏光変換素子の製造方法であって、
    (a)複数枚の第1の透光性板材を準備する工程と、
    (b)複数枚の第2の透光性板材を準備する工程と、
    (c)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
    2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せたと仮定し
    たときに、複数の偏光分離膜および複数の反射膜が各透
    光性板材の各界面に交互に配置されるように、前記第1
    または第2の透光性板材の一部の表面上に前記複数の偏
    光分離膜および前記複数の反射膜を形成する工程と、
    (d)前記複数枚の第1の透光性板材と前記複数枚の第
    2の透光性板材とを交互に配列して貼り合せて、前記複
    数の偏光分離膜および前記複数の反射膜が各透光性板材
    の各界面に交互に設けられた複合板材を作製する工程
    と、(e)前記複合板材を前記複合板材の平面に対して
    所定の角度を有する平面に平行な切断面で切断して、前
    記切断面に平行な光入射面と光射出面とを有する透光性
    ブロックを作製する工程と、を有し、 前記工程(d)は、形成された反射膜の透過率が、前記
    反射膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定波長
    領域の紫外光に関して約40%以上となるように、前記
    反射膜を形成する工程を含む、 偏光変換素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の偏光変換素子の製造方法
    であって、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の偏光変換
    素子の製造方法であって、 前記反射膜を形成する工程は、 前記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率を有
    する第3の層と、より大きい屈折率を有する第4の層と
    を交互に積層させた多層構造部を形成する工程を含み、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記反射膜の前記第3の層はSiO2で形成されてお
    り、前記第4の層はTiO2またはTa25で形成され
    ている、 偏光変換素子の製造方法。
  10. 【請求項10】 入射された非偏光な光を所定の偏光光
    に変換するための偏光変換素子であって、 所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、 前記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分
    離膜と複数の反射膜と、を備え、 前記偏光分離膜は、前記偏光分離膜の膜面に対して入射
    角約0度で入射する特定波長領域の紫外光の透過率が約
    40%以上である、 偏光変換素子。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の偏光変換素子であっ
    て、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11記載の偏
    光変換素子であって、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記偏光分離膜は、前記透光体の屈折率に比較して、よ
    り小さい屈折率を有する第1の層と、より大きい屈折率
    を有する第2の層とを交互に積層させた多層構造部を有
    し、 前記偏光分離膜の前記第1の層はMgF2で形成されて
    おり、前記第2の層はMgOで形成されている、 偏光変換素子。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし請求項12のいずれ
    かに記載の偏光変換素子であって、 前記反射膜は、前記反射膜の膜面に対して入射角約0度
    で入射する特定波長領域の紫外光の透過率が約40%以
    上である、 偏光変換素子。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の偏光変換素子であっ
    て、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子。
  15. 【請求項15】 請求項13または請求項14記載の偏
    光変換素子であって、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記反射膜は、前記透光体の屈折率に比較して、より小
    さい屈折率を有する第3の層と、より大きい屈折率を有
    する第4の層とを交互に積層させた多層構造部を有し、 前記反射膜の前記第3の層はSiO2で形成されてお
    り、前記第4の層はTiO2またはTa25で形成され
    ている、偏光変換素子。
  16. 【請求項16】 入射された非偏光な光を所定の偏光光
    に変換するための偏光変換素子であって、 所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、 前記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分
    離膜と複数の反射膜と、を備え、 前記反射膜は、 前記反射膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定
    波長領域の紫外光の透過率が約40%以上である、 偏光変換素子。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の偏光変換素子であっ
    て、 前記特定波長領域は365nm±30nmの範囲であ
    る、偏光変換素子。
  18. 【請求項18】 請求項16または請求項17記載の偏
    光変換素子であって、 前記透光体は、約1.48ないし約1.58の屈折率を
    有し、 前記反射膜は、 前記透光体の屈折率に比較して、より小さい屈折率を有
    する第3の層と、より大きい屈折率を有する第4の層と
    を交互に積層させた多層構造部を有し、 前記反射膜の前記第3の層はSiO2で形成されてお
    り、前記第4の層はTiO2またはTa25で形成され
    ている、 偏光変換素子。
  19. 【請求項19】 画像を投写して表示する投写型表示装
    置であって、 非偏光な光を射出する光源部と、 前記光源部からの光を所定の偏光光に変換するための偏
    光変換素子と、 前記偏光変換素子からの射出光を与えられた画像信号に
    基づいて変調する光変調装置と、 前記光変調装置によって変調された光を投写する投写光
    学系と、を備え、 前記偏光変換素子は、 所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、 前記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分
    離膜と複数の反射膜と、を備え、 前記偏光分離膜は、前記偏光分離膜の膜面に対して入射
    角約0度で入射する特定波長領域の紫外光の透過率が約
    40%以上である、 投写型表示装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の投写型表示装置であ
    って、 前記反射膜は、前記反射膜の膜面に対して入射角約0度
    で入射する特定波長領域の紫外光の透過率が約40%以
    上である、 投写型表示装置。
  21. 【請求項21】 画像を投写して表示する投写型表示装
    置であって、 非偏光な光を射出する光源部と、 前記光源部からの光を所定の偏光光に変換するための偏
    光変換素子と、 前記偏光変換素子からの射出光を与えられた画像信号に
    基づいて変調する光変調装置と、 前記光変調装置によって変調された光を投写する投写光
    学系と、を備え、 前記偏光変換素子は、 所定の方向に沿って配列された複数の透光体と、 前記複数の透光体の間に交互に配置された複数の偏光分
    離膜と複数の反射膜と、を備え、 前記反射膜は、 前記反射膜の膜面に対して入射角約0度で入射する特定
    波長領域の紫外光の透過率が約40%以上である、 投写型表示装置。
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