JP2001018194A - 自動打抜き装置 - Google Patents

自動打抜き装置

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JP2001018194A
JP2001018194A JP11196477A JP19647799A JP2001018194A JP 2001018194 A JP2001018194 A JP 2001018194A JP 11196477 A JP11196477 A JP 11196477A JP 19647799 A JP19647799 A JP 19647799A JP 2001018194 A JP2001018194 A JP 2001018194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板状素材の高速搬送が行えると共に、打抜
き部から薄板状素材全てを確実に搬出でき、製品として
の仕上り状態に優れる打抜き加工が行え、打抜き作業全
体に亘って時間短縮が図れる自動打抜き装置を提供す
る。 【解決手段】 薄板状素材移送部30の二つの無端チェ
ーン31の相対する位置間にスクレーパバー34を架設
すると共に、このスクレーパバー34の進行方向後ろ側
に挟持部を取付け、薄板状素材50をスクレーパバー3
4の挟持部で挟持しつつ引張って搬送し、且つ下部定盤
22上に脱落したカス部を次に上下定盤間を通過する別
のスクレーパバー34で押出せることから、薄板状素材
50を安定して搬送でき、高速搬送が可能となる上、カ
ス部と製品部との間に不断裁部を設けない打抜きが行
え、製品部の仕上り具合が良好となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボールや板紙等
の薄板状素材を所定形状に打抜き加工する自動打抜き装
置に関し、特に、多数の薄板状素材に対し高速に打抜き
加工が行えると共に、不要部分を払い落した後の製品部
分の仕上り状態が良好となる自動打抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールや板紙等の薄板状素材を打抜い
て箱等の製品の展開形状である製品部を作成する自動打
抜き装置では、薄板状素材が給紙され、抜き型により展
開形状に断裁が行われて製品部を作成し(打抜き工
程)、この断裁された薄板状素材から製品部以外の不要
部分(以下、カス部)を取除く(カス払い落し工程)と
いった一連の工程が繰返し行われる構成である。こうし
た従来の自動打抜き装置の一例を図6及び図7に示す。
この図6は従来の自動打抜き装置の概略構成図、図7は
従来の自動打抜き装置における各工程での薄板状素材の
状態説明図である。
【0003】前記各図において従来の自動打抜き装置1
00は、複数の薄板状素材50を積重ね状態で保持する
と共に、複数の薄板状素材50の中から所定タイミング
で一枚ずつ後段側へ送出す給紙部110と、薄板状素材
50を上下の型で所定形状に打抜き加工する打抜き部1
20と、打抜き部120近傍に配設され、給紙部110
から送出された薄板状素材50を打抜き部120に供給
すると共に打抜いた薄板状素材50を打抜き部120か
ら搬出する薄板状素材移送部130と、打抜き部120
の後方に配設され、打抜き後の薄板状素材50からカス
部を取除くカス払い落し部140とを備える構成であ
る。
【0004】前記打抜き部120は、抜き型を取付けた
上部定盤121と、前記抜き型に対応する面板を取付け
た下部定盤122と、下部定盤122を昇降させる昇降
装置123とを備える構成であり、下部定盤122を上
部定盤121に対し上下動させて打抜き加工を行う。前
記薄板状素材移送部130は、前記打抜き部120及び
カス払い落し部140を挟む両側に配置され、所定進行
方向に循環可能な二つの無端チェーン131と、この無
端チェーン131を打抜き部の打抜き動作と同期させて
循環駆動する駆動装置(図示を省略)と、二つの無端チ
ェーン131の相対する位置間に架設され、打抜きの合
間に上下定盤間をカス払い落し部140側へ通過する複
数のグリッパバー132と、このグリッパバー132の
後部に取付けられ、薄板状素材50の先端部を着脱自在
に挟持し、グリッパバー132の移動と共に薄板状素材
50を引張る挟持部133とを備える構成である。この
薄板状素材移送部130では、駆動装置により、下部定
盤122の昇降動作に同期して無端チェーン131を正
確に運転及び停止可能な仕組みとなっており、打抜き部
120において薄板状素材50が打抜かれている間は無
端チェーン131が停止する一方、打抜き動作終了後に
は無端チェーン131及びこれに取付けたグリッパバー
132が移動して打抜いた後の薄板状素材50を打抜き
部120からカス払い落し部140に搬出すると共に、
新たに打抜き部120に薄板状素材を供給する。
【0005】前記カス払い落し部140は、前記カス部
を押圧する押圧治具(図示を省略)が移動自在かつ回動
自在にカス部の数だけ複数取付けられる矩形状の枠体1
41と、前記枠体141に対向して配設され、取除くカ
ス部の形状に対応した開口部が形成される雌型142と
を備える構成である。次に、前記構成に基づく従来の自
動打抜き装置100による打抜き動作を説明する。ま
ず、給紙部110に薄板状素材50が積重ねられて先端
位置を揃えられた後、所定位置の一枚の薄板状素材50
が打抜き部120側へ送出される。この送出された薄板
状素材50の先端部が薄板状素材移送部130の挟持部
133で挟持され、この先端部を挟持されたまま無端チ
ェーン131及びグリッパバー132の移動に伴って薄
板状素材50も打抜き部120側へ引込まれ、打抜きの
合間に打抜き部120の上下型間にセットされる。
【0006】打抜き工程は、上部定盤121に対して下
部定盤122を上昇させて薄板状素材50を断裁し打抜
くものであるが、打抜いた時点で製品部からカス部が脱
落して後の打抜きに不都合など生じないように、一部に
不断裁部を適宜形成するように実施される。打抜き後の
薄板状素材50は、無端チェーン131及びグリッパバ
ー132の移動により打抜き部120からカス払い落し
部140の雌型142の上に移送されて正確に位置決め
される。
【0007】そして、カス払い落し動作として、雌型1
42の直上に配置した枠体141を押し下げ、カス部を
上側から下方へ押圧して、不断裁部を剪断するようにし
てカス部を雌型144の開口部の中に落とし込み、これ
を取除く。この後、更に製品取りとして、挟持部133
で挟持している薄板状素材先端部と製品部とを完全に分
離し、製品部を後工程へ送出す。挟持部133で挟持し
ている残りの部分は打抜き部120側への戻り行程中に
挟持部133から離され、廃材として排出される。
【0008】上記した従来の自動打抜き装置100で
は、薄板状素材50をグリッパバー132の挟持部13
3で引張って搬送しつつ、打抜きやカス払い落しを行う
方式であることから、薄板状素材50を高速且つ安定し
て搬送でき、短時間に大量の薄板状素材を処理できる。
また、前記と異なる自動打抜き装置の他の従来例とし
て、実公平7−54188号公報に示されるものがあ
り、これを図8及び図9に示す。この図8は従来の他の
自動打抜き装置の概略構成図、図9(A)(B)は従来
の他の自動打抜き装置の要部の側面図及び縦断面図であ
る。
【0009】前記各図において従来の他の自動打抜き装
置200は、薄板状素材供給用の給紙コンベア211を
有する給紙部210と、給紙部210の後方に連設さ
れ、薄板状素材50を上下の型で所定形状に打抜き加工
する打抜き部220と、打抜き部220の側方並びに上
方に配設され、打抜いた薄板状素材50を打抜き部22
0から搬出する薄板状素材搬出部230と、打抜き部2
20の後方に配設され、打抜き後の薄板状素材50から
不要部分を取除くカス払い落し部240とを備える構成
である。
【0010】前記打抜き部220は、抜き型を取付けた
上部定盤221と、面板を取付けた下部定盤222と、
下部定盤222を昇降させる昇降装置223とを備える
構成である。なお、下部定盤222の両側面には案内用
のガイド溝224が形成されている。この打抜き部22
0と前記給紙部210との間には、昇降装置223によ
る下部定盤222の昇降動作に連動して給紙コンベア2
11を駆動させる所定の連動機構が介設され、打抜き動
作終了ごとに新たに給紙コンベア211で打抜き部22
0に薄板状素材50が供給される。
【0011】前記薄板状素材搬出部230は、打抜き部
220の両側部から上部にかけて配置され、所定進行方
向に循環可能な二つの無端チェーン231と、この無端
チェーン231を下部定盤222の昇降動作と同期して
循環駆動する駆動装置232と、二つの無端チェーン2
31の相対する位置にそれぞれ取付けられるチェーンア
タッチメント233と、このチェーンアタッチメント2
33間に架設され、打抜きの合間に上下定盤間をカス払
い落し部240側へ通過して下部定盤222上に残る薄
板状素材50をカス払い落し部240側へ押出すスクレ
ーパバー234とを備える構成である。チェーンアタッ
チメント233は、無端チェーン231との連結部分下
方に転動ローラ235を回動自在に取付けられてなり、
この転動ローラ235が下部定盤222のガイド溝22
4内を転動することで、下部定盤222の昇降動作にチ
ェーンアタッチメント233を連動させ、チェーンアタ
ッチメント233の上下のがたつきをなくし、移動する
スクレーパバー234と下部定盤222との隙間を一定
に保つ仕組みである。
【0012】また、薄板状素材搬出部230では、駆動
装置232により、下部定盤222の昇降動作に同期し
て無端チェーン231を正確に運転及び停止可能な仕組
みとなっており、打抜き部220において薄板状素材5
0が打抜かれている間は無端チェーン231が停止する
一方、打抜き終了後には無端チェーン231及びこれに
取付けたスクレーパバー234が移動し、打抜いた後の
薄板状素材50を打抜き部220からカス払い落し部2
40に搬出する。
【0013】前記カス払い落し部240は、打抜き部か
ら搬出される薄板状素材50をさらに後工程側に移送す
る移送コンベア241と、移送コンベア241の後側に
配設される払い落し用コンベア242とを備える構成で
ある。この払い落し用コンベア242は、横方向に位置
調整可能且つ回動自在に配設される複数のプーリ243
と、このプーリ243に支持されて循環駆動される無端
ベルト244と、無端ベルト244に揺動運動を与える
カス払い落しローラ245とを備え、打抜き後の薄板状
素材50における不要部分の位置、形状、大きさを考慮
して無端ベルト244の位置を横方向に調整して、効率
的に薄板状部材50から不要部分を取除く仕組みであ
る。
【0014】次に、前記構成に基づく従来の他の自動打
抜き装置200による打抜き動作を説明する。まず、給
紙部210の給紙コンベア211で薄板状素材50が一
枚ずつ打抜き部220側へ送出され、打抜きの合間に打
抜き部220の上下型間にセットされる。そして、この
打抜き部220にセットされた薄板状素材50の後端部
に薄板状素材搬出部230のスクレーパバー234が当
接した状態となる。
【0015】打抜き工程は、断裁部分が完全に分離する
ように実施され、上部定盤221に対して下部定盤22
2を上昇させて薄板状素材を打抜く。打抜き後、無端チ
ェーン231及びスクレーパバー234の移動に伴って
薄板状素材50及び脱落したカス部がカス払い落し部2
40側へ押出される。断裁後の薄板状素材50が移送コ
ンベア241で払い落し用コンベア242の上に移送さ
れた後、カス払い落し動作として、カス払い落しローラ
245を駆動して、無端ベルト244を揺動させてカス
部を製品部から完全に分離して取除く。カス部と完全に
分離された製品部は後工程へ送出される。
【0016】上記した従来の他の自動打抜き装置200
では、下部定盤222との隙間を一定に保ちながら移動
するスクレーパバー234で打抜き後の薄板状素材50
全てを下部定盤222上から排出できることから、打抜
き工程で製品部とカス部とが完全に分離するように断裁
でき、製品部の仕上り状態が優れることとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動打抜き装置
は以上のように構成されており、前記した従来前者の場
合、薄板状素材50の高速搬送が行えるものの、打抜か
れた製品部とカス部とが搬出中に分離して次の打抜きに
悪影響を与えないようにするため、断裁されない細い線
状の不断裁部を入れる必要があった。この不断裁部は、
薄板状素材50を打抜き部120から高速で搬出しよう
とすればするほど、多く入れる必要があるが、搬出後に
製品部とカス部とを分離する際、その不断裁部が破れた
状態となるため、製品部の仕上り状態に難があるという
課題を有していた。
【0018】また、製品部とカス部とを分離するカス払
い落し部140で、カス部を押圧して製品部から分離し
ているが、カス部を押圧する部分がカス部のみに当接す
るよう、各押圧治具の位置調整を正確に行う必要があ
り、調整に非常に手間がかかると共に、打抜き形状を変
える都度、調整を繰返すこととなり、こうした調整作業
に時間がかかるため、多品種の打抜きには適さないとい
う課題を有した。
【0019】一方、前記した従来後者の場合、打抜かれ
た薄板状素材50を押出して搬出するため、打抜き部2
20で薄板状素材50からの脱落部分が生じた場合でも
まとめて確実に排出でき、また、打抜き部220で薄板
状素材50から完全にカス部を分離可能に断裁でき、製
品としての仕上り具合もよくなるが、薄板状素材50の
搬送の高速化を図ると、スクレーパバー234で押され
る薄板状素材50の挙動が不安定となり、カス払い落し
部240における位置合せが困難になることから、高速
化が困難で、高速・大量打抜きには適さないという課題
を有した。
【0020】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、薄板状素材の高速搬送が行えると共に、打抜
き部から打抜き後の薄板状素材全てを確実に搬出でき、
製品としての仕上り状態に優れる打抜き加工が行え、打
抜き作業全体に亘って時間短縮が図れる自動打抜き装置
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動打抜き
装置は、薄板状素材を一枚ずつ後段側へ断続的に送出す
給紙部と、薄板状素材を上型で所定形状に打抜く打抜き
部と、打抜き部近傍に配設され、前記給紙部から送出さ
れた薄板状素材を打抜き部に供給すると共に打抜き部か
ら薄板状素材を搬出する薄板状素材移送部と、打抜き部
の後方に配設され、打抜いた薄板状素材から不要部分を
取除くカス払い落し部とを備える自動打抜き装置におい
て、前記薄板状素材移送部が、前記打抜き部及びカス払
い落し部を挟む両側に配置され、所定進行方向に循環可
能な二つの無端チェーンと、当該無端チェーンを打抜き
部の打抜き動作と同期させて循環駆動する駆動装置と、
二つの無端チェーンの相対する位置間に架設され、打抜
きの合間に打抜き部の上下型間をカス払い落し部側へ通
過して下型上面に残る薄板状素材の脱落部分をカス払い
落し部側へ押出すスクレーパバーと、当該スクレーパバ
ーの進行方向後側に取付けられ、薄板状素材の先端部を
着脱自在に挟持し、スクレーパバーの移動と共に薄板状
素材を引張る挟持部とを備えるものである。このように
本発明においては、薄板状素材移送部の二つの無端チェ
ーンの相対する位置間にスクレーパバーを架設すると共
に、このスクレーパバーの進行方向後ろ側に挟持部を取
付け、打抜き後の薄板状素材を挟持部で挟持しつつスク
レーパバーごと引張って搬送し、且つ下型上に脱落した
カス部を次に上下型間を通過する別のスクレーパバーで
押出すことにより、スクレーパバーによる引張りで薄板
状素材を安定して搬送でき、高速搬送が可能となる上、
カス部が上下型間に残っても確実に排出でき、カス部と
製品部との間に不断裁部が不要となり、カス部を分離し
た後の製品部の仕上り具合が良好となる。
【0022】また、本発明に係る自動打抜き装置は必要
に応じて、前記スクレーパバーが前記打抜き部の上下型
間を通過する間、スクレーパバーの少なくとも下端部を
前記下型の上下方向位置変化に追随させて下型上面と所
定間隔を維持するよう案内する案内手段を備えるもので
ある。このように本発明においては、スクレーパバーの
少なくとも下端部を案内する案内手段を配設し、移動す
るスクレーパバーの下端部と下型との隙間を一定に保つ
ことにより、下型を動かしている間でも確実に下型上面
に沿って所定間隔でスクレーパバー下端部を移動させて
カス部を押出して排出でき、下型を停止させてからスク
レーパバーを移動させる必要もなく、打抜き後からスク
レーパバー移動にかけての各工程が連続的に行え、作業
時間を短縮してさらに作業全体の高速化が図れる。
【0023】また、本発明に係る自動打抜き装置は必要
に応じて、前記案内手段として、前記下型の両側で下型
と一体に水平方向に配設される所定幅のガイド部を備え
ると共に、前記スクレーパバーが、両端部に前記ガイド
部に対し水平方向移動自在且つ上下方向移動不能状態で
係合する被案内部を一体に配設されてなり、前記スクレ
ーパバーが上下型間を通過する間、前記被案内部がガイ
ド部と係合し、下型の上下方向位置変化にスクレーパバ
ー全体を追随させるものである。このように本発明にお
いては、案内手段として下型の両側にガイド部を配設す
ると共に、スクレーパバー両端部に前記ガイド部に係合
する被案内部を配設し、ガイド部に被案内部を係合させ
て案内させ、スクレーパバー全体を下型の上下方向位置
変化に追随させて上下動させることにより、下型を動か
している間でも確実に下型上面に沿ってスクレーパバー
を移動させてカス部を排出でき、打抜き後からスクレー
パバー移動にかけての各工程が連続的に行え、作業時間
を短縮してさらに高速化が図れる。
【0024】また、本発明に係る自動打抜き装置は必要
に応じて、前記ガイド部が、前記下型両側で水平方向に
延伸する所定幅の溝部として形成されると共に、前記ス
クレーパバーの被案内部が、スクレーパバー両端の無端
チェーンとの連結部分下部に下型側へ突出して配設さ
れ、スクレーパバー進行方向及び上下方向に直交する軸
を中心に回動自在な案内用ローラとして形成されてな
り、前記スクレーパバーが上下型間を通過する間、前記
案内用ローラがガイド部内を転動しつつ通るものであ
る。このように本発明においては、案内手段としてのガ
イド部が溝状に形成されると共に、ガイド部に係合する
被案内部が回動自在な案内用ローラとされ、溝内を案内
用ローラが転がり接触しながら進んでスクレーパバー全
体が下型の上下方向位置変化に追随して上下に動くこと
により、確実に下型上面に沿ってスクレーパバーを移動
させてカス部を排出でき、さらなる高速化が図れると共
に、溝内を案内用ローラがスムーズに進んで接触抵抗を
小さくすることができ、スクレーパバーを動かす無端チ
ェーンの駆動における負荷が抑えられる。
【0025】また、本発明に係る自動打抜き装置は必要
に応じて、前記案内手段として、下型側方を通る無端チ
ェーンの所定部位を下型の上下方向位置変化に追随させ
て下型との相対高さ関係を変えないよう案内する所定形
状のチェーンガイドを備え、前記スクレーパバーが上下
型間を通過する間、前記無端チェーンがチェーンガイド
に沿って進み、下型の上下方向位置変化にスクレーパバ
ー全体を追随させるものである。このように本発明にお
いては、無端チェーンの所定部位を下型に追随させて下
型との相対高さ関係を変えないよう案内するチェーンガ
イドが配設され、チェーンガイドによって無端チェーン
を案内することでスクレーパバー全体が下型の上下方向
位置変化に追随して上下に動くことにより、下型を動か
している間でも確実に下型上面に沿ってスクレーパバー
を移動させてカス部を排出でき、打抜き後からスクレー
パバー移動にかけての各工程が連続的に行え、作業時間
を短縮してさらに高速化が図れる。
【0026】また、本発明に係る自動打抜き装置は必要
に応じて、前記カス払い落し部が、横方向に位置調整可
能に配設される回動自在な複数のプーリと、当該プーリ
に支持され、上側が打抜き部側から前方側へ進行し且つ
下側が打抜き部側へ戻る方向に進行する向きで循環駆動
される複数の無端ベルトと、前記プーリ及び無端ベルト
と一体に横方向に移動可能且つ回動自在に配設され、無
端ベルトに上下震動運動を与えるカス払い落しローラと
を備えるものである。このように本発明においては、カ
ス払い落し部としてプーリに支持されて循環駆動される
無端ベルト、及び無端ベルトに上下震動運動を与えるカ
ス払い落しローラを有してなり、無端ベルトにカス払い
落しローラで震動を与え、無端ベルト上の薄板状素材に
震動を伝え、不要部分を脱落させることにより、簡略な
構造でカス部を製品部と分離することができると共に、
打抜きパターンの変化に対応してカス払い落し部各部の
位置調整を行う場合に、横方向への位置調整のみで調整
作業も容易且つ短時間に行え、打抜きパターンが何度も
変る場合でも調整作業に費やす時間を短縮でき、作業能
率を向上させられ、多品種の打抜きも問題なく行える。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る自動打抜き装置を図1〜図5に基づいて説明する。こ
の図1(A)(B)は本実施の形態に係る自動打抜き装
置の打抜き前半動作説明図、図2(A)(B)は本実施
の形態に係る自動打抜き装置の打抜き後半動作説明図、
図3(A)(B)(C)は本実施の形態に係る自動打抜
き装置の要部の平面図、側面図、及び縦断面図、図4
(A)(B)(C)は本実施の形態に係る自動打抜き装
置の案内用ローラのガイド溝進入状態説明図、図5
(A)(B)(C)は本実施の形態に係る自動打抜き装
置の案内用ローラのガイド溝離脱状態説明図である。
【0028】前記各図において、本実施形態に係る自動
打抜き装置1は、薄板状素材50供給用の給紙コンベア
10と、薄板状素材50を上下の型で所定形状に断裁し
て打抜き加工する打抜き部20と、打抜き部20近傍に
配設され、給紙コンベア10から送出された薄板状素材
50を打抜き部20に供給すると共に打抜いた薄板状素
材50を打抜き部20から搬出する薄板状素材移送部3
0と、打抜き部20の後方に配設され、断裁後の薄板状
素材50から不要部分を取除くカス払い落し部40とを
備える構成である。
【0029】前記打抜き部20は、抜き型を取付けた上
部定盤21と、前記抜き型に対応する下型としての面板
を取付けた下部定盤22と、下部定盤22を昇降させる
昇降装置23とを備える構成である。なお、下部定盤2
2の両側面には前記案内手段としてのガイド溝24が形
成されている(図4、図5参照)。前記薄板状素材移送
部30は、前記打抜き部20及びカス払い落し部40を
挟む両側に配置され、所定進行方向に循環可能な二つの
無端チェーン31と、この無端チェーン31を打抜き部
20の打抜き動作と同期させて循環駆動する駆動装置3
2と、二つの無端チェーン31の相対する位置にそれぞ
れ取付けられる複数のチェーン継手部33と、相対する
チェーン継手部33間に架設され、打抜きの合間に上下
定盤間をカス払い落し部40側へ通過して下部定盤22
上に残る薄板状素材50のカス部をカス払い落し部40
側へ押出すスクレーパバー34と、このスクレーパバー
34の後部に取付けられ、薄板状素材50の先端部を着
脱自在に挟持し、スクレーパバー34の移動と共に薄板
状素材50を引張る挟持部35とを備える構成である。
【0030】前記チェーン継手部33は、無端チェーン
31との連結部分下方に案内用ローラ36を回動自在に
取付けられてなり、この案内用ローラ36が下部定盤2
2のガイド溝24内を転動しつつ進むことで、下部定盤
22の昇降動作にチェーン継手部33を連動させ、チェ
ーン継手部33の上下のがたつきをなくし、移動するス
クレーパバー34と下部定盤22との隙間を一定に保つ
仕組みである(図3参照)。
【0031】また、この薄板状素材移送部30では、駆
動装置32により、下部定盤22の昇降動作に同期して
無端チェーン31を正確に運転及び停止可能な仕組みと
なっており、打抜き部20において薄板状素材50が打
抜かれている間は無端チェーン31が停止する一方、打
抜き動作終了後には無端チェーン31及びこれに取付け
たスクレーパバー34が移動して打抜いた後の薄板状素
材50を打抜き部20からカス払い落し部40に搬出す
ると共に、別のスクレーパバー34の移動で新たに打抜
き部20に薄板状素材50を供給する。
【0032】前記カス払い落し部40は、横方向に位置
調整可能に配設される回動自在な複数のプーリ41と、
このプーリ41に支持され、上面が打抜き部20側から
後段側へ進行する向きへ循環駆動される複数条の無端ベ
ルト42と、プーリ41及び無端ベルト42と一体に横
方向に移動可能に配設され、無端ベルト42に上下震動
運動を与えるカス払い落しローラ43とを備え、打抜き
後の薄板状素材50における不要部分の位置、形状、大
きさを考慮して無端ベルト42の横方向位置を調整し、
効率的に薄板状部材50から不要部分を取除く仕組みで
ある。
【0033】次に、前記構成に基づく自動打抜き装置1
による打抜き動作を説明する。まず、給紙コンベア10
で薄板状素材50が一枚ずつ打抜き部20側へ送出され
る。この送出された薄板状素材50の先端部が薄板状素
材移送部30の挟持部35で挟持され、この先端部を挟
持されたまま無端チェーン31及びスクレーパバー34
の移動に伴って薄板状素材50も打抜き部20側へ引込
まれ、打抜きの合間にスクレーパバー34が打抜き部2
0の上下型間を通過し、薄板状素材50が打抜き部20
の上下型間にセットされる(図1参照)。また、スクレ
ーパバー34が打抜き部20の上下型間に入ると同時
に、チェーン継手部33の案内用ローラ36も下部定盤
22のガイド溝24内に入り(図4参照)、チェーン継
手部33及びスクレーパバー34が下部定盤22と一体
に上下方向に動くこととなる。
【0034】打抜き工程は、断裁部分が完全に分離する
ように実施され、上部定盤21に対して下部定盤22を
上昇させて薄板状素材50を打抜く(図2(A)参
照)。下部定盤22が所定位置まで下がった後(図2
(B)参照)、打抜かれた薄板状素材50は無端チェー
ン31及びスクレーパバー34の移動に伴って打抜き部
20からカス払い落し部40側へ移送される(図1
(A)参照)。そして、新たに薄板状素材50を打抜き
部20に移送しようとする次のスクレーパバー34の移
動に伴い、下部定盤22上に脱落したカス部がカス払い
落し部40側へ押出される(図1参照)。この打抜き部
20の上下型間を移動するスクレーパバー34は、チェ
ーン継手部33の案内用ローラ36が下部定盤22のガ
イド溝24内を進むことから、下部定盤22の昇降動作
に連動しており、下部定盤22との隙間を一定に保ちな
がらカス払い落し部40側へ進み、確実にカス部を押出
す。スクレーパバー34が下部定盤22上から離れる
と、案内用ローラ36も下部定盤22のガイド溝24か
ら離れ、スクレーパバー34の下部定盤22昇降動作へ
の連動が終了する(図5参照)。
【0035】打抜き後の薄板状素材50が無端チェーン
31及びスクレーパバー34の移動に伴ってカス払い落
し部40上方に移送された後(図1(B)参照)、挟持
部35で挟持している薄板状素材50先端部と製品部と
を分離し(図2(A)参照)、製品部をカス払い落し部
40へ落下移動させる(図2(B)参照)。この薄板状
素材50の製品部に対し、カス払い落し動作として、カ
ス払い落しローラ43を駆動して、無端ベルト42を震
動させてカス部を製品部分から分離して取除く。カス部
と完全に分離された製品部は後工程へ送出される(図1
(A)参照)。また、挟持部35で挟持し続けている薄
板状素材50の残り部分は無端チェーン31の打抜き部
20側への戻り行程中に挟持部35から離され(図2
(A)参照)、廃材として排出される。
【0036】このように本実施の形態に係る自動打抜き
装置においては、打抜き後の薄板状素材50を挟持部3
5で挟持しつつスクレーパバー34ごと引張って搬送
し、且つ下部定盤22上に脱落したカス部を次に上下定
盤間を通過する別のスクレーパバー34で押出すことか
ら、スクレーパバー34による引張りで薄板状素材50
を安定して搬送でき、高速搬送が可能となる上、カス部
が下部定盤22上に残っても確実に排出でき、カス部と
製品部との間に不断裁部が不要となり、カス部を分離し
た後の製品部の仕上り具合が良好となる。また、カス払
い落し部40の無端ベルト42にカス払い落しローラ4
3で震動を与え、無端ベルト42上の薄板状素材50に
震動を伝えて不要部分を脱落させることから、簡略な構
造でカス部を製品部と完全に分離することができると共
に、打抜きパターンの変化に対応してカス払い落し部4
0各部の位置調整を行う場合に、横方向への位置調整の
みで調整作業も容易且つ短時間に行え、打抜きパターン
が何度も変る場合でも調整作業に費やす時間を短縮で
き、多品種の打抜きも問題なく行える。
【0037】なお、前記実施の形態に係る自動打抜き装
置においては、スクレーパバー34に対する案内手段と
してガイド溝24を配設すると共に、ガイド溝24に係
合する被案内部を回動自在な案内用ローラ36とする構
成としているが、これに限らず、前記案内手段として下
部定盤22の両側に水平方向に延びる凸条状のガイド部
を配設すると共に、スクレーパバー34両端のチェーン
継手部33に前記ガイド部に係合する凹溝状部分を有す
る被案内部を配設する構成としたり、また、案内手段と
して無端チェーン31の所定部位を下部定盤22に追随
させて下部定盤22との相対高さ関係を変えないよう案
内するチェーンガイドを配設し、チェーンガイドに沿っ
て無端チェーン31を移動させる構成としたりすること
もでき、前記同様にスクレーパバー全体を下部定盤22
の上下方向位置変化に追随させて上下動させ、下部定盤
22を昇降動作させている間でも確実に下部定盤22上
面に沿ってスクレーパバー34を移動させてカス部を排
出でき、打抜き後からスクレーパバー34の移動にかけ
ての各工程が連続的に行え、作業全体の高速化が図れ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、薄板状素
材移送部の二つの無端チェーンの相対する位置間にスク
レーパバーを架設すると共に、このスクレーパバーの進
行方向後ろ側に挟持部を取付け、打抜き後の薄板状素材
を挟持部で挟持しつつスクレーパバーごと引張って搬送
し、且つ下型上に脱落したカス部分を次に上下型間を通
過する別のスクレーパバーで押出すことにより、スクレ
ーパバーによる引張りで薄板状素材を安定して搬送で
き、高速搬送が可能となる上、カス部が上下型間に残っ
ても確実に排出でき、カス部と製品部との間に不断裁部
が不要となり、カス部を分離した後の製品部の仕上り具
合が良好となるという効果を奏する。
【0039】また、本発明によれば、スクレーパバーの
少なくとも下端部を案内する案内手段を配設し、移動す
るスクレーパバーの下端部と下型との隙間を一定に保つ
ことにより、下型を動かしている間でも確実に下型上面
に沿って所定間隔でスクレーパバー下端部を移動させて
カス部を押出して排出でき、下型を停止させてからスク
レーパバーを移動させる必要もなく、打抜き後からスク
レーパバー移動にかけての各工程が連続的に行え、作業
時間を短縮してさらに作業全体の高速化が図れるという
効果を有する。
【0040】また、本発明によれば、案内手段として下
型の両側にガイド部を配設すると共に、スクレーパバー
両端部に前記ガイド部に係合する被案内部を配設し、ガ
イド部に被案内部を係合させて案内させ、スクレーパバ
ー全体を下型の上下方向位置変化に追随させて上下動さ
せることにより、下型を動かしている間でも確実に下型
上面に沿ってスクレーパバーを移動させてカス部を排出
でき、打抜き後からスクレーパバー移動にかけての各工
程が連続的に行え、作業時間を短縮してさらに高速化が
図れるという効果を有する。
【0041】また、本発明によれば、案内手段としての
ガイド部が溝状に形成されると共に、ガイド部に係合す
る被案内部を回動自在な案内用ローラとし、溝内を案内
用ローラが転がり接触しながら進んでスクレーパバー全
体が下型の上下方向位置変化に追随して上下に動くこと
により、確実に下型上面に沿ってスクレーパバーを移動
させてカス部を排出でき、さらなる高速化が図れると共
に、溝内を案内用ローラがスムーズに進んで接触抵抗を
小さくすることができ、スクレーパバーを動かす無端チ
ェーンの駆動における負荷が抑えられるという効果を有
する。
【0042】また、本発明によれば、無端チェーンの所
定部位を下型に追随させて下型との相対高さ関係を変え
ないよう案内するチェーンガイドが配設され、チェーン
ガイドによって無端チェーンを案内することでスクレー
パバー全体が下型の上下方向位置変化に追随して上下に
動くことにより、下型を動かしている間でも確実に下型
上面に沿ってスクレーパバーを移動させてカス部を排出
でき、打抜き後からスクレーパバー移動にかけての各工
程が連続的に行え、作業時間を短縮してさらに高速化が
図れるという効果を有する。
【0043】また、本発明によれば、カス払い落し部と
してプーリに支持されて循環駆動される無端ベルト、及
び無端ベルトに上下震動運動を与えるカス払い落しロー
ラを有してなり、無端ベルトにカス払い落しローラで震
動を与え、無端ベルト上の薄板状素材に震動を伝え、不
要部分を脱落させることにより、簡略な構造でカス部を
製品部と分離することができると共に、打抜きパターン
の変化に対応してカス払い落し部各部の位置調整を行う
場合に、横方向への位置調整のみで調整作業も容易且つ
短時間に行え、打抜きパターンが何度も変る場合でも調
整作業に費やす時間を短縮でき、作業能率を向上させら
れ、多品種の打抜きも問題なく行えるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動打抜き装置の
打抜き前半動作説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る自動打抜き装置の
打抜き後半動作説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る自動打抜き装置の
要部の平面図、側面図、及び縦断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る自動打抜き装置の
案内用ローラのガイド溝進入状態説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る自動打抜き装置の
案内用ローラのガイド溝離脱状態説明図である。
【図6】従来の自動打抜き装置の概略構成図である。
【図7】従来の自動打抜き装置における各工程での薄板
状素材の状態説明図である。
【図8】従来の他の自動打抜き装置の概略構成図であ
る。
【図9】従来の他の自動打抜き装置の要部の側面図及び
縦断面図である。
【符号の説明】
1、100、200 自動打抜き装置 10、211 給紙コンベア 20、120、220 打抜き部 21、121、221 上部定盤 22、122、222 下部定盤 23、123、223 昇降装置 24、224 ガイド溝 30、130 薄板状素材移送部 31、131、231 無端チェーン 32、232 駆動装置 33 チェーン継手部 34、234 スクレーパバー 35、133 挟持部 36、235 転動ローラ 40、140、240 カス払い落し部 41、243 プーリ 42、244 無端ベルト 43、245 カス払い落しローラ 50 薄板状素材 110、210 給紙部 132 グリッパバー 141 枠体 142 雌型 230 薄板状素材搬出部 233 チェーンアタッチメント 241 移送コンベア 242 払い落し用コンベア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状素材を一枚ずつ後段側へ断続的に
    送出す給紙部と、薄板状素材を上型で所定形状に打抜く
    打抜き部と、打抜き部近傍に配設され、前記給紙部から
    送出された薄板状素材を打抜き部に供給すると共に打抜
    き部から薄板状素材を搬出する薄板状素材移送部と、打
    抜き部の後方に配設され、打抜いた薄板状素材から不要
    部分を取除くカス払い落し部とを備える自動打抜き装置
    において、 前記薄板状素材移送部が、前記打抜き部及びカス払い落
    し部を挟む両側に配置され、所定進行方向に循環可能な
    二つの無端チェーンと、当該無端チェーンを打抜き部の
    打抜き動作と同期させて循環駆動する駆動装置と、二つ
    の無端チェーンの相対する位置間に架設され、打抜きの
    合間に打抜き部の上下型間をカス払い落し部側へ通過し
    て下型上面に残る薄板状素材の脱落部分をカス払い落し
    部側へ押出すスクレーパバーと、当該スクレーパバーの
    進行方向後側に取付けられ、薄板状素材の先端部を着脱
    自在に挟持し、スクレーパバーの移動と共に薄板状素材
    を引張る挟持部とを備えることを特徴とする自動打抜き
    装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の自動打抜き装置に
    おいて、 前記スクレーパバーが前記打抜き部の上下型間を通過す
    る間、スクレーパバーの少なくとも下端部を前記下型の
    上下方向位置変化に追随させて下型上面と所定間隔を維
    持するよう案内する案内手段を備えることを特徴とする
    自動打抜き装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の自動打抜き装置に
    おいて、 前記案内手段として、前記下型の両側で下型と一体に水
    平方向に配設される所定幅のガイド部を備えると共に、 前記スクレーパバーが、両端部に前記ガイド部に対し水
    平方向移動自在且つ上下方向移動不能状態で係合する被
    案内部を一体に配設されてなり、 前記スクレーパバーが上下型間を通過する間、前記被案
    内部がガイド部と係合し、下型の上下方向位置変化にス
    クレーパバー全体を追随させることを特徴とする自動打
    抜き装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の自動打抜き装置に
    おいて、 前記ガイド部が、前記下型両側で水平方向に延伸する所
    定幅の溝部として形成されると共に、 前記スクレーパバーの被案内部が、スクレーパバー両端
    の無端チェーンとの連結部分下部に下型側へ突出して配
    設され、スクレーパバー進行方向及び上下方向に直交す
    る軸を中心に回動自在な案内用ローラとして形成されて
    なり、 前記スクレーパバーが上下型間を通過する間、前記案内
    用ローラがガイド部内を転動しつつ通ることを特徴とす
    る自動打抜き装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2に記載の自動打抜き装置に
    おいて、 前記案内手段として、下型側方を通る無端チェーンの所
    定部位を下型の上下方向位置変化に追随させて下型との
    相対高さ関係を変えないよう案内する所定形状のチェー
    ンガイドを備え、 前記スクレーパバーが上下型間を通過する間、前記無端
    チェーンがチェーンガイドに沿って進み、下型の上下方
    向位置変化にスクレーパバー全体を追随させることを特
    徴とする自動打抜き装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の自動打抜き装置において、 前記カス払い落し部が、横方向に位置調整可能に配設さ
    れる回動自在な複数のプーリと、当該プーリに支持さ
    れ、上側が打抜き部側から前方側へ進行し且つ下側が打
    抜き部側へ戻る方向に進行する向きで循環駆動される複
    数の無端ベルトと、前記プーリ及び無端ベルトと一体に
    横方向に移動可能且つ回動自在に配設され、無端ベルト
    に上下震動運動を与えるカス払い落しローラとを備える
    ことを特徴とする自動打抜き装置。
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