JP2001011863A - 斜面保護方法及び逆巻き施工斜面保護方法 - Google Patents

斜面保護方法及び逆巻き施工斜面保護方法

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JP2001011863A JP11231467A JP23146799A JP2001011863A JP 2001011863 A JP2001011863 A JP 2001011863A JP 11231467 A JP11231467 A JP 11231467A JP 23146799 A JP23146799 A JP 23146799A JP 2001011863 A JP2001011863 A JP 2001011863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金網を用いて地山斜面の滑り防止保護を行う
場合の斜面全体に亙る金網への土圧の均一化と作業性の
向上等を図ることのできる斜面保護方法を得ること。 【解決手段】 引張り強度の高いワイヤー11で製作し
た金網1を、保護すべき斜面に展設し、この金網1の上
面に受圧板2を所定間隔をおいて点在状態に配置し、そ
の受圧板配置箇所に対応して地山に固設されるアンカー
4を用いて受圧板2を地山へ向けて、金網1全体に張力
が働くように締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜面保護方法及び
逆巻き施工斜面保護方法、特に地山の斜面や法面(以下
斜面と総称する)の表層の滑り、崩壊を防止するための
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地山の斜面の表層を保護し、その安定化
を図るための様々な方法が提案されており、その中で、
比較的浅い、例えば1〜2mの深さの表層が剥離して滑
り落ちるおそれがあるような斜面の安定化法として、金
網などの網体で斜面を覆い、この網体の上面に所定の間
隔で多数のコンクリートブロックを配置し、この配置箇
所の地山に固定的に設置されるアンカーを用いてコンク
リートブロックを網体に押し付け、これら網体を地山に
定着する方法がある。このような方法は、例えば、特開
平10−46589号に開示されており、更に、使用さ
れる網体が地山から受ける圧力によって破断して保護機
能を失ってしまうことがあることから、その対策とし
て、網体にPC鋼線を編み込んで、網体の引っ張り強度
を高める方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】まず、上記公報に開示
されたような多数のコンクリートブロックを並べ、連続
したコンクリートの枠の状態として網体を上面から押さ
える方法或いは梁状のコンクリート体となるようにコン
クリートの打設を行うものでは、法面形状の経時的な変
化による網体とコンクリートブロックとの接触、押圧関
係の変化は非常に大きなものとなる。すなわち、上記の
ようなコンクリートブロックなどによる網体の押さえ状
態は安定性に欠ける。このことは、地山から網体に対す
る圧力である土圧による網体の破損の可能性が増加する
ことを意味する。
【0004】また、上記従来の方法は、網体の補強のた
めにPC鋼線の編み込みを行った箇所で専ら地山からの
圧力を強く受け止めることになり、それ以外の網体部分
との間には圧力受け止め作用に大きな差異が生じ、斜面
全体に均一で十分な保護効果を及ぼすという点では、未
だ改善の余地がある。
【0005】そこで、本発明のうち請求項1ないし5記
載の発明は、斜面全体に亙って土圧が金網に均一に且つ
確実に及ぼされるようにし、効果的な斜面保護ができる
ようにする方法を提供することを目的としたものであ
る。
【0006】請求項6および7記載の発明は、請求項1
ないし5記載の発明の目的に加えて、受圧板と、金網
と、地山とがより密着し、受圧板の押圧作用がより的確
に地山に伝達されるようにした方法を提供することを目
的としたものである。
【0007】更に、請求項7に係る発明は、上記斜面保
護方法による斜面保護作業を逆巻き施工により行うこと
により、同作業の円滑化、容易化を達成することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、引張り強度の
高いワイヤーで製作した金網を、保護すべき斜面に展設
し、この金網の上面からそれぞれ受圧板を所定間隔を開
けて点在状態に配置し、受圧板配置箇所に相当して地山
に固設されるアンカーを用いて受圧板を地山に対して固
定することを特徴とする。
【0009】このように金網の上面から受圧板を点在状
態で配置して固定することにより、保護すべき斜面の凹
凸により的確に追従した金網の設置が可能になる。すな
わち、金網による斜面の押さえ機能がより均質かつ的確
なものとなる。また、十字状のコンクリートブロックや
梁状のコンクリート体を対象斜面全体に配設する従来の
技術に比し、受圧板の点在配置方式によれば、斜面保護
に必要な部材の総重量がはるかに軽量化される。このこ
とは作業性の向上だけでなく、斜面保護においても良好
な結果をもたらすものである。
【0010】また、従来のコンクリートブロックの設置
に比し、金網の展設面積に対する受圧板の占める面積が
小さくなるので、その結果、保護斜面の植生も良好なも
のとなり、その外観もコンクリート部分が目立たずより
自然な状態に近いものを維持することができる。
【0011】更に、受圧板の点在配置は、斜面の形状変
化が生じたような場合に、受圧板の相互の間の位置に別
の新たな受圧板を事後的に追加することも可能であり、
また、当初設置した受圧板の位置を移すことにより、よ
り適切な金網の保持を行うことが可能である。このよう
な利点は、従来のようなコンクリートブロックや梁の設
置による場合には得られなかったものである。
【0012】また、例えば金網を構成するワイヤーを引
張り強度の高い硬鋼製とすることにより、金網は大きな
力の作用を受けても破断することなく、長期の使用に耐
える。更に、受圧板の点在位置は、上記地山から受ける
圧力の均等化のために金網全体にできるだけ均等に分散
配置されるのが好適である。
【0013】上記の引張り強度の高いワイヤーとは、例
えば、ばね鋼ワイヤーやステンレスワイヤーであり、そ
のほかの市販の鋼線も使用可能である。受圧板は平面的
に見て丸形状、多角形形状など様々な形状のものが使用
可能である。
【0014】次に、請求項2に記載の発明は、受圧板の
アンカーによる固定作業は、金網全体に張力がほぼ均等
に働くようにすることにより、地山から及ぼされる圧力
は、金網全体でほぼ均等に受け持つことができる。すな
わち、連続する梁などのコンクリートブロック面で金網
を押さえるのではなく、点在する受圧板により「点」で
押さえる状態を得ていることから、金網の張力を均等化
し易いという利点がある。よって斜面の金網による押さ
の均等化も向上する。また、当初、金網全体に張力がほ
ぼ均等に働くように受圧板の固定作業を行った後、更に
地山の変形等によりゆるみが生じたような場合でもそれ
を解消するための再緊張行うことも可能である。
【0015】なお、このようなアンカーによる固定のた
め、例えば、受圧板には、平面視中央部に貫通孔が設け
られ、この貫通孔にはアンカーの上端部と係合して、ア
ンカーを緊張させながら受圧板を地山方向へ押し付ける
ための締め付け手段が配置される。
【0016】請求項3に記載の発明は、前記ワイヤーが
平面視鋭角のジグザグ状、正面視長円形状となるように
直線状の上辺直線部及び下辺直線部とそれらの間をつな
ぐ屈曲部とを有し、かつ螺旋状に伸長するように形成さ
れ、前記屈曲部によって形成される前記上辺直線部と下
辺直線部との間の間隔がワイヤー太さの数倍以上となる
構成とされ、複数の該ワイヤーを前記屈曲部相互が係止
し合うように編み合わせて菱形編み目の金網が形成さ
れ、この金網が前記斜面上に、前記菱形編み目の長い方
の対角線の伸長方向がが斜面からの土圧が最も強く働く
方向へ向かうように配設されることを特徴としている。
【0017】上記のように形成された金網は、その菱形
編み目の2つの対角線のうち長い方の対角線の伸長方向
に働く力に対抗して最も大きな抗力を示すことから、土
圧に対抗して最も金網の効果的に金網の強度を使うこと
ができる。即ち、土圧の最も強く作用する方向(一般的
には斜面の上下の方向)に合わせて金網配置が行われる
こととなる。
【0018】また、上述のように金網が厚さ(上辺直線
部と下辺直線部との間の間隔)を持った立体構造であ
り、弾性を有する構造であることから、経時的な斜面の
変形に柔軟に追随することができ、圧力の均等性を維持
することができる。また、金網の立体構造によって、上
記、受圧板の点在構造と相俟って金網展設斜面にある植
生の保護がより一層図られる。
【0019】請求項4による発明は、ワイヤーの引張り
強度が400〜2000N/mm2であることを特徴と
している。この構成により、金網を斜面に設置した際、
地山の圧力を確実に受け止めることができ、しかも破断
することはない。
【0020】請求項5による発明は、硬鋼ワイヤーの表
面が防食処理されていることを特徴としている。このよ
うにすることにより、金網の耐久性をより向上させるこ
とができる。
【0021】請求項6による発明は、金網の展設に先立
って、受圧板の設置箇所に対応して、袋体を配置し、金
網および受圧板の配置後、受圧板の仮締め付けまたは本
締め付けを行い、次いで上記の袋体内に、硬化性流動性
注入材を注入して地山と受圧板との間の隙間を埋めるこ
とを特徴としている。
【0022】このようにした場合、地山に凹凸があって
も、袋体に注入した注入材が地山と受圧板との間の隙間
を埋め、注入材硬化後は受圧板と金網と地山とが密着状
態になるので、受圧板による締め付け作用が金網を介し
て効果的に地山に伝えられ、また受圧板と金網との間の
相対移動を防止することができる。
【0023】請求項7による発明は、受圧板が椀状また
は皿状の中空殻体構造であって、この受圧板を金網上に
配置する際、内側の空間部に第2の袋体を配置し、受圧
板の仮締め付けまたは本締め付けを行った後、この第2
の袋体内にも硬化性流動性注入材を注入して受圧板内と
金網との間の空間を埋めることを特徴としている。
【0024】このようにした場合、受圧板を軽量化する
ことができ、受圧板の搬送や取り付けを行う場合に受圧
板の取扱が極めて容易になる。
【0025】請求項8による発明は、前記請求項1から
7に記載の斜面保護方法の斜面への施工を当該斜面の上
方位置から下方位置へ所定範囲ずつ順次段階的に施して
いく逆巻き施工にて行うことを特徴とする。
【0026】このような逆巻き施工との組合せにより上
記斜面保護方法を実行することにより、斜面保護作業に
おける円滑性や容易化を達成することができると共に、
逆巻き施工の特性から金網の展設作業がより容易なもの
となる。すなわち、斜面の上方位置の所定領域にまず表
面の除去などによる保護すべき法面の形成作業が施され
るが、その段階でまずその部分への上記斜面保護方法が
実行されるので、金網の展設作業もその所定領域のみに
ついて行えば足る。したがって、金網も順次段階的に下
方へ拡げていく作業を行うことになり、その作業が容易
なものとなる。すなわちその作業は、巻いた金網或いは
折り畳んだ金網を順次段階的に下方へ拡げていく方法や
その領域毎に金網を連結していく方法などが考えられ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明方法により施工
した保護斜面の部分図であり、図中1は金網、2は受圧
板である。
【0028】図面には、斜面に展設した金網1を、一定
間隔おきに配置した受圧板2により押えた状態が示され
ている。受圧板2は、図1に示すように、互いに1〜3
mの距離をおいて、縦横に整列した矩形状配置にしても
良いし、あるいは1〜3mの距離をおいて千鳥状配置に
しても良い。できるだけ均等な分散状態にすることが好
適である。
【0029】受圧板2は、図2に示すように、地山3に
埋設固定されたアンカーもしくはロックボルト4(以下
アンカーと総称する)と協同しており、アンカー4との
係合部に設けられた締付け手段5(図3参照)により、
地山3に対して押し付けられる。
【0030】締付け手段5は、例えば図3に示すよう
に、受圧板2の中央部に設けた貫通孔を突き抜けて突出
しているアンカー4の先端部を銜えて支持している雄ね
じ部材41と、この雄ねじ部材に螺合し、受圧板2上に
保持されている雌ねじ部材42とから成っており、雌ね
じ部材42を雄ねじ部材41に対して、例えば右回転さ
せることにより、アンカー4に働く緊張力が増大すると
共に、受圧板2が地山3へ向けて押し込まれる。雌ねじ
部材42を左回転させれば、上記とは逆にアンカー4に
働く緊張力は次第に低下し、受圧板2による押付け力は
次第に減少する。
【0031】この締付け手段5は、好ましくは、受圧板
2の上面に設けた円錐台状の凹陥部21内に配置されて
おり、この凹陥部は蓋22によって閉鎖され、それによ
って締付け手段5は落石などによる衝撃や、雨水などか
ら保護される。
【0032】上記のように、金網1は受圧板2によって
地山3へ押し付けられるが、本発明によれば、所定間隔
を開けて点在する受圧板2により、いわば複数分散した
点で押さえているので、金網1による斜面の押え付け
は、金網1全体に均一に土圧による張力が働くように行
われている。また、保護すべき斜面の凹凸に対しより的
確に追従した金網の設置が可能になる。すなわち、金網
による斜面の押さえ機能がより均質かつ的確なものとな
る。また、従来のコンクリートブロックに比し、金網1
の展設面積に対する受圧板2の占める面積は非常に小さ
いので、保護斜面の植生はより良好なものとなり、その
外観もコンクリート部分が目立たず、より自然な状態に
近いものとなる。
【0033】更に、十字状のコンクリートブロックや梁
状コンクリート体を対象斜面全体に配設する従来の技術
に比し、受圧板の点在配置によれば、斜面保護に必要な
部材の総重量がはるかに軽量化され、作業性の向上だけ
でなく、斜面の形態保持の面でも良好な結果をもたらす
ものである。
【0034】また、斜面の形状変化が生じたような場合
における対策として、受圧板の相互の間の位置に別の新
たな受圧板を事後的に追加することや、当初設置した受
圧板の位置を移すことが可能であり、より適切な金網の
保持を行うことができる。
【0035】上記の金網1は、引張り強度の高いワイヤ
ー、例えば硬鋼ワイヤーやステンレスで構成されてお
り、そしてこのワイヤーは平面的に見て鋭角のジグザグ
状に(図5)、伸長方向に向かって螺旋状に(図4
A)、形成されている。すなわち、ほぼ直線状の上辺直
線部111と下辺直線部112とがそれらの間の屈曲部
113によって上述の螺旋状になるように結合されてい
る。
【0036】このような構成により、正面から見ると長
円形状(図4B)に形成されているが、この金網1の特
徴的なことは、上辺直線部111と下辺直線部112と
の間の高さ方向の間隔Dがワイヤー太さの3倍もしくは
それ以上となっていることである。
【0037】かかる構成によれば、金網が厚さを持った
立体的構造となり、弾性を有するものとなる。したがっ
て、経時的な斜面の変形に柔軟に追随することができ、
圧力の均等性を維持することができる。
【0038】また、上辺直線部111と下辺直線部11
2とが成す鋭角的角度は、図5に示すように、30〜5
0°であることが好ましい。その結果、このような構成
の折曲ワイヤー11が、図5および図6に示すように、
互いに屈曲部113を係合させて編み合わされ金網1と
なされることにより、編み上がり後の金網1に生じる編
み目12は、一方の対角線が他方の対角線より長い菱形
となる。
【0039】このように金網1を構成することにより、
長い対角線方向の金網強度が極めて大きくなり、従っ
て、図1に示すように、地山斜面の土圧が最も大きく作
用する方向(一般的には斜面の上下方向)に長い対角線
の伸長方向を合わせることにより、上記金網の強度的機
能を十分に発現させることができる。金網1の編み目1
2の大きさの例としては、短い方の対角線長さが50〜
150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmで
ある。
【0040】上記の金網は、図4に示すように、比較的
厚み(高さ方向の間隔D)を持った大きな隙間の確保さ
れたものであるので、金網被覆斜面上の植生を保護する
効果も有している。
【0041】上記のワイヤーは防食処理されていること
が好ましく、具体的な防食処理としては亜鉛メッキ、樹
脂による被覆が行われる。使用される樹脂としては、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルなどが挙げら
れる。
【0042】受圧板2は、図1には平面的に見て8角形
のものが示されているが、図7に示すように様々な形状
のものが使用可能である。図7Aには、図1のものと同
じ8角形であるが、縦方向および横方向の辺の長さが比
較的短縮されており、その結果、幾分スリム化されてい
る。
【0043】受圧板の中央には図2に関連して説明した
前述の円錐台状の凹陥部22が設けられている。図7B
は平面視楕円形、図7Cは平面視円形の受圧板をそれぞ
れ示している。寸法の例としては、長さまたは径が20
cm〜1m、厚さは10〜30cmであり、材料として
はコンクリート、金属、あるいはプラスチックが挙げら
れる。コンクリートおよびプラスチック製の場合、中実
であることが好ましく、金属製、特に鉄製の場合には、
中空殻体構造であることが好ましい。
【0044】次に、図8および図9は、斜面に凹凸があ
っても、簡単な作業で受圧板の作用を金網に均等にかつ
十分に及ぼすようにした実施の形態を示している。
【0045】図8の実施の形態の場合、中実の受圧板の
地山上での接地箇所に、金網の展設に先立って可撓性の
袋体6が置かれ、その後で金網の展設、受圧板の配置、
アンカー緊張による受圧板の仮締めまたは本締めを行
い、次いで袋体6の内部に硬化性流動性注入材、例えば
セメントミルクを注入口61より圧入する。その結果、
注入材は袋体を変形させながら、金網1と地山3との間
の隙間を埋め、金網を受圧板2の底部に押し当てる。セ
メントミルクは次第に硬化し、最終的には、図8Bに示
すように、受圧板2と金網1とを密着固定すると共に、
金網と地山との間の空隙を埋め、従って受圧板の押圧力
はその下の金網部分に効果的に伝達され、受圧板周囲の
金網部分に一様に張力を生じさせる。セメントミルクの
注入を、アンカー仮締め状態で行った場合には、セメン
トミルクが完全に硬化する前に本締めを行い、受圧板2
を沈み込ませ、金網に一定の張力を付与する。
【0046】上記の袋体6は、受圧板2の底面と同じ輪
郭形状を有し、不織布等の通気性を有する変形可能な材
料で製作されている。袋体6の内部には、スポンジ、発
泡ウレタン、パルプ製品、パーム(シュロ科やヤシ科植
物の果実から得られる塊状繊維)等の変形可能な多孔質
物質を充填しておくことが好ましい。多孔質物質は、断
片状のものを複数個充填しても良いし、一体的のものを
充填しても良い。また、多孔質物質として、注入材が浸
透あるいは透過し易い多孔質物質断片と注入材の含浸保
持能力の高い多孔質物質断片とを混在させたものや、そ
れぞれの性質を有する多孔質物質を、断片ではなく板状
にして、それらを層状に組み合わせて使用してもよい。
【0047】図9は、受圧板2として、皿状もしくは椀
状の殻体構造を有し、鋼製のものを使用した場合の実施
の形態を示している。この受圧板2は、図8の場合と同
様に金網1のうえに配置されるが、図示のように中空部
を下側にし、この中空部内に第2の袋体7が配置されて
いる。第2の袋体7それ自体の素材や、その中に充填さ
れる多孔質物質は上記のものと同じで良い。
【0048】図8の場合と同様に、アンカー緊張による
受圧板2の仮締めまたは本締めを行った後、袋体6の内
部にセメントミルクを注入するが、それと同時に第2の
袋体7にも、受圧板2の外側に突き出してある注入口7
1セメントミルクをより圧入する。その結果、袋体6内
に圧入される注入材は同袋体を変形させながら、金網1
と地山3との間の隙間を埋め、一方第2の袋体7に圧入
される注入材は同袋体を変形させながら、中空部を埋め
ると共に金網1と密着する。従って、金網1は、図9B
に示すように、両注入材に密着して挟まれた状態にな
り、セメントミルクが硬化した後には、金網と地山との
間で隙間なく固定される。セメントミルクの注入を、ア
ンカー仮締め状態で行った場合には、図8の場合と同
様、セメントミルクが完全に硬化する前にアンカーの本
締めを行い、受圧板2を沈み込ませ、金網に一定の張力
を付与する。
【0049】次に、図10は、上記本発明に係る斜面保
護方法を逆巻き施工と組み合わせて行う場合の実施例を
示している。例えば、図上波線で示した部分100の下
方位置に道路200を形成する場合、波線で示した部分
100を除去して新たな斜面300を形成し、その斜面
300に対して上記実施の形態に係る斜面保護方法の処
理を行う。
【0050】これを逆巻き施工で行う場合、まず斜面の
上方位置の所定領域100−1の部分のみを除去し、こ
の部分の斜面300−1を上記実施の形態による方法で
処理する。本願発明の場合、受圧板2は連続的な構成で
なく、従来のコンクリートブロックに比し、長さの短い
ものであるので、段階的な逆巻き施工によっても何ら支
障なく斜面保護作業を行うことができる。
【0051】また、金網1の展設も図示のように巻回し
たものを順次各処理段階毎に解いて拡げつつ処理を行う
ことができ、作業性も向上する。勿論、このように金網
1を巻回して展設するものに限る必要はなく、折り畳ん
だ金網1を拡げながらあるいは所定の大きさの金網1を
連結しながら下方へ拡げていく方法でも良い。
【0052】このような作業を順次下方へ(100−
2、100−3へ)向かって段階的に行って行くもので
あるが、これにより、上記斜面保護方法が好適に適合す
る逆巻き施工の工程と相俟って、逆巻き施工特有の容易
性や安全性の高い作業が可能となるという利点と共に上
記斜面保護方法の利点を生かすことができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る斜面保護方
法によれば、金網を点在する受圧板で固定することによ
って、斜面を金網で均等に押さえるという作用を容易に
達成することができる。すなわち、地山から及ぼされる
圧力を金網全体でほぼ均等に受け持つようにすることが
できる。 また、本発明の受圧板の設置作業は比較的簡
単で短時間の作業で行うことができ、更に、本発明によ
れば、保護斜面において、金網の領域に対して受圧板の
占める領域が従来のブロックに比し、極めて小さくなる
こと、また金網の厚さが確保されていることから保護斜
面の植生のが向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による保護斜面の上面図である。
【図2】図1の保護斜面を、地山に対して垂直の断面で
示した図である。
【図3】受圧板とアンカーとの結合の例を示す中央縦断
面図である。
【図4】金網を構成するワイヤーの構成を示す図であっ
て、(A)は同ワイヤーの部分的斜視図、(B)は正面
図である。
【図5】金網の編み目の形状を示す部分的平面図であ
る。
【図6】図4に示すワイヤーを編み合わせて構成した金
網の部分的斜視図である。
【図7】本発明で使用できる様々なタイプの受圧板の平
面図である。
【図8】本発明の好ましい施工例を説明する中央縦断面
図であって、(A)は地山に対する各要素の配列状態を
示し、(B)は設置作業完了後の地山に対する各要素の
状態を示す図である。
【図9】本発明の他の好ましい施工例を説明する中央縦
断面図であって、(A)は地山に対する各要素の配列状
態を示し、(B)は設置作業完了後の地山の対する各要
素の状態を示す図である。
【図10】本発明の逆巻き施工による施工例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 金網 2 受圧板 3 地山 4 アンカ− 5 締付け手段 6 袋体 7 第2の袋体 11 ワイヤー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引張り強度の高いワイヤーで製作した金網
    を、保護すべき斜面に展設し、この金網の上面から受圧
    板を所定間隔をおいて点在状態に配置し前記受圧板配置
    箇所に相当して地山に固設されるアンカーを用いて受圧
    板を地山に対して固定することを特徴とする斜面保護方
    法。
  2. 【請求項2】前記アンカーを用いた受圧板の固定は、前
    記受圧板により金網全体がほぼ均等な張力になるように
    締め付けることによって行うを特徴とする請求項1に記
    載の斜面保護方法。
  3. 【請求項3】 前記金網は、 前記ワイヤーが平面視鋭角のジグザグ状、正面視長円形
    状となるように直線状の上辺直線部及び下辺直線部とそ
    れらの間をつなぐ屈曲部とを有し、かつ螺旋状に伸長す
    るように形成され、前記屈曲部によって形成される前記
    上辺直線部と下辺直線部との間の間隔がワイヤー太さの
    数倍以上となるように成形され、複数の該ワイヤーを前
    記屈曲部相互が係止し合うように編み合わせて菱形編み
    目となるように形成され、 この金網が前記斜面上に、前記菱形編み目の長い方の対
    角線の伸長方向が斜面からの土圧が最も強く働く方向へ
    向かうように配設されることを特徴とする請求項1又は
    2の何れかに記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤーの引張り強度が400〜2
    000N/mm2 であることを特徴とする請求項1から
    3の何れかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤーの表面が防食処理されてい
    ることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の1つに記載の方法であっ
    て、金網の展設に先立って、受圧板の設置箇所に対応し
    て、袋体を配置し、金網および受圧板の配置後、受圧板
    の仮固定を行い、次いで上記の袋体内に、硬化性流動性
    注入材を注入して地山と受圧板との間の隙間を埋めるこ
    とを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 受圧板が椀状または皿状の中空殻体構造
    であって、この受圧板を金網上に配置する際、内側の空
    間部に第2の袋体を配置し、受圧板の仮締め付けまたは
    本締め付けを行った後、この第2の袋体内にも硬化性流
    動性注入材を注入して受圧板内と金網との間の空間を埋
    めることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記請求項1から7に記載の斜面保護方
    法を当該斜面の上方位置から下方位置へ所定範囲ずつ順
    次段階的に施していく逆巻き施工にて行うようにしたこ
    とを特徴とする逆巻き施工斜面保護方法。
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