JP2018131809A - 受圧板、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び既設法枠を有する斜面の保護システム - Google Patents

受圧板、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び既設法枠を有する斜面の保護システム Download PDF

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Abstract

【課題】既設法枠を有する斜面の有効な保護及び緑化を可能とする受圧板、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び既設法枠を有する斜面の保護システムを提供すること。【解決手段】縦方向枠部2a及び横方向枠部2bを備える格子状の法枠2を有する斜面Sに設けられたアンカー40に緊締されて斜面Sに圧接状態で設置されて斜面Sからの反力を受圧する受圧板10である。受圧板10は、枠体20と、枠体の内部を覆うように枠体の下面部に張設された網体30と、を有し、平面視の枠体20の大きさが、法枠2の一個の枠内の斜面Sの領域に包含される大きさである。また、本発明は、受圧板10を用いた既設法枠2を有する斜面Sの保護方法及び既設法枠2を有する斜面Sの保護システム60を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、受圧板、受圧板を用いた斜面の保護方法及び斜面の保護システムに関し、特に、格子状の既設法枠を有する斜面に設置される受圧板、受圧板を用いた格子状の既設法枠を有する斜面の保護方法及び斜面の保護システムに関する。
地山の斜面崩壊や土砂崩壊を防止するため、従来、様々な斜面保護技術が開発され、実用化されていた。中でも、斜面に格子状の型枠を設置してこの型枠にモルタルやコンクリートを吹き付けて型枠ごと埋め殺す吹き付け法枠工法や、斜面に格子状の型枠を設置してこの型枠内にコンクリートポンプなどでコンクリートを打設する現場打ち法枠工法が多く採用されていた。
しかし、図8に示すように、長い年月が経過し、過去に斜面に設けられた法枠2も老朽化してきており、もはや設計時の耐力を維持できず、耐力不足に陥ってしまっているか、あるいは法枠2によってはもはや耐力が期待できない状態にあることが懸念される。かかる耐力不足を補って斜面崩壊や土砂崩壊を防止するため、追加的に斜面保護工を施す必要が生じている。
ここで、既設の法枠を撤去して新たに法枠を設けるとなるとその手間と費用も膨大なものとなるし、老朽化した法枠であるとはいえ、その劣化が局所的なものであり、且つ地山の風化がさほど進んでいない場合には、既設法枠をそのまま活用することが斜面保護及び経済的な観点から好ましい。
既設法枠を活用しつつ斜面を崩壊から保護するとなると、既設法枠の耐力不足を補うために格子状の法枠内に何らか手当てをしなければならない。ここで、斜面を崩壊から保護するための手当てとして、例えば、受圧板を斜面に設ける方法が考えられる。受圧板としては、例えば、特許文献1に記載の受圧板が挙げられる。
具体的には、特許文献1は、地中に係止されたアンカー部材に緊締され、斜面に圧接して斜面からの反力を受圧して斜面を保護する鋳鉄製受圧板を開示する。この鋳鉄製受圧板を格子状の既設法枠内に設けることで、既設法枠を活用しつつ斜面崩壊を効果的に防止することが可能となる。
特開平11−158877号公報
しかし、特許文献1の鋳鉄製受圧板を既設法枠内に設けるとなると、緑化可能であった法枠内の領域が鋳鉄製受圧板の下敷きになり、斜面の緑化を行うことができなくなる。
また、受圧板の形状を同特許文献に一例として示されるようにクロス形状とすれば緑化面積を確保することができるものの、このクロス形状の受圧板によれば、既設の法枠とクロス形状の受圧板との間の領域からの斜面表層の局部崩壊(中抜け)を防止できない虞がある。特に、法枠設置後、長い年月が経過した斜面はその表層の風化も進んでおり、局部崩壊に対するより有効的な対策が求められる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、既設法枠を有する斜面の有効な保護及び緑化を可能とする受圧板、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び既設法枠を有する斜面の保護システムを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠が設けられた斜面の保護方法において、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域にアンカーを設置するアンカー設置工程と、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に、前記アンカーに緊締させて該斜面からの反力を受圧する受圧板を斜面に圧接状態で設置する受圧板設置工程と、を有し、前記受圧板が、該受圧板の外縁を画定する枠体と、該枠体の内部を覆うように該枠体の下面部に張設された網体と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、既設法枠の枠内における縦方向枠部及び横方向枠部を含まない斜面の領域に受圧板を斜面に対して圧接状態で設置可能となるので、既設法枠を活用しつつ風化しつつある斜面表層を有効に保護することが可能となる。
また、斜面が網体及び枠体によって押圧されることとなるため、網体の網目内が緑化可能なスペースとして残る。したがって、斜面を保護しつつその緑化を行うことが可能となる。さらに、受圧板と法枠との間に緑化スペースを設けるだけでは雨風によって土や植生基材が流れて失われてしまうところ、この構成によれば網体により土や植生基材を保持することができることから、効果的な斜面の緑化及びその保持を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法において、前記枠体が、略十字形状の主骨格部と、該主骨格部の先端部間に架け渡されて該先端部間を連結する連結部材と、によって形成されていることを特徴とする。
この構成は、請求項1に記載した受圧板の構成の一例を具体的に示したものであり、これによれば、枠体の構成部材として主骨格部の先端部間に架け渡される連結部材を用いることで、主骨格部と連結部材とによる枠体によって網体と枠体との結合が密なものとなり、網体をより強固に斜面に対して押圧することが可能となる。したがって、斜面をさらに効果的に保護することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法において、前記受圧板設置工程よりも前に、少なくとも一端を前記法枠の下部に潜り込ませた位置で、且つ他端を前記枠体の下敷きとなる位置で下敷き材を斜面上に配置する下敷き材配置工程を有することを特徴とする。
この構成によれば、既設法枠の下部は斜面表層の風化及び浸食により空洞が生じた箇所が多いところ、下敷き材によって法枠下部領域及び前記受圧板の枠体下部領域が間詰めされることで、斜面の受圧板下部だけでなく、既設法枠の下部領域も有効に押圧されることとなり、既設法枠による斜面保護効果が回復する。
したがって、法枠を有する斜面のより有効な保護が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法において、前記下敷き材配置工程において、前記下敷き材が、格子状の前記法枠の内周形状に沿って略ロ字状に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、格子状の法枠の内周部分の下部領域全面に下敷き材が配置されるので、当該領域において斜面が既設法枠により押圧され、さらに効果的に斜面を保護することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法において、前記下敷き材が、経時固化性を有するスラリー状の充填材を内部に充填、保持可能な袋体として形成されており、前記受圧板設置工程が、前記受圧板を前記アンカーに取り付けて前記斜面上に固定する固定動作と、該固定動作による前記受圧板の前記斜面上への固定後に前記充填剤を前記下敷き材に充填する充填剤充填動作を含むことを特徴とする。
この構成によれば、法枠及び受圧板の枠体の下敷きとなった袋体である下敷き材が充填材の充填によって膨張することで斜面の凹凸形状に適合し、その状態で固化して斜面の不陸を吸収する。
したがって、下敷き材を介した斜面の押圧がより効果的なものとなり、既設法枠を有する斜面のより有効な保護が可能となる。
請求項6に記載の発明に係る既設法枠を有する斜面の保護システムは、斜面に設置された、縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠と、該法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に設けられたアンカーと、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に、前記アンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、既設法枠の枠内における縦方向枠部及び横方向枠部を含まない斜面の領域に受圧板を斜面に対して圧接状態で設置可能となるので、既設法枠を活用しつつ風化しつつある斜面表層を有効に保護することが可能となる。
また、斜面が網体及び枠体によって押圧されることとなるため、網体の網目内が緑化可能なスペースとして残る。したがって、斜面を保護しつつその緑化を行うことが可能となる。
請求項7に記載の発明は、縦方向枠部及び横方向枠部を備える格子状の法枠を有する斜面に設けられたアンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板であって、外縁を画定する枠体と、該枠体の内部を覆うように該枠体の下面部に張設された網体と、を有し、平面視の前記枠体の大きさが、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に包含される大きさであることを特徴とする。
この構成によれば、既設法枠の枠内における縦方向枠部及び横方向枠部を含まない斜面の領域に受圧板を斜面に対して圧接状態で設置可能となるので、既設法枠を活用しつつ風化しつつある斜面表層を有効に保護することが可能となる。
また、斜面が網体及び枠体によって押圧されることとなるため、網体の網目内が緑化可能なスペースとして残る。したがって、斜面を保護しつつその緑化を行うことが可能となる。
本発明によれば、既設法枠の枠内における縦方向枠部及び横方向枠部を含まない斜面の領域に受圧板を斜面に対して圧接状態で設置可能となるので、既設法枠を活用しつつ風化しつつある斜面表層を有効に保護することが可能となる。したがって、既設法枠の撤去を行う必要も無く、経済的である。
また、斜面が網体及び枠体によって押圧されることとなるため、網体の網目内が緑化可能なスペースとして残る。したがって、斜面を保護しつつその緑化を行うことが可能となり、従来の追加的な斜面保護工では成し得なかった景観の維持ないしは向上効果も期待できる。
本発明に係る受圧板の(A)平面図及び(B)側面図である。 本発明に係る網体の(A)平面図及び(B)側面図である。 本発明に係る下敷き材の(A)斜視図及び(B)III−III線断面図である。 斜面に下敷き材が配置された状態を示す図である。 受圧板設置後の斜面の斜視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 下敷き材の配置の変形例を模式的に示す一部破断平面図である。 従来の、長い年月が経過した既設法枠を有する斜面の(A)斜視図及び(B)縦断面図である。
次に、本発明の実施の形態について図に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の受圧板を示す図、図2は網体を示す図、図3は下敷き材を示す図、図4は斜面に下敷き材が配置された状態を示す図、図5は受圧板設置後の斜面の斜視図、図6は図5のVI−VI線断面図、図7は下敷き材の配置の変形例を示す図である。
本発明は、第1に、格子状の法枠2を有する斜面Sに設置される受圧板10を提供する。
斜面Sとしては、例えば、地山を切削してなる法面が挙げられる。斜面Sは、例えば、図8(B)に示すように、1m〜3mの風化した不安定層G2(表層)と、その下に存在する岩盤等の安定地層G1(深層)と、から形成されている。
法枠2は、図8(A)に示すように、斜面Sに対して縦方向に伸長する縦方向枠部2a及び斜面Sに対して横方向に伸長する横方向枠部2bを有する格子状に形成されて斜面S上に設けられた、斜面保護用の構造物である。
法枠2(縦方向枠部2a及び横方向枠部2b)は、図8(B)に示すように、断面半円形乃至馬蹄形であって、内部に埋設されたアンカー4によって安定地層G1に固定されている。なお、法枠2の断面形状は半円形状乃至馬蹄形状にかぎらず、矩形や台形等さまざまな形状をとることが可能である。
また、図8(B)に示すように、法枠2の断面形状の大きさは、例えば、幅w=150mm〜300mm、高さh=150〜350mmの範囲である。法枠の高さhと幅wの例示としては、高さhが150mmである場合、幅wは150mm又は200mmとなり、高さhが200mmである場合、幅wは200mm又は250mmとなり、高さhが300mmの場合、幅wは300mm又は350mmとなる。
法枠2の格子サイズ(すなわち、縦方向枠部2a,2a及び横方向枠部2b,2bによって囲まれる矩形の斜面の一単位)は、例えば、縦1m〜1.5m、横1m〜1.5mの範囲である。なお、法枠2は、斜面Sの上側及び下側に横方向枠部2bが位置する必要はなく、縦方向枠部2aと横方向枠部2bの交点が斜面Sの上側及び下側に位置する法枠(すなわち、斜面下側から見て菱形の単位枠が連続する格子状の法枠)であってもよい。
また、法枠2は、長い年月が経過するとその下部が浸食により抉られ、図8に示すように、空洞Cが生じている部分もあり、その空洞部分には法枠による押さえ効果が働かないため、さらに浸食が進むという状況に陥っている。
受圧板10は、斜面Sに設置されたアンカーに緊締されて斜面Sからの反力を受圧する部材である。
本実施の形態においては、図1に示すように、受圧板10は、その受圧板10の外縁を画定する枠体20と、枠体20の内部を覆うように枠体20の下面部に張設された網体30と、を有する。
枠体20は、図1に示すように、略十字形状の主骨格部22と、主骨格部22の先端部22a,22a,22a,22a間に架け渡されて先端部22a,22a,22a,22a間を連結する連結部材24と、によって形成されている。
枠体20の大きさは、平面視で、法枠2の枠内における縦方向枠部2a及び横方向枠部2bを含まない斜面Sの領域(上記格子サイズ)に含まれる大きさである。
略十字形状の主骨格部22の中央部は肉厚に形成された軸部23となっており、軸部23には後述するアンカー40を挿通させるための挿通孔23aが形成されている。
本実施の形態において、連結部材24は、硬鋼線材から製造された線材を撚り合わせてなるワイヤロープである。連結部材24は、一本のワイヤロープの両端をつなぎ合わせてなる無端の環状ロープとして構成されている。
連結部材24(枠体20)は、例えば、主骨格部22の先端部22a,22a,22a,22aの下面に設けられたアイボルト(図示せず)のリングをそれぞれ挿通して主骨格部に取り付けられており、図1(A)に示すように、受圧板10の外縁を画定している。
網体30は、図2(A)に示すように、一定の間隔をおいて繰り返される直線部と屈曲部とにより螺旋状に図示左右方向に延在する線材32を構成線材として、この線材32を相互に屈曲部において連結してなる、菱形の網目30aを有する菱形金網である。図2(B)に示すように、網体の直線部間の間隔Iは、線材32の直径の3倍もしくはそれ以上となっていることが好ましい。
なお、網体30は菱形金網に限定されるものではない。例えば、亀甲金網や、環状の構成線材からなる多数のリング部材をそれぞれ隣り合うリング部材の内周側が接触するように繋ぎ合わせてなるリングネットなど、以下の網目の大きさ・構成線材である線材の要件を満たす限り、種々の網目形状を有する網体を用いることができる。
網目30aの大きさは、受圧板10が斜面Sに設置された際に、網目30a内の空間からの斜面S表層の一部の抜け落ちを防止できる大きさであるか否かを基準に判断される。例えば、網目が大きい場合には網目の内部から砂礫が抜け出る場合があり、砂礫が抜け出た斜面S上の部位において、網体30は斜面Sを面的に押圧できなくなるし、この場合、予め定められた受圧面積を確保できているともいえない。
網目30aの内部からの斜面S表層の一部の抜け落ちを防止する網目30aの大きさの目安としては、網体30の網目30aの内接円を描いたときのこの内接円の直径d(図2(A)参照)が15cm以下であり、好ましくは、10cm以下である。なお、この数字は斜面Sの傾斜角度や斜面S表面の土の性状(土の粘着力等)によっても若干左右される。また、この網目30aの大きさは、網体30による植生基材の保持の観点からも好ましい。
線材32としては、JIS G 3506に規定された硬鋼線材から製造されたものを用いる。硬鋼線材としては、例えば、硬鋼線(JIS G 3521)、亜鉛めっき鋼線(JIS G 3548)等が該当する。
かかる硬鋼線材から製造された線材32は、従来の汎用金網の構成線材である市販の軟鋼線材から製造された線材、すなわち、鉄線と比較してバネ性を有し、塑性変形をしにくく、鉄線(引張強度290N/mm〜540N/mm)と比較しても高い引張強度を有している。
線材32の素線引張強度は、目安として800N/mm〜2,000N/mmの範囲であり、好ましくは、1,000N/mm〜2,000N/mmの範囲である。線材32の直径φは、2.0mm〜4.0mmの範囲であり、2.5mm以上のものが好ましい。
線材32には防食処理が施されていることが好ましく、有利な防食処理としては、線材の表面に先ずZn/Alメッキを施し、その上に飽和ポリエステル(PET)の被覆を設ける方法が挙げられる。しかしながら、他の防食処理も適用可能である。
図2(A)に示すように、線材32の図示左右方向の末端部は環状部32aを設ける末端処理が施されている。
連結部材24は、図2(A)に示す網体30の図示最上部の網目、図示右側側部の網目を構成する線材32端部の環状部32a、最下部の網目、左側側部の網目を構成する線材32端部の環状部32aと網体30の外周部を挿通している。
したがって、連結部材24は図示しないアイボルトのリングへの挿通方向にこのリングに対して移動可能となっており、この移動により応力集中をある程度回避可能となっている。しかしながら、アイボルトのリングの前後位置において連結部材24にストッパを取付け、連結部材24のこのリングへの挿通方向への移動を所定範囲に制限する構成とすることも可能である。
アンカー40(図4参照)は、ロックボルトやグラウンドアンカー工法に用いられるグラウンドアンカーが該当する。本実施の形態においては、想定されるアンカー力は3t〜10tであることから、ロックボルトをアンカーとして用いる。
図3に示す下敷き材50は、法枠2の下部の浸食された空間及び斜面Sと斜面Sに設置される受圧板10の枠体20との間の不陸を充填(間詰め)し得る材料であれば、どのようなものであってもよい。例えば、土嚢、経時固化性を有するスラリー状の充填剤を内部に充填・保持な袋体である。
袋体の素材としては、通気性及び僅かに水を浸透させる浸透性を有するものの、充填剤の粒子を浸透させないことが要求される。かかる要求を満たす素材であれば袋体の構成素材としてはいかなる素材が用いられても良い。例えば、植物繊維、合成樹脂、天然樹脂製の不織布あるいは織布が用いられる。また、植生基材が内部に充填される場合には経時的に分解する素材であることが好ましい。そのような素材としては、綿、麻、ジュート等の植物繊維や、ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリグリコール酸等の生分解性プラスチック等が挙げられる。
また、好ましくは、下敷き材50は、上記の経時固化性を有するスラリー状の充填剤を内部に充填・保持可能な袋体である。経時固化性を有するスラリー状の充填材としては、水硬性セメントが好ましいが、熱や水、空気に触れて硬化する樹脂、あるいは泥砂、泥土等の植生基材であってもよい。本実施の形態においては、下敷き材50は、2枚の不織布を貼りあわせてなる袋体として構成されており、内部には、充填剤を保持可能な多孔性物質52が装填されている。
多孔性物質52としては、スポンジ、発泡ウレタン、パルプ等が挙げられる。本実施の形態では、多孔性物質52は天然椰子の実繊維である。
次に、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法を説明する。
[アンカー設置工程]
まず、図8(A)に示す既設の法枠2を有する斜面Sの各法枠2の枠内における縦方向枠部2a及び横方向枠部2bを含まない斜面Sの領域にアンカー40を設置する。斜面Sには、表層G2(風化した不安定層)の表面部から深層G1(岩盤等の安定地層)まで図示しないアンカー穴が、各法枠2の枠内に1箇所ずつ穿設されており、アンカー40は、このアンカー穴に挿入された後に、セメントミルクが当該アンカー穴に注入され、アンカー40が斜面Sに打設される。アンカー40の頭部40aは、図4に示すように、地表に露出せしめられた状態で維持されている(以上、アンカー設置工程)。
[下敷き材配置工程]
次に、斜面S上に下敷き材50を配置する。本実施の形態において、図3及び図4に示すように、下敷き材50は長矩形の形状を有している。この下敷き材50を、図4に示すように、法枠2の各枠内において、横手方向(短手方向)の一端辺50aを浸食された法枠2の下部に潜り込ませ、且つ横手方向の他端辺50bを法枠2の枠内に露出させて配置する。この操作を、矩形の法枠2の4つ各内周辺に沿って行う。すると、図4に示すように、下敷き材50−1,50−2,50−3,50−4は、格子状の法枠2の内周形状に沿って略ロ字状に配置される。
上記下敷き材50のうち、横手方向(短手方向)の他端辺は法枠2の内部で露出しているが、この露出している部分は、後述する受圧板設置工程において受圧板10の枠体20の下敷きとなる部分である。
なお、本実施の形態においては、他の下敷き材50−5,50−6,50−7及び50−8が、受圧板10の主骨格部22の下敷きとなる位置に配置される。これにより、応力が集中する主骨格部22の下面において、斜面Sの不陸が効果的に吸収される。
なお、本発明において、主骨格部22の下敷きとなる位置に他の下敷き材50−5〜50−8を配置する否かは任意である。斜面Sの状況により、他の下敷き材50−5〜50−8をアンカー40を貫通させる貫通孔を有するとともに枠体20の内部を覆う略矩形の形状を有する下敷き材に置き換えてもよいし、他の下敷き材50−5〜50−7の配置を行わないこととしてもよい(以上、下敷き材配置工程)。
[受圧板設置工程]
受圧板設置工程では、まず、主骨格部22の軸部23に設けられた挿通孔23aにアンカー40を挿通させて受圧板20をアンカー40に取り付け、斜面S上に固定する固定動作を行う。固定は、例えば、アンカー40の頭部40aに公知のアンカーヘッドユニット26を取付け、締め付けることにより行う。受圧板10が固定された斜面Sを図5に示す(以上、固定動作)。
なお、アンカー40としてロックボルトではなくグラウンドアンカーを用いる場合には、以下の受圧板充填動作の後に受圧板20を大きな荷重でさらにアンカーに緊締する本固定動作を行うことが好ましい。
次に、受圧板10が斜面Sに固定された状態で、充填剤を下敷き材50に充填する充填材充填動作を行う。充填剤は、例えば、下敷き材50の注入口(図示せず)から下敷き材50内に充填材を注入することにより行う。そして、下敷き材50内に充填剤が行き亘り、不織布製の下敷き材50の表面全体から充填剤の滲み出しが観察され始めた段階で、あるいはその兆候が表れた段階で充填材の注入を終了し、図示しない注入口を結んで注入口が閉じられる(以上、充填剤充填動作)。
そして、充填剤を経時的に固化させることで下敷き材50は法枠2の下部の空洞を埋め、且つ受圧板10の主骨格部22の下部の不陸を吸収する。
最後に、受圧板10のうち、主骨格部22の下敷きとなっていない網体30の領域に網体30の上から網目を通して植生基材を吹き付けても良い。植生基材としては、例えば、種子混入腐葉土と水を混合したもの、或いは植物短繊維、土、種子及び水を混合したものが有効である。充填材中の植物の種子は充填材固化後に発芽し、保護斜面に早期に望ましい植生をもたらす。
このようにして製造された本実施の形態に係る既設法枠を有する斜面の保護システム60は、図5に示すように、斜面Sに配置された格子状の法枠2の各枠内に設けられたアンカー50に法枠2の枠内において緊締されて斜面Sに圧接状態で設置されて斜面Sからの反力を受圧する受圧板10を備えている。なお、受圧板10は、法枠2の枠内における縦方向枠部2aと横方向枠部2bを含まない斜面Sの領域に設置されている。
したがって、本実施の形態に係る受圧板10、受圧板10を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び斜面の保護システム60によれば、既設の法枠2の枠内において斜面Sに受圧板20を斜面Sに対して圧接状態で設置可能となるので、既設の法枠2を活用しつつ風化しつつある斜面表層を有効に保護することが可能となる。
また、斜面Sが網体30及び枠体20によって押圧されることとなるため、網体30の網目内が緑化可能なスペースとして残る。したがって、斜面Sを保護しつつその緑化を行うことが可能となる。さらに、受圧板10と法枠2との間に緑化スペースを設けるだけでは雨風によって土や植生基材が流れて失われてしまうところ、この構成によれば網体30により土や植生基材を保持することができることから、効果的な斜面の緑化及びその保持を行うことができる。
そのうえ、枠体20の構成部材として主骨格部22の先端部22a,22a,22a,22a間に架け渡されるワイヤロープ製の連結部材24を用いることで、主骨格部22と連結部材24とによる枠体20によって網体30と枠体20との結合が密なものとなり、網体30をより強固に斜面Sに対して押圧することが可能となる。したがって、斜面Sをさらに効果的に保護することが可能となる。
そのうえ、既設の法枠2の下部は斜面表層の風化及び浸食により空洞が生じた箇所が多いところ、下敷き材50−1,50−2,50−3及び50−4によって法枠2の下部領域及び受圧板10の枠体20下部領域が間詰めされることで、斜面Sの受圧板10下部だけでなく、既設の法枠2の下部領域も有効に押圧されることとなり、既設法枠による斜面保護効果が回復し、既設法枠2を有する斜面Sのより有効な保護が可能となる。
また、法枠2及び受圧板10の枠体20の下敷きとなった袋体である下敷き材50が充填材の充填によって膨張することで斜面Sの凹凸形状に適合し、その状態で固化して斜面Sの不陸を吸収する。
したがって、下敷き材50を介した斜面Sの押圧がより効果的なものとなり、既設法枠2を有する斜面のより有効な保護が可能となっている。
さらに、格子状の法枠2の内周部分の下部領域全面に下敷き材50−1,50−2,50−3及び50−4が略ロ字状に配置されるので、当該領域において斜面Sが既設の法枠2により押圧され、さらに効果的に斜面Sを保護することが可能となる。
そのうえ、上記実施の形態では、下敷き材50を、格子状の法枠の内周形状に沿って略ロ字状に配置しているが、これに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
以下に、下敷き材50の配置状態の変形例を、図7に基づいて説明する。図7において、上述の図1〜図6に示した実施の形態と同様の要素には、同一の符号を付しその説明を省略する。図7は、下敷き材の配置の変形例を模式的に示す一部破断平面図である。同図においては、法枠2の一部の記載を破断線により省略している。
図示のように、本変形例においては、長矩形の下敷き材50−9が、斜面上側の法枠2(横方向枠部2b)の下部に一端辺50aが位置するように配置されており(図示左側の法枠2枠内を参照)、小さい矩形の下敷き材50−10が、斜面右上方の法枠2(横方向枠部2b)の下部に一端辺50aが位置するように配置されている(図示右側の法枠2枠内を参照)。
下敷き材50−9及び50−10は、それぞれ、他端側の辺50b,50bが受圧板10の枠体20の下敷きとなっている。
本変形例によっても、法枠2の下部の空洞は下敷き材50−9,50−10により充填され、受圧板10の枠体20下部の不陸を吸収しつつ法枠2による斜面2の保護効果を高めることが可能となっている。
特に、斜面上方側の法枠2の下部が浸食されやすいところ、本変形例によればそのような浸食された部分のみをピンポイントで保護することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、受圧板10の主骨格部22は平面視略十字状の形状としているが、これに限られるものではない。例えば、3個の棒状の骨格部材を組み合わせてなる平面視略「エ」字状又は略「*」字状等、種々の形状をとることが可能である。
また、上記実施の形態においては、下敷き材50−1,50−2,50−3,50−4の横手方向(短手方向)の各一端辺50aをその全長に亘って法枠2の下部に潜り込ませているが、その構成が必須というわけではない。すなわち、法枠2の下部が浸食されておらず、空洞が生じていない箇所がある場合にはその箇所に対して法枠2は斜面Sに対して面的に作用しているのであって、その空洞が生じていない領域にまで下敷き材50を潜り込ませる必要はない。
言い換えれば、下敷き材50−1,50−2,50−3,50−4の横手方向(短手方向)の各一端辺50aの少なくとも一端部分を法枠2下部の空洞が生じている箇所に対して潜り込ませておけば法枠2による斜面Sの押さえ効果を回復させることができる。
2 法枠
2a 縦方向枠部
2b 横方向枠部
10 受圧板
20 枠体
22 主骨格部
24 連結部材
30 網体
40 アンカー
50 下敷き材
60 斜面の保護システム

Claims (7)

  1. 縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠が設けられた斜面の保護方法において、
    前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域にアンカーを設置するアンカー設置工程と、
    前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に、前記アンカーに緊締させて該斜面からの反力を受圧する受圧板を斜面に圧接状態で設置する受圧板設置工程と、を有し、
    前記受圧板が、
    該受圧板の外縁を画定する枠体と、該枠体の内部を覆うように該枠体の下面部に張設された網体と、を有することを特徴とする既設法枠を有する斜面の保護方法。
  2. 前記枠体が、略十字形状の主骨格部と、該主骨格部の先端部間に架け渡されて該先端部間を連結する連結部材と、によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
  3. 前記受圧板設置工程よりも前に、
    少なくとも一端を前記法枠の下部に潜り込ませた位置で、且つ他端を前記枠体の下敷きとなる位置で下敷き材を斜面上に配置する下敷き材配置工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
  4. 前記下敷き材配置工程において、前記下敷き材が、格子状の前記法枠の内周形状に沿って略ロ字状に配置されることを特徴とする請求項3に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
  5. 前記下敷き材が、経時固化性を有するスラリー状の充填材を内部に充填、保持可能な袋体として形成されており、
    前記受圧板設置工程が、
    前記受圧板を前記アンカーに取り付けて前記斜面上に固定する固定動作と、
    該固定動作による前記受圧板の前記斜面上への固定後に前記充填剤を前記下敷き材に充填する充填剤充填動作を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
  6. 斜面に設置された、縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠と、
    該法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に設けられたアンカーと、
    前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に、前記アンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板と、
    を備えることを特徴とする既設法枠を有する斜面の保護システム。
  7. 縦方向枠部及び横方向枠部を備える格子状の法枠を有する斜面に設けられたアンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板であって、
    外縁を画定する枠体と、
    該枠体の内部を覆うように該枠体の下面部に張設された網体と、を有し、
    平面視の前記枠体の大きさが、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部を含まない前記斜面の領域に包含される大きさであることを特徴とする受圧板。
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