JP6908260B2 - 受圧板、受圧板を用いた既設法枠を有する斜面の保護方法及び既設法枠を有する斜面の保護システム - Google Patents
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Description
まず、図8(A)に示す既設の法枠2を有する斜面Sの各法枠2の枠内における縦方向枠部2a及び横方向枠部2bにて仕切られた斜面Sの領域にアンカー40を設置する。斜面Sには、表層G2(風化した不安定層)の表面部から深層G1(岩盤等の安定地層)まで図示しないアンカー穴が、各法枠2の枠内に1箇所ずつ穿設されており、アンカー40は、このアンカー穴に挿入された後に、セメントミルクが当該アンカー穴に注入され、アンカー40が斜面Sに打設される。アンカー40の頭部40aは、図4に示すように、地表に露出せしめられた状態で維持されている(以上、アンカー設置工程)。
次に、斜面S上に下敷き材50を配置する。本実施の形態において、図3及び図4に示すように、下敷き材50は長矩形の形状を有している。この下敷き材50を、図4に示すように、法枠2の各枠内において、横手方向(短手方向)の一端辺50aを浸食された法枠2の下部に潜り込ませ、且つ横手方向の他端辺50bを法枠2の枠内に露出させて配置する。この操作を、矩形の法枠2の4つ各内周辺に沿って行う。すると、図4に示すように、下敷き材50−1,50−2,50−3,50−4は、格子状の法枠2の内周形状に沿って略ロ字状に配置される。
なお、本発明において、主骨格部22の下敷きとなる位置に他の下敷き材50−5〜50−8を配置する否かは任意である。斜面Sの状況により、他の下敷き材50−5〜50−8をアンカー40を貫通させる貫通孔を有するとともに枠体20の内部を覆う略矩形の形状を有する下敷き材に置き換えてもよいし、他の下敷き材50−5〜50−7の配置を行わないこととしてもよい(以上、下敷き材配置工程)。
受圧板設置工程では、まず、主骨格部22の軸部23に設けられた挿通孔23aにアンカー40を挿通させて受圧板20をアンカー40に取り付け、斜面S上に固定する固定動作を行う。固定は、例えば、アンカー40の頭部40aに公知のアンカーヘッドユニット26を取付け、締め付けることにより行う。受圧板10が固定された斜面Sを図5に示す(以上、固定動作)。
2a 縦方向枠部
2b 横方向枠部
10 受圧板
20 枠体
22 主骨格部
24 連結部材
30 網体
40 アンカー
50 下敷き材
60 斜面の保護システム
Claims (7)
- 縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠が既に設けられた斜面の保護方法において、
前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部にて仕切られた前記斜面の露出した領域にアンカーを設置するアンカー設置工程と、
前記法枠の枠内における前記斜面の露出した領域に、前記アンカーに緊締させて該斜面からの反力を受圧する受圧板を斜面に圧接状態で設置する受圧板設置工程と、を有し、
前記受圧板が、該受圧板の外縁を画定する枠体と、該枠体にて仕切られた空間領域を覆うように該枠体の下面部に張設され、JIS G3506に規定された硬鋼線材から製造された線材を用いて形成された菱形金網と、を有し、
該枠体は、主骨格部と、該主骨格部の先端部間に架け渡されて該先端部間を連結する連結部材と、によって構成されており、
前記連結部材によって、前記菱形金網と前記枠体とが結合されていることを特徴とする既設法枠を有する斜面の保護方法。 - 前記主骨格部が略十字形状であることを特徴とする請求項1に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
- 前記受圧板設置工程よりも前に、
少なくとも一端を前記法枠の下部に潜り込ませた位置で、且つ他端を前記枠体の下敷きとなる位置で下敷き材を斜面上に配置する下敷き材配置工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。 - 前記下敷き材配置工程において、前記下敷き材が、格子状の前記法枠の内周形状に沿って略ロ字状に配置されることを特徴とする請求項3に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。
- 前記下敷き材が、経時固化性を有するスラリー状の充填剤を内部に充填、保持可能な袋体として形成されており、
前記受圧板設置工程が、
前記受圧板を前記アンカーに取り付けて前記斜面上に固定する固定動作と、
該固定動作による前記受圧板の前記斜面上への固定後に前記充填剤を前記下敷き材に充填する充填剤充填動作を含むことを特徴とする請求項3又は4に記載の既設法枠を有する斜面の保護方法。 - 斜面に既に設置された、縦方向枠部及び横方向枠部を有する格子状の法枠と、
該法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部にて仕切られた前記斜面の露出した領域に設けられたアンカーと、
前記法枠の枠内における前記斜面の露出した領域に、前記アンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板と、
を備え、
前記受圧板が、該受圧板の外縁を画定する枠体と、該枠体にて仕切られた空間領域を覆うように該枠体の下面部に張設され、JIS G3506に規定された硬鋼線材から製造された線材を用いて形成された菱形金網と、を有し、
該枠体は、主骨格部と、該主骨格部の先端部間に架け渡されて該先端部間を連結する連結部材と、によって構成されており、
前記連結部材によって、前記菱形金網と前記枠体とが結合されていることを特徴とする既設法枠を有する斜面の保護システム。 - 縦方向枠部及び横方向枠部を備える格子状の法枠を既に有する斜面に設けられたアンカーに緊締されて前記斜面に圧接状態で設置されて該斜面からの反力を受圧する受圧板であって、
外縁を画定する枠体と、
該枠体にて仕切られた空間領域を覆うように該枠体の下面部に張設され、JIS G3506に規定された硬鋼線材から製造された線材を用いて形成された菱形金網と、を有し、
該枠体は、主骨格部と、該主骨格部の先端部間に架け渡されて該先端部間を連結する連結部材と、によって構成されており、
前記連結部材によって、前記菱形金網と前記枠体とが結合されており、
平面視の前記枠体の大きさが、前記法枠の枠内における前記縦方向枠部及び横方向枠部にて仕切られた前記斜面の露出した領域に包含される大きさであることを特徴とする受圧板。
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