JP6872231B2 - 長期耐久性を有する岩盤斜面の補強構造およびその施工方法 - Google Patents
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Description
斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて穿孔された1または複数の穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材が配置され、当該補強材の周囲で前記穿孔された穴にグラウト材が充填され、当該グラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部が形成され、前記補強材は、複数本の補強材が束状になって前記穿孔された穴に配置されており、補強材ごとに両方の区域に形成された定着部が互いに分散されていることを第1の特徴とする。
各補強材の定着部区間の間に当該補強材とグラウト材が縁切りされた自由長部区間がそれぞれ形成されていることを第2の特徴とする。
斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて穿孔された1または複数の穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材が配置され、当該補強材の周囲で前記穿孔された穴にグラウト材が充填され、当該グラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部が形成され、
前記穿孔された穴に補強材を被覆する袋体が補強材と共に配置され、前記グラウト材が前記袋体の内部に充填され、袋体の内部に充填されたグラウト材と袋体の内部から袋体の外部に漏出されたグラウト材の硬化により、両グラウト材を介して補強材および両区域の岩盤が一体化されることを第3の特徴とする。
斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材を多数本束状にして配置する工程と、各補強材の途中にシース管を被せるとともに各シース管を前後位置が互いにずれるように配置する工程と、各シース管の周囲で前記穿孔した穴にグラウト材を充填する工程と、充填したグラウト材の硬化により、両方の区域に定着部を形成するとともに各定着部を補強材ごとに互いに分散して配置することを第1の特徴とする。
斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材を多数本束状にして配置する工程と、各補強材の途中にシース管を被せるとともに各シース管を前後位置が互いにずれるように配置する工程と、各シース管の周囲で前記穿孔した穴にグラウト材を充填する工程と、充填したグラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部を形成するとともに各定着部を補強材ごとに互いに分散して配置する工程と、補強材の定着部の間に補強材とグラウト材を縁切りして自由長部区間を形成する工程を備えることを第2の特徴とする。
斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材と当該補強材を被覆する袋体を配置する工程と、当該袋体の内部にグラウト材を充填する工程と、袋体の内部に充填したグラウト材と袋体の内部から袋体の外部に漏出したグラウト材の硬化により、両グラウト材を介して補強材および両区間の岩盤を一体化させる工程を備えることを第3の特徴とする。
2 ケーブル(補強材)
3 スペーサー
4 グラウト注入管
5 結束バンド
6 パッカー
7 セメントミルク
8 シース管
10 モルタル吹付面
11 金網
12 座金
13 ナット
G 岩盤
G1 移動岩盤区域
G2 不動岩盤区域
S 斜面
T1 定着部区間(定着部)
T2 自由長部区間(自由長部)
Claims (6)
- 斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて穿孔された1または複数の穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材が配置され、当該補強材の周囲で前記穿孔された穴にグラウト材が充填され、当該グラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部が形成され、前記補強材は、複数本の補強材が束状になって前記穿孔された穴に配置されており、補強材ごとに両方の区域に形成された定着部が互いに分散されていることを特徴とする岩盤斜面の補強構造。
- 各補強材の定着部区間の間に当該補強材とグラウト材が縁切りされた自由長部区間がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載の岩盤斜面の補強構造。
- 斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて穿孔された1または複数の穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材が配置され、当該補強材の周囲で前記穿孔された穴にグラウト材が充填され、当該グラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部が形成され、
前記穿孔された穴に補強材を被覆する袋体が補強材と共に配置され、前記グラウト材が前記袋体の内部に充填され、袋体の内部に充填されたグラウト材と袋体の内部から袋体の外部に漏出されたグラウト材の硬化により、両グラウト材を介して補強材および両区域の岩盤が一体化されることを特徴とする岩盤斜面の補強構造。 - 斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材を多数本束状にして配置する工程と、各補強材の途中にシース管を被せるとともに各シース管を前後位置が互いにずれるように配置する工程と、各シース管の周囲で前記穿孔した穴にグラウト材を充填する工程と、充填したグラウト材の硬化により、両方の区域に定着部を形成するとともに各定着部を補強材ごとに互いに分散して配置することを特徴とする岩盤斜面の補強構造の施工方法。
- 斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材を多数本束状にして配置する工程と、各補強材の途中にシース管を被せるとともに各シース管を前後位置が互いにずれるように配置する工程と、各シース管の周囲で前記穿孔した穴にグラウト材を充填する工程と、充填したグラウト材の硬化により、両方の区域に補強材の定着部を形成するとともに各定着部を補強材ごとに互いに分散して配置する工程と、補強材の定着部の間に補強材とグラウト材を縁切りして自由長部区間を形成する工程を備えることを特徴とする岩盤斜面の補強構造の施工方法。
- 斜面から移動岩盤区域および不動岩盤区域にかけて1又は複数の穴を穿孔する工程と、穿孔した穴に両区域に跨る長さ5m超100m以下の長尺な補強材と当該補強材を被覆する袋体を配置する工程と、当該袋体の内部にグラウト材を充填する工程と、袋体の内部に充填したグラウト材と袋体の内部から袋体の外部に漏出したグラウト材の硬化により、両グラウト材を介して補強材および両区間の岩盤を一体化させる工程を備えることを特徴とする岩盤斜面の補強構造の施工方法。
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