JP4526302B2 - 斜面保護方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地山の斜面や法面の保護方法、特に地山表層の滑り、崩壊を防止するための方法に関する。
従来、地山の表層を保護し、その安定化を図るための様々な方法が提案されており、その中で、比較的浅い、例えば1〜3mの深さの表層が剥離して滑り落ちる虞があるような地山の安定化法として、引張り強度の高いワイヤーで製作した網体を保護すべき地山の斜面に展延設置し、この網体の上面から支圧板を所定間隔をおいて点在状態に配置し、前記支圧板を、地山に設置されるアンカーを用いて、網体の上から地山に対して押圧固定する斜面保護方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−11863号公報
上記従来の斜面保護方法は、保護すべき斜面を網体とアンカーによって押え、表層滑りの発生を阻止するようにしたものであり、比較的簡単な構成と作業によって、表層の滑りや崩壊を効果的に防ぐことができるという点で極めて有為である。
この斜面保護方法を実施する際、網体が効果的に斜面を押えることができるよう、網体全体が斜面との関係で緊張状態に維持されている必要があり、従来このような緊張状態を、網体を押えている支圧板を地山内へ或る程度沈み込ませるように設置することによってもたらしている。
このような沈み込みは、設置したアンカーに設けられたボルト及びナットによる締込み手段により、支圧板を地山に対して締め付け、地山内へ押し込むことによって得られるが、この締込み手段による沈み込み量だけでは、網体に十分な緊張力をもたらすことはできない。殊に地山の表土が固い場合には、締め込みによる支圧板の沈み込みを期待することはできない。
そこで、本発明は、比較的容易かつ安価に、網体を地山面との関係で緊張状態に置き、網体全体によって地山の表層をしっかりと押え、表層の滑りや崩落を防止する方法を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ワイヤーで製作した網体を、保護すべき斜面に展延設置し、この網体の上面から支圧板を所定間隔置きに点在状態に配置し、前記支圧板配置箇所に相当して予め地山に設置されているアンカーを用いて支圧板を地山に対して定着する斜面保護方法において、前記網体は、硬鋼線のワイヤーにより構成され、短い方の対角線長さが50〜150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmの菱形の網目構造を有し、前記網体の展延設置に先立って、前記アンカー間領域に袋体を配置し、該袋体は前記網体の所定領域を面的にカバーする扁平体として形成され、配置された前記袋体の上方から前記斜面に網体を展延設置し、前記アンカーに支圧板を取付け、次いで、前記袋体内に一時的流動性のある注入材を注入し、注入材による袋体の膨張及び/又は支圧板の締着により網体に緊張を与えることを特徴とする。
上記の“アンカーに支圧板を取付け”とは、「アンカー上で支圧板を完全に締め込んで地山に対して定着した状態」(本締め)の他に、「不完全に締め込んだ状態」(仮締め)、或いは「単に支圧板をアンカーに結合しただけで締込みは行なわれていない状態」の何れをも意味している。
上記の“注入材による袋体の膨張及び/又は支圧板の締着により網体に緊張を与える”とは、「支圧板を最終的に定着した状態で注入材による袋体の膨張により網体に緊張を与える」こと、又は「袋体への注入材の注入を行い膨張させてから支圧板の締め込みにより網体に緊張を与える」こと、又はその双方であることを意味している。
また、“一時的流動性のある注入材”とは、袋体内へ注入され袋体を膨張させる際には流動性であるが、時間経過と共に硬化又は固化し固体状態になる材料であることを意味している。
請求項1に記載の発明によれば、網体下の袋体に一時的流動性のある注入材を注入し固体化させることにより、網体は固体化注入材と定着支圧板の作用によって全体的に緊張状態に維持され、この緊張力は網体の所定領域を面的にカバーする扁平体として形成される袋体を介して地山に伝達され、結果として地山表層は滑りや崩壊が発生し得ないよう網体によってしっかりと押えられる。ここで、網体は硬鋼線ワイヤーにより構成されることにより大荷重に対応することができ、従って大規模な滑りの可能性がある地山斜面に対して十分な押え効果を発現する。
請求項2に記載の発明は、複数の支圧板が整列配置される場合において、2つの隣接支圧板列間の領域に、当該各列の複数個の一連の支圧板に亘って1つの長尺の前記袋体が配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、一つの袋体によって広い網体領域に緊張力を及ぼすことができ、従って少ない数の袋体によって所期の効果を挙げることができるので、作業性及び経済性の面で有利である。
請求項3に記載の発明は、前記袋体内への注入材の注入を、周囲に多数の噴出口を設けた注入パイプを用い、この注入パイプを前記袋体内へ差込み、噴出口形成部を前記袋体内に延在させた後、パイプ注入筒口より注入材を給送することによって行うことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、特に袋体内に多孔質物質が封入されている場合に、袋体内での注入材噴出をいたるところで同時に行うことができ、従ってこの多孔質物質に対し注入材を均等かつ迅速に行き渡らせることができる。
請求項4に記載の発明は、前記袋体が2層から成っており、その内層が透気性を有するが透水性に乏しい材料、外層が高強度の材料にて製作されていることを特徴とする。“透水性に乏しい材料”という表現は、水分の逸出はあるが注入材の固体化に必要な水分は保有していることを意味している。
請求項4に記載の発明によれば、内層は注入材と必要な水分とを逸脱することなく保持する材料で、外層は注入材と水分の保持には関係なく、内層を保護するために高強度の材料で製作可能であり、このことは現在入手できる比較的安価な材料を使用して高強度、高機能の袋体の製作を可能とし、その結果、斜面安定化のための経費を低減できるという効果をもたらす。
請求項5に記載の発明は、ワイヤーで製作した網体を、保護すべき斜面に展延設置し、この網体の上面から支圧板を所定間隔置きに点在状態に配置し、前記支圧板配置箇所に相当して予め地山に設置されているアンカーを用いて支圧板を地山に対して定着する斜面保護方法において、前記網体は、硬鋼線のワイヤーにより構成され、短い方の対角線長さが50〜150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmの菱形の網目構造を有し、前記網体の展延設置に先立って、前記アンカー間領域に、上下動可能の網体担持部材を有する網体押上げ治具を、前記担持部材を引き下げた状態で配置し、前記網体担持部材は前記網体を押上げ可能な板状体として形成され、前記配置された網体押上げ治具の上方から前記斜面に網体を展延設置し、前記アンカーに支圧板を取付け、次いで、前記網体押上げ治具の網体担持部材を上動させ、前記アンカー間領域において網体に緊張を与えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明において、“アンカーに支圧板を取付け”という表現の意味は請求項1に関して上記したものと同様である。
請求項5に記載の発明によれば、網体の緊張を治具の操作によって簡単にもたらすことができる。また、網体担持部材の上動距離を適宜選定することによって、網体の緊張を所望の張力のものにできる。ここで、網体は硬鋼線ワイヤーにより構成されることにより大荷重に対応することができ、従って大規模な滑りの可能性がある地山斜面に対して十分な押え効果を発現する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、網体押上げ治具が、複数の支圧板で包囲される斜面範囲の中央部に配置されることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、網体に生じる緊張力を、当該網体押上げ治具周辺のアンカーに均等に分散させて受け持たせることができる。
請求項7に記載の発明は、支圧板と地山との間に、アンカーに対する網体のずれを防止するための固定材が挟着されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、アンカーに対する網体のずれ発生が防止できるので、網体の網目を構成するワイヤー部分が支圧板下でアンカーと係合して強く引っ張られ、破断に至るような事態を回避することができる。
請求項に記載の発明は、網体に所要の緊張が付与された後、網体と地山斜面との間に生じる空間に、網体の上から網目を通して充填材が吹き付けにより充填されることを特徴とする。この結果、充填材は網体の保持作用によって、落下したり雨水などによって押し流されたりすることなく、網体下の地山面上に確実に留まる。特に急斜面の場合には、網体による充填材保持作用は極めて効果的である。
以上のように、本発明に係る斜面保護方法によれば、比較的簡単な作業で網体が遊びなく終始有効に働くように調整でき、地山表層の滑りや崩落の発生を未然に防ぐことができるものである。
以下、本発明の実施形態の例を図面に基づいて説明する。
[第1の実施の形態]
図1〜図4は本発明方法により施工した保護斜面の部分図であり、図中1は網体、2は支圧板、3は袋体である。図1〜図3において、上側が地山斜面上方である。
上記の網体1は高強度ワイヤー7、例えば硬鋼ワイヤー或いはステンレスワイヤーを使用して製作されている。ワイヤーは防食処理されていることが好ましく、具体的な防食処理としては図13に示すように、鋼線7Aの表面に亜鉛メッキ7Bが施され、更に亜鉛メッキ面上に樹脂による被覆7Cを設けることによって行われる。亜鉛メッキの例としてはZn/Alメッキが挙げられ、また被覆用の樹脂としては、ポリエステル(飽和ポリエステル)、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニルなどが挙げられる。上記のワイヤーは入手可能のその他の鋼線であってもよいし、その他の金属製であってもよい。更に、これらの金属製ワイヤーと同等の強度と耐久性を有しているものであれば、プラスチック等の非金属材料で製作したワイヤーを使用しても良い。
上記のワイヤーは、網体1を形成するために、図5に示すように折曲される(このように折曲されるワイヤーについては特許文献1に記載されている)。即ち、ワイヤー7は、平面的に見てジグザグ状に(図5a)、伸長方向に向かって螺旋状に(図5b)、正面から見ると長円形状に(図5c)折曲されている。従って、ほぼ直線状の上辺直線部7aと下辺直線部7bとがそれらの間の屈曲部7cによって結合され、その場合上辺直線部7aと下辺直線部7bとは、図5aのように平面的に見て所定の角度を成している。
上辺直線部7aと下辺直線部7bとが成す鋭角的角度は、図5aに示すように、30〜50°であることが好ましい。また、上辺直線部7aと下辺直線部7bとの間の高さ方向の間隔Dは図5cに示すようにワイヤー太さの3倍もしくはそれ以上となっていることが好ましい。
上記のように折曲されたワイヤーは、図6に示すように連結され、図7に示すような網体となされる。網体の網目寸法の例としては、短い方の対角線長さが50〜150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmである。構成された網体は厚さを持った立体的構造となり、弾性的に作用する。また、比較的厚みのある立体的構造であることによって、網体被覆斜面上の植生を保護する効果も有する。
上辺直線部7aと下辺直線部7bとの成す角度を上記のように30〜50°とすることにより、構成された網体に生じる網目8は、一方の対角線が他方の対角線より長い菱形となる。網体は長い対角線方向の網体強度が極めて大きくなり、長い対角線方向を地山斜面の圧力が最も大きく作用する方向、即ち斜面の上下方向へ合わせることにより、網体の強度的機能を充分に発現させることができる。
支圧板2は図8に示すように、平面図で見て多角形(a)、楕円形(b)、円形(c)のものなど、多様な形状のものが使用可能である。寸法の例としては、長さ又は径が20cm〜1m、厚さは10〜30cmであり、材料としてはコンクリート、金属、あるいはプラスチックが挙げられる。コンクリートおよびプラスチック製の場合、中実であることが好ましく、金属製、特に鉄製の場合には、中空殻体構造であることが好ましい。支圧板の中央にはアンカーヘッド挿通用の孔2aが形成してある。
図9は上記袋体3の例を示している。図9(a)に示す袋体3は平面視矩形形状の扁平体として形成されているが、他の形状、例えば平面視が円形、楕円、多角形の扁平体であっても良い。図中、3aは袋体本体、3bは注入用筒口である。また、図1〜3に示すように、袋体3は網体1の所定領域を面的にカバーする広がりを有している。
袋体本体3aは、植物繊維製織物、化学材料製不織布等によって製造されていることが好ましいが、特に透気性はあるが透水性には乏しい透気・低透水性材料製であることが好ましい。
袋体3はその内部に圧入される注入材の圧力に耐え得るように、更に、注入された注入材の自重を受け止め得るようにその強度が付与されている。織物や不織布のみで必要な強度をもたらすこともできるが、図9(a)中のI−I線に沿う拡大尺断面図である図9(b)に示すように、袋体本体3aを2層構造とし、その内層3a1を透気・低透水性材料、例えば不織布で構成し、外層3a2を高強度の材料、例えば目の粗い麻布にて製作すれば、高強度且つ安価で使用勝手のよい袋体が得られる。
袋体3の内部には、図9(c)に示すように、スポンジ、発泡ウレタン、パルプ製品、パーム(シュロ科やヤシ科植物の果実から得られる塊状繊維)等の、注入材を含浸保持でき膨張変形可能な材料3dを内蔵しているものであることが好ましい。これら材料は単独でも混在でもよい。注入材含浸保持材料がスポンジや発泡ウレタン製である場合、無数の小塊状のものを袋体内に封入してもよいし、一体的なものを封入してもよい。また、注入材含浸保持材料として、注入材が浸透あるいは透過し易い多孔質物質断片と、注入材の含浸保持能力の高い多孔質断片とを混在させたものや、浸透性若しくは透過性良好な多孔質物質と、含浸保持能力良好な多孔質物質とをそれぞれ板状に形成し、両板状体を層状に組み合わせて使用しても良い。
上記の袋体3はその表面に植物の種子が付着しているものであることが好ましい。図9(c)は袋体の内側に種子Tが付着している状態を示している。袋体3に種子を付着させる代わりに、図10に示すようなシート材9に種子Tを付着させたものを袋体内へ封入しておいてもよい。袋体3は注入材の固体化後には腐蝕して、植生の肥料になるような材料で製造しても良い。
袋体3内に注入される注入材は一時的流動性のある注入材、例えばセメントミルクである。その他に、植物短繊維、土、硬化材(例えば、少量のセメントまたは類似物)、及び水を主成分とし、これらを混合したものを、一時的流動性のある材料として使用してもよい。この場合、注入材中に植物の種子を混入しておき、その固体化後に発芽させて保護斜面の植生の発生を促すようにしても良い。
注入材は袋体3の注入用筒口3aから袋体内部へ圧入されるが、筒口3aから直接的に行う代わりに、図11に示すような注入パイプ3cを筒口3aから、或いは場合によっては袋体3に突き刺して差込み、この注入パイプを通して行うようにしてもよい。この注入パイプ3cは先端が閉鎖されていると共に、周囲に図示のように多数の噴出口3caがパイプ孔に連通して設けられている。従って、この注入パイプ3c内へ圧送される注入材は袋体3内で広い範囲で噴出する。このような注入パイプ3cの使用は、上記のように袋体3内に多孔質物質3dを封入してある場合に特に有利である。即ち、各噴出口3caから噴出した注入材はその周辺にある多孔質物質内へ浸透するので、全体的に一様な注入が可能となる。注入パイプ3cは図示のように直線的である他に、屈曲していても良い。
次に、上記第1の実施形態による斜面保護方法の手順について具体的に説明する。
先ず地山斜面における支圧板2の配置位置にアンカー5が設置される。アンカー5の設置箇所、従って支圧板2の配置位置は適宜選択し得るものであって、図1及び図2に示すように縦横に整列しても良いし、あるいは図3に示すように千鳥状にしても良い。何れの配置を採るにしても、均等な点在状態にすることが好ましい。隣り合う支圧板2間の距離は現場の状況にもよるが、例えば1〜3mである。
アンカー5の設置は、例えば図4に示すように、岩盤などの地山深層4bまで削孔して形成したアンカー孔にアンカーロッド或いはアンカーケーブル(以下アンカーロッドと総称する)を挿入し、このアンカーロッドの基部周囲にセメントミルクなどを注入し、固化させ、前記基部を地山深層4bに固定することによって行われる。アンカーロッドの頭部は地表に露出せしめられ、アンカーヘッド5aとして後述のように支圧板2を保持し且つ締着するために使用される。
アンカー5の設置後、アンカー設置箇所の間の領域、例えば図1に示すように4つのアンカー設置箇所に囲まれた領域に袋体3が配置される。図1に示す例では、袋体3は平面的に見て略正方形状のものが使用されているが、図2及び図3に示すように、隣り合う支圧板列2,2,2・・と2,2,2・・の間の領域に、当該各列の複数個の連続支圧板(図では各3個)に亘って1つの長尺の袋体3を配置するようにしてもよい。更に、図示のように長尺の袋体を横列の支圧板間領域に配置する代わりに、縦列の支圧板間領域に配置してもよいし、両者の組み合わせであってもよい。図3のように支圧板2が千鳥配置されている場合は、地山斜面の上下方向へ配置される長尺袋体は、図示の横方向長尺袋体3に対して斜行状態となる。
上記網体1は、下記のように地山面に展延設置された後においては、アンカー5に対して位置的なずれが生じないように処置しておくことが好ましい。この処置として支圧板2と地山面との間に固定材が配置される。この固定材の形成方法の一態様が図12に示されている。図示の態様によれば、網体1の展延設置に先立って、支圧板2の配置場所に第2の袋体10が座布団状に敷設される。この第2袋体の素材は上記袋体3と同様のものでよく、また、この第2袋体に注入される注入材も上記と同様のものでよい。この第2袋体も扁平構造を有しており、平面的に見て支圧板2の底面輪郭形状か、それより幾分か大きな寸法になされており、中心部にアンカーロッドが通過可能の孔が設けてある。上記以外の構造、形状、寸法のものを使用することも可能である。注入材の注入も、上記袋体3と同様に設けてある注入筒口(図示せず)、或いは上記と同様の注入パイプにより行うことができる。第2の袋体10を用いた固定材の形成に代えて、ゴム製板体を固定材として使用してもよい。
袋体3及び、必要に応じて第2袋体10の配設後、網体1が両袋体3、10の上から保護すべき斜面を覆うように展延配設される。網体の展延配設は、好ましくは、ロール状に巻かれた一定幅の単位網体を斜面上方に置き、ロール外周側にある網体端部を地山に固定し、次いで網体ロールを下方へ向けて転動落下させ、これによってロール外周から次々に網体を解放する作業を、斜面の横方向へ必要な範囲にわたって順次繰り返し行うことによって達成される。上記のように各網体ロールを斜面上において上から下へ転動させ、平面状に展開し、並列状態に配置した後、横方向に隣接する単位網体は、互いの端部の網目を互いに重ね合わせ、重なり合ったワイヤー部分、例えば上記の上辺直線部7a同士又は下辺直線部7b同士をクリップによって結合することによって、互いに連結され、斜面全体をカバーする1つの網体となされる。クリップによって結合された部分は、図1〜3において符号12によって指示されている。
網体の展延配設に次いで、支圧板2が網体1の上からアンカー設置位置においてアンカー5のアンカーヘッド5aに結合される。
図12はアンカーヘッド5aと支圧板2との結合状態を概略的に示している。周囲に雄ネジ部材が設けてあるアンカーヘッド5aは、支圧板2の中央部に設けた貫通孔2aを貫通し、支圧板2の上方へ延び出している。アンカーヘッド5aの雄ネジ部材は雌ネジ部材5bと螺合しており、雌ネジ部材5bを雄ネジ部材に対して例えば右回転させることにより、支圧板2はアンカーの基部方向へ徐々に締め込まれ、従って地山斜面に対して押付けられる。
アンカー5に対する支圧板2の取付けが行なわれた後、袋体3内への注入材の注入が行なわれる。注入は、アンカー5に対する支圧板2の取付けが、アンカー上で支圧板を完全に締め込んで地山に対して定着した状態(本締め)、不完全に締め込んだ状態(仮締め)、或いは単に支圧板をアンカーヘッド5aに結合しただけで締込みは殆ど行なわれていない状態の何れの状況で行ってもよい。注入材の注入圧は0.1〜0.2Kgf/cmの範囲が望ましい。
注入は袋体3に設けた注入用筒口3bから直接に、或いは注入用筒口3b又は袋体3の本体に差込んだ注入パイプ3cを通して行なわれる。注入は、支圧板2が本締めされた状態で行う場合には、袋体3の膨張により網体1に所定の張力が発生した時点で終了する。支圧板の仮締め状態或いは締込みが殆ど行なわれていない状態で注入を行う場合には、注入材が固化した後、支圧板2の本締めによって網体1に所定の緊張が生じるよう、注入量を設定する。設定注入量は、例えば袋体が所定の厚さまで膨張したことによって確認される。
支圧板2の仮締め状態或いは締込みが殆ど行なわれていない状態で注入を行う場合、袋体内への注入材の注入は、本締め状態で行う場合に比較して、低圧で行うことができ、その結果比較的強度の低い袋体を使用することができ、従って袋体は比較的安価に製造できる。
複数の袋体同士を連通パイプ等(図示せず)により内部的に連通して連結することによって、1つ又は複数の袋体3の注入筒口3b或いは注入パイプ3cから、連結袋体全体に同時に注入材注入を行うことができ、これにより注入設備と注入筒口との付け替えの手間が省け、また全袋体への注入体注入時間を大幅に短縮することができる。
第2の袋体10を用いる場合には、この袋体にも同様に注入材が注入され、注入材は時間経過と共に固化する。
上記の何れの状態で袋体3への注入を行った場合でも、注入材の固化後は、注入前又は注入後における支圧板本締め(支圧板の定着)の作用と相俟って、網体1は全体的に終始緊張状態に置かれ、結果的に地山表層部4a(図4中の点線Sから上の部分)は、網体1とアンカー5とによって地山深部4b押付けられた状態になり、滑りや崩落が発生し難い状態に維持され、従って地山斜面、或いは切土法面の安定化が図られる。
第2の袋体10により形成した固定材の作用と、定着された支圧板の作用とによって、網体1は支圧板2と地山面との間でしっかりと押えられ、アンカー5との間で位置的なずれが生じることを阻止される。従って、網体1のずれによって網体を形成するワイヤーの一部がアンカーと係合し、このワイヤー部分が網体の緊張力に基づく集中荷重を受けて裂断するというような事態の発生が固定材10の作用によって阻止される。
網体に所要の緊張が付与された後、網体1と地山斜面との間に生じる空間に、網体の上から網目を通して充填材が吹き付けにより充填される。充填材としては、植生吹付け材、例えば種子混入腐葉土と水を混合したもの、或いは植物短繊維、土、硬化材(例えば、少量のセメントまたは類似物)、種子及び水を混合したものが有効である。充填材中の植物の種子は充填材固化後に発芽し、保護斜面に早期に望ましい植生をもたらす。
なお、図1〜図3中、符号11は網体補強用のワイヤーロープであって、網体1上に張設され、支圧板2によって押えられ固定されている。このワイヤーロープにより地山押圧システムの耐力が増加するが、予想される地山表層の滑りの規模によっては必ずしも使用しなくてもよい。
[第2の実施の形態]
第2の実施形態では、上記の袋体に代えて網体押上げ治具が使用される。図14は前記網体押上げ治具の具体例を示している。この例によれば、押上げ治具13は、支持体13aと網体担持板13bとを有している。
図14(B)に示すように、支持体13aは基板13aと、この基板の中央部に立設された支柱13aとを有しており、支柱13aの上部にはストッパー13aが設けてある。
網体担持板13bは、図14(A)に示す例では平面的に見て楕円形に形成されているが、円形、多角形、その他様々な形状を取り得る。網体坦持板13bの上縁部は、網体との接触によって網体を損傷することのないように、面取りされている。また、図14(A)、図14(B)及び図17に示すように、網体坦持板13bは網体を押上げ可能な板状体である。
保持板13bは中央部にT字形の透孔13bを有しており、この透孔は異なった方向へ延びる2つの部分13b11及び13b12から成っている。一方の透孔部分13b11は担持板13bの中心部を通って延びており、他方の透孔部分13b12は担持板13bの中心部を外れたところに位置している。担持板13bには更に透孔13bの周囲に4つの係合孔13bが設けてある。
図15は、上記網体押上げ治具13を作用状態にするために使用される担持板引上げ装置14を示している。この装置は、基台14aと、この基台を支持する4本の脚部14bと、吊上げ部材14cと、この吊上げ部材を上下動させるための手段とを有している。
上記脚部14bは前記網体1の網目を通過可能の柱状体として形成されており、その上端は基台14aに堅固に接続されている。
上記吊上げ部材14cは、2本の吊上げ腕14cと、この吊上げ腕の上端を保持する保持板14cと、この保持板の中央に固定され上方へ延びている吊上げ杆14cとを有している。
上記の吊上げ腕14cはそれらの下部にそれぞれ爪部14c11を有しており、吊上げ腕14cはこれら爪部が互いに接近、離間できるように上部において保持板14cに揺動可能に接続されている。
上記の吊上げ杆14cは基台14aの中央部に設けた通孔14aを通って基台上方まで延びている。吊上げ杆14cはネジ棒として形成されており、このネジ棒は基台14a上に配置されたナット材14dと螺合している。上記の吊上げ部材上下動手段は、上記ネジ棒14cとナット材14dとで形成される。
上記ナット材14dを基台14aに対して回転可能に配置する代わりに、基台14aに固定し、吊上げ杆14cをその軸線に関して回転させるようにしてもよい。その場合、吊上げ杆14cは保持板14cに対して回転可能に取り付けられる。
以下、図16を参照して、第2の実施形態による斜面保護方法の手順について具体的に説明する。第2の実施形態において、網体1及び支圧板2については第1の実施形態の場合と同様のものが使用され、またアンカー5の設置、網体1の展延設置、支圧板2の締着もしくは定着についても第1の実施形態の場合と同様に行なわれる。
展延設置された網体1上の支圧板2を、雌ネジ部材5bを回すことにより定着した後、アンカー設置箇所の間の領域、例えば図1に示すように4つのアンカー設置箇所に囲まれた領域の中心位置に、網体押上げ治具13が網体担持板13bを基板13a1に載置した状態(図14(B)参照)で配置される。
次いで、担持板引上げ装置14が上記のように配置された網体押上げ治具13に対して設置される。この設置は、網体1の網目を通過させて接地した状態の4本の脚部14bが網体押上げ治具13を取り囲むように行う。次に、吊上げ腕14cの爪部14c11を、保持板13bの互いに向かい合う2つの係合孔13bにそれぞれ差し込み、保持板13bの反対側に突出させ、次に吊上げ腕14cを揺動して、爪部14c11を係合孔13bの周縁の保持板下部と係合する位置にもたらす。
次に、ナット材14dを回転させ、或いはナット材14dが基台14aに固定されている場合には吊上げ杆14cを回転させ、吊上げ杆14cを軸線方向上方へ移動させると、吊上げ腕14cを介して担持板13bが支柱13aに沿って上方へ移動せしめられ、従って網体1も担持板13bを中心に持ち上げられる。担持板13bがストッパー13aの下部に接近した際、透孔部分13b12がストッパー13aに整合するよう担持板13bの横方向位置が調節され、従って担持板13bはストッパー13aを通り抜けてストッパー13aの幾分か上方まで移動せしめられる。この位置で担持板13bは透孔部分13b11が支柱13aと係合するよう位置調整せしめられ、従って担持板13bはストッパー13a上に乗った状態に維持される。上記担持板13bの持上げ高さ、即ち網体1の持上げ高さは15〜20cm程度が望ましく、また網体を持上げる力は1〜3tf程度である。
次いで、ナット材14dを逆回転させれば、爪部14c11は担持板13bの下面から離脱する。次いで、吊上げ腕14cを揺動させ、爪部14c11を係合孔13bとの整合位置にもたらすことにより、爪部は係合孔から抜き出し可能になり、担持板引上げ装置14が撤去可能状態になる。
図17は担持板引上げ装置14を撤去した後の状態を示しており、網体1は網体押上げ治具13によって押し上げられ、緊張した状態に維持される。このように網体押上げ治具13により網体1を緊張した後、網体押上げ治具周囲の網体と地山面との間の空間には上記の充填材が網体上からの吹き付けにより網目を通して注入される。
本発明方法の第1の実施形態による保護地山斜面の一部を示す図である。 第1の実施形態の改変例による保護地山斜面の、図1と同様の図である。 第1の実施形態の他の改変例による保護地山斜面の、図1と同様の図である。 第1の実施形態による保護地山の縦断面図である。 本発明方法に用いられる網体の構成素子であるワイヤーの例を示す図であって、(a)は屈曲したワイヤーを平面的に見た図、(b)は同ワイヤーの斜視図、(c)は図(a)を側方から見た図である。 図5に示すワイヤーを連結して網体を構成する様子を示す斜視図である。 ワイヤーを連結して構成した網体の一部を示す平面図である。 本発明方法に用いられる支圧板の例を平面図で示すものである。 第1の実施形態に用いられる袋体の1例を示し、(a)は同袋体の平面図、(b)及び(c)は図(a)中のI−I線に沿う断面図であって、(b)は袋体が2層構造であることを示し、(c)は袋体内に注入材含浸保持材料を封入した場合を示している。 図9の袋体内に装入される種子付着シートの平面図である。 袋体内へ注入材を注入するために用いられる注入パイプの斜視図である。 アンカーと支圧板の結合状態、及び支圧板と網体との関係を示すアンカー設置箇所の概略図であって、支圧板の締着が完全に行なわれる前の状態を示している。 網体を形成するワイヤーの防食処理を説明する、ワイヤーの部分図である。 第2の実施形態において用いられる網体押上げ治具を示すものであって、(A)は同治具の平面図、(B)は同治具の側面図である。 図14の網体押上げ治具と協働する担持板引上げ装置の概略的側面図である。 図14の網体押上げ治具と、図15の担持板引上げ装置との協働によって網体を部分的に持ち上げる態勢が整った状態を示す概略的側面図である。 網体を押し上げた状態の網体押上げ治具の概略的側面図である。
符号の説明
1・・・・網体
2・・・・支圧板
3・・・・袋体
3a・・・袋体本体
3b・・・注入用筒口
3c・・・注入パイプ
3ca・・噴出口
4a・・・地山の表層
4b・・・地山の深層
5・・・・アンカー
5a・・・アンカーヘッド
7・・・・ワイヤー
9・・・・種子付着シート
10・・・第2の袋体(固定材)
13・・・前記網体押上げ治具
14・・・担持板引上げ装置
S・・・・滑り面
T・・・・種子

Claims (8)

  1. ワイヤーで製作した網体を、保護すべき斜面に展延設置し、この網体の上面から支圧板を所定間隔置きに点在状態に配置し、前記支圧板配置箇所に相当して予め地山に設置されているアンカーを用いて支圧板を地山に対して定着する斜面保護方法において、
    前記網体は、硬鋼線のワイヤーにより構成され、短い方の対角線長さが50〜150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmの菱形の網目構造を有し、
    前記網体の展延設置に先立って、前記アンカー間領域に袋体を配置し、
    該袋体は前記網体の所定領域を面的にカバーする扁平体として形成され、
    配置された前記袋体の上方から前記斜面に網体を展延設置し、
    前記アンカーに支圧板を取付け、
    次いで、前記袋体内に一時的流動性のある注入材を注入し、注入材による袋体の膨張及び/又は支圧板の締着により網体に緊張を与えることを特徴とする斜面保護方法。
  2. 複数の支圧板が整列配置される場合において、2つの隣接支圧板列間の領域に、当該各列の複数個の一連の支圧板に亘って1つの前記袋体が配置されることを特徴とする請求項1に記載の斜面保護方法。
  3. 前記袋体内への注入材の注入を、周囲に多数の噴出口を設けた注入パイプを用い、この注入パイプを前記袋体内へ差込み、噴出口形成部を前記袋体内に延在させた後、パイプ注入筒口より注入材を給送することによって行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の斜面保護方法。
  4. 前記袋体が2層から成っており、その内層が透気・低透水性材料、外層が高強度の材料にて製作されていることを特徴とする請求項3に記載の斜面保護方法。
  5. ワイヤーで製作した網体を、保護すべき斜面に展延設置し、この網体の上面から支圧板を所定間隔置きに点在状態に配置し、前記支圧板配置箇所に相当して予め地山に設置されているアンカーを用いて支圧板を地山に対して定着する斜面保護方法において、
    前記網体は、硬鋼線のワイヤーにより構成され、短い方の対角線長さが50〜150mm、長い方の対角線長さが50〜200mmの菱形の網目構造を有し、
    前記網体の展延設置に先立って、前記アンカー間領域に、上下動可能の網体担持部材を有する網体押上げ治具を、前記担持部材を引き下げた状態で配置し、
    前記網体担持部材は前記網体を押上げ可能な板状体として形成され、
    前記配置された網体押上げ治具の上方から前記斜面に網体を展延設置し、
    前記アンカーに支圧板を取付け、
    次いで、前記網体押上げ治具の網体担持部材を上動させ、前記アンカー間領域において網体に緊張を与えることを特徴とする斜面保護方法。
  6. 前記網体押上げ治具が、複数の支圧板で包囲された領域の中央部に配置されることを特徴とする請求項5に記載の斜面保護方法。
  7. 支圧板と地山との間に、アンカーに対する網体のずれを防止するための固定材が挟着されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の斜面保護方法。
  8. 網体に所要の緊張が付与された後、網体と地山斜面との間に生じる空間に、網体の上から網目を通して充填材が吹き付けにより充填されることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の斜面保護方法。
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