JP2006336193A - 緑化基盤造成方法および法面緑化構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 落石防止工法との併用が可能であり、かつ、施工機械の搬入が困難な場所であっても緑化を行うことができる緑化基盤造成方法および法面緑化構造体を提供すること。
【解決手段】 斜面Nに沿わせるように金網2を敷設し、この金網2上に、種子9c・植生基盤材9a・肥料9b・浸食防止材のうち少なくとも1つからなる基材9を充填してある水溶性の植生袋4を配置する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、緑化基盤造成方法および法面緑化構造体に関するものであり、例えば急傾斜地や山岳地域などの大型機器の搬入が困難な施工現場において機械を用いることなく緑化基盤層を造成する緑化基盤造成方法および法面緑化構造体に関する。
従来、法面や崩落のおそれのある急傾斜の傾斜表面を保護するための工事を行う場合、例えば、一般的な落石防止工法は、落石の恐れのある傾斜表面に金網を設置し、この金網にて落下危険性のある岩などを押さえつける工法である。ところが、前記落石防止工法は法面にただ金網を設置するに留まっているので、施工後の斜面は景観的に違和感や威圧感を感じさせるものになっていた。
そこで、特許文献1に示されるように、傾斜表面に金網を配置した部分を緑化するために、吹付機などを用いて肥料、保水材、繊維などを混合してなる吹付材を吹きつけることが行われている。
特許第3382592号公報
しかしながら、落石防止用金網は斜面から50〜100cm程度浮いた状態で配置されることもあるので、吹付材を吹付けることにより緑化を図ったとしても、吹きつけられた吹付材が安定せずに斜面にそって滑り落ちてしまう可能性があった。また、このような落石防止工法を施工する箇所は急斜面や山岳地域などの過酷な条件であることが多く、緑化工法を行うための吹付機を施工現場に搬入することは極めて困難であった。
本発明は上述の事柄を考慮に入れてなされたものであって、その目的は、落石防止工法との併用が可能であり、かつ、施工機械の搬入が困難な場所であっても緑化を行うことができる緑化基盤造成方法および法面緑化構造体を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の緑化基盤造成方法は、斜面に沿わせるように金網を敷設し、この金網上に、種子・植生基盤材・肥料・浸食防止材のうち少なくとも1つからなる基材を充填してある水溶性の植生袋を配置することを特徴としている。なお、前記植生袋は金網の上面に面状に配置してもよいが、金網に沿って複数の植生袋を筋状に配置してもよい。さらに、複数の植生袋を点状に分散して配置してもよい。また、基材に種子を入れる場合には、この種子を植生袋内において特に斜面の反対側面(空側)に配置するように混合することが望ましい。金網は内部に基材が収容可能である程度の厚みを有することが望ましいが、その種類は限定されない。
前記金網が前記植生袋を保持するための保持手段を有するもよい(請求項2)。
前記保持手段が、金網を形成する線材の凹凸により形成される略直線状の溝部であってもよい(請求項3)。なお、前記金網はラスを立体的に編成するように、ほぼスパイラル状に折り曲げた複数の線材を絡み合わせることによって形成されていてもよい。また、溝部の幅は植生袋の幅に合わせることが望ましく、例えば、1〜20cmであることが望ましい。
前記金網に、基材の流亡を防ぐためのストッパを略等高線状に配置するもよい(請求項4)。ストッパはヤシ繊維、わら、シュロ毛などの強度のある短繊維を直線状に束にしたものであり、ちょうど棒状のたわしのように形成したものなどが考えられるが、その他の形状であっても基材の流亡を防止できるようなものであればよい。
前記植生袋が連結部材によって適宜間隔で複数連結されていてもよい(請求項5)。前記連結部材は例えば網体であることが好ましい。
請求項6に記載の法面緑化構造体は、請求項1〜5に記載の方法を用いて造成されたことを特徴としている。
請求項1に記載の緑化基盤造成方法によれば、斜面に沿わせるように金網を配置する工程も、配置された金網の上に植生袋を配置する工程も、作業者によって容易に行うことができるので、急傾斜地や山岳地域などの大型機器の搬入が困難な施工現場においても機械を用いることなく施工を行うことができる。また、施工後の植生袋は降雨や散水などによって水を吸収することにより、容易に溶けて植生袋内に充填された基材を分散させることができる。そして、分散した基材は金網を通過して斜面に落下し、その緑化を促進するための基盤となる。金網の種類は限定されないが、その内部に基材が収容できる程度の厚みを有することにより、分散した基材の流亡を金網によって防止することも可能である。
また、前記植生袋は金網の上面に面状に配置することにより、金網の全面に一様に基材を分散させることができるが、複数の植生袋を筋状に配置した場合であっても、複数の植生袋を点状に分散して配置した場合であっても、その間隔を適宜調整することにより基材をほぼ均一に分散させることができる。また、基材に種子が含まれる場合には、この種子を植生袋の斜面と反対側(空側)に配置するように混合することにより、この基材が斜面に散布した状態で種子が容易に発芽できるので、斜面の緑化が促進される。
前記金網が前記植生袋を保持するための保持手段を有する場合(請求項2)は、植生袋を金網上に安定して配置することができるので、施工が容易となる。また、施工後から降雨により基材が落下するまでの期間は保持手段が植生袋を確実に保持できるので、安定性が向上する。
前記保持手段が、金網を形成する線材の凹凸により形成される略直線状の溝部である場合(請求項3)は、金網に特別な加工を施すことなく前記保持手段を形成することができるので、金網の製造コストを削減することができる。なお、前記金網は例えばワイヤーラスであり、とりわけ菱形金網を立体的に編成するように、ほぼスパイラル状に折り曲げた複数の各線材を係合させたワイヤーラスなどが考えられ、このような金網は低コストにて製造することができると共に強靱であるので好ましい。また、溝部の幅は植生袋の幅に合わせることが望ましく、例えば、1〜20cmであることが望ましい。
前記金網に、基材の流亡を防ぐためのストッパを略等高線状に配置する場合(請求項4)は、植生袋が溶解した後に基材の谷側への流動を止めることができるので、基材が斜面に沿って流亡することを防止できる。また、ストッパは略等高線状に配置されているので、基材の谷側への流動を確実に止めることができる。
前記植生袋が連結部材によって適宜間隔で複数連結されている場合(請求項5)には、各植生袋を確実に一定の適宜間隔をおいて金網上に配置することができるので、その取り扱いが容易となる。前記連結部材として例えば網体を用いることにより、施工後に基材が斜面に分散した状態で網体が金網の上部に位置するので、この網体によって基材を雨風等によるエロージョンから保護することができる。
請求項6に記載の法面緑化構造体は、請求項1〜5に記載の方法を用いて造成されるので、急傾斜地や山岳地域などの大型機器の搬入が困難な施工現場においても機械を用いることなく形成できる。また、施工後には植生袋が降雨や散水などによって水を吸収することにより溶けて、植生袋内に充填された基材が分散して、金網を通過して斜面に落下し、緑化を促進する基盤となる。
図1〜図4は、第1実施例の緑化基盤造成方法および法面緑化構造体を説明する図であって、図1は法面に垂直な方向から見た法面緑化構造体1の平面図、図2はこの法面緑化構造体1の斜視図、図3は緑化基盤造成方法を説明する斜視図、図4は緑化基盤造成方法を説明する断面図である。また、図4(A)は法面緑化構造体1をほぼ等高線状に切断した断面図であり、図4(B)は法面緑化構造体1を縦方向に切断した断面図である。
図1〜4において、Nは保護対象となっている斜面(以下、法面Nという)、2は法面Nに沿わせるように敷設された金網、3は金網2を法面Nにしっかりと固定するために法面Nに打設されるアンカー、4は金網2上に配置される植生袋、5はこの植生袋4を等間隔をあけて配置した状態で各保持袋3を保持する網体、6は金網2内に略等高線状に配置されるストッパである。
前記金網2はある程度の厚みを有するものであり、本実施例の金網2は例えば螺旋状に屈曲させた太さ5mmの複数の線材2aを互いに係合させることにより、立体的な厚みを形成した菱形金網(ワイヤーラス)である。このようなワイヤーラスは強度があると共に、低コストにて製造可能である。
なお、金網2を構成する線材2aの太さは5mmに限られるものではなく、必要な強度などに合わせて1〜10mmの任意の太さの線材2aを用いることができる。つまり、1mm以下の線材2aでは金網2として十分な強度を得ることができず、10mm以上の線材2aによって形成された金網2は重くなるので、施工が困難であり、その製造コストが引き上げられるという問題がある。
さらに、ワイヤーラスからなる金網2には、図1における両矢印Dに示す方向に、図4(A)に示す線材2aの凹凸による略直線状の溝部2Aが形成され、この溝部2Aが前記植生袋3の保持手段7である。また、前記金網2の線材2aが立体的な螺旋構造であるから、図4(B)に示すように、各線材2aの螺旋形状によって金網2の内部に空間2Bが形成される。
しかしながら、前記金網2は菱形金網であることに限られるものではなく、甲型の金網(亀甲金網)や丸形の金網であってもよい。さらに、前記金網2は織金網であっても、溶接網であっても、エキスパンドメタルのようなものであってもよい。何れの場合にも、金網2には幾らかの厚み (例えば5mm〜60mm)があることが望ましい。
前記アンカー3は例えば金網2の線材2aを挟むようにして法面Nに打ち込まれる逆U字状の線材係合部分を設けた部材であり、これによって金網2を法面に密着させるように強固に取り付けることができる。また、アンカー3を打ちつける間隔は金網2が法面Nから10cm以上浮き上がることがなく、法面Nを保護できる程度にする。
前記植生袋4は水溶性材料(例えばポリビニールアルコールであり、以下、PVAという)からなるフィルムによって形成された袋体8と、この袋体8内に収容される基材9とからなり、本実施例の基材9は植生基盤材9a、肥料9bおよび種子9cを含んでいる。袋体8はPVAのフィルムによって形成されるから、水によって容易に溶解し、袋体8内部の基材9を周囲に分散させることができる。しかしながら、袋体8はPVAをシート状に形成したものやPVAの不織布などであってもよい。さらに、その材料はPVAのみならず例えばオブラートのような他の水溶性材料によって形成されていてもよい。
尚、袋体8を形成する水溶性材料は目付量10〜50g/m2 、厚み0.10〜0.50mmに、より好ましくは目付量25〜40g/m2 、厚み0.15〜0.30mmに設定することが、施工性・搬送性・溶解スピードの点から好適である。
また、植生袋4は図4(B)に示すように、例えば長尺の袋体8内に基材9を収容したものであるから、その長手方向の両端4a,4b(以下、上下の位置関係を明らかにするために下端4a、上端4bという)を閉じるように、網体5に縫い付けられると共に、植生袋4の中間部分4cも網体5に縫い付けられる。これによって、図4(A)に示すように、植生袋4は所定の等間隔Wをあけて網体5に縫い付けられる。そして、この間隔Wは前記保持手段7の間隔と同じにしてある。
本実施例の植生袋4は長尺の袋形状であるから、植生袋4をいわば筋状に配置することができる。したがって、金網2に形成される略直線状の溝部2A内に容易に収容することができるので好ましい。しかしながら、本発明の植生袋4は筋状に配置されるものだけに限られず、植生袋4の形状を偏平な形状にすることにより、金網2の上面に面状に配置することも可能である。逆に、植生袋4を小分けすることにより、各植生袋4を点状に配置してもよい。
前記網体5は植生袋4を保持可能である程度の強度を有すると共に、施工後は植生袋4内から分散する基材9をある程度雨風から保護できる程度の目合いを有する耐腐蝕性材料からなる。また、網体5は例えば図外のクリップのような係止部材を用いて金網2に係止されたり、縫い付けられるなどして金網2の表面に留まるように構成されている。
前記ストッパ6は、図3,4に示すように、例えばヤシ繊維、わら、シュロ毛などの強度のある短繊維6aと、この短繊維6aを例えば針金などを用いて直線状に束ねながら捩じることにより形成した棒状の芯6bとからなり、ちょうどたわしを棒状に伸ばしたようなものにすることが施工性の面から好ましい。
ストッパ6は前記線材2aの螺旋形状によって形成される空間2B内の線材2aに沿う方向で、等高線状に配置され、図4(B)に示すように、前記植生袋4の下端4aと中間部分4cに相当する高さ位置に配置される。つまり、ストッパ6が植生袋4と網体5との縫合部分に当たることにより、植生袋4が法面Nに沿って滑り落ちることがないようにしている。また、植生袋4が裂けた後は基材9の流亡がストッパ6によって留められるように構成されている。
本実施例のように構成されたストッパ6は植生袋4を確実に保持するだけでなく、この植生袋4から分散する基材9も十分に保持することができる形状であるが、前記ストッパ6の形状は棒状のたわし形状であることに限定されるものではない。例えばデッキブラシ状のものやその他の形状であっても前記基材9の流亡を防止できるようなものであればよい。
前記保持手段7は前記植生袋4の太さ4wと同程度の幅7wを有する溝状の部分であり、この幅7wは1〜20cmの範囲であることが望ましい。保持手段7の幅7wが1cm以下にすると植生袋4の挿入が難しくなり、20cm以上であると植生袋4を安定して保持することが難しくなる。
前記基材9は、種子、植生基盤材、肥料、浸食防止材のうち少なくとも1つを含むものであるが、種子9cを混入させることにより、とりわけ種子が落下しにくい山岳地の環境においても基材9に含ませた種子を発芽させることができる。また、基材9に植生基盤材9aや肥料9bを混入させることにより、法面Nが岩地のように緑化に適する環境でない場合にも、この法面Nを緑化することができる。さらに、基材9に浸食防止材を混入させることにより、基材9や法面Nが浸食を受けやすい環境においてもこれを保護しながら緑化を達成することができる。なお、本実施例では種子9cを基材9として万遍なく混合している例を示しているが、この種子9cを植生袋4の空側に集中して配置するようにしてもよい。
次に、本発明の緑化基盤造成方法を説明する。まず、施工対象となっている法面Nに金網2を敷設してこれをアンカー3によって固定する。このとき、金網2の各線材2aによって形成される空間2B(図4(B)参照)がほゞ等高線状に配置されるようにする。
次いで、図3に示すように、前記空間2B内にストッパ6を挿入する。本実施例のストッパ6は空間2B内に挿入されるだけで保持されるものであるが、このストッパ6は例えばアンカーなどによって法面Nに固定したり、金網2に係止することによって固定してもよい。
そして、金網2の上に前記植生袋4を配置する。ここで、植生袋4は金網2に形成された保持手段7と同じ間隔Wをあけて等間隔に配置されるように網体5に縫合してあるので、網体5の植生袋4を下に向けて網体5が植生袋4の空側に来るようにして、網体5を金網2上に配置することにより、各植生袋4を金網2の各溝部2Aに対して1本おきに嵌合させて配置することができる。なお、植生袋4の間隔Wは適宜調整可能であり、例えば、植生袋4を金網2の各溝部2Aに対して2本おき以上離して嵌合させるようにしてもよい。逆に、植生袋4が全ての溝部2Aに対して嵌合するように、植生袋4の間隔Wと保持手段7の幅7wをほゞ同じにしてもよい。
このとき、図4(B)に示すように、ストッパ6の位置が植生袋4の下端4aと中間部分4cの位置に合うように、網体5を金網2上に敷設する。そして、本実施例における網体5は図1に示すように等高線状に長く形成されている。つまり、前記網体5は植生袋4を取り付けているものの作業者が施工現場に手作業によって持ち込むことができる程度のものであるから、重機を持ち込むことができないような山岳地においても手作業によって法面緑化構造体1を形成することができる。
図5は施工直後の法面緑化構造体1の状態を示す図であり、図6は降雨後または散水後の法面緑化構造体1の状態を示す図である。
図5に示すように施工直後は植生袋4の下端4aおよび中間部分4cがストッパ6に当たるので、この植生袋4が法面Nを滑り落ちることがない。
また、降雨後または散水後には図6に示すように、植生袋4の袋体8が水を吸って破れることにより、袋体8内の基材9が分散して金網2を通過して法面Nの表面を覆うことにより緑化基盤層10を形成するようになる。また、法面Nの表面に散布された基材9は網体5によってある程度雨風から守られ、また、ストッパ6によって流亡から守られるので、法面Nの緑化を促進することができる。なお、前記基材9内の種子9cは植生袋4の空側(法面Nと反対側)に集中するように袋体8内に収容することにより、緑化基盤層10の上部側に種子9cを位置させて、その発芽を促進することも可能である。
したがって、本発明の緑化基盤造成方法によれば、山岳地などの大型機器の搬入が困難な施工現場において機械を用いることなく緑化基盤層を造成することができる。
上述の実施例では、前記植生袋4が金網2に形成された溝部2Aに嵌まり込むようにして金網2上に配置されるものであるから、植生袋4を安定して保持することができるが、本発明はこの点に限定されるものではない。すなわち、金網2に溝部2Aがない場合や、植生袋4が平板状である場合などには、植生袋4を金網2の上に載せるようにして配置することも可能である。また、前記植生袋4を水溶性の袋体8によって形成しているので、降雨や散水によって袋体8を溶解させて、基材9を法面Nに容易に散布することが可能であるが、この袋体8内の基材9を人手によって散布するための開放手段を袋体8に取り付けてもよい。
本発明の実施例に係る法面緑化構造体を示す平面図である。 前記法面緑化構造体の斜視図である。 前記実施例にかかる緑化基盤造成方法の例を示す斜視図である。 前記緑化基盤造成方法を説明する図である。 施工直後の法面緑化構造体の状態を示す図である。 降雨後または散水後の法面緑化構造体の状態を示す図である。
符号の説明
1 法面緑化構造体
2 金網
2a 線材
2A 溝部
4 植生袋
6 ストッパ
7 保持手段
9 基材
9a 植生基盤材
9b 肥料
9c 種子
N 斜面

Claims (6)

  1. 斜面に沿わせるように金網を敷設し、この金網上に、種子・植生基盤材・肥料・浸食防止材のうち少なくとも1つからなる基材を充填してある水溶性の植生袋を配置することを特徴とする緑化基盤造成方法。
  2. 前記金網が前記植生袋を保持するための保持手段を有する請求項1に記載の緑化基盤造成方法。
  3. 前記保持手段が、金網を形成する線材の凹凸により形成される略直線状の溝部である請求項2に記載の緑化基盤造成方法。
  4. 前記金網に、基材の流亡を防ぐためのストッパを略等高線状に配置する請求項1〜3の何れかに記載の緑化基盤造成方法。
  5. 前記植生袋が連結部材によって適宜間隔で複数連結されている請求項1〜4の何れかに記載の緑化基盤造成方法。
  6. 請求項1〜5に記載の方法を用いて造成されたことを特徴とする法面緑化構造体。
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